ムネオ日記
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2005年2月28日(月)

鈴 木 宗 男

 朝早くおきて、財団法人函館地域産業振興財団北海道立工業技術センターを訪ねる。米田義昭センター長、宮嶋克巳研究開発部長、高橋管理課長から説明を受ける。イカブランド化、ガモメ(昆布)、船釣り用おもり(ブイ)等、注目すべき製品が開発され、勉強になった。今回は十分時間がなかったので、あらためてお伺いしたいと思う。
 九時五十分の飛行機で上京。飛び立つ時は雪が強く降り始め心配したが、羽田は快晴。わずか八百キロの差で全く環境が違うという現実を、より多くの人にわかってほしいものである。お昼に東京事務所に入り、夕方まで仕事。
 日本経済新聞夕刊二面に、「米議会に対ロ強硬論 イラン核燃料供給に反発 サミットから締め出しを」と勇ましい言葉が並んでいるが、アメリカの考えが全て正義か。米国議会も、よく考えてほしいものである。
 三月十三日から始まる大相撲大阪場所の番付発表がされる。私が後援会長をしている八角部屋も、北勝力が前頭六枚目までに上がり、海鵬も十枚目に踏みとどまっており、春場所の活躍を心から期待するものである。
 イラク中部で自爆テロ、百二十五人死亡と報道されているが、無事選挙が行われ、これから政治、治安が安定しなければならない時に、最大級の犠牲者が出るとはなんということか。いかなる理由にしろ、テロはいけない。特に自爆テロに対し、国際社会が厳しく指摘していく事が必要でないか。

2005年2月27日(日)

鈴 木 宗 男

午前中札幌事務所で仕事。午後の列車で函館に向かい、道南地区新春交礼会。函館市をはじめ、各町村より後援会の代表者が集まってくれ、盛会に行われる。道南地区(渡島支庁、桧山支庁)でも同志は確実に増えており、有難い限りである。人間関係をしっかり持って、来るべき時に備えて行きたい。
読売新聞朝刊に、町村外相が仙台市での講演で、「来て下さいと頭を下げる様なものではない」とロシア大統領来日で述べたと書かれているが、この様な言い振りをしたのなら、一月十四日の日露外相会談はなんだったのか。昨年十一月二十一日、チリでのAPECで、小泉首相が愛知万博にあわせて訪日を提案したのはなんだったのかとお尋ねしたい。プーチン大統領との信頼関係を強く深いものにしなければならない時に、軽率というか、戦略を考えてないというか、これでは先に進まないと失望するものである。
先の「領有権」発言といい、よく考えて日本にとって何が大事かをわきまえて話をしてほしいものである。真の国益とは何か、今打つべき手は何か、基本を間違わないでやってほしいものである。原理原則を言って戦後六十年、北方領土問題は解決したのか。これからまた六十年待てというのか。チャンスをつくり、チャンスをものにする戦術・戦略一体の中で、是非とも進めてほしいものである。
北海道新聞三十九面に「旧橋本派 選挙の度 闇金資金」「幹部ら証言 一回で数億円」と出ているが、それならばその幹部は責任を取ってもらいたい。収支報告に記載しない事は法律に触れることである。平気でルールを破っておりましたと今頃言うのなら、正々堂々名前を出して国民にわびるべきではないか。他人事みたいな言い振りは、政治不信を更に増すものである。それにしてもなんと言う無責任な発言か。幹部が名乗り出て、説明責任を果たしてほしいものである。

2005年2月26日(土)

鈴 木 宗 男

空知管内美唄市に行って後援会会合二ヶ所。心ある人が集まってくれ本物の鈴木宗男を知ってもらう。話をしていると皆さん納得してくれる。兎に角一人でも多くの人に会わせてもらうことが一番である。夜は札幌で若手経営者の後援会組織発足。札幌でも新しい動きが出ているので有難い。
今朝の新聞は昨日の村岡公判での瀧川証人の裏金発言が大きな記事になっているが、昨日の日記にも書いたが、平成十三年の寄附は届け出をきちんとしているので何ら問題ない。いわんや私の方から裏金云々という話は一切ないことを正直に、かつ正確に日記に書いておいた。瀧川氏も検察の言いなりになっているのか不思議でならない。私としては迷惑な話である。
「イスラエルで停戦後初の自爆テロ」と各紙扱っているが同じ事を繰り返してはいけない。ロードマップを着実に履行していくのが中東和平の一番の道なのだから。アッバス議長のリーダーシップに期待したい。
プロ野球でオープン戦がスタート、三月に入ると選抜高校野球も開幕する。まさに球春である。今年はどんなドラマがまっているのか興味しんしんである。
朝日新聞夕刊八面に「奥尻に欧米メディア続々、スマトラ沖大地震から二ヶ月」という記事があったが「津波対策最先端の島」とのサブタイトルもついている。平成五年に発生した北海道南西沖地震での教訓が防波堤等に生かされているし、特に忘れてはいけないのは住民が高い防災意識を持っていることの大事さである。あの時は私の四回目の選挙の最中で、当時防衛政務次官でもあり、様々な想い出がよみがえってくる。「災害は忘れた頃にやってくる」普段からの心構え、防災意識を高めていかなくてはならない。
スペシャル五輪(知的障害者のスポーツ大会)冬季大会が長野で始まったが選手の皆さんの健闘を祈念してやまない。「ガンバレガンバレスペシャルオリンピック参加者」とあつい声援を送るものである。

2005年2月25日(金)

