ムネオ日記
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2009年2月28日(土)

鈴 木 宗 男

 自民党内に麻生おろしが始まったと新聞各紙は書いている。
 武部勤氏は「新たなリーダーを立てて新しい自民党、新しい日本をつくる。それが、我々が取り組まなければならない喫緊(きっきん)の課題になった」と語っており、前日には「麻生首相では選挙は戦えない」とも言っている。
 そもそも今の日本の閉塞(へいそく)状態は、小泉政治のツケからきている。その時、「私は小泉純一郎の偉大なるイエスマン」と言ったのが武部氏である。「弱肉強食、勝ち組、負け組、格差の広がり、過度な規制緩和により非正規雇用社員、契約社員が生まれ、国民にやる気を失わせた責任は重い。そして今なお、小泉、竹中、武部氏は、「改革、改革」と叫んでいる。これ以上、格差を広げて良いのか。
 特に北海道は一人負けである。北海道の心ある人は怒っている。県民所得も東京(482万円)の半分(246万円)で、政治を必要としているのに政治がない。1日も早く選挙をして、国民の信を問うべきだ。解散・総選挙をすることが景気回復の特効薬であることを、麻生首相に進言(しんげん)したい。
 麻生首相は昨日の予算委員会で「新聞はしばしば偏っている記事が多い。鵜呑みにしてはいかんと自戒(じかい)している。」と新聞批判ともとれる答弁をしている。
 権力側にある者は絶えず批判される側にあることを、麻生首相は分かっていない。この点も(ふところ)が狭いと言うか、幅が無いと言うか器量、度量の問われるところだ。
 小渕元首相は批判記事が載っていると、例のブッチホンで「良いご指摘ありがとうございます。頭に入れてやって参ります。」と謙虚に一歩も二歩も引いた形で対応したものだ。
 小泉首相以後、ムキになって開き直る姿は、しばしばお目にかかるが、(いさぎよ)さ、謙虚さ、言葉の重みがない。取り巻きも良い話より、悪い話を進言(しんげん)する姿勢を取らなくてはいけない。こうしたことを書きながら、やはり麻生首相には選挙で国民の声を聞いて頂きたいものだ。
 7時55分羽田発で帯広へ。10時から帯広で大変お世話になった右谷和彦さんの告別式に参列し、心から弔辞を捧げる。
 列車で札幌に出て、札幌中央地区郵便局長会・夫人会の総会に出席し挨拶の機会を得る。政権交代して、郵政民営化見直しを実現したい。
 札幌事務所でお客さん対応。今日で2月も終わり。日の経つのは早いものである。

2009年2月27日(金)

鈴 木 宗 男

 議員会館で一日仕事。
 酪農の畜産政策対策の要望で、全道各地から代表者が来訪される。
 加工原料乳生産者補給金単価を現行水準で維持すること、限度数量は現行を基本として決定すること、チーズ・生クリーム等対策への十分な予算を確保することが大きな柱だが、酪農家、畜産農家が安心して経営できる体制をつくらなくてはいけない。
 小泉政権以後、第一次産業に冷たい政策がとられてきた。特に品目横断的経営安定対策がその悪い例であり、水田・畑作農家は大きな打撃を受けている。
 酪農・畜産は北海道の大地を背にして生産していく仕事である。北海道のシンボルであり、北海道がメッカであると言っても良い一大産業だ。政治の役割をしっかり果たして参りたい。
 15時から「『袴田巌死刑囚の今』院内報告会」が行われ、私も呼びかけ賛同人の一人となり、出席する。午前中袴田さんに面会してきたお姉さんの話では、袴田さんは「心神喪失の状態」にあるとのことである。死刑判決から28年、もう43年も拘禁されている。
 1983年2月8日、袴田さんは手紙に次の様に書いている。

 息子よ、必ず証明してあげよう。お前のチャンは決して人を殺していないし、一番それをよく知っているのが警察であって、一番申し訳なく思っているのが裁判官であることを。チャンはこの鉄鎖を断ち切ってお前のいる所に帰っていくよ。

 不当逮捕、こん棒による拷問、自白のねつ造、そして死刑判決。無実と叫び続けて43年になる袴田巌さんの再審を実現させる様、私も協力して行きたい。
 私も国策捜査に遭い、そこでわかったことは、権力側ははじめから鈴木ありきで、検察側に有利な調書を、参考人、証人を脅かし、誘導、誤導してとっているということだ。43年前には、もっとひどいやり方で自白を迫ったことは、容易に想像できる。
 私は何が真実か明らかにするため闘っている。袴田巌さんも43年、無罪を訴え続けている。人間として、人として、私はその訴えに応えていきたい。
 夜は定例のマスコミ、文化人、関係者との懇談。政局、外交等、興味ある意見交換をする。


本日提出した質問主意書3件
bP13 外務省についての各マスコミ報道に対する同省の対応に係る説明等に関する質問主意書
bP14 平成21年2月11日に開催された日韓外相会談における竹島問題の取り扱いについての外務省の説明に関する質問主意書
bP15 我が国が抱える二つの領土問題に対する政府の取組が著しく異なる理由に関する質問主意書

本日受領した政府答弁書9件
bW9 外務省についての各マスコミ報道に対する対応ぶりの相違に係る同省の説明等に関する第3回質問主意書
bX0 北方領土の管轄権に対する外務省の見解に関する再質問主意書
bX1 平成21年2月11日に開催される日韓外相会談における竹島問題の取り扱いに関する第3回質問主意書
bX2 財務大臣の先進七カ国財務相・中央銀行総裁会議出席に同行した政府職員等に関する質問主意書
bX3 刑事訴訟法第479条に関する再質問主意書
bX4 我が国が抱える二つの領土問題に対する政府の取組の差異等に関する第三回質問主意書
bX5 最高裁判所裁判官に対する国民審査に関する再質問主意書
bX6 平成21年「北方領土の日」に関する再質問主意書
bX7 海上自衛隊の特殊部隊における隊員の死亡事件に係る防衛省の調査に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年2月26日(木)

鈴 木 宗 男

 朝刊各紙は、オバマ米大統領の一般教書演説を取り上げている。
 日本で言うならば施政方針演説だが、米大統領の演説は世界を席巻するとつくづく思いながら、各国首脳の演説と比較して存在感の違いは明白である。
 このアメリカとの関係は日本にとって特別なものになっている。小泉政権以後、特に顕著だ。私は日米同盟も大事だが、日本の将来を考える時、日ロ同盟も必要だと考えてきた。エネルギーの安定供給の為にも北方領土問題の解決を図り、また北朝鮮による拉致問題についてもロシアの影響力を活かすべきであると考えてきた。
 ソ連から自由と民主のロシアになり、私は誰よりも北方領土問題の解決、ロシアとの連携、協力の深化に汗をかいてきたが、ロシアとの関係強化に取り組む姿を良く思わなかった人、国もあった。虎の尾を踏んだとも言われたものである。
 政治の世界、権力、ポストが絡むと、ねたみやひがみ、やっかみ、嫉妬が渦巻く。平成14年に私が経験した、権力側からの意図的なリーク、情報操作、官僚の手のひらを返した動きなど色々なことを考えると、政治の世界の権力闘争は凄まじいものだとつくづく思う。今、生きているだけでもありがたいことだと思いながら、政治の流れを変える政権交代に向けて、男の勝負を展開していきたい。
 10時の千歳発で上京。議員会館で仕事。
 東京は段々と春の気配である。
 夜は三カ所会合をこなし、意見交換する。


本日提出した質問主意書3件
bP10 小泉純一郎元首相によるロシア訪問に関する質問主意書
bP11 日米外相会談における在沖縄米海兵隊のグアム移転に係る取り決めに関する質問主意書
bP12 在ロシア日本国大使館及び大使公邸に関する第3回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年2月25日(水)

鈴 木 宗 男

 日米首脳会談が行われたが、共同記者会見も無く、昼食会も行われず何か物足りなさを感じた。オバマ大統領が初めてホワイトハウスに日本の首相を招いたのは、アフガニスタン復興など、日本に負担をさせる狙いからか。「日本は偉大なパートナーだ」と持ち上げてくれたが、空々(そらぞら)しく感じたのは私だけだろうか。
 日米首脳会談より、オバマ大統領の一般教書演説に話題が移っている。「我々は国を再建し米国はより強い国家として蘇る」と力強く語っている。やはり支持率60%を誇る中での発信力の違いである。
 先週の日ロ首脳会談、今週の日米首脳会談、何か戦略を持って日程をセットしたのだろうか。信頼関係を築くためには、会わないよりは会った方が良い。しかし、予算審議最中のロシア、アメリカ訪問である。麻生首相が政権浮揚のために外交日程を次から次、入れるのは自己保身のなにものでもない。
 国益に沿った世界第2位の経済大国にふさわしい首脳外交を展開して欲しいものだ。
 朝から札幌市内で仕事をし、11時半千歳発で上京。15時から1時間15分予算委員会で財務大臣、官房長官、法務大臣、国家公安委員長、外務大臣に質問する。
 与謝野財務大臣にはアメリカ発の新自由主義政策から、公平配分の日本型に政策転換すべきでないか。河村官房長官には中川大臣の件。官邸の対応、心構えを、森法務大臣には、検察庁が行う参考人証人の調書取りを全面可視化を、塩谷文部科学大臣には所管する財団法人日本相撲協会の指導について、佐藤国家公安委員長にはかつての警察庁警備局長と私のやりとりについて、最後に中曽根外務大臣に、北方領土、竹島問題、サハリンの法的地位について(ただ)す。
 1時間15分があっという間に過ぎてしまい、特に外務大臣に対して十分時間が取れず、消化不良であった。次の機会を待つことにする。
 17時半羽田発で千歳に向かい、苫小牧市で18時から開かれている、胆振日高管内新党大地支部・鈴木宗男後援会に遅れて到着。八代英太先生に講演を先にしてもらって、何とか間に合う事が出来た。500人もの大勢の人が出席して下さり、ありがたい限りである。北海道と東京を往復し、しかも国会で1時間15分も質疑出来るとは、便利になったものである。今日の一日は特に早かった。


本日提出した質問主意書3件
bP07 北方領土への支援物資船が国後島への上陸を断念した件等に関する第3回質問主意書
bP08 在ウズベキスタン大使館に配置されていた日本画の消息についての外務省の説明に関する再質問主意書
bP09 外務省職員による公務出張に際してのマイレージ取得の自粛に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2009年2月24日(火)

鈴 木 宗 男

 産経新聞FNN(フジニュースネットワーク)は21、22日行った合同世論調査で内閣支持率は支持する11.4%で前回調査(1月10、11日実施)18.2%より大幅に下がっている。支持しないは、80.2%で前回の71.4%を大幅に上回り、国民の麻生内閣不信は大きい。
 河村官房長官は、23日の記者会見で「中川氏の辞任が大きな影響を受けた。ただ、政局より政策重視でいかなければいけない。」と述べているが、中川氏を任命したのは誰か。何をもって政局か。内閣のスポークスマンとしてお(かど)違いの発言ではないか。
 すり替えの話より、国民にお詫びするのが先ではないか。麻生内閣で特に目につくのは言い訳、言い逃れ、すり替えの答弁、発言が多い。もっと政治家は潔くすべきである。率直に国民にお詫び、反省して実績をあげていくことが大事でないか。
 「次期衆院選はいつ頃行うのが適切と思うか」という問いに、今すぐが25.2%。予算成立後、今年前半が54.8%と8割の数字は、予算成立後の選挙を考えている。この数字からしても一日も早く予算を成立させ、話合い解散することが麻生首相の果たすべき責任である。国民に信を問うことが麻生首相に与えられた使命であることをしっかり考えて頂きたい。
 景気が低迷し、働く機会を失い、世の中暗い。高校・大学の入学試験真っ盛りである。来月は卒業式。若者は不安や失望、希望、夢、複雑な気持ちで毎日を送っていることだろう。
 政治がしっかりして、若者にやる気を持たせる事が必要である。道義や節度を重んじ、勤勉性を旨としてきた日本人の尊い生き方を(よみがえ)らせねばならない。
 小泉政治以後の弱肉強食、勝ち組、負け組、格差社会を助長する政治は()()りである。国民の目線に立った政治実現のため新党大地は闘っていく。
 午後の便で札幌に行き、18時半から民間団体から講演を頼まれ、約1時間半現下の政治状況について話す。
 明日は予算委員会で質問の時間が回ってきたので、午前中札幌で仕事をし、11時半の便で上京し15時から1時間15分予算委員会で質問する。


