ムネオ日記
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2008年11月30日(日)

鈴 木 宗 男

 「田母神前空幕長講演に防衛省戦々恐々 来月立て続け 『批判再燃も』」(毎日新聞2面)という記事がある。確かに月刊誌、週刊誌はじめ田母神氏の手記、見解がよく載っている。
 つい一ヶ月前まで、政府が人事で承認した航空自衛隊の最高責任者であった人だ。きちんと調査して、その上で辞めさせていれば心配することもなかったろうに。ウヤムヤなうちに、「臭い物にはふたをする」式に辞めさせてしまった結果、民間人になってしまい、どうしようもない。おまけに国民の税金から出される退職金も総取りである。
 現職の時、政府見解から著しくかけ離れた発言をしておきながら、そのことを放っておいた防衛省幹部の責任は極めて重い。歴代防衛大臣はじめ人事に関与した者は、何らかのけじめをつけ、責任をとるべきではないのか。
 この点、与党政治家が黙っているのはおかしなことだ。国民の理解、協力を得ずして、国家安全保障は遂行できない。
 与党政治家、防衛省は、自浄能力を発揮して戴きたい。信頼回復のためにも。
 麻生首相が小沢民主党代表の地元に入り、民主批判をしたと出ている(読売新聞4面)。政権側、責任ある立場に就いている者は、絶えず批判される側にいる。そのトップにいる首相が、しかも岩手で相手側大将の批判をするだけでも、何とも人間性、器量、度量が小さく見える。
 首相がするべき話は、この日本をどう導くか、お年寄りにどう安心して生活してもらうか、熟年層、壮年層にどう安定を与えるか、若者にどう夢と希望を持たせるか、世界に責任を持つ日本の姿をどう主張するか、そうした大所高所の話であり、国民はそれを期待しているのである。
 党首討論についても、「小沢民主党代表の方が生活感があった」という声が圧倒的である。麻生首相はご自分の立場をまだはっきりわかっていないのではないか。
 就任して2ヶ月経つが、自民党議員としての延長線上で首相をやっていてもらっては、国民が迷惑する。意識改革をしっかりして、その任に全力投球してもらいたい。
 午前中、有楽町の道産子プラザで根室の物産展があり、顔を出す。私の根室後援会の青年部の皆さんが、一生懸命根室の特産物を売っていた。私もサンマ、たらこ、氷下魚こまいを買う。
 明日は東京の日比谷公園で北方領土返還要求行進があり、そこにもこのメンバーが参加する。もちろん私も参加するので、楽しみである。
 昼の東北新幹線で山形市に向かう。
 15時半から根室市で大変お世話になっている方のご子息の結婚披露宴に招かれ、お祝いを述べる。久しぶりの山形は雪が舞っていた。冬、遠からじの感を受ける。
 明日からは12月である。中小企業の経営者、お年寄りは年末を控え、生活が大変だろうと、雪を見ながら心配する。政治の流れを変えることが、元気な北海道、日本をつくることになると、闘志を燃やすものである。

2008年11月29日(土)

鈴 木 宗 男

 昨日の大地塾11月例会で講演して下さった八代英太先生に対して、「次期衆議院選挙で『大地』から出馬してほしい」という声が数多くあがった。党員の声として重く受け止め、各地の党員、後援会関係者と相談し、しっかりした形を作って八代英太先生にお願いをして参りたい。
 八代先生のお話を聞いて、皆さん感激しての発言だったが、まさに「言葉は力なりき」である。
 昨日行われた党首討論について、各紙の見出しは次の通りである。

@読売新聞…首相は慎重 歯切れ悪く守勢 挑む小沢氏 補正出すのが筋 小沢氏80点 首相60点 都築勉信州大学教授(政治学)(3面)
A北海道新聞…押す一郎 守る太郎 小沢代表補正提出再三迫る 麻生首相「安全運転」に終始(3面)
B朝日新聞…迫る代表 かわす首相 「年末解散を」揺さぶり 麻生節封印、終始守り(2面)
C毎日新聞…小沢代表「国民への背信行為」 首相劣勢「一次で年内は対応」(1面) 国会先行きに暗雲 「反転攻勢」思惑外れ 勢いづいた民主 代表称賛する声(3面)
D日本経済新聞…小沢氏「解散を」 かわす首相(3面)
E東京新聞…「麻生節」を封印 防戦一方(3面) 首相の答弁は不満だ(5面社説)
F産経新聞…首相 終始慎重 小沢氏 攻めた(産経新聞5面)

 全体的に「攻の小沢代表」、「守の麻生首相」といった流れである。
 国民の皆さんも、麻生首相より年齢は2歳若いが国会議員生活は12年も長い小沢代表の、政治家としての経験、胆力、生活感に軍配を上げるのではないか。
 麻生首相は「景気が大事」と言いながら、第二次補正予算を出さないのはおかしい。給付金を出すにしろ、補正が必要ではないか。年内は第一次補正で大丈夫と首相は言うが、それなら解散総選挙で信を問う時間は十分ある。それなのになぜ、国民の声を聞かないのか。自己保身、権力維持に汲々きゅうきゅうとして、本当に日本のこと、国民のことを考えているのかと言いたい。
 麻生首相、ここは選挙で国民の最大公約数に従い、賢明な政治をすることが必要ではないか。英断を期待したい。
 麻生邸へ向かう際に無許可でデモをしたとして、都条例違反や公務執行妨害等で現行犯逮捕された3人に対し、東京地検は起訴猶予処分とした。
 動画をみても明らかに警察の行き過ぎといえる。「タコ坊主」なる警察関係者の「行け!」という号令で、ただ歩道を歩いていた青年が逮捕されるというのは異常である。東京地検の判断を警察側はどう考えるのか注目したい。
 権力が行き過ぎた行為に走るのは怖い現象である。善良な市民が、ある日ある時逮捕されるというのはあってはならない。読者の皆さんも一緒に考えていこうではないか。国策捜査で事件を作られた私としても、他人事ひとごとでない思いである。
 7時03分札幌駅発で帯広へ。10時から十勝館内中札内村で、高規格道路帯広・広尾自動車道 幸福IC―中札内IC開通式に出席。その後帯広事務所で仕事をし、市内廻りをする。
 夕方から各種団体の代表者と懇談、打ち合わせ。
 国会が延長された以上、開会中はいつ解散があるかわからない。何があっても良い様に、しっかり心の準備だけはしておきたい。

2008年11月28日(金)

鈴 木 宗 男

 今日の新聞でも、麻生首相の失言に対する記事が多い。

「軽口」で政権も軽!? (東京新聞28面)
浮き足立つ自民 首相求心力に陰り 幹部、若手も苦言、批判 伊吹幹事長「少し言葉が荒れている。注意を」 中川元幹事長「国民目線とずれないことが大事」 山崎前副総裁「メッキがはがれないように」 河村官房長官 首相の放言「今後もある」 社説「首相の放言 患者の気持ちを逆なでした」 (毎日新聞5面)
医療発言批判の嵐 首相また陳謝 与党「細心の注意を」 (読売新聞4面)
風前? 麻生節 医療費失言 与党も批判「総理として誇りを」「まじめ路線に」 (朝日新聞4面)

 珍しい位まで、連日同じことで話題になっている。
 小泉首相以降、総理の資質、見識、経験、胆力等、総合力で自民党は最高責任者を選ばず、人気とか選挙の顔とか消去法の、小手先の判断で首相を選んできた。そのツケがここ数年出ているのではないか。
 田中角栄首相以後、30年以上の国会議員としてのキャリアを持った人がトップについていたが、小泉首相以後はいかんせん安倍、福田首相とあまりにも経験不足だった。そして麻生首相である。間違った、勘違いをした自信が裏目に出ている。
 経済と外交に精通していると言っているが、過去に何か実績を上げているであろうか。小泉首相の言いなりでやってきて、権力にすり寄ることにより、権力を手に入れたのではないだろうか。麻生首相を批判する自民党の議員も、自分たちに麻生首相を選んだ責任があることを少しは頭の中に入れて戴きたい。
 党首討論が行われたが、読者の皆さんの軍配はどちらにあがっただろうか。多くの人から「今日の小沢さんは迫力があった。『政局よりも景気』だと言いながらなぜ二次補正を出さないのか」「『言葉が軽い。それは単に言葉尻をとられているのではなく、その中身について自戒の念を持って言っているのだ』と言った小沢さんに共鳴した。小沢さんの言うとおりだ」といった声が寄せられた。
 私も同じ様な受け止めをしながら、麻生首相は、正面から質問に答えず、逃げていたという印象である。今日の党首討論で、国民が大きな新しい判断、流れを作り出すのではないかと思う。生活感のある政治を国民は待っている。
 会期末にではあるが、党首討論が行われたことをまずは評価したい。国民に選択の機会を与えるわかりやすい行為である。小沢民主党代表の評価が高まることが、政治の変革、チェンジにつながるのである。
 国会の会期が25日間延びたが、延長国会で民主党がどこまで与党を追い込めるか、政策で国民の理解を得られるかにかかっている。12月の国会審議を国民は注視することだろう。
 私は国民新党と院内会派を組んでおり、10月8日には予算委員会で15分間の質問時間を戴いたが、どこかの時点でそれなりの時間を戴き、質問したいと考えている。
 18時から大地塾の11月例会。11月7日、民主党、連合さんと合意した選挙協力の説明をし、了承を得る。すでに私に一任を戴いていたが、念には念を入れて説明するのが親切ではないかというのが私の考えである。皆さん気持ちよく理解して下さる。
 今日の講師は元参議院議員、衆議院議員の八代英太先生で、「弱者に優しい政治」について話をしてもらった。不慮の事故により障害者となられたが、それでも頑張っている姿は、我々のお手本であり、模範である。八代先生の心ある話に、出席者は勇気や感銘を受けたことだろう。仲間の登場に感謝したい。


本日提出した質問主意書3件
bP30 ロシア政府による北方領土開発に対する沖縄北方担当大臣の認識等に関する質問主意書
bP31 韓国国会に発議された対馬に係る決議及び対馬の現状に対する政府の認識等に関する第三回質問主意書
bP32 海上自衛隊の特殊部隊における隊員の死亡事件に関する第三回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2008年11月27日(木)

鈴 木 宗 男

 麻生首相は道路特定財源の一般財源化問題について、ガソリン税(揮発油税)、自動車重量税などの暫定税率を一般財源化しても維持する考えを表明した。
 道路特定財源は目的税である。その目的税を一般財源化するのなら、税の役割は果たされたとして、廃止するのが筋ではないか。
 地方は道路整備がまだ遅れている。地方の議会はこぞって道路特定財源の必要性を訴えている。麻生首相は「地方を元気にする」と言いながら、言っていることとやっていることが違っている。
 昨日の町村会で「丸投げやめろ!」というヤジが飛んでいたが、今日の商工会全国大会でも、麻生首相の挨拶に特別の反応はなかった。精彩を欠いている麻生首相の姿である。
 20日開かれた経済財政諮問会議で、麻生首相は医療費の抑制に関し「私の方が税金は払っている。たらたら飲んで食べて、何もしない人の分の金を何で私が払うんだ」と発言し、その議事要旨が新聞各紙に公開されている。勇ましいことを言うのは結構だが、的外れの発言はいけない。
 何のために政治があるのか。弱い人のためにあるのだ。お金に苦労したことがなく、生活に困ったことのないいわゆる“セレブ”、上流階層の目線で、生活感がない麻生首相の一連の失言を見る時、本当に国家国民を思っているのか、基礎体力が問われるのではないか。
 批判するのは簡単だが、その批判の元をみすみす自らつくってはいけない。取り巻きの配慮、体制もしっかりしていないのではないか。
 私が小渕首相の下で官房副長官をした時は、イヤな話もどしどしあげて、お互い緊張感を持ったものだ。私の経験からして、それぞれのプレイヤーの役割分担、責任、チームプレー等、官邸というのは上から下まで一枚岩でなくてはやっていけない。特に司令塔たる総理がしっかりしていないと、下の者はオタオタするばかりだ。官房長官、官房副長官は、特にその経験が浅い様に見える。国益を考えると、心配なことばかりである。
 明日党首討論が行われるが、麻生首相、小沢民主党代表の白熱したやりとりに期待したい。
 一日議員会館で仕事し、委員会、各種大会に出席する。
 18時半から定例の国会議員との会合で意見交換。皆選挙の心配ばかりである。