鈴 木 宗 男

午前中札幌事務所で仕事。午後から苫小牧に向かい、胆振日高地区の新年交礼会。四百五十名の出席のもと、盛大に行う事が出来た。岩倉博文前代議士、地元の板谷道議が、それぞれ心のこもった挨拶をしてくれる。女性部後援会の八重桜会が受付、会場案内をしてくれ、青年部飛熊会がサポートする絶妙のコンビネーションでスムーズに会は進行された。苫小牧で胆振日高地区の新春交礼会が出来るだけでも有難い事である。後援会の皆さんの頑張りに感謝。
米ロ首脳会談で、「北朝鮮、イランの核を認めず で一致」北朝鮮に対しては「六カ国協議に戻らなければならない」との共通姿勢を確認。当然といえばあたり前のことだが、米ロの最高首脳が言う事に意味があるのか。
五月九日に行われるロシアの反ファシズム戦勝記念日にブッシュ大統領がモスクワを訪問する事でも合意。こうした日程を考慮すると、プーチン大統領の訪日は難しくなってきたといわざるを得ない。今月予定されていたフレステンコ産業エネルギー大臣の訪問もなくなり、ラブロフ外務大臣が来月予定通り来てくれるかどうかが焦点になってくる。前提条件をつけた入り口論を展開する日本の考えで、この先前進があるのか。あらためて日本政府の一体的戦略・戦術を示してもらいたいものである。
村岡兼造先生の第五回公判で、瀧川元事務局長が私からの寄付を裏金処理したと証言しているが、平成十三年、五百万円の寄付は総務省に届出しており、収支報告書を見てもらえばわかる話である。瀧川氏は、記載しなかったのは「先方の指示に従っただけで理由はわからない」と述べているが、私の方から指示したことはないので、何か勘違いをしているのではないか。裏金処理の話など、私の方からした事はないと、はっきりしておきたい。

2005年2月24日(木)

鈴 木 宗 男

一日札幌事務所で仕事。札幌市内挨拶廻りで過ごす。札幌はまだ雪が多く、春という気配にはならない。今年は例年より雪が多いせいか、特に冬が長く感じられる。
 夕刊では各紙、「ニッポン放送、フジテレビ、ライブドア 株揃って急落」と出ているが、市場も既存の株主を無視した買収合戦、更には法廷闘争に嫌気がさしてきたのか。長期化することへの懸念か。いずれにしろ、正常な反応だろう。外資まで使って買収に走ったライブドアのやり方に、警鐘を鳴らすものだろう。
「三月一日から改正油濁損害賠償保障法が施行され、ロシア船大半無保険で肩代わりする法人も設立されたが、活カニ激減、揺れる稚内」と北海道新聞夕刊は伝えているが、稚内市経済にも、大きな影響を与えるもので、改正法の影響を良く見つめて行きたい。地元の稚内海運さんが頑張っているが、成功してほしいものである。ロシア船の利用がどの程度か読めないが、地元経済を守るために立ち上がった古川社長さんの勇気に拍手を送りたい。

2005年2月23日(水)

鈴 木 宗 男

 午前中東京事務所で仕事。十四時半の飛行機で千歳へ。千歳空港悪天候の為、一時間半旋回。やっとの事で無事着陸。北海道にはこれがある。東京では春一番がふき、日一日と春らしさが感じられると思うが、北海道では三月一杯自然は気まぐれであり、天気は安定しない。これだけでもハンディを背負っている。その地域に政治がないことは悲しい限りである。
 ライブドアとフジテレビ、ニッポン放送との株取得は、種々な面で警鐘を鳴らしたと思う。そもそも自由経済は信用である。その信用を損なうライブドアのやり方はフェアではない。時間外取引はじめ、外資資金を使ってまでのやり方は、禁じ手と言っていい。日本のメディアが外国に牛耳られたらどうなるのか。外国では外国資本の規制が法律ではっきりしている。日本の法整備等が不十分、あいまいである事が今回の一つの要因と思うが、公共的使命のある組織に外国資本を使ってまでのやり方は、どう考えても邪道である。自分の考えを貫くには何でもありでは組織が持たない。冷静に、かつ、国益に沿って考えてほしいものである。
 米独首脳会談。ここでもブッシュ大統領はドイツをパートナーとして持ち上げている。アメリカのリーダーシップが見え隠れするが、ヨーロッパ歴訪がアメリカの一人勝ちの流れになっているようで、イラク戦争に反対したヨーロッパ諸国はどうなっているのかと不思議に思う。
 「ニューヨーク原油急騰 51.15ドル 四ヶ月ぶり高値」と出ているが、私は第三次オイルショック、原油高騰を心配するものである。中東にエネルギーを依存する日本は危ない。ロシアのエネルギーを日本にと考えたのは、エネルギー資源が豊富で、日本により近い所からの供給が国益に資すると考えて、私はロシアとの友好関係を考えてやってきたものだが。将来、私の心配、そして国益論から、間違っていなかったとわかる日が来ると思う。

2005年2月22日(火)

鈴 木 宗 男

一日東京事務所で仕事。今日はマスコミ関係者、雑誌社関係の取材等が入り、忙しかった。いろいろな見方があり、大変参考になる。
「オーストラリア、イラク南部へ増派、小泉首相が要請、自衛隊の安全確保」とニュースになっているが、軍隊たる自衛隊が、外国の軍隊に守られて仕事をするという姿は、正常ではない。それほど危険な場所ならば、万が一の事があった場合どうするのか、誰が責任を取るのか。私だけの心配論だろうか。そもそもアメリカに言われたらなんでも了解するというやり方は、危ないと思う。手続き的にも一方的であったし、命に関わる事ならば、もっと議論を尽くすべきだと考える。
自衛隊の国際貢献は、PKO、緊急災害援助、人道支援に限るべきで、外国の軍隊に守られてまでの場所に派遣するのは、考えものである。とにかく、自衛隊の皆さんが無事帰ってくる事を祈るのみである。
北朝鮮金総書記が「六カ国協議復帰も」と中国共産党幹部に示し、米国の「誠意」条件と、ニュースは伝えているが、したたかなやり方である。同時に、中国の存在感、重みを国際社会にアピールしたことになる。
振り返って、日本の対応はどうか。北朝鮮に振り回されるのではなく、平壌宣言破棄なり、日本の立場を明確にする事が大事である。何が有効か、何が相手にとってダメージになるか、その判断をしっかりもってほしいものである。
米仏首脳会談で、レバノン情勢で「シリア軍撤退」一致、シラク氏訪米も合意と出ている。米仏首脳会談は昨年六月以来で、年内にシラク大統領が訪米することでイラク戦争をめぐって対立していた関係がこれで修復したことになるのだろう。最高首脳の会談は重いもので、最高の外交カードである事を世界に見せつけた事になる。まさに生きた外交である。日本はどうか、戦術・戦略があるのか、よく検証しなくてはならないと思う。