本日提出した質問主意書3件
bP04 日本漢字能力検定協会に対する文部科学省の指導監督に関する再質問主意書
bP05 パキスタンの核兵器開発を主導した科学者に対する我が国企業の核資機材輸出に関する再質問主意書
bP06 本年二月十八日の麻生太郎内閣総理大臣によるサハリン訪問に関する再質問主意書

本日受領した質問主意書3件
bW3 外務省による日本アセアンセンター事務総長の再公募に関する質問主意書
bW4 国会議員の歳費や定数削減等に対する麻生太郎内閣総理大臣の見解に関する再質問主意書
bW5 本年二月十八日の麻生太郎内閣総理大臣によるサハリン訪問に関する質問主意書
bW6 パキスタンの核兵器開発を主導した科学者に対する我が国企業の核資機材輸出に関する質問主意書
bW7 在ロシア日本国大使館及び大使公邸に関する再質問主意書
bW8 大麻吸引事件を起こした大相撲力士への日本相撲協会の処分に係る文部科学省の認識に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年2月23日(月)

鈴 木 宗 男

 20日―22日に毎日新聞社が電話で実施した世論調査の結果が載っているが、それによると麻生内閣の支持率は1月の前回調査から8ポイント下がって11%となり、1989年3月の竹下内閣、2001年2月の森内閣の各9%につぐワースト3位となっている。不支持は前回比8ポイント増の73%で、01年2月の森内閣の75%につぐワースト2位である。
 「麻生首相がいつまで政権を担当すべきか」という質問に対しては、「今すぐ辞めるべきだ」との回答が39%という。
 日本経済新聞社が20日―22日に実施した世論調査でも、内閣支持は15%で、前回調査から4ポイント下がっている。不支持は前回調査から4ポイント上がり、80%となっている。
 いずれも中川前財務相の醜態が大きく影響しているかと思うが、任命者としての責任が問われたものだが、中川前大臣が麻生首相に迷惑をかけたとして速やかに辞めていれば、数字も変わっていた事だろう。同時に、クビを切るタイミングを失した麻生首相の甘さは、やはり国民の反発を買ったと思う。中川前大臣は国民にどれほどお詫びしたかとなると、「辞任会見で、通りいっぺんの話で終わってしまった。本当に国益を損ねたという気持ちが伝わってこない」という声を沢山耳にする時、(うなず)くしかない。各世論調査の傾向は同じである。
 この状況を打破するためには総選挙をするしかない。景気の回復に与党も野党もない。最善、最良の予算を作り直し、国民生活を守る最大の手段であると予算をきちんと成立させ、話し合い解散に持って行くべきではないか。
 読者の皆さんも国民運動を起こして戴きたい。「国民の信を問え」と。
 北海道は3日ぶりに天気が回復し、航空機も各空港とも、今日は順調に運航された様だ。自然のご加護に感謝してやまない。
 午前中旭川で用事を済ませ、上川地区郵便局長会会長の前井文憲さんのお母さんの弔問に伺い、午後の便で上京。
 議員会館でお客さんに応対し、夜は2カ所会合をこなす。
 土、日、月と北海道にいて多くの人に会ったが、「政治家は何をやっているんだ!」とおしかりを受ける。勿論、中川前大臣のテレビを観ての話だが、私は「申し訳ありません。必ず政治の流れを変えます。お力を貸して下さい」と答える。
 小泉政権以後の世襲政治、官僚政治が日本をダメにしている。今回の中川前大臣の件でも、側にいた官僚は何をしていたのか。国民の税金を使っておきながら、国民の目線と違う方向を向いているのではないか。
 やはり、政権交代である。


本日提出した質問主意書3件
bP01 政府代表に関する質問主意書
bP02 前財務大臣のバチカン市国内における行状並びに同行者の対応等に関する質問主意書
bP03 2月22日の「竹島の日」に対する政府の関与、協力に関する第3回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年2月22日(日)

鈴 木 宗 男

 朝日新聞が19日夕から20日にかけて実施した、緊急の全国世論調査によると「麻生首相は早く辞めてほしい」71%、内閣支持率は13%、今月7、8日調査の14%に続く低迷であり、不支持も75%になり、前回の73%からさらに麻生離れである。
 衆院の解散・総選挙を「早く実施すべきだ」は64%で前回の60%から増えている。段々と日に日に選挙をして信を問えという声が大きくなることだろう。
 それにしても日ロ首脳会談前の中川辞任は、外交で政権浮揚をはかろうとしていた麻生首相にとって、とんでもない計算外の出来事で、不幸なことだった。
 日米首脳会談も、オバマ米大統領が初めてむかえる外国の首脳が麻生首相という演出も中川辞任で影の薄い発表になってしまった。
 こうした流れの中で、中川秀直氏は20日、「体を張って自分がどうなるかなんて考えずにやっていく。次の世代に橋渡しするために人柱にもなる覚悟でやっていかなければいけない。」とテレビ番組で述べ、21日武部勤氏は「麻生さんで選挙をするわけにはいかない。国民の信頼なくして、選挙で勝てないだけじゃなく、政権を運営することは出来ない」と地元で述べている。
 給付金の3分の2再議決に反対した小泉記者会見で両脇に座っていたお二人だが、この顔ぶれで「改革、改革」と言って日本をおかしくした自覚がないのは面白いことで笑い話だ。
 「地方の疲弊は小泉政治の負の遺産である。『偉大なるイエスマン』と言った者に責任があり、選挙民はそのことをよくみている。」と私の処に電話やFAXが入ってくる。北海道第12選挙区も緊迫した選挙戦になることだろう。
 中川前財務大臣が、バチカン博物館見学の際、立ち入り禁止の処に入り警報ブザーが鳴ったり、触ってはいけない美術品に触ったり、座ってはいけない処に座ったりと「奇行」とテレビ、新聞で報道されている。
 本人の責任は勿論だが、同行したバチカン大使や、財務省の者は何をしていたのか、全くもって話にならないことである。大臣がおかしな事をしたら、国益の観点から注意したり、叱責するのが役割でないか。何とも情けないニュースである。
 低気圧による北海道の悪天候は今日も続き、函館から丘珠空港への便が欠航となり、今日一日宗谷管内を廻る予定だったが行けなくなり、3月末に延期する。
 冬の北海道の厳しさを改めて感じながら、自然と共生し、かつ戦いながら働いている人達の事を考えると、政治の果たす重さを痛感する。
 血の通った心の通った政治の実現には、やはり政権交代しかない。新党「大地」は弱い人の政党として、頑張っていく。

2009年2月21日(土)

鈴 木 宗 男

 今朝の毎日新聞は興味深い記事が多かった。
 2面、岩見隆夫さんの近聞(きんぶん)遠見(えんけん)で「政界の内情に詳しい渡辺恒雄(讀賣新聞主筆(しゅひつ))はインタビュー形式の「回顧録」(中央公論社・00年刊)のなかで、「戦後政治の流れを見たとき、イデオロギーや外交戦略といった政策は、必ずしも絶対的なものでなく、権力闘争のなかでの憎悪、嫉妬、そしてコンプレックスといったもののほうが大きく作用してきた、と思うんだ」「葛藤、離合集散は日常のことである。個々の政治家同士の距離も日々変化すると見た方がいい。<変わらぬ友情>もなくはないが、むしろめずらしい。」と引用している。
 なるほどと思いながら、政治家はねたみ、ひがみ、やっかみで人間関係がかわる。地位権力が伴うので、なおやっかいである。渡辺恒雄さんも自分に置き換えれば、日本テレビの氏家さんとはどうだったか。学生時代から讀賣新聞に入っての関係はとても複雑だったと東日貿易の久保社長からよく聞かされたものである。
 どこの世界でも、離れたり、くっついたり、愛憎劇はあるものだ。私は、俺が俺がの「我」の世界より、お蔭お蔭の「()」の世界で生きていきたい。
 同じく毎日新聞28面にロス銃撃事件で米当局に逮捕され自殺した三浦和義さんを捜査した、米ロサンゼルス市警で捜査主任を務めたリック・ジャクソン刑事が経緯を語っている。三浦さんが亡くなった以上、謎は残るが、日本の最高裁が決定したことをアメリカの一地方警察が捜査をやりなおすというのはどう考えても不自然でアメリカのやり方に毅然として日本人を守らなかった政府の対応も問題である。こうしたことがアメリカの属国と言われる由縁ではないか。この記事も興味深く拝見した。
 企画特集「おもいやり」にプロボクシングの内藤大助さんが取り上げられている。「『子供のころ、いじめられ、ボクシングで見返してやろうと…動機が不純ですよね。でも、こんな僕にも応援団がいたんです』いじめを経験したからこそ周囲の人に優しくなれる?『まったくその通りです。いじめに遭ったから今があると、やっぱり思うんですね』『いじめに遭っていた中学時代にも、感謝したい先生はいましたね。いじめっ子に注意してくれた先生がいた。他の先生はクラスでも人気のあるいじめっ子の方につくんですよ。でも守ってくれた先生がいた。忘れませんね。試合も見に来てくれるし、今もやり取りが続いています』内藤選手の目にうっすらと涙が浮かぶ」
 亀田選手との一戦でも内藤選手は冷静でスポーツマンシップを忘れていなかった。今、世界チャンピオンとして君臨しているが、幼い頃の経験が大いに生きている。生かされている。さわやかな内藤選手の思いに感激しながら、私も小学、中学時代の先生方を想い出し、特に中学時代の担任だった矢田宏先生に感謝するものである。やんちゃもんだった私に、時に愛のムチをふるってくれた。今日までの人生でやはり、小学生時代の湯川守先生、中学時代の矢田先生、飯山力一先生、広沢章先生、宮川浩先生、高校時代の坪谷昇担任、高橋良雄先生、高橋勝先生夫妻、今は亡き小鹿米吉先生、折田先生。大学時代の佐藤慎一郎教授等々との有難い人間関係にただただ感謝の気持ちでいっぱいだ。
 昨日雪のため欠航となり、釧路に行けなかったが、今日も千歳行はやっと10時半になって1便が飛び始める。羽田空港で2時間以上待たされたが、取りあえず到着出来て良かった。
 札幌で、民主党北海道第17回定期大会に出席して、選挙協力で合意した経緯を話、北の大地・北海道から政権交代実現の旗を揚げようと訴える。
 石狩管内郵便局長会・夫人会の総会に出席し「政権交代して郵政見直しを実現したい」と話す。
 夕方の列車で札幌から函館へ向かい、18時半から函館市で、渡島・桧山管内新党大地・鈴木宗男後援会新年交礼会・大地塾2月例会。管内から600人もの人が出席して下さり盛大に終えることが出来た。私は、1時間半遅れで到着したが、皆さん待っていて下さり頭の下がる思いである。ここ函館でも新しい人の輪が広がり有難い限りである。

2009年2月20日(金)

