ムネオ日記
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2007年10月31日(水)

鈴 木 宗 男

 7時半から東京のカナダ大使館で、「不朽の自由作戦−海上阻止活動(OEF−MIO)」の説明会があった。
 NISのインテリジェンスアナリスト、国防総省のアフガン担当者、統合参謀本部第5部の政策担当者らから、アルカーイダの脅威、タリバーンの支配回復について説明があり、またアフガニスタンにおける最大の課題は麻薬であり、世界の93%のアヘンはアフガニスタンでつくられていること、OEFにおける日本の役割、貢献の成果についても詳しく述べられた。
 「不朽の自由作戦」に参加している国の在京の大使も出席していた。新テロ特措法を通すための一環として、日本の貢献に感謝しながら、更なる理解をとの思いがあっての今日の企画だと考えるが、最初から「給油継続ありき」での話なので、私としては一方的な都合の良い話と受け止めながら拝聴させて戴いた。
 質疑応答に入り、自民党、民主党、公明党、国民新党、共産党、社民党、新党大地、新党日本と、各党一人ずつ質問の機会が与えられた。私から1.カルザイ政権の統治能力はどうか、1.パキスタンのムシャラフ政権は安定しているか、1.タリバーンは空軍も海軍も持っておらず、ゲリラ戦をしているが、給油に使う力を民生の安定の安定等、アフガン国内に使ってはどうかと質問したが、「個別の問題は個別に聞いて欲しい」とはぐらかされた。この対応だけでも、今日のブリーフィングが思いつきで、形だけのガス抜き的なものだと感じた。誠意のない態度は受け入れられない。
 10時半から約1時間、自民党の古賀誠選挙対策委員長と選挙協力について協議する。古賀先生からの呼びかけが先週あり、今日の打ち合わせとなったが、昨夜伊吹幹事長夫妻と恒例の会食会があり、私も家内を連れてご馳走になったが、伊吹幹事長からも「古賀さんとよく話して下さい」と言われており、古賀先生からも大変丁寧なお話を承った。次回の協議には伊吹幹事長も入れてということで、今日は選挙協力の申し入れを承ったことにした。古賀先生は北海道の1区から12区まで、小選挙区の情勢について細かく把握されており、さすが選挙の責任者であると感じた。
 古賀先生とは、古賀先生は幹事長、私が総務局長として、平成12年の衆議院総選挙を戦い抜いた経験もあり、昔から良く知っている仲である。伊吹幹事長も古賀選挙対策委員長も手強く強力なタフネゴシエーターであるとの思いを新たにする。
 いつ選挙があるか。昨日の党首会談もいろいろな事情、思惑があってのことであり、いつ何があってもおかしくないとの認識の中で、賢明な判断をして参りたい。政治は生き物であることを十分頭にいれて対処していこう。
 一日議員会館で仕事をする。夜は横浜で後援会の集まりに顔を出し、懇親する。


本日提出した質問主意書2件
bX1 政治資金の透明性に関する再質問主意書bW8 1972年の沖縄返還における日米「核密約」を示す米公文書に関する第3回質問主意書
bX2 ミャンマーにおける邦人記者殺害に対する政府の対応に関する質問主意書bW9 外務省における特命全権大使の役割に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2007年10月30日(火)

鈴 木 宗 男

 朝早くに新幹線で静岡から戻り、議員会館で仕事。
 質問主意書に対する政府答弁書が6件返ってくる。その中に、今問題になっている、海上幕僚監部による海上自衛隊補給艦給油量の誤差隠蔽に関する質問主意書に対する答弁書があるので、質問主意書の内容とあわせて以下お知らせしたい。

◎海上幕僚監部による海上自衛隊補給艦給油量の誤差隠蔽に関する質問主意書
 (平成19年10月22日提出)

1.海上自衛隊の補給艦が2003年2月にインド洋で米補給艦に給油した量を巡り、20万ガロンから80万ガロンへと防衛省が訂正した問題で、海上幕僚監部が2003年当時から誤りに気づいておきながら、当時の防衛庁長官に真実を報告せず、隠蔽していたこと(以下、「隠蔽」という。)が明らかになったが、なぜ「隠蔽」は行われたのか。その原因、経緯を明らかにされたい。
2.2003年5月9日、当時の福田官房長官が記者会見で「キティホークの燃料消費は1日20万ガロンで、(海自提供の燃料は)ほとんど瞬間的に消費してしまう。イラク関係に使われることはあり得ない」と述べ、また当時の石破防衛庁長官は同年同月15日の参議院外交防衛委員会で「アメリカに確認したところ、2月25日に米補給艦に20万ガロン燃料提供した」旨答弁しているが、福田官房長官と石破防衛庁長官が右の答弁を行う以前に海上幕僚監部が「隠蔽」を行い、両氏に対して真実を伝えていなかったということか。
3.「隠蔽」に主導的役割を果たした人物及び「隠蔽」に第一義的責任を負う人物は誰か。「隠蔽」に関わった人物の官職氏名を全て明らかにされたい。
4.2007年10月2日に閣議決定された政府答弁書(内閣衆質168第43号)では、2003年2月のインド洋における海上自衛隊の補給艦による米補給艦への給油量が20万ガロンではなく80万ガロンであったことについて、「これは、平成十五年当時、海上幕僚監部において給油量に関するデータを集計する作業を行った際、当該米補給艦への給油量を他の艦船への給油量と取り違えて入力した事務的な誤りによるものである。」との答弁がなされているが、右の事務的な誤りに政府が気づいたのはいつか。
5.「隠蔽」が発覚したのはいつか。
6.4.の事務的な誤りに政府が気づいてから4.の「隠蔽」が発覚するまでの間、なぜ政府は「隠蔽」に気づかなかったのか。
7.3.の人物に対してどのような処分が検討されているか明らかにされたい。
8.2007年10月22日の朝日新聞1面には、「当時の担当者は20万ガロンから80万ガロンに増えても、イラクへの転用はないから重大な問題ではないと判断したようだ」との防衛省首脳のコメントが掲載されているが、右コメントに対する政府の見解如何。イラク戦争への転用がなかったので、実際は80万ガロンの給油量を20万ガロンとした誤りを公表しなくても問題はないと政府は考えているか。
9.シビリアンコントロールの定義如何。
10.8.のコメントにあるように、イラクへの転用はないから給油量の誤差は重大な問題でないと判断し、誤差を隠蔽することを決めた海上幕僚監部の行動は、シビリアンコントロールの観点から問題であると政府は考えるか。

 右質問する。

○海上幕僚監部による海上自衛隊補給艦給油量の誤差隠蔽に関する質問に対する政府答弁書
 (平成19年10月30日閣議決定 内閣衆質168第142号)

1から6までについて
 お尋ねに係る事実関係については、現在も調査中であること等から、すべてを確定的にお答えすることはできないものの、現時点では、防衛省として、おおむね次のとおり把握しているところである。
 平成十五年二月二十五日、海自自衛隊補給艦ときわは、米補給艦ペコスに対して約八十万ガロンの給油を、米駆逐艦ポール・ハミルトンに対して約二十万ガロンの給油を行った。
 平成十五年二月二十六日、当時の防衛庁海上幕僚監部防衛部運用課(以下「運用課」という。)等は、インド洋に派遣されている派遣海上支援部隊の指揮官から当該給油に係る報告を受領した。また、同日、海上幕僚監部装備部需品課(以下「需品課」という。)等は、当該部隊から当該給油に係る受領証の写しが添付された電子メールを受領した。運用課の担当者は、同日ころ、当該報告に記載された給油量をパソコンソフトを用いて作成された給油量の集計表に転記したが、その際、米補給艦ペコスへの給油量と米駆逐艦ポール・ハミルトンへの給油量とを取り違えて入力した。
 平成十五年五月六日、イラクの自由作戦に従事したキティホーク空母戦闘群のマシュー・G・モフィット司令官が、海上自衛隊から米補給艦を経由して間接的に約八十万ガロンの燃料補給を受けた旨を発言したとの報道がなされた。
 平成十五年五月八日、当時の石川統合幕僚会議議長は、当該集計表に基づき、記者会見において、海上自衛隊から米補給艦に約二十万ガロンの補給を実施している旨を述べた。
 平成十五年五月九日、海上幕僚監部防衛部防衛課長等は、需品課の担当者からの指摘により、前記の取り違えによる誤りに気付いたが、米補給艦ペコスが我が国から補給を受けた直後に米空母キティホークに補給したことに係る問題が当時沈静化しつつあったこと等を考慮し、適切な報告を行わず、当該誤りに係る訂正の措置をとらなかった。
 一方、平成十五年五月八日、防衛庁防衛局防衛政策課の担当者は、米補給艦ペコスが我が国から補給を受けた直後に米空母キティホークに補給したことに係る問題に関する防衛庁としての応答要領を前記の当時の石川統合幕僚会議議長の記者会見の内容を踏まえて作成した。この結果、当時の福田内閣官房長官が同月九日の記者会見において、また当時の石破防衛庁長官が同月十五日の参議院外交防衛委員会において、それぞれ海上自衛隊補給艦から米補給艦への給油量は約二十万ガロンである旨の説明をすることになった。

七について
 現在、当時の海上幕僚監部及び防衛庁内部部局等に所属していた関係者について、事実関係の調査を行っているところであり、関係者に対する処分については、当該調査により認められた事実関係を踏まえ、厳正かつ適切に行うことを考えている。

八及び十について
 平成十五年当時、一から六までについてで述べた取り違えによる誤りが生じていたことについて、海上幕僚監部防衛部防衛課長等が気付いていたにもかかわらず、適切な報告を行わず、当該誤りに係る訂正の措置やその旨を公表するための措置をとらなかったことは、防衛省や自衛隊の事務処理の在り方に対する信頼を損ねるとともに、文民統制に係る極めて重大な問題であると考えている。

九について
 シビリアン・コントロールは、文民統制のことを指し、民主主義国家における軍事に対する政治の優先を意味するものと考えている。

 今まで言われてきたとおりの型通りの答弁だが、防衛省がこの問題を深刻に受け止め、再び間違いを起こしてはならないとの思いが伝わってくる。外務省の答弁書に比べると誠意が感じられる。お互い、緊張感を持つ時は持ってやっていくことが必要である。
 守屋前防衛事務次官の証人喚問を各紙大きく扱っている。本人は記憶に基づいて正直に答えていても、「何か隠し事があるのではないか」という論調が多い。「傍目八目(おかめはちもく)」の言葉の通り、第三者的に冷静に物事を見ることも、一つの大事な考えではなかろうか。
 私は「(だま)すより(だま)されろ」を信条として生きてきた。この生き様が足をすくわれることにもなったが、私の方から人を(だま)したことがないだけ気が楽であり、お天道様の下を胸を張って歩くことができる。
 アメリカ大リーグのワールドシリーズは、レッドソックスの4連勝で優勝がきまった。ローテーションを守った松坂投手、リリーフ役の岡島投手の2人の日本人選手の活躍が大きく評価されている。メジャーで堂々とやっていける選手の姿に、勇気ややる気をもらった人もいることだろう。素晴らしいことである。負けたロッキーズの中で、キラリと光る活躍をした松井稼頭央選手の存在も大きい。
 ワールドシリーズで日本選手が大きな影響を持つことを、20年前、30年前、誰が想像しただろうか。このことでも10年、20年の年月の流れは重く、大きいものがある。メジャーで頑張っている日本選手全てに拍手を送りたい。来年は更なる好成績をあげることを祈念してやまない。


本日提出した質問主意書3件
bW8 1972年の沖縄返還における日米「核密約」を示す米公文書に関する第3回質問主意書
bW9 外務省における特命全権大使の役割に関する再質問主意書
bX0 富山県における冤罪判決に関する第3回質問主意書

本日受領した政府答弁書6件
bU8 外務省職員が公務出張に際して取得したマイレージの利用に関する質問主意書
bU9 1972年の沖縄返還における日米「核密約」を示す米公文書に関する再質問主意書
bV0 富山県における冤罪判決に関する再質問主意書
bV1 ミャンマーにおける邦人記者殺害に関する第3回質問主意書
bV2 政治資金の透明性に関する質問主意書
bV3 海上幕僚監部による海上自衛隊補給艦給油量の誤差隠蔽に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2007年10月29日(月)

