ムネオ日記
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2008年12月31日(水)

鈴 木 宗 男

 大晦日、時間が経つのは早いものである。9月24日麻生首相が誕生し、すぐにでも選挙が行われるものと思い、10月3日に選挙事務所を立ち上げて臨戦体制をとってきたので、この4ヶ月はあっという間に過ぎた感じである。来年は待ったなしの解散総選挙の年になる。緊張感を持って、必勝の信念で頑張っていく。
 今年を総括すると、政治がなかったとつくづく思う。
 9月1日の福田首相の突然の辞意表明。昨年の安倍首相に続く無責任さである。3世、2世の甘さが出たと言って良いだろう。こうした事態は国民が一番迷惑し、国力が落ちてしまうということを、安倍、福田両氏はもとより自民党はどう受け止めているのか。全く責任をとっていない。
 小泉政権以後の新自由主義、行き過ぎた規制緩和、弱肉強食、格差社会等で国民がやる気をなくしている。私はハイエク型ではなくケインズ型が日本に合っていると考え、バラマキではなく優先順位を付けての効率的な公平公正な手法による富の再配分を訴え、「政治は弱い人のためにある」のモットーを実践していきたい。地方切り捨てではなく、都会と地方の役割をきちんと認める政治を確立したい。
 そのためには選挙で結果を出すしかない。来年は「北海道からチェンジ!!」を実現し、政権交代をするしかない。
 私は国政にカムバック以来一貫してアイヌ民族の権利確立を訴えてきたが、今年の大きな成果として、6月6日に衆参両院でアイヌ民族を先住民族として認める決議が国会で採択され、政府に初めてアイヌ民族を先住民族として認めさせることができた。「鈴木一人で何が出来るか」と陰口をたたかれたが、知恵や人間関係、経験があれば歴史的なことが出来るという結果を出すことができた。
 私のライフワークであった北方領土問題についても、アイヌ民族が北方領土の先住民族である。今、天然ガス、油が出ているサハリンもアイヌ民族が先住民族である。ロシアのメドベージェフ大統領に「大統領、北方四島はアイヌ民族が先住民族です。歴史を尊重して日本に返してください。天然ガス、油が出ているサハリンもアイヌ民族が先住民族です。だから優先的に日本に資源をまわしてください」と訴えられるのである。私なりの戦略を持ってやってきたことが実現したことは本当に良かったと、今でもあの6月6日の出来事を想い出す。今年一番の喝采である。
 このアイヌ民族の権利の確立、先住民族として認めさせることも、北方領土問題解決、サハリンエネルギーの日本への供給という大きな戦略をもって私は取り組んできた。
 今、中東では、パレスチナ自治区ガザでイスラエルとパレスチナの紛争が起きている。中東和平実現にはイスラエルの存在が大きい。杉原千敏さんの名誉回復に私が心血を注いだのも、イスラエルにおける杉原千敏さんの「6千人の命のビザ」は、とても重く、尊い人道的な出来事として評価されているからである。その功績を活かし、日本が中東和平に積極的な役割を果たせるのではと私は考えた。中東問題でも日本の顔が見えない。
 私がアフリカ支援を熱心にやったのも、日本が国際社会の中で名誉ある地位を頂くには、アフリカ53カ国の協力無くしてあり得ないと考えたからである。困ったときはお互い様の気持ちで貧困、感染症で苦しむアフリカに日本の持てる力で協力することが南北問題の解決の一助になり、人口問題など世界の安定につながると、私は世界戦略を描いて政治活動をしてきた。
 今、世界地図や地球儀を見ながら政治活動している政治家が何人いるだろうか。読者の皆さんにもよくよく考えていただきたい。少なくとも鈴木宗男は20年後、30年後、子や孫の時代でも日本が国際社会の中で存立できるようにと考えてやってきたことをわかっていただきたい。私は政治家である限り、これらの問題をライフワークとして取り組んで参りたい。
 いよいよ年越しである。
 昨夜23時57分からのTBSテレビ「プロ野球戦力外通告―クビを宣告された男達―」を観た。あの華やかなプロ野球で活躍の機会が無く、静かに去らざるを得ない選手、家族の姿を映し出していたが、まさに人生は自分の思い通りいかないものである。また、非正規雇用社員、契約社員、フリーター、リストラされた人、会社が倒産した人等、辛い思いで年の瀬を迎えている人が多いことだろう。希望の持てる、やる気の出る政治、社会にすべく頑張って行きたい。
 9時から野村義一さんの告別式に参列。大勢の人が最後のお別れをする。
 アイヌ民族のために尽力された野村さんのご冥福を心からお祈りする。野村さんは「アイヌ民族が胸を張って生きていける社会を」といつも言っていた。この言葉を私はしっかり胸に刻んで参りたい。
 千歳は雪で欠航便が続出し、1・2時間遅れの状況だったが、幸い乗れる便に飛び乗って東京に戻ることが出来た。今年一年無事に終えることができ、神仏のご加護に心から感謝してやまない。
 (きた)る2009年、平成21年、政治家鈴木宗男の人生をかけたドラマを展開したいと決意する。

2008年12月30日(火)

鈴 木 宗 男

 昨年10月、イランで武装集団に誘拐された横浜国立大学4年生の中村聡志さんが約8ヶ月ぶりに解放された際、日本政府が解決のための費用として「外交機密費」から約2億円相当をイラン側に支払っていたことを日本政府関係者が明らかにしたと、新聞で報道されている。外務省の報償費から出たと政府関係者は話しており、事件の解決に向け、お金のやりとりがあったことが判明したのは初めてである。
 これに対し外務省はけんもほろろに「ない」と答えているが、外務省の報償費、外交機密費も国民の税金である。無事問題が解決したのであるから、国民の税金を使った以上、国民に対して情報を開示し、情報の透明性確保を図るのが当然ではないか。
 1999年にキルギスでおきた日本人誘拐事件の時も、「キルギス政府から3億円要求があります。出してもよろしいですか」と、当時外務省の今井正領事移住部長(現沖縄大使)が官房副長官であった私のところに来て決裁を求めたことがあった。この時も機密費を使ったのである。
 「公表すれば『日本はお金を出す』ということで、更に事件が増える」と外務官僚は言うが、こうした事件を防ぐためにも、逆に公表して国際協力を図り、事件をなくしていくことが大事だと思うのだが、読者の皆さんはいかがお考えだろうか。
 今年も残り2日。家の片付けをし、15時の便で千歳に向かい、18時から白老町でのウタリ協会元会長の野村義一さんのお通夜に参列。アイヌ新法の制定はじめ、アイヌ民族が社会で胸を張って生きていける様にと先頭に立って活動した野村さんであった。94年の尊い人生に心から敬意を表し、ご冥福をお祈りする。

2008年12月29日(月)

鈴 木 宗 男

 朝早くに、元ウタリ協会会長を務められた野村義一さんが亡くなったとの連絡を受ける。アイヌ新法制定に尽力された姿が忘れられない。当時私は自民党の小委員長、責任者として新法をまとめることができたが、巡り合わせ、ご縁に感謝したい。
 6月6日、アイヌ民族を先住民族であると政府は初めて認めたが、野村さんもホッとしたことだろう。心からのご冥福をお祈りしてやまない。
 明日お通夜、明後日告別式という日程だが、万難(ばんなん)(はい)して最後のお別れに行きたい。
 朝から議員会館の大掃除、書類整理をする。今日が鈴木事務所の仕事納めだ。一年が経つのは早いものである。あっという間だ。
 こうして時は過ぎ、人生もまた過ぎていくのかとふと考える時、人間の力など小さなものだとつくづく感じる。その小さな力が(いさか)いや対立を起こし、覇権を争っているのだから、なお小さく見えるのである。
 日本経済新聞社とテレビ東京が26日―28日に行った世論調査の結果が今日の朝刊1面に出ている。麻生内閣の支持率は21%で、11月の前回調査から10ポイント低下。不支持は73%で、逆に11ポイント上昇している。


 来年、年明け早々の5日から国会が始まる。ここでの論戦がまさに政権選択の場になっていくことだろう。
 年の瀬ではあるが、勝負の時が刻一刻と近づいていると受け止めながら、いつ選挙があっても良い様に、心の準備と態勢はとって行きたい。
 17時から事務所忘年会。私の秘書・スタッフは、東京は勿論、北海道の事務所もよく働いてくれる。心から感謝しながら、新年に向けて皆、決意を新たに頑張っていこうと誓う。

2008年12月28日(日)

鈴 木 宗 男

 昨日の大地塾12月例会で新党大地として正式に八代英太さんに衆議院選北海道比例区に出馬要請したことが話題になっている。
 スポーツニッポンは全国版で八代さんの写真入りで「八代英太氏新党大地から出馬へ」、北海道新聞も同じく写真入りで「八代氏『大地』から出馬、衆院選比例道ブロックに」という五段記事があり、朝日新聞、毎日新聞も道内版でふれている。
 八代さんが「心は津軽海峡を渡っている」と上手(じょうず)な表現で答えられたので前向きな見出し、受け止めになったのだろう。
 年明けから北海道内各地で新党大地・鈴木宗男後援会の行事が入っているので、更に更に強くこちらの想いを伝え、出馬への環境整備を進めていきたい。
 8時半から帯広市内挨拶廻りをし、昼には釧路事務所に入り「(おお)祓い式(はらいしき)」。後援会会長さんはじめ主だった役員さんが出席して下さる。
 私は挨拶の中で、6月6日アイヌ民族を先住民族として認める国会決議の採択、そして政府が初めてアイヌ民族を先住民族と認める官房長官記者会見は新党大地鈴木宗男が主張したことが実現したもので感激ひとしおであった。11月2日の民主党との選挙協力による釧路市長選での蝦名市長の誕生、11月7日の民主党との選挙協力合意、12月21日の同じく民主党との選挙協力による北見市長選挙の勝利等を話し、来年は待ったなしの衆議院解散総選挙の年になる。乾坤一擲(けんこんいってき)の勝負をして、北の大地北海道からチェンジ、政権交代を実現したいと後援会役員の皆さんに訴え、理解を得る。気持ちの良い大祓い式だった。
 15時から第7選挙区の民主党・連合さんと私の後援会関係者との顔合わせ会。選挙協力をきちっとやって行こうと改めて結束を誓う。
 18時半帯広に戻り、同じく第11選挙区の石川代議士後援会と鈴木宗男後援会役員との顔合わせ会。釧路、北見市長選をふまえ、ここでも結果を出していこうとお互い決意を新たにする。しっかりと地に足の付いた活動をして参りたい。
 20時20分帯広空港発で上京。


「釧路大祓」

「感謝の挨拶」

2008年12月27日(土)