鈴 木 宗 男

 予算委員会第三分科会(外務省所管)で、中曽根外務大臣に質問する。
 中曽根大臣は冒頭、一昨年12月にロシアに拿捕された北海道羅臼の漁船4隻のうち3隻が今朝羅臼に帰港したと報告してくれる。残る1隻は水漏れが見つかり、修理が終わり次第帰ってくるとのことだ。
 私の地元の話であり、しかも四隻ともよく知っている方が所有しているもので、私も解決に向けロシア大使館等に要請していたので、無事解決できて良かった。中曽根大臣の配慮ある発言に感謝したい。
 昨日の予算委員会で麻生首相に質したが、18日ユジノサハリンスクで行われた日ロ首脳会談について、外務省の見解、認識を再確認する。
 「独創的で型にはまらないアプローチ」とは何かと聞くと、中曽根大臣は、特に具体的なものではなくて、麻生総理の姿勢を示したものだとの答弁をしていた。
 また麻生首相は、18日の首脳会談でメドベージェフ大統領に対し、次回会うまでに四島の帰属に対するロシア側の回答を準備しておくことを求めたと言われたが、次回の首脳会談は、4月2日ロンドンで行われる金融サミットではないかと聞くと、中曽根大臣は、相手のあることだが、首脳会談実現に向け、努力していきたいとの答えであった。
 中曽根大臣も誠心誠意対応してくれるのだが、所詮は役人の振り付けどおりで、限られた時間の中で質問しているのに、無駄な答弁が多い。昨日の麻生首相もそうだったが、こちらは時間との勝負なので簡潔な答えを期待しているのに、行きつ戻りつ、かつ質問と関係ない答弁が出てくる。
 役人の想定問答によるものだ。質問をしながら、政治家の基礎体力の必要性を感じる。
 夕方の便で釧路に飛び、釧路管内弟子屈町での新年交礼会に出席する予定だったが、あいにく雪のため、飛行機が欠航となってしまう。今年初めての予定変更である。自然の摂理にはかなわない。
 北海道は冬の季節、雪や吹雪でしばしばこういう事が起きる。弟子屈町の後援会役員の皆さんにお詫びしながら、3月14日に日程変更させて戴いた。
 明日の北海道の天気が心配だ。


本日提出した質問主意書3件
bX8 平成21年2月の日韓首脳会談等における竹島問題の取り扱いに関する質問主意書
bX9 フランスの教科書における竹島の表記変更に係る政府の対応等に関する第3回質問主意書
bP00 国土交通省所管の財団法人における職員旅行費用の返還状況に関する質問主意書

本日受領した政府答弁書6件
bV7 日本郵政によるかんぽの宿一括売却の是非等に関する質問主意書
bV8 北方領土への支援物資船が国後島への上陸を断念した件等に関する再質問主意書
bV9 2月22日の「竹島の日」に対する政府の関与、協力に関する再質問主意書
bW0 日本漢字能力検定協会に対する文部科学省の指導監督に関する質問主意書
bW1 日本相撲協会に対する文部科学省の指導監督に関する質問主意書
bW2 財務大臣の諮問機関である財政制度等審議会が定額給付金制度の撤回を求めたことに対する政府の見解に関する第3回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年2月19日(木)

鈴 木 宗 男

 衆議院予算委員会で、11時53分から10分間質疑に立つ時間を得たので、昨日のサハリンにおける日ロ首脳会談について麻生首相に質す。
 昨日麻生総理は、メドベージェフ大統領との会見後、記者団に対し、「新たな、独創的で型にはまらないアプローチで、我々の世代で解決すべく、具体的な作業を加速しようということで一致した」「4島の話は向こう(ロシア)が2、こっちが4ではまったく進展がしない。日露間すべてに引っかかっている問題だ。政治が決断しなければならない」と、あたかも四島の帰属を放棄したかの様な話をしたと報道されていた。四島の帰属の問題を解決してから平和条約を締結するという原理原則は曲げてはならないと考え、麻生総理に質問する。
 私が、「歯舞、色丹、国後、択捉の四島が日本領として確認されない限り平和条約は締結しない認識は変わりないか」と質すと、麻生総理からは「四島の帰属の問題、ここが一番肝心なところです。委員の言われたとおりです」との答弁を得た。麻生総理の先の発言により、北方領土交渉において日本政府は政策転換をしたのではないかという懸念が、元島民はじめ地元関係者の間にあったので、麻生総理からこの答弁が得られたのは良かった。
 また麻生総理は、「こちらも誠意を示して言っているのだから、そちらも次にお目にかかるまでにきちんとした答えというものを、周辺の話はともかくとして、帰属問題、これに関する答えというものをそれなりに示していただければという話が、提案といえば提案であります」と、メドベージェフ大統領に対し、次に会うまでにきちんとした帰属問題の答えを示してもらいたい旨要請したと述べていた。このことが、今日の日本経済新聞や北海道新聞等各紙夕刊に出ている。

・北方領土帰属 「次回までに答えを」 首相、ロシア大統領に要請 (日本経済新聞夕刊2面)
・四島帰属問題で次回の回答要求 日ロ会談で首相 (北海道新聞夕刊1面)

 他に、17日の中川昭一前財務大臣の辞任騒動についても麻生総理に質問する。
 麻生総理は17日夕方、首相官邸での記者のぶら下がり取材で、中川氏辞任による政権への影響について聞かれた際に「特にありません」と答えているが、現時点でもこの認識に変わりないかと聞くと、麻生総理の答えは、「影響があったかといえば、それは、日本にとりまして、いろいろな意味で、印象、イメージというものを悪くしたということにとりましては、それは全然影響がなかったなんと言うつもりはありません。ただ、我々としては、これを直ちにカバーして、危機管理上、新たに任命するのではなくて、兼務という形で直ちに対応するという形で対応させていただくので、少なくともこの予算に関しまして、与謝野大臣を充てることをもって直ちに対応したということだと思っております」と、苦し紛れの答弁だった。
 10分間という少ない時間ではあったが、麻生総理が、あくまで北方四島が日本領と確認されない限り平和条約の締結はないと考えていることが確認できただけでも、意義のある10分間だったと思う。
 急遽予算委員会が入った為に、5時20分旭川駅発の汽車で千歳空港に向かい、7時50分千歳空港発日本航空の一便に乗って上京する。
 夜は仲間の国会議員や経済界の人との会合二カ所こなす。


「2009.2.19 衆議院予算委員会で@」

「2009.2.19 衆議院予算委員会でA」

「2009.2.19 衆議院予算委員会質疑を終えて麻生総理と@」

「2009.2.19 衆議院予算委員会質疑を終えて麻生総理とA」

「2009.2.19 衆議院予算委員会質疑を終えて麻生総理とB」


本日提出した質問主意書3件
bX5 最高裁判所裁判官に対する国民審査に関する再質問主意書
bX6 平成21年「北方領土の日」に関する再質問主意書
bX7 海上自衛隊の特殊部隊における隊員の死亡事件に係る防衛省の調査に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年2月18日(水)

鈴 木 宗 男

 中川昭一財務大臣の辞任報道がテレビ、新聞でトップ扱いである。
 麻生首相は自分が任命し、今回の事態になったのにも関わらず、「政権に影響はない」ときっぱり言い切った。そこまで自信を持って言う前に、国民の皆さんに「私に責任があります。申し訳ありません」と、まずお詫びをするのが筋ではないか。ここに及んで強弁はいらない。
 国会の状況、世論の動向を踏まえて、16日のうちに麻生首相の判断で辞任させておけば、中川代議士の傷も浅くて済んだし、麻生首相の傷も軽くて済んだことだった。官邸、与党の読みの甘さである。「チーム麻生」があるのか、はなはだ疑問に思う。
 細田博之自民党幹事長は「最良の大臣だったが残念だ」と語っているが、この発言を国民はどう受け止めるだろうか。ここに至ってかばうことは逆に反発を買う。本当に中川代議士のことを考えるのなら、きちんと潔さを説くのが、幹事長の立場にある者がすべきことではないか。「小さな親切大きなお世話」のお手本みたいな話だ。
 昨日もこの日記に書いたが、中川代議士とは何かとご縁があり、国内での問題なら何とか守るお手伝いも出来た。しかし、いかんせん外国での出来事で、ローマ発世界行きのニュースになってしまい、どうしようもなくなってしまった。

『統治力喪失を象徴 海外報道』

 17日辞任した中川昭一財務・金融相について、各国メディアは大きく報じた。
 【ローマ=松浦一樹】先進7か国財務相・中央銀行総裁会議(G7)の開催国で、問題の“震源地”となったイタリアでは、主要メディアが中川氏辞任を一斉に速報。主要紙は、「政治統治能力が失われた今の日本を象徴」(レプブリカ紙)、「日本人は常に真剣、清廉、厳格というイメージが崩壊した」(ジョルナレ紙)などと論評した。
 【ソウル=浅野好春】韓国の各メディアは、中川氏について「記者会見でのデタラメ発言で物議を醸した」人物と紹介。通信社の聯合ニュースは「景気対策を陣頭指揮すべき重要閣僚の辞任で、経済的に少なからぬ余波が及ぶと憂慮される」と指摘した。
 【ロンドン=大内佐紀】英国のザ・タイムズ紙はネット上に東京支局長のブログを掲載。「世界第2の経済大国が最悪の危機を迎える中、中川氏には(国を)率いることが出来なかった」として辞任は当然との見方を示し、麻生首相の任命責任や、財務官僚の補佐能力にも疑問符をつけた。
 【ワシントン支局】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は17日、「支持率低下に悩む麻生首相の新たな挫折」と指摘。ニューヨークタイムズ(同)は、次期総選挙での与党敗北の可能性に触れた。
(2月18日読売新聞朝刊2面)


『海外メディア 衆院選の時期探る声も』

 各国のメディアは17日も、ろれつが回らない中川氏の記者会見の映像を報道。キャスターがローマでの会見のマネをする番組もあり、外交筋からは行き詰まった麻生内閣の崩壊を見越し、衆院選の時期を探る声も上がった。
 英BBC放送は東京株式市場の下落を伝える際、中川氏の記者会見映像をだぶらせ、キャスター自身がろれつが回らないようなしぐさをした後、笑い転げるなどやゆした。ロシア通信は、記者会見前のクドリン副首相兼財務相との個別会談で、中川氏が麻生首相のことを「大臣」と呼ぶなど、既に「普通の状態でない」ことが明らかだったと指摘した。
 米MSNBCテレビのトークショーの女性司会者は「私は日本語は分からないが、彼(中川氏)が普通の状態でないことはよく分かる。日本は景気悪化が深刻なのに大丈夫でしょうか」と皮肉った。フランスのフィガロ紙は中川氏が「風邪をひいて非常に強い薬を飲んだ」などと釈明したことを紹介、見出しは「財務相のもの凄い風邪」だった。
(2月18日スポーツニッポン27面)

 厳しく、辛辣な海外メディアの報道である。記者会見の時、日本側記者から誰一人として「大臣、大丈夫ですか。どうしたのですか」という質問がなかったことも不思議なことだ。海外から報道されて日本が後追いする今回の流れだった。
 責任ある立場にある政治家がろれつが回らず、メロメロになってこれほど世界で報道されたのは、私の記憶では15年前、ロシアのエリツィン大統領がドイツでお酒を飲み過ぎ、タクトを振って踊り、首脳会談をドタキャンして以来ではないか。
 昨夜のテレビ報道番組で、16日夜、家に帰ってきた中川大臣を記者団が囲んでいる時、中川大臣の奥さんが「がんばれ日本一、がんばれがんばれ大丈夫」と声をかけていた映像を観たが、これについても様々な声が寄せられた。
 いずれにせよ、国益を損なう不幸な出来事だった。 他人事ひとごとと思わず、政治家等しく国民にお詫びをしなければならない。
 明日の予算委員会で、11時53分から12時03分までの10分間質問する機会を戴いたので、中川大臣が辞任する一連の経緯等についてしっかり質して参りたい。
 7時半羽田発で旭川に向かい、市内挨拶回り。
 12時から旭川市を中心とする上川管内中央地区、18時から名寄市・士別市を中心とする新党大地・鈴木宗男後援会の新年交礼会。ここでも熱心な人が足を運んで下さり、ただただ感謝の気持ちで一杯である。


本日提出した質問主意書3件
bX2 財務大臣の先進七カ国財務相・中央銀行総裁会議出席に同行した政府職員等に関する質問主意書
bX3 刑事訴訟法第479条に関する再質問主意書
bX4 我が国が抱える二つの領土問題に対する政府の取組の差異等に関する第三回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2009年2月17日(火)