鈴 木 宗 男

 昨日、藤波孝生先生が亡くなったとの知らせを聞く。74歳、人生80年の今日(こんにち)、年齢的に早すぎる旅立ちである。
 昭和61年、金丸幹事長のもとで「死んだふり解散」を中曽根首相は行ったが、この衆・参同日選挙で自民党は圧勝した。このことにより中曽根首相は、2期4年の自民党総裁任期を特別に1年延長し、5年の間やることになる。当時のキングメーカー金丸先生の判断だった。
 その金丸先生は、中曽根先生のあとは竹下登先生を考え、特別に1年延長したものである。昭和62年の俗に言う中曽根裁定で竹下先生を指名したゆえんだ。
 金丸先生は、竹下先生に2期4年やらせるつもりだった。そしてその後は藤波孝生先生を考えていた。私が2回目の当選をした時、金丸幹事長は「鈴木君、俺の目の黒いうちは金丸が君の面倒はみる。しかし、いつまでの金丸の時代じゃない。藤波孝生は間違いなく将来があるから、藤波のグループ(新生クラブ)にも入っておけ」と言われ、藤波先生の政策集団に入らせてもらったいきさつがある。一般的に、竹下先生のあとは安倍晋太郎先生と言われていたが、私の知る限りにおいては、金丸先生は竹下先生4年の後は、藤波先生を考えていたのである。
 竹下先生がリクルート問題はじめその他の事件に名前が出て、青木伊平秘書が亡くなる悲しい出来事もあり、また、消費税議論も重なり、予算成立を引き替えに竹下内閣は退陣する。前後して藤波先生もリクルート事件に巻き込まれる。まさかのまさかと言うべき、藤波先生の在宅起訴であった。
 政治の世界にあの時こうしてい“たら”、こうしてい“れば”の「タラ」「レバ」はないのだが、リクルート事件がなければ間違いなく藤波先生は天下人になっていたであろう。羽田孜先生や森喜朗先生も名を連ねていた「新生クラブ」の代表であった藤波先生の、何とも言えぬ人間味、懐の深さが、今とても懐かしく思われる。
 政界、まさに一寸先は「闇」と言える。かくいう私もまさかの「さか」に遭ってしまった。心から藤波先生のご冥福をお祈りしたい。
 政治の世界、一人消えれば二人、三人と台頭してくる。時に人の不幸につけ込んでくる者もいる。永田町に身を置いて38年、色んな出来事を見てきたが、足の引っ張り合い、だまし、狙い撃ち、ねたみ、ひがみ、やっかみ、色んな思惑が政治をつくっていく。そんな中で藤波先生は、自然体で泰然自若(たいぜんじじゃく)としており、特別な存在であったと思える。藤波先生のご冥福を心からお祈りしたい。
 守屋前防衛事務次官の証人喚問が行われた。検察当局、関係者は、目を皿にして興味深く今日の喚問を眺めていたことだろう。自分たちのシナリオ・ストーリーに沿ってこれから追及の陣立てを考えるのだろう。私もまた注意深く見守っていこう。どのような国策捜査が行われていくのか。
 昨夜は鹿児島から札幌ドームに駆け付けて、日本シリーズの日本ハム応援にまわったが、残念ながら中日に完敗だった。明後日から名古屋での試合になるが、是非とも勝ち越して札幌に戻って勝負をつけて欲しい。これが多くの北海道民の願いである。
 午後の便で東京に戻り、議員会館に入って打ち合わせ等。16時の新幹線で静岡に向かい、内外情勢調査会静岡支部で講演。
 10月の講演も今日で5ヶ所目。毎月何カ所かの講演が入ってくるが、有難い限りである。弱肉強食、新自由主義、勝ち組・負け組と格差の拡がる中で、敗者復活できた、カムバックできた側の一人として、私なりの発信をして参りたい。
 「人生あきらめるな」「人生生きていればいいことがある」「信念を持って正直に生きろ」と言い続けて行きたい。


本日提出した質問主意書2件
bW6 拉致問題を巡る官房長官と外務大臣の対立に関する質問主意書
bW7 米大統領の日本観に対する政府の対応に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2007年10月28日(日)

鈴 木 宗 男

 鹿児島市でタクシーに乗って乗務員さんとお話をすると一日置きに働いて月収14〜15万、年収150万と聞く54歳の方だった。又、個人タクシーの運転手さんは毎日働いて月25万〜30万という。二人とも異口同音に規制緩和の弊害です。誰でも参入出来、台数だけが多くなり、事故を起こしたり、体を壊したりする人が多くなっていると聞かされる。
 東京の価値基準で市場原理、競争原理でたちゆかない地方に対する配慮がない、地方が疲弊している、格差が拡がっていると鹿児島市に来ても北海道と同じだ、政治が無いと感じる。
 アメリカ型の新自由主義、弱肉強食のやり方は日本に馴染まない。この流れを変えなければ、国民がやる気を失い、国力が低下する。エネルギー資源のない日本は人的資源、国民の勤勉性をもって世界に冠たる日本になった。歴史に学び、歴史をつくっていかなければならない。政治の流れを変えることが重要である。
 守屋前防衛事務次官の証人喚問が明日行われるが質疑に立つ人は風聞やデマ中傷の類でなく、しっかりと裏打ちされた自分で掴んだ事実を以って質問して欲しい。
 平成14年3月11日、私も証人喚問を受けたが、共産党の佐々木憲昭議員は「ムネオハウス」というねつ造語を以って質問してきた。ロシア人はロシア語に誇りをもっている。北方四島の人は、私は何回も行ったが英語は使わない。それなのに面白おかしく質問してきた。私は今、「ムネオハウス」で、北方支援事業関係で裁判にはなっていない。迷惑千万であった。
 又、社民党の辻元清美議員は「疑惑の総合デパート、疑惑の総合商社」と質問で言ってきた。ケニアのソンドウミウのダム・ODAに関してだが、私は何も業者選定には関与していないのに一方的な何の裏づけもない質問でパフォーマンスそのものだった。辻元議員の「疑惑の総合デパート、総合商社」という言葉が一人歩きし、これも国民に面白おかしく受け止められた。
 この時、質問していた時期に辻元議員は国民の尊い税金から秘書給与を2000万円以上詐欺していたのである。詐欺している時に私に、事実でない誹謗中傷するとは何事か。こうした経験則から私なりに訴えたい。
 神聖な国会でしかも縛り厳しい条件のついた証人喚問という場で、ウソやデタラメな表現はすべきではないし、あってはならない。粛々と議論を進め、国民への情報公開を行って欲しい。テレビ中継だからといって私のときのように、佐々木氏や辻元氏の様なパフォーマンスはいらない。事実関係をしっかり質疑をして欲しいと願ってやまない。
 午前中、霧島神社をお参りする。北海道栗沢町出身の千葉宮司さんからご挨拶を頂き、感激した。雄大な大自然の中にあり、歴史を伝える大神宮に参拝し、身も心も洗われる思いであった。
 昨日の知覧特攻平和会館に続き、今日も感謝とやすらぎを頂いた思いである。先人のご労苦、偉業にただただ頭の下がる思いである。
 2時過ぎの鹿児島発で東京へ。羽田で乗り継ぎ千歳へ。札幌に出る。日本列島を縦断したが、鹿児島市は20℃以上の陽気、千歳、札幌はひんやりとして温度差は15度以上、狭い日本と言われるが南と北では随分と差がある。
 昨日、北海道美唄市で火事があり、消火にあたっていた北清幸司消防士長、山岸信貴消防士の二人が亡くなるという悲しいニュースに驚く。命を懸けて職務を全うしたお二人のご冥福を心からお祈りしたい。40歳と25歳、これからが人生の花も実もあると考える時、又残された御家族の事を思う時、胸が痛む。こうした人のお陰で我々の日常生活が守られていることをお互い考えていこうではないか。

2007年10月27日(土)

鈴 木 宗 男

 せっかく鹿児島に来たので、午前中、知覧特攻平和会館を視察する。川床剛士参事さんの説明を聞きながら、平和の尊さを思い知らされる。
 「命の尊さと家族の絆。特攻隊員の心に学ぶ」という30分程の特攻隊員の遺書の紹介を見ながら、教えられること大であった。1036人の特攻隊で殉死した中で17―18歳の少年飛行兵は335人。北海道出身者は35名で、都道府県別では5番目であった。知覧からの出撃は439名である。
 遺書を拝見しながら、圧倒的にお母さんあてのものが多いことに気がつく。お父さんあては少なく、ご両親様というあて名もある。やはり生み育ててくれたお母さんはかけがえのない存在であり、子供の頃お父さんに叱られ、怒られた時、お母さんが優しくしてくれた昔の夫婦の良き役割分担の中で、お母さんに対する感謝の気持ちが最後には出てくるのだろう。
 不登校や引きこもりの、または非行行為で社会に迷惑をかけ、現在少年院にいる子供・少年に知覧平和会館を見学させれば、更正につながり、勇気ややる気を起こさせることになるのではとつくづく感じたものである。なによりも、家族、故郷を、国を愛する心をわかってもらうことが重要である。私が寄贈した献燈を通りながら、今日は貴重な、尊い勉強をさせて戴いたと感じた。
 高村外相が26日午前の記者会見で、拉致問題の進展について「何人かでも帰国すれば進展であることは間違いない」と言ったことに対し、町村官房長官は午後の記者会見で「それを言って何か意味があるのか。相手につけいる(すき)を与えるだけだ」と批判している。更に「関係者にあたかも何人かが帰ってきそうだ、ウチは入っているだろうかとあらぬ誤解を招く」と言及したと報じられている。内閣のスポークスマンである官房長官が、外交の責任者である外相の発言を詳しく精査した上で噛みついたのか、単に「こういう記者会見だった」と表面的な話を聞いただけで文句を言ったのか、何かしら違和感を覚える。
 今回の外務大臣の発言にモノを言うのなら、水面下で事の真実をきちんと確認してからモノを言うべきである。表で議論する話ではない。それこそ町村発言は「相手につけいる(すき)」を与えるだけではないか。表に出して話すことなのかどうか水面下で意思確認をし、間違っても閣内不統一と言われることのない様にするのが官房長官の一番の仕事だと思うのだが。何とも寂しい議論である。

2007年10月26日(金)

鈴 木 宗 男

 福田政権が誕生して1カ月。突然辞めた安倍首相の後継として順調なスタートを切ったが、新テロ特措法、海上自衛隊の給油量訂正問題、地域格差問題等々、難問が待ち受けている。政権が安定するかどうか、一番確かな判断は総選挙をすることである。国民の信を受けて賢明な政治をすることが国民のためである。福田首相にその腹があるならば、政権は続くであろう。
 2年前、小泉首相が郵政解散をしてから、小泉・安倍・福田と内閣は三つめを数える。内閣が三つも替わったのだから、選挙をしない方が不自然だ。是非とも民主主義の手続きに基づいて、解散総選挙の断行を期待したい。政治とカネ、年金、防衛省問題と、国民に選挙で選択をして戴く要件は揃っているではないか。
 守屋前防衛事務次官の接待に続き、久間元防衛相も同じ人物から接待を受けていたことが明らかになった。守屋前次官は証人喚問が決まり、縛りがかかってしまった。話したくても話せない状況になっている。久間元大臣には進んで国民に事実関係を明らかにして戴きたい。そのことが何よりの疑惑払拭になるのではないか。
 最近、政治とカネの問題について、国会議員自身の口から国民に対する情報公開がなされず、説明責任が果たされていない。久間元大臣の口から話してもらえれば、国民も納得する部分が出てくるのではないか。
 亀田興毅選手が謝罪会見を行ったが、父親がもっと謝るべきではないか。子供を表に出して親は引っ込んでいるという構図が理解できない。親が真摯に反省し、子供も一緒に反省する姿がなぜとれないのか。子供の教育上も良くないと考えるのは、私だけだろうか。
 演歌歌手の吉幾三さんが故郷青森で社会人野球チームを旗揚げした。「『若者が青森に残って、仕事も野球も楽しめるようにしたいのよ。野球の力を借りれば、少しは地元を活性化する起爆剤になるんでないか』と思った」(読売新聞2面)と出ている。吉さんの故郷を想う心が伝わってくる。
 今、政治家がどれだけ故郷、社会に「私が政治家だ。私が政治家としてその責任を果たすのだ」という気概を持って、政治活動に取り組んでいるだろうか。吉さんの発想・企画が成功することを願ってやまない。
 14時半羽田発で鹿児島へ。鹿児島後援会で会合に出席。1年ぶりで久し振りにお会いする人もいたが、心ある人がここ鹿児島での支援して下さることに、感謝の気持ちで一杯である。


