ムネオ日記
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2005年7月31日(日)

鈴 木 宗 男

 野口聡一さんが初の宇宙遊泳で「何ていい眺めなんだ!」と第一声が紹介されている。これまでの日本人宇宙飛行士の言葉も感動、心にしみてきたが、野口さんの率直な言葉も胸に響く。
 宇宙遊泳の朝、目覚し用の曲として映画「となりのトトロ」のオープニング主題歌「さんぽ」が流れ、それはヒューストンの日本語補修学校に通う野口さんの娘さんら児童のコーラスを収録したもので、「歩こう、歩こう、私は元気!」と軽快なテンポの曲で起床し、野口さんは奥さんと三人の娘さんの名前を呼び、「ありがとう、さあ宇宙遊泳に出かけよう」とこたえて実験に臨んだそうだが、家族の絆も伝わり感動する。野口さんの頑張り、活躍は日本人の誇りである。
 今朝の北海道新聞、スポーツニッポン、日刊スポーツ、スポーツ報知に、昨日の記者懇談での「ムネオ新党」のことが書かれている。大きな話題になっていることに戸惑いながらも、しっかり地歩を固めていこう。
 平成14年、マスコミをにぎわし、騒がせ、又、多くの人に心配をおかけさせた分、仕事で報いていくしかない。その為に体を張ってやっていくのが私に課せられた使命である。
 新聞は郵政、反対、何人、未定、何人と書きたてているが、参議院議員は、それなりの経験、見識を持った人たちである。国民の為になるか、国益上どうか、賢明な判断をしてくれるので、ゲーム感覚であおるべきでない。同時に参議院は良識の府、参議院の独自性を発揮する上でもおのずから、圧力に屈しない、甘い言葉にひきずられない堂々たる答えを出してくれるものと国民は期待している。
 一日札幌事務所で書類整理や月刊誌の取材等を受ける。17時から後援会関係者の会合、19時から学生との会合と、日曜日でも忙しい。多くの人とお会いしながら、「北海道を変えて下さい」、「北海道はこのままでは沈んでしまいます」というお話を聞くたびに、政治の変化を求めている声が伝わってくる。心してやっていこう。

2005年7月30日(土)

鈴 木 宗 男

 9時から札幌事務所でマスコミ各社との懇談会。選挙に向けて、新党立ち上げの時期、候補者、鈴木宗男は小選挙区か比例区か等の質問が出る。話せる範囲内で一つ一つ丁寧にお答えする。記者の皆さんも選挙があって当然という感じでおり、うかうか出来ない。
 午後から空知管内奈井江町、上砂川町を廻る。18時から岩見沢市で後援会の集まりに出席し、政局について懇談。今夜も土曜日にも関わらず、大勢の人が集まって下さり、有難い。熱心に世話をしてくれる後援会の世話人に感謝するものである。
 読売新聞4面に、「次の選挙支援しませんよ 特定局長会大攻勢」「脅しに反発の声も」と出ている。私の所にもこの記事を読んだ人が「新聞社の姿勢、思惑が見えてくる。党幹部が、反対したら次の選挙に公認しない、対立候補も立てると脅かしているのに何の批判もせず、特定局の動きを取り上げるのは公平でない」と、怒りの電話が入ってくる。権力側に擦り寄る新聞社の姿を見た。購読をやめることにした。といった過激な電話も入る。色々な見方があるものだと受けとめながら、私も発言は誤解を招かないようにと自分に言い聞かせるものである。参議院は良識の府であり、二院制の重みからして参議院の独自性が発揮され、国民の目線に立った、国民の思いが通じる結果を参議院議員は出すことだろう。

2005年7月29日(金)

鈴 木 宗 男

 朝日新聞社説に「今度は山崎拓氏ですか」、毎日新聞社説に「起訴は市民感覚の反映だ」、東京新聞こちら特捜部ニュースの追跡に「山崎拓前副総裁に『起訴相当』検察審の実力」と、三紙が東京第二検察審査会が「起訴相当」を議決した事について触れている。迂回献金があった事を認めない自民党執行部、事務局の姿勢も批判されているが、何故マスコミはこの事をもっと国民に知らしめようとしないのか、不思議でならない。
 同時に、国会の場で事実を明らかにする質問がないのはどうしてか。野党もしっかりしてほしいものである。国会の場で「迂回献金はありません」と、間違った認識に基づく答弁は、訂正される事が第一でないか。2週間しか残っていない国会の会期だが、一歩でも二歩でも国民の納得のいく方向に持っていってほしいものである。
 日本経済新聞2面囲み記事で、久間章生自民党総務会長が「プロの判断と本人の判断は違う。素人が言ったと言う話だ」と、検察審査会の決定を軽く見ている印象で私は受け止めたが、この感覚が政治と国民との溝を作る元になっている。いずれ国民にそっぽを向かれた時に気がついても、遅いと思うのだが。
 常任理事国入りについても、各紙は悲観的にとらえている。外相のロンドン、ニューヨーク、ワシントン訪問も、外務省の見通しの甘さを批判している記事が目につく。アフリカ連合(AU)の動きを事前に察知できなかった事も痛手である。東南アジア諸国連合(ASEAN)の外相会談に町村大臣が欠席した事も、アジア票を逃したとも言われている。いつも言っている事だが、外交は積み重ねだ。普段からの信頼関係が大事である。
 ディスカバリーが宇宙ステーションとドッキングし、野口さんのにこやかな顔が印象的だ。とにかく所期の目的を達成して帰還してほしいものである。
 東京事務所で仕事をし、14時発の飛行機で千歳に向かい、車で後志管内古平町での後援会会合に出席。古平での集会は初めてなので心配したが、沢山の人が集まってくれ、大変良い反応に気分が良くなる。来て下さった皆さんも選挙があるのかどうかに関心があり、緊張感が漂う。参議院の審議結果待ちだが、心構えはしっかり持って対応していこう。

2005年7月28日(木)