鈴 木 宗 男

 朝日新聞朝刊1面の「天声人語」と読売新聞1面の「編集手帳」を読んで頷いていると、お昼、中川財務大臣の辞任会見が流れてきた。

 酒飲みは都合のいい金言に詳しくなる。例えば〈ワインを飲んでいる時間を無駄と思うな。その時間、あなたの心は休養している〉。おかわりの言い訳に重宝しつつ、安息の液体は一滴たりとも仕事机に垂らすまいと思う。オンとオフが共倒れだ▼「心の休養」に熱心と聞けば、中川財務相の仏頂面にも親しみがわく。だが、ローマから届いた映像にはのけぞった。主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議の記者会見である▼まぶたは重く、受け答えはしどろもどろ、あくびも出た。酒が過ぎたとは思いたくないが、画面の外にまで熟柿(じゅくし)がにおう、ふやけた絵だった。水を飲もうと、中川氏が隣の日銀総裁のコップに手を伸ばす様子をカメラがとらえている▼ご本人は国会で「風邪薬を多めに飲んだことが原因と考える」「ワインはお昼の乾杯でちょっと口に含んだだけ」と釈明した。薬と酒が未知の化学反応でも起こしたのか▼要人なら、何であれ「副作用」を計算して口に含んでいただきたい。世界経済の救済を話し合う地で、理由はともかくあの姿はなかろう。せっかくの情報発信が台無しだ。米ABCテレビのサイトは「15時間のフライトはきついものだが、お国のトヨタや日産が何万人も削減している時に居眠りしている場合か」と容赦ない▼08年10月〜12月は年率で13%近いマイナス成長となった。経済の神様も意地が悪い。戦後最悪という危機に立ち向かうのは、口ばかり滑る首相と、ろれつが回らない財務相である。醜態は地球を巡り、国民の赤面は大臣の比ではない。

(2月17日朝日新聞朝刊1面 「天声人語」)


 冬の夜、町内の旦那(だんな)衆が火の用心で番小屋に詰めている。寒さしのぎに土瓶の燗酒(かんざけ)でこっそり酒盛りを始めた。そこに見回りの役人が現れたからさあ大変、「風邪薬を(せん)じておりました」と言い逃れたものの…落語「二番煎じ」である◆こちらは言い逃れではなしに、風邪薬の飲み過ぎという。ローマでの先進7か国財務相・中央銀行総裁会議(G7)閉幕後、中川昭一財務相が朦朧(もうろう)とした表情でしどろもどろの発言をした記者会見の波紋が収まらない◆酒好きで知られ、国会の財政演説で26か所の読み間違いをした際も“深酒疑惑”がささやかれた。「朦朧」の上に「酔眼」の二文字を置いて、会見の問答に聴き入った方も多かろう◆酒はぬれぎぬで土瓶の中身が風邪薬であったにせよ、用心をおろそかにして火難の憂いを招いた結果は同じである。あの映像が世界に流れ、日本の信用は一部が焼け落ちて灰になった。猛省して、しすぎることはない◆漢字の読み方であったり、風邪薬の飲み方であったり、麻生政権というのは頼みもしないのに、いろいろなことを教えてくれる内閣である。ありがたくて涙が出る。

(2月17日読売新聞朝刊1面 「編集手帳」)


 私は、中川大臣とは少なからぬご縁があるので、守れるものなら守ってやりたかった。国内での事態なら本人が反省し、お詫びすれば何とか守れると思ったが、場所はローマ、しかも世界の経済危機を協議する場での記者会見。そこでの出来事は、どうにもならない。
 中川大臣は「薬の飲み過ぎ」と説明していたが、取り巻きもしっかりしないといけない。中川大臣は以前にも国会答弁が支離滅裂になった時、薬の飲み過ぎと釈明した。薬の常用となると、外国メディアにおける政治の世界では、“薬物中毒”と受け止められかねない。言ってはいけないことなのだ。基礎体力が足りないと思う。
 夕方、中川大臣は辞任したが、ここに至るまでの半日の間、自民党国対、官邸、本人を含め、色々な動きがあったと関係者から聞かされる。
 中川一郎先生が果たせなかった夢を、出来ることなら中川昭一氏が果たせればと期待していたが、今回の出来事により、日頃言われ、心配されていたことが公になり、しかも世界に向けて流れるという、大変残念なことになった。体調管理には十分気をつけて戴きたいものだ。
 午前の便で上京。議員会館で仕事。
 17時から朝日ニュースター収録。21日朝7時から7時50分までの放送である。


本日提出した質問主意書3件
bW9 外務省についての各マスコミ報道に対する対応ぶりの相違に係る同省の説明等に関する第3回質問主意書
bX0 北方領土の管轄権に対する外務省の見解に関する再質問主意書
bX1 平成21年2月11日に開催される日韓外相会談における竹島問題の取り扱いに関する第3回質問主意書

本日受領した政府答弁書6件
bV1 平成21年1月の日韓首脳会談における竹島問題の取り扱いに関する第3回質問主意書
bV2 平成21年2月11日に開催される日韓外相会談における竹島問題の取り扱いに関する再質問主意書
bV3 泥酔により負傷した海上自衛隊員が巻き起こした騒動についての防衛省の調査に関する質問主意書
bV4 ケニア沖で邦人が船長を務める中国船が乗っ取られた事件に関する質問主意書
bV5 最高裁判所裁判官に対する国民審査に関する質問主意書
bV6 平成21年「北方領土の日」に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2009年2月16日(月)

鈴 木 宗 男

 内閣府が発表した2008年10月−12月期の国内総生産(GDP)速報値はマイナス12.7%。これは過去最悪だった第1次石油危機後の1974年1月―3月期以来35年振りという。
 与謝野馨経済財政担当相は「戦後最大の経済危機だ」と記者会見で言っているが、それほどの認識なら政府・与党は、野党に相談し挙国一致でこの難局に立ち向かう姿勢が大事でないか。
 国会審議を見ても、衆議院では与党の数の論理が横行し、参議院ではねじれが影響している。景気回復には、与党も野党もない。最高の知恵を出し合うのが本来の姿でないか。政府の姿勢を待ちたい。
 こうした中で、ローマで開かれた先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議での中川財務相の記者会見が話題になっている。森元首相は、テレビで「組閣の時、重要閣僚登用に慎重だった」と見解を述べている。官房長官あたりが言い訳するより、ご本人が事実関係をきちんと述べて、国民に説明責任を果たすのが先決である。
 GDPが35年振りに落ち込み、未曾有の経済危機が叫ばれている時、お互い緊張感を持って対処しなくてはならない。
 「テレビを見て驚きました」「あの姿は恥ずかしい、世界が見ているのですから」「色々聞いていましたが、びっくりしました」等々、色々な声が寄せられる。テレビの番組欄にも載っており、大きな話題になっていることは明らかである。麻生首相はどういう判断をするのか、見守りたい。
 7時過ぎに釧路を出発し、十勝管内陸別町に向かい、10時から大変お世話になっている川初博司さんの奥さんの告別式に参列。57歳での旅立ちはあまりにも無常である。くも膜下出血は怖いものである。
 釧路に帰り18時から、新党大地釧路支部・鈴木宗男釧路後援会合同の新年交礼会。蝦名釧路市長、八代英太さん、仲野ひろ子代議士、佐藤釧路町長等、沢山の来賓と1,000人以上の熱心な後援者で盛大に行うことが出来た。変わらざる支持者の皆さんに心から感謝してやまない。人間関係は尊く有難いものである。


「釧路新春交礼会」

「大勢の来賓と鏡開き」


本日提出した質問主意書3件
bW6 パキスタンの核兵器開発を主導した科学者に対する我が国企業の核資機材輸出に関する質問主意書
bW7 在ロシア日本国大使館及び大使公邸に関する再質問主意書
bW8 大麻吸引事件を起こした大相撲力士への日本相撲協会の処分に係る文部科学省の認識に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2009年2月15日(日)

鈴 木 宗 男

 今朝の報道番組は先日の小泉元首相の麻生批判、特に定額給付金を盛り込んだ第二次補正予算が衆議院で再可決されるのか、麻生政権はもつのかといった話が主だったと聞く。
 小泉改革が今や負の遺産であり、その流れで安倍、福田、麻生政権である。弱肉強食、勝ち組負け組、過度な規制緩和、格差の拡がり、小泉構造改革は良かったのかどうか、郵政民営化は正しい判断だったのかしっかり検証する時にきている。
 選挙時期がいつになるかとよく聞かれるが、7月12日に東京都議会議員選挙がある。間違いなく自民党の勝利はない。公明党も引きずられることだろう。
 都議会議員選挙で負けると麻生では衆議院選挙は戦えないという空気になる。こうしたことを考えると都議選前の選挙しか選択肢はない。
 予算が成立すると国民も早く国民の信を問えと選挙待望論が出てくる。麻生首相も選挙より景気だと言って予算成立が最優先だと国民に話してきた。
 予算が成立すれば選挙しかない。都議会議員選挙が7月3日告示、12日投票日と決まっており、連立を組む公明党としては都議選の2ヶ月前には衆議院選挙を終えらせておきたいところだろう。
 予算成立は大きな実績になる。ここで勝負に出るのが今の麻生政権でのベストの選択ではないか。4月に選挙をすることが国民の声となっていくであろう。
 ゴールデンウイーク前の4月26日日曜日は大安である。この辺が投票日になってもおかしくない。麻生首相の英断を待ちたい。
 昨夜遅く旭川から札幌に入り、7時50分丘珠空港から釧路空港へ。
 13時釧路管内浜中町で新党大地・鈴木宗男後援会新年交礼会、15時半同散布(ちりっぷ)、18時同厚岸町。熱心な人が大勢集まって下さり有難い限りだ。選挙協力、政権交代の重要性を詳しく話しそれぞれの場所で理解を得る。

「浜中新春交礼会」

「新成人の方より花束とお守りを頂く」

「散布新春交礼会」

「散布で花束を頂く」

「厚岸新春交礼会」

2009年2月14日(土)

鈴 木 宗 男

 ロシアのベールイ駐日大使は13日北海道新聞の単独インタビューに応じている。一問一答は次の通りである。

―今年の日ロ関係の展望は。

「十八日に開催予定の日ロ首脳会談はとても重要だ。『サハリン2』の液化天然ガス(LNG)工場の稼働は、両国に相互利益をもたらす。日本のエネルギー供給源の多様化に貢献し、サハリンと北海道の地域間協力も加速させるだろう」

―サハリン2を契機に、新たなプロジェクト展開するのか。

「現在、極東のエネルギー資源開発への参加やシベリア鉄道の近代化における新技術の導入、石炭の加工など、日本側に提案するリストをつくっている。これからどんどん具体化するだろう」

―首脳会談は領土問題解決への突破口になるか。

「会談ではすべての問題を話し合う。領土問題も議題の一つになるのは間違いない」

―新提案はあるか。

「ロシア側としては領土問題を解決し、日ロ関係のテーマから取りのぞきたい。両国が対立する唯一の原因であり、ネガティブな影響を与えているからだ。双方に受け入れ可能な解決を目指したい」

―出入国カード問題をどう解決するか。

「強調したいのは、ビザなし交流が日ロ間の相互理解を深めるのにとても貢献していること。出入国カードは技術的な問題だが、あまりにも政治問題化されてしまった。ロシア側には、法律を守りながら、可能な解決策を模索する強い意志がある。解決のため、日ロ専門家による協議が始まった。ロシア側は、カードに記入することを領土交渉における日本側の立場が変わったとはみなさない。ビザなし交流は、これまでと同様に行うことを強く望んでいる」

―解決の見通しは。

「技術的な問題なので、専門家レベルで正しい方向性を見つけることができると思う。ビザなし交流がスタートする五月まで時間は十分にある。包括的な深い議論で、解決を模索するのが望ましい」