鈴 木 宗 男

 昨日の吹雪とうって変わり晴天の札幌である。この天気で帰省する人達もホッとしていることだろう。自然の摂理に感謝したい。
 札幌事務所で仕事をし、15時から札幌で大地塾12月例会をかねて「第4回大望年会大地まつり」を札幌プリンスホテルで行う。全道から500人もの役員・党員・サポーターが参加して下さる。八代英太先生も先月に続いて来てくれた。
 私は挨拶の中で、正式に新党大地として八代英太先生に次期衆議院選挙北海道比例区に新党大地からの出馬要請を行う。八代先生は家族、東京の後援会、大学等相談して返事したいとの事で今日答えは頂けなかったが、会場の熱気、盛り上がる声を八代先生はしっかり受け止めてくれたものと思う。
 新しい年、明るい答えを待ちたい。  讀賣新聞夕刊2面に「竹島アピール」という記事があり、「外務省は竹島問題に関する日本の主張を紹介する資料『竹島問題を理解する為の10のポイント』について日・英・韓の三カ国版に加えアラビア・中国・フランス・ドイツ・ポルトガル・ロシア・スペインの七ヶ国語版を新たに作成した」と書かれている。竹島問題では再々質問主意書を出し、私の方でアピールしているので外務省も少しは動きが良くなったのかと解釈する。
 韓国では「ドキュメンタリー映画『ごめんね独島』が31日から韓国の約100箇所の劇場で封切られる」と出ている。来年こそは竹島が日本の固有領土であるという大きな一歩を、より具体的に進めて欲しいものだ。
 麻生首相は1月半ばにも訪韓する方向で日程調整中と報道されている。トップ同志首脳会談で問題提起をして解決に向けての道筋をつけるのが筋だ。
 17時57分札幌駅発の列車で帯広へ。20時30分から帯広の記者さん方と定例の懇談で1年締めくくりの話をしたが、やはり第11選挙区の話題で盛り上がる。
 良い緊張感のある戦いになると思うと私の現時点での率直な気持ちを述べると記者の皆さんも同じ認識であった。
 ここでの選挙結果は北海道はもとより、日本の政治にも大きなインパクトを与える事になるだろう。


2008年12月26日(金)

鈴 木 宗 男

 一昨日、昨日と、松山千春さんの秋のコンサートが札幌で行われた。7月のコンサートが体調不良のため中止になり、ファンにとっては一年ぶりの千春コンサートである。
 クリスマスイブ、クリスマスにも関わらず、熱心なファンが5000人収容の会場を二日間とも埋め尽くしていた。相変わらずの軽妙なトークと、変わらない透き通った千春の歌に、皆さん感激していた。
 昨日は今年の締めくくりのコンサートでもあり、やはり聴く者にとっても「何か今日は違うぞ」と思わせる、伝わってくるものがあった。
 トークの中で千春は「努力しても報われないことがある。しかし努力することが大事なんだ」と熱く語っていた。そして「自分を疑わない。自分ならできると言い聞かせてきた。だからムネオさんを一度も疑ったことはない」と言ってくれ、最後はいつもの様に舞台にあげてもらい、会場の皆さんと「大空と大地の中で」を合唱した。
 千春の「情」に感謝しながら、昭和58年12月の最初の選挙を想い出し、今一度男のドラマを展開したいとしみじみ思ったものである。
 今日の夕刊で、厚生労働省が今年10月から来年3月までに、約8万5000人の非正規雇用者が職を失う予定であるという調査結果を発表している。
 年末、明日の生活を心配している多くの人がいることを、麻生総理、閣僚はいかほど認識しているのか。血の通った、心の通った政治がない。新自由主義政策により、弱肉強食、勝ち組、負け組と格差が広がっている現実を、なぜしっかり受け止めないのか。腹立たしい限りである。
 やはり、政治の流れを変えるしかない。たたき上げの政治家として、新党大地は働く者の側に立ち、声なき声を訴えていく。
 職を失った皆さん、「今に見ていろ」の気持ちで、お互い頑張っていこうではないか。「明日がある」、必ず政治があったという結果を出していきたい。共に闘おうではないか。
 一日札幌市内挨拶回り。札幌は大雪である。やはり冬は雪が似合う。生活は大変だが、自然の摂理を私は尊重する。
 吹雪の中を歩きながら、この厳しい自然が鈴木宗男を育ててくれたと思う時、何の苦にもならない。自然の情景に感謝するものである。

2008年12月25日(木)

鈴 木 宗 男

 昨日の衆議院本会議での渡辺喜美代議士の造反が、色々な角度から取り上げられている。自分の信念に基づいての行動は注目に値する。「長いものに巻かれろ」「寄らば大樹」の風潮の中で、キラリと光る態度と受け止める人は多いことだろう。
 この渡辺代議士に対し、自民党は「戒告」処分とした。自民党の処分は8段階あり、その中で軽い4段階の処分は幹事長職権でできるが、今回の処分は2番目に軽いもので、渡辺代議士にとっては痛くもかゆくもないことだろう。野党の出した解散決議に賛成することは首班指名で反対するのに等しく、大変なことである。
 それでもこの程度の処分しかできないところに、今の自民党の弱さが垣間(かいま)見られる。渡辺代議士は「これで政権に批判的な若手は造反しやすくなるのではないか」と言っている。話題作りをしただけでも、渡辺代議士の判定勝ちである。
 あわせて、こうしたことが後々大きな火種になっていくことだろう。示しがつかなくなると組織は持たない。
 自民党の中から様々な動きが出てくる。同時に、選挙に密接に関連し、政界再編へと進むことだろう。今日で臨時国会は終了したが、1月5日からの通常国会は、スタートから緊張したものになる。
 一日中札幌市内廻り。どこに行っても「景気が悪い」「仕事がない」「早く政治を変えて下さい」という声ばかりである。申し訳ないと思いながら、一日も早く選挙に持って行くしかないと感じる。
 年明けの国会戦術は、民主党がどう出るかにかかっている。戦略・戦術間違わないでやって戴きたい。問題点を拡散するのではなく、一点重点主義で攻めていくことが大事である。少しでも後方支援をしていきたい。

2008年12月24日(水)

鈴 木 宗 男

 昨夜21時からのTBS「カリスマ白書〜禁断の絶対タブ−本人告白…▽桑田真澄×清原和博 ドラフトが引き裂いた悲しき友情…“あの日僕はウソをついた…”」は、なかなか見応えがあった。
 清原和博は巨人に入りたい、桑田真澄は早稲田に行こうと思っていたが、巨人への思いもあった。ドラフトで、巨人は清原でなく桑田を指名した。この結果、二人の人間関係、友情に微妙なズレが生じた。しかし、二人の野球人生の終着点では、友情はまた元に戻っていた。
 同じく野村克也監督と沙知代婦人の夫婦の絆の話も良かった。ID野球という緻密ちみつな野球を追求する野村監督が、家庭では奥さんの言いなり、奥さん任せ。何があっても二人とも別れないという話も、聞かせるものだった。久しぶりに人間的な、琴線きんせんに触れる番組を観て感動した。
 12時半から今国会最後の本会議が開かれる。参議院から送付された、「内定取消しの規制等のための労働契約法の一部を改正する法律案」「派遣労働者等の解雇の防止に関する緊急措置法案」「雇用保険法の一部を改正する法律案」「期間の定めのある労働契約の規制等のための労働契約法の一部を改正する法律案」の4法案は、自民・公明の反対で否決された。雇用とか景気に対する法案は、与野党なく国民の目線で、議論に議論を重ねて早急にやるべきことであるが、与党は数の力で国民の声を押しつぶしてしまう。
 野党が提案した「衆議院解散要求に関する決議案」も、自民・公明の反対で否決された。この採決で自民党からただ一人、渡辺喜美代議士が賛成した。相当な決意で起立したものと思うが、合わせて渡辺代議士の動向も興味深い。自民党幹部がどういう態度に出るか注目したい。
 選挙の顔として選ばれた麻生首相は、解散に打って出ない。「福田じゃ選挙に勝てない」と言われて辞めた福田首相が「選挙をしないのなら辞める必要はなかった」と内心ボヤいているのではないか。9月中旬、まだ総理総裁に正式に決まっていなかった時、月刊誌に「国民の審判を仰ぐのが最初の使命だ」と書いていたのは、何だったのかと言いたい。読み違いより言葉の使い方が間違っていたのである。
 景気回復の最高の特効薬は解散総選挙である。来年は間違いなく選挙になる。政権交代に向けて、たまったマグマを爆発させるべく、しっかりと準備をしておきたい。

2008年12月23日(火)

鈴 木 宗 男

 トヨタ自動車は、同社の2009年3月期決算が1500億円の赤字見通しであることを発表し、社長交代することが大きなニュースになっている。昨年の2兆2700億円の利益からの大転落である。
 民間会社だと結果が出せないとこうしてトップの交代が速やかに行われ、活路を見いだそうとするが、一方政界はどうだろうか。ポストにしがみつき、おおやけよりもわたくしのことを優先しているのではないか。麻生首相も、選挙の顔として総理総裁になった以上、速やかに信を問うのが、責任ある立場に就いている政治家の判断ではないのか。
 今、政治家にいさぎよさが見られない。言葉に責任を持たない。何よりも生活感がない。世襲政治家の多くが、官僚の手のひらで動いている。だから、国中に閉塞感が漂い、国民のやる気をいでいる。勤勉性を旨として世界から尊敬され、高く評価されてきた日本人の最高の財産が、今、失われているのだ。小泉政権以後の新自由主義政策により、努力しても、頑張っても報われないという意識にしてしまった。
 この流れを変えるためにも、政権交代が必要である。それには選挙で国民に賢明な判断をしてもらうしかない。その解散権は総理にある。麻生首相が本当の愛国者ならば、吉田茂を尊敬していると言うなら、選挙に打って出る、真のステーツマンの姿を見せてほしいものである。
 朝日新聞4面に「与党逆風 市長選不振続く」という見出し記事があり、北見市長選挙の結果が取り上げられている。新党大地の存在感を、釧路市長選挙に続き、北海道で示すことができた。
 来年は間違いなく総選挙である。大乱世になる可能性がある。こうした時にこそ、たたき上げの、胆力のある政治家が求められる。鈴木宗男なりの役割を果たすべく、心して行きたい。
 13時から天皇誕生日宴会の儀に出席。天皇晴れの好天で、皇居正門からの宮殿の景色はひときわ映えていた。天皇陛下のご健勝を心から願ってやまない。
 議員会館で仕事をし、18時から神奈川県横須賀市に行き、「ペルシャ湾掃海派遣の会」に出席。今でこそ自衛隊の海外派遣は当然という感覚だが、17年前、湾岸戦争が勃発した頃はそうではなかった。
 本日の会は、戦後日本の自衛隊が組織として初めて海外派遣され、機雷処理に当たり、国際貢献のファーストランナーを務めた人達の会である。1991年7月、外務政務次官としてペルシャ湾を訪れた時、真っ黒に日焼けし、日の丸を背に機雷処理に当たる落合司令をはじめとする自衛官に、私は頭の下がる思いであった。同時に、「日本人ここにあり」の感を強くし、誇りに思ったものである。
 7年ぶりの開催だったが、当時、さくしま艦長であった田村博義さんはじめ、懐かしい多くの皆さんにお会いし、感激であった。ここでも人間関係が大事であることを痛感するものである。