2005年2月21日(月)

鈴 木 宗 男

釧路からの一便で上京。昨日の雪模様とはうってかわり快晴。羽田も晴天で、春の気配。寒さの山は越したので、これから日一日と、春らしくなる事だろう。北海道も三月の声を聞くと様子が変わるので、今しばらくの辛抱である。
朝日新聞夕刊一面トップで、「高潮+老朽化 防波堤ピンチ 温暖化進めばより深刻に 点検改修強化へ 国交省」と出ていたが、何を今更と言いたい。当然予測された事ではないのか。「防災に強い国土作り」を昨年の台風・地震被害に基づき国は大号令をかけたが、そのためには防災の公共事業枠を設けて、重点的配分をして早急に整備すべきである。人の命は重いものであり、尊い命を失ってからでは遅いのである。人道的面からも、防災にしっかり取り組む体制をとってほしいものである。
同時に、環境税をつくり、山の保全・育成に、努めるべきである。山の果たすCO2の吸収、それに伴うきれいな空気、水の涵養は前にも日記に書いたが、大きな付加価値を有するものである。政治の決断、そしてダイナミックな予算措置等を期待したい。
難民高等弁務官、セクハラ疑惑辞任と各紙書いていたが、オランダ首相を十二年も勤めた人がどうしてと思うのは、私一人だけではないだろう。緒方貞子さんの後任でもあり、日本にとってもなじみのあるポストなので、是非とも説明責任を果たしてほしいものである。
アメリカ ブッシュ大統領が欧州訪問を始めたが、イラク戦争に反対した仏・独・露の三国首脳と会談する日程も入っているが、どんな流れになるのか。イラク戦の溝は消えたのか。米欧の団結となるのか。世界も注目している今回の欧州訪問を、良く見る事にしよう。

2005年2月20日(日)

鈴 木 宗 男

朝、大変お世話になっている、根室管内、標津町の境さんのお孫さんの告別式に出席。昭和五十九年十一月、私が当選して一年後、息子さんの結婚式で祝辞を述べたのを覚えているが、その子供さんで世界スピードスケートジュニアの世界チャンピオン。今春から日大への進学も決まり、まさにオリンピックに向けての人生だったのに、十七日交通事故にあってしまう。なんという世の無常か。お参りしながらも、おじいちゃんの境さんご夫妻、ご両親をみているだけで、涙がこぼれてくる。本当に、人生とははかないものである。心からご冥福を祈ってお別れする。
昼から釧路管内音別町、阿寒本町後援会の新年交礼会。二箇所とも雪の為足元の悪い中にもかかわらず、多くの人に集まっていただき、盛大に行う事ができ、後援会に感謝するものである。夜は釧路管内厚岸町で先日行われた新年交礼会の直会に出席。女性部の頑張りに、その情熱に、明日が見えてきて有難い。
ワシントンで「2+2」日米安保協議委員会、在日米軍再編につなげるスタート台が出来たのか。沖縄負担軽減について、具体的話が出来たのか。テレビニュースからは詳細は伝わってこないが、年内にそれなりの方向付けがなされるものと思うので、しっかり詰めてほしいものである。 ブッシュ、クリントン元大統領と前大統領、スマトラ沖大津波被害地バンダアチェ訪問。アメリカの外交戦略・戦術を痛感する。人の使い方を見ても、ダイナミックであり、アメリカをアピールしている。日本も見習っていくやり方と思う。お金だけ一番出しても、顔の見える形になったと理解してもらうやり方が大事でないか。

2005年2月19日(土)

鈴 木 宗 男

帯広市で十勝後援会新年交礼会。1,000人以上の人が集まって戴き盛大に行われる。昨年の参議院選挙でも十勝管内は中選挙区時の得票と同じレベルの結果を出して下さった。今日も後援会の結束を示すそして心のこもった暖かい会合であった。後援会の皆様に心から感謝するものである。15時から地元記者との懇談会。次の闘いに向けての私の基本的考え、道内情勢、中央の動き等話す。17時から十勝経営者同友会。昭和58年からの同志の集まりで長く続いていることに感謝。19時から生まれ故郷大誉地中学校のクラス会。恩師も三人出席しての和気あいあいの楽しい会になる。良き先生、よき友人に支えられて今日迄きたことに感謝。昔話をするうちに我が故郷「大誉地(およち)」大きな誉の地を誇りに思うものである。なんといっても私の原点の地である。
西武鉄道前社長自殺、ショッキングな悲しいニュースである。連日事情聴取されていたそうだが、この間何があったのか。事件に絡んで時々不幸な出来事が起きるが、東京地検の笠間治雄次席検事は「私どもの捜査遂行の過程で亡くなられたことについて大変残念に思います。心からご冥福をお祈りします」とのコメントを出しているが残された遺族はこの事務的な心のこもっていないメッセージをなんと受け止めるのだろうかと私の処に何人もの人からTEL、FAXが入る。人の命は尊く重いものであることを自分に置きかえて考えるべきだとの指摘が多数寄せられる。
福岡二区補選、自民党の山崎拓氏は落選したら政界引退と退路を断っての闘いを宣言、さて選挙区の皆さんはどんな判断をするのだろうか今から注目したい。幹事長が応援に入ったと書かれているが、似たもの同士が応援しあっても効果があるのだろうか、肩書きで票が入る時代は終わった。現に山崎拓氏は前回副総裁で選挙して結果が出なかったのだから。今年の大きな一大関心事の選挙をじっくり見ていこう。

2005年2月18日(金)