2008年11月26日(水)

鈴 木 宗 男

 全国町村長大会が行われ、麻生首相が挨拶をしたが、生活感がなく、町村長を励ますにはほど遠い内容だった。また、給付金支給について町村に丸投げしながら、何の説明もなかった。麻生首相は「強く明るい日本にするのが私の使命です」と言うが、言葉だけが踊っている。
 小泉政治以後、地方がどれほど疲弊しているか、麻生首相は実態をどこまで把握しているのか。大都会優先で過度な規制緩和をする新自由主義政策のツケにより、今国民はやる気を失っている。地方では、若者が働く場を求めて都会に出るため、高齢化が進んでいる。
 給付金2兆円を出す前に、私がいつも主張している様に、「後期高齢者医療制度や障害者自立支援法を廃止します」「年金は間違いなくもらえる仕組みにします」と、国民に安心を与えるのが先ではないか。更には衆議院議員300小選挙区を200に、参議院議員242人を人口100万人で1人の125人に定数削減する、国家公務員の特権をなくす、天下りをさせないといった無駄をなくすのが先決ではないか。言っていることとやっていることがバラバラではいけない。
 やはり、ここは国民に信を問うべきだ。国民の想いをしっかり受け止めて、賢明な政治をすべきである。
 麻生首相よ!あなたが言う強く明るい日本にするために、ここは選挙をすべきではないか。


本日提出した質問主意書3件
bP27 外務省における褒賞制度の一つである川口賞に関する第3回質問主意書
bP28 定額給付金制度をめぐる政府内の混乱等に関する再質問主意書
bP29 防衛省における裏金問題についての調査結果等に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2008年11月25日(火)

鈴 木 宗 男

 麻生首相は二次補正の先送りを決めたが、「選挙より景気」と言っていた話と整合性が取れないのではないか。
 景気を良くするには、速やかにそれなりの規模の第二次補正予算を成立させることが必要ではないか。給付金の支給を決めても、第二次補正を組まなければ支給できないではないか。言っていることとやっていることがバラバラだ。だから求心力が問われるし、読み違いの問題も大きく取り上げられてしまうのだ。
 昨日(24日)の産経新聞4面の、首都圏男女500人を対象とし、11月20日に調査が実施された「今週の世論調査から」によると、「経済対策と総選挙のどちらが先」という質問には「景気対策」が30.4%であるのに対して「解散・総選挙」が58.4%、「解散・総選挙はいつが望ましいか」との問いには「直ちに」が25.0%、「年明けすぐ」が29.8%である。
 この数字を見ても、麻生首相はもっと国民の目線に目を合わせ、堂々と国民に信を問うべきではないか。国民の最大公約数を踏まえて、賢明な政治を行うことが常道ではないか。麻生首相はじめ、自民党幹部の決断を期待したい。
 本日の朝日新聞夕刊1面「ニッポン人・脈・記」というシリーズものの「ここにアイヌ」9回目に、「政治が耳を傾けるとき」という見出しで、「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」が今年6月6日決議されるまでの流れ、新党大地副代表の多原香里さんの写真と思いが載っている。私のコメントもあるが、アイヌ民族を先住民族と認めさせる歴史的な仕事ができて良かったと、しみじみ思う。
 改めて、差別、偏見はあってはならないと考える。アイヌ民族の皆さんの思いを私は粛々と訴えていく。
 過去の行為に率直に目を向け、お詫び、反省することは何も恥ずかしいことではない。それよりも、過去の様々な差別、偏見を黙認、容認し、黙り、何もしないことこそが恥ずかしいことなのである。
 私は愚直にアイヌ民族の権利確立に向けて邁進する。
 昨夜7時からテレビ朝日の報道発ドキュメンタリ宣言「お母さん、許し下さい」を家族と観て、教えられること大だった。40年前、暴力団組員を射殺した後、静岡県寸又峡温泉の旅館に立てこもった金嬉老事件を扱ったものだ。
 金嬉老氏本人が経験した貧しさ、子どもの頃から朝鮮人として馬鹿にされ、差別されてきたこと、お母さんがウジのわいた冷や飯を食べろと言われ、いつも差別に遭っていたこと、それでも母は息子である彼に、「一部の人は悪くても、日本人を恨むというのは間違っている」と教えていたこと。臨場感溢れる番組だった。
 民族差別はあってはならない。殺人や立てこもりも絶対あってはならない。同時に、金嬉老氏をそうした行動へと駆り立てた当時の政治、社会の責任も考えなくてはならない。そして、政治が本来果たすべき役割についても考えて行かなくてはならない。
 アイヌ民族、朝鮮民族に対する過去の歴史はどうであったか。冷静に、そして真摯に受け止めて、私は私なりの責任を果たして参りたい。


本日提出した質問主意書3件
bP24 ケニア沖で起きた邦人が船長を務める中国船への海賊行為に係る政府の対応等に関する質問主意書
bP25 エチオピアで発生した邦人誘拐事件への政府の対応並びに説明に関する質問主意書
bP26 米国原子力潜水艦の我が国への無通報寄港に対する政府の対応等に関する再質問主意書

本日受領した政府答弁書6件
bP06 定額給付金制度をめぐる政府内の混乱等に関する質問主意書
bP07 ロシア政府により進められている北方領土開発についての政府の認識等に関する再質問主意書
bP08 外務省とある特定の国会議員の過去の関係が我が国の国益に及ぼした影響等に関する再質問主意書
bP09 平成20年度北方領土返還要求行進に対する外務省の関与に関する質問主意書
bP10 泥酔により負傷した海上自衛隊員の搬送等に関する再質問主意書
bP11 外務省による秘密指定文書の流出に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2008年11月24日(月)

鈴 木 宗 男

 ペルーのリマで行われているAPEC首脳会議に合わせ、日ロ首脳会談が行われた。メドベージェフ・ロシア大統領は北方領土問題について「解決を次世代に委ねることは考えていない」と、解決に強い意欲を示したと報道されている。
 麻生首相が「7月の日ロ首脳会談で、大統領から強い決意が示されたことを評価する。しかし、その後大統領の決意が必ずしも事務レベルの交渉に反映されていない。官僚のメンタリティー(考え方)を克服しないといけない」と述べると、メドベージェフ大統領は「領土問題の解決を次世代に委ねることは考えていない。どこの国でも官僚の抵抗は存在するが、首脳の善意と意志があれば解決できる。並々ならぬ考えが必要だが、そのような考えは、既存の文書から引き出されなければならない」と述べたという(北海道新聞3面より)。
 メドベージェフ大統領の言う「既存の文書」とは、過去の首脳会談での合意、宣言、声明、両国国会での批准等を含む話だ。領土問題解決において、私は1956年の56年宣言、1993年の東京宣言、2001年のイルクーツク声明の3つが基本だと考える。この3つの合意の下で、領土問題解決に向けて、お互いの名誉と尊厳を尊重しながら、お互いが良かったという結論を出すしかない。
 外交には相手がある。一方的な主張だけで解決できるものではない。空想的解決論ではなく、現実的解決論に立って外務官僚は首相を支え、結果を出してほしい。
 橋本、小渕、森政権での良好な状態から、小泉、安倍、福田政権で後退してしまった日ロ関係の流れを変えなくてはならない。日米同盟は必要だが、国益の観点から日ロ同盟も必要だという考えを、多くの人に持って戴きたいものだ。
 元厚生次官らを殺害した容疑で、警視庁は出頭してきた男を逮捕したが、「連続テロ」を想定していたのとは全く関係なく、「保健所にペットを殺された」という理由で元次官らを狙ったという。何の関係があるのかと言いたい。しっかり全容解明してほしい。
 この事件が起きた後、事件を容認、賛同する多数のネット書き込みがあったと言われている。世の中、何かおかしくなっていると感じる。
 多くの人が、やりきれない、頑張っても、努力しても報われないという、将来に対する不安や不信等、様々な思いを抱いていると考えられるが、暴力はいけない。全ての暴力を否定しなくてはならない。
 この点でも、総理はじめ責任ある立場にある政治家の言葉の重みを考えようではないか。他人事(ひとごと)みたいな話は許されないと、私は憤りを感じながら思うものである。
 10時発の便で上京。休日だが議員会館に入り仕事。三連休もあっという間に過ぎてしまった。

2008年11月23日(日)

鈴 木 宗 男

 ペルー訪問中の麻生首相が「小沢代表は信用できなくなった」と不信感を表明したと報道されているが「麻生首相の発言、言動の方が不信感が強い」と多くの人が指摘してくる。
 先の党首会談には両党の幹事長、国対委員長、内閣官房長官が同席し、2人だけの会談ではなかった。複数の立会い・同席での会談で麻生首相のうけとめ方が短絡的だと思う。併せて首相が重箱の隅をつつくような話をすべきでない。堂々と受けて立つ側にいる人がなんとも小さく見える。そこまで細かな事に言及するなら、選挙で信を問うべきでないか。
 「政局より景気だ」と言った麻生首相、選挙は政局ですか?民主主義の手続きの中で国民に与えられた最も崇高(すうこう)な行為が選挙ではないですか?「麻生首相の勘違い、お門違(かどちが)いの言葉づかいの方が問題です」といった多くの声が寄せられていることをご紹介したい。麻生首相の勇気、決意を見せていただきたい。勿論、政局ではなく選挙という形で。
 11時から北見市長選挙に立候補を決めた小谷毎彦(つねひこ)氏の事務所開きに出席。昨夕、新党大地北見市支部・鈴木宗男北見市後援会拡大役員会で小谷さんを推薦し、12月14日公示、21日投票日の一ヶ月の闘いだが、新しい流れを作る為協力して参りたい。三連休の中日だったが大勢の人が駆けつけ小谷さんを激励していた。小谷さんご自身が大きな責任と手応(てごた)えを感じたことだろう。
 13時半から帯広市で私の後援会幹事長で25年前から大変お世話になっている五十嵐護さんのご子息の結婚披露宴に駆けつける。当時小学三年の少年が立派に成長した姿を見ながら歳月の重みを感じる。
 14時53分帯広駅発の列車で札幌に向かい17時から札幌でお世話になっている吉田徳次さんの結婚披露宴に顔を出し、お祝い申し上げ、18時半から事務所関係者と打ち合わせを兼ねての懇談会。今日も一日有効に送ることができた。

2008年11月22日(土)

鈴 木 宗 男

 7時25分発で札幌に向う。11時半よりスガイ札幌劇場で松山千春さんのベストセラー自伝小説「足寄より」が映画化され、北海道先行公開の初日に足を運ぶ。東京での試写会も見て感激したが今日も又、感激新たにした。映画終了後、松山千春さん役の大東俊介さんと監督の今井和久さんの舞台挨拶があり、私も舞台に呼ばれ挨拶させて頂く機会を得る。
 この「旅立ち〜足寄より〜」は松山さんがデビューするまでの足跡を描いたものだが、松山さんを見い出したSTV・竹田ディレクターとの人間関係、信頼、絆、やさしさは、今、日本人が失いかけている大切な「心」、「情」というものを教えてくれる。
 夢を持ち、その道に向って生きていく姿はとても大切なことである。素晴らしい足寄の風景、家族の絆、あらためて胸熱くなる映画である。読者の皆さんも是非とも見ていただきたい。生きる勇気、生きる重さを感じることと思う。何回見ても清新で、心洗われ、かつ感動してやまない。
 14時、15時と札幌で街頭演説に参加。小雪の舞う寒い中にも関わらず、足を止め、耳を傾けてくれる。私は格差の拡がり、勝ち組、負け組の新自由主義の生活感の無い官僚政治を打破し政治の流れを変えるために民主党と選挙協力したことを訴える。
 16時15分丘珠空港発で女満別空港へ。18時から新党大地北見支部・鈴木宗男北見市後援会拡大役員会を開き、北見市長選挙への対応を協議する。
 全会一致で小谷(こたに)毎彦(つねひこ)市長候補予定者を推薦する。北見市は昨年1月ガス漏れで3人死亡、6月には大きな断水、北見市民の安心、安全が(おびや)かされている。現職の市長の責任は重い。北見市民が賢明な判断をし、小谷市長が実現される事を願ってやまない。
 20時半から北見市留辺蕊町で後援会有志との懇談。25年前からの同志との話は、様々な思い出話が出て、何ともいえない尊い時間だった。変わらざる仲間に感謝の気持ちで一杯である。