2008年12月22日(月)

鈴 木 宗 男

今朝の北海道の新聞、テレビは、昨日行われた北見市長選挙のことを大きく扱っている。「民主、大地 選挙協力 衆院選挙連携に自信」「民主、大地の協力成功」「民主、大地前哨戦 釧路市長選挙に続き二連勝」という見出し記事が踊っている。
釧路市も北見市も北海道の中核都市である。ここでの勝利の意味は極めて大きい。
11月7日に民主党さん、連合さんと選挙協力の合意文書を交わし、釧路市長選挙に続いて、間違いなく結果を出すことができた。この流れを衆議院選挙でも活かしたい。
北見市長選挙の現職相手側の選対本部長は、武部勤代議士であった。一方、大地が推薦し、当選した小谷つねひこさんには、民主党の松木謙公代議士が張り付いていた。今回の北見市長選挙は、まさに来るべき衆議院選挙の前哨戦だったのである。
これで次の衆議院選挙北海道第12区は、緊迫した戦いになることは間違いない。また、私なりの役割を果たしていきたいと思う。
22日付で公開された外交文書の中で、1965年に訪米した佐藤栄作元首相が、マクナマラ国防長官との会談で核持ち込みを容認するかのやりとりをしていたことがわかり、波紋を呼んでいる。テレビも新聞も大きく取り上げており、政府がどんな説明を国民にするのか注目したい。
外交文書公開の基準についても不透明な点があるので、早速質問主意書を今日出した。
国会の会期は今月25日までで、質問主意書の提出は今日が最後である。9月24日に始まった臨時国会は93日間で、その間183本の質問主意書を出した。土・日・祝日の休日や、会期末で出せない日を除くと60日間であり、一日3本出した計算だ。この3年3ヶ月で1378本の質問主意書を出した。
この中には、アイヌ民族の権利の確立、先住民族として認めるきっかけとなった質問主意書も28本含まれている。間違いなく、歴史の一ページを開くことができた。
次期通常国会でも、外務省の自浄能力に期待しながら、国民への情報の透明性確保、情報開示のため、しっかり取り組んで行きたい。
女満別発千歳行きの一便で札幌に入り、一日札幌市内廻り。多くの人から「北見市長選挙は良かったですね」と声をかけて戴く。
千歳発の最終便で上京。


本日提出した質問主意書6件
bP78 我が国固有の領土である竹島の各分島の面積等に関する質問主意書
bP79 外交文書の公開基準に関する質問主意書
bP80 日中戦争を想定した佐藤栄作もと内閣総理大臣の米国による中国への各報復に係る発言及び我が国の核武装についての外務省の見解等に関する質問主意書
bP81 外務省要人外交訪問支援室長による公金詐取事件への同省の対応等に関する質問主意書
bP82 外務省とある特定の国会議員の過去の関係が我が国の国益に及ぼした影響等に関する第3回質問主意書
bP83 いわゆる北方領土不要論を唱えたとされる国会議員への外務省の対応に関する第3回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2008年12月21日(日)

鈴 木 宗 男

 来年度予算政府原案内示の最中で、議員会館も日曜日だがお客さんの来訪のため、衆議院の職員、衛視も通常通り出ている。しかし、お客さんの動きは少ない。
 かつて予算時期になると相当な動きがあったものだが、今はシーリングで枠を決められ、概算要求で絞り込まれ、内示で予算は終わるという流れである。
 以前は復活折衝と言って、仰々(ぎょうぎょう)しく官僚の作ったシナリオに沿ってベルトコンベアー宜しく動いていた時代があったが、それも懐かしい。様変わりと言えば大変な様変わりである。
 同時に、政治家の出番もなくなり、小泉政権以後、骨太の方針と称して官僚政治になってしまった。そのツケが格差の拡大であり、国民のやる気をそぎ、地方は疲弊している。北海道が良い例である。
 北海道の一人負けと言われて久しいが、今年は更に追い打ちをかけられている予算の削減である。食糧自給率200%で、環境にも国土保全にも貢献している北海道に対して、道内選出の与党政治家の姿、声が見えてこないし、聞こえてこない。
 年末から来年にかけて、中小企業では年を越せるかどうかと心配している人が多い。こうした声なき声、師走の厳しい現実を知る者として、やはり政治の流れを変えなくてはと痛感するものである。「明日の日本をつくる北海道」というタイトルで閣議決定した10年前の北海道開発10カ年計画が懐かしい。
 21世紀型の環境保全(国土保全も含めて)、高齢化社会に対応したバリアフリー、スロープ、ロードヒーティング、情報化時代の事業創出等、知恵を出せばやれることがたくさんある。今までの枠にとらわれない発想が求められている。
 そのためにも速やかに選挙をし、国民の最大公約数の声を背に、政治を行うことである。麻生首相よ、ぐずぐずしていないで、あなたがいつも「私が決める」と言っていることを、一日も早く実行することである。
 北見市長選挙の投開票が行われ、新党大地推薦の小谷つねひこ氏が当選する。北見市民の皆さんに心から感謝したい。
 相手候補の選挙対策総本部長は武部代議士であった。北見市は第12小選挙区の中で3分の1を占める有権者のいる市である。ここでの勝ち負けはまさに次の衆議院選挙に直結するのである。
 先月の釧路市長選挙に続いて民主党と新党大地の選挙協力が見事に結果を出した。
 今回の北見市長選挙に当選された小谷つねひこ新市長、小谷選挙対策本部長はじめ、多くの人から新党大地のおかげですと声を掛けられ本当に嬉しかった。
 この流れで北海道から政権交代の()を更に更にともして行きたい。

2008年12月20日(土)

鈴 木 宗 男

 時事通信社が12日〜15日に実施した世論調査によると、麻生内閣の支持率は16.7%で前回から22.1ポイント減、不支持は前回比28.2ポイント増の64.7%。首相にふさわしい政治家についても、麻生首相23.9%(前回は46.5%)、小沢一郎民主党代表34.8%(前回は23.6%)で、逆転されている。
 衆院解散総選挙の時期については「国民の審判を経た政権をつくるためにも急ぐべきだ」が46.0%、「景気対策など政策を優先すべきで急ぐ必要はない」は42.0%。ここでも、景気対策より選挙という結果になっている。
 まもなく政権発足3ヶ月になるが、日が経つにつれ、支持率は急落している。すぐ出すべき二次補正も年明けの提出で、給付金のあり方を巡る迷走など、国民の目線、思いから乖離(かいり)している。
 やはりここは解散総選挙で、国民の声に従って賢明な政治をすることが求められている。麻生首相よ、思い切って解散を断行することが国家、国民のためになる。
 ただ時間を過ごすのは、国益の観点からも良いことではない。選挙の後は政界再編が待っている。新しい歴史をつくるという意味でも、麻生首相は解散をすべきである。麻生首相の英断を期待したい。
 2009年度一般会計予算が内示されたが、メリハリの効いた中身ではない。一律カットという、官僚がエネルギーを使わなくて良い、無用な軋轢(あつれき)を生まない官僚のやり方に、政治家が乗せられている。
 地域経済を見る時、沖縄、北海道の一人負けである。それらの地域に配慮するのが政治ではないか。心の通ったやり方でない。国民の代表たる政治家が、国民の声を聞かずして何のための政治家と言いたい。閉塞感(へいそくかん)を感じながら、やはりチェンジ、政権交代して、声なき声を大事にする政治体制をつくりたいものである。
 7時40分羽田発で釧路に向かい、午前中釧路事務所で仕事。
 午後、車で北見市に向かい、小谷つねひこ候補の応援演説。
 明日は投票日、多くの心ある皆さんのおかげで良い闘いになっているが、もう一息である。明日、投票箱が閉まるまで頑張らなくてはいけない。

2008年12月19日(金)

鈴 木 宗 男

 民主、社民、国民新党の野党3党が共同提出した雇用対策4法案が、参議院厚生労働委員会で採決される。与党は「審議もせず拙速だ」「強行採決だ」と批判しているが、衆議院で与党がやっていることと同じではないか。
 雇用と景気対策に、与党も野党もない。今おかれている状況を考えるなら、批判するよりも、全国会議員が一緒になって取り組むべき問題ではないか。与党の懐の深さが求められるところである。
 筑紫哲也さんお別れの会が、グランドプリンスホテル赤坂で行われる。
 ありし日の筑紫さんの写真は、今にも話しかけてくれそうな筑紫さんそのものだった。奥様にご挨拶すると、「筑紫は鈴木さんの南青山の自宅を訪ね、家に帰ってきて、『家も家の中の様子も普通で、鈴木さんは悪いことしていない』と言っていました。『現場を見ないと本当のことはわからない』とも話していました」とお話しして下さった。
 7年前、「ムネオの豪邸」などとマスコミにさんざん騒がれたものだったが、筑紫さんは公平に、そして公正に見てくれていた。筑紫さんが奥さんにしっかりと自分の思いを伝えて下さったことに、心から感謝申し上げたい。
 奥さんのお話を聞いて、改めて筑紫さんの現場主義を実感した。「鈴木踏切」という、私の実家の踏切にまで鈴木は自分の名前を付けさせたとも、7年前は何でも悪いのは鈴木であるとマスコミに取り上げられたが、その2年後、筑紫さんの番組で「地方では個人の土地を踏みきりとして使用する際、それぞれその個人の名前を踏切に付ける。『鈴木踏切』というのは当然なのです」と放送してくれた。
 様々な出会い、巡り合わせを感じながら、心からのご冥福をお祈りしたい。
 自民党の中で撃ち合いが始まっている。

 離党した議員の選挙区に「刺客候補を送り込む」と17日に宣言した細田幹事長は、18日も都内で開かれた党福島県連との会合で、「昨日私は明確に言った。『離党するならしてみろ』と。『離党したら損なので、おとなしくしろ』というのが、私の真意だ」と一層語気を強めた。
 これに対し、武部勤・元幹事長は18日、都内での講演で「(刺客発言は)本当にバカな発言だ。政党というのはそれほどうぬぼれてはダメだ」と細田氏を批判した
(12月19日付読売新聞朝刊4面)