鈴 木 宗 男

十三時半まで東京事務所で仕事。十四時半の飛行機で札幌へ。夜、勝手連的組織が多くの人の集まりのもと、発会。女性の参加も多く、有難い。札幌での広がりも形になってくる。こうした組織が百位つくれる様、多くの人に声をかけていこう。
ライブドアのニッポン放送の「株式」取得が連日話題になり、政界でも様々な発言が出ているが、外資系証券から調達した資金でニッポン放送株式を取得した事を問題視し、外国資本が放送局を間接支配できない様に外資規制を強化すると総務省は表明しているが、当然の事と思う。アメリカ、フランスは間接投資できないが、日本はあいまいといわれているので、早急に検討し、結論を出してほしいものである。また、金融庁も時間外取引調査に着手と夕刊に出ており、株式公開買い付け(TOB)の手続きが使われなくなるのは好ましくないとの判断だが、必要な法整備等、やってほしいものである。
ライブドアのプロ野球参入問題の時も、マスコミ等から言われた行儀の悪さが今回も出ているとの指摘に、どう答えるつもりか。一度つくられたイメージは私の経緯から言っても払拭するには大変だ。堀江社長の乾坤一擲(けんこんいってき)の次の手を見てみたいものである。

2005年2月17日(木)

鈴 木 宗 男

東京事務所で仕事。
十六日付毎日新聞朝刊で、「両陛下サイパン慰霊へ 来月末にも パラオなど三ヶ国も検討」という記事があったが、実現すれば祖国の為に命をかけた英霊にとって何よりの慰めと思う。戦後六十年、節目の時に是非とも実現していただきたいものである。
中部新空港開港、沢山の利用客が列をなしており、新空港の勢いを感じる。成田、関空に次ぐ国際拠点空港として明るいニュースであり、愛知万博を控え、その役割に期待したい。
外務省佐藤優さんに対する判決が出たが、すでに私の考えはコメントしているが、改めて予算執行等に決裁した外務省幹部は何も問われない。裁判所の出頭要請に対し、東郷和彦氏が何故証人として出てこなかったのか。東郷氏が真相を話せば、佐藤氏の行った事は国益として大事な事だったと理解いただけるものと考えるのだが。自己保身、自分本位と受け止められる行動をさせたのは、本人よりも外務省の意向が働いていると言って来る人もいる。いずれ何が真実か明らかになるだろう。来月出版される佐藤氏の本に注目したい。外務省の出方にも関心を持って行きたい。
夜は仲間うちの国会議員と会食。人間関係、友情は尊いものである。

2005年2月16日(水)

鈴 木 宗 男

国内総生産(GDP)三期連続マイナス、年率0.5%減と内閣府が発表したが、今まで景気が上向いている、回復基調と、外向けに明るいメッセージを発してきた事に、どんな責任を取るのだろうか。地震、台風等により、個人消費に影響もあったと思うが、お金を持っている人が、特に年配者が先行き不安でお金を使わないことだけでも、政治の責任があるのではないか。竹中大臣が事務的、ひと事みたいに記者会見する姿を見て、残念に思う。心の通う政治をしてほしいものである。
経済見通し・成長率は、見識ある役人が数値を予測してきた。見通しが外れた場合、責任は誰が取るのか。経済は生き物というが、政治も生き物である。消費税の時、米の自由化の時、政治家は選挙で厳しい審判を受け、落選の憂き目にあった人が多かった。それは国民の政策判断に対する指摘である。役人が政策判断を間違っても一切責任を取らない。議院内閣制で、政策立案者が何らペナルティーがなく、政治が責任を取らされる。官僚政治の最たるものでないかと、しみじみ思うものである。
朝方、地震で目が覚める。東京は震度四、震源地の茨城は五弱、二十七人が怪我をしたと発表されているが、ベッドから転落、階段で転倒等、びっくり怪我が大半だそうで、やはり普段からの心構えが大事だというあらわれか。 他人事ひとごとでなく、お互い参考にしながら、備えあれば憂いなしの心の準備をしていきたいものである。
ニューヨークヤンキースの松井秀喜選手が三年目のシーズンに向け米国入り。年々成績があがっているので、三年目の今年は何か一つタイトルが取れるのではと期待したい。メジャーで頑張っている全ての日本人選手の活躍を祈るものである。
京都議定書が発効されたが、温暖化防止に大きな役割を果たしている山林に対する政策措置に、もっと大きく取り組む必要がある。CO2を吸収し、きれいな空気を作り、また、大事な水の涵養。日本の山が果たしている付加価値は年七十二―七十三兆円と言われている。その山を育て、守る為に、何もしていないと言ったら言い過ぎになるが、していないに等しい。人間が生存する為に、水と空気はなくてならぬものである。その水と空気を作ってくれる「山」に対し、我々はもっともっと心をさいていく必要がある。環境税を創設し、山を育て、守る体制が今必要である。国民等しく自然に感謝し、自然との共生を考えていくことが、家族愛、郷土愛、祖国愛にとつながっていくものと考えるのだが。
二十世紀は華麗な科学技術の発展の世紀で、十分享受してきた。二十一世紀は心の世紀にしなくてはならない。その為にも自然の摂理を尊ぶ事が大事だと、私は考えるものである。

2005年2月15日(火)

鈴 木 宗 男

今日は東京府中で信金職員が刺殺。毎日どうしてこの様な悲惨な事件が起きるのか。国会でも治安、安全、安心に対して議論が聞かれない。今一度、国家の基本政策の一つとして治安対策に取り組んでほしいものである。
「ミサイル防衛 閣議省略し迎撃も」と夕刊に出ているが、緊急時の現場判断は大事なことだが、法律が先行し、技術能力等伴っているのかしっかり国会で議論をすべきである。
文科相が中教審に「ゆとり教育」前面見直しを要請 とあったが、「ゆとり教育」を強く言っていたのはどこの政党だったか、どこの組織だったか、その結果教育はどうなったか、しっかり検証すべきである。教育は国家百年の大計である。おろそかにしてはいけない国家の一番の基本であることを、お互い考えなくてはいけないのではないか。明るい夢のある話が出てくることを祈るのみである。

2005年2月14日(月)