本日提出した質問主意書4件
bW2 インド洋上における海上自衛隊による補給活動に対する駐日米大使の発言に関する質問主意書
bW3 外務省職員のマイレージ利用に関する第3回質問主意書
bW4 北方領土返還に向けての政府の考えの変遷に関する質問主意書
bW5 大使公邸に勤務する公邸料理人の給与に対する予算補助に関する質問主意書

本日受領した政府答弁書7件
bU1 大使公邸に勤務する公邸料理人に対する称号に関する第3回質問主意書
bU2 社会保険庁職員の賞与返還に関する再質問主意書
bU3 京都議定書に対する米大統領の認識に関する質問主意書
bU4 インド洋における多国籍軍の海上阻止行動を巡る国連安保理決議に関する第3回質問主意書
bU5 コンサルタント事業会社による政府開発援助に係わる不正経理に関する質問主意書
bU6 京都議定書に対する米大統領の認識に関する質問主意書
bU7 インド洋における多国籍軍の海上阻止行動を巡る国連安保理決議に関する第3回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2007年10月25日(木)

鈴 木 宗 男

 守屋前防衛事務次官の証人喚問を29日行うことが、衆院テロ対策特別委員会で議決された。新テロ特別対策措置法とは全く別の次元だと考えるが、あわせ技で委員会での質疑に持ち込むあたり、正しい委員会運営かどうか一考を要するのではないか。
 証人喚問の重さ、拘束性から言って、その前に防衛省として守屋前次官から聴取し、国民に説明責任を果たすのが筋ではないか。ボクシングの亀田選手にしろ、相撲の朝青龍にしろ、ある日ある時、突然手のひらを返すようなやり方が本当に正しい手法かどうか、お互い冷静に考えていきたい。
 私自身証人喚問を受けた者として、しみじみ思うことがある。一方的な流れをつくられるとどうにもならない。5年前、北方四島支援に関して、「ムネオハウス」やディーゼル発電、ケニアのソンドゥミリウダムに関し、辻元議員から「疑惑の総合デパート、いや、総合商社」と面白おかしく言われ、世論のバッシングに遭い、その後あたかも「これで鈴木宗男は逮捕される」と、連日書き立てられた。
 当時、野党の皆さんが私を告発したが、事件にはならなかった。私は今裁判をしているが、ムネオハウスはじめ証人喚問で取り上げられた件で裁判をしているものはない。このギャップを考える時、その時の雰囲気の怖さ、恐ろしさを知る者として、落ち着いた静かな中でのやり取りが大事だと思うものだ。
 昨夜は静岡県沼津市で、中小企業の集まりで講演。350人もの人が集まって下さり、熱心に耳を傾けて下さった。多くの人から「国策捜査のやり方、怖さが良くわかりました」と言われる。二次会、三次会と会の役員の皆様方と懇談しながら、真実を語る意味の重要性がひしひしと伝わってきた。
 朝7時過ぎの新幹線で東京に戻り、一日フルに働く。この一週間、毎日飛行機か列車に乗っていることになるが、元気に働き、動けることに感謝したい。


本日提出した質問主意書3件
bV9 金大中事件での我が国への主権侵害に対する政府の対応に関する質問主意書
bW0 北方領土問題についてのロシア外相の認識に関する質問主意書
bW1 ロシア人漁師による密入国に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2007年10月24日(水)

鈴 木 宗 男

 昨日18時半から旭川で松山千春さんのコンサート。例年なら12月末だが、今年は20日に十勝管内幕別町でのコンサートが入り、今月になったとの事。
 昨日の松山さんは、いつも通り素晴らしい歌とメッセージを発してくれた。「一度きりの人生、とことん人を信用する。愛してみろ、信じてみろ。どれだけ人を信用し、愛し、信じてきたか。俺はムネオさんを信じている。ムネオさんは俺を信じさせてくれた」と、ステージからファンに語りかけてくれた。松山さんの「情」「人間味」にただただ感謝の気持ちで一杯である。北海道内でのコンサートは極力追っかけをするようにしているが、12月末の函館、苫小牧、札幌を楽しみにしよう。
 ロシアのラブロフ外相と高村外相が東京で23日会談したが、「北方領土問題は双方が主張を譲らず、四島返還に向けた具体的交渉は進展しなかった」(北海道新聞朝刊2面)「日ロ外相会談領土問題 戦略描けず 不安定な福田政権反映」(同5面)と出ている。戦後62年、空想的解決を言っても結果はついてこない。現実的解決に向け、どんなアプローチがあるのか考えなくてはいけない。
 また、福田首相とラブロフ外相の会談は行われなかった。昨日の福田首相の動向を見てみると、夜7時過ぎには私邸に帰っている。福田首相が領土問題を解決しようと真剣に考えているのならば、万難(ばんなん)(はい)してラブロフ外相と会談する時間をつくるべきであった。これだけでも領土問題解決への熱意が見られない。
 小泉政権以後の日ロ関係は、田中、川口両外相の空白の4年間が今も大きな負の影を落としている。当時の竹内事務次官はじめ外務省ロシア担当者の不作為は、国益を損ねたものだった。「勇将の下に弱卒なし」と言うが、間違ってなった人がポストに就くと、それだけで国力が落ち、国民のやる気を失わせる。当時のミスキャストを悔やむものである。
 外交は積み重ねである。小泉首相の訪朝にしても、金丸先生、森元首相はじめ、多くの人がつないできての実現である。戦術・戦略をしっかり立てて、外務省のロシア担当者は領土問題解決に向け、取り組んで頂きたい。
 民主党の小沢代表が次の総選挙に向け、昨日札幌から全国行脚を再開した。記者会見で小沢代表は「力を合わせ、総選挙で政治を変えようという点では一致している。できるだけ早い機会にまたお話ししたい」と、私に秋波を送ったと報道されている。
 20日には自民党の伊吹幹事長から、23日には小沢代表から温かい声をかけて頂けるのは有難い。政策本意で、政治は誰のためにあるか、国民のためにあるということをしっかり踏まえて、新党大地の代表として取り組んでいきたい。
 選挙協力というのは、お互い良かったと言える結論、結果を出さなくてはいけない。私は言うべき事は言いながら、北海道が良くなれば日本が良くなる、明日の日本をつくる北海道を基本に、北海道に根を張る地域政党(リージョナルパーティー)新党大地の代表として、ベターよりもベストの選択をして参りたい。
 12時50分旭川発で上京し、議員会館で仕事。
 17時過ぎの新幹線で三島に向かい、沼津市で静岡東部経営者の集まりで講師を務める。先月は2度静岡に入り、今月の静岡入りは今日で2回目。29日も静岡市での公演が入っており、9月・10月で計5回、まさに静岡の月となった。


本日提出した質問主意書3件
bV6 遺棄化学兵器処理に係わる調査研究に関する質問主意書
bV7 日ロ外相会談における領土交渉に関する質問主意書
bV8 金正男氏と見られる人物に対する政府の認識と前内閣総理大臣の認識の相違に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2007年10月23日(火)

鈴 木 宗 男

 新テロ対策特別措置法案の趣旨説明が衆議院本会議で行われ、いよいよ本格的議論に入る。新法の議論に入る前に、守屋武昌前防衛事務次官の証人喚問をすることを与野党とも前提としているような流れになっているが、もう少し冷静に考えるべきだ。
 守屋前次官が防衛庁の倫理規定に触れ、また山田洋行との関係がいかがかと言うなら、防衛庁なり捜査機関がきちんとした判断をし、法律に基づいて処理されれば良い。新法とは別の次元ではないか。
 5年前、私も証人喚問を受けた。1.俗にムネオハウスと言われた友好の家入札問題等北方支援について、1.ケニアのソンドゥミリウダム等対アフリカODAについて、1.ジョン・ムウェテ・ムルアカの旅券、身分についての3点で、平成14年3月11日、証人喚問を受けた。今、私は騒がれたムネオハウスでもケニアのソンドゥミリウダムでも事件になっておらず、裁判をしていない。あの時も何でも鈴木、悪いのは鈴木といった世論が作られ、結果的に国策捜査へと進んでいった。
 検察は自分のシナリオ、ストーリーに沿って事件を組み立てていく。「権力を背景にやっていますから、国策捜査と言われたらその通りです」と平然と取り調べの検事は言ったものだ。
 守屋前次官の問題点は問題点として、新法の議論は議論としてきちんと整理するのが公平、公正ではないか。私の経験から、今の一方的な流れを危惧きぐするものである。
 守屋前次官の問題より、薬害肝炎に関して、血液製剤「フィブリノゲン」投与によりC型肝炎に感染した418人分のリストが放置されていた方がもっともっと大問題ではないか。命に関わることである。製薬会社は197人の氏名を把握していたという。個人情報を考慮して告知しなかったと言うが、それが治療の遅延、症状の悪化につながることをなぜ考えなかったのか。人間的ではない。
 厚生労働省は何をしていたのか。個人情報の載った資料が引き継がれていなかった責任をどう受け止めるのか。憤りを感じる。
 個人の特定につながる情報はないと言ってきた国の責任も極めて重い。テロ特措法より、こうした命に関わる問題をきちんとしっかりやるのが第一ではないか。政治が問われているとしみじみ思うものである。


本日提出した質問主意書2件
bV4 我が国のミャンマーに対する制裁に関する質問主意書
bV5 金正男氏来日時の外務省及び外務大臣の対応に関する再質問主意書
本日受領した政府答弁書5件
bT6 金正男氏来日時の外務省及び外務大臣の対応に関する質問主意書
bT7 ロシア人漁師による密入国に関する質問主意書
bT8 北方領土問題についてのロシア外相の認識に関する質問主意書
bT9 時津風部屋力士急死問題についての愛知県警の初動捜査に関する質問主意書
bU0 死刑制度を取り巻く状況と死刑制度に対する政府の認識に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2007年10月22日(月)

鈴 木 宗 男

 インド洋で海上自衛隊の補給艦が米国補給艦に給油した燃料につき、今年9月に補給量を20万ガロンから80万ガロンに訂正した問題は、4年前、国会答弁の6日前に海上自衛隊監部は既に誤差を知っていたことが明らかになった。当時の官房長官は福田現首相であり、防衛庁長官は石破現大臣である。国民の尊い税金を使って国際貢献をしているのに、ごまかした数字を国民に知らせるとは何たることだ。担当者の責任は重く、きちんとした経緯の説明を国民にしてもらいたい。
 それにしても何とずさんなことか。「精強組織」という名誉ある表現がかすんでしまう。
 しかし、今も日本を代表し、灼熱の中で国際貢献をしている自衛隊員には責任はない。彼らの士気が下がらないよう、公平な目で彼らの活動を見守ってあげたい。
 米大リーグのア・リーグ優勝決定シリーズで、レッドソックスは松坂投手の力投によりリーグ優勝を飾り、ナ・リーグ優勝の松井稼頭央選手のロッキーズとのワールドシリーズとなった。両チームともここ一番で日本人選手が活躍し、勝利するケースがしばしばあり、ワールドシリーズでの更なる日本選手の活躍を期待したい。
 日本ではパ・リーグは北海道の日本ハム、セ・リーグは中日とで日本シリーズが行われる。今週末から来週にかけて楽しみである。
 10時20分帯広発で上京し、議員会館で仕事をする。
 18時から大相撲八角部屋の八角親方のお子さんの誕生日会に出席するため、八角部屋へ行く。第52代横綱の北の富士さんはじめ、久し振りに古くからの友人にお会いすることができた。仲間の集まりは心和むものである。