と出ている。
 私のところには、「武部にバカと言われる細田もお粗末だ。3年前の選挙で刺客を送った武部に言われるとは」「3年前刺客を送った武部に言う資格があるのか。武部の方がうぬぼれている」「武部は自分のやった独善的なやり方を反省せず、細田を批判する資格はない」等々の声が、同僚議員、仲間から寄せられる。私もその通りと受け止めながら、来年の通常国会は一日も早く解散に持って行かなくてはと考えるものである。
 明日、平成21年度予算が内示されるが、議員会館は静かなものである。熱気、活気がない。概算要求の段階で勝負はついており、予算にメリハリがなくなったこともあるが、何よりも地方の思いや声なき声が届かない政治に、失望やあきらめの気持ちが交錯しているからだろう。
 政治の流れを変えなくては、元気の出る日本にならない。やはり、選挙をするしかないのである。
 25年前の今日、午前10時、テレビのテロップに「北海道5区 鈴木宗男 無所属新 当選確実」が流れた。まさに、奇跡の当選であった。
 早いものでもう四半世紀の歳月であるが、あの時の光景を私は一日も忘れることはなかった。この間、様々な出来事があったが、何と言われようとも、私は「初心忘るべからず」で頑張ってきた。これからも信念を持って、鈴木宗男なりの志を高く掲げて、歩いて行く。
 25年前の初当選を思い起こしながら、松山千春さんはじめ、北海道、全国の、多くの心ある後援者の皆様方に、心から感謝する次第である。


本日提出した質問主意書3件
bP75 ミャンマーで起きた邦人殺害事件の真相究明に向けた政府の姿勢及び認識に関する再質問主意書
bP76 竹島問題についての政府広報冊子に対する政府の取り扱い等に関する再質問主意書
bP77 フランスの教科書における竹島の表記の変更についての政府の見解及び対応等に関する再質問主意書

本日受領した政府答弁書9件
bP51 中国の海洋調査船による我が国領海への侵入に関する質問主意書
bP52 国際社会の軍縮へ向けた政府の取組に関する質問主意書
bP53 日本教職員組合並びに文部科学省に対する内閣官房副長官の見解等に関する質問主意書
bP54 ロシア政府による北方領土開発に対する沖縄北方担当大臣の認識等に関する再質問主意書
bP55 竹島問題についての政府広報冊子に対する政府の取り扱い等に関する質問主意書
bP56 フランスの教科書における竹島の表記の変更についての政府の見解及び対応等に関する質問主意書
bP57 地方自治体等の公的機関からの要請に対する外務省の対応並びに要請書の保管等に関する第3回質問主意書
bP58 対馬の現状に対する政府の認識等に関する質問主意書
bP59 外務省における報奨制度の継続に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2008年12月18日(木)

鈴 木 宗 男

 自民党の細田幹事長は17日の講演で「次の選挙で自民党から離れたら刺客を送る」と宣言したと報道されている。自由闊達かったつに意見を言えば抵抗勢力と言って敵視した、小泉政権以降の自民党の強圧的なやり方を、国民はどう受け止めるか。
 上からの押しつけや脅しで、世論は動じない。細田幹事長の発言を聞くにつけ、何と基礎体力の劣った、余裕のない自民党かと感じる。
 かつての自民党には、一度や二度のミスには寛大に対応する「情」や懐の深さがあった。
 平成6年6月29日、村山富市日本社会党委員長を自民党は担ぎ、首班指名選挙をした。あの時、日の丸、君が代、自衛隊、日米安保条約を認めない村山富市社会党委員長よりも、海部俊樹元首相の方がマシだと判断し、私は除名処分覚悟で二回とも「村山富市」ではなく「海部俊樹」と書いた。当然、厳罰が来るものと覚悟していたが、「役職停止」で済んだ。自民党は心の広い政党だとつくづく思ったものである。
 ところが小泉政権誕生後、自由闊達かったつに意見を申せば抵抗勢力、郵政民営化に反対すれば「刺客」を送ると、思いやりや優しさ、いつくしみがなくなってしまった。心のない政治が今の社会、世相をつくり、結果、凶悪事件の勃発ぼっぱつである。細田幹事長の過激で一方的な言いぶりは、逆効果となるだろう。
 そこまで強気にモノを言うのなら、一日も早く選挙をすべきであると、細田幹事長から麻生首相に進言すべきだ。
 「犬の遠吠えみたいな話だ」と言ってくる人もいる。「思い上がるな細田」と言う人もいる。司々つかさつかさの人は、やはり言葉の重みを考えるべきである。
 イラクの人道支援活動に従事していた航空自衛隊イラク派遣部隊の撤収帰国式典が、クウェートのアリアルサレム基地で行われ、約5年間の活動を終えた。
 一人の犠牲者も一件の事故もなかったことは、極めて幸いであった。国際貢献された全ての自衛隊員に敬意を表したい。
 緊張の中での任務遂行は大変なことだったろう。本人はもちろんだが、御家族の心配も計り知れない。改めて、関係者にその労をねぎらいたい。
 ここで一つ考えなくてはいけないことがある。
 大量破壊兵器はあったのか。テロとの戦いという美名の下、間違った情報で米国はイラク戦争を起こし、それに協力させられた日本ではなかったか。勝った者が善という判断は間違っている。
 ブッシュ大統領も誤った情報で戦争に突入したことを認めているではないか。この点、日本政府の明確な国民への説明はない。
 最近の日本人は「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の言葉を忘れがちである。平和の重要性を考える時、検証すべきことはしっかりと検証するということを、お互い考えていこうではないか。
 昨夜、羽田からの最終便で千歳に入り、今朝7時50分発で釧路に向かい、中川一郎先生の秘書時代からお世話になった釧路丸水の近藤会長さんの告別式に参列。悪天候で飛行機が1時間遅れたが、最後の献花に間に合い、心からのお参りをする。
 車で北見市に行き、市長選挙応援。小谷つねひこ候補も元気一杯であった。残り3日の闘いが勝負である。
 14時25分女満別発で上京。羽田から横浜に向かい、後援会でお世話になっている方々と懇談し、20時からは仲間の国会議員と定例の懇談。
 今日も一日忙しかった。


本日提出した質問主意書3件
bP72 外務省においてかつて裏金組織が存在し違法行為が行われていたことを公の場で明言している現職の外務省職員に対する外務大臣の認識等に関する質問主意書
bP73 痴漢や盗撮行為により逮捕された外務省職員が在職し続けることの是非並びにその様な職員が外交業務に携わることが我が国の国益与える影響等に関する質問主意書
bP74 北方領土交渉に係る政府方針についての政府による国民への説明に関する質問主意書

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2008年12月17日(水)

鈴 木 宗 男

 11時15分から20分間、沖縄及び北方問題に関する特別委員会で質問の機会を戴く。外務省の自浄能力を問い、北方領土問題解決に向けた政府の基本的考え、アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会における議論の進め方等につき質す。
 短い時間なので突っ込んだ議論はできなかったが、それでも「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会において、国連での先住民族の権利宣言に基づいて行うべきだ」との私の問いに対し、内閣官房の担当者も「国連宣言を踏まえる」との答弁をし、納得する。
 北方領土問題についても、ソ連からロシアに変わった1991年後半以降、「四島の日本への帰属が確認されれば、実際の返還の時期、態様及び条件については柔軟に対応する考えである」というのが日本政府の基本的方針かと尋ねたのに対し、中曽根外務大臣からは同じ趣旨の答弁があった。私は、空想的解決よりも現実的解決に向け、日本からカードを切るべきである旨付け加えた。
 外務大臣も少しは慣れてきたという感じではあるが、基礎体力のなさは否めない。全力で北方領土問題解決に努力を傾注してほしいものである。







本日提出した質問主意書3件
bP69 上司の言動等が理由で自衛官が自殺した件に係る防衛省の認識並びに同省によるご遺族への対応に関する質問主意書
bP70 公務員による雇用促進住宅の居座りに関する質問主意書
bP71 ビザなし交流についてのロシア外務省の提案等に関する再質問主意書

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2008年12月16日(火)

鈴 木 宗 男

 イラクを電撃訪問したブッシュ米大統領が、イラクのマリキ首相との共同記者会見中に、イラク人のテレビ記者から靴を投げつけられたことがニュースになっている。
 イラクなどでは、相手に靴を投げることは最大の侮辱行為になるそうだ。投げられた靴を避けたブッシュ大統領だが、さぞ驚いたことだろう。
 この記者が靴を投げるという行為を働いたことはいけない。この記者は、「これは夫を失った女性や孤児、イラクで命を失った全ての人達のためだ」と言って靴を投げたそうだが、靴を投げずに、堂々と大統領に質問すべきであった。しかし、この記者の言い分は多くの人の心を揺さぶる内容だと思う。
 米国は、大量破壊兵器があると言ってイラク戦争に突入したが、結局はなかった。それに加担した日本の判断は正しかったのか考えなくてはいけない。多数の尊い命が民間人、軍人含め失われ、犠牲になっている現実を見る時、このイラク戦争をきちんと検証、総括すべきではないか。
 来年度予算の政府原案作成に向け、新幹線整備に関して与党が09年度着工を目指している中に、北海道の新函館―札幌間がある。
 1兆3千億円とも言われる工費である。更に、駅舎、構内の建築、整備には地元自治体の負担も加わる。小樽市では、市立病院の問題もはっきりしない中、新幹線関連の財源が用意できるのか。市民の声を良く聞くべきである。
 函館までは、青函トンネルもレールさえ敷けば新幹線が通れる様になっており、一日も早く函館まで開通させるべきである。そこから先は良く地元自治体、地域住民と協議すべきだ。
 今、北海道の産業活性化、北海道民の生活の安心、安全のために大事なことは、一日も早く高速道路を完成させることである。それから新幹線というのが優先順位であるのではないかと私は考える。
 千歳空港を通らない北海道新幹線も現実的ではない。空港、鉄道、港湾は一体のものではないか。
 新幹線は黒字になると経済界の人は言っている。それならば、民間になったJR北海道が全て責任を持ってやれば良い話だ。何も財源等の心配をしなくても済むと思うのだが。完成し、その後赤字経営になり、本四架橋の様に「それ見たことか」「大きな荷物になったのでは」とマスコミに批判される愚は避けた方が良い。
 今の経済財政事情を考える時、大きなプロジェクトには一呼吸置いて、賢明な判断をする心の余裕が必要だ。イケイケドンドンの時代ではない。特に選挙目当ての予算措置はとんでもないことである。関係者の冷静かつ将来を見据えた決定を期待したい。
 一日札幌事務所で仕事。16時15分丘珠空港発で女満別空港に飛ぶ。18時から北見市長選挙に立候補している小谷つねひこさんの応援演説。「釧路市長選挙で新しい流れができた。その勢いで北見も新しい歴史の一頁をつくって戴きたい」と、心からの訴えをする。
 15分話し、女満別空港から上京。
 明日は衆議院の沖縄・北方特別委員会が9時から開かれ、11時過ぎに私に質問時間が20分与えられたので、北方領土、竹島、アイヌ民族の問題につき、外務大臣、北方担当大臣に質問をする予定である。10月8日の予算委員会での質疑を元に、再度質していきたい。


本日提出した質問主意書3件
bP66 外務省についてのマスコミ報道に対する同省の対応ぶりの矛盾等に関する再質問主意書
bP67 竹島問題に係る政府の見解と相反する言説に対する政府の対応等に関する再質問主意書
bP68 泥酔により負傷した海上自衛隊員が巻き起こした騒動に対する防衛省の対応等に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2008年12月15日(月)