鈴 木 宗 男

一日東京事務所で仕事。バレンタインデーなのでチョコレートが届けられる。人間関係とは何とも有難いものである。東京も今日は底冷えの感じ。今月をすぎれば春の兆しが近づいてくる事だろう。夜は、在京外交団と会食。信頼関係、友情とは重いものである。
イラク議会選挙、シーア派連合第一党、単独過半数にと選管は発表している。これからスンニ派の取り込みがどうなるか。大きな課題である治安回復は出来るか、まだまだ予断を許さない状況が続く事だろう。イラク人の政治が根付いてほしいものである。
大阪でまた、学校内で先生が殺される。犯人は十七歳の卒業生。どうしてこんな事件が起きるのか、凶悪事件が続くのか。日本の治安は世界一と言われたのが懐かしく、また、取り戻さなければと思う。
悲しいニュースの中でも明るい話もある。
女子ゴルフ国別対抗戦「第一回ワールドカップ」(W杯)で、日本の宮里藍・北田瑠衣組が初代女王の栄冠。オリンピックでも女子選手の活躍が目立ったが、ゴルフも男子は今ひとつ元気がなく、女子ツアーの方が断然活気がある。とにかく今回の快挙に拍手を送りたい。
ふと振り返って我が家を見る時、家内と娘が一番の実力者。この二人を抜きにしては進まない。そうした点では、今の日本の流れに沿っているバランスの取れた家族と言えるのかもしれない。有難い事である。

2005年2月13日(日)

鈴 木 宗 男

札幌から列車で帯広に向かう。十勝管内我が足寄町の商工会青年部創立四十周年記念式典に出席。三十周年にも出席したが、十年の歳月はあっという間だ。故郷の発展に頑張っている若者の姿は尊い。広い視野にたって、明日を見据えている各部員に、光明を感じる。
その後陸別町後援会新年交礼会、足寄町後援会新年交礼会。地元中の地元だけあって、懐かしい顔、幼なじみ、中学高校の同級生、子供の頃からお世話になっている人、とにかく様々なご縁で結ばれている人が来てくれる。昨年の参議院選挙でも、足寄町は投票の約七割、陸別町も約六割と圧勝したのは、やはり地元後援会の賜物であり、心から感謝。久しぶりの生れ故郷はなんともいえぬ良いものである。
中部国際空港が開港。成田、関空に次ぐ拠点空港。愛知万博を控え、なんとなく日本が動いているぞという感じだ。政治も動いているという形・姿にしてほしいものである。
東京国際マラソンで、高岡選手が二時間七分四十で優勝。女子マラソンがいつも脚光を浴び、男子はイマイチだったが、高岡選手の安定した走りは、世界選手権でも大いに期待したい。

2005年2月12日(土)

鈴 木 宗 男

午前中 留萌市内を廻る。吹雪の中とても寒かったが それだけに訪問した先々では喜んでくれる。留萌市は選挙後三度目で「半年の間に何回も来てくれるのは鈴木さんだけ」と、口々に言ってくれる。厳しい寒さと厳しい経済状況の中で「北海道を何とか元気にしてほしい」と、言われるたびに責任を感じるものである。
午後 札幌に戻り事務所でお客さん対応、夜は会合二箇所。マスコミ関係者と意見交換。
もう一つは、後援会関係の会合で次に向けてハッパがかかる。
フランスが週三十五時間労働では競争力保てないと労働「時長」法案可決(下院)と夕刊にのっている。バカンス大国返上という見出しもついていたが、市場原理、競争原理からいっても日本・米国・ドイツは一日八時間、週四十時間であり英国は週四十八時間でフランスの三十五時間は別格だった。日本も勤勉性をうりものに世界に台頭したことを思うとある程度の労働力時間の確保は当然必要だと考えるものである。フランスが時代に逆行していると思えない。

2005年2月11日(金)

鈴 木 宗 男

釧路から丘珠へ飛んで留萌に向かう予定だったが、札幌が吹雪の為、欠航。車で留萌に走る。六時間、約四百キロ、高速を乗り継ぎやっとの思いで到着。冬はこれがあるので大変だ。高速道路の有難さもよく身にしみる。早く横断道、縦貫道を全道につなげなければとつくづく感じる。
予定より三時間遅れの到着だったが、留萌管内後援会の皆さんは待っていてくれる。本当に有難いことで、頭の下がる思いで一杯だ。昨年の選挙でも留萌管内は私が一番の得票。次に向けてのエールが飛び交い、気持ちのよい新年交礼会となる。外は寒く厳しい自然だが、集まってくれた人の心は温かく、人の心、人の情けを感じ、感謝・お礼の言葉以外見当たらない。
小泉首相は札幌で十日夜、高橋知事らとの懇談で夏季五輪に前向きと新聞に出ていたが、五輪も良いがその前に是非とも札幌でサミット(G8)をやってほしいものである。世界に北海道、札幌をアピール出来る最高の機会なのだから。
北朝鮮が六カ国協議参加中断、核保有宣言が新聞・TVのニュースになっているが、昨日の日記でも述べた通り、平壌宣言の破棄を言ってほしい。何が相手にとって一番ダメージになるか、何が効果的かを考えると、平壌宣言の破棄が有効ではないか。経済制裁よりももっと強い決断を望むものである。

2005年2月10日(木)

鈴 木 宗 男

釧路で仕事。原稿のチェックをする。夜は釧路管内釧路町後援会新年交礼会。今日も大勢の人が出席してくれ、有難い。昨年の選挙による得票がやはり生きている。
今日の朝刊は、昨夜のワールドカップアジア地区予選 日本対北朝鮮の試合が一面、また、スポーツ欄を独占。劇的な勝利に新聞も踊っている感じである。政治もこの様に踊る様な場面がある事を望みたい。
北朝鮮が核保有を明らかにする。この段階で言うとは、北朝鮮もしたたかな計算をしている事だろう。経済制裁を多くの人が言うが、日本が支援しなくてもUNDP(国連開発計画)、WFP(国連世界食糧計画)なり、また関係国が支援するわけだから、経済制裁では効果がない。ここは平壌宣言破棄(ハキ)を伝えたほうが、より相手にダメージを与えられるのではないか。六カ国協議で大量破壊兵器と核の不拡散は担保されているわけだから、思い切って平壌宣言の破棄(ハキ)を言った方が、北朝鮮に対しては有効だと考えるものである。
小泉首相が雪祭りを視察。現職総理としては初めてのことなので、北海道にとっては有難いが、七日の北方領土の日に風邪で欠席した人が今日は雪祭りでは、民族の悲願といわれる領土問題に対する決意はどうなっているのかと疑問が残る。政治を軽いものにしない様に、「国民が納得いく言動をしてほしい」と、沢山の人の声が私の所に寄せられる。