2008年11月21日(金)

鈴 木 宗 男

 新聞全国紙は、一斉に麻生首相の発言を取り上げている。

・「場当たり」「失言」「軽い」麻生流発言身内も批判 (読売新聞4面)
・支えなき首相 相次ぐ発言撤回 トップダウン空回り 官邸も調整機能果たせず (朝日新聞2面)
・発言迷走 周囲は混乱 求心力低下に拍車も (日経新聞2面)
・首相の相次ぐ「朝令暮改」発言 自民に批判の渦 (毎日新聞2面)
・常識欠落発言 怒りの日医 「衆院選に影響」 首相は謝罪、撤回 (産経新聞5面)
・滑る口元 ぐらつく足元 与党にも不信感 (東京新聞2面)

 立派な話題なら結構だが、これほど各紙が共通の価値観で書いてくると、「大丈夫だろうか」「総理大臣としての見識、資質があるのだろうか」と国民が心配することだろう。
 政治家にとって、特に重い地位にある人にとって最も大事なことは、24時間その任にあるということだ。その緊張感をなくしてはいけない。
 昨日も触れたが、総理は勿論、取り巻きの人も十分考えなければならない。厳しいこと、イヤな話を敢えて進言することが必要なのだ。
 私が官房副長官として仕えた小渕首相は、「ブッチフォン」で、誰にでも電話をすることで話題になった。就任して一カ月目、野中官房長官が昼食の時に「総理。総理になる前は誰に電話しても構いませんが、総理になって誰彼構わず電話をすると、電話をもらった人の中には、誇大に、または針小棒大に自分のために利用する人がおりますので、電話先は選択された方が宜しいと思います」と話された。そうすると小渕首相はすかさず「官房長官、あんたの親切は良くわかる。しかし私はこの電話で福田、中曽根と互してきた。小渕から電話をとると小渕でない。これだけは私の専権にして戴く」と、きっぱり言われた。
 私は野中官房長官がどう出るか、緊張感を持って見つめた。
 野中官房長官はすっと立ち上がって「総理がその様なしっかりとしたお考えの上で電話をなされるのなら、私が口をはさむものではありません。失礼致しました」と頭を下げた。二人とも見事な対応だったことが、今でも鮮明に想い出される。
 部屋を出る時、私は小渕総理に「緊張したやり取りでしたね」と話すと、小渕総理は「鈴木君、ああしてはっきり言ってくれる人がいることが大事なんだ。野中官房長官の親心、兄貴分としての配慮だ」と言われた。お二人とも立派な指導者だと、つくづく感じたものである。
 小渕総理は気分の良い時は「おつかれ、おつかれ」と会釈して官邸を出ていく。機嫌の悪い時は「ご苦労、ご苦労」だった。橋本首相は気分の良い時は「ムネちゃん」で、機嫌の悪い時は「鈴木君」だった。仕える者として、この言い振りの重みを十分頭に入れて、何を話すか判断したものである。
 こうした些細な言葉一つに耳目じもくを集めて働いていた頃が懐かしい。
 小泉政権以後、安倍、福田、麻生政権で、いかほどの人が首相を守る気概を持っているか、読者の皆さんはどう受け止めているだろうか。
 一日議員会館で仕事をし、夜はマスコミ関係者との懇談。様々な情報交換を行う。


本日提出した質問主意書3件
bP21 我が国が抱える領土問題に係る世論調査に関する質問主意書
bP22 沖縄返還に係る日米密約についての資料への情報開示請求に対する政府の対応等に関する第3回質問主意書
bP23 外務省についてのマスコミ報道に対する同省の対応ぶりに関する第3回質問主意書

本日受領した政府答弁書9件
bX7 エチオピアで発生した邦人誘拐事件への政府の対応に関する第3回質問主意書
bX8 外務省についてのマスコミ報道に対する同省の対応ぶりに関する再質問主意書
bX9 米国原子力潜水艦の我が国への無通報寄港に対する政府の対応等に関する質問主意書
bP00 韓国国会に発議された対馬に係る決議及び対馬の現状に対する政府の認識等に関する再質問主意書
bP01 政府見解と異なる歴史認識を発表し更迭された前航空幕僚長に対する防衛省の任命責任等に関する質問主意書
bP02 千島列島におけるアイヌ民族の先住性に関する第3回質問主意書
bP03 外務省における褒賞制度の一つである川口賞に関する再質問主意書
bP04 独立行政法人沖縄科学技術研究基盤整備機構理事長による公費での世界周遊の是非に関する第3回質問主意書
bP05 検察庁における取調可視化へ取り組み並びに認識に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2008年11月20日(木)

鈴 木 宗 男

 麻生首相の漢字の読み違い、言葉の軽さがここ一週間大きな話題になっている。週刊誌に至っては辛辣(しんらつ)に扱っている。
 間違いや勘違いは誰にでもある。しかし、こと一国の首相となると、単なる読み間違い、勘違いでは済まなくなる。いつも思うのだが、側にいる秘書官は気が付かなかったのだろうか。この点気になる。仕えている者が裂帛(れっぱく)の気合で総理を守るという「気」が出てこないとだめだ。
 このことは官房長官、副長官にも言える。側近と呼ばれる人は「良い話」よりも「イヤな話」「悪い話」をすることが大事なのである。
 私も小渕政権で官房副長官の任に就いていた時、イヤな話を遠慮なく言ったものである。権力に擦り寄り、(おもね)る人は沢山いる。「困った時の友人が真の友人」という古今東西に共通する言葉があるが、今の状況で「麻生首相をどんなことがあっても守るんだ」という「気」が表れてこないところが、麻生首相の求心力低下を物語っている。取り巻きの人の意識改革、猛省が必要ではないか。
 私が心配することではないが、日本が危うくなったら困るのである。この点、よくよく考えて戴きたいものだ。
 昨日のムネオ日記でも触れたが、18日、19日、東京国際フォーラムで松山千春さんのコンサートが開かれた。いつもの千春節で大いに盛り上がり、1年ぶりの再会にファンはホッとし、大喜びだった。
 トークの中で千春さんは故郷足寄町の開町100年に触れ、「故郷足寄のお陰で今日(こんにち)の自分がある。家は貧しかったけど、温もりがあった。故郷の人の心は優しかった」としみじみ語っていた。千春さんの原点を忘れないでいるその姿は、神々(こうごう)しく見えた。
 私のことにもしばしば触れてくれる。私も故郷の厳しい自然、人情のお陰で今日(こんにち)があると思う時、足寄を想い出し、感慨無量だった。
 一日議員会館で仕事。都内での各種会合に顔を出す。
 夕方、カナダから娘の大学時代の先生が来られ、国会見学の案内をする。事前に勉強されており、鋭い質問にタジタジだった。


本日提出した質問主意書3件
bP18 自衛官の自殺を巡る訴訟並びにご遺族に対する防衛省の対応等に関する再質問主意書
bP19 政府見解と異なる歴史認識を発表した航空自衛隊幕僚長に対する防衛省の対応等に関する再質問主意書
bP20 外務省による国際機関への拠出金放置に関する第3回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2008年11月19日(水)

鈴 木 宗 男

 元厚生省事務次官の自宅で、埼玉では夫妻が殺害され、東京の中野では奥さんが刺され重傷を負う事件が起きている。二人とも年金行政に関わってきており、連続テロの可能性、関係について警察は捜査すると報道されている。今年に入っただけでも無差別殺人、親子殺傷、ひき逃げ事件等、凶悪事件が多発していることが気になる。
 殺伐さつばつとした、心を失った社会にした責任は政治にあることを、政治家等しく考えなくてはいけない。弱肉強食の、勝ち組・負け組と国民を二分する政治により、格差が拡がり、国民がやる気を失い、自暴自棄じぼうじきになっている面があるのではないか。
 頑張って努力しても、それが100%報われるものではない。しかし、かつては努力すれば、頑張れば、その分社会が評価し、公平、公正な判断があった。しかし今はどうだろう。努力しても、頑張っても立ち上がれないというところまで来ているのが実情ではないか。
 節度と道義を重んじ、勤勉性をむねとしてここまでやってきた日本が、小泉政治以後、新自由主義政策の中で格差を生み、更に階級社会になっていくのではと、私は危惧きぐしている。
 景気回復は大事だ。しかし、あわせて「政治は何のためにあるのか」、このことをしっかり考えなくてはいけない。
 私は「政治は弱い人のためにある」、この原点を忘れず、私なりの道を歩む。天国と地獄を経験した者として、失望や挫折を味わい、人生を悲観している人に「頑張れ!負けるな!生きていれば良いことがある。逆転もある。信念を持って正直に生きろ!目的、目標を持って歩め!」と、声を掛けていきたい。
 そのためにも、私自身が歯を食いしばり、頑張る姿が一つの見本になると心しているのである。
 朝8時から120回目を数える、満10年の節目の団体の朝食勉強会の講師を務める。今の政治状況、選挙時期につき、私の思いを話す。
 10時から夕張市の藤倉市長が陳情に来られる。夕張のために頑張っている藤倉市長には、できるだけの協力をしていく。そのことが、夕張市民を守る道である。
 昨日、今日と、松山千春さんのコンサートに足を運ぶ。10月の足寄、釧路でのコンサートの時より元気そうで安心する。
 東京は、7月のコンサートが松山さんが倒れたことでキャンセルになったので、今回は一年ぶりの東京公演となる。いつもの千春節と素晴らしい歌で、ファンの皆さんが何よりも嬉しく感激したことだろう。勿論私も、松山さんのステージに誰よりも感激した。


本日提出した質問主意書3件
bP15 竹島及び北方領土に係る我が国が抱える領土問題に対する政府の対応の相違及び認識、国民に対する説明責任等に関する第3回質問主意書
bP16 いわゆる北方領土不要論を唱えたとされる国会議員への外務省の対応に関する質問主意書
bP17 竹島問題についての政府広報冊子に関する第3回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2008年11月18日(火)

鈴 木 宗 男

 午後1時からの本会議で、麻生首相よりワシントンで行われた金融・世界経済に関する首脳会合出席等に関する報告がなされた。
 麻生首相は「首脳会合におきましては、各国は現下の金融危機と世界経済の減速への対応、そして国際金融システムと金融規制・監督の改革の方向性と具体策で一致をいたしております」と冒頭述べ、更に中期的な危機の防止策に関して、中小国や新興国への支援を進めるため、日本として最大一千億ドル相当の融資を行う用意があることを表明した。
 更に麻生首相は「これに対し、参加首脳から評価と歓迎の意が表明されました。また、IMFの専務理事からも『金融・資本市場の安定維持に大きく貢献』し、『日本のリーダーシップ』への『強いコミットメントを明確に示すもの』として歓迎の声明が出されたところです。」と、自画自賛されている。日本のイニシアチブが発揮されたと言うが、国民の感じとしてピンと来ない。
 10兆円ものお金を出すのに、喜ばれないはずがない。IMFにとって感謝するのは当然である。
 今の金融危機がどうして起きたのか、今回の金融サミットでアメリカの責任について日本から指摘するべきでなかったか。この点、何の説明もない。
 国内経済を見る時、国際機関に10兆円を出すのなら、国内に10兆円財政出動して、内需拡大、雇用の安定を図ってほしいという声が大きい。
 「世界の中の日本」から「世界に責任を持つ日本」になり、日本だけでは生きていけない現代の国際社会の中、必要な国際協調は当然しなくてはならない。同時に、国力の安定があって初めて国際貢献ができるのも事実である。
 日本の良き伝統、文化であった「節度」「道義」を重んじる「気」が薄れ、勝ち組・負け組と格差が広がり、いや、格差社会から階級社会へと進み、国民はやる気を失っている。日本の最大の資源であった国民の勤勉性がなくなっている。これは政治の責任であることを、麻生首相はわかっていない。その証拠に、首相の毎日の動静を見ても、生活感のある姿ではない。
 昨日、麻生−小沢党首会談が行われたが、一日も早く第二次補正予算を提出し、与野党が話し合って速やかに可決させ、解散総選挙に持っていくことが一番の景気回復につながると私は連日訴えている。
 給付金にしても、国民の受け止めは圧倒的に「選挙目当てのバラマキ」「小手先の安易な判断」というものである。給付金支給をいくら言っても、第二次補正予算でその手続をとらなければ、実際に支給されない。言っていることとやっていることがバラバラである。
 やはり解散総選挙で国民に信を問うことが、景気を回復し、国民にやる気を持たせる一番の特効薬である。麻生首相の英断を待ちたい。