鈴 木 宗 男

 郵政の問題、政局の話、昨日の検察審議会の決定等で、今日は週刊誌はじめ取材が多かった。また、週刊文春の各選挙区の予想についても聞かれる。なんとなく選挙へと走り始めているのかと思いながら、言葉を選びながらの対応をする。
 読売新聞4面トップに「山崎前副総裁『起訴相当』 政府・自民に痛手 迂回献金疑惑再燃も」と出ている。迂回献金が実際行われていたことは日本歯科医師連盟でも明らかになっており、「ない」と言う方がおかしい。私自身も指定献金を頂いた経験もあり、党の事務局が「なかった」と言う事は無理があり、事実ではない。ここは正確を期して、正直に国民に説明すべきではないか。間違った報告を受け、事実ではない事を国会答弁した小泉首相も、きちんと確認して国民にお話された方が小泉首相の為にもよろしいのではないか。村岡兼造先生の公判で、橋本元首相の証人尋問も決定されたが、国民の知りたい事を明らかにしていく事により、政治の信頼回復の一助になっていくのではないか。
 「シャトル打ち上げ凍結 断熱材落下判明で」と、NASA計画部長は会見しているが、とにかくディスカバリーが無事帰還する事を祈るのみである。歴史的事業には危険が伴うものだが、念には念を入れる事を、万全を尽くす事を教えられる思いだ。ディスカバリーに乗り込んでいる「英雄」に、幸あれ、栄光あれと、声援を送り続けよう。
 国連常任理事国入りで、日独など4ヶ国グループ(G4)とアフリカ連合(AU)の共同案は、月内採決が困難になり、今後の展望も見えてこないと報じられている。迷走とはいえない、一体どんな戦略・戦術を持って常任理事国入りに臨んできたのか見えてこない。アフリカとの関係は、付け焼刃で信頼関係が出来るものではない。普段から日本が敬意をはらってきたか、見下してはいなかったか、よく反省すべき点があるのではないか。前にも書いたが、大使を日本に召還するより、任地で大使が夜討ち朝駆けを大統領、首相にした方が、より理解は得られたと思うのは私だけだろうか。今後の展開を見守ろう。

2005年7月27日(水)

鈴 木 宗 男

 朝の飛行機で上京。高知もよいお天気だったが、東京も30度を超す真夏日。夏はやっぱり暑い方がいい。自然の摂理を重んじる気持ちが大事である。
 東京事務所で仕事をしながら、記者、雑誌社、一般の人と種々しゅじゅ話をすると、話題は参議院郵政法案の採決の行方になる。可決するという方、否定的な人、様々だが、国会議員からの情報もこれまた混沌としている。しばらくはこの話題で一杯と言う事か。
 スペースシャトル「ディスカバリー」打ち上げ。2年5ヶ月ぶりの飛行再開だが、8月7日、所期しょきの目的を達成して、無事帰還して成功を収めてほしい。再三の延期を乗り越え、搭乗している野口さんの活躍を心から期待してやまない。野口さん、頑張れ!
 毎日新聞9面で、「『MOTTAINAI』キャンペーンライセンスを伊藤忠商事も取得し、ロゴマークをブランド展開」と出ているが、「もったいない」という美しい、また、価値ある言葉の意味をしっかり知らしめていく事が大事ではないか。今になって「もったいない」に気がつく人達に違和感を覚える。子供の頃から親によく「もったいない」と言われ、その精神を実践してきた私は、当然の事と思いながら、資源は有限であり無限ではない、同時に自然に感謝する心、環境を守っていくのは人間の使命であることをしっかり訴えて行きたいと考えるものである。
 東京第二検察審査会は、日本歯科医師連盟からの献金を政治資金収支報告書に記載しなかったとして、政治資金規正法違反容疑で告発され、東京地検が不起訴処分とした山崎拓氏は「起訴相当」と議決したと、夕刊に出ている。議決に拘束力はないものの、橋本元首相の時と、国民の思いや目線は一緒ではないだろうか。「幹事長の立場で迂回献金の手法を用いており、政治資金規正法の趣旨を没却する重大な違法があると言わざるをえない」とも検察審査会は言っている。迂回献金はないと国会答弁している小泉首相、自民党の幹事長、事務局長は、国民に説明責任を果す義務がある。是非とも国民に明確な説明をしていただきたい。

2005年7月26日(火)

鈴 木 宗 男

 朝日新聞1面に、世論調査で「郵政解散」賛成52%、反対28%と出ている。内閣支持は41%、不支持は42%。こうした数字を見ると、選挙を早くやってほしいという国民の声が聞こえてくる。分かりやすい手法の小泉首相なので、この国民のシグナルを重く受け止めて、暑い、熱い夏になっていくのかと考える。
 道路公団副総裁が逮捕される。独占禁止法違反と背任容疑だが、これからの流れに注目したい。事実関係の解明は勿論だが、本当の黒幕は誰か、国民が一番関心を持っている事を踏まえて、どんな着地点に持っていくのか見守って行こう。
 衆議院本会議における郵政民営化法案での造反議員の処分だが、会期内は見送り、8月13日までに弁明書を出すことにしたと報じられているが、あれだけ「処分する」「公認しない」と幹事長は強く言っていのに、結局は51人に対し何も出来ない。参議院の審議に影響を及ぼすとの懸念を避ける為の措置と言われているが、先を読めない今の執行部の力量が問われるゆえんである。
 東京事務所で仕事をし、15時半羽田発で高知に向かう。次期選挙で再起を目指している仲間の励ます会に出席。盛大に行われ、良かった。その後、私の後援会メンバーと懇親会。4年ぶりの高知入りで、皆さん喜んでくれる。人の心、人の情、高知の人の優しさを感じながら過ごさせてもらった。

2005年7月25日(月)

鈴 木 宗 男

 朝の飛行機で上京。北海道も良い天気で、東京も夏日和。自然の恵みに感謝するものである。
 東京事務所で仕事をし、夜は仲間うちの定例の懇談会。外交、経済、政局の話など、多岐にわたる話で盛り上がる。
 英国でテロリストと間違われ、私服警官に射殺された男性は「誤射」、一般市民を誤って射殺する事態に、大きな衝撃が走っている。犠牲になった人はブラジル人で、国際問題にも発展しそうな気配で、ブラジル政府は「ブラジル市民が悲しむべき間違いの犠牲になった」との声明を出している。「対テロ」の困難さを象徴する事態だが、警察の「過剰反応」は考えなくてはならない。テロ対策は重要だが、一般市民を、それも罪もない関係ない人の命を奪うとは言語道断である。よその国の出来事とは思わず、強権的な政治手法・やり方は身近に起きる可能性はあるので、しっかりチェックしなくてはならない。
 世界水泳女子400m自由形で、柴田選手が日本新での銀メダル。アテネオリンピック800m金メダルに続く快挙に拍手。こうした明るいニュースに勇気づけられる、今の世相である。

2005年7月24日(日)

鈴 木 宗 男

 午前中士別市挨拶廻り、後援会関係者と昼食懇談。現下の政治状況、郵政民営化法案の参議院の雰囲気、動き等を話す。何があっても対応できるように後援会の皆さんにはお願いする。
 午後からも士別市内、上川管内風連町の農家、名寄市内を廻る。「地元の代議士さえも足を運んでくれないのに、鈴木さんが来てくれて感激だ」と多くの人から励まされる。水田の現況、雨が降らなくて実の入らない小麦、中小企業の悩み等、生の声を聞くことが出来、有意義だった。
 18時半から、上川管内北部10町村のビールパーティ-。大勢の人が来てくれ、大いに盛り上がる。後援会の足腰も確実に強くなり、何よりも女性、若者、新しい顔ぶれが増えており有難い。ビールパーティー終了後、二次会、三次会へと流れる。後援会役員はじめ、関係者に心から感謝したい。
 片山参議院自民党幹事長が「郵政否定なら、分裂選挙必至」と昨日、サッポロで講演しているが、そうした方向にもっていっているのが自民党執行部や小泉首相でないのか。分裂選挙を避けたいならば、成立を急ぐ必要はないし、継続審議にしてもいいのではないか。執行部は「解散・総選挙になれば自民党は分裂し、野党になってしまう、それでもいいのか」と言うが、それだけ心配するなら解散しなければよい。当たり前の考え、正常な理屈ではないだろうか。
 説得する相手は反対派の議員でなく、先ず小泉首相であることを知るべきである。
 郵政よりも景気、社会保障、八方ふさがりの外交等、国民生活、日本の有るべき姿についてやることがあるのではないかと考えるのは私だけではないだろう。