2005年2月9日(水)

鈴 木 宗 男

東京事務所でお客さんとの対応、雑誌取材等をする。
午後の飛行機で釧路に向かう。夜は釧路管内厚岸町の新年交礼会。後援会の皆さんが熱心で、大勢の方が集まって下さり大盛会。有難い事である。テーブルを廻りながら、多くの人から「地方の実情、地方の悩みをわかってほしい」と切実な声が届けられる。政治がないとも指摘される。何とかしてやりたいとつくづく感じながら、ムネオの反乱第二ステージを思い描く。
児童虐待事件が連日ニュース等で知らされるが、自分のおなかを痛めた可愛い子供に、どうして食事を与えなかったり、暴力を振るうのか。殺すまでやるとは何事かと憤りを感じながら、何故こういう事が起きるのかと自問自答する。親の資格がないまま結婚したり、大人の心構えが出来ないまま子供を作ったりしてしまうのか。とにかく人間性が疑われる事である。
子供は国の宝・財産であり、民族発展・子孫繁栄の象徴でもあるのだから、政治の面でもしっかり取り組んで、児童虐待をなくしていかなければならない。同時に親として、大人としての人間形成、心構えの教育をしなくてはならない。
ワールドカップサッカーアジア地区予選、日本対北朝鮮は、日本がロスタイムでゴールする劇的な勝利となり、興奮する。最後まであきらめない勝利への執念、ワンチャンスをものにする集中力、全てが絡み合ってのゴールであるが、素晴らしいゲームであった。予選突破にむけての大きな勝利である。

2005年2月8日(火)

鈴 木 宗 男

一日東京事務所で仕事。今日の東京は雨模様で底冷えしたが、北海道に比べると楽だ。娘からバースデイカードが届き、感激。心のこもった娘からの便りは、最高のプレゼントである。私が拘留中も、毎日メールを送り続けてくれた娘である。時に弱気になり、打ちひしがれた気持ちになった時、娘からのメッセージは大きな支え、励みになったのである。その事を想い出しながら、娘の成長した手紙を読み、胸が熱くなった。カードにも家族の絆が書かれており、改めて家族の重みを感じる。
各新聞は昨日の北方領土の日にあたり、それぞれ日露関係に言及している。日本経済新聞が「二島返還論は森政権時代に当時の鈴木宗男衆院議員が進めたとされる」と書いてあり、誤解を招く表現なので早速ホームページで抗議し、回答を求めた。
産経新聞『正論』で、袴田茂樹青山学院大学教授が、入り口論・出口論は否定と書いてあった。私も興味深く読んでいたら、あるロシア人から「全く論理がわからない。条件をつけて交渉するのが入り口論で、信頼を重ねて交渉する出口論と二つしかない。論理破綻ではないか」と言われた。わかりやすい話であると思った。ちなみに私は、お互いの名誉と尊厳を考えながら、過去の宣言・声明・約束事に沿って信頼に基づく出口論である。
イスラエル・パレスチナ首脳会談で、「暴力全面的に停止」宣言がなされ、和平に向けての決意が示されよかった。着実にロードマップ(パレスチナ国家の建設による二国平和共存を提唱する新中東和平案)の履行も確認され、和平交渉の再開を一日も早く望むものである。歴史は動いていると感じるイスラエル・パレスチナ首脳会談であった。
それにひきかえ、日本の国会はどうだろうか。
迂回献金はないと答弁するが本当にないのか。わかる人はわかっていることでないか。各派閥で夏・暮れの手当ては出していないのか。正直に届出していたかどうかの問題は、チェックしていけばおのずから明らかになる事ではないか。質問する側も答弁する側も、国民より自分の事しか考えていない様に思える。
私のところには、「もらっていました。あの答弁は間違っています」と言ってきた人もいるし、「ああ答弁されると黙っているより仕方ない」と言う人もいた。一人でも良いから勇気を持って正直に、「私はもらっていました。届出はしていませんでした」と言う事が、政治の信頼回復につながり、国民から評価されると思うのだが。

2005年2月7日(月)

鈴 木 宗 男

女満別空港から羽田へ。東京と北海道を行ったり来たりしていると、今の時期は温度差が三十度ある。狭い日本といわれるが、環境がまったく違う。昨日も吹雪で、行こうとした道が通行止め、こんな事はしょっちゅうだ。厳しい自然の中で苦労しながら生活をしている人達に、政治があったと、生きる喜びを与えてほしいとつくづく思う。
札幌では今日から雪祭り。第五十六回を数える。真駒内会場は今年限りで四十年の歴史にピリオド。メイン会場の大通り公園はいつまでも続けてほしいものである。
この雪祭りの雪像作りに一番協力しているのは自衛隊の皆さんである。自衛隊の皆さんなくして雪祭りは考えられないのである。地方のイベントも同じである。いかほどの人が自衛隊に感謝しているだろうか。国際貢献にも自衛隊、イベント作業も自衛隊、災害にも自衛隊、こうした事を考えると、もっともっと自衛隊に感謝と敬意の気持ちを持って行こうではないかとつくづく思う。
「北方領土の日」全国大会がいつもの様に開かれる。小泉首相は風邪の為欠席。日露通好百五十周年の節目の年の大会に出られなかった事は、元島民を失望させた事だろう。健康管理も実力のうちといわれる事を、周りの人達はどれほど考えているのか。昨年来、「今年初め」の大統領来日を言っていたのは政府、外務省ではなかったか。その日程も年初ではなくなり、四月以降と言い振りを変えてきている。
大会では、政府も政党代表も「四島返還しかありえない」と口をそろえたそうだが、それならばどうしたら四島が帰ってくるのか。強く言うことも国益なら、低く出て目的を達成する事も国益である。一体戦略を考えてほしいものである。

2005年2月6日(日)