本日提出した質問主意書3件
bP12 地方自治体等の公的機関からの要請に対する外務省の対応並びに要請書の保管等に関する再質問主意書
bP13 刑事施設における医療に関する再質問主意書
bP14 麻生太郎内閣総理大臣の自宅を見に行こうとしたデモ隊の逮捕勾留に関する再質問主意書

本日受領した政府答弁書6件
bX0 北海道開発局等の地方出先機関の廃止を巡る議論に関する質問主意書
bX1 汚染米不正転売問題に係る農林水産省の責任並びに同省による被害救済策等に関する質問主意書
bX2 竹島及び北方領土に係る我が国が抱える領土問題に対する政府の対応の相違及び認識、国民に対する説明責任等に関する再質問主意書
bX3 自衛官の自殺を巡る訴訟並びにご遺族に対する防衛省の対応等に関する質問主意書
bX4 竹島問題についての政府広報冊子に関する再質問主意書
bX5 沖縄返還に係る日米密約についての資料への情報開示請求に対する政府の対応等に関する再質問主意書
bX6 前航空自衛隊幕僚長が政府見解と異なる歴史認識を発表したことに対する政府の見解に関する質問主意書

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2008年11月17日(月)

鈴 木 宗 男

 20カ国・地域(G20)による初の緊急首脳会合である金融サミットが閉幕した。この会合で、G8だけでなく中国、インド、ブラジル等のいわゆる新興国も加わり、金融危機に対応する新しい世界経済への対応が話し合われたことは意義深い。あわせて、米国一極体制では立ちゆかなくなった世界経済を如実に示す会合ではなかったか。
 アメリカのサブプライムローン崩壊から発生した今回の金融危機は、「米国の一人勝ち」と言われた今までの流れから、米国、欧州、新興国のトライアングルの中で、お互い手を取り合っていかねばならないことを示している。
 日本にとっても、アジアの盟主という思いで走ってきたが、中国、インドの台頭により、その地位は怪しいものになっている。今回の会合は、G8サミットの存在意義、国連改革、常任理事国の枠組みにも影響するものと私は考える。
 日米同盟をうたう日本だが、エネルギー資源確保の面からも、日ロ同盟も考える時ではないか。更に、国際社会の中で名誉ある地位を得るためにも、アフリカ53カ国との協力、連携の強化が必要である。
 アフリカの応援なくして、日本は国際社会で名誉ある立場は得られない。21世紀はアフリカの世紀と私は考える。
 麻生首相のそばにプレイヤーがいるのかどうかが問われるところである。国益の観点からもその任にある大臣はじめ、(つかさ)(つかさ)の人は、世界戦略、戦術をよくよく考えて行動して戴きたい。
 11時10分釧路発の便で上京し、議員会館で仕事。月曜日だが、鳥取からのお客さんやマスコミ関係者等、多くの人が来て下さり、有難い限りだ。
 20時から国会議員との懇談。


本日提出した質問主意書3件
bP09 平成20年度北方領土返還要求行進に対する外務省の関与に関する質問主意書
bP10 泥酔により負傷した海上自衛隊員の搬送等に関する再質問主意書
bP11 外務省による秘密指定文書の流出に関する再質問主意書

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2008年11月16日(日)

鈴 木 宗 男

 麻生首相はワシントンで同行記者団に2009年度予算の年度内成立を最優先し衆議院の解散時期について「来年春以降」と示唆したと報じられている。
 同時に「あらかじめ4月と決めておくつもりはない。1月に施政方針演説をして冒頭ということもあるし色々考えられる」とも語った(読売新聞一面)と出ている。両方あわせて読むとバランスのとれた話だが、国民生活を守る予算成立は当たり前のことでいわずもがなである。
 給付金支給には補正予算成立が前提であり、その補正をいつ出すのかもはっきり明示しないところに責任者として無責任でないか。
 民主主義は手続きと、その中身である。手続きを欠いたり、中身が伴わない給付金騒動はじめ年金問題は国民生活の安心、安全、安定から程遠いものである。大型補正を組めば、本予算が二ヶ月ずれ込んでも国民生活に問題はない。一日も早く解散総選挙することが景気回復の特効薬、即効薬であることを麻生首相は考えるべきである。国民はやる気をもたせる政策展開するためにも国民の声、国民の想いを見定めるべきでないか。
 逃げ、責任転嫁、すり替えの議論に国民はあきあきしている。麻生首相の英断を待ちたい。
 午前中帯広市内を廻り午後釧路に向かい釧路市後援会の役員さんと懇談。蝦名新市長の誕生を喜びながら、次期選挙に向けての打ち合わせをする。その際後援会の役員より「蝦名大也市長選対解散式で私が伊東良孝後援会の横地会長を恫喝(どうかつ)したという噂になっているが本当か」と尋ねられる。全くその様なことはなく私はまたかと苦笑しながら釧路の一部の心ない人の作り話に辟易(へきえき)するものだ。根も葉もない話をしているこの一部釧路の心ない人が、釧路をだめにしているとつくづく思う。
 市長選挙の最中に私の名前を出して候補者、応援の道議会議員、選対関係者がレベルの低い話をしていたが、私はそのテープやメモを見ながら、この程度の人が市長にならなくて本当によかった。蝦名市長を誕生させて下さった釧路市民の良識に心から感謝申し上げたい。
 その後、しばし各種選挙の想い出話や、釧路の要職等立場についていた人の様々な行状等話題になる。人それぞれいろんなことを知っているものだと感心しながら、耳を傾けさせていただいた。

2008年11月15日(土)

鈴 木 宗 男

 定額給付金の所得制限につき、閣僚がそれぞれ持論を述べ、自分勝手な発言をしている。これを見ても、麻生首相のリーダーシップ、求心力が問われるところである。
 なぜこんなにもバラバラな発言が続くのか。簡単な話、麻生首相が軽く見られているからである。
 小泉首相の頃を思い出してほしい。
 小泉首相には怖さがあった。平成14年1月30日、あれだけ人気のあった田中眞紀子外相を、国会でウソの答弁をしたことで当時の安倍晋三官房副長官に事実関係を調べさせ、更迭した。あわせて、当選回数、政治家としての年数でも、小泉首相より上の者はいなかった。自然と序列・格というものがわかるしくみであった。
 スタートした時の幹事長は山崎拓さんで、小泉さんの指名でなったものだから、忠実な部下としての姿勢だった。官房長官は福田康夫さんである。上下の関係は明確だった。
 さて、安倍内閣ではどうだろうか。
 当選5回、さしたる実績、経験もなく、翌年の参議院選挙を控え、人気でなり、「お友達内閣・党役員人事」と言われた。安倍首相に怖さがなかったから、この時も閣僚や党役員の好き勝手な、自由をはき違えた発言が目に付いた。あわせて、当選回数、キャリアも軽量級だから、党内をまとめ、抑える力がなかった。その結果、わずか一年で「ボクチンやーめた」的政権投げ出しである。
 福田首相も当選6回。「あれがなれるのなら俺もなれる。俺の方が上だ」と思っていた人が沢山いた。官房長官の記者会見等がその良い例だろう。首相を支えるよりも、自分の主張、考えを披瀝ひれきする閣僚、党役員が数多くいた。
 かつての自民党のトップリーダーは、田中角栄さん以後、福田赳夫、大平正芳、鈴木善幸、中曽根康弘、竹下登、橋本龍太郎、小渕恵三、森喜朗各首相と、それぞれ派閥、政策集団をひきい、30年以上の政治キャリアの中でその重責を担ってきたのである。
 しかし、今の麻生政権のお友達内閣的メンバーはどうか。当選6回の存在感の薄い幹事長はじめ、閣僚も鳩山総務相が当選10回で唯一麻生首相より当選回数が多いが、年齢は8歳下である。与謝野経済財政相も当選9回で麻生首相と同じ当選回数である。あとは、すべて麻生首相より当選回数も年齢も下である。それにも関わらず、首相に対する良い意味での忠誠心が見えてこない。それは裏を返せば、国民にも忠誠を尽くしていないということである。
 時として、トップリーダーには怖さ、すごみがなくてはいけない。安倍、福田、麻生と三代に共通しているのは、国民の目線に立った怖さ、すごみ、厳しさがなく、裂帛れっぱくの気合を持って政治に取り組むという「気」が伝わってこないことである。それが不幸な状況を作り出している。
 政治家には「この人の言うことは絶対耳を傾けなければいけない」と思う姿勢と、国民に目を向ける姿がなければいけない。両方とも欠けているのが今の内閣ではないか。
 私事で恐縮だが、私が中川一郎先生、金丸信先生にお仕えした時、白いものは黒と言っても、私は「左様でございます」と答える心構えを持って仕えていた。それは間違った判断ではなく、良い意味での忠誠心の表れとしての私の姿勢であった。
 18人の国務大臣のうち、12人までが世襲である弊害が出ていると言って良いだろう。
 この点からも、一日も早く、解散総選挙で国民の信を問うことを麻生首相にお勧めしたい。その上で、国民の最大公約数を得て、堂々たる政策展開を行うべきではないか。麻生首相の決断を期待したい。
 朝の便で千歳から上京。14時東京北見会、16時東京陸別会に出席し、17時55分羽田発で帯広に向かう。
 昨日は札幌−東京を往復し、今日も北海道と東京の往復である。

2008年11月14日(金)