2005年7月23日(土)

鈴 木 宗 男

 各紙に今月18日、森前首相、中川秀直国対委員長、青木参院議員会長らが小泉首相と会談し、青木会長が「継続審議」を打診したが、小泉首相は認めない考えを強調したと出ている。可決に向けて自信があるのか、参議院の実情を十分把握していないのか、小泉首相ならではの判断だろう。青木会長にしてもまさに真価が問われるところだが、私のところにも心安い参議院議員から、「青木会長、片山幹事長に対する様々な話」が伝えられる。ここ二週間の攻防が見ものである。
 昨日の日記に郵政民営化反対派幹部の話を書いたら、多くの人がファックス・電話で「武部や山崎の所でしっかりした人を立候補させて、是非とも頑張ってほしい。反対派の幹部に伝えてほしい」と言ってくる。大きな反響にこちらが戸惑う。また、「鈴木さんが出て武部と相打ちになって、今回は民主党に勝たして、次勝てばいいのではないか」という乱暴な話を持ってくる人もいる。苦笑するしかないが、様々な考えがあるものだと受けとめながら、私もしっかり何があってもいい様に体制をとっていこう。
 英国で21日、またテロが発生し、英国民を不安におとしいれているが、今度はエジプトでも連続テロで50人が死亡と報道されている。テロとの闘いは世界的テーマだが、日本でもテロが起きる可能性はあるので、十分安全に対する周知徹底をはかるべきではないか。政府からも与党からも、自国民を守るメッセージが発せられないのはどうしてだろうか。必要な部署には手を打ってあるとは思うが、大事なのは一般の国民に対してである。念には念を入れて、万全の体制を普段からとってほしい。
 東京事務所で仕事をし、18時半から知人の会社のパーティーに出席。20時10分の飛行機で千歳に向かう。毎日飛行機に乗っている様な日程だが、忙しい事を有難く感じながら頑張っている。

2005年7月22日(金)

鈴 木 宗 男

 札幌で中田会長の奥様の告別式に参列。弔辞を読みながら、ありし日の数々のご厚情、ご支援を想い出し、心からのご冥福をお祈りする。昨夜も夜中12時まで中田会長さん、中田社長さん夫妻、会社の皆さんと種々(いろいろ)なお話をしてお通夜を過ごしたものだが、改めて中田会長夫人のお人柄に敬意を表さずにはいられない。
 その時の出来事だが、中田社長さんのご長男は小学六年生だが、政治に大いなる関心を持っており、郵政民営化について「なぜ民営化なのか」という質問を受けた。小学六年生とは思えないとてもしっかりした考えに、将来大物の雰囲気が漂ってくる。子供の純真な物のとらえ方、見方を、今の政治家は見習うべきだと、私自身自省(じせい)の念を持ちながら考えたものである。
 朝刊各紙は経団連会合での小泉首相の「反対派の票読み」を批判する森前首相、青木自民党参議院議員会長らの記事を載せている。私も昨日の日記に書いておいたが、緊張感を持って真剣な議論をしてほしいものである。
 衆議院で郵政民営化法案に反対した人を処分する党執行部の発言や政倫審の動きに対し、反対した幹部の一人が次の様な事を話していた。「公認しないとか対立候補を出すというなら、こちらも武部の所でも山崎拓の所でも候補者を出して、選挙で堂々とけりをつけてやる」と淡々と話していた。さらに、こうも言っていた。「村山首班指名、加藤の乱と、二回も党議に反対した武部が、そもそも処分などと言えるのか。自分の歩いてきた道をよく考えて話したらどうだ」と。なかなか迫力のある、反対派幹部の意味のある話を受け賜った。
 ここまで言われるなら、武部幹事長も堂々と解散を総理に進言して、国民の信を問うた方がいいのではないか。私もアンテナだけはしっかり立てて行こう。
 今朝の朝日新聞4面に、参院反対派の亀井郁夫氏が「首相に毒された党三役」、長谷川憲正氏は「郵便局の収入断たれる」、中川義雄氏は「恫喝、少数決には抵抗」と、とてもわかりやすい記事が載っている。反対だ、賛成だという議論よりも、いつも言っている事だが、日本の為、国民の為になるのかという視点からきっちりした議論をするのが筋で、何も拙速に採決しなくても、日本にとって、国民にとって困る事は何もない。継続審議をしても問題ないのであって、何故急ぐのか、外から冷静に見ているとわからない事である。
 中国は人民元切り上げを発表したが、国際的な切り上げ圧力がいきたのか。対ドルで2%切り上げるとともに、米ドル、欧州ユーロ、日本円の三大通貨に一定割合で連動する管理変動相場制を採用したものだが、人民元が主要通貨に対して穏やかに変動する事実上の通貨バスケット制の導入に落ちついた。今後とも海外から変動相場制移行への取り組みが求められる事になっていくのか、注目していこう。国際化への一歩であり、やはりアメリカに配慮しての今回の発表と見るのは、うがちすぎだろうか。日本の1970年代を想い起すものだ。
 16時半千歳空港発で上京。夜、経済界の人と会合。生きた経済を勉強させて頂く。

2005年7月21日(木)

鈴 木 宗 男

 今日も事務所にはお客さんがよく来てくれる。
 国会議員も足を運んでくれ、郵政法案に賛成した人、反対した人、それぞれのお話を聞くと、なるほどと思いながら参議院では、これからの審議、採決までに個々の議員に様々な働きかけがあることだろう。揺れる議員も相当いることだろう。
 小泉首相は昨夜の経団連の会合で「確実に反対するのは10人前後、反対の可能性があるのは、20人前後と言われている」と評論家的な話をしている。ゲーム感覚で話をすることではないと思うが、この点だけでも緊張感が見えてこない。
 国民の思い、考えを参議院議員の皆さんはしっかりふまえて、国民の側に立ったまさに良識の府としての判断をして欲しい。
 15時の飛行機で千歳に向かい18時から札幌で中田会長さんの奥様のお通夜に出席。大勢の人がお参りに来ており、奥様の生前のご人徳が偲ばれる。
 その後、空知管内由仁町の、私の後援会の代表である石川さんのお母さんの弔問に伺う。
 改めて、自分の人生は自分で決めることは出来ないものだと感じながら、心から手を合わせる。
 東京は暑かったが、札幌は夜になると過ごしやすくなる。