 ビザなし交流における出入国カード問題についても、「ロシア側は、カードに記入することを領土交渉における日本側の立場が変わったとはみなさない。ビザなし交流は、これまでと同様に行うことを強く望んでいる。」と極めてバランスのとれた現実的な答えをしている。
 それに比べ、我が外務官僚は出入国カードを提出すると、ロシアの主権を認めたことになると言って今回のビザなし人道支援を出来なくしたが、どちらが配慮された対応か、一目瞭然である。
 18日の首脳会談は、領土解決への突破口になるかという問いに「会談ではすべての問題を話し合う。領土問題も議題の一つになるのは間違いない。」と言っている。
 新提案はあるかとの問いに、「双方に受け入れ可能な解決を目指したい。」と言っている。これも配慮された言いぶりで外交は相手があることを十分考えている。
 北方四島の解決にはまず、日本側からカードを切るべきだ。空想的解決ではなく、現実的解決をしていくには、56年宣言の遵守(じゅんしゅ)二島返還、東京宣言(細川―エリツィン会談)イルクーツクの森―プーチン会談に沿って話を進めるしかない。二島が帰ってきたら、残り二島も帰ってくる。二島が先に帰った場合、残り二島についても解決までの共同開発、共同管理等、お互いの立場を尊重してやれることがあるのではないか。
 小泉首相、田中外相、川口外相で後退してしまった北方領土交渉を、麻生首相は少なくとも、森―プーチン会談まで戻し、さらに現実的対応をしていくならば、歴史の1ページを開くことが出来る。
 国内的には郵政民営化発言等で、窮地に立たされている麻生首相だが、ここは国益の立場から乾坤(けんこん)一擲(いってき)の交渉を裂帛(れっぱく)の気合を持って、メドベージェフ大統領とやって戴きたい。元島民は、麻生首相の英断を待っている。
 釧路は昨夜から雪が降り、今日の天気を心配したが、お蔭さんで晴れ。
 13時から、予定通り釧路管内標茶町で新党大地・鈴木宗男後援会の新年交礼会を行う事が出来た。小選挙区では、仲野ひろ子、比例区では大地と強くお願いする。政権交代が地方を守り、第一次産業を守る唯一の道であることを説明させていただく。
 15時20分釧路空港発で丘珠に飛び、車で旭川市に向かい、上川地区郵便局長会・夫人会総会懇親会に出席。郵政民営化見直しが1丁目1番地と強く訴え、小泉、竹中、武部ラインで行った郵政民営化で、地方が泣いている実態を話させて頂く。局長さんはじめ、出席者から「頑張れ、応援します。」と声をかけて頂く。次期総選挙での、大きな争点の一つにしていきたい。


「標茶新春交礼会」

「バレンタインのチョコを頂く」

2009年2月13日(金)

鈴 木 宗 男

 小泉元首相が昨日夕方、自民党本部で開かれた「郵政民営化を堅持し推進する集い」の役員会で、痛烈に麻生首相を批判している。
 マスコミを入れてのオープンにした形での発言で、テレビは詳細に小泉元首相の表情、言葉を流している。マスコミ関係者が聞いていることを承知の上での麻生批判は、十分に考えた計算尽くの、タイミングを見計らっての発言だろう。
 今日の読売新聞4面に掲載されている小泉元首相の発言要旨は次の通りだ。

 最近の(麻生)首相の発言について、怒ると言うよりも笑っちゃうぐらい、ただただあきれてしょうがない。一昨日、首相から「話がしたい」というので、電話でお話したが、「小野次郎衆院議員、世耕弘成参院議員の〈ブログ上の首相批判の〉文章をファックスで首相官邸に送るから、よく読んで下さい」と言った。
 首相、執行部の方針に批判的な意見を若手が出すと、執行部からは「後ろから鉄砲を撃つな」と抑え込みがかかるが、最近の状況は、首相が前から戦おうという人に鉄砲を撃ってるんじゃないか。「発言は気をつけてくれ」と言っておいた。
 私についても(首相は)「常識の通じない男だ」とか「奇人変人」とか言っているようだが、自分では常識をわきまえている普通の人だと思っている。9月までには選挙を戦わなければならない。自民党がどうなるか、みんな心配している。私もたまには非常識なことをするかもしれないが、常識的なところに持って行くためによく話し合うことが必要だ。
 ねじれ国会は、決してそんなに悪いことじゃない。今、政局より政策優先だという国民の声が強い。衆院、参院で(政策が)違ったら、国民の納得できる案を協議してもいいんじゃないか。
 定額給付金についても、首相は(高額所得者が受け取るのは)さもしいとか言う。「自分はもらわない」「いやそんなことは言ってない」とか、いろいろ言っている。私はこの法案が(衆院の)3分の2を使ってでも成立させなくてはならない法案だとは思っていない。「あの時賛成したけど、実はそうではなかった」と言いたくない。もっと参院と調整し、妥当な結論を出してほしい。
 9月までには国民の信を問わなくてはならない。政治で一番大事なのは信頼感。特に首相の発言に信頼がなければ、選挙が戦えない。
(2月13日読売新聞4面)

 同様の記事が各紙載っている。  これに対し、麻生首相は「その話を聞いていないので何ともお答えのしようがない」と記者団に語っているが、記者は小泉元首相の公開された中での話を聞いて尋ねているのに、何とも誠意のない、人間味のない受け答えである。この態度に、国民の支持を失っている麻生内閣の姿を見ることが出来る。
 あわせて、私はどっちもどっちだと言いたい。
 小泉元首相は、総理総裁としての5年半で、麻生氏を政調会長、総務大臣、外務大臣に起用したのである。何を基準に選んだのかとお尋ねしたい。
 定額給付金制度について、今頃反対するのなら、なぜ衆議院での審議の時、そのことを言わなかったのか。無責任ではないか。
 院の独自性を小泉元首相も十分承知していることだろう。衆議院議員は衆議院での審議の時に発言すべきである。麻生首相のテイマイテイマイ発言(本当は低迷ていめい)と似た小泉首相の話である。
 次期総選挙について、後援会の役員会で一方的に引退を表明し、二男坊を独断で後継に指名した。「改革、改革」を叫んでいた小泉元首相は、最も守旧的考え、判断で国会議員というおおやけの職をも私有財産化したのである。
 小泉四代目となると、百年、一世紀、国民の税金で生きている計算になる。選挙民の賢明な判断を心から期待したい。
 これから先、まさに政局を考えながら、アンテナを高く張って情報遅れにならない様、対処していきたい。政界何があるかわからない。油断は禁物である。


本日提出した質問主意書3件
bW3 外務省による日本アセアンセンター事務総長の再公募に関する質問主意書
bW4 国会議員の歳費や定数削減等に対する麻生太郎内閣総理大臣の見解に関する再質問主意書
bW5 本年二月十八日の麻生太郎内閣総理大臣によるサハリン訪問に関する質問主意書

本日受領した政府答弁書9件
bU2 大麻吸引事件を起こした大相撲力士への日本相撲協会の処分に係る文部科学省の認識に関する質問主意書
bU3 国会議員の歳費や定数削減等に対する麻生太郎内閣総理大臣の見解に関する質問主意書
bU4 外務省による更なる国際機関への拠出金放置が明らかになった件に関する再質問主意書
bU5 在ロシア日本国大使館及び大使公邸に関する質問主意書
bU6 北方領土の管轄権に対する外務省の見解に関する質問主意書
bU7 在ウズベキスタン大使館に配置されていた日本画の消息についての外務省の説明に関する質問主意書
bU8 海上自衛隊の特殊部隊における隊員の死亡事件に係る防衛省の調査に関する質問主意書
bU9 刑事訴訟法第479条に関する質問主意書
bV0 パレスチナのガザ地区を実行支配しているハマスに対する政府の認識等に関する第3回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2009年2月12日(木)

鈴 木 宗 男

 読売新聞朝刊1面・2面に、「はたらく いきがい」という連載コラムの第2回「地下で出会った天職」「『俺がやらねば』の心意気」という見出しの記事がある。一部掲載させて戴きたい。読者の皆さんも、読むとうなずかれることだろう。

 まばゆい日差しが照りつける夏の日、斎藤敬蔵さんは初めて暗い地下の世界に足を踏み入れた。1997年7月、35歳。東京・足立区の下水道清掃会社の社員になり、ゴム製の胴長姿で潜った下水管の中は、地下だというのに30度を超えていた。汚泥はひざまでたまり、汚物、油、排水が混じった臭気が立ち込める。
 その日、昼食のトンカツはのどを通らなかった。家に帰り、妻が用意したカレーライスを見た途端、下水管の中の光景を思い出し、トイレに駆け込んだ。
 
(中略)

 3か月近く職を探したが見つからず、友人から今の会社を紹介された。「そんな汚い仕事、できるわけない」と、即座に断った。
 「仕事をしなかったら、お前はただのでくの坊だ」。別の友人に一喝された。溶接工としてのプライドがスッと消え、入社を決めた。
 通行人から、冷たい視線を感じることもある。汚泥をホースの水で押し出す作業中、水圧を上げ過ぎて側溝から“逆噴射”した汚泥が歩行者にかかり、「バカヤロー!」と罵声を浴びたことも。
 幼い娘から「お父さんが寝ると、布団まで臭くなる」と鼻をつままれた。下水管の中は硫化水素が発生することもある危険な現場。「これが一生続ける仕事なのか」と悩み続けた。
 ある日、作業現場に着くと、若いカップルが待っていた。女性は泣いていた。「大切な指輪を溝に落としてしまった」
 側溝のふたを開け、汚泥を手でかき分けると、光る物が見えた。「あったぞ」。思わず大声が出た。洗って手渡すと、女性は何度も頭を下げた。働き始めて2年。「人の役に立ち、感謝される仕事なんだ」とわかった。
 昨年末、下水の詰まりを取り除く作業現場に行った。調べると、近くの工場の下水管も詰まっていた。会社に命じられた仕事ではなかったが、「年の瀬で水が使えないと、工場の人は大掃除もできないだろう」と、黙って下水を復旧させた。
 46歳。今、自分の仕事は「天職」だと思う。幼いときに「臭い」と顔をしかめた長女が、昨年3月の中学卒業時、父あての手紙にこうつづった。「一生懸命働いて、育ててくれてありがとう」
 
(中略)

 斎藤さんの上司で、30年以上、下水の清掃や工場に携わる川口宏さん(50)は、「下水管の中は危険や汚さはつきもので、多くの人が嫌がる仕事だ。でも、誰かがやれなければならない。だからこそ、『俺がやらねば』というやりがいも出てくる」と語る。
 昨年12月の有効求人倍率は全体では0・72倍だが、「接客・給仕職」「警備職」はともに3倍を超える。
 斎藤さんも、自身の体験を踏まえて言う。「選ばなければ職はある。(職を選んで働かない人は)甘えているなぁと思う。どんな仕事でも続けているうちに、生きがいや、やりがいが見つかるのに」

 斎藤さんの様な仕事をされている人のお陰で快適な生活を送ることが出来るのだと思っている人は、果たして何人いることだろうか。蛇口をひねれば水が出る。トイレで水を流す。当たり前のことと思ってはいけない。多くの人に支えられていることを我々等しく考えなくてはならない。
 俺が俺がの「」の世界ではなく、お陰お陰の「げ」の世界の心を持つことが大事ではないか。
 あわせて、「俺がやらねば」の心意気を、政治家等しく持つことが今求められているのではないか。
 人に責任を転嫁する首相の発言、ブレにブレてしまう答弁を聞くにつけ、「俺が首相だ」「1億2500万の国民を、国を背負っているのだ」という気概を持って戴きたいとつくづく感じるものである。
 斎藤さんや川口さんのお話に誇りや勇気、感激を与えてもらったと、心から感謝したい。


本日提出した質問主意書3件
bW0 日本漢字能力検定協会に対する文部科学省の指導監督に関する質問主意書
bW1 日本相撲協会に対する文部科学省の指導監督に関する質問主意書
bW2 財務大臣の諮問機関である財政制度等審議会が定額給付金制度の撤回を求めたことに対する政府の見解に関する第3回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年2月11日(水)