鈴 木 宗 男

 昨日の「麻生邸拝見リアリティーツアー 警察による強権的な逮捕を検証する」会をテレビニュースで見た人から「鈴木さん、弱い人のために良いことをしてますね」「権力の横暴を厳しく断罪して下さい」「権力が暴走すると、誰にでもいつでも同じようなことが起きる可能性があります」「私も他人事と思わず、協力します」と言った声が寄せられる。意を強くしながら、事実の解明に向け、警察・公安関係者にいきすぎがなかったのかを調べていきたいと思う。
 それにしても、動画で見る限り、弾圧にも等しい昔の特高の様なやり方をタコ坊主よろしき人物によって、一斉に警官が動き始める異様さに驚くばかりである。
 フリーター、非正規雇用、派遣社員の皆様に、少しでもやる気や勇気を与えていきたい。私自身、国策捜査に遭った者として、他人事(ひとごと)でないとい気持ちで対処して参りたい。
 札幌で企業の方や一般の人に「定額給付金」のことを尋ねてみたが、圧倒的に「もらいたくない」という声を聞く。そして「それよりも、鈴木さんがいつも言っている、後期高齢者医療制度、障害者自立支援法の廃止をし、『年金はちゃんともらえます』といった生活安心への約束をしてほしい」「鈴木さんが衆議院小選挙区300から200へと100人減らす、参議院は人口100万人当たり1人の割合で、今の242人から125人に減らすという考えに大賛成です」「国会議員や公務員の特権、無駄をなくすという鈴木さんに大きな期待をしています」との声も戴く。
 今回の給付金騒動、敢えて「騒動」と言うのは、閣内も政府与党もバラバラで、更にばらまきだからだが、未だいつ支給されるのかも決まっていない。国から丸投げされた自治体の作業は大変なことだろうと同情してやまない。
 一日も早く選挙をして、国民の思い、最大公約数がどこにあるかを踏まえ、賢明な政治をやって戴きたい。政権維持のため、少しでも延命したいと考えて選挙をしないのは、党利党略、私利私欲である。
 選挙の顔として自民党総裁になり、総理大臣になった麻生太郎先生。途中で投げ出した福田康夫前首相のためにも、アメリカから帰った来週には、解散をすべきではありませんか。英断を期待してやまない。
 質問主意書の答弁書が9本返ってきた。そのうちの2つに目がとまる。
 一つは「泥酔により負傷した海上自衛隊員の搬送等に関する質問主意書」の答弁書。これは、先月16日に起きた、東京都小笠原村の海上自衛隊硫黄島航空基地に勤務する一等海曹が、新入隊員の歓迎会等で隊の内規を超える量の酒を飲んで泥酔し、転倒してケガをしたことを受け、翌17日、同基地からのSOS信号を受けた海上自衛隊厚木基地よりP3C哨戒機が出動し、一等海曹を同基地に搬送し、東京都世田谷区の自衛隊病院に入院させる騒動について質したものである。答弁書によると、一等海曹の往復の搬送に係った燃料費等の費用は、なんと約108万円にのぼるという。
 今回の騒動について、防衛省は答弁書で「今回のような事態が生じたことについては、遺憾なことであり、再発防止を徹底してまいりたい。」としているものの、「防衛省としては、一般に、隊員がけがをし、緊急に専門医療機関での精密検査等が必要となった場合に、必要に応じ航空機により当該隊員を搬送することは適切なことと考えている」と、一等海曹をP3C哨戒機で搬送したこと自体は問題ではないとしている。ではお聞きしたいが、この108万円は誰が支払うのか。もともとのそのお金はどこから来ているのか。国民の税金ではないか。
 しかも一等海曹は、訓練中などの公務ではなく、隊のルールを超える量の酒を飲み、自らのミスでケガをしたのではないか。国民の生命と財産を守る重大な任務を背負う自衛官として、あまりに軽率である。答弁書には「防衛省としては、現在行われている事実関係の調査結果に基づいて関係者を処分する等、厳正に対処したいと考えている。」とあるが、防衛省に猛省と再発防止の徹底を求めたい。
 二つめは、「政府見解と異なる歴史認識を発表した航空自衛隊幕僚長への防衛省における審理に関する質問主意書」。これは世間を騒がせている田母神前航空幕僚長の件について質したものである。以下、質問と答弁を全文掲載したい。

●政府見解と異なる歴史認識を発表した航空自衛隊幕僚長への防衛省における審理に関する質問主意書

1.過去の我が国の戦争は侵略戦争ではないとする旨の、従来の政府見解とは異なる内容の論文(以下、「論文」という。)を執筆して民間会社発行の雑誌に掲載し、本年10月31日付で更迭されていた田母神俊雄前航空幕僚長につき、本年11月6日の新聞報道では、田母神氏本人は「論文」の寄稿について防衛省内での審理に応じる意向を示していたものの、審理の長期化を嫌った防衛省が審理をせず、同氏を定年退職扱いにしていたとのことであるが、右は事実か。
2.1.が事実なら、防衛省がその様な判断をした理由は何か。たとえ長期化したとしても、「論文」の内容及び防衛省への事前届出なしに「論文」を外部に寄稿するという田母神氏の行為が懲戒処分に該当するか否かをきちんと審理することが、防衛省としてとるべき正当な手続であったと考えるが、防衛省が同氏の意向を踏まえず、審理をしなかった理由を説明されたい。
右質問する。

●答弁書

一及び二について
 田母神前航空幕僚長については、航空幕僚長の職を解かれた平成二十年十月三十一日時点で、既に将官の定年を超えており、勤務期間を延長しない限りその時点で退職となるが、防衛省としては、同氏に規律違反の可能性が排除できなかったことから、同日付けで、勤務期間を同年十一月三十日まで延長した。
 しかしながら、田母神前航空幕僚長は、自ら辞職する意思はなく、また、懲戒処分を行うということであれば、審理を辞退する意思はなく、どのような規律違反に該当するのかについて、徹底的に議論する旨の意向を示し、迅速な懲戒手続に協力する見込みもなかった。このため、防衛省としては、勤務期間を最大限延長した場合の定年退職となる日(平成二十一年一月二十一日)までに懲戒手続を完了することが困難であると判断するとともに、このような同氏の姿勢を踏まえると、同氏を空将という航空自衛官の身分を保有させたままにしておくことは好ましくないと判断した。防衛省としては、これらを総合的に勘案し、平成二十年十一月三日付けで、延長期限の繰り上げにより同氏を退職させたところである。

 田母神氏が航空幕僚長という、他の国家公務員と比較してもシビリアンコントロールで国民の強い統制下に置かれる公職にありながら、先の大戦について政府見解と著しく異なる内容の論文を寄稿したことを受け、防衛省は田母神氏を更迭し、航空幕僚長の任から外している。その一方で、田母神氏への審理は行わず、右の答弁書にある様に色々理由を述べて、田母神氏を定年退職扱いとしたことを正当化しようとしている。
 政府見解と異なる意見を堂々と述べ、国内外に混乱を招いた人物を定年退職扱いにし、退職金まで支払う。ルールに(のっと)っての手続であると防衛省は言うが、果たしてこの様な防衛省のやり方が国民の理解を得られるものかどうか。今後ともしっかりと検証されなくてはならない。
 朝の便で上京し、本会議、委員会に出席し、午後の便でまた札幌に入り、約束していた行事をこなす。


本日提出した質問主意書3件
bP06 定額給付金制度をめぐる政府内の混乱等に関する質問主意書
bP07 ロシア政府により進められている北方領土開発についての政府の認識等に関する再質問主意書
bP08 外務省とある特定の国会議員の過去の関係が我が国の国益に及ぼした影響等に関する再質問主意書

本日受領した政府答弁書9件
bW1 泥酔により負傷した海上自衛隊員の搬送等に関する質問主意書
bW2 北朝鮮の金正日総書記の病状に対する政府の認識等に関する質問主意書
bW3 我が国が負担する北朝鮮への経済・エネルギー支援を他国が肩代わりする案に関する質問主意書
bW4 政府見解と異なる歴史認識を発表した航空自衛隊幕僚長に対する防衛省の対応等に関する質問主意書
bW5 外務省とある特定の国会議員の過去の関係が我が国の国益に及ぼした影響等に関する質問主意書
bW6 地方自治体等の公的機関からの要請に対する外務省の対応並びに要請書の保管等に関する質問主意書
bW7 刑事施設における医療に関する質問主意書
bW8 外務省による秘密指定文書の流出に関する質問主意書
bW9 政府見解と異なる歴史認識を発表した航空自衛隊幕僚長への防衛省における審理に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2008年11月13日(木)

鈴 木 宗 男

 麻生邸を見に行こうとネットで呼びかけ、麻生邸に向かったところ、都公安条例違反、公務執行妨害で逮捕された人達に、当時の状況、事実関係を聞こうと、作家の雨宮処凛さんと亀井静香代議士、私が呼びかけ人になり、「麻生邸拝見リアリティーツアー 警察による強権的な逮捕を検証する」会を、本日10時半から衆議院第1議員会館第4会議室で開く。逮捕された3人のうち2人が来られ、生々しい逮捕時の話をしてくれた。
 映像を見ると、渋谷署の責任者と(おぼ)しき制服を着た警察官が、麻生邸を見に行こうとする関係者と話をし、「届出が出ていないから歩道を歩きなさい。麻生邸を見るのは5,6人で」と、事前に打ち合わせをしている。ところが、帽子をかぶった公安関係者が動き、その後ろで坊主頭の同じく私服警官と(おぼ)しき人物が「よし!」と声を掛けると、警官が一斉に動き始め、「公妨!」「公妨おさえろ!」と、坊主頭が絶叫している。仕組まれた、始めから狙い撃ちする様なやり方である。
 今日、話を聞いても、格差が広がり、フリーター、契約社員の非正規雇用者は生活が大変だ。その中で若者が、麻生総理はどんな家に住んでいるのか、62億の豪邸とはどんなものか、興味本位で集まり、見に行こうとしただけで、警察は12日間も勾留し、精神的にも肉体的にも大きなダメージを与えている。権力が暴走するととんでもないことになる。何とか生きる喜び、望み、やる気を持ちたいと思っている若者が、ある日ある時、純粋な気持ち、興味から首相の家に向かっただけで逮捕されるというのは、あまりにもやりすぎだと私は考える。
 警察という組織の中で、多くの人は真面目に民生の安定、国民の安全、安心確保のために働いている。一握りの権力者に(おもね)る人間が、自己顕示、保身のため、善良な市民を威嚇(いかく)かつ拘禁することは許されない。私は事実関係を明らかにすべく、今後ともこの問題に取り組んでいきたい。
 沢山のメディアの方々にも来て戴いたが、私の経験から言うと、メディアの皆さんも権力に知らず知らずの間に使われている面がある。権力側が出す情報、権力側が一方的に発表する話を、時として裏付けもとらず、国民に知らせることが度々ある。
 6年前、ムネオハウス、アフリカODA、北方四島ディーゼル発電等で、あたかも私が何かしたと、一方的なリークによる報道がなされ、私は大変な迷惑を受けた。これらの件で事件になったものはない。私は権力側の怖さというのを自ら経験している。
 今回の件でも、警察が流した映像しかテレビは放送していない。これを見た国民の中からは、警察は正しいと見る向きも出てくる。これが怖いのである。
 私は個人情報保護法の対象から、国会議員と国家公務員の管理職は外すべきと考えている。これらの件もあわせながら、国民への情報開示、情報の透明性確保を図り、フリーター、契約社員の非正規雇用の皆さんがやる気の持てる社会にすべく、頑張っていく。
 私自身、国策捜査を受けた者として、権力の横暴、恣意(しい)的、意図的なやり方は断じて許せない。私は弱い者の立場に立って、事実を明らかにして参りたい。読者の皆さんのご支援も是非ともお願いしたい。
 12時半の羽田発で千歳に飛び、苫小牧市内企業廻り。その後札幌市内に入り、同じく企業訪問。
 19時から他の選挙事務所より選挙運動の仕方について助言を求められ、私の経験、考えを話させて戴く。選挙がいつあるかわからないが、常在戦場でいればよいのである。


本日提出した質問主意書3件
bP03 外務省における褒賞制度の一つである川口賞に関する再質問主意書
bP04 独立行政法人沖縄科学技術研究基盤整備機構理事長による公費での世界周遊の是非に関する第3回質問主意書
bP05 検察庁における取調可視化へ取り組み並びに認識に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2008年11月12日(水)

鈴 木 宗 男

 昨日の参議院外交防衛委員会に参考人として出席した田母神俊雄前航空幕僚長の答弁、認識について、全国の新聞各紙は社説で扱っている。

・読売新聞  「言論の自由」をはき違えるな
・朝日新聞  「言論の自由」はき違え
・毎日新聞  隊内幹部教育の実態究明を
・日経新聞  田母神氏だけなのか心配だ
・産経新聞  本質的議論聞きたかった
・東京新聞  文民統制は形ばかりか
・北海道新聞 文民統制は形ばかりか