2005年7月20日(水)

鈴 木 宗 男

 19日の夜、国会議員との会合で前回の総選挙で苦杯をなめた人も出席しており、選挙区情勢等を分析する。早速、選挙協力の話になり私にとっても問題ない選挙区なので選挙協力を約束する。これからも、道内各選挙区からこうした話が出て来ると思うが現実的判断で対処していこうと思う。
 一日中東京事務所でお客さん対応、陳情処理、日程調整等をする。
 19時から新宿で「突破者・宮崎学が鈴木宗男を斬る」鈴木宗男はなぜ逮捕されなければならなかったのか、と言うトークにゲスト出席。2時間半のやり取りだったが、出席者からも「国策捜査・権力闘争よくわかりました」と、激励を頂く。世の中冷静になって物事を考えてくれると、自浄作用が働いてくるものだとつくづく感じる。
 サッカーJ1神戸の三浦和良選手(38)がJ2横浜FCへの完全移籍の記者会見をする。日本のサッカーを牽引し数々のドラマを作ってきた三浦選手がプロ20年目にしてJ2でのプレーは初めての経験。三浦選手の新天地での活躍・復活を心から期待するものである。
 中国、実質9.5%成長。4月〜6月、貿易黒字が拡大と夕刊に出ている。中国の経済成長をしっかり把握して日本も中国との関係を、強固なものにしていかなければならない。米国が中国の市場を大きな関心を持って対処していることを踏まえなくてはならない。

2005年7月19日(火)

鈴 木 宗 男

 朝から悲しいニュースが入る。昭和58年最初の選挙から大変お世話になっている札幌の中田良孝会長さんの奥様が亡くなられたとの知らせである。68歳、人生80年の今日あまりにも早い永遠の旅立ちである。昨年の参議院選挙で熱心にご支援頂いたお姿が目に浮かぶ。なんという世の無常か。改めて人生は自分の計算通りいかないことを教えられた思いだ。心からのご冥福をお祈り申し上げる。
 衆院東京4区定数違憲訴訟で、最高裁第三小法廷は19日有権者側の請求を棄却した、一審東京高裁判決を破棄して、訴えを却下し有権者側の敗訴が確定した。10月補選の見通しになる。その前に解散・総選挙があるかどうか。議員心理は選挙に向けて動き始めている。
 国家公務員に対して国民がもっとも不満に思っていることは、「天下り」であることが人事院の意識調査で判明する。この結果からすると、道路公団民営化、郵政民営化より喫緊の課題は何かがハッキリする。小泉総理が「天下りはやらせません」と、言えば直ぐ解決できることなのに、小泉総理からの行政指導は聞こえてこない。この事を見ても、小泉総理の現実的対応を期待するものである。
 一日東京事務所で仕事。久し振りの事務所でお客さん対応、陳情処理、マスコミとのインタビュー等にこたえる。

2005年7月18日(月)

鈴 木 宗 男

 6時過ぎ十勝管内足寄町に向かい、足寄の後援会長である斉藤さんの奥様の命日にお参りさせて頂く。昨年の参議院選挙投票日から一週間後のご逝去だったが、「人生最期の仕事として『鈴木宗男』と書きました」とご家族からお聞きし、涙したものである。心からのご冥福をお祈りする。
 釧路空港10時10分発の飛行機で上京。釧路は朝夕まだひんやりするが、羽田に降りるとムッとする。自然の力を一人一人が認識すべきである。いつものことだが、狭い日本でも大きな差がある。
 昼過ぎから在京外交関係者と昼食懇談。とてもよいお話が出来た。これからも信頼関係をとっていこう。夜も以前東京で大使をしていた人が日本に来ており、夕食懇談。外国人の中でも義理人情に厚く、人間関係を大事にする友人に感謝するものである。
 「『NEWS』飲酒、フジテレビ女性アナらも同席、処分検討、出演取りやめ」と17日各紙に出ていたが、未成年者にお酒を飲ませるとは考えられないことである。こうしたことをしてもあまり騒がれないのは、メディアの仲間意識か。腑に落ちないことである。
 18日東京新聞25面に「日本歯科医師連盟が自民5議員名、国民政治協会への献金」と大きく出ている。臼田前会長も迂回献金を認めており、何故国会の場で迂回献金の是非をはっきりさせないのだろうか。野党も与党も政治資金規正法の改正論議を深めてほしい。いつも言っていることだが、正直に迂回献金はあったと言って、このシステムは今後やりませんときちんと説明した方が理解を得られるのではないか。マスコミの皆さんも、事実関係を明らかにする方向で努力してほしいものである。

2005年7月17日(日)

鈴 木 宗 男

 時事通信社は郵政民営化に批判的な自民党参院議員45人を対象に本会議での投票行動を聞き取り調査した結果、17人が反対票を投じる意向を示し、26人が態度未定であることが新聞に載っている。この数字が採決のときどうなっているのか。「未定」と、答えた26人の多くは「審議を見てから決める。」と、しているそうで本当に国民のためになるのか、地方はどうなるのか十分な中身のある議論をして国民の不安を少しでも解消して欲しいものである。
 16日の東京新聞2面の囲み記事で、鴻池祥肇参院議員はホームページで片山虎之助参院議員を「郵政公社を作って改革を始めた初代総務相、今、民営化の必要があるのかと言っていた人」「おれも民営化反対だけど、このさい賛成しておこう君も頼む、これ説得力ありませんよ」と攻撃したと書かれている。とってもわかりやすく、片山氏の反論を聞きたいものである。片山氏は岡山県笠岡市内での講演で「解散したら自民党は分裂選挙になる。自民党は負けて野党に転落する。そうなっていいのか。」と、語っているがそこまで心配するなら、何もあわてて法案成立をはかる必要があるのか、と問いたい。郵政民営化法案が今の日本にとって、どれほど喫緊の課題か。政治は国家・国民のためにあるとするなら、もっと冷静に更に大局的見地に立って判断すべきと思うのだが。いずれにせよ、これからの流れを注視していこう。同時に自己保身、権力維持を優先するやり方は国民が厳しく指弾することだろう。
 今日の釧路は一年に何日あるかの真夏日とも言うべき好天。午前中、釧路市後援会女性部のパークゴルフ大会、野遊会。午後からは地元ビールを愛するみなさんの野外例会。夕方は釧路管内弟子屈町川湯に行き、私の後援会会長をしてくれた徳永さんの弔問。とってもお元気で、また熱心な支援者で突然の悲しい知らせに驚く。人生は自分の思いどおりにいかないことをしみじみ感じながら手を合わせる。亡くなる直前まで「選挙があるぞ」と、後援会の人にハッパをかけてくれたそうで、徳永会長さんの男気・心意気に感謝しつつ、歯を食いしばって頑張っていくと誓った。

2005年7月16日(土)