鈴 木 宗 男

 今朝も新聞各紙は麻生首相の郵政民営化に関する発言を取り上げている。
 毎日新聞2面では、民営化の中身を国民はほとんど知らなかった。郵政選挙で、首相弁解、弁解、また弁解。
 日本経済新聞2面、首相郵政発言、与党渦巻く不満「支持低下招く」「解散の機つぶす」。
 読売新聞4面「反麻生」に再び火、郵政見直し推進派が批判会合。
 朝日新聞4面、首相郵政発言小池氏が批判とそれぞれ見出し記事がある。
 麻生首相は2005年郵政解散で「4分社化を知っていたかと言われたら、知っている人はほとんどいない。」と官邸での記者団とのやり取りで答えている。自民党の公約、マニフェストにもきちんと載っており、国民に信を問うたことは間違いない。こうした言い訳は、自分で自分の首を絞めている麻生首相である。「毅然としてブレるな」与党の人達は皆そう思っていることだろう。
 10日午後麻生首相は小泉元首相に電話をかけ「言葉足らずで心配をかけています。」と伝え小泉元首相は「あの当時は、みんな反対だった。」と語った。という報道もある。緊張感のない話だとつくづく思いながら、これが今の政治と考えると、やはり一日も早く選挙をして国民の最大公約数の声を受けて現実的政治を展開しなくてはと強く感じる。
 10時から札幌北海道神宮での紀元祭に出席。
 雪まつりの最終日なので、大通公園を歩く。大勢の人から、写真、握手攻めにあう。「政治を変えて下さい。」「早い選挙を待っています。」「応援します。」と声をかけられ勇気や元気を戴く。
 16時から滝川市で新党大地・鈴木宗男後援会の国政報告会。200人以上の出席者で、沢山の郵便局関係者、局長さん、夫人会の皆様が来て下さっていた。郵政見直しに向けて更に更に努力していきたい。
 18時から岩見沢市で新党大地・鈴木宗男後援会の新年交礼会。500人以上の人で盛大に行うことが出来た。空知地区も新しい流れ、動きがある。民主党と選挙協力したが、この選挙区は(空知・留萌)具体的な打ち合わせは進んでいないが、新党大地の関係だけでも十分やっていけるので、小平代議士の出方を待つしかない。私は挨拶の中で民主党との選挙協力、政権交代、その為に小平さんをよろしくと申し上げておいた。


「雪まつり会場で」

「滝川・国政報告会」

2009年2月10日(火)

鈴 木 宗 男

 読売新聞社が今月6日から8日にかけて実施した世論調査によると、内閣支持率は19.7%で前回調査から0.7ポイント下落し、初めて20%を切っている。不支持率は72.4%で、前回の72.3%からほぼ横ばいである。
 「麻生首相と小沢民主党代表のどちらが首相にふさわしいか」では、小沢代表は前回の39%から40%に伸ばし、麻生首相は前回の27%から3ポイント下がって24%。差が広がっている。
 政党支持率は自民党が26.8%で前回の29.3から低下し、民主党は前回の26.2%から28.3%へと支持を伸ばしている。自民党と民主党で、ついに支持率が逆転している。
 今月7日、8日に行われた朝日新聞社の調査では、内閣支持率は14%で、前回の19%を更に下回った。不支持率は前回の67%から6ポイント上昇し、73%に達している。
 「麻生首相と民主党の小沢代表では、どちらが首相にふさわしいか」との質問に対しては、小沢代表39%(前回35%)、麻生首相は20%(前回26%)で、更に差が開いている。
 「いま投票するとしたら」という衆議院選挙比例区の投票先を聞く質問に対しては、自民党22%(前回25%)に対し民主党42%(前回38%)と差が広がり、倍近くなっている。政党支持率も自民党22%(前回24%)、民主党25%(前回24%)で、民主が自民を上回っている。
 今月7日、8日行った共同通信の調査では支持率18.1%(前回19.2%)、不支持率70,9%(前回70.2%)である。NHKが6、7、8日に行った調査でも支持率は18%(前回20%)、不支持率は71%(前回71%)麻生内閣の支持率はいずれも20%を割っている。
 麻生総理の発言のブレが大きく響いている。まさに政権不信を招いている。
 こうなったら、とにかく選挙で信を問うしかない。読売、朝日という日本を代表する新聞の調査で支持率が20%を切ったのだから、ここは思い切って信を問え。それくらいの決断があってしかるべきだ。
 第二次補正予算が通れば、本予算が一ヶ月くらい遅れても影響はない。その間、補正でしのぐことが出来る。一日も早く解散総選挙を断行するのが麻生総理の役目である。麻生総理自身もその方がすっきりするだろう。
 日本経済新聞夕刊1面に「オバマ大統領 米雇用 『最大400万人創出』景気対策法案 早期成立促す 日本の失敗教訓に」との見出し記事が出ている。
 「オバマ米大統領は9日夜、就任後初めてとなる公式記者会見で『何もしなければ雇用や所得が失われ、経済危機は破局になり得る』と述べ、景気対策法案の早期成立の重要性を訴えた。1990年代の日本の停滞に触れ『迅速に行動しなかったために「失われた10年」と呼ばれる不況を経験した』と指摘、日本の失敗に学ぶ必要性を強調した」と書かれている。
 こうしたダイナミックな政策転換をしなければ日本もダメなのだ。日本はオバマ大統領の迅速な判断に学び、政策を転換するしかない。小泉、安倍、福田と続けられた新自由主義政策から、公平配分、ばらまきでない富の再配分を図るしかないのだ。


本日提出した質問主意書3件
bV7 日本郵政によるかんぽの宿一括売却の是非等に関する質問主意書
bV8 北方領土への支援物資船が国後島への上陸を断念した件等に関する再質問主意書
bV9 2月22日の「竹島の日」に対する政府の関与、協力に関する再質問主意書

本日受領した政府答弁書6件
bT6 日本海で拿捕された漁船の解放に向けた政府の取組等に関する質問主意書
bT7 地方自治体等からの要請に対する外務省の対応に関する質問主意書
bT8 財務大臣の諮問機関である財政制度等審議会が定額給付金制度の撤回を求めたことに対する政府の見解に関する再質問主意書
bT9 ビザなし交流における出入国カード提出に係る外務省の認識等に関する質問主意書
bU0 竹島の面積等に関する第3回質問主意書
bU1 2月22日の「竹島の日」に対する政府の関与、協力に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年2月9日(月)

鈴 木 宗 男

 今日午前の衆議院予算委員会で、麻生首相は郵政民営化について「最初は賛成だった訳じゃない。詳しくなかった。自分なりに勉強して、最終的には民営化を呑んだ」と述べ、5日の予算委員会での答弁を修正している。
 5日の答弁では「賛成でなかった。郵政民営化担当大臣は竹中平蔵さんだった。内閣の一員として署名した」と言っている。またまたのブレ、迷走である。
 「民間会社は利益が出ないとどうするのか。見直しもあっても良い」とまで話していた5日のあの言いぶりは何だったのか。ただただ驚くばかりである。与党の議員もびっくりだろう。
 「トップリーダーである首相たる者、しっかり信念に基づき、国益を考えて発言してもらいたい。何とも言葉の軽さに、開いた口がふさがらない」と多くの人から電話やFAXをもらうが、国民も「これでいいのか」「早く選挙で国民の信を問え」と、大きな声を上げて戴きたい。
 こうなったら参議院で第二次補正予算を成立させ、すぐ解散という日程にするのが一番である。
 麻生総理、簡単である。「解散します」と口を滑らせ、実行すれば良いことである。国民もそれを願っていることだろう。


本日提出した質問主意書3件
bV4 ケニア沖で邦人が船長を務める中国船が乗っ取られた事件に関する質問主意書
bV5 最高裁判所裁判官に対する国民審査に関する質問主意書
bV6 平成21年「北方領土の日」に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年2月8日(日)

鈴 木 宗 男

 朝8時からのテレビに中曽根元首相が出ていた。総理大臣のあるべき姿、今の政治について語っていたが、90才とは思えない言語明瞭、明確な意思表示にただただ驚くばかりである。小泉政権以後、内的うちてきな話ばかりで外向きの外交とか日本のあるべき姿の議論がないとおっしゃっておられたがその通りである。
 中曽根総理も「不沈空母」とか「日米同盟」発言を国会で指摘されたがぶれなかった。信念を持って発言し貫いた。小泉以後の安倍、福田、そして今の麻生首相と大きく違う処である。トップリーダーの発言は重い、軽々にあとで撤回するような話をすべきではない。
 総理大臣イコールチャンピオンである。チャンピオンはうけてたつ立場だ。国会での議論でチャレンジャーたる野党の質問にムキになって答えたりする場面が多い。
 小泉、安倍、福田、麻生各首相しかりである。
 又、我慢が出来なくなりその場しのぎの言葉使いになっている。今、問題になっている郵政民営化の麻生発言も言わなくてもよい当時の話を自らぶり返してしまった。
 トップリーダーは胆力たんりょく、忍耐力が何より大事だ。ここ10年の日本の首相の胆力はどうであったか読者の皆さんも一度一緒になって検証してみようではないか。
 かつての派閥の領袖にはそれなりの「力」が備わっていたと思うのだが。オーナーとしての自覚、責任が格段と優れていたと私は受け止めている。それに比べ今の政策集団のトップはなんとも心許こころもとない人が多いと感じるのは私だけだろうか。
 11時から釧路市阿寒湖畔で前阿寒町長、そして私の後援会長であった中島守一さんの一周忌法要。昭和58年私の最初の選挙から阿寒グランドホテル鶴雅の大西正昭先代社長さんとの名コンビで大変お世話になり心からのご冥福を祈り感謝申し上げる。
 午後から釧路市内廻り,氷まつりの最終日で会場をまわりながら北方領土返還署名をする。恒例のモチまきイベントにゲストとして登壇し、子供達にオモチャをプレゼントする。
 夜の便で上京。

2009年2月7日(土)

鈴 木 宗 男

 5日の予算委員会で郵政民営化に関する質疑で、麻生首相が「私は郵政民営化に賛成じゃなかった。しかし、小泉内閣の一員として最終的に賛成した。総務相だったんだけど、私は反対だと分かったので郵政民営化担当ははずされた。担当大臣は竹中平蔵さんだった。」と答弁し、更に「4つに分断した形が本当に効率として良いのか、見直すべき時にきている。」と述べた。私も委員会で直に首相答弁を聞きながら唖然としたが、夜のぶら下がり記者会見では「委員会の答えを受け取るのが私の立場、内容について、ああしろ、こうして、なんて言う立場にない。」と言っている。ブレが指摘される麻生首相の面目躍如めんもくやくじょといったところだ。
 国会答弁を何と心得ているのか。あまりの言葉の軽さに驚く。
 平成17年郵政民営化法案に慎重な総務省の局長2人が、更迭された。人事権は麻生大臣にあるのに、小泉首相の意向である。この時麻生大臣は、小泉首相に「人事権は私にあります。独裁的な余計な判断はしないで下さい。」と言ったのならともかく、小泉首相の言いなりではなかったか。法案に閣議署名したのも事実である。しかも、竹中が担当だったと他人のせいにするいい振りも問題だ。
 郵政の民営化は間違った判断だった。地方議会は全て反対だったのである。(8団体は意思表示せず)それを強行に、充分な議論もせず押し切ったのが小泉首相であり、武部幹事長である。
 「民主主義は手続きと中身である。議論に議論を重ね、そこで得た結論はお互い尊重する。」これが民主主義の大事な約束である。
 あの当時熱病におかされた様に、改革、改革、郵政民営化と叫んで選挙をした。しかし、今地方はどうなっているか。郵政の見直しは当然しなくてはいけない。
 麻生首相が国会で答弁したことに、きちんと責任を持って実行できるかどうかが、政治の信頼回復である。武部代議士が、麻生発言に激怒していると報道されているが、選挙民は「偉大なるイエスマン」と言って小泉首相に 迎合げいごうした武部代議士に激怒している。これほど迷走している内閣与党は珍しい。郵政見直しで国民に判断してもらうのが、一番だ。一日も早い解散・総選挙を麻生首相はすべきである。
 12時から北方領土返還要求全国大会に出席。九段会館に大勢の人が来て下さったが、国会議員の本人出席は政党代表者入れても10人程度で、国会議員の北方領土返還に対する姿勢を疑いたくなる。
 衆参の外務委員会。沖縄・北方特別委員会に所属する議員は是非とも参加をして欲しかった。世論啓発の前に国会議員をしっかり啓発しなくてはいけない。
 札幌に出て、札幌東部地区郵便局長会通常総会に出席し挨拶の機会を得る。最後には衆議院選挙での、新党大地の必勝を祈念しての応援コールを受け、感激した。
 各郵便局を支える夫人部の会員も来ており、結束の強さを感じ頼もしい限りである。郵政民営化の抜本的見直しには政権交代しかない。北の大地北海道から民営化見直しの姿形を選挙でつくっていきたい。
 夕方釧路に向かい、同じく釧路地区郵便局長会・夫人会の合同懇親会に出席。札幌同様に強い局長会・夫人会の結束ぶりを目の当たりにし、政権交代をして郵政民営化の抜本的見直しを果たさなくてはいけないと、しみじみ決意する。久し振りの釧路で他の二ヶ所の会合も持つ事が出来た。