本日提出した質問主意書2件
bV2 政治資金の透明性に関する質問主意書
bV3 海上幕僚監部による海上自衛隊補給艦給油量の誤差隠蔽に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2007年10月21日(日)

鈴 木 宗 男

 昨日の伊吹幹事長と私との会談はTVニュース、新聞等で取り上げられている。いつ解散があるかは別にして新党大地としての理念をしっかり持ち、聞く耳を持ちながら対応していきたい。
 選挙協力というのは先ずは政策面で一致しなければいけない。次に双方にとってメリットがあることだ。一方だけの利益では不信をつのらせてしまう。北海道での第3勢力である新党大地の評価を公平・公正にして頂き、互譲(ごじょう)の精神で私は取り組んでいきたい。
 格差の拡がった弱肉強食の政治、フリーター、契約社員の厳しい現状を見る時、政治の流れを変えなければと考える時、北の大地・北海道から新しい政治の息吹きを打ち出していきたい。
 8時に札幌を出発し、上川管内占冠(しむかっぷ)村トマムに向かい、高速道路道東自動車道のトマム−十勝清水間21kmの開通式に出席。思えば平成9年10月橋本内閣の閣僚の時着工が決まり、10年の歳月を要した。私にとって感慨深い仕事である。
 北海道の高速道路はヒト、モノの流れの重要性もあるが、さらに人道的側面も考えて欲しい。それは頭、脳、心臓等、突発的な「1時間、2時間勝負」の病気に対し、高速道路があれば命が助かるのである。拠点病院に行くのに100km、150km離れている北海道の場合、高速道路の果たす役割は極めて重いことを一人でも多くの人にわかってもらいたい。あと4年で我が故郷足寄から札幌までがつながる。一日も早い開通を今から楽しみにしたい。
 16時から帯広で異業種の集まりの勉強会で挨拶。17時半から十勝管内幕別町での松山千春さんのコンサートに顔を出し、松山さんと懇談。いつもの心のこもった千春の魂に触れる歌とメッセージに勇気をもらった思いである。故郷十勝での千春のコンサートはやっぱり「十勝人」と言える熱いものを感じた。松山さんの「情」「心」に感謝してやまない。

2007年10月20日(土)

鈴 木 宗 男

 8時半羽田発で千歳へ。機中で自民党の伊吹幹事長と一緒になる。  11時から約30分、伊吹幹事長と会談。伊吹幹事長から「新党大地は、北海道では衆・参各種選挙結果から40―50万票ある。これは北海道では自民党、民主党につぐ勢力である。当選同期で立場は違っても、友情は損なわずにやってきた。新党大地代表の鈴木先生に、12小選挙区での協力を率直にお願いしたい」と言われる。
 私からは、「伊吹幹事長の就任を心からお祝い申し上げる。私が厳しい環境にあった時も、家族始め事務所に温かいご配慮を戴き、感謝申し上げる。民主党からも選挙協力の依頼があることは事実である。民主党には参議院選挙における総括が先であり、それを待ちたいと言ってある。今回は自民党幹事長としての申し入れを伺ったに留めたい」と伝える。
 伊吹幹事長から「今後とも政治家伊吹と政治家鈴木宗男の友情はしっかり温めていきたい。今後とも連絡を取り合って、私の幹事長としての役割を果たしていきたい」とのお返事があった。以上の様なやり取りをさせて戴いた。
 伊吹幹事長とは昭和58年初当選同期であり、副幹事長、議運理事をやり、平成8年に「構造改革研究会」を立ち上げ、伊吹氏が会長で、私が幹事長を務めた仲だ。平成9年、橋本改造内閣で同時に入閣し、平成12年、私が自民党総務局長の時は伊吹氏が組織本部長として、一緒に衆議院選挙で汗を流したものである。振り返れば長い人間関係である。これからも人間関係だけは大事にしていきたい。
 11時半から陸上自衛隊北部方面隊創隊55周年式典に出席。伊吹幹事長との会談があったので遅れて到着したが、自衛隊の皆さんは気持ちよく迎えてくれ、有難かった。
 私が防衛政務次官の時の制服幹部の皆さん始め、懐かしいお顔に接し、感激した。私は三度、防衛政務次官を務める機会に恵まれ、ここでも人間関係を深め、広げることができた。出会い、ご縁に感謝したい。
 札幌事務所で取材、お客さん対応。夜はマスコミ、政治関係者との懇談と、あっという間に一日が過ぎた。札幌もかえでが色づき始め、秋真っ盛りというおもむきである。

2007年10月19日(金)

鈴 木 宗 男

 補給の支援活動特措法案(新法案)が17日閣議決定され、23日の本会議で趣旨説明、質疑が始まる。
 タダで給油してもらい、感謝しない、喜ばない国はないだろう。当たり前のことに対して謝意決議を必要とする、その神経がわからない。
 大事なことは、このテロ特措法はアフガンの安定、安心、安全のための法律であり、その為に自衛隊がインド洋に行っているということだ。給油活動によっていかほどアフガニスタンに貢献できているのかを政府はもっともっと国民に説明し、情報を公開しなくてはいけない。あわせて、給油活動によりどれだけアフガンが良くなったのか、安定してきたのかも検証し、国民に説明すべきである。
 アフガンは今、麻薬が蔓延まんえんしている。世界の三分の一のケシはアフガンで栽培されているという報道もある。タリバーンはゲリラ戦が主体で、空軍も海軍も持っていない。空軍、海軍がない組織との戦いで、果たして給油活動が本当に意味のあることなのかどうか、冷静に考えることも必要ではないか。
 教育とか農業生産とか、また医療面での貢献も日本はできる。食事がちゃんと取れ、教育がきちんと受けられれば、ゲリラに入る少年、若者はいなくなる。私は私なりにアフガン情勢やタリバーンの動き、パキスタンのムシャラフ政権の安定等について総合的に考える時、アフガンの安定、安全のために日本は何をすべきか、日本の果たす役割は何かと考える時、民生面での更なる協力も大きな貢献ではないかと思うものだが。
 ただ「国際貢献だ」「日米関係だ」と言う前に、なぜテロ特措法ができたか、そしてなぜ今新法かという、根っこの部分をしっかり見なくてはいけない。情緒的に判断したり、また感情に流されてはいけない。しっかりした議論が大事である。
 講談社から出ている文庫本の『闇権力の執行人』の3刷りが決定したと、担当者から連絡が入る。9月20日の発売から2ヶ月で2万3000部だが、それなりの売れ行きである。ハードカバー版も去年1月に出版し、約5万部売れたが、『北方領土「特命交渉」』(講談社)『反省』(アスコム社)も政治家本では珍しく2万部以上売れており、有難い限りだ。本を読んで戴き、一人でも理解してくれる人が出ることは嬉しい限りである。
 18時から東京と足寄を結ぶふるさと会が開かれ、出席する。年に一回、足寄町長始め町民の皆さんが東京に来ての交流会だが、1年ぶりに会う懐かしい顔を見ると、故郷足寄が想い出される。
 もう足寄は初霜も降り、冬の気配が日一日と高まっていく。懐かしい故郷の思い出話に花を咲かせ、有難い時間を過ごさせて戴いた。


本日提出した質問主意書4件
bU8 外務省職員が公務出張に際して取得したマイレージの利用に関する質問主意書
bU9 1972年の沖縄返還における日米「核密約」を示す米公文書に関する第3回質問主意書
bV0 富山県における冤罪判決に関する再質問主意書
bV1 ミャンマーにおける邦人記者殺害に関する第3回質問主意書

本日受領した政府答弁書7件
bS9 1972年の沖縄返還における日米「核密約」を示す米公文書に関する再質問主意書
bT0 国連総会における「先住民族宣言」の採択に関する第3回質問主意書
bT1 外務省における特命全権大使の役割に関する質問主意書
bT2 ミャンマーにおける邦人記者殺害に関する再質問主意書
bT3 米大統領の戦前の日本に対する認識に関する第3回質問主意書
bT4 富山県における冤罪判決に関する質問主意書
bT5 イランでの法人拘束に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2007年10月18日(木)

鈴 木 宗 男

 昨日、亀田父子が会見したが、私もテレビニュースを見ながら、「本当に謝罪の気持ちがあって出てきたのか」と、首をかしげざるを得なかった。10分という記者会見の時間も問題だ。日本ボクシングコミッション(JBC)の局長がついていながら、何を考えているのか。単なる形だけのパフォーマンスなら、ボクシングファンをバカにした話だ。
 人それぞれの受け止め方があるが、父親の史郎氏の物言いもなんとなくふてぶてしく、胸にストンと落ちる話として受け止められなかった。何よりも、一番の問題を起こした亀田大毅選手が、もう18歳なのに一言のお詫びもなく、2分で退席するとはとんでもない。あそこで父親が「皆に謝らんか!」と教えるのが普通の姿ではないか。
 親によるしつけ、家庭教育の重さをしみじみ考えさせられた。東京新聞27面の囲み記事に、スポーツジャーナリストの二宮清純さんと漫画家のやくみつるさんの話が載っており、私も共感するので読者の皆さんに紹介したい。

【「偽装謝罪」に映る】 スポーツジャーナリスト二宮清純さんの話

 亀田史郎トレーナーは、一番の問題として問われた反則の指示を否定した。事実を認めないのに謝罪をするは、謝っておいた方が得だという「偽装謝罪」に映る。JBC事務局は、まず真相を究明しなければならない。ボクシング界は亀田フィーバーに踊らされた。損得では損の方が大きいが、長年培った信頼は崩れ、古いボクシングファンは離れた。大毅選手は試合に出られない一年間で、基礎からきっちりと技術を身に付けるのが大切。JBCも甘やかしすぎた。今後は特別扱いをしないのが本人のためだ。


【殊勝になれぬ父】 漫画家やくみつるさんの話

 (亀田一家にとって)会見でバッシングの揺り戻しがあるかな、とも思っていた。が、話を聞く限り、どこに自分たちの非があるのか分からない内容だった。判官びいき、れんびんの情けはわかない。おやじは殊勝になることができないのか。社会には今、悪ぶることを礼賛する風潮があるけれど、一家を持ち上げ、受容してきたのは、明らかにハードルを下げすぎたといえる。

 連日チャンピオンの内藤選手がテレビに出ているが、亀田効果で内藤選手の株も上がったのではないか。勝負の世界、リング上の闘いも大事だが、リングを離れてからの闘い、態度も国民は見ていることを肝に銘じなくてはいけない。
 5年前、私は何でも鈴木ありきでバッシングを受け、権力による国策捜査で逮捕されてしまった。この事を考える時、メディアの持つ意味、重さをしみじみ感じる。今回のこの騒動を他人事ひとごとと思わず、私も教訓にしていきたいと思う。


本日提出した質問主意書2件
bU6 京都議定書に対する米大統領の認識に関する質問主意書
bU7 インド洋における多国籍軍の海上阻止行動を巡る国連安保理決議に関する第3回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2007年10月17日(水)

鈴 木 宗 男

 今日の日本経済新聞2面に、ベタ記事ではあるが、「民主と大地が選挙協力」という見出しで、次のような記事が出ている。

民主と大地が選挙協力

 民主党と新党大地の次期衆院選での選挙協力が16日、大筋固まった。民主が北海道東部の選挙区や比例代表で大地の3候補を推薦・支援し、道西部で大地が民主に協力する方向。民主の小沢一郎代表が23日に北海道を訪れ、大地の鈴木宗男代表と共同記者会見する。小沢氏はこの北海道入りをスタートに全国行脚を再開し、宮崎、熊本、鹿児島などを回る。