 以上が、私が読んだ新聞の社説見出しである。
 田母神前空幕長は「政府見解で言論を統制することになるのはおかしい」と述べていたが、この人は自分の職責をわかっていなかったのではないか。また、「委員会終了後、記者団に『言いたいことが言えなかった』と不満を表明。日本の侵略を認めた1995年の村山富市首相談話を『言論弾圧の道具』だと批判した」と出ている(北海道新聞1面)。
 委員会は事実関係を聞かれる場であって、田母神氏の持論を聞く場ではないしかも航空自衛隊における最高責任者である空幕長が総理談話を否定しているが、こういう人をトップにすえる人事をしたことがそもそも間違っていたのである。この点、防衛省の大臣はじめ、事務次官等、人事に関係した人の責任は重い。
 「憲法は改正すべきだ」とも言っていたが、田母神氏が決められる話ではない。国民が決める話である。
 防衛省も、田母神氏が懲戒処分の調査を希望したのに、その手続をとらなかったのはなぜか。「臭いものに(ふた)をする」式に、ただ騒ぎを収めたいといった発想ではなかったのか。この点、逆に防衛大臣始め幹部に責任があるのではないか。
 部下に開き直られて汲々(きゅうきゅう)としていては、精強勢力、組織は維持できない。この点防衛省はしっかりと国民に説明責任を果たすべきである。
 一部与党議員がこの田母神発言を擁護している話も新聞に出ているが、一自衛官、個人の話でない。航空自衛隊4万6千人の制服のトップが、政府見解と著しく異なる話をして良いのかという話だ。個人の歴史観、国家観の話とは訳が違うのである。
 勇ましいことを言う人に限って、権力側にいた(おご)り、不遜(ふそん)が見えてくる。田母神発言を今一度しっかり検証することが、防衛省の信頼回復の道である。参議院だけでなく衆議院でも、田母神氏に出席を求め、委員会を開くべきではないか。与党の良識ある判断を待ちたい。
 政府は給付金の支給について揺れ動いているが、北海道に帰ってきて多くの人から「何をやっているんだ。選挙目当てのばらまきではないか」「1800万円の所得基準は何を根拠にしての額か」「国民の税金を使う以上、筋の通った、説明のつく基準を作るべきだ」との声が寄せられる。ごもっともと思いながら、麻生内閣の閣僚の言葉の軽さ、政治姿勢の曖昧(あいまい)さを感じるものである。
 私なら、給付金を配る前に、「後期高齢者医療制度をやめます。障害者自立支援法も元に戻します」と、お年寄りや障害者に優しい、わかりやすい約束をする。そして、「国会議員の衆議院小選挙区300を200にして100人を削減します。参議院も人口100万人あたり1人の定数にして、今の242人を125人にします」「国会議員や公務員の特権をなくし、まず率先して無駄をなくします。その上で国民の皆さんの理解を得て、消費税の議論もさせて戴きます」と言う。
 真の改革とは、上からの押し付けではなく、下からの盛り上がる声で成し遂げられるものと私は考える。小泉政治以後の手法は、上からの押し付けであり、独善政治である。真の改革ではなかったのだ。だから都会と地方、持てる人と持たざる人の格差が広がったのである。
 読者の皆さん、やはりここは政治の流れ変えていこうではないか。心ある皆さんのお力を戴きたい。新党大地は声なき声をしっかり受け止めて、頑張っていく。北の大地から新しい政治の流れをつくっていく。北海道からチェンジである。
 7時55分千歳発で女満別空港に飛び、十勝管内陸別町に行く。大変お世話になった浜田旅館のお母さんの告別式に出席し、心からの弔辞を述べる。
 13時から北見事務所で打ち合わせ。14時25分女満別発で上京。
 夜は新釧路市長が上京してきたので、仲間内で会う。日本シリーズを制した西武ライオンズの三井投手も加わって懇談する。


本日提出した質問主意書3件
bP00 韓国国会に発議された対馬に係る決議及び対馬の現状に対する政府の認識等に関する再質問主意書
bP01 政府見解と異なる歴史認識を発表し更迭された前航空幕僚長に対する防衛省の任命責任等に関する質問主意書
bP02 千島列島におけるアイヌ民族の先住性に関する第3回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2008年11月11日(火)

鈴 木 宗 男

 質問主意書の答弁書が10本返ってきた。
 その中の一つの「韓国国会に発議された対馬に係る決議及び対馬の現状に対する政府の認識等に関する質問主意書」への政府答弁書に目がとまる。
 答弁書によると、対馬を訪れる韓国人は平成15年1万5725人、平成16年2万1055人、平成17年3万6768人、平成18年4万2467人、平成19年6万5750人と出ている。昨年は、なんと1日約180人の韓国人が対馬を訪れている計算になる。
 日韓友好、親善を図ることは大事なことであり、有益ではある。ただ、国家主権が万が一でも侵される事態があってはならない。
 質問主意書で、韓国資本により対馬の不動産が買い占められているとの報道について、政府は詳細を把握しているかと尋ねたところ、「御指摘の報道に係る事実関係については把握していないが、一般に、関係法令に従って適正に行われた不動産の購入については、特段問題はないものと考える。」との答弁である。何とも危機感のない答えだ。もし島が買い占められたらどうなるのかという事態を想定すると、背筋が寒くなる話ではないか。
 北方領土についても、外務省は「ロシアの不法占拠」と言っているが、その北方四島は今、大変な勢いでロシア政府により開発されている。対馬にしろ、北方領土にしろ、外務官僚はもっと現実を直視すべきである。真の国益を考えて、日々外務官僚は対処すべきでないかとつくづく考えるものである。
 田母神前航空幕僚長の参議院外交防衛委員会での参考人招致質疑が行われ、私も国会テレビで関心を持って観ていた。
 田母神氏への質問は、与野党とも事実関係、国民の想いを的確に尋ねていたかどうか、テレビを観ていた人はどう受け止めたであろうか。防衛相への質問にしても、定年退職手続きが良かったのか、田母神氏本人が懲戒免職に当たるかどうかの調査を希望したのに、防衛省がその調査を避けたのはなぜかなどを明らかにできなかったのは、情けない質疑であったと言わざるを得ない。鳴り物入りで委員会に承知しておきながら、肝心の核心に触れる話が解明できなかったことに、国民も物足りなく思っているのではないか。
 一日議員会館で仕事。羽田発の最終便で千歳に向かう。


本日提出した質問主意書3件
bX7 エチオピアで発生した邦人誘拐事件への政府の対応に関する第3回質問主意書
bX8 外務省についてのマスコミ報道に対する同省の対応ぶりに関する再質問主意書
bX9 米国原子力潜水艦の我が国への無通報寄港に対する政府の対応等に関する質問主意書

本日受領した政府答弁書10件
bV1 日豪EPAが我が国農業へ与える影響等に関する第3回質問主意書
bV2 エチオピアで発生した邦人誘拐事件への政府の対応に関する再質問主意書
bV3 韓国国会に発議された対馬に係る決議及び対馬の現状に対する政府の認識等に関する質問主意書
bV4 海上自衛隊の特殊部隊における隊員の死亡事件に関する再質問主意書
bV5 ロシア政府により進められている北方領土開発についての政府の認識等に関する質問主意書
bV6 外務省についてのマスコミ報道に対する同省の対応ぶりに関する質問主意書
bV7 麻生太郎内閣総理大臣の自宅を見に行こうとしたデモ隊の逮捕勾留に関する質問主意書
bV8 外務省における褒賞制度の一つである川口賞に関する質問主意書
bV9 外務省による国際機関への拠出金放置に関する再質問主意書
bW0 国土交通省における公用車運転業務の偽装請負に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2008年11月10日(月)

鈴 木 宗 男

 追加経済対策の一番の目玉と言われた2兆円の給付金の支給方法、支給対象について、政府内がバラバラである。いかに選挙目当てのばらまき政策であったかが(うかが)い知れる。
 麻生首相は、新総合経済対策発表の記者会見では「全所帯」と言い、与謝野経済財政相は「所得が1000万円以下」と言い、中川財務相は「2000万円、3000万円も対象だ」、更に「所得制限は手続が大変で、給付に時間がかかる」と言ったりと、迷走に迷走を重ねている。
 閣内からこれほどバラバラの意見、考えが出るのは珍しい。麻生首相の求心力が問われるところである。
 道路特定財源のうち1兆円を地方に回す話も、中身がどうなっているのか未だ明らかにされていない。これも地方配慮のイメージ先行の、裏付けのない選挙目当てと言われても致し方ない。
 麻生首相よ。「景気の麻生」と自負するならば、まずは選挙をすることが景気回復の最高の特効薬である。選挙になっても内閣は機能しており、政治空白にはならない。国会議員はクビを切られたらそれまでだが、行政側の内閣は現存し、粛々(しゅくしゅく)と仕事ができるのである。
 国民の最大公約数の支持を得て、国民の想いがどこにあるかを踏まえ、政治を行うべきである。
 政治は何のためにあるか。「弱い人のためにある」、だから「給付金」という発想も出てきたのだろう。あらためて、麻生首相の日本経済再生のため、解散に打って出る勇気を期待したい。
 プロ野球日本シリーズは、埼玉西武ライオンズが巨人を破り、チャンピオンフラッグを手にする。第7戦までもつれ込んだ今年の日本シリーズだったが、どの試合も緊迫したナイスゲームの連続であった。
 西武ナインの中には、足寄高校出身で私の後輩にあたる、中継ぎの三井浩二投手もおり、心から祝福したい。
 早速今日、三井投手から電話があり、本人も喜んでいた。12日、食事の約束をする。


本日提出した質問主意書4件
bX3 自衛官の自殺を巡る訴訟並びにご遺族に対する防衛省の対応等に関する質問主意書
bX4 竹島問題についての政府広報冊子に関する再質問主意書
bX5 沖縄返還に係る日米密約についての資料への情報開示請求に対する政府の対応等に関する再質問主意書
bX6 前航空自衛隊幕僚長が政府見解と異なる歴史認識を発表したことに対する政府の見解に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2008年11月9日(日)

鈴 木 宗 男

 新党大地と民主党との選挙協力を発表した後、大地関係者、鈴木宗男後援会関係者から「頑張っていきましょう」「『北海道からチェンジ』実現のため、良かったです」「新しい流れをつくりましょう」と言った激励が多数寄せられる。有難いことだと思いながら、しっかりやっていこうと改めて決意する。
 選挙は1+1が2になることもあれば、勢いで3になることもある。また、1+1が1に終わることもある。大事なのは、信頼関係をしっかり持って、「政治の流れを変える」「政権交代」という目標に向かって進むことである。そこで結果がついてくるのだ。
 新党大地は昨年の参議院選挙で得た62万票に上積みして、北海道で今の一議席を一つ増やしたいというささやかな希望を実現したい。そのことによって初めて、「北海道からチェンジ」が実現するのである。読者の皆さんはじめ、心ある多くの方のご支援を(たまわ)りたい。
 1時から東京青山斎場で『6千人の命のビザ』の著書である杉原幸子さんのお別れ会が執り行われる。あの杉原千畝さんの奥さんである。
 平成3年10月3日、私は当時外務政務次官として、幸子夫人に対し、杉原千畝さんの名誉回復をさせて戴いた。世界で人道的外交官として評価の高かった杉原さんを外務省は全く評価せず、杉原さんは失意の中で亡くなられてしまった。51年ぶりのバルト三国との外交関係樹立の為、私が政府特使としてリトアニアに行くことなり、「リトアニアと言えば杉原さんだ」と想い立ち、反対する外務省を説得し、名誉回復をしたのである。
 その後も外務省からは杉原さんに対して煮え切らない発言があり、私は改めて平成12年8月4日の外務委員会で、当時の河野洋平外務大臣に「杉原さんの功績を形として残し、称えるべきだ」と質問した。その結果10月10日、外交資料館に顕彰プレートができ、その除幕式には幸子夫人にもご出席戴いた。
 私のこれまでの政治生活の中で、この杉原千畝さんの名誉回復と、平成10年12月の学童疎開船対馬丸の発見の二つは、鈴木宗男だから出来たのだと自負するものである。
 本日のお別れ会には、私は福岡での行事があった為、秘書を代理出席させた。
 松岡外相の訓令よりも「人間として当たり前のことをしよう」と決断した杉原千畝さんは、素晴らしい外交官であり、日本の誇りだと私は思っている。訓令に(そむ)いて手書きのビザを書き続けたその背中をしっかり支えておられた幸子夫人、どうぞ天国でご主人の千畝さんと久し振りにゆっくりして下さい。安らかなるお眠りを念じてやみません。

2008年11月8日(土)