「札幌東部地区郵便局長会」

2009年2月6日(金)

鈴 木 宗 男

 昨日の予算委員会質疑の速記録が出来たので、全て掲載したい。

【平成21年2月5日 衆議院予算委員会】

○鈴木(宗)委員
 麻生総理、閣僚の皆さん、私が最後ですから、若干の時間おつき合いをいただきたい、こう思います。
 麻生総理、今、照屋先生のお話を聞きながらも、やはり沖縄の痛みは我々ひとしく考えなければいけないし、それなりの任は負うべきだ、こう思っております。
 今、予算委員長をやっている衛藤先生が防衛庁長官のとき、時の村山総理は、アメリカのクリントン大統領と会談して、沖縄三事案といいまして、例の県道一〇四号越えの実射訓練の本土移転を目玉として受け入れてきたんですよ。しかし、当時、大分でも受け入れの声が出なかったんです、総理がいても、防衛庁長官がいても。最終的には受け入れてもらえましたけれども、北海道の矢臼別、私の選挙区で、私が先陣を切ってこれは受け入れたのであります。これはアメリカにも感謝されたし、沖縄の皆さんも非常に喜んでくれたんです。
 あわせて、さきの対戦で、沖縄では二十万の人が亡くなっていますけれども、万のつく犠牲者は、沖縄県の民間人、沖縄軍人の約十六万と、次は北海道人なんです。約一万二千人が亡くなっているんです。
 ですから、私は、先人の思いを受けて、少しでも平和の重みというものを感じてやったものですから、ぜひとも、麻生総理も、佐藤大臣も、あるいは浜田防衛大臣も、沖縄のために尽力をいただきたいな、こう思っております。
 さて、時間がありませんから端的に聞きますが、総理、定額給付金は総理は受けられますか。あわせて、甘利大臣は、一月九日の記者会見では受け取らぬと答えられていますが、それに変わりがないか。さらに、中川大臣、与謝野大臣、当時二階大臣、森大臣がまだ受け取るかどうか決めかねているという記者会見でのお話だったと思いますので、今どういうお考えか、お知らせいただきたいと思います。
○麻生内閣総理大臣
 これは前々から申し上げているとおりです。受け取るか受け取らないかは、
 人それぞれで決めていただかねばならぬところだと。これは個人の話ですから。受け取れという話でもないと思っております。
 ただ、消費刺激という話が、今、個人消費が落ちておりますので、そういった意味では消費刺激のために、持っておられる方でもぜひ使っていただきたいということを申し上げてきております。
 私のことにつきましては、私で判断させていただきます。
○中川国務大臣
 今、総理と同じで、この定額給付金は、去年、これを決めたときは大変な石油高とか物価高があったということで、少しでもお役に立ちたいという生活支援でございました。経済が非常に落ち込んでいるということでございました。
 そういう中で、第二次補正予算、おかげさまで通らせていただきましたが、関連法案、四兆八千億の財源がまだ、法案が今参議院で審議中でございます。私は提案者の立場で、一刻も早くこの法案が成立するという責任を負っております。自分がもらうかもらわないかについては、余りそんなに自分として重大な問題ではないと思います。ただ、いずれにしても消費の拡大には寄与したいということで、通った後、さっと考えてみたいと思っております。
○鈴木(宗)委員
 もらうかもらわないかだけ、時間がないものですから。
○ 衛藤委員長
 各大臣は、もらうかもらわないかだけ簡潔にお答えください。
○与謝野国務大臣
 関連法案が通ってから考えたいと思います。
○二階国務大臣
 この件に関しては、私は、あのときは家族と相談するということを言っておいたんですが、まだ家族とは相談しておりません。おりませんが、経済産業大臣として今景気対策に尽力をしなければならない立場ですから、おのずから私の結論はもう出ておると思っております。
○森国務大臣
 趣旨を踏まえて適切に対処したいと思います。
○甘利国務大臣
 辞退をいたしますが、家族にはポケットマネーで定額給付いたします。
○鈴木(宗)委員
 それぞれの認識はわかりました。
 私は、やはり国民の理解を得るには、閣議で署名をしている、しかも、予算にも計上の話です、国民の税金、すべからく閣議で署名した以上はみんな喜んでもらって使おうじゃないかという意識があって当然ではないか、こう思うんですね。
 あわせて、二兆円のお金があるならば、私ならば、後期高齢医療制度をやめます、あるいは障害者自立支援法をやめますとか、年金は間違いなくもらえますという担保をしてから、さらに有効な、二兆円あるならば一兆七千億ぐらいまだ使えるわけですから、頭の体操からしても、もっともっとお金は有効に使えたんじゃないかなという感じを持っております。
 さて、時間がありませんから、次に移らせてもらいます。
 総理、メドベージェフ大統領とお話をされて、二月の十八日、サハリンでの液化天然ガスの生産開始の記念式典に招待を受けたというふうに聞いておりますが、この式典には行かれますか。
○麻生内閣総理大臣
 本人から電話がかかってきて、招待を受けたことは事実です。日にちは二月の何日だったか、という話だったので、こっちは国会の審議中という返事だけしておりますので、国会との兼ね合いを受けた上で判断をさせていただかねばいかぬところだと思っております。本人にはそのように答えております。
○鈴木(宗)委員
 総理、ロシアとの間には北方領土問題があります。私は、やはりこれはトップ同士で信頼関係をつくって解決していくのが一番だと思うんですね。そういった意味では、国会の理解も得て、せっかく招待されたわけですから、私は行くべきだと思っておりますので、ぜひともここは、官房長官がきちっと根回しをすれば済むんですから、ここはあなたの仕事なんですから、総理を行かせるように努力していただきたい、こう思いますし、総理自身は国会の許しを得れば行くということでよろしいですか。
○麻生内閣総理大臣
 基本的には、北京で一回、リマで二回、これまで個別にメドベージェフ大統領と会う機会がありました。
 今、これは、昔から鈴木議員はこれを担当して、担当というかどっぷりつかっておられた。決してどっぷりというのは嫌な意味にとらないでね、まじめに言っているんだから、こういうところでは。
 僕は、そういった長い長い歴史がありますので、御本人には、少なくとも、今、西の方に向かっていってうまくいっていないでしょうが、ロシアになってから。しかし、出ていくべきは、東の方に顔を向けてしかるべきではないのですか。そこには、少なくとも太平洋に来れば、韓国もある、日本もある、台湾もある、いろいろなものがそこにあるのであって、そういった国は、いずれも経済成長率また経済力というのは、悪いけれどもおたくの一人頭よりはるかに高いんですよ。そういった国ともっと手を組むことを考えるのであって、西側を向くのはそろそろという話をして、初めて、向こうがどういう意味だと言うから、そういう意味だ、これを正しく理解されたらいいんじゃないか。ただ、うちとおたくの間には、のどに骨がひっかかったところが、北方四島という問題を抱えているんだから、この問題を解決するということをしない限りは前に進まない。これはどう考えても双方にとって不幸なことなんだから、決断をする世代に、あの人は四十幾つだというんだから、決断をすべき世代に来ているのではないかと言って、役人に任せるつもりはないという話を自分でしていましたので、そういったところで本人の意欲は感じられたところです。
 あそこは、もう御存じのように、お役所が出てくると、日本の役所の方がよっぽど民間に見えるぐらい役所ですから。かなりひどいのは御存じのとおりです。わあわあというのは毎回外務大臣のときにやらされていましたので、その意味で、今回はさらに出てきて、次の世代にこの問題を送るつもりはないという話だけしていましたので、では、話をしようかという話からスタートをさせていただきました。
○鈴木(宗)委員
 総理、ぜひとも、次世代にゆだねないという両首脳の認識ならば私は進むと思うし、首脳会談を当然されますね。そのとき、やはり過去の宣言、過去の声明、首脳会談における合意、五六年宣言から始まって、東京宣言もある、イルクーツク声明もある、そういったものの上に乗っかって解決するということは共通認識なんですから、私は、交渉の中身は要りませんけれども、麻生総理の方から、私は現実的な解決をしたい、空想的な解決じゃない、現実的な解決をおれは考えているというカードを切るべきだと思いますが、どうでしょうか。中身は結構です。
○麻生内閣総理大臣
 今言われておりますサハリン・プロジェクトもそのうちの一つではあったんですね。これは御存じのように1、2ありまして、がばっと途中からという事件が、長い歴史がございましょう、これは互恵的な協力という意味では、結構大きなものになる。我々としても、あそこから入ってくるキュービックトン数からいきましたら日本のLPGの一割ぐらいになりますので、これは結構エネルギーのバランスとしては大きいんだと思っていますので、ぜひそういった意味でこういうものを考えて、こちらにも決してメリットがないわけじゃないじゃないかと思っております。
 いずれにしても、これまでの歴史というのは、外務省にいたときいろいろ何回も何回もラブロフとやらされてきましたので、十分踏まえて対応していきたいと思っております。
○鈴木(宗)委員
 とにかく、総理、私は、日本側からカードを切って動かす、これが大事だと思っていますね。また、向こうも総理ならば話ができるという認識を持って電話が来たというふうに思っておりますので、その点は頑張っていただきたいと思いますね。
 そこで、最近不幸なことが起きました、日ロ間で。それは、例の人道支援の品物が行かなかったことですね。
 私は、ロシアが一方的に出入国カードを出せと言ってきたと外務省は説明していますけれども、これは外務省は正しく国民に説明していないと思っているんです。なぜか。
 昨年の十月二十一日に、既にもうロシア外務省のソロスというサハリン代表は、来年からはビザなし支援でもカードが必要ですよということは記者会見で言っているんですよ、根室における記者会見で。それを、私は質問主意書を外務省に出しました。そういう要請はないから答える立場にないという、全くけんもほろろ。十二月にも私は出しました。私は、今回の事件は外務省の不作為だと思うんですよ。
 中曽根大臣、この点、質問主意書で私は既に言っている。全く動かなかったのは外務省なんですけれども、なぜ動かなかったのか。事前にユジノサハリンスクの総領事館なりモスクワ大使館なりに動く時間はあったんですから。なぜそれをしなかったのかをはっきりさせていただきたいと思います。
○中曽根国務大臣
 お話しのように、昨年の十月でございましたか、ユジノサハリンスク外交代表が、根室で開かれた記者会見において、来年度以降、四島交流で日本側訪問団が訪問する際には出入国カードが必要となる旨の発言をされたという報道がありました。ただ、我が国には何ら通知はございませんでした。
 この北方四島への人道物資支援の事業というものは、これは毎年行っているわけでありますが、委員もちろん十分御承知のことでございますが、二〇〇六年に既に出入国カードの記入が義務づけられていながらも、七年、八年はそういうようなカードに記入することなく物資を届けることができたわけであります。私どもとしては、報道では知っておりましたけれども、あちら側からは何の通告もなかったということがまず一点。
 そして、今回訪問するに当たりまして、四島側からも、人道物資支援の受領の準備が整った、そういう通知がありまして、我が方といたしましては、一月の十三日から十六日に行きたいということを今度はロシア側に通知したわけでございます。
 そして、さらに、十二月の末に、従来どおり身分証明書と挿入紙をもって行われることの確認を求めました。ところが、回答がなかったということでございます。
 そして、年が明けて、外務省からまた在京のロシア大使館に対して、回答が来ない、しかしもう流氷が下がってくる、ですからもう早く行かなきゃならないぎりぎりになりましたということで、口上書を出しまして、一月末に日程を変更したいということで、そういうような変更の口上書を発出いたしました。
 そして、さらに、ロシアにある我が方の大使館から外務省に対して、回答がないけれどもどういうことになっているんですかということを聞きましたら、今、行きたいということに対して調整中でありますということで、ノーとは言っていなかったんです。