鈴 木 宗 男

 八時五十分羽田発で釧路空港へ。釧路は晴天だが気温は21度。東京とは10度も違う。しのぎやすいというよりもやはり釧路という感じである。
 正午から後援会野遊会、海の幸、山の幸が沢山出され、参加者皆さん満足そうな表情にこちらもつられて箸が進む。短い夏の釧路での最高のイベントである。
 十八時から昭和五十八年最初の選挙からの集まりである「宗陽会」夏期例会に出席、20数年来の同志は有難いものである。十九時半から釧路しつげん野球リーグビアパーティー。野球好きのあつまりはやっぱりいいものである。最後は記者クラブとの懇談。事務所はきめ細かく日程を入れてくれるので時間との競争でもある。今日も充実した一日であった。
 「公明党は十五日、郵政民営化法案が参院で否決され、小泉純一郎首相が衆院解散を決断した場合の対応について「解散権は首相にあり、解散もやむを得ない」として解散に反対しない方針を固めた。自民党の民営化反対派が「公明党が反対なので否決しても解散出来ない」と造反を呼びかけていることから「解散容認」の姿勢を示し、反対派の主張を崩す狙いがある。」と書かれているが、法案審議に向けていろいろな動き、アナウンス効果、かけひきが出てくるものだ。
 何よりも国民の為になる議論をして今、何が日本に必要かしっかり見極めて国権の最高機関である国会の機能を果たしてほしいものである。

2005年7月15日(金)

鈴 木 宗 男

 朝のニュースでタンカー衝突、1人死亡、5人行方不明と流れる。濃霧での事故とは言え悲しいことであり、行方不明者の生存を祈るのみ。
 アスベストによる健康被害が深刻である。経済産業省の調査でも製造企業の死者374人。内訳は中皮腫が114人、肺がんなどで106人、塵肺154人、他に現在88人が治療を受けていると言う。経産省の監督責任はどうなっていたのか。国土交通省も造船業界団体は大丈夫なのか、早急に被害を調査して欲しい。直接雇用でない下請け労働者などの被害も徹底的に調査して欲しい。
 小池環境相は炭谷事務次官の続投を決めたそうだが、就任以来3年目に入るのは異例と新聞は書いている。平成9年、厚生省の局長であった炭谷氏は学童疎開船・対馬丸の発見に反対した人物である。私はその反対を押し切り対馬丸発見に全力を尽くし、対馬丸の沈没地点を確認することができ、対馬丸の遺族関係者から大変喜ばれたのを今も鮮明に記憶している。何を基準にして、人事が行われるのか。政治家としての見識、洞察力を持って人事をして欲しいものである。
 1日、東京事務所で仕事をしながら、明日からの三連休に気づく。それぞれの人が休みを生かし、地域の活性化・再生のために協力して欲しいと思う。
 夜は外交関係の専門家と意見交換。いつも基本的認識において共通の価値観を持っているが、今日もまた大変勉強になった。専門家の話が聞けることは有り難いことである。

2005年7月14日(木)

鈴 木 宗 男

 野口総一さんが乗り込んだスペースシャトル「ディスカバリー」の打ち上げが延期になった。打ち上げ予定時刻の約2時間20分前で、すでにシャトルに乗り込んでいた野口さんの胸中はどうだったのだろうか。再開は17日以降と言われているが、念には念を入れ、安全第一で判断してほしい。
 村岡兼造先生の公判で、自民党の元宿仁事務局長が日本歯科医師会からの橋本派に対する1億円献金の処理について、日歯の内田前常務理事から相談を受け、その隠ぺい法について助言していた事を認めたと読売新聞夕刊22面に出ている。今まで関与していないと否定してきた元宿局長が、ここでこの様な証言をしたというのは新しい話である。迂回献金もないといっていた元宿局長であるが、ここは正直に、そして事実に基づいて迂回献金はあった事を国民に説明すべきである。私も直接元宿さんとこの件については何回も話しており、いつでも協力してあげようと思う。
 間違った情報、作られた説明を受け、国会答弁した小泉首相も、事実関係を今一度確認し、国民に再度説明した方が政治の信頼回復につながるのではないか。与党、野党の皆さんも、しっかりこの問題に対応すべきと思うのだが。
 世界自然遺産に「知床」決定。待ちに待ったニュースで、本当に良かった。羅臼からテレビに映る脇羅臼町長の晴れやかな笑顔が印象的だった。登録に伴い、自然との共生、自然を守っていくという大きな責任も伴っていくので、この点もしっかり考えていかなくてはならない。
 19時半から田原総一朗さんの自選集出版記念パーティーに出席。マスコミ・メディアの第一線で活躍している人達が大勢来ていた。私も久し振りに会う人も多く、刺激になった。「『国家の罠』を読んで鈴木さんに対する認識を変えました」と言ってくる人も多く、改めて『国家の罠』の大きな影響力を感じ、佐藤優さんの凄さを知る思いである。今の日本で一番の書き手、物書きは佐藤さんと思っている人は、私を含め多いのではないか。

2005年7月13日(水)

鈴 木 宗 男

 12日朝日新聞9面で、日本経団連の奥田会長は定例記者会見で談合問題について、「全国津々浦々に行き渡っている慣習のようなもので、地方では仕事を回し合っているワークシェアリング。本当にフェアな戦いをすれば、力の強いところが勝ち、弱いところは沈んでしまう」と述べている。現実を踏まえた話で、一考する価値があると考える。強い者が勝ち「善」、弱い者は負け「悪」という社会は真の公平ではない。それぞれ条件、体力が違う時、また、地方・地域を守る為には、何がフェアか、何が大事か、それぞれ司々の人たちはしっかり現状を踏まえた判断をしてほしい。
 日本道路公団の談合問題で、橋梁談合だけが大きく問題になっているが、土木、道路は大丈夫なのか、問題ないのか。「検察はやりやすいものをやる捜査の仕方で、フェアではない」と、私のところに多くの声が寄せられる。「マスコミ、報道関係者も、リークされた事を書く捜査の手足にならないで、独自で情報をつかみ、社会正義の為に働いたらどうか」といった意見も寄せられる。なるほどと思いながら、正しい指摘にうなずくものである。
 12日朝日新聞4面に、内閣府で実施した「地域再生に関する特別世論調査」で、地域に元気ない44%、元気ある38%という結果が出ている。地域再生本部本部長小泉首相の依頼で内閣府が6月中旬に実施したものだが、この数字を本部長はしっかり受けとめてほしい。特に地方の現状・現実をよく見て、的確な政策展開をお願いしたい。
 小泉首相とライス国務長官との会談で、国連改革についてライス長官は「米国は国連全体の改革に重点を置いている」と、G4決議案の早期採決に慎重姿勢を示し、平行線に終わったと報道されている。日米同盟といいながら、日本側提案に同意しないアメリカの態度は、真の日米同盟と言えるのか。アメリカの提案である「新常任理事国は日本を含む2ヶ国程度にとどめるべきだ」との考えを重ねて強調されたそうだが、「日本を含む」という提案だと、他のG4(ドイツ・インド・ブラジル)が納得しない。ということは、日本も駄目だと言う事である。支持しているようで実際はつぶれてしまう、いや、つぶされてしまうと考えるのは考えすぎだろうか。パワーゲームは厳しいものである。