鈴 木 宗 男

 昨日の民主党と我が新党大地との選挙協力が、テレビ、新聞で取り上げられている。改めてなぜ民主党を選択したのかを説明したい。
 小泉政権以後、弱肉強食の政治が続けられ、格差が広がり、国民、道民はやる気を失っている。東京の物差しに立ち、一握りの金持ちを優先する官僚政治が今の政権である。私は、政治は弱い人の為にある、恵まれない地域のためにあると考えている。
 アイヌ民族の権利の確立にこだわるのもそのためである。簡単に言えば、小沢代表の主張する地方重視、生活者第一が、新党大地の考えに近いということである。
 政策の次に判断基準としたのは、熱心さである。
 伊吹幹事長―古賀誠選対委員長ラインの時は、自民党からも選挙協力について頻繁に相談にあずかった。しかし、その後の幹事長からは一度も頼まれたことがない。ただし、古賀選対委員長からは、「宜しく」と変わらざる信頼関係は戴いた。また、自民党の北海道の代議士の中でも、今津寛代議士、吉川貴盛代議士からはお願いをされた。しかし、他の代議士からは一度も選挙協力についての話はなかった。民主党の代議士からは全員「宜しくお願いします」と声をかけられた。
 更に私が不信感を持ったのは、選挙協力を自民党本部も今津道連会長も私に言っておきながら、北海道第7小選挙区の候補選定においては、私に何の相談もなかったことである。頼まれない、要望されないことに、口を挟むべきでない。小さな親切大きなお世話と言われてはいけないからである。
 こうした諸々のことを総合して、新党大地・鈴木宗男は昨日決断したのである。紙面の関係で十分な説明ではないことをお許し戴きたい。
 昔の自民党には「(じょう)」があり、地方、第一次産業に優しい政策をとってきた。しかし、小泉政権以後、過度な規制緩和がなされ、市場原理主義による政策で北海道の一人負けとなり、弱い立場の人はあくまで弱くなってしまう状況におかれた。
 この流れを断ち切るのが次の選挙である。「北海道からチェンジ!」をかねてから訴えてきたのが私であり、新党大地だ。声なき声を受け止める地域政党として、民主党との選挙協力決定を機に、更に活動を活発にしていきたい。
 「選挙協力がうまくいくのか。効果の程は」と、穿(うが)った見方をする記事もあったが、私は心配していない。今まで別々に活動してきたものが、新しい政治の流れを創るという、一つの大きな目標に向かって、(あい)協力してスタートしたところに意味がある。
 新党大地は、比例区で民主党の支持組織、団体の票を全部よこせ、応援しろと言っていない。これまで連合北海道、民主党北海道と協議をしてきた。それはお互いの立場を尊重しながら、これは出来る、ここまでは無理だと協議しての結果である。この三ヶ月間、私は全道の新党大地関係者、鈴木宗男後援会を廻り、私の考え、政治のあり方について話をし、「選挙協力の判断は新党大地代表の鈴木宗男に任せる」と一任を戴いてきての、昨日の決定である。新しい政治の枠組みづくりに向け、最善を尽くしていきたい。
 自民党がいつまでも政権与党でいる保証はない。北海道ではよく「政権与党でないと仕事が出来ない」「予算がこないと」言うむきがあるが、それならばお尋ねしたい。北海道から自民党の幹事長が誕生し、何か良いことがあっただろうか。予算が来ただろうか。増えただろうか。役人支配で、メリハリの効かない一律カットで政治がなかったし、本当に北海道の自立、将来を考えていたのかと問いたい。
 決めた以上、結果を出すべく邁進(まいしん)したい。
 午前中札幌事務所で打ち合わせ。午後の便で千歳から羽田、福岡へと向かう。

2008年11月7日(金)

鈴 木 宗 男

 本日17時から民主党の小沢代表、日本労働組合総連合の高木会長と選挙協力につき文書を交わし、合意する。民主党、日本労働組合総連合との協定は、以下の通りである。

○第45回衆議院選挙における新党大地と民主党の選挙協力について


 今日、日本の政治・経済・社会は、格差社会から階級社会となり、国民の不安は日々高まり、更には弱肉強食の一握りの強い者優先の政治で国民はやる気を失っている。この窮状を打開し、明日に希望の持てる日本をつくるためには、地方や弱者を切り捨ててきた官僚政治、新自由主義政策と決別し、新しい政治体制を実現するしかない。
 以上の認識を共有し、新党大地と民主党は、「政権選択」を問う第45回衆議院選挙にあたり、以下のような協力を行う。

1.新党大地と民主党は、第45回衆議院選挙において、「官僚主導の中央集権から地方主体の分権型社会」への転換、「格差を是正し、誰もが安心して暮らせる社会」の構築をめざし、人が人らしく生活する新たな政権の実現の為、力を合わせてともにたたかう。

2.民主党は、比例代表選挙北海道ブロックにおいて、新党大地の議席増に全力をあげる。

3.新党大地は、北海道の小選挙区選挙において、民主党公認候補の当選に全力をあげる。


※尚、民主党は新党大地の掲げるアイヌ民族の権利の確立、ロシアとの関係強化(北方領土返還、サハリンからのエネルギーの確保)、郵政民営化の見直し、食糧基地としての北海道の重要性・一次産業の確立、豊かな大地・自然を生かした観光産業の振興等、元気の出る北海道、明日の日本をつくる北海道という位置づけを理解し、弱者・生活者にやさしい政策として、後期高齢者医療制度・障害者自立支援法の廃止と確かな年金制度の確立や雇用の確保等、その政策遂行に全面的に協力していく。

 2008年11月7日

新党大地代表 鈴木宗男
民主党代表 小沢一郎

○第45回衆議院選挙に向けた連合と新党大地の連携の強化についての協定


第45回衆議院選挙を闘うにあたり、日本労働組合総連合(連合)と新党大地は、下記の内容を踏まえて、連携の強化についての協定を締結する。

1.連合並びに連合北海道と新党大地は、お互いの立場を尊重しつつ、「官僚主導の中央集権から地方主体の分権型社会」への転換、「格差を是正し、安心して暮らせる公正な社会」の構築をめざし、人が人らしく生活する新たな政権の実現の為、共に力を合わせる。

2.この北海道において恵まれた豊かな大地・自然環境の中で働く者を中心とした互いの尊厳を保つ福祉型社会の実現の為、公平な労働条件、公正な労働基準を確立し、安心して働けるためのセーフティ−ネットの拡充に努める。

3.油高・物価高から生活を守り、少数者の富を擁護する政治から、多くの生活者の幸せを追求する政治への転換を図る。


 以上の実現に向け、連合は政権交代のため新党大地との連携を強化する。連合の政策実現のための具体的な課題については、十分な協議を行い、合意形成に努めるものとする。

 2008年11月7日

新党大地代表 鈴木宗男
日本労働組合総連合会会長 高木剛

 以上である。  選挙協力で新党大地が重要視したのは政策である。民主党は全て理解して下さった。弱者に優しい、生活者の視点で、新しい政治の流れをつくっていきたい。
 なぜ今日の合意かと言われるが、11月7日に私の思いがある。それは、尊敬してやまない松山千春さんのお父さんのご命日だからである。
 千春さんのお父さんは、私が秘書の時から「国政に出なさい。頑張りなさい」と激励してくれた。今、千春さんとのご縁を有難く思いながら、このお父さんの存在も私にとってかけがえのないものであると感じている。
 近く「旅立ち〜足寄より〜」という千春さんの映画が上映されるが、そこに出てくる千春さんのお父さんに涙した私である。
 様々な出会い、ご縁、巡り合わせを考えて、私はカードを切った。8月25日の留萌管内、9月6日の岩見沢、芦別、13日網走管内、15日滝川、深川、9月20日後志管内、9月21日苫小牧での日高・胆振管内、9月23日の十勝管内、10月3日札幌、10日旭川市・上川管内南部、11日上川管内北部、6日、25日の函館市、檜山・渡島管内、27日稚内での宗谷管内と、この2カ月で北海道を一廻りして選挙協力の一任を取り付けさせて戴いての今日の結論である。
 声なき声をしっかり受け止める地域政党「大地」として、「大地」の旗を高く掲げて前進していく。
 20時から松山さん主催で小沢民主党代表、高木連合代表、関係者の夕食懇談会。お互い気楽に肝胆相照かんたんあいてらし、話しに花が咲く。


本日提出した質問主意書3件
bX0 北海道開発局等の地方出先機関の廃止を巡る議論に関する質問主意書
bX1 汚染米不正転売問題に係る農林水産省の責任並びに同省による被害救済策等に関する質問主意書
bX2 竹島及び北方領土に係る我が国が抱える領土問題に対する政府の対応の相違及び認識、国民に対する説明責任等に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2008年11月6日(木)

鈴 木 宗 男

 TVも新聞もオバマ一色である。かつてシカゴと言えばマクドナルト、アルカポネ、シアーズタワーが頭に浮かんだものだが今、アメリカ大統領しかも初の黒人大統領の地元となった。
 勝利宣言の集会で「我々は集合ではない。アメリカ合衆国なのだ」と団結を呼びかけるオバマ新大統領の自信に溢れたまさに歴史の1ページを刻んだ男のオーラがTVを見ていても伝わってくる。“We(ウイー) can(キャン) change(チェンジ)!”から“Yes(イエス) we(ウイー) can(キャン)”の連呼になっていった。とにかくアメリカで大きな変革がはじまった。新しい歴史がスタートした。
 一方共和党のマケイン候補も(いさぎよ)く敗北を認め支援者に新大統領に協力するよう訴え、アフリカ系アメリカ人にとって特別な意義があると黒人新大統領誕生を称えている。アメリカの民主主義が成熟している証といえる。戦いが済んだら星条旗のもとに結束しよう。共和党も民主党もないアメリカの旗のもとに結集しようという考えにアメリカの強さがある。
 この点日本はどうだろうか。今、政治家に(いさぎよ)さがあるだろうか。言い訳、言葉の軽さ、責任逃れが多すぎるのでないだろうか。日本もチェンジである。
 弱肉強食、格差のひろがりに国民がやる気を失っている。国力が落ちているのだ。
 今一度節度や道義を重んじ何よりもやさしい、思いやりの心豊かな日本にしなくてはならない。その為には政治家がしっかりリードする責任がある。
 新党大地は「北海道からチェンジ」「Let’s(レッツ)  change(チェンジ)」と叫んでいく。さあ、交代の時は来たと訴えていく。心ある皆さんのご支援を切にお願い致したい。
 蝦名新市長の選挙対策本部解散式に出席の為、夕方の便で釧路に向かう。
 私の秘書をして政治のスタートをした男の夢がかなって市長である。間違いなく北海道でも新しい流れが出てきた。この流れを加速することが、「北海道からチェンジ」に(つな)がると信じながら次なる動きを進めていきたい。
 4日のムネオ日記で田母神前航空幕僚長が防衛省の「懲戒処分の調査に応じないのはおかしい」と書いたが、当日の報道では田母神氏が拒否したとあったのでそう書いたが、今日の報道では田母神氏は調査を受ける意向だったが、防衛省が定年退職扱いの手続きをとったとなっている。事実関係をあきらかにする為、早速質問主意書を出させていただいた。


本日提出した質問主意書3件
bW7 刑事施設における医療に関する質問主意書
bW8 外務省による秘密指定文書の流出に関する質問主意書
bW9 政府見解と異なる歴史認識を発表した航空自衛隊幕僚長への防衛省における審理に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2008年11月5日(水)

鈴 木 宗 男

 全世界が注目したアメリカ大統領選挙は、民主党のオバマ候補が勝利する。一年間の長期戦に決着がついた。
 初の黒人大統領の誕生である。アメリカに大きな歴史の一ページが開かれた。
 オバマ新大統領予定者は、勝利宣言の挨拶の中で、選挙戦を通じ今日(こんにち)あるのはミッシェル夫人のお陰だと世界に向かって感謝していた。同時に、二人の娘さんにも感謝し、ホワイトハウスには沢山の犬を連れて行くと、愛情(あふ)れる話をした。何とも微笑ましく思う。家族の絆を評価したい。
 このオバマ新大統領予定者の演説を聴きながら、私も家内、子どものお陰で今日(こんにち)あるとつくづく思ったものである。言葉に出して感謝していないが、最強の家族に恵まれたことを誇りに思っている。
 アメリカの大統領選挙では、ケネディ大統領の時から婦人の果たすべき役割が極めて大きくなった。もう48年も前のことだ。当時私は中学生で、新聞から見るケネディ大統領がまぶしく見えたものだ。「あなたがあなたの国家のために何が出来るかを共に考えようではないか」という大統領就任演説は、今も耳に残っている。
 大統領選挙でオバマ氏は“We(ウィー) can(キャン) change(チェンジ)!”と訴えてきた。ものの見事に“change(チェンジ)”出来た。オバマ大統領就任演説でどんな話しをしてくれるのか、今から楽しみである。
 新党大地も「北海道からチェンジ!」を訴えている。弱肉強食の官僚主義、新自由主義の政治から、公平、公正な、富が再配分される政治を実現させなければいけない。
 麻生首相、アメリカの大統領選挙の結果を踏まえ、ここは思い切って国民に信を問おうではないか。いや、進んで国民に選択の機会を与えようではないか。
 国民の最大公約数の思いを政治家がしっかり受け止め、生かすことが良い政治である。麻生首相の勇気ある決断を望みたい。
 7時40分札幌で企業の朝礼に出席し、挨拶。8時半から選挙関連の朝食会。9時半から15時半まで札幌事務所で仕事。16時半、千歳発で上京。
 随分と()が短くなったものだ。昨日は北海道内各地で雪が降り、冬遠からじの感を深くする。