 全く決まってもいない話で、沢山の記者が取材に来てくれたが、戸惑うばかりである。人騒がせな話をしてくれたものだ。
 衆議院選挙の話をする前に、7月の参議院選挙北海道地方区での連合のやり方に対し、まずは民主党としてきちんとした総括をするのが筋ではないか。新党大地としては、多原香里は党の副代表にも関わらず推薦にし、民主党も推薦で共同歩調をとった。連合がかたくなに小川候補一本に最後の最後まで厳しく締め付けてきたが、十勝管内、釧路・根室管内、網走管内で衆議院選挙を考える時、誰と、どこと協力・連携すれば、当選、ひいては政権交代につながるのか、誰でもわかる話である。
 民主主義は手続きが一番であり、その次が中身である。私は手続きを大事にしていきたい。
 昨日は自民党の古賀誠先生が札幌で「鈴木さんとも早くにあいたい」とコメントしている。古賀さんとも伊吹さんとも昔からのご厚誼を戴いており、古い人間関係なので、聞く耳はきちんと持つようにしたい。
 伊吹さんや古賀さんの思いと自民党北海道支部連合会の温度差は、相当あるのではないか。私から動く話ではないので、出方を見ることにする。
 いずれにせよ、心ある北海道有権者の皆さんのお蔭で、平成16年の参議院選挙北海道地方区では48万5382票という尊く貴重な票を戴いた。17年の衆議院選挙では43万3938票、19年今年の参議院選挙では62万1497票もの多くの支持を戴いた。この実績を公平に評価して戴ければ良いだけのことである。心して、いかなる状況にも対応できるようにしていきたい。
 13時から築地本願寺で故 瀬島龍三さんの伊藤忠商事株式会社と亜細亜学園による合同祭に参列。中曽根康弘元内閣総理大臣が友人代表として心のこもった弔辞を述べられた。森、海部、羽田歴代総理もお参りされており、瀬島龍三翁がいかに国家に貢献されたかがうかがい知れる。私も中川一郎先生の秘書時代からご指導賜り、日ソサケマス交渉、昭和57年の自民党総裁選挙での瀬島先生のお話が脳裏をよぎる。
 歴史の生き証人は95歳の天寿をまっとうされた。心からご冥福を祈るのみである。


本日提出した質問主意書3件
bU3 京都議定書に対する米大統領の認識に関する質問主意書
bU4 インド洋における多国籍軍の海上阻止行動を巡る国連安保理決議に関する第3回質問主意書
bU5 コンサルタント事業会社による政府開発援助に係わる不正経理に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2007年10月16日(火)

鈴 木 宗 男

 日本ボクシングコミッションの倫理委員会が、11日のWBC世界フライ級タイトルマッチでの亀田選手の反則行為に対する処分を発表し、大きなニュースになっている。
 父親であるトレーナーの亀田史郎氏にはライセンスの無期限停止、亀田大毅選手にはライセンスの1年間停止というものだが、「当然だ。軽すぎる」という声が圧倒的である。特に父親でもある史郎氏のリング上での態度を見ていると、教育上良くないし、子供の将来をどう考えているのかと首をかしげざるを得ない。子供は親を選べないのである。親としての役割を正しく果たしているのかどうか、はなはだ疑問である。
 その史郎氏が、「いきなり1年間のライセンス停止処分は重いものではないでしょうか。ボクサーとして成長期にある18歳の大毅にとって、1年間はあまりにも長いと思います」とのコメントを出している。「自分達親子のしたことがどれだけ大変なことなのかわかっていないのではないか」「この点が身勝手、わがままと言われるゆえんだ」といった声が寄せられる。私もそう思いながら、この亀田親子を増長させた、分不相応な扱いをしたテレビ局、メディアにも一部責任があるのではと思う。
 世間を知らない者が「自分中心で世の中動いている」と勘違いした結果の今回の騒動である。お互い反省していきたいものである。
 11日の試合から5日間で処分を決定した日本ボクシングコミッションの対応は、朝青龍問題で後手後手に回り、無用な時間をかけた日本相撲協会よりはしっかりしたものだったと考える。これを機に、亀田大毅選手は勿論、兄弟が真のプロスポーツマンとしてリングに戻り、上がることを期待したい。
 外国にある日本の大使公邸に配属されている公邸料理人に関する質問主意書に対する政府答弁書が返ってきた。公邸料理人に対する給与は大使の裁量で決められ、大使から支給されるものであり、その為に大使へは本俸の他に毎月多額の在勤手当が支給されている。その上で更に、公邸料理人への給与に対して外務省から補助が出ており、平成19年度では約3億円もの金額が予算として計上されていることがわかった。外務省の厚遇ぶり、無駄遣いぶりを国民の皆さんはどう考えるか。
 今日早速3回目となる質問主意書を出した。これからも税金の無駄遣いについて指摘をして参りたい。


本日提出した質問主意書2件
bU1 大使公邸に勤務する公邸料理人に対する称号に関する第3回質問主意書
bU2 社会保険庁職員の賞与返還に関する再質問主意書

本日受領した政府答弁書11件
bR8 大使公邸に勤務する公邸料理人に対する称号に関する再質問主意書
bR9 国連における先住民族の権利宣言を受けての我が国政府の取り組みに関する質問主意書
bS0 社会保険庁職員の賞与返還に関する質問主意書
bS1 テロ特措法による海上自衛隊の給油支援に関する再質問主意書
bS2 インド洋における多国籍軍の海上阻止行動を巡る国連安保理決議に関する再質問主意書
bS3 トラック環礁における日本兵の遺骨の取り扱いに関する再質問主意書
bS4 北方領土におけるロシアの実効支配強化に関する再質問主意書
bS5 個人情報保護と外務省職員の公務との関係に関する質問主意書
bS6 「われらの北方領土」における記述内容の変更に関する再質問主意書
bS7 外務省職員に対する航空会社の便宜供与に関する質問主意書
bS8 東京宣言と日ソ共同宣言の内容に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2007年10月15日(月)

鈴 木 宗 男

 朝7時に帯広を出発し、根室管内別海町に向う。別海後援会女性部の会合に出席。午後1時過ぎには別海町尾岱沼おだいとう後援会のパークゴルフに顔を出し、懇談する。
 天気もよく、国後島が間近に見える。国後の山々を見ながら、改めてこの7年間の日ロ関係はどうだったか、領土問題は後退はあっても前進はなかったと考える時、元島民の皆さんの気持ちを思う時、政治がない、外交がないとしみじみ感じる。
 ロシアのラブロフ外務大臣は、時事通信社の書面インタビューに応じ、領土問題について次の様に言っている。

@日ロ関係が今よりも高い水準に達することが領土問題で合意に至るための客観的に必要な条件である
A1956年の日ソ共同宣言は両国議会で批准された国際条約であるが、1993年の東京宣言は法的文書ではなく、双方が領土問題に関する立場を記した政治文書である
Bロシアは日本に対し、ロシアの法律あるいは新たな協定に基づき、北方領土での共同経済活動を行うよう呼びかけている
C経済的に互恵的な提案があれば、他国の企業が北方領土に進出することを歓迎する

 この答えを聞く時、小泉政権が誕生し、ロシア側は「政権が変わると今までの約束、積み重ねも信頼関係も変わるのか」と受け止めたのである。
 橋本・小渕・森政権と続いた信頼醸成を目指す流れで対ロ外交に取り組んでいれば、領土問題も解決したし、大きな前進があったのではと考えると、国益を損ねたこの7年の外交であったと思う。政治家はもとより外務省のロシア担当者の、この7年に対する責任は極めて重く、大きく国益を損ねたのである。
 国後島を久しぶりに望みながら、政治の価値、外交の重要性を感じる一日だった。




本日提出した質問主意書3件
bT8 北方領土問題についてのロシア外相の認識に関する質問主意書
bT9 時津風部屋力士急死問題についての愛知県警の初動捜査に関する質問主意書
bU0 死刑制度を取り巻く状況と死刑制度に対する政府の認識に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2007年10月14日(日)

鈴 木 宗 男

 讀賣新聞一面シリーズもの・地球を読む欄に、『がん検診「受診率と質」の危機』という見出しで国立がんセンターの名誉総長の垣添忠生先生ががん検診の重要性をいている。

 「がん検診が国からの補助金が廃止され、地方交付税に基づき市町村が実施する事業になり、国はがん検診から手を引いたと受け止められ、我が国のがん検診は危機的状況にある」 (讀賣一面)

と書かれている。
 私も平成15年10月・4年前になるが胃がんが見つかり、悪性、転移の可能性ありと言われ、衆議院選挙を断念し即手術をした。手術の結果、転移もなく今、こうして元気に生活している。がんは早期発見、早期治療である。その為にも垣添先生のおっしゃられる検診が一番である。今や男性は二人に一人、女性は三人に一人ががんになり、病気で亡くなる3分の1ががんで亡くなるとのデーターもある。4年前国立がんセンターで手術をし入院したが、国立がんセンターのお医者さん、看護士さん全てのスタッフ関係者が垣添イズムともいうべき「心」配りが行き届いていた。いつもニコニコしてくれる全ての看護士さんの姿を見ながら、いやされ、生きる勇気がいてきたものである。そしてがん手術を終えた後、私は少しでもがん患者に元気を与えたいと思い、マラソンをした。私の走る姿を見て「元気をもらいました」とがん患者からの沢山のメッセージを頂いた。私は垣添先生の百分の一、千分の一、万分の一でもがん患者に私なりのメッセージを発していきたいと思う。
 私ががんを公表した時「先生、がんは怖くありません、早期に手術すれば治ります」、「先生、がんは早期発見、早期治療です、心配要りません」というお手紙・メッセージを多くのがん患者から頂いた。中でも心を痛めたのは「先生、私の与えられた時間は限られています。しかし与えられた尊い命、最後まで全うします」、「先生、私は余命いくばくもありません。生かされていることに感謝して人生を終えたいと思います」といった胸詰まるメッセージもあった。
 今回の垣添先生の提言を我々政治家がしっかり受け止めて国民を守る上から予算措置等、政治の責任を果たしていこうと思う。
 午後の便で羽田から帯広に向かい、帯広市でお見舞い・市内廻りをする。10月の半ばになると帯広の夜は秋の気配が濃厚である。

2007年10月13日(土)

鈴 木 宗 男

 10月11日に行われたボクシングのWBC世界フライ級タイトルマッチ内藤大助−亀田大毅戦は、チャンピオンの内藤選手の圧勝だったが、亀田選手の反則行為、マナーについて昨日も今日もスポーツ紙は大きく取り上げている。
 亀田選手に対するバッシングだが、亀田親子を取り上げ、増長させたのもマスコミではないか。試合前の記者会見で亀田選手はチャンピオンの内藤選手を「ゴキブリ」扱いし、その発言をそのままテレビも新聞も使っていた。公共性の高いマスメディアは「こうした発言はいけません、人をモノ扱いし、人格を否定するのは亀田さん、あなた自身の人間性が問われます」と指摘するのが、本来とるべき道ではなかったのか。
 昨日、今日の報道を見る時、報道機関も公正、公平の視点から亀田親子の扱いは適切であったかどうか、視聴率優先の行き過ぎがあったのではないかどうか等、検証すべきである。同時に亀田親子も、今回の件を教訓にして、今後に生かして欲しいものである。
 自民公明両党は、政治資金規正法の再改正案に関し、政治資金の1円以上の支出について領収書を公開することに合意したそうだが、遅きに失したと言っても良いだろう。領収書の全額添付は私が以前から述べてきたものだが、与党議員の自己本意な感覚で、国民の思いから離れた身勝手な考えで、ただ時間を費やしてきた。これだけでも無駄なことである。一日も早く政治資金規正法の再改正案が国会で通ることを期待したい。

2007年10月12日(金)