鈴 木 宗 男

 世界的な金融危機を受け、トヨタ自動車が来年3月期の役員賞与をゼロにすることを含め、大幅減額することの検討を始めたと報道されている。昨年3月期の役員賞与は29人の取締役が10億200万円、7人の監査役が6450万。この他に役員報酬の計約28億5000万円分についても減額を検討するという。
 日本のトップ企業の経営陣が、今年の冬のボーナスを前年より一割カットし、更に来年の春闘に向けて経営側の姿勢を示そうとしている。現下の経済状況に先手を打ち、自ら報酬の削減を実行するという考えは、理解を得ることだろう。
 それに比べ、国会議員、公務員の側はどうだろうか。
 国で約850兆円、地方で約200兆円もの借金を抱えながら、ボーナスをもらい、安穏(あんのん)安閑(あんかん)に暮らしている国会議員、公務員を腹立たしく思っている国民は多いことだろう。赤字経営ならば、民間企業ではボーナス・賞与は出ないところが多い。
 公の立場にありながら、甘えの構造に浸ってしまっている姿を国民は何と思うか。そこに政治不信、公務員の特権に対する反発が生まれてくるのだろう。
 今回のトヨタ経営陣のタイムリーな判断に教えられるものである。
 日銀は12月の企業短期経済観測調査(短観)の結果を発表した。企業の景気に対する見方を示す業況判断指数(DI)のうち、大企業製造業は5四半期連続で下がり、マイナス24である。これは2002年3月のマイナス38以来の低い水準である。国内景気が後退している現状が見えてくる。
 アメリカからの金融危機の影響を受け、外需の冷え込みにより、設備投資、雇用等、日本経済は先行き不透明である。更に日本の場合は政治も不透明で、先の展望が示されていない。思い切った政策の実現を図らなくてはいけない。
 そのためにも、選挙で国民の信を問い、最大公約数の声を聞くべきである。今のままの政治状況でいくと、日本も沈没しかねない。流れを変えるのが急務である。選挙しかない。麻生首相よ、解散する勇気を持つべきである。
 一日札幌事務所で仕事。18時半から千歳市で新党大地千歳支部・鈴木宗男千歳後援会役員忘年会。
 師走も半ばに入り、今年もあと二週間ちょっとである。時間は間違いなく過ぎていく。これでいいのかと自問自答しながら、「なすべき事をしっかりやっていこう」と、自分自身に言い聞かせるものである。


本日提出した質問主意書3件
bP63 北方領土問題と竹島問題に対する政府の取組が著しく異なる理由等に関する再質問主意書
bP64 我が国が抱える領土問題に係る世論調査に関する第三回質問主意書
bP65 パキスタンで「核開発の父」と英雄視されている科学者の来日及び我が国での核部品調達に関する質問主意書

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2008年12月14日(日)

鈴 木 宗 男

 昨日福岡で、麻生首相、中国の温家宝首相、韓国の李明博大統領とで日中韓首脳会談が行われ共同声明を発表し、世界金融危機に対する協力を謳っている。中国温家宝首相との会談では、中国の海洋調査船が領海侵犯した問題で麻生首相は「非常に遺憾」と抗議したが、主張は平行線に終わったと報じられている。領海侵犯も国家主権が侵された話で軽くみては行けない。
 一方韓国の李明博大統領に竹島問題解決に向けて話をしたかというニュースはない。中国には国家主権を主張しながら韓国には言わない。これでは中国から我々には強く出て、韓国には甘い日本だと受け止められたらどうなるか。北朝鮮の拉致問題も国家主権が侵されている点では領土問題と一緒である。政府の毅然とした対応を切に希望するものである。
 7時50分千歳発で女満別空港に飛ぶ。北見市長選挙が告示され、前職と新人の一騎打ちである。新党大地北見支部・鈴木宗男北見後援会はすでに新人の小谷つねひこ氏を推薦している。「市民本位、市民主体の町づくり」を提唱し流れを変えようと訴えている。小谷さんの出陣式第一声で御挨拶し北見市端野町、北見市留辺蘂町、北見市常呂町で新党大地・後援会の役員の皆さんに集まっていただき国政報告を行う。集まって下さった役員の皆さんは「流れを変えよう」「小谷さんで頑張ろう」と意気軒昂いきけんこうで有り難い限りである。
 釧路市長選挙に続く、北見市長選挙は全道的関心も高く、その結果次第で北海道の選挙地図に大きな一石を投じる事になるだろう。
 新党大地鈴木宗男後援会として小谷つねひこさんを推薦した以上、しっかり応援していく。
 夕方の女満別発で千歳に飛び、19時から道内公務員受験生対象の講演会で講師を務める。
 今回で今年37回目の講師で1ヶ月に3回講演したことになる。昨年は44回、一昨年は38回だった。JC(青年会議所)はじめ倫理法人会、各種団体など日本全国を廻らせていただいたが、年間30回以上も講演の機会を得る政治家はそうそういるものではない。こういう機会を与えられる事に感謝したい。

2008年12月13日(土)

鈴 木 宗 男

 麻生首相は昨日夜の記者会見で事業規模23兆円(10月発表した追加経済対策とも重複を含め)の緊急対策を発表した。併せて、消費税を2011年度に引き上げる考えに変わりはないとも語った。1兆円の予備費の新設、公的資金枠を2兆円から12兆円に拡大、総額44兆円程度の事業規模となると報じられている。
 さて、これで年末中小企業が穏やかに年越しできるか。国民生活に明るさが取り戻せるか。どう反応してくるかで、来年の通常国会の流れが決まってくる。
 昨日の衆議院本会議で新テロ法案、金融機能強化法が再可決され、国会はもう終わった様な雰囲気になっている。与党は税制大網を決定し、選挙を考えて減税規模は昨年の6000億から1兆1000億になっている。まさに「バラマキ」である。将来的な財源の裏付けにはふたしてをし、目先の判断で決めている。こうした小手先のやり方を国民は冷静に見ている。
 国会議員の思い切った定数削減、特権の廃止、国家公務員の在るべき姿など国家の基本に対し、何のメッセージもないのが小泉政権以後の流れである。必ずやってくる衆議院解散総選挙でしっかり結果を出すしかない。読者の皆さんの賢明なご判断をお願いしたい。
 13時から東京新宿で就職活動生との交流イベントにゲストとして招かれ、1時間20分講演をする。「人生自分の思い通りに行かないが、人生諦めてはいけない。目的、目標をしっかり持って、夢に向かって進め。その夢に近づく努力をして欲しい。その為には人との出会いの中からチャンスが生まれる」と私の経験談を話しながら、「良き友人、家族、特に親への感謝を忘れないで生きて欲しい」と私流に話す。父が馬一頭売ってくれたお金で上京したこと、松山千春さんとのこと、学生の皆さんは熱心にメモを取り、耳を傾けてくれた。私も33年前を思い出しながら学生さんの前途に栄光あれと祈るのみである。
 夕方の便で札幌に向かい、私を支持してくれるグループの忘年会に出席。選挙はいつ有るか不透明だが、間違いなく来年9月迄には有るのでとにかく政権交代をこの北海道の大地から火の手を挙げて欲しいとお願いする。
 北の大地から新しい炎をともして行きたいと決意を新たにする。

2008年12月12日(金)

鈴 木 宗 男

 昨日、ポスティングシステムでメジャー挑戦を表明した足寄高校後輩の西武ライオンズの三井浩二投手が議員会館を訪れた。「何とかチャンスを生かし、夢を叶えたい」と熱く語っていた。
 私からも「北海道初のメジャーリーガーとして、夢に向けてがんばれ」と激励する。
 私も足寄高校時代、硬式野球をやっていた関係で、三井投手は私にとって直々の後輩にあたる。是非ともチャンスが来ることを願ってやまない。
 2009年度税制改正の中で議論されていたたばこ税の引き上げは見送られた。当然である。税源不足を埋めるためと言って、安易にたばこ税を上げる手法がこれまでとられてきたが、庶民のささやかな「一服の思い」を政治家が(もてあそ)ぶこと自体、問題である。
 税金を上げる前に、私がいつも言っている、国会議員の定数削減、国家公務員の特権廃止をまず優先的に実施する。そして、それから国民の皆さんにお願いするのが順番ではないか。
 ぬくぬくと自分達の特権は守り、維持しながら、国民に負担を強いる官僚政治、世襲政治はいけない。税の議論を聞くだけでも、選挙で国民の信を受けて、中長期的展望に立った政策を立ち上げ、真に国民のための政治をやらなくてはいけないと感じる。
 麻生首相よ、一日も早く解散をして、日本再建を目指そうではないか。
 恒例の清水寺森清範貫主による今年の世相を表す漢字の発表は、「変」である。
 今年は、ロシアのプーチン大統領からメドベージェフ大統領、福田首相から麻生首相へと交代があり、またアメリカのオバマ次期大統領誕生と、大きな「変」があった。
 世相も相次ぐ通り魔殺人事件、親子殺人事件等、悲しい「変」が繰り返された。この流れは来年も続くことだろう。まず選挙で政権交代の「変」を起こさなくてはいけない。
 新党「大地」のキャッチフレーズは「北海道からチェンジ!(変革)」である。明るい未来を(ひら)く「変」にしたいとつくづく思う。


本日提出した質問主意書3件
bP60 過去最多を記録した通り魔殺人事件並びに高齢者による刑事犯罪の発生原因に係る政府の認識等に関する質問主意書
bP61 セクハラ等で処分を受けた外務省職員に関する再質問主意書
bP62 外務省職員の贈与等報告に関する再質問主意書

本日受領した政府答弁書9件
bP36 平成20年度北方領土返還要求行進に対する外務省の関与に関する再質問主意書
bP37 ミャンマーで起きた邦人殺害事件の真相究明に向けた政府の姿勢及び認識に関する質問主意書
bP38 いわゆる北方領土不要論を唱えたとされる国会議員への外務省の対応に関する再質問主意書
bP39 我が国が抱える領土問題に係る世論調査に関する再質問主意書
bP40 セクハラ等で処分を受けた外務省職員に関する質問主意書
bP41 外務省職員の贈与等報告に関する質問主意書
bP42 イラク戦争開戦時の誤情報に係る米国大統領の認識に対する政府の見解に関する質問主意書
bP43 北方領土問題と竹島問題に対する政府の取組が著しく異なる理由等に関する質問主意書
bP44 外務省についてのマスコミ報道に対する同省の対応ぶりの矛盾等に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2008年12月11日(木)