本日提出した質問主意書3件
bW4 政府見解と異なる歴史認識を発表した航空自衛隊幕僚長に対する防衛省の対応等に関する質問主意書
bW5 外務省とある特定の国会議員の過去の関係が我が国の国益に及ぼした影響等に関する質問主意書
bW6 地方自治体等の公的機関からの要請に対する外務省の対応並びに要請書の保管等に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2008年11月4日(火)

鈴 木 宗 男

 北海道では、釧路市長選挙の話題がまだ続いている。北海道新聞3面に「釧路市長選で民主・大地協力 衆議院選への効果未知数」という見出し記事がある。衆議院選挙を見据えた話だが、私は何も心配していない。
 私の秘書をやり、そして釧路市議会議員、北海道議会議員とステップ・バイ・ステップでついに釧路市長である。蝦名大也(えびなひろや)という一人の人間と私は、彼が22歳の時から苦楽を共にしてきた。すべてにおいて、誰よりも蝦名新市長の胸の内を、私はわかっている。どんなに厳しく辛い時でも、いつもお互い前を向いて歩いてきた。
 私も蝦名新市長も、いい加減で信念のなく、また政治家としての見識、力量、何よりも人間味(にんげんみ)がなければ、今日(こんにち)はないのである。釧路市の中で旧態依然(きゅうたいいぜん)とした狭い器量の、認識のない人たちが、根も葉もない、ためにする話を選挙中流していたが、こうした連中が釧路をダメにしてきたのである。
 恥ずかしさを知らない、公正・公平な感覚を持ち合わせていない北海道議会議員、一部市議会議員は釧路の恥であることを、良識ある釧路市民が今回示して下さったと考える。
 政策論争は大いに歓迎したいし受けて立つ。しかしつまらない、レベルの低い話に乗るほど私の感覚は鈍っていない。中傷誹謗(ちゅうしょうひぼう)を繰り返した相手側の道議会議員、市議会議員、選対幹部、候補者が個人演説会及び街頭演説会でどんな話をしたか、全て私の耳に入っている。テープを持ってきてくれた人もいる。
 私は言いたい。大所高所(たいしょこうしょ)に立って、このかけがえのない釧路をどうするか、明日に向かって、未来に向かっての議論をしていくことが、大事であるということを。何よりも、今を生きる釧路市民の思いをしっかり受け止めることが一番である。
 バランス感覚のよい蝦名新市長である。秘書時代から「人情」「やさしさ」「(いつく)しみ」「愛情」を私は教えてきた。同時に「意地」や「根性」も植え付けてきた。つまらない、為にする中傷・デマにビクビクする男には育てていない。
 今朝9時、初登庁した蝦名新市長だが、蝦名市長の奥さんはその姿を「そっと柱の陰からその姿を見つめていました」と、私の事務所に来られた際に言っていた。私が仲人をさせていただいたのだが、この奥さんの姿をもってしても、蝦名新市長の人間性がよく分かって頂けると思う。
 蝦名新市長、堂々と信念を持って、新釧路市建設のため体を張って頑張っていただきたい。心から新しい門出を祝福してやまない。
 空幕長を更迭された田母神俊雄氏が3日、記者会見し、例の論文について「誤っているとは思わない」と、撤回の考えのないことを表明している。さらに「自虐史観(じぎゃくしかん)から解放されるべきだ。」と持論を展開している。ここまで言うのなら、何故自衛隊の調査に応じなかったのか。懲戒処分に当たるかどうかの調査に応じず、一方的に自分を正当化するのはよろしくない。堂々と調査を受けてそこで自分の信念を吐露(とろ)すべきでなかったか。
 「退職金をもらう為に調査を逃れ、官僚の自己保身だ」というたくさんの声が私の処に届いてくる。「政府見解は検証されてしかるべきだ。」と述べているが、ここまで田母神氏が発言されたことに浜田防衛大臣、麻生首相はきちんと組織のトップとして国民に説明すべきである。国民の代表たる立法府、あわせて内閣の(しん)が問われるところではないか。国民に分かりやすい説明責任をしていただきたい。
 朝から釧路事務所で市長選挙のお礼の電話掛け等をして、15時05分釧路発で丘珠へ。札幌事務所で仕事をし、19時から松山千春さんと懇談。足寄の開町100年の事、秋のコンサートツアースタート、政治、様々な話で盛り上がる。「心友(しんゆう)」に感謝である。


本日提出した質問主意書3件
bW1 泥酔により負傷した海上自衛隊員の搬送等に関する質問主意書
bW2 北朝鮮の金正日総書記の病状に対する政府の認識等に関する質問主意書
bW3 我が国が負担する北朝鮮への経済・エネルギー支援を他国が肩代わりする案に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2008年11月3日(月)

鈴 木 宗 男

  夜中の2時まで釧路市長選挙勝利の余韻を噛みしめる。新党大地・鈴木宗男後援会の幹部の方々、特に電話掛けをして下さった女性部の皆さんと話が弾んだ。釧路における新しい歴史の1ページが作られたことに喝采(かっさい)である。
 北海道新聞1面トップは、釧路市長選挙であった。2面に解説記事もあり次期衆議院選挙との大いなる関係について書かれている。大変興味深くかつ、参考にして行きたいと思う。とにかく圧勝の結果で良かった。
 蝦名市長と今朝、得票の中身について分析したがお互い一致した認識だった。自民党道議、公明党、伊東前市長系の票は相手候補でまとまっている数字である。蝦名市長の票は昨年春の統一地方選挙での民主党道議の票と蝦名道議の票がほぼ一致している。
 いの一番に推薦して下さった民主党、連合さんに感謝したい。新党大地、蝦名後援会の票も生かされ、満点の結果と総括したい。
 何よりも良識ある、公平公正な判断を戴いた釧路市民の皆様に感謝してやまない。
 11時、足寄町で平成20年度足寄町功労者表彰式に出席。その後、新党大地・鈴木宗男後援会の糠平、鹿追、屈足、中札内、更別、忠類を廻り国政報告をする。
 特に忠類では新しい後援会体制が出来嬉しい限りである。幕別町と合併したが旧忠類村は忠類として現存する。変わらない人間関係に感謝の気持ちで一杯だ。

「忠類にて」「忠類にて」

2008年11月2日(日)

鈴 木 宗 男

 衆議院解散、総選挙が先送りになり各紙検証記事が載っている。読売新聞、日本経済新聞の連載を興味深く拝見し、今日の朝日新聞、毎日新聞も同様である。
 麻生首相と太田公明党代表との緊張したやりとりが臨場感溢れる形で紙面を踊っている。
 様々なルートで聞かされてきた話ではあるが、活字をとおして読むと、又、違った頭づくりにもなり、何故先送りしたかがよくわかる。政治も経済も生き物だが、振り回される国民が一番迷惑なことだろう。
 「今は政局よりも景気だ」と麻生首相は言うが、選挙は政局ではない。政局とは党内抗争や与野党のかけひき、綱引き、権力闘争を言うものだ。民主的手続きで国民の声がどこにあるかをうけて、懸命な政治をするため選挙があるのだ。
 言葉の軽さを感じながら、「選挙をすることが最高の景気回復だ」ということを麻生首相はじめ、とりまきは知るべきである。いたずらに先送りすると益々、袋小路に入ってしまう。一日も早い決断を麻生首相はすべきと思うのだが。
 8時に釧路市長選挙えびな大也の投票に行き、車で足寄町に向かう。陸上自衛隊足寄分屯地、足寄弾薬支処の創立15周年記念祝賀会に出席。祝賀会協賛会代表の式辞の中で「鈴木代議士の尽力により足寄分屯地が出来ました」と言って下さる。平成元年私が防衛政務次官の時決定したものだが、それ以前中川一郎先生の秘書の時からかかわっており、巡り合わせに感謝したものである。
 平成3年ソ連が崩壊し、自由と民主のロシアになったが、あの頃、ベルリンの壁がなくなるのがもっと早く、ソ連の崩壊が5年も早ければ日本の防衛対策も大きく変わっていたと考える時、絶妙のタイミングでの決定であったと私自身直接かかわったものとしてしみじみ感じるものである。
 13時から十勝管内浦幌町上浦幌で、14時半から浦幌本町で新党大地支部・鈴木宗男後援会の国政報告会、久し振りの浦幌訪問で連休中にもかかわらず熱心な後援者が集まって下さり本当に頭の下がる思いである。
 「北海道からチェンジ」をよく理解していただけた。
 21時から釧路市長選挙開票。21時45分早々とえびな大也候補の当確が出る。釧路市民の良識ある判断にホッとする。相手側は私を標的にネガティブキャンペーンを展開したが古い一部自民系の連中がしかけている選挙のやり方である。根も葉もない話にためにする話に市民はあきあきしたことが得票に表れている。現に相手側を最初は支援していた人が「鈴木さん、いやになりました。つきあいきれません。えびなさんをやります」と言ってくれた人が何人もいる。こうした一部自民系経済界の人の動きを 「何故自民党の伊東支部長はじめ幹部はとめないのか」と私に言ってくれる人がいたが、私は門外漢でこたえようがなく困ったことしばしばであった。とにかく、良い結果が出てなによりである。推薦いただいた民主党さん、連合さんはじめ心ある多くの皆さんに感謝したい。しがらみのない権力に屈しないこれが釧路の意地だ、これが釧路の良心だという市政を蝦名(えびな)市長にやっていただきたい。
 「私は市長をしたい。市長をねらってます」と言っていた蝦名(えびな)君の言葉を想い起こしながら、あらためて釧路市民の皆さんに感謝するものである。

2008年11月1日(土)

鈴 木 宗 男

 防衛省の田母神俊雄航空幕僚長が民間企業の懸賞論文に応募し、最優秀賞を受賞し、その中身が政府見解と大きく異なる認識を示していたとして浜田靖一防衛相は田母神空幕長を更迭した。自分の考え、見識を持つことは大事だが自衛隊という組織の中で、しかも航空自衛隊の最高幹部の論文でもありシビリアンコントロールが問われ、更迭せざるをえなかったのだろう。
 それにしても思い切ったことを書いたものである。たまたま懸賞に応募し最優秀賞をうけ、公になったことが今回の事態になったわけだが、やはり立場をわきまえることの大事さをお互い考えていくよい機会にしたいものである。
 羽田発千歳行きの一便で札幌に入る。9時から朝礼にまわる。今日から11月なので土曜日でもコンビニエンスストア、チェーン店は気合いの入った朝礼であった。私も身の引き締まる思いである。礼儀正しい社員さんのお姿に接しながら、教えられること大である。
 札幌市内を廻り、14時20分丘珠発で釧路に向かい、えびな市長候補の応援。昨日も一昨日も応援に入ったが、今日は最終日。あっという間の選挙戦だった。
 釧路市長選挙も最終日、明日は投票日。10月14日の立起表明から投票日を入れて20日間の超短期決戦だったが選対の役員さんはじめ選対事務局の皆さん、遊説隊の皆さん、沢山のボランティア、サポーターの皆さんに心から感謝したい。
 良い結果を出すべく明日の投票箱のフタがしまるまで、私はえびな大也ひろや候補を最後の最後まで応援していく。後一日ベストを尽くして参りたい。


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