2005年7月12日(火)

鈴 木 宗 男

 読売新聞1面トップで、二・二六事件から69年、将校ら17人の遺書発見と報じられている。39面でも遺書の内容が事細かに記事になっている。3人の手を経て遺族に渡っているが、それぞれに様々な歴史があるものと感嘆する。遺書を読む時、青年将校の国を憂うる純粋さがうかがい知れるが、前途有為な志を持った青年が人生を全うできなかった事は、とても不幸な事と思う。
 毎日新聞社会面で「記憶戦後60年」を連載しているが、今日は人間魚雷「回天」の記事で「自ら命を絶つ任務完遂に国を守る使命感や満足感が体中にあふれ、死が気にならなくなった」と小灘利春さんは語っている。今日の二紙の記事を読みながら、平和の尊さ、歴史の重み、人としての責任感を改めて教えられた。
 それに比べ、今、何人の政治家が「俺が日本をつくるんだ。俺が政治家として国家国民の為、世界平和の為、体を張ってやっていくんだ」という気概を持って政治に取り組んでいるだろうか。歴史を振り返りながら、政治家自身しっかりしなくてはならないと、自省の念を持ちながら考えたものである。

2005年7月11日(月)

鈴 木 宗 男

 女満別空港9時20分発で千歳へ。札幌事務所に入り、お客さんとの対応、事務打ち合わせをする。夜は昨年の参議院選挙で選対に詰めていただいた方々と懇談。一年前の今日は投票日。わずか1カ月ちょっとの戦いで、一つの組織、一つの団体の応援も得ず、全道から48万5382票を頂いた感激を想い出す時、感謝の気持ちで一杯である。今夜も一年前の様々な出来事を振り返りながら、「明日にでも選挙があっても闘えるぞ」と、出席した150人の全員が声を合わせてくれる。仲間の心意気に感謝しながら、私自身、より謙虚に、よりしっかり前を見つめて歩もうと決意するものである。
 昨年の参議院選挙期間中、松山千春さんが春のコンサートツアーの最中にも関わらず、親身になって応援して下さった。昭和58年最初の衆議院選挙から松山さんの応援を得ての私の闘いだったが、昨年はとりわけ松山さんの存在に涙したものだった。札幌ススキノでの最後の遊説で、各候補の車とぶつかったが、松山さんはマイクを離さず、「松山千春です。鈴木宗男さんには松山千春がついています」と声を振り絞ってくれた姿が、私の脳裏に焼きついている。心から松山さんに感謝するものである。一年経つのは速いものである。何があっても即対応できる体制だけはとっていこう。
 21時10分千歳発で上京。今日も一日意義深い日だった。

2005年7月10日(日)

鈴 木 宗 男

 網走管内留辺蕊町後援会、遠軽地区後援会(遠軽町、生田原町、丸瀬布町、白滝村、湧別町、上湧別町)、美幌地区後援会(美幌町、津別町)のビールパーティー。後援会の恒例行事の一つだが、どの地区でも沢山の人が集まってくれ、時間も十分とっての会合だったので、満足して頂く。私が話をした後、質問を受けるのが我が後援会のやり方だが、どの会場でも「政治が身近でない」「仕事がなくて働く機会、場所がない」「外交はどうなっているのか」「郵政民営化法案の行方は」等々、貴重な声を聞かせてもらう。北海道を廻ってつくづく感じるのは、悲鳴にも似た切実な生活感の漂う意見が出る。政治の責任を考えてほしいものである。
 国連安全保障理事会の常任理事国入りを目指す日本、ドイツ、インド、ブラジルの4ヶ国グループは、20日頃の採決を目指すことで一致したと外相会議で決めたそうだが、一方アフリカ連合(AU 53ヶ国)の国連大使らはニューヨークで会談し、独自の決議案を来週国連事務局に提出する方針を決めたと言われている。イタリア、韓国、パキスタンなど反G4グループも決議案を加盟国に提示するという。アメリカは早期採決に反対と言っている。
 こうした動き、流れを見ていると、我が日本は本当にしっかりした戦略、戦術を持って対応しているのだろうかと不安になる。世界から大使を東京に呼び、外務大臣が常任理事国入りを督励していたが、アフリカ連合の各国を見ただけでも日本に対してどれほどの理解と協力があるのか見えてこない。結果責任をしっかり取る覚悟を持って頂きたいものである。
 道路公団の橋梁談合疑惑で、「公団現職が業者指名」と読売新聞1面トップに出ていたが、これも権力側のリークをもとにしての記事か。捜査当局の手足にならないマスコミであってほしい。そして真実に基づく記事を提供する事こそ、何よりも最大の責務である事を肝に銘じてほしい。

2005年7月9日(土)

鈴 木 宗 男

 グレンイーグルズサミット閉幕。地球温暖化問題、アフリカ支援、何よりも日本の常任理事国入りアピールも不発に終わる。各紙とも「日本外交成果なし」という論調である。ロンドンで起きた同時爆破テロに対し、小泉首相が髪を振り乱し、小泉流で「テロには屈しない!テロには(ひる)まない!」と大演説を行えば、日本に対する評価も変わったのではないか。タイミング、チャンスを生かし、振付けるのが外交専門家の役割と考えるが、外務省は「小泉首相を守っていくんだ!それが国益だ!」という裂帛(れっぱく)の気合で、本当に小泉首相をサポートしてほしいとつくづく思う。
 朝から東京事務所で北海道からのお客さんの対応、週刊誌の取材、書類整理等をする。17時50分羽田発で女満別空港へ。網走管内女満別町後援会のビールパーティーに出席。久し振りの催しなので大勢の人が集まってくれ、賑やかに行われる。後援会の皆さんに感謝するものである。

2005年7月8日(金)

鈴 木 宗 男

 焼尻島発 朝の高速船で羽幌港へ。車で旭川空港に向かう。途中、高規格道路工事の現場に寄り、働いている人達を激励。留萌の会社の方だったが、皆さん喜んで下さり、「鈴木さん頑張れや。応援するぞ」と逆に励まして頂く。「作業現場に寄ってくれる鈴木さんは俺達の仲間だ」という一声に、元気と勇気が湧いてくる。天売島、焼尻島でも、人間関係、信頼関係を確認してきたが、今日も良い人間関係ができ、有難い。
 15時旭川空港発で上京。事務所に入り、打ち合わせ。夜はマスコミ関係者、経済界、実業界の人との会合を二つこなす。
 サミットが行われている英国のロンドンで同時多発テロ。なんと大胆なやり方か。サミット会場に警備がシフトされているのを狙ったウラをかくやり方に驚く。同時に、「テロは防げない。しかし、ひるまない」といったイスラエルの賢明な考え方が脳裏をよぎる。改めてイスラエルのすごさを学ぶべきと思う。
 ロンドンにおけるテロ報道を見ながら、私は以前から言っている事だが、これからの中東情勢は、大変な事になると感じる。特にイランの動向から目を離してはいけないと思う。テロは他人事でない事を、多くの人がしっかりと認識していかなくてはならない。
 小泉首相とプーチン大統領との会談で、プーチン大統領の11月20日の来日が決定し良かった。北方四島の現実的解決にむけ、外交の専門家は英知を絞ってほしい。戦後60年、大きな節目の年である。空想的解決論ではなく、目に見えた、形になった現実的解決にむけての判断を心からお願いするものである。先月の森前首相とプーチン大統領の会談が生かされ、今回の首脳会談で日程の合意をみた訳だが、改めて外交は積み重ねである事、相互信頼が大事である事を知らされた思いである。