鈴 木 宗 男

 昨年12月12日、参議院で可決された「日本郵政株式会社、郵便貯金銀行及び郵便保険会社の株式の処分の停止等に関する法律案」(いわゆる郵政株凍結法案)の採決が本日衆議院本会議で行われ、否決された。
 3年前、郵政民営化に反対し、自民党から公認をもらえず、いわゆる「造反組」と言われた議員(現在は自民党に復党している議員が多い)の中から、誰か心ある、筋を通す国会議員がいるかと注目していたが、「寄らば大樹」「長いものには巻かれろ」の精神で、誰も賛成しなかった。この辺に、政治家が国民から信頼されない元があるとつくづく思ったものである。
 新党「大地」は、郵政民営化の見直しに向けて、地方の声、声なき声をしっかり受け止めて頑張って参りたい。
 今月10日発売の中央公論を読んでいると、「日ロ首脳会談の証言者は語る 北方領土交渉史の内幕」というタイトルで、丹波實元駐ロシア大使による論文が載っていることに気づく。「クラスノヤルスク会談でなかったこと」「忘れられない『朝日新聞』のインタビュー」「クラスノヤルスクで悔やまれること」「川奈提案の由来」という見出しで、丹波さんの認識が書かれている。
 今頃言うのであれば、私が嵐の中にあった時、なぜ何も言わなかったのか。さすが丹波さんは、自己保身に長けている。この点、生き延びる術はしっかり心得ているものだと考える。
 朝日新聞への丹波さんのインタビューが記事に出た時、丹波さんは私のところに何と言ってきたかも、是非記してほしかった。私は鮮明に覚えている。
 ただ「櫻井よしこ氏への反論」という見出しのところでは、元ソ連課長の新井弘一氏の1973年10月の田中−ブレジネフ会談の記者ブリーフについて触れている。
 「私は新井氏に対して1973年のときの交渉の結果と東京宣言のどちらが明確であるのかを問いたい。1993年の東京宣言(私はそのときは条約局長)は単なる口頭のやりとりではなく共同声明という文書で四島の名前を列挙して、四島の帰属を決定する基準を明確に定めている」と書いているが、この点は丹波さんの考えが正しい。新井元ソ連課長の話は、日本側の一方的思いこみをブリーフしたのであって、当時のソ連側から否定された話である(181〜182頁を読者の皆さんも是非読んで戴きたい)。
 丹波氏の櫻井よしこ氏への反論は評価するが、丹波さん、8年も経ってからでは遅すぎる。タイムリーに反論しておいたなら、国益に資するものになったのにと私は思うのだが、いかがだろうか。


本日提出した質問主意書3件
bP57 地方自治体等の公的機関からの要請に対する外務省の対応並びに要請書の保管等に関する第3回質問主意書
bP58 対馬の現状に対する政府の認識等に関する質問主意書
bP59 外務省における報奨制度の継続に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2008年12月10日(水)

鈴 木 宗 男

 ソニーが16,000人のリストラを発表している。世界のソニーが、である。
 雇用の創出が、アメリカにおいても日本においても喫緊(きっきん)の最重要課題になってきた。アメリカのオバマ次期大統領は、大規模公共事業投資で最大250万人の雇用創出を目指すと先週演説している。
 財政出動をする際、よく「小さな政府vs大きな政府」の議論が日本では出てくるが、再生産のできない、将来に活きない投資はやるべきではない。
 環境保全のための山づくり、水の涵養(かんよう)は急務である。高齢化社会において、寒地ではロードヒーティング、スロープの設置等、バリアフリーを進めることが生活する上での条件になってくる。また、情報化時代、IT設備、情報インフラも必要だ。時代に合った社会資本整備に、国民は理解を示してくれるだろう。
 富の公平配分、再配分は当然ではないか。二次補正を速やかに出し、更に平成21年度予算の編成に反映させることが、経済の活性化、景気の回復につながると私は思うのだが。
 一日も早く、政府は方針を示すべきだ。


本日提出した質問主意書3件
bP54 ロシア政府による北方領土開発に対する沖縄北方担当大臣の認識等に関する再質問主意書
bP55 竹島問題についての政府広報冊子に対する政府の取り扱い等に関する質問主意書
bP56 フランスの教科書における竹島の表記の変更についての政府の見解及び対応等に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2008年12月9日(火)

鈴 木 宗 男

 作曲家の遠藤実先生が亡くなられ、昨日お通夜、本日告別式が行われたと、テレビ、新聞で目にする。
 平成15年、()えある文化功労者の(えい)(よく)された時、少人数でお祝いの席を設けさせて戴いた。その時遠藤先生が、「高校三年生」の歌ができたいきさつについて話された。
 「高校に行きたかったが、貧しかった家庭の事情で行けなかった。高校へのあこがれや、『高校生になっていたら』と考えた様々な青春の思いを歌にした」とおっしゃっていた。
 遠藤先生の数多いヒット曲の中には、どこか哀愁(あいしゅう)を帯びた、故郷を思い出させるメロディが多い。生い立ち、苦労、故郷、人生の足跡(そくせき)が歌に表れている。そこに感動や感激が伝わってくる。
 遠藤実先生のご冥福を祈ってやまない。
 今月3日夜、藤波孝生先生を偲ぶ会があり、「追悼集 含羞(がんしゅう)の人」が参会者に配られた。リクルート事件がなければ、間違いなく総理になっていた人だろう。
 竹下登総理がリクルート事件により、1年7ヶ月の在任で首相の座を離れた。あの頃よく「竹下総理の後は安倍晋太郎先生」と言われていたが、当時の最大実力者である金丸信先生は「竹下は4年やる。竹下の後は藤波だ。だから鈴木君、俺の目の黒いうちは俺が君の面倒を見るが、今から藤波君ともつきあっておけ。新生クラブ(藤波先生の勉強会)に入っておけ。藤波に話してある」と言っていたものである。
 安倍晋太郎先生もリクルート事件に巻き込まれ、健康も害され、天下人にはなれなかった。藤波先生にも、天は味方しなかった。
 政治の世界「一寸先は闇」とはよく言われるが、昭和の終わりから平成元年にかけての激動期を振り返る時、人生自分の計算通りいかないものだとつくづく考える。私自身、抵抗勢力と言われ、国策捜査で権力によって(おとし)められた者として、藤波孝生先生に心から同情するものである。
 内閣府は、7−9月期の国内総生産(GDP)改定値は、年率換算で1.8%の減少と発表した。
 世界経済が不安定になり、輸出の急減等で日本がもろに影響を受けた結果だが、政治がなかったと言ってもよい。アメリカ一辺倒で来たツケでもある。小泉、安倍、福田そして麻生内閣と、同じ新自由主義政策でやってきたひずみが出ている。
 どの様な形で政策転換するのか。国民生活を守るのは予算である。年末の予算編成はどうなるのか。概算要求は決まっているので、第二次補正をどんな形でやるのか。よくよくチェックしていきたい。


本日提出した質問主意書3件
bP51 中国の海洋調査船による我が国領海への侵入に関する質問主意書
bP52 国際社会の軍縮へ向けた政府の取組に関する質問主意書
bP53 日本教職員組合並びに文部科学省に対する内閣官房副長官の見解等に関する質問主意書

本日受領した政府答弁書6件
bP30 ロシア政府による北方領土開発に対する沖縄北方担当大臣の認識等に関する質問主意書
bP31 韓国国会に発議された対馬に係る決議及び対馬の現状に対する政府の認識等に関する第三回質問主意書
bP32 海上自衛隊の特殊部隊における隊員の死亡事件に関する第三回質問主意書
bP33 麻生太郎内閣総理大臣の自宅を見に行こうとしたデモ隊の逮捕勾留に関する再質問主意書
bP34 汚染米不正転売問題を告発する文書を受けた農林水産省の対応等に関する再質問主意書
bP35 独立行政法人沖縄科学技術研究基盤整備機構の所管省庁である内閣府の同機構に対する監督体制等に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2008年12月8日(月)

鈴 木 宗 男

 報道各社による世論調査の結果が出ている。

・内閣支持急落25% 全国電話世論調査 「首相は小沢氏」逆転 (東京新聞1面)
・内閣支持急落25% 政権「危険水域に」 (北海道新聞1面)
   (※東京新聞と北海道新聞は共同通信社の調査結果に基づいたもの)
・麻生内閣支持 激減21% 失言、政策迷走で 「党首力」小沢氏が逆転 (毎日新聞1面)
・内閣支持 半減21% 「首相適任」小沢氏が逆転(読売新聞1面)
・内閣支持22% 麻生政権 二ヶ月で急降下 「首相に適任は」小沢氏が逆転 (朝日新聞1面)

 麻生内閣の支持率は、共同通信社で前回11月調査から15.4ポイント下がっての25.5%で、不支持は61.3%と前回から19.1ポイント増。麻生首相と小沢民主党代表の「どちらが首相にふさわしいか」では、小沢代表が34.5%(11ポイント増)、麻生首相33.5%(17.5ポイント減)となっており、初めて逆転している。
 毎日新聞でも麻生内閣の支持は21%で10月の前回調査から15ポイント下がり、不支持は17ポイント増の58%。麻生首相と小沢代表の「どちらが首相にふさわしいか」では、小沢代表が3ポイント増の21%、麻生首相が21ポイント減の19%で、ここでも初めて逆転している。
 また、「いつ解散すべきか」では、@「直ちに解散すべきだ」28%、A「来年度予算成立後の来年春」25%、B「来年1月の通常国会冒頭」17%と、早期解散を求める声が多い。
 読売新聞でも、麻生内閣支持20.9%で、前回の40.5%から半減し、不支持は66.7%で25ポイントも増えている。「どちらが首相にふさわしいか」でも、麻生首相は前回から21ポイント減の29%、小沢氏は14ポイント増やして36%である。
 朝日新聞も麻生内閣の支持率は22%(前回37%)、不支持66%(前回41%)。「首相にふさわしいのは」でも、小沢代表が36%(前回23%)、麻生首相30%(前回49%)と逆転している。
 不支持が大幅に増えた要因に「政策に期待できない」というのが多い。特に、鳴り物入りで発表した定額給付金については、国民の7割が評価しないという数字が出ている。
 「党首力で勝負」というのが、首相に就任した頃強調していた麻生首相と取り巻きの言だったが、この点でも逆転されている。
 公明党の太田代表は「一月という冒頭も、4月もある。早い方がいいというのが私の基本的な考えだ」とテレビ番組でも述べている。
 参議院の今の形は、あと三回選挙をしても、10年間は与野党逆転はできず、現状のままであろう。麻生首相よ、衆議院選挙を行い、国民の最大公約数を受けて政治を行うのが憲政の常道ではないのか。
 今国会の会期内に新テロ法案も金融機能強化法改正案も再可決される見通しである。ならば成立後、直ちに解散するのも一つの方策ではないか。
 このままでは通常国会で混乱することが予想される。麻生首相よ。国益の観点からも、速やかに国民に信を問うことをおすすめしたい。
 かつて麻生首相は、歯切れ良く「解散は私が決める」と言っていたことを想い出してほしい。今こそその約束を果たす時、実行すべき時が来ている。
 麻生首相よ!国益の観点からも、会期末解散を断行せよ!
 7時半に釧路を出て、10時から十勝管内士幌町で昭和58年から私の女性部長として大変お世話になった加藤ハルさんの告別式に参列し、弔辞を述べる。97歳の天寿を(まっと)うされ、士幌町で女性の社会進出等に大きな足跡(そくせき)を残された方である。心からのご冥福をお祈りする。
 11時35分帯広駅発で札幌に出て、札幌市内回り。
 18時から岩見沢市で新党大地岩見沢支部・鈴木宗男岩見沢後援会の会合。11月7日に小沢一郎民主党代表、日本労働組合総連合会の高木剛会長と合意した、民主党との選挙協力に関する合意内容について、具体的な打ち合わせをする。