鈴 木 宗 男

 総理大臣始め各閣僚出席のもとで、10時から衆議院決算行政監視委員会が開かれる。田中眞紀子委員が質問するというので、私も委員なのでどのような質疑のやり取りがあるのか興味深かった。
 田中眞紀子委員は「拉致問題解決にどう取り組むのか。この5年間前進していない」とまくし立てていた。拉致問題を田中眞紀子委員が言うなら、ご自身が外務大臣の時、なぜ金正男をみすみす北朝鮮に帰したのか。その事を国民にきちんと説明してから質問すべきである。「せっかくの外交カードを逃しておいて、拉致問題云々(うんぬん)を話すのは感覚的におかしい」と、多くの人から指摘の声があった。
 私も同感と思いながら、こうした声が来るだけでも5年前、6年前とは田中さんを取り巻く評価は変わってきたと実感する。5年前、6年前のあの田中フィーバーは何だったのかとしみじみ考えるものである。
 外交は積み重ねである。過去の様々な出来事をしっかり頭に入れないで、思いつきで外交をしていた田中外相ではなかったのか。日ロ関係を見ても、田中外相誕生により、橋本・小渕・森政権で築いてきた信頼関係が壊れ、いや、壊され、今日に至ってしまった。然るべきポストには然るべき人が()かないと国益を損ねる。任命権者は、その点を第一に考えるべきだ。
 平成13年の自民党総裁選挙の時、田中さんは小泉さんに「応援するから、あなたが間違って総理総裁になったら私を外務大臣にしなさい」と言い、それを小泉さんは実現させたと有力者から聞かされたことがあるが、国益を損ねる約束はご免(こうむ)りたい。
 世論も当時、公平、公正な判断ではなく、何か大きな仕掛けの中でムードに流される状況だった。私自身、メディアスクラムと言っても良いバッシングに遭い、言われなき非難、中傷がまかり通って、権力の怖さをイヤと言うほど味わった。今、世の中も少しは落ち着いて、私に対する見方も変わってきたことにはホッとするものである。
 12時から千葉市で、社団法人内外情勢調査会例会で講演。日ロ関係、福田新政権について話をさせて戴く。出席者の皆さんもとても熱心に耳を傾けて下さり、有難かった。
 「自民党の党改革実行本部は、全ての領収書の添付を義務付けた場合、公開対象となる領収書は100万枚を超えるとの試算をまとめた。このすべてを情報公開請求に基づき公開した場合、公開作業に200人以上の事務員が必要との見解も示した。自民党幹部は『すべての領収書を公開することは可能だが、非現実的だ』と強調した」(日本経済新聞朝刊2面)と出ている。領収書添付をしたくないためのこじつけで、説得力がない。領収書を添付してなぜ情報公開請求があるのか。余計な心配である。見ればわかることだ。
 政治資金規正法がザル法と言われて久しい。法律がきちんとしていないから、事務所費の問題でも「法律に基づいて処理しています」という答弁になっている。
 1円以上の領収書添付を言うから紛らわしいのであって、全額領収書添付と言うことだ。全ての政治団体の、政治資金の透明性確保、情報公開をすることが国民の信頼を得ることになる。領収書添付に反対する国会議員を逆に公開してほしいものである。
 夕方、黒川紀章さんがなくなったとのニュースが入る。4月の都知事選挙、そして7月の参議院選挙と、お元気な黒川紀章さんだったが、突然の訃報に驚きにたえない。
 帯広空港ビルの建築など、北海道においても立派な作品を残された黒川紀章さんだった。中川一郎先生の秘書時代から黒川紀章さんを知る者として、心からのご冥福をお祈りしたい。


本日提出した質問主意書2件
bT6 金正男氏来日時の外務省及び外務大臣の対応に関する質問主意書
bT7 ロシア人漁師による密入国に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2007年10月11日(木)

鈴 木 宗 男

 富山県警に強姦などの疑いで誤認逮捕され、2年余り服役した後に無実とわかった柳原浩さんに正式に無罪判決が出た。強制自白をさせた富山県警、それを受けて起訴した富山地検の責任は重い。間違った、歪んだ捜査によって判決を出した裁判所の責任はどうなるのか。
 私も経験してわかった事だが、検察のやり方は自分達のストーリー、シナリオをつくって押し込んでいく。参考人に対して弱みをついて協力者に仕立てていく。いつの時代でも今の検察のやり方では、冤罪が作られる素地がある。柳原さんは「真実が闇に葬られたままなので嬉しくない」と記者会見で言っている。不当な逮捕から5年半余りの時間を、警察・検察はどう償うのか。償うことの出来ない5年半余りではないのか。
 富山県警本部長の話、富山地検次席検事の話にしても、お詫びはしているが組織としてどう責任をとるのかについては触れていない。一番肝心な点に言及しない権力側の姿に、柳原さんは「納得できない」と言っている。質問主意書を出し、私の立場から柳原さんの思いを代弁していきたい。
 鹿児島県での冤罪事件、今回の事件、佐賀農協背任事件と、あってはならないことが起きた。自白偏重の取り調べのあり方が問われており、速やかに容疑者らに対する聴取を録画・録音する取り調べの「可視化」を導入することが必要ではないか。
 7時過ぎの新幹線で三島に向かい、静岡県伊豆市にある曹洞宗真照院の佐藤勝道方丈さんの告別式に参列。北海道厚岸の吉祥寺・斎藤方丈さんのご縁で佐藤方丈さんを知ったのだが、とても人間味のある、何とも言えぬ人だった。全国から曹洞宗の関係者が来ており、厳粛にかつ(おごそ)かに佐藤方丈さんをお送りした。心からのご冥福を祈ってやまない。
 イランの南東部で日本人の男性が誘拐されたことが報じられている。8日に誘拐された男性本人から在イラン日本大使館に連絡があったとのことだが、外務省の発表は昨日。この空白の2日間は何だったのか。命に関わることであり、外務省がきちんと機能していたのかどうか、これから質していかなくてはならない。


本日提出した質問主意書2件
bT4 富山県における冤罪判決に関する質問主意書
bT5 イランでの法人拘束に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2007年10月10日(水)

鈴 木 宗 男

 今日発売の月刊中央公論11月号70頁に「鈴木宗男 政治とカネのすべてを話します」という見出しの記事が掲載されている。今、問題になっている政治資金について、私の考え、見解を書かせて戴いた。ご批判もあると思うが、政治家個々人が情報の開示、透明性の確保を図らなければ国民の理解は得られない。一人でも多くの人に今月の中央公論を読んで戴き、ご指摘・ご叱責(しっせき)を戴ければ幸いである。
 予算委員会で菅直人さんが質問に立ち、インド洋上で海上自衛隊が米軍に提供した燃料がイラク戦争に転用されているのではとの疑惑を追及していたが、なかなかの迫力だった。石破防衛大臣は否定したが、空母キティホークがペルシャ湾に入ったことなど様々な客観的状況からして、100%否定しきれるのかと思いながら、やりとりを興味深く聴いた。私も質問主意書を出しているので、その答えを待って次の展開を考えたい。
 今日も雑誌取材、お客さん対応で一日があっという間に過ぎた。
 43年前の今日10月10日は東京オリンピックの開会式だった。素晴らしい青空のもと、見事な開会式でのブルーインパルスの五輪の輪など、今も鮮明に想い出される。華麗な発展を遂げる日本の大きな一場面であった。
 当時私は高校二年生。過ぎし日を想い出し、感慨無量である。


本日提出した質問主意書2件
bT2 ミャンマーにおける邦人記者殺害に関する再質問主意書
bT3 米大統領の戦前の日本に対する認識に関する第3回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2007年10月9日(火)

鈴 木 宗 男

 ミャンマーで反政府デモを取材中に射殺されたジャーナリストの長井健司さんの葬儀が東京で行われたことをテレビや新聞は報じているが、尊い命が奪われたことに対し、その後日本政府はミャンマー軍事政権に真相究明をどう求めているのか、日本国民の怒りをどう伝えているのか、全く説明がない。この事をメディア・マスコミはもっと強く指摘すべきではないのか。日本人が殺されたということを政府はもっと重く厳しく受け止めて、ミャンマー軍事政権に対して、一日も早く事実関係をはっきりさせるべく、強くモノを言うべきだ。
 今日9日はビートルズのメンバーだったジョン・レノンさんの誕生日で、生きていれば67回目の誕生日になる。この日に向けて奥さんのオノ・ヨーコさんが平和を祈る「光の塔」の建設を進め、アイスランドの首都レイキャビクに造ったと、北海道新聞1面の「卓上四季」欄に書かれている。暴力で最愛の夫を失った人が、平和を願ってやまない気持ちで造った「イマジン・ピース・タワー」の持つ意味はとても大きい。オノさんの平和への心を見習って、私も自分で出来ることは何かを考え、行動していきたい。
 読売新聞朝刊1面の編集手帳欄に、チェ・ゲバラが39歳で政府軍に捕まり処刑されて、今日で40年になると書かれている。「ゲリラ戦」という言葉が出るとチェ・ゲバラという名前が自然に出てくるが、40年経ってもありし日の存在感が伝わってくる。
 同志であったキューバのカストロ議長は、チェ・ゲバラの命日に何を思っているだろうか。キューバでの没後40年の式典には顔を出さなかったそうだが、かつての革命の闘士も、寄る年波には勝てないということか。
 時間は間違いなく進んでいるし、過去は過去である。今生きている、生かされていることに感謝して、私は私の人生を淡々と歩いていこう。
 予算委員会の質疑が始まったが、与党の質問はテロ特措法に時間が割かれており、生活感のない質問であった。テロ特措法も良いが、私が全国を廻り、様々な声を聞く時、強く言われるのは、働く機会がない、高校生・大学生の子の就職先がないという親の声である。間違いなく地域格差、生活格差は拡がっているのだ。政権政党である与党は、そうした国民の声に沿って質問することが大事ではないのか。委員会のテレビ中継を見ながら、血の通った、心の通った政治がないとしみじみ感じたものである。


本日提出した質問主意書3件
bS9 1972年の沖縄返還における日米「核密約」を示す米公文書に関する再質問主意書
bT0 国連総会における「先住民族宣言」の採択に関する第3回質問主意書
bT1 外務省における特命全権大使の役割に関する質問主意書

本日受領した政府答弁書4件
bR4 主務官庁としての文部科学省の日本相撲協会への監督責任に関する質問主意書
bR5 ミャンマーにおける邦人記者殺害に関する質問主意書
bR6 沖縄県における「集団自決強制」削除の教科書検定を巡る県民大会に関する質問主意書
bR7 ミャンマーで殺害された邦人記者の遺品の取り扱い等政府の対応に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2007年10月8日(月)

鈴 木 宗 男

 昨日(7日)朝8時25分からのNHK総合テレビ・「経済羅針盤評価トップの温泉宿」というタイトルで、阿寒グランドホテル鶴雅グループ代表の大西雅之社長さんが日本一のホテルづくりを実践し、ゲストとして出演していた。
 阿寒湖の素晴らしい自然の恵みを生かし大西社長さんの知恵、アイデア、何よりも人様に接する心の持ち方、有り様、テレビを観ながら私ども政治家にとっても大事な心構えを教えられた思いである。
 早速、大西社長さんに電話すると、とっても喜んで下さった。
 阿寒の大自然とアイヌ文化を取り入れ、世界のリゾート地阿寒にしようとする大西社長さんの意気込みに拍手し、応援していきたい。私も昭和58年最初の選挙から先代の時代より大変お世話になり、家族ぐるみのご厚誼(こうぎ)を賜り、今日に至っている。大西社長の存在は私の誇りでもあり、(かがみ)でもある。天国のご両親が「雅之、よくやっているな」と微笑んでいることだろう。久し振りに元気の出る北海道の場面に接し、感激である。
 プロ野球ヤクルトの古田監督が神宮球場での今季最終戦に先発で出場し、本拠地最後の雄姿を一面で扱っている新聞も多い。古田監督のプレイヤーとして、監督としての実績を表わすものだ。「18年間ありがとうございました。また会いましょう」感謝と次へ向けたメッセージに多くの人が胸打たれたことだろう。目に光るその涙に全てが凝縮されている。どこで会えるのか今から楽しみである。
 朝、桧山管内江差町でお世話になった方の弔問。10時から渡島管内七飯町で懇談会。12時半、渡島管内八雲町で二ヶ所、懇談会。函館に戻り市内挨拶回り。18時から懇談会二ヶ所。
 道南を廻り、つくづく感じるのは地域が疲弊している。「働く場がなくなった」「農家に行っても日当が安くなった」「子供が地元に就職できない」地方の声というより、地方の悲鳴である。政治が無いと思いながら「流れを変えましょう、弱肉強食格差の拡がる政治から、生活感のある政治をしましょう」と訴えると皆さん納得してくれる。
 一日も早く解散をして国民に政権選択をする機会をつくって欲しいものだ。

2007年10月7日(日)