鈴 木 宗 男

網走管内紋別市をスタートして、雄武町、興部町、佐呂間町、常呂町、北見市(置戸町、端野町、訓子府町)と廻る。常呂から北見に抜けるのに通行止めになり、網走をまわる羽目になったが、順調に日程をこなす事ができた。どこの地区も盛会で、後援会の努力に感謝するものである。
北海道新聞の「今日の国会から」で、丸谷佳織衆院議員が「二島先行返還論を言う人もいるが、二島だけで終わらせてはいけません。四島返還は道民だけでなく、国民全体の悲願であり、実現に向け、息の長い活動を続けたいですね」と語っているが、丸谷さんも与党の一員として外務大臣政務官も経験した人であり、言葉は正確を期してほしい。二島先行返還といったい誰が言ったか示してほしい。二島先行返還という言葉は、一部役人の間違った説明により、マスコミが作った造語である。
ソ連が崩壊し、自由と民主のロシアになってからの日本国政府の対応はどうであったか。平成三年十月、当時の中山外務大臣がモスクワで何と言ったか。それ以後、日本政府は四島一括返還とはいっていない。二島先行返還というと、二島ポッキリと受け取られるので、二島先行という表現は使えないのだ。
四島を返してもらうにはどうしたらいいのか、橋本、小渕、森内閣は段階的解決論で対ロ交渉をしてきた。小泉総理になり、田中外相の間違った認識、また、勉強不足により対ロ外交は混乱したが、小泉総理も昨年九月二日根室を視察した際、「四島の帰属が認められれば、島の返還については先に二島後から二島と、時間の差があってよい」と段階的解決論を表明している。先般の荒井聡民主党議員の発言も軽率だが、それぞれ外交は積み重ね・過去の約束を踏まえて、正確な認識を持ってほしいとしみじみ思うものである。

2005年2月5日(土)

鈴 木 宗 男

網走市をスタートして留辺蕊町、遠軽町(生田原町、丸瀬布町、白滝村、湧別町、上湧別町)、滝上町、紋別市(西興部村)で新年交礼会。昨年の参議院選挙で私の中選挙区時代の選挙よりも圧倒的多くの得票を出してくれた地区なので、沢山の人が集まってくれ、熱気につつまれる。「次の戦いに向けて今から体制を整えていこう」と決議してくれる。ありがたく、感謝の気持ちで一杯になる。天気予報では荒れ模様と言われたが、晴れてよかった。
北海道新聞夕刊に、士別青年会議所理事長が「私は同性愛者」と告白 と、大きく記事になっている。「JC交礼会での勇気の告白」と見出しになっているが、本当に勇気ある事なのか。社会の変化、価値観の相違、時代的変革、種々(いろいろ)あるが、一石を投じた発言ではあるが、それにしても世の中どうなっていくのか、考えさせられる。
全国知事会長選で、石原都知事、麻生福岡知事、増田岩手知事らの名前が挙がっているが、これも今までにないことである。ここでも変革の流れがあるのか。話し合いで選出する慣例が前回から選挙になり、途中退任での今回の会長選だが、地方自治、地方の時代の視点からも、地方をしっかり理解できるリーダーの誕生を望むものである。

2005年2月4日(金)

鈴 木 宗 男

朝一便の女満別行きで網走管内新年交礼会。清里町(斜里町含む)、小清水町、東藻琴村、女満別町、美幌町(津別町を含む)、網走市を廻る。どこの後援会もしっかりしており、本当に有難い。いつもの事だが、人間関係の重要性を改めて考えるものである。去年の参議院選挙の得票も網走管内は私が一番だった事でも、各後援会の頑張りがよくわかる。今日、明日、明後日、三日間かけて、三市二十三町村の後援者に挨拶していく。
北海道新聞 国会からというコーナーで、民主党の荒井聡議員が「鈴木宗男元衆院議員は、二島返還でもいいとの誤ったメッセージをロシアに送ってしまった」と書かれていたので、私は二島返還という事は言ってないので、早速荒井氏本人に電話し、勉強不足は困ると、事実でない事を言われては迷惑だと抗議する。荒井氏本人もすぐ間違いを認めてくれ、訂正をするという。念のため、北海道新聞東京支社にも、荒井氏とのやりとりを説明し、理解してもらう。
とにかくマスコミも政治家も、日露の歴史的経緯について勉強不足、一方的思い込みでの発言が多く、迷惑千万だ。新生ロシアになってから、日本はどういう考えにたったか、きちっと検証してほしい。段階的解決論で動いている事を、政治家は返還運動のレベルではなく、返還交渉からの視点での発言・発信を心がけてほしいものである。
愛知で一歳の子供が殺され、死亡。三歳の姉も軽傷。なんということか。どうしてこのようなことが起きるのか。世界一治安がいいと言われた日本が、いまや、世界でも危険な国として位置付けられてしまった。国会で治安に関しての質疑が聞かれないが、ここ数年の凶悪事件の多発を見る時、もっと取り組むべき問題ではないか。教育、治安、外交、安全保障は、国の柱である。この大事な点での議論がいかほどなされているか、政治が社会・国民と大きな溝がある現状を憂うるものである。
日本人初のヤコブ病発症が厚生労働省の調査で確認されたとニュースで知ったが、しっかり調査して安全策を考えていくことが大事である。風聞、風評等で余計な話、報道がなされない事が一番である。冷静に、そしてきちんと対策されることを望むものである。

2005年2月3日(木)

鈴 木 宗 男

一日東京事務所で仕事。
予算委員会の中継も今ひとつ盛り上がっていない感じ。閣僚席もなんとなく退屈そうに見える。国民は何に関心を持っているか、何が聞きたいか耳に入っているのだろうか。「野党の皆さんの質問は、野党といえるものではない」との電話が何本か入る。私に言われても困るのだが、不満の声を聞いてほしかったのだろう。電話をいただけるだけでも有難い。
米大統領 一般教書演説で「自由」拡大へ各国と連合 と、夕刊に載っているが、アメリカの一人勝ちといわれる現状に、これから各国とどう連携していくのか。テロの脅威・テロとの闘いは、世界の最重要課題である。世界の安定・平和はアメリカなくしてありえないのであり、心の広い、心の大きなアメリカとして、世界の平和と安定に更に寄与してほしいものである。