本日提出した質問主意書3件
bP48 約100カ国により署名されたクラスター禁止条約に関する質問主意書
bP49 ケニア沖で起きた邦人が船長を務める中国船への海賊行為に係る政府の対応等に関する再質問主意書
bP50 エチオピアで発生した邦人誘拐事件への政府の対応並びに説明に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2008年12月7日(日)

鈴 木 宗 男

 首相イメチェンへ側近らが大作戦「実は知的で努力家なんです。CNN見るし、腹筋欠かさないし・・・」(北海道新聞4面)という見出しが目にとまる。
 記事を読むと「側近は『総理は男の美学で努力家の一面を出さないだけ』と擁護。『NHKの昼のニュースの後、(国際ニュースの)CNNを毎日みる』『読書好きで、毛筆で巻紙に手紙を書くのが趣味』『朝は腕立て伏せ百回、夜は腹筋運動百回を欠かさない』周辺から新たな首相像が次々流される。」と書かれている。
 側近と称する人にお尋ねしたい。「CNNを見ることや読書好きが知的で、腕立て伏せ百回、腹筋百回することが努力家ですか」と。取り巻きのレベルが問われる話でないか。麻生首相の側近、取り巻きのいわゆるプレイヤーがいないことが総理の一番の問題でないかと言いたい。体調管理は自分がやることである。本を読む、ニュースを見るのも仕事のうちである。大事なのは如何ほど大局観、国家観を持って国益の為に頑張っているか、その姿が問われているのである。
 あまりの読み違い、言葉の軽さ、高級ホテルの会員制バー通い等々、国民目線と違っていませんかと国民は思っている。側近が全くお門違(かどちが)いの受け止め方をした話を流すとますます麻生首相の立場、支持が無くなっていく。
 選挙の顔として選ばれた人がなぜ選挙をしないか。「()ぐにやったら惨敗しますからしません」とか「党首討論では小沢民主党代表に負けました」「読み違いがまとまって表に出てしまい支持率が下がりました」とか判りやすく率直に語りかけ国民にお詫びする姿が必要だ。
 言い訳やすり替えに国民は嫌悪感をもっている。側近のこうした動きを見る時、何とも頼りなく情けない思いである。やはりここは選挙をして国民の審判を戴いて、その結果を受けて賢明な政治を行うことである。
 選挙結果、政界再編も結構、政権交代も結構。国民の声をきちんと受け止めれば良いのである。
 昨日は夜中の内に釧路に入り、日本海の留萌市から太平洋の釧路市まで北海道を横断した。
 今日は釧路をスタートし11時半から根室管内中標津町で根室内陸4町(羅臼、別海、中標津、標津)新党大地支部、鈴木宗男後援会。14時から同じく根室市、18時半から釧路市でそれぞれ管内の拡大役員会を開き、民主党との選挙協力について報告し理解を得る。選挙は先送りされているが間違いなく九ヶ月以内に選挙はある。いつあっても良い体制だけはしっかり取っていきたい。



「2008.12.7 根室管内内陸四町後援会拡大役員会」


「2008.12.7 根室市後援会拡大役員会」


「2008.12.7 釧路市後援会拡大役員会」


「2008.12.7 釧路市後援会”望年会”」

2008年12月6日(土)

鈴 木 宗 男

 連日麻生首相の話で恐縮だが、自民党の石原伸晃幹事長代理が五日の講演で「自民党の国会議員の7、8割が『麻生政権で選挙をやって与党でいられるのか』と疑問を持っている。国民の6、7割が一度民主党にやらせてみてはどうかと思っている。麻生首相では次期衆院選挙を戦えない」との悲観的な見方を示したと、新聞報道にある。自分の立場を考えてモノをいっているのかと、逆に疑問に思う。
 麻生総裁に指名された選挙担当者が公の場で本音を話す様では、まるでマンガである。マンガ好きな首相がマンガをつくっている話である。「どうなっているのか」と、国民の方が戸惑っていることだろう。
 それなりの地位にある責任者は、場所、時をわきまえて話をするのが当然である。総理の言葉の軽さも指摘されるが、取り巻きはもっと軽い。一昨日来の報道を見るとき、麻生首相も大変だと同情したくなる。司々(つかさつかさ)の人に、本当に麻生首相を支えるという気持ちがないということは、政権崩壊である。
 麻生首相自身が党役員、閣僚にどんな思いでいるか、国民に情報を公開してほしいものだ。麻生首相の本心を国民に話して戴きたい。期待している人は多いのではないか。読者の皆さんはどうお考えだろうか。
 民主主義は一人でできることではない。仲間、同志が共通の価値観を共有し、国民の理解を得て初めて政策を遂行できるのだ。それぞれが好き勝手にバラバラの話をしている今の状態は、まさに迷走である。
 ここまで来たら、麻生首相は選挙をして、国民の最大公約数の声を受けて政治を行うのが憲政の常道である。麻生首相がこだわる吉田茂元首相の様に、乾坤一擲(けんこんいってき)の勝負に出るべきである。麻生首相の英断を期待したい。
 10時から留萌市で、昨夜に引き続いて新名秀雄後援会長さんの告別式に参列し、弔辞を読む。万感の想いで心から感謝申し上げ、お別れする。
 車で帯広に向かい、16時から十勝帯広総連合後援会・新党大地十勝支部の拡大役員会。すべて一任は戴いていたが、11月7日の民主党との選挙合意について改めて説明し、ご理解を戴く。
 18時から、昭和58年、私の初出馬の際に大きな原動力になった十勝政経同友会の忘年会。19時から子二三会(昭和23年生まれの会)忘年会に顔を出す。

2008年12月5日(金)

鈴 木 宗 男

 何かの会合で、人が集まると、挨拶がわりの言葉は「麻生さん大丈夫ですか」「この先どうなっていくのですか」「いや、大変な状況ですね」と聞かれる。私は「早く選挙をして国民の声を聞いて賢明な政治をすることです」と繰り返して答えている。
 平成17年小泉郵政解散から3年4ヶ月、圧勝を受け小泉内閣・安倍内閣・福田内閣・麻生内閣である。3年一寸ちょっとの間に4つの内閣、どう考えても国民に信を問う時期はとっくにきている。
 その「選挙の顔」として選ばれたのが麻生首相である。「選挙の顔」として選ばれた人が、いかなる理由にせよ選挙を逃げたら話にならない。又、首相を取り巻く人も呑気のんきなものである。細田自民党幹事長は、日本経済新聞「寸言」に「次に最適なのは高村正彦前外相。(麻生首相が)ちゃんと選挙に勝ってバトンタッチをして欲しい」と高村さんのパーティーで挨拶している。麻生総裁に指名され、間違ってなった様な人がここまで言うのかと疑ってしまう。本当に裂帛れっぱくの気合で麻生首相を守るという「気」が伝わってこない処に麻生首相の人徳のなさがあるのか。お友達と言われる閣僚に派閥、党の支持・理解があるかというとそれもない。
 今日から始まった讀賣新聞1面の混沌政局・麻生政権迷走(上)の中で山本一太自民党参議院議員のブログに(深刻なのは内閣の不支持率が6割に達している事だ。仮に7割に達するような事があれば、ほとんど「末期状態」だ)と書かれているそうだ。さらに(「麻生VS小沢」の構図に持っていけば十分に勝機があるという首相の基本戦略(?)はもはや使えなくなった。ふぅ)と続いている。
 塩崎恭久元官房長官も「今選挙戦に突入したら自民党は大敗する」と危惧きぐする。地元を回っていて、支持者から「首相が映るとテレビのチャンネルを変える」と言われた事もある(讀賣新聞1面混沌政局)難局に対し、苦しければ苦しいほど一枚岩でなければならない時、自民党議員は、自己保身、選挙を意識し、「自分党」になっている。
 マスコミ好きなチャラチャラした政治家ほど手の平をかえした様に批判する。ここに今の与党、自民党の基盤、基礎体力が低下している所以ゆえんである。山本一太議員にしろ、塩崎代議士にしろ「じゃあ安倍の時はどうだったんだ」という声に何と答えるか、安倍内閣も麻生内閣もお友達内閣という言葉がよく使われたが、自らの政治責任をきちんと果たして発信してほしいものだ。評論家的話は聞き飽きたと国民は思っている。こうした身勝手、自分本位、自己中心の考えが麻生首相の足を引っ張っていることにもなっている。
 これからどうなって行くのか、アンテナをしっかり立てていこう。
 夕方の便で旭川空港に向かい、18時半から留萌市で私の後援会長をして下さった、元留萌管内小平町長の新名にいな秀雄後援会長(鈴木宗男・新党大地)のお通夜に足を運ぶ。
 平成17年8月新党大地を発足した際、留萌管内の後援会長を受けて下さり、一所懸命いっしょけんめい頑張って戴いたかけがえのない人だった。享年78歳、早すぎる旅立ちである。


本日提出した質問主意書3件
bP45 竹島問題に係る政府の見解と相反する言説に対する政府の対応等に関する質問主意書
bP46 泥酔により負傷した海上自衛隊員の搬送等に関する第3回質問主意書
bP47 自衛官の自殺を巡る訴訟並びにご遺族に対する防衛省の対応等に関する第3回質問主意書

本日受領した政府答弁書6件
bP24 ケニア沖で起きた邦人が船長を務める中国船への海賊行為に係る政府の対応等に関する質問主意書
bP25 エチオピアで発生した邦人誘拐事件への政府の対応並びに説明に関する質問主意書
bP26 米国原子力潜水艦の我が国への無通報寄港に対する政府の対応等に関する再質問主意書
bP27 外務省における褒賞制度の一つである川口賞に関する第3回質問主意書
bP28 定額給付金制度をめぐる政府内の混乱等に関する再質問主意書
bP29 防衛省における裏金問題についての調査結果等に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2008年12月4日(木)

鈴 木 宗 男

 政府は来年度予算方針を閣議決定した。

・首相 追加財政出動 前向き 歳出抑制路線、一時棚上げ (日本経済新聞1面)
・財政再建路線を 公共事業上積みへ (読売新聞1面)
・説明なき政策転換 財政再建 当面棚上げ (朝日新聞1面)
・シーリング「堅持」から「維持」 歳出削減の転換 鮮明に (毎日新聞2面)
・歳出抑制を転換 (産経新聞3面)
・財政出動へ路線転換 概算要求基準 「維持」に表現後退 (東京新聞1面)