鈴 木 宗 男

 昨日に続き今日も北海道は良い天気である。三連休、紅葉もはじまり秋の観光地北海道にとって天気は大きなポイントである。
 10時35分丘珠空港から函館に向かい、函館のとなり北斗市での「ばん馬競技大会」に出席。秋晴れのもと大勢のばん馬関係者ファンが来ていた。
 北海道の開拓の歴史を語る時、馬抜きにしてはない。たくましく力強いばん馬をまのあたりにして子供の頃、馬で畑をおこし馬車で物を運んだことなど想い出し感慨無量である。
 讀賣新聞一面トップに「72年沖縄返還時『核密約』示す米公文書、キッシンジャー補佐官大統領へメモ」と大きな見出し記事が目にとまる。ここまでアメリカから公文書が出ても外務省は認めようとしない。当時交渉の日本側の責任者であった外務省の吉野文六さんも認めていることを何故に頑な(かたく)に外務省は否定するのか、もう時間が経っている。歴史の事実を真実を明かす事が大事ではないか。ウソつきに良い外交は出来ないとしみじみ考える。
 朝日新聞社説に「政治とカネ非公開になぜこだわる」と出ている。多くの人が感じていることなので全文掲載したい。

 安部政権を揺るがせた「政治とカネ」の問題に、どうけじめをつけるか。与野党の綱引きが活発になってきた。
 まず前に踏み出したのが民主党だ。
 1円以上のすべての支出について、収支報告書に領収書のコピーの添付を義務づける。そうした政治資金規正法の改正案をまとめ、近く参院に提出する。情報公開制度を使えば、だれでもすべての領収書が見られるようになる。
 共産、社民などの野党に加え、与党の公明党も賛成の立場だから、参院を通るのは間違いなさそうだ。衆院でも可決されれば、現行の5万円以上に比べ、公開度は飛躍的に高まる。
 だが、これに立ちはだかるのが自民党だ。連立パートナーの公明党にいくら同調を求められても、「事務が煩雑になる」「会食相手が明らかになれば政治活動の自由が損なわれる」などの理由をつけて、全面公開を拒んでいる。
 その代わりに、と自民党が提案するのが、守秘義務のある第三者機関にすべての領収書のコピーを検査してもらい、収支報告書に添付するのは5万円など「一定額以上」に限る、という案だ。
 確かに、第三者機関のチェックを受ければ、福田首相のケースのような領収書の書き換えなどは防げるかもしれない。だが、それは本来、政治家や政党が対応すべきところだろう。民主党はすでに公認会計士などの監査を内規で義務づけている。多額の税金を使ってまで新たな組織を設けるような話ではあるまい。
 そもそも、自民党内の反対論は矛盾だらけだ。事務が煩雑になると言うなら、第三者機関にすべての領収書のコピーを出し、その中から一定額以上を抜き出して収支報告書に添付する方がよほど面倒だ。それに、会食相手の名前が書いてある領収書など見たこともない。
 最近もまた、民主党の渡部恒三前最高顧問に事務所経費の疑惑が発覚した。政治資金をもうひとつの財布として自由に使っているのではないか。政治家は、そんな不信の目で国民に見られていることを自覚すべきだ。政治資金には毎年300億以上の税金が投入されていることも忘れてはならない。
 「政治とカネ」の問題で、いつまでも政治が混迷するのはもうご免だ。この国会できっぱり決着をつけてもらいたい。それが多くの国民の願いのはずだ。
 最も効果的で手っ取り早い対策は明らかである。すべての領収書を国民に公開し、その監視にゆだねることだ。
 その意味で民主党の提案は大きな一歩だが、改善すべき点がいくつもある。
 まず、情報公開制度の手続きをとらなくても、閲覧できるようにすることだ。報告書の提出先が総務省と都道府県選管に分かれていては、照合しにくい。総務省に一本化した方がいい。領収書はコピーではなく原本を添付させるべきだ。
 週明けから予算委員会などで議論し、きちんとした制度をつくってほしい。

以上である。
 私がいつも言っていることだが政治資金には税金がかからない。又、国民一人当たり250円、全体で320億円もの税金が政党助成金として使われている。国会議員が情報の公開、透明性を図るのは当たり前のことである。何を隠そうとするのか。隠す必要があるのかといいたい。今国会で与野党とも国民の理解、納得する制度にすべきである。ちなみに民間会社は経費で落とす場合、全て領収書添付である。それに比べ、今の政治は特権意識が強すぎる。政治家自身の自浄能力を発揮すべき時ではないか。

2007年10月6日(土)

鈴 木 宗 男

 11時から札幌で、議員会館に勤める五十嵐秘書の結婚式・披露宴で仲人を務める。三年の付き合いを経てのゴールインだが、両家の関係者、私の関係者等で、和やかな、とても気持ちのよい祝賀会だった。
 結婚式で菅沼英二牧師さんが、「人生を生きる上で大事なことは、信仰・希望・愛です。人生を生きる証は感謝することです」と話されたが、当たり前のことを当たり前と思わない今の風潮の中、心に入るとてもわかりやすいお話だった。菅沼英二牧師さんに心から感謝したい。
 15時から大地塾10月例会。8月の多原かおり選挙事務所の解散式以降、初めての例会なので、参議院選挙の総括をする。
   「結果は負けたが、一つの団体・組織もない中で62万1497票を戴いたことは、選挙戦では勝利したといえる。目標は60万票だったので、それを上回ったことはきわめて意義深く、次の選挙に向け、大きな一石を投じることが出来たと考える。
 民主党の国会議員はよくやってくれたが、連合の考えが狭く、『自分達だけが良ければ』という判断で、特に十勝・釧根・網走管内では最後まで締め付けが厳しく、それが大きな誤算だった。次の衆議院選挙を考える時、誰の力を借りなければいけないのか、誰と組まなければならないのかハッキリしているのに、みすみす民主党衆議院議員の首を絞めるようなやり方でいいのか」と、私なりの考え、思いを述べる。出席者の皆さんが私と同じ認識のようで、各自うなずいてくれる。
 4日の自民党・町村派総会で、小泉元首相が挨拶の中で「民主党は野党だから反対している協力政党と思った方がいい」「自民党の反主流派で協力政党だ」と言ったことを今日の大地塾でも披露する。
 「今、日本の政治でイデオロギーの対立はない。自民党も民主党も公明党も、国民新党も新党日本もわが新党大地も、自由と民主、自由経済という同じ理念の上に立っている。このことをしっかり頭に入れて欲しい。北海道でよく『昔の社会党の流れをくむのが民主党だ』という人がいるが、それは間違いだ。昔の社会党の流れをくみ、受け継いでいるのは福島瑞穂率いる社会民主党で、ここと共産党とは別の次元である」と説明する。
 今日来て下さった100名以上の方は良くわかってくれたものと思う。「国会開会中はいつ解散があっても良いように、心の準備だけはよろしく」と、心からのお願いをする。
 久しぶりの会合に、皆さん熱心に耳を傾けてくれた。11月の大地塾例会は11月22日18時半、小樽市花嫁センターで開催することにする。
 17時からロシアの新聞社のインタビュー取材。日ロ関係の現状、将来にむけての展望等を聞かれ、私の考えを述べる。10年ぶりにあった人だが、昔と変わらない人情を感じ、一部の外務官僚とは違うとつくづく感じながらの取材であった。
 今日の札幌は秋晴れで、例年にない暖かな気持ちの良い日和だった。菅沼牧師さんの話に感激しながら、大地塾参加者にありがたく思いながら、そして自然に、天の恵みに心から感謝する一日となった。

2007年10月5日(金)

鈴 木 宗 男

 昨夜、釧路市新党大地・鈴木宗男後援会のビールパーティーが、1300人もの方に参加して戴き、盛大に行うことができた。
 「ムネオ感謝祭」というタイトルで、私が演説するのではなく質問に答えるトーク形式で、政治を身近に感じる雰囲気で、好評だった。
 娘からのメッセージが来ており、披露された。私に対し厳しい指摘があるが、貴子の言う通りである。恥ずかしい限りだが、娘の思いを皆さんに伝えたい。読んで戴ければ幸いである。

 9月から4年生になり、夏とは違う忙しさの中で生活しています。その中で、[北海道は、もう寒いのかなぁ]と考えている自分は、やはりお父さんの娘だなぁ、と思いながら生活しています。
 今日は、わざわざ私にまで時間を与えて頂いて本当にうれしく思っています。釧路に帰る時はもちろん、こうしていつも[貴ちゃん]と温かい声をかけてもらえることに感謝していると同時に、みなさんとの家族のような絆を築くことができた父と母を尊敬しています。私も、留学してから特に人と人との結び付き、友情、信頼について学ぶことも多かったように思います。
 今日来てくださっている皆さんには、もうおわかりだと思いますが、父の仕事に対してのバカ正直で不器用な性格が大きいのだろうと思っています。
  ムネオ感謝祭、と聞きましたが、お父さんに質問があります。お父さんを語るには、やっぱりお母さんの存在がとても大きいです。この、感謝祭の場をかりて、お母さんに日ごろの感謝の気持ちは伝えましたか?照れて赤くなりながら笑っているだけでは、だめですよ!お父さんの言葉をかりるならば、[冗談ポリバケツ]です!
 私は今でも覚えています。小さいころ、お母さんが家を留守にする時に、お母さんは必ず[交換日記]を書いて残してくれました。そこには、「お父さんは、北海道のために、国のため頑張っているのだから、貴も頑張らないとね。寂しいかもしれないけど、今日もお父さんは一生懸命働いていますよ」と、
 漢字には振仮名をつけて書いてくれていました。そのお母さんの言葉があったからこそ、私もどんな時でも、鈴木宗男の娘でいることへのプレッシャーやバッシングにも立ち向かうことができました。でも、お父さん、私が伝えたいのは、お母さんも私にそのメッセージを書くことを通して、同じように我慢したり、歯を食いしばっていたのではないか、ということです。私は生まれた時から、政治家の娘でした。でも、お母さんは政治家鈴木宗男と結婚したのではなく、鈴木宗男という顔や見かけはよくなくても、心のあるひとりの人間として選んだのだと思います。
 地元の皆さんへの感謝の気持ちを示す、ムネオ感謝祭だとわかっています。でも、家族同様の付き合いをさせて頂いている皆さんだからこそ、私がこのような話をしてもわかっていただけると信じています。
 お父さん、よく独り言のように言っていますね。[政治家である前に、ひとりの人間でありたい]と。頑張りやで、タフにみえて、でも意外と弱くて悩みやすいお母さんにとって、最高の夫であってください。
 今日、足を運んでくださった皆さんにも、心から感謝しております。どんな時でも、手をぎゅっと握り返してくれて、温かい言葉をかけてくださる皆さん。釧路は決して温かい場所ではないけれども、人の心は温かい、そんな故郷です。新党大地は、鈴木宗男は、決して物事を途中で諦めたりするようなことはありません。どうか、これからも、新党大地をみなさんの手で育てて頂けることを心よりお願いして、私からのメッセージにさせていただきます。

カナダにて、
鈴木貴子    

 娘の感性に私自身ハッとしながら、家族の絆を嬉しく想う。何事も原点を忘れてはいけないと自分自身に言い聞かせ、娘のメッセージを何回も読みながらの今日一日であった。


本日提出した質問主意書3件
bS6 「われらの北方領土」における記述内容の変更に関する再質問主意書
bS7 外務省職員に対する航空会社の便宜供与に関する質問主意書
bS8 東京宣言と日ソ共同宣言の内容に関する再質問主意書

本日受領した政府答弁書7件
bQ7 北方領土墓参団が国後島ラシコマンベツ墓地への上陸を拒否された件に関する再質問主意書
bQ8 日本国籍を有するフジモリ・元ペルー大統領の保護に関する質問主意書
bQ9 砂漠化対処条約の予算協議に対する我が国の態度に関する質問主意書
bR0 国連総会における「先住民族宣言」の採択に関する再質問主意書
bR1 地方議会における答弁調整に関する質問主意書
bR2 米大統領の戦前の日本に対する認識に関する再質問主意書
bR3 我が国において日本語研修を終えた外国人研修生に対する外務省の対応に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2007年10月4日(木)