2005年7月7日(木)

鈴 木 宗 男

 朝のフェリーで天売島から焼尻島に移動。天気予報は雨だったが、見事な晴天になる。焼尻島も一軒一軒廻らせて頂く。顔見知りになった人も沢山おり、天売島の皆さんと同じく「やっぱり来てくれたね」「鈴木さん約束守ってくれたね」「鈴木さんでなきゃ」等、温かいお声をかけて頂く。また、「島を守って下さい」「年寄りを宜しくお願いします」といった切実な声も寄せられる。昨年に比べ空き家が多く目につき、淋しい限りである。こうした辺境の地に生きる人の為に、私なりの役割を果たしたいとしみじみ考えるものである。
 共同通信社が5日夕方から6日にかけて世論調査をした結果、小泉内閣の支持率は42.6%、不支持率は45.5%と7ヶ月ぶりに不支持が多くなっている。郵政法案の衆院本会議での採決で反対票を投じたり、棄権、欠席した自民党造反議員の行動について、「大いに理解できる」「ある程度理解できる」が49.7%で、「あまり理解できない」「全く理解できない」の47.7%を上回っていた。これまで賛成が上回っていた郵政民営化に関しては、賛成が42.2%、反対は42.3%と、初めて賛否が拮抗している。この数字からして、国民の「郵政民営化法案を何故急ぐのか」という意向がうかがわれる。もっと民の声を尊重すべきではないか。
 造反処分について武部幹事長は、参院採決後に先送りする意向を表明したと報道されているが、「衆院本会議前までの威勢の良さはどこにいったのか」「筋を通すというなら、粛々とやったらどうなのか」と、現職の国会議員はじめ、マスコミ関係者から私のもとに伝えられる。昨日も私のところに来た声と、今日また寄せられる話は同じ流れである。こうした声に、幹事長はなんと答えるのだろうか。国民に説明責任を果した方が、少しはご自身の為にもよろしいのではないかと思う。

2005年7月6日(水)

鈴 木 宗 男

 テレビ・新聞は、郵政民営化法案5票差のきわどかった採決結果を伝えている。朝日新聞1面では編集委員の星浩氏が「小泉政治の限界見えた」との見出しで「小泉政権は確実に坂を下り始めた」と書いている。日本経済新聞も1面で編集委員の西田睦美氏が「政権基盤一気に揺らぐ」、毎日新聞も社説で「薄氷の上を歩き出す小泉首相」となっている。ポスト小泉に向けての総裁レースが始まったとの論調が目立つ。参議院の審議を見守りながら、政局のアンテナをしっかり張っていこうと思う。
 造反者には厳しい対応をするといっていた自民党執行部は、どんな処分をするのだろうか。大変な圧力をかけておきながら、今回のこの数字をどう考えるのだろうか。「責任ある立場にいる者としての判断違い、思い上がり、大きな手続きミスがあったと反省するのが先決ではないか」と多くの人が私のところに指摘してくる。全く同感である。「心の準備を持たずしてその地位についてしまった、基礎体力の無さを証明した今回の結果ではないか」と言ってくる人もいる。見ている人は見ていると、私も教えられるものである。いずれにしろ、これからの政治に一石を投じた昨日の本会議採決であった。
 朝7時に留萌を出発し、留萌管内羽幌町に向かいフェリーで天売島に入る。昨年の選挙後、島の皆さんにご挨拶回りをした際、「選挙が終わっても島に足を運んでくれるのは鈴木さんだけだ」と多くの人から声をかけられ、「来年も必ず来ますから」と約束したので、有言実行する為である。一軒一軒ご挨拶させていただきながら、「やっぱり来てくれたの」「約束を守ってくれたね」「鈴木さんに感心した」と、温かい返事・言葉をかけられ、嬉しくなる。
 政治家にとっての基本と思うが、「約束は守る」、この事をしっかりやっていく事が重要であると、当然の事ながらしみじみ感じる。半日かけて島を一回りして、気持ちよく床につく。明日は焼尻島を訪問する。

2005年7月5日(火)

鈴 木 宗 男

 郵政法案は賛成233、反対228、わずか5票差の可決だった。3人が反対に回れ ば否決のケースであり、政治の難しさを知らされた思いだ。それにしても、こうした緊迫した状況を作るだけでも執行部の指導力の無さを露呈したものではないか。また、記名投票で欠席した人は何故明確に自分の考えをはっきりさせなかったのか。採決の時逃げた印象は良くない。特に中二階と言われる人の中から、イエスかノーかはっきり出来ない所が、中二階とよばれるゆえんである。明日の日本を考えるリーダとして期待されていた人だから、多くの国民も残念に思っているのではないか。参議院に舞台は移るが、良識の府・参議院でのしっかりした、国民に分かってもらえる議論を待ちたい。
 久し振りに緊張した本会議の光景であった。一日東京事務所で仕事。15時半から慶応大学で講演。八方塞りの日本外交と日ロ関係について、1時間10分話し、20分質疑応答。さすが評判の小林節教授のゼミだけあって、真剣な眼差しで学生の熱心さが伝わってくる。前途有為の若者から、多くのエネルギーを戴いた思いだ。小林教授とゼミの学生の皆さんに感謝するものである。
 20時10分の飛行機で千歳に向かい、車で留萌まで走る。夜中の到着になったが、今日も充実した一日だった。

2005年7月4日(月)