 以上の見出し記事を読みながら、国民はどう受け止めるだろうか。
 これだけの方針転換をするなら、麻生総理自ら国民に説明があって良いのではないか。いや、きちんと現下の状況、背景を説明する義務がある。
 長期的に財政再建は必要である。しかし、今の景気を考える時、財政出動も急務である。
 このバランス、整合性をどの様にして取るか。長期的ビジョンも併せて考えながら、トップリーダーは国民に安心、安定を与える責任がある。閣内不一致や、自民党幹事長からして若手議員を(あお)る様な行為をしてバラバラの印象を国民に与えては、より国民の政治に対する不信が(つの)り、不透明感が増す。
 年末の予算編成、第二次補正はどの様な姿、形になるのか、しっかり吟味(ぎんみ)していきたい。
 麻生首相の総裁特別補佐に、島村宣伸代議士が就任し、週に一日は休みを取るようにとアドバイスしたと報道されている。島村代議士も二世の世襲政治家である。国民の思い、生活感がどこまで伝わるのかという声が聞こえてくる。
 どの様な経緯で総裁特別補佐に就任したのかも、人事である以上、国民に親切に説明した方が良いのではないか。どうして決まったかもわからず、勝手なメッセージが一人歩きしても、総理総裁のためにはならないと思うのだが。


本日提出した質問主意書3件
bP42 イラク戦争開戦時の誤情報に係る米国大統領の認識に対する政府の見解に関する質問主意書
bP43 北方領土問題と竹島問題に対する政府の取組が著しく異なる理由等に関する質問主意書
bP44 外務省についてのマスコミ報道に対する同省の対応ぶりの矛盾等に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2008年12月3日(水)

鈴 木 宗 男

 タイの憲法裁判所は政権与党三党に対し解党を命じ、ソムチャイ首相ら与党幹部107人の公民権を5年間停止とし、内閣は総辞職した。
 空港などを占拠していた反政府勢力は空港から撤収し、抗議活動もやめたが、日本では考えられないことが起きるものである。あわせて、権力闘争はどこにでもあるものだが、世論動向も大きな役割を果たすものだとつくづく考える。
 私も7年前、国策捜査に遭った。メディアは権力側、外務省、検察のリークを何の裏付けも取らずそのまま報道し、私は国民の反感を買う羽目になった。「ムネオハウス」で捕まる、果ては三井物産の北方四島ディーゼル発電で捕まる、いや、アフリカのODAでやられる等言われたが、これらの件で今裁判しているものはない。しかし、平成14年2月からこの3点をテレビ、新聞、週刊誌は取り上げてきた。
 メディアは反権力と言うが、情報がないと仕事にならない。権力側は情報を持っている。ということは、時としてメディアは、権力側の手のひらにのせられてしまっている。
 権力側がその気になれば何でもできる。怖いことだと思いながら、今回のタイの反政府活動とマスコミの報道を通して見ると、報道が大きな影響力を持っていることがわかる。
 報道は真実のみを流し、後は国民の冷静な判断を待つ。これこそが、本来あるべき姿、形ではないか。
 自民党は予算編成方針を転換し、公共事業の前年比3%削減と社会保障費の伸びの2200億円抑制の見直しを言い出している。しかし、中には財政再建を堅持すべきと言う声もある。景気対策と財政再建、どちらも大事だが、どこでどちらに(かじ)を切るのか注目したい。
 政権浮揚にも関わることで、麻生首相の決断が見物である。くれぐれも丸投げすることのない様にして戴きたい。


本日提出した質問主意書3件
bP39 我が国が抱える領土問題に係る世論調査に関する再質問主意書
bP40 セクハラ等で処分を受けた外務省職員に関する質問主意書
bP41 外務省職員の贈与等報告に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2008年12月2日(火)

鈴 木 宗 男

 アメリカの次期大統領となるオバマ氏は、新政権の人事を次から次へと発表し、政権移行の体制を敷いている。
 国務長官にヒラリー・クリントン氏をあて、国防長官は現職のロバート・ゲーツ氏の留任・続投である。共和党政権の国防長官をそのまま民主党政権でも起用するという判断は、少なからず驚きであり、同時にアメリカの民主主義の幅の広さ、懐の深さを教えられるものである。大統領制と議院内閣制という違いはあり、日本でも考えられないことではないが、国益という観点から判断するすごさである。
 日本の政治でも、かつての55年体制では、自民党vs社会党というイデオロギーの対立があったが、今は自民党も民主党も、公明党、国民新党、新党日本も我が新党大地も、自由と民主、市場経済の土俵、舞台という認識では一緒である。【大都会中心・強い者優先・官僚政治】の自民党、【地方重視・生活者、弱い者優先】の民主党という立場で、手法に差があるだけだ。
 日本も国益の観点から大所高所での政治判断が求められる。アメリカの政権移行作業を少し見習う必要があるのではないか。
 麻生首相の支持率急落を受けて、自民党内でも様々な動き、声がある様だ。
 選挙の顔で選ばれた人が選挙をできないのでは話にならない。ここまで下がった支持率をどんな手で上げられるのか。簡単なことではない。
 年末を控え、地方の中小企業、小売業の皆さんは、「どうやって手形を落とそうか」と、資金繰りに大変な思いをしている。小泉政権以後の弱肉強食、新自由主義の生活感のない政治の、大きなツケが今出ている。小泉首相だけでなく、小泉政権に関わった自民党役員、閣僚経験者の責任も等しく重い。
 特に、過度な規制緩和を行った竹中平蔵氏よ。今の日本、アメリカの状況をどう考えるか。国民に説明してほしいものである。
 今日の株価は8000円を切り、7863円。前日比533円安である。この数字を麻生首相はじめ与党役員、閣僚はどう受け止めるのであろうか。
 一日議員会館で陳情、お客さん対応。各種全国大会があり、上京されている方が多い。
 皆さん「大変だ、大変だ」の大合唱である。何とかしなくてはいけない。政治の流れを変えなくてはいけないと思うのみである。


本日提出した質問主意書3件
bP36 平成20年度北方領土返還要求行進に対する外務省の関与に関する再質問主意書
bP37 ミャンマーで起きた邦人殺害事件の真相究明に向けた政府の姿勢及び認識に関する質問主意書
bP38 いわゆる北方領土不要論を唱えたとされる国会議員への外務省の対応に関する再質問主意書

本日受領した政府答弁書12件
bP06 定額給付金制度をめぐる政府内の混乱等に関する質問主意書
bP07 ロシア政府により進められている北方領土開発についての政府の認識等に関する再質問主意書
bP08 外務省とある特定の国会議員の過去の関係が我が国の国益に及ぼした影響等に関する再質問主意書
bP09 平成20年度北方領土返還要求行進に対する外務省の関与に関する質問主意書
bP10 泥酔により負傷した海上自衛隊員の搬送等に関する再質問主意書
bP11 外務省による秘密指定文書の流出に関する再質問主意書
bP12 地方自治体等の公的機関からの要請に対する外務省の対応並びに要請書の保管等に関する再質問主意書
bP13 刑事施設における医療に関する再質問主意書
bP14 麻生太郎内閣総理大臣の自宅を見に行こうとしたデモ隊の逮捕勾留に関する再質問主意書
bP15 竹島及び北方領土に係る我が国が抱える領土問題に対する政府の対応の相違及び認識、国民に対する説明責任等に関する第3回質問主意書
bP16 いわゆる北方領土不要論を唱えたとされる国会議員への外務省の対応に関する質問主意書
bP17 竹島問題についての政府広報冊子に関する第3回質問主意書
bP18 自衛官の自殺を巡る訴訟並びにご遺族に対する防衛省の対応等に関する再質問主意書
bP19 政府見解と異なる歴史認識を発表した航空自衛隊幕僚長に対する防衛省の対応等に関する再質問主意書
bP20 外務省による国際機関への拠出金放置に関する第3回質問主意書
bP21 我が国が抱える領土問題に係る世論調査に関する質問主意書
bP22 沖縄返還に係る日米密約についての資料への情報開示請求に対する政府の対応等に関する第3回質問主意書
bP23 外務省についてのマスコミ報道に対する同省の対応ぶりに関する第3回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2008年12月1日(月)

鈴 木 宗 男

 日本経済新聞朝刊1面の「内閣支持率 急落31% 二次補正先送り『支持せず』56%」の見出しにびっくりする。
 内閣支持31%、不支持62%、衆院解散・総選挙の先送りは支持33%、不支持52%。第二次補正予算の年明け提出は支持28%、不支持56%、定額給付金の支給は評価する26%、評価しない66%。政党支持率については、自民党39%(前回41)、民主党30%(前回31)、支持政党なし15%(前回11)。次の首相にふさわしいのは麻生首相が17%(前回36)、小沢代表17%(前回16)、どちらでもない60%(前回42)と、表になってわかりやすく書かれている。11月28日―30日に行われた世論調査だが、他の報道機関もこの週末、調査していることだろう。
 特に、次の首相にふさわしいのはとの問いで、麻生首相は前回よりも半分以上支持を失っている。小沢代表は横並びだ。麻生首相が減った分が小沢代表にいかず、「どちらでもない」に流れているという結果で、この点も国民は冷静に見ている。
 テレビ局、新聞各社も、世論調査の結果を出してくると思うが、どこも同じ様な傾向と私は考えている。28日の党首討論で、小沢代表が一枚上手と受け止めた人が多かったことが、内閣支持率に大きく影響していることは間違いない。
 この流れを受けて、民主党がどう打って出るか。ここが勝負のしどころである。しかも国会は延長された。この土俵、舞台をどう生かすか。乾坤一擲(けんこんいってき)の勝負をしてほしいものである。
 11時半から、京橋から日比谷まで北方領土返還要求行進に参加する。根室市、別海町、羅臼町、標津町、中標津町の、根室管内の行政の長、議会議長、元島民関係者、在京の元島民関係者、故郷会の皆さん、更には民族派の関係者、連合の人たちの顔も見えた。政府からは内閣府北方担当大臣、外務副大臣が出席していたが、出発式が終わると早々と帰って行った。
 民族の悲願と言いながら、橋本、小渕、森政権時代と比べ、小泉政権以後、安倍、福田政権で領土問題解決の前進はあっただろうか。
 「鈴木さんのやってきた現実的解決論が正しいです。空想的解決論を何回言っても進みません。鈴木さん、頑張って下さい」と、参加者の多くの人から声をかけられた。外務官僚の責任ある立場の人の姿も見えず、緊張感がないのではと感じながら、元島民、関係者の叫び、想いに少しでも応えていきたいと、つくづく思ったものである。



「2008.12.1 北方領土返還要求行進出発式」


「2008.12.1 北方領土返還要求行進」

本日提出した質問主意書3件
bP33 麻生太郎内閣総理大臣の自宅を見に行こうとしたデモ隊の逮捕勾留に関する再質問主意書
bP34 汚染米不正転売問題を告発する文書を受けた農林水産省の対応等に関する再質問主意書
bP35 独立行政法人沖縄科学技術研究基盤整備機構の所管省庁である内閣府の同機構に対する監督体制等に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ


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