鈴 木 宗 男

 「舛添厚労相 今度は『バカ市長』 文句いうなら地方交付税もらうなとも
 舛添要一厚労相(58)が国民年金保険庁の着服問題をめぐり、『市町村は(社会保険庁より)もっと信用ならない』と発言し、一部市長が反発している問題で、舛添氏が3日、『「バカ市長」と言われるのはいやでしょうから「小人」と言った』と発言し、火に油を注いだ。舛添氏はこの日朝、大臣就任前から日課として続けているゴミ出し時に報道陣から『(一部市長の抗議は)小人のざれ言』とした2日の会見での発言について問われ、『ちょっと江戸の言葉を使っただけ。文句言うなら、地方交付税をもらわないで言いなさい』と話した。」(日刊スポーツ23面)と大きく載っている。
 一部市町村の一部職員が着服したり不正をした事実が明らかになっているが、これは当然犯罪であり、法の下で処理されなければならない。しかし、「小人のざれ言」と言った記者会見に不正をしていない行政の長が抗議をしたら、「バカ市長」と言うのは言い過ぎである。「舛添厚労相は神様か仏様か。勘違いしている」「舛添大臣のバランス感覚を疑う」「舛添大臣がなんぼのものか」と言った厳しい声が寄せられる。歯切れの良い、マスコミの寵児(ちょうじ)宜しきパフォーマンスよりも、まずは厚労相として与えられた仕事をしっかりやって戴きたい。
 勇ましい発言をするのはわかりやすいが、今まで勇ましいことを言った人ほど、田中眞紀子元外相をはじめ、さほどの実績をあげていない例もある。とにかく舛添大臣には、人を見下したととられる様な誤解を受ける発言をするのではなく、社会保険庁が着実に国民のために仕事をする様、しっかり指導・監督して戴きたい。
 3日のプロ野球高校生ドラフトで、仙台育英高校の佐藤由規投手がヤクルトに一巡目指名され、その記者会見で「ここまで来たのは両親の支えがあったからこそ。家族孝行できる様に精一杯やりたいと思う」と、涙ながらに語っていたが、感謝の気持ちやプロ野球への決意を込めた尊い価値ある涙で、私もニュースを見ながら感激した。若者の純真さ、一途さを久し振りに見た思いである。多くの高校生、若者が佐藤投手と同じ気持ちと考えるが、是非とも目的・目標を持ってそれぞれの人生を歩んで戴きたい。
 佐藤君の涙の会見を見ながら、遙か41年前、私自身のことを振り返る。よくあの足寄町の山の中から東京に出てきて、子供の頃からの夢、希望を果たせたものだと感慨に(ふけ)る。私も両親、兄弟、家族、何よりも後援会の皆様、松山千春さんはじめ多くの支援者にただただ感謝の気持ちで一杯である。
 佐藤君の涙の会見を見て、私も人生を振り返る時、原点を忘れてはいけないことなど教えられること大であった。佐藤投手の大成を心から願ってやまない。
 ミャンマーで殺害された長井健司さんの遺体が帰ってきた。家族のお気持ちを察する時、胸が痛む。
 長井さんが殺害された件について、福田総理は国会答弁で「真相究明を求めていく」と言っているが、尊い日本人の命が奪われたのである。この厳粛な事実を受け止める時、「真相究明を求めていく」では生ぬるい。新聞各紙やテレビ報道による映像を見れば、丸腰の長井さんが至近距離から撃たれ、殺されたのだ。ミャンマー政府に対し、長井さんを殺した兵士の身元確認を求め、ミャンマー軍事政権の責任を日本政府は追求するべきではないか。
 尊い日本人の命が奪われたことに対し、福田総理の官僚的答弁では長井さんが浮かばれない。また、家族がお気の毒である。
 私は既にこの点について質問主意書を出しているが、日本政府に弱腰外交をさせないため、真に「主張する外交」を展開する様、督励したい。





本日提出した質問主意書3件
bS3 トラック環礁における日本兵の遺骨の取り扱いに関する再質問主意書
bS4 北方領土におけるロシアの実効支配強化に関する再質問主意書
bS5 個人情報保護と外務省職員の公務との関係に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2007年10月3日(水)

鈴 木 宗 男

 午前中、佐藤優さんと雑誌の対談。昨年8月に出版した『北方領土 特命交渉』が講談社より文庫本として来年2月に出すことになり、そのことで昨日の夜も佐藤さんと対談したが、大宅壮一賞を受賞してから佐藤さんは原稿に追われ、大変な忙しさだそうだ。
 佐藤さんは裁判中であるが、多くの国民は佐藤さんを支持している。外務省の恣意的、意図的な、国益を損ねたやり方を国民はわかっている。佐藤さんにはこれからもペンで真実を、歴史の事実を残していって戴きたい。国民の皆様にも、国策捜査がまかり通った5年前の出来事を、今一度想い出し、佐藤事件とは何だったのか検証してほしい。
 13時から所信表明演説に対する代表質問が行われる。民主党は鳩山由紀夫幹事長、長妻昭代議士。自民党は伊吹文明幹事長。それぞれ持ち味を出しての質問だったと思う。
 特に、伊吹幹事長の質問はなかなか聞き応えがあり、久し振りに骨太の演説を聞くことができた。伊吹幹事長の存在感は、徐々に段々と重みを増してくるのではと感じるものである。
 鳩山幹事長は福田総理の所信に対し総合的に質問しており、最後にアイヌ民族の先住民族としての権利の確立を求めていた。この件は私が質問主意書でも何回か質問しているが、福田総理は「先住民族の定義がない」と全く検討する姿勢を見せなかった。国連で先住民族の権利宣言が採択されているのにも関わらず、聞く耳持たずの血も涙もない官僚的答弁では、必ずこの先国民が黙っていないだろう。
 長妻代議士は年金問題を中心に、また税金の無駄遣い、天下りを指摘していた。
 参議院選挙で民主党が参議院における第一党になってから、衆議院の民主党も元気が出てきた様に思う。一日も早く衆議院を解散して国民の審判を受け、民意を受けたしっかりした政治、良い政治を行ってほしいものである。


本日提出した質問主意書3件
bS0 社会保険庁職員の賞与返還に関する質問主意書
bS1 テロ特措法による海上自衛隊の給油支援に関する再質問主意書
bS2 インド洋における多国籍軍の海上阻止行動を巡る国連安保理決議に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2007年10月2日(火)

鈴 木 宗 男

 今日の閣議で質問主意書に対する答弁書が決定され、9通返ってくる。
 その中の一つの質問主意書で、北海道洞爺湖サミットで北方領土問題を提議し、議長声明若しくは政治宣言に盛り込む考えを政府は有しているかと尋ねたところ、政府は「政府としては北海道洞爺湖サミットにおいて北方領土問題を提議し、文書等に盛り込む考えを有していない。」と答えてくる。
 福田内閣における答弁書で、閣議決定されている。新首相においても、北方領土問題解決に向けての熱意は感じられない。島を追われた元島民を想うと、政治がない、外交がないことを申し訳なく思う。同時に、6年前の森−プーチン会談が懐かしい。
 最終的に四島を返してもらう点において、私は一度も妥協したことはない。外交は相手がある。日本の主張ばかりが通る世界ではない。お互いの名誉と尊厳に立ち、解決されなければならない。四島が帰ってくるにはどんなアプローチがあるのか。原理原則のみを100年主張しても、1億回言っても、動かなければどうするのか。
 プーチン大統領は1956年の日ソ共同宣言について、両国が批准した、今も生きているものだと再々言っている。日本側がロシアのシグナルに対して応えたことがあるだろうか。テープレコーダー宜しく、ナントカの一つ覚えで主張しても解決できない。空想的解決よりも、現実的解決に向けて決断をしてほしいものである。元島民は70歳、80歳、90歳と、与えられた時間は限られていることを是非とも頭に入れてほしい。
 テロ特措法による海上自衛隊の給油支援について、これまでの給油量及び給油先艦艇につき年度ごとに明らかにされたいと質問主意書で質したところ、「特定の補給に係る対象艦船の名称については、これを明らかにした場合、当該艦船の所属国との信頼関係を損なうおそれがあることから、答弁を差し控えたい。」と答えている。船の名前を明らかにすることで、何故信頼関係が損なわれるのか。国連で謝意決議がなされたのは何だったのかと疑問を持つ。決議国民の理解・応援なくして国際貢献は出来ないのである。こうした官僚的答弁で良いのだろうか。国民に情報開示をせずして何の国際貢献か。私は国民の皆さんの声を、思いを聞いているのである。
 終日議員会館で仕事をし、18時半埼玉の越谷サンシティホールに向かう。9月28日からスタートした松山千春さんの秋のコンサート激励のためである。元気な千春さんを見て安心する。
 電話ではよくやり取りしているが、やはり本人を見るとなんとなくホッとする。熱のこもった松山さんの歌と話に、今日も教えられること大であった。
 「心」を失っている今の時代、シンガソングライターで一人三役をこなし、変わらざる「情」「男気」「勇気」「優しさ」を持っている松山さんの人間味は、私の人生の道しるべである。松山さんに感謝してやまない。


本日提出した質問主意書2件
bR8 大使公邸に勤務する公邸料理人に対する称号に関する再質問主意書
bR9 国連における先住民族の権利宣言を受けての我が国政府の取り組みに関する質問主意書

本日受領した政府答弁書9件
bP8 ロシア専門家を招いた懇談会におけるプーチン大統領の北方領土問題に対する発言に関する質問主意書
bP9 トラック環礁における日本兵の遺骨の取り扱いに関する質問主意書
bQ0 北方領土問題についての外相の発言に関する再質問主意書
bQ1 「われらの北方領土」における記述内容の変更に関する質問主意書
bQ2 東京宣言と日ソ共同宣言の内容に関する質問主意書
bQ3 北海道洞爺湖サミットにおける北方領土問題の提議に関する再質問主意書
bQ4 北方領土におけるロシアの実効支配強化に関する再質問主意書
bQ5 インド洋における多国籍愚の海上阻止行動を巡る国連安保理決議に関する質問主意書
bQ6 テロ特措法による海上自衛隊の給油支援に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2007年10月1日(月)

鈴 木 宗 男

 国会が3週間ぶりに再開される。この空白期間に、意味なく国民の税金が無駄に遣われてしまっている。安倍前総理はこの厳粛な事実をどこまで考えておられるのか。国民の汗と涙の結晶が尊い税金である。この税金によって国民生活が守られている。自分の財布でないから心配していない、関係ないという認識では困る。
 中小企業の経営者の中には、来月の手形をどう落とそうか、社員の給料はどうやって払おうかと心配しながら毎日を送っている人が沢山いることを、是非とも知っていてほしい。「2世・3世、また官僚上がりの政治家には生活感がない」という声が私の所に聞こえてくる。
 福田総理の所信表明演説があり、注目して拝聴した。安倍前総理は「厳しい選挙結果を踏まえた『反省』と国民のために闘うとの『覚悟』を持って引き続き改革に取り組むことにより、国民の皆様に対する責任を果たして参りたいと思います。全身全霊をかけて内閣総理大臣の職責を果たしていくことをお誓い申し上げます」と、言葉では大変な気合が入っていたが、その2日後に辞意表明した。福田首相は総花的に落ち着いた中身で、メリハリはどこにあるのかという演説であった。これからの国会審議を見守るしかない。
 ただ、次のくだりには率直に驚いた。「情勢が悪化したミャンマーで邦人の方が亡くなられたことは誠に遺憾です」という表現である。「遺憾」という言葉を広辞苑で調べると、「思い通りにいかず心残りなこと。残念。気の毒」という意味と出ている。尊い命が非人間的行為で奪われたのである。「1億2500万の日本人は、至近距離から長井さんを撃ったであろうあの兵を絶対許さない。日本を代表して心からの怒りを表明する」と、強く出るべきではなかったか。他人事みたいな福田総理の表現にガッカリしたのは、私だけではないだろう。
 何かが欠けている、大事な「魂」「心」を失っていると受け止めているのは私だけだろうか。明後日からの論戦を待つことにしよう。

本日提出した質問主意書2件
bR6 沖縄県における「集団自決強制」削除の教科書検定を巡る県民大会に関する質問主意書
bR7 ミャンマーで殺害された邦人記者の遺品の取り扱い等政府の対応に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ


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