鈴 木 宗 男

 東京都議選挙、自民党が改選議席51から48議席に後退。民主党は19議席から35議席に躍進。公明党は21議席から23議席と全員当選。共産党は15議席から13議席。生活者ネットは6議席から3議席。社民党はゼロ。自民党が現有議席を守れなかったのは、今の政治に不満のある証左だろう。
 それにしても投票率43.99%、どうしてこんなにも低いのだろうか。日本の首都・東京の皆さんが、政治に関心が低いとは思えないのだが。各種選挙でも、どちらかと言うと大都会の投票率が低い結果が出ている。有権者の権利を行使してほしいものである。同時に、有権者に信頼と魅力ある政治を展開する事が、政治家に課せられた使命である。棄権する事も意思表示だと言う人もいるが、それは無責任でないか。民主主義は一人一人が参加してはじめて民主政治である。考えさせられる今回の投票率である。
 郵政民営化法案が特別委員会で可決されたが、明日の本会議、どの様な展開になるのか見守りたい。それにしても「徹底抗戦」と言った民主党が、いともあっさりと委員会採決の日程を先週決めた事は驚きだった。言っている事とやっている事がバラバラだ。これでは勝負にならない。日本の外交もそうだが、民主党も「戦略なき」国会運営ではどうにもならない。緊張感のある国会審議を切にお願いするものだ。
 一日東京事務所で仕事。夜は外交の専門家、出版関係者、雑誌社の方と懇談。幅広い知識、見識ある人のお話はとても参考になる。人生毎日が勉強と、心していこう。

2005年7月3日(日)

鈴 木 宗 男

 午前中、石狩管内浜益村送毛での祈願祭に出席。千人近い人が心一つにして集まる姿は尊いものである。素晴らしい好天に恵まれ、式典も厳粛なうちに進行され、気持ちのよい時間を過ごす事が出来た。
 正午半から石狩管内新篠津村での福祉施設の「ふれあい祭り」に出席し挨拶させて戴く。知的障害者の授産施設だが、私の後援会関係者がお世話になっているので昨年に続いての訪問だが、こうした会合に参加してつくづく感じるのは、施設長さんを中心にして施設の皆さんの献身的努力と頑張り、ボランティア関係者の努力、地域の皆さんのサポート等を教えられることが沢山ある。他人事と思わないで私も何が出来るか、出来る事からやっていこうと心した次第である。昨年もお相撲さんを慰問に連れて行ったので、今年も継続しようと思う。
 夕方の便で上京。各紙朝刊は郵政民営化法案採決にむけて締めつけ過熱というたぐいの記事が目につくが、そこまでしなくてはならない状況はだれがつくったのか。十分な手続きをとらないで一方的に押しきった執行部の責任は重い。この先どうなることか注目していきたい。執行部は「解散風」をあおっているが、それならば法案採決の前に「郵政民営化の是非を問う」解散総選挙をすべきでないか。反対するなら否決するなら選挙と言うよりもその前に堂々と国民に信を問うのが筋ではないか。自分達の都合通りにいかないと奥の手を使うぞというやり方は必ずどこかで大きなリアクションが出てくることと思う。

2005年7月2日(土)

鈴 木 宗 男

 中ロ首脳会談が行われ「米国の一極主義に対抗し、多極化・国連重視」を訴える内容だ。中ロは昨年、永年の懸案であった国境問題を最終的に解決することで合意し、4300kmあまりの国境の確定が決まった。今回の会談でも「戦略外交」という言葉がよく使われているが、中国とロシアの提携は世界に大きな影響を与える。両国は密接な関係を構築する一方で、潜在的な緊張関係も存在する。経済面、軍事分野、兵器取引、エネルギー協力等であるが、これらは日本にも直接、間接影響する問題である。
 以前にも書いてあるが、日本とロシアがガッチリした信頼関係をつくっておくことが、対中国、対韓国、対北朝鮮にも大きなカードとして使えるのだが。そこまで至っていない事が日本の戦略なき外交として浮かび上がってくる。今年11月のプーチン大統領訪日までに、北方領土の現実的返還を目指す頭作りをしてほしいものである。
 郵政民営化法案の衆院本会議採決に向けて、党執行部は造反者に対して厳しく処分する方針を示し、総選挙での公認を外すかとか強圧的な言葉が聞こえてくるが、冷静に振り返ってほしい。武部幹事長は1994年(平成6年)6月の首相指名選挙で造反、2000年11月の「加藤の乱」でも造反、郵政民営化特別委員会筆頭理事の山崎拓氏も造反した。この時も党の決定に逆らっての行動である。当時の執行部は穏便に事を収め、党内融和を優先したものだ。自分達の歩いてきた道を踏まえて「あの人にだけは言われたくない」と言った声が出ないようにするのが責任ある立場にいる人の務めだと思うのだが。
 内閣総理大臣を決める首班指名選挙と郵政民営化の法案の採決では、どちらが政治家としての判断が重いか明らかであろう。この点からしても、過去の言動をよくよく考えて、賢明な方向に持っていく努力をすべきでないか。
 各地を歩きながら、郵政民営化よりも景気、社会保障等、日々の生活に直結する問題について悲鳴を上げている人が多い事を知るべきである。それらの声が選挙にとって大きな力になる事を十分考えるべきではないか。
 公明党の国対委員長が「造反者に公明党の推薦は難しい」と述べたと報道されているが、いろんなやり方があるものだと、権力側の動きにほどほど感心するしかない。政治家が信念をなくしたり、誇りを失ったらやめるべきである。国民の目線にたった、堂々たる政治家が1人でも多く我が国にいる事を示して頂きたい。国民もよく見ていることを知るべきである。
 午前中札幌事務所で仕事をし、午後から江別市内挨拶廻り。その後石狩管内浜益村を廻り、浜益村で大変お世話になっている団体の会合に出席。夜は石狩管内新篠津村で後援者との懇談会。心ある多くの人との出会いはただただ有難く、勇気が湧いてくる。

2005年7月1日(金)

鈴 木 宗 男

 米航空宇宙局(NASA)は、日本人宇宙飛行士野口聡一さんが搭乗するスペースシャトル「ディスカバリー」を14日打ち上げると発表した。シャトルに乗る日本人宇宙飛行士としては5人目、2年5ヶ月ぶりの飛行再開であり、足かけ13日の飛行の成功を心から祈りたい。
 宇宙から見る地球を眺めて、野口さんはどんな感想を持つのか。今なおテロ、民族紛争、パレスチナ問題と争いの絶えない地球だが、宇宙からその地球を見て、「心豊かに、心を広く持って、全ての恩讐を超え、小さな争いはやめて皆仲良くしようじゃないか」と叫んでくれる事を私は期待したい。
 イラン次期大統領が1979年米大使館人質事件に過激派組織の幹部として加わっていたとの疑惑が30日米メディアで浮上し、米政府が真偽の確認に乗り出すと報道されている。元人質からの指摘だと伝えられているが、事実関係を見守っていきたい。
 国際的権力闘争となると様々なうごめき・話が出てくるものだ。そう考えると、私の場合も国内の権力闘争は勿論だが「日本がロシアとの関係をより強固にしようと考えると、嫌がる国がある」とある本に書かれていた様に、国際的パワーゲームに巻き込まれた面もあるので、この点ゲームのルールはどうだったのか、今回のニュースを聞きながら私の事もよく調べて行きたいと思うものである。
 一日札幌市内廻り、事務所での仕事。夜は後援会会合、マスコミとの懇談と忙しかった。忙しい中にも自分のスタンス、今何が大事かしっかり頭作りをして頑張って行こう。


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