2005年2月2日(水)

鈴 木 宗 男

一日、東京事務所で仕事。お客さん、雑誌・週刊誌の取材であっという間に時間が経つ。夜は先生方との会合に顔をだす。
二月一日の共同通信によると、ロシアのボース下院副議長と自民党武部幹事長との会談で、「領土返還に時間はかかっても仕方がないが、領土の確定は早期にすべきだ」と武部幹事長が四島の帰属を明確にするように求めたと出ているが、「返還」と「確定」とでは意味が違う。言葉は外交にとって重いものである。
二週間前、町村外相は「四島には領有権がある」と記者会見で述べているが、政府と与党が違った話で錯綜する外交は、情報戦で負けてしまう。やはり、一体戦略を考えてやってほしいものである。

2005年2月1日(火)

鈴 木 宗 男

朝 根室を出て釧路空港から東京へ。午後から東京事務所で仕事。やっぱり東京は暖かい。
大阪地裁判「元大阪高検部長に実刑」と大きく夕刊に出ていたが、「調査活動費の糾明必要と指摘」とも書かれており、「調活費」は情報提供者への謝礼や警察との会合、会食などに充ててきたとされるが、具体的使途について国民は知りたいと思っているのではないか。
ちなみに私の事件に関して、何十人にもわたる人が北海道から東京に呼ばれ、参考人聴取、事情聴取された人がいる。飛行機代もホテル代も自前で一方的に日程を押し付けられ、呼び出されたと憤慨していたが、調活費があるなら交通費、宿代に充ててもいいのではないか。この点も説明してもらえたら、不満もなくなることだろう。多くの人がこんな例にあっているのではないか。
今週の週刊ポストに「宗男が核心証言 小泉・プーチン 北方領土一兆円密約」とセンセーショナルな見出しで記事が出ている。いろんな所、人から問い合わせがあるので、私のインタビュー部分を載せる事にする。

(週刊ポスト 二月十一日号 P29―P30)
町村外相が口にした「禁句」
 資金提供と2島返還をより確実なものにするためには、日本にとってプーチン大統領来日の実現は至上命題となった。年が明けて今年1月15日、町村信孝外相がロシアを訪問した。ただし、町村氏はとんだピエロを演じた。官邸筋と外務省幹部が期せずして同じことを言った。
 「官邸主導の対ロ秘密工作の詳細は町村外相には知らされていなかった。外相は従来通りの領土交渉がなされているとは知っていても、内容がわからないから、ロシアのラブロフ外相との会談で4島返還の原則を主張し、物別れに終わった。結果、プーチン来日の日程を決められなかった」
 実際、ラブロフ外相と共同会見した町村外相は、「わたしは4島の領有権(・・・)があると主張しているが、ロシア側は異なる」と、改めて強調した。それに対し、ラブロフ外相も、「正反対だとはっきりいえる」と、原則論で応じた。しかし、秘密交渉の詳細を知らない町村外相に対し、ラブロフ外相はそれを承知しているから、原則論とは別に、「架け橋は両方から架けないといけない」―と今後の交渉に余地を残す言い方をしていた。
 日本側の2元外交の醜態をロシア側に見せつけることになった。意地悪く言えば、小泉首相は2島返還はプーチン大統領との首脳会談で電撃的に実現させる劇的成果を狙って、自ら任命した外務大臣をカヤの外に置くという"パフォーマンス政治"の極地を演じようとしているのか。
 見るべき人が見ると、そのあたりの危なっかしさが手に取るようにわかる。鈴木宗男氏が厳しく指摘する。

―小泉首相の対ロ政策をどう見るか。
「イルクーツクの森首相提案、いわゆる2+2方式は、長い交渉と双方の信頼関係の上で積み上げられたものだ。日本は4島の帰属をはっきりさせない限り、平和条約の締結はできない。しかし、外交交渉はお互いの国益と国家の尊厳を守るための話し合いだ。どこで折り合うのかが大切で、イルクーツク声明までは日ロ関係は順調だったが、それを田中真紀子外相は反古にし、小泉首相も01年のサミットで強硬論を繰り返すだけだったから、ロシア側は日本が方針を変えたと判断した。ロシア側は昨年春から3島返還の話題や、ロシュコフ大使が着任後のインタビューで『2+2』『2+α』といったり、秋にはラブロフ外相、プーチン大統領が2島返還をいったり、日本側にしきりにシグナルを送ってきた。それに対し、日本側は『検討に値しない』と拒絶した」

―町村外相が訪ロし、プーチン来日を促したが。
「町村外相は共同会見で『領有権』という言葉を使った。日本政府は今まで一度も領有権という言葉を使ったことがない。新しい言葉を使うなら、きちんと説明することが大事だ。私に入ってくる情報では、ロシア側は『日本はまた考えを変えたのか』『今以上に強硬論で来るのか』と困惑している。このようなことを繰り返していたら、プーチン大統領の来日日程をつめることはできない」

―田中氏の交渉はどこまで進展していると思うか。
「相当突っ込んだ議論をしているだろう。田中さんはバランスもよく、ロシア側との信頼関係は深く強いと聞いている。だが、事務方が下交渉する前に、総理や大臣はもっと現実的な一体戦略を考えなければならない。今の政府の姿勢のままでは、プーチン大統領との首脳会談が実現しても領土交渉が進展するとは考えられない。ロシア側は小泉首相がどこまで本気か測りかねているし、双方にそれだけの信頼関係が築かれたとは思えないからだ」

 鈴木氏に見える《ロシアの景色》が、小泉首相や外務省にはまったく見えていないということをいいたいのかもしれない。
 それにしても、石油パイプライン建設に1兆円の支援ありきの領土交渉とはただごとではない。
 鈴木氏は、「経済と領土の取引はできない。大きな戦略を持ってあたるべきではないか」と1兆円支援を条件とした領土交渉は甘すぎると警告している。


これを読んで頂ければ私の考えがお分かり頂けると思う。

 

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