 過去、七年それから八年が行けたものですから、これは善意で行くわけですから、我が方としてはぜひ行きたいということで、そういう趣旨で接触をしていたわけでございますが、一月二十三日に、在京のロシア大使館が外務省に対して、本件事業のための北方四島訪問についてはロシア側として異存はない、そういう旨の口上書が来たんです。
 同時に、おかしなことに、モスクワの方のロシア外務省は日本の大使館に対して、今度は出入国カードが必要であるという旨を、同じ日に違う回答が来たわけですね。
 こちらとしては、同じ二十三日にそういう通報が来たものですから、このカードの提出要求の撤回を求めるということで、強く我が方からはロシア側に申し入れをしたわけでございます。
 そうこうしているうちに、二十七日、出発時が迫ってまいりまして、日本側訪問団は根室を出発いたしました。そして、国後島の沖合に到着したわけでありますけれども、出入国カードの提出を求められた。そこで、我が方は、これを記入、提出を拒否して、残念ながらこの物資を持って帰ったということでございます。
○鈴木(宗)委員
 中曽根大臣、経緯は知っておるからいいんですけれども、ただ、私が言いたいのは、去年の十月の二十一日に、サハリンの外務省代表はロシア外務省の方なんですから、その方が記者会見したということはやはり重いんですね、このノソフさんが言ったのは。そのときに、ユジノサハリンスクの総領事館やモスクワ大使館が去年のうちにきちっとやっておけば、こういう無駄なことはなかったわけですよ。
 そこで、ビザなし渡航というのは、もう大臣知っているとおり、平成三年にゴルバチョフ・海部会談で決まった話です。そこで、十月に、当時の中山大臣が行って調印した話。お互いの立場を害さないということになっているんですよ。
 私は、出入国カードを出す出さないの議論も大した話じゃないと思っているんです。なぜかというと、皆さん税関申告書は出すんですよ。ビザとパスポートは持っていかないけれども、それにかわる身分証明書はちゃんと出しているんですから。
 これはお互い知恵を出したんです。お互いの立場を害さぬということでスタートしているんですから、この出入国カードを出したからロシアの主権だと、北方四島を認める話にもならないんですよ。
 私は弾力的に、流氷も来る、もう船も行けなくなる、そんなことよりももっと、では今回限りの措置だとか、いろいろやり方はあったんじゃないか、こう思うんですね。
 そこで、大臣、時間がありませんから、私が質問ですから。ビザなし交流でこういったことがありました。私は、ビザなし交流は、相当島の皆さん方の理解も得たし、ロシアと日本の関係も近くなったと思うんですが、こういうたまたま不祥事があったにもかかわらず、一部にはもうビザなし交流はやめた方がいいんじゃないかという声があるけれども、私は続けた方がいいと思っているんですけれども、外務省としてはどう考えていますか。
○中曽根国務大臣
 この四島交流事業というのは、北方領土問題の解決を含む我が国とロシアの間の平和条約締結問題が解決されるまでの間の相互理解の増進を図るということ、そういうことが主な目的として行われているわけでありまして、九二年にこれが始まって以来、相互理解の増進に着実に貢献している、そういうふうに思っております。
 まだ領土問題が未解決の現状におきましては重要な意義を有している、そういうふうに思っているところでございます。
 また、こういう意義を有する四島の交流事業を継続するためにはロシア側の協力が必要不可欠でありまして、今年度の人道支援事業の中止のような事態は大変残念でありますけれども、再発しないように今協議を行っておりまして、もう委員十分御承知のことと思いますが、協議を行い、またロシア側にも強く申し入れをしておりまして、引き続いて実施していきたい、そういうふうに思っています。
○鈴木(宗)委員
 大臣、ぜひともこれは生かしていただきたいな、こう思っています。
 総理、北方領土問題解決のときの日本政府の基本的認識として、変わってはいないと思いますけれども、四島の帰属の問題が認められれば、島の返還の時期、態様については柔軟に考えるという九二年一月からの認識は変わっていないですね。
○麻生内閣総理大臣
 そのとおりです。
○鈴木(宗)委員
 なぜ私が今この話をしたかというと、よく国会議員の中でも、四島一括が日本の政府の方針だと言う人がいるんですね。共産主義、ソ連時代は四島一括と言っていたんですよ。
 なぜかというと、領土問題がないからですね。だから、こっちは強く即時一括返還と言ってきたんですね。このことをぜひとも、委員の皆さん方も共通認識を持ってください。政府後援の会合なんかで、今でもよく内閣府主催の会合なんかでも四島一括返還という垂れ幕がかかっているときがある。これは間違ったメッセージを与えると思いますからね。この点もぜひとも、官房長官、また二月七日、北方領土の日もありますから、よくよく今の総理の答弁どおりやっていただきたいと思います。
 時間がありませんから、次に、総務大臣にお願いします。
○麻生内閣総理大臣
 一点だけ。これは主権は譲れないということははっきりしていますからね。
○鈴木(宗)委員
 もちろんそれは。ありがとうございます、総理。それはもう当然ですから。
 総務大臣、衆議院の解散・総選挙のときに最高裁判官の審査がありますね、バッテンをつけるの。
 恐らく、大臣でも、ここにいる……(発言する者あり)マルですか。マルをつけるんですか。信任する人はマルですね。(発言する者あり)マル・バツどっちでもいいんですけれども、私が言いたいのは……(発言する者あり)あれはバツですよね。バツですね。信任しない人はバツをつけるんですが、総務大臣、あれは、国民は、国会議員の皆さん方も、裁判官の経歴はわからぬものですから、印をつけなかったり無視する人が多いんですよ。少なくとも私は、最高裁判所の裁判官というのは司法の最高権限者ですね、その人たちをきちっと認めるか認めないか国民審査する場合、経歴放送はすべきだと思っているんですよ。政見放送のとき、我々はやりますね。あわせて、そのとき投票所で国民審査をするわけですから、経歴放送ぐらいは出すべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。
○鳩山国務大臣
 確かに、国民審査の場合、これはマルをつける必要はない、何もつけないのが信任になるわけでありましょう。
 国民審査は、最高裁判所の裁判官がその職責にふさわしい者であるか否かを国民が審査する制度でございまして、新聞折り込みで審査公報というのが、審査ごと、つまり総選挙ごとですね、投票日は一緒ですから、発行されておりますから、それを見ていただこうというふうに考えているわけです。
 経歴放送等については、我々、衆議院選挙、参議院選挙に出る人間が経歴放送をするわけですけれども、当選を得るために候補者が選挙運動を行うそういう選挙と、裁判官として適しているかどうか適否の審査ということで、どんな経歴放送のやり方があるかとか考えてみますと、今のところはまだ念頭にないんですね、経歴放送をやるということは。
○鈴木(宗)委員
 ことしから裁判員制度も始まりますから、総務大臣、これはぜひとも、私は検討に値すると思うんですよ。
 最高裁判官というのは認証官ですよ。大臣と同じ立場ですよ。しかし、国民がわからないでそれをただ無視するなんというのは、三権分立の一つとしても、また三審制度という意味からも、最高裁判所の権威という意味からも、私はもっときちっと国民に親切にやった方がいいと思うんですが、もう一度、総務大臣。
○鳩山国務大臣
 今のところまだ考えておりませんけれども、鈴木先生の御意見が貴重なものであることはきちんと受けとめて、今後の議論に生かしていきたいとは思います。
○鈴木(宗)委員
 くれぐれも、技術的には問題ないと思いますので、よろしくお願いしたい、こう思います。
 あと、森大臣、可視化の問題を、私、去年の十月の予算委員会でもさせていただきました。その前の鳩山大臣のときも、被疑者以外の参考人だとか証人の可視化については、初めての御意見だから検討しますという話がありましたね。その後、どういうふうに進んでいますでしょうか。
○森国務大臣
 今お話にありましたとおり、前回もほぼ同じ趣旨のお尋ねがありまして、私は、法務省としては、被疑者以外の者の取り調べにおいて録音、録画を義務づけることについては、刑事手続全般における取り調べの機能を維持する上で、参考人の協力が得られなくなるなどの問題、また身柄が拘束されていないという条件下であるということもあって、いずれにしても慎重な配慮が必要であると考えていると申し上げました。
 しかしながら、鈴木委員の、その前の年には鳩山元大臣にも同じ質問があって、真剣な御提案であるというふうに受けとめておりまして、そのときは今後さまざまな御意見を拝聴したいと思いますと申し上げましたが、さまざまな御意見を伺いまして自分なりに考えてまいりましたけれども、現時点においては先ほど申し上げた結論の域を出るものではございません。
○鈴木(宗)委員
 法務大臣、これも、参考人だとか証人なんというのは全く関係ないものですから、事件と関係ないというものは罰を受けないわけですから、どうしても検察に誘導されちゃうんです。これは、もう私自身が経験しているんですから。結果的に、本当に国策捜査というのは怖いですよ、皆さん。ねらわれたら終わりですから。
 そういった意味でも、私は、証人や参考人の可視化を図るのはだれも反対しないと思いますよ。どうですか、与党の皆さん方も。森大臣、これはぜひとも検討をいただきたいと思いますね。
 あと、官房長官、官房長官のもとに今アイヌ問題の有識者懇をやっていますね。ことし取りまとめだと思うんですけれども、ここも、アイヌ民族の、先住民族という理念のもとで、やはり立法措置をとるのが一つと、ぜひとも内閣府にその窓口を置いて、私はアイヌ施策の展開をしてもらいたい。
 よく皆さん、今、環境問題が出ますけれども、自然との共生を一番してきた民族はアイヌ民族なんです。大地に返り大地に学ぶという、まさに自然との共生を実践してきている、環境と向き合ってきているんですよ。そういった意味でも、私はアイヌ民族を大事にしているんです。
 もう一つ、総理にもお話ししましたけれども、北方四島はアイヌ民族が先住民族なんです。ロシアのメドベージェフ大統領に、文化の面でも価値観を共有しますよ、日本は初めて先住民族として去年の六月六日に認めました、そういった意味でも北方四島は日本のものですから、どうぞお返しをいただきたいという文化の面でのアプローチもできる。
 そういった意味でも、どうぞ官房長官、このアイヌ民族の重み、歴史、文化というものを尊重して、立法措置だとか窓口をつくってもらいたいと思いますが、いかがでしょう。
○河村国務大臣
 昨年六月六日の国会決議、アイヌの方々が先住民族であるという認識のもとで有識者懇談会が官房長官のもとに置かれて、既に四回会合が行われてまいりまして、私も二回ほど参加をさせていただいています。
 大変具体的な審議をいただいておるところでございまして、御指摘のように、この政策の検討に当たっての理論あるいは基本的な論点整理を行いまして、夏ごろまでにまとめたい、こういうことで進んでおります。
 政府としても、有識者懇談会の審議を踏まえて、今の御指摘のような点も踏まえながら、アイヌ政策の確立に取り組んでいく所存でございます。
○鈴木(宗)委員
 官房長官、くれぐれも、せっかくこの有識者懇にはウタリ協会の加藤理事長も入っておりますから、生の声を聞いて、いいものにまとめていただきたいと思います。
 最後に、文部大臣、せっかくですから、ちょっとお尋ねしますけれども、財団法人日本相撲協会は文部科学省の指揮下にありますね。今回も、若麒麟関でしたか、大麻問題等出ましたけれども、大臣の記者会見では甘いという判断で、大臣の見解は正しいと思っていますよ。
 しからば、文部科学省として、今まで法人を預かる者としてどんな指導を相撲協会にしてきたのか、これからまた日本相撲協会にどんな指導をしていくのか。やはり国技という冠がある以上、私は重く受けとめた方がいいと思っています。
 先般の千秋楽には麻生総理みずから総理大臣杯も渡すぐらい、やはりこれは厳粛な重いものなんですよ、日本の相撲道というのは。その所管の文部科学省の大臣として、どんな指導をしてきて、これからどんなことをやっていくかをお知らせいただきたいと思います。
○塩谷国務大臣
 今の鈴木委員の御意見を重く受けとめて、私どもとしましても、今まで相撲協会に対して指導監督を行う立場に立っておりますので、今回の不祥事等、昨年来いろいろありまして、再発防止のためにしっかりと指導をしているところでございますが、今回、引き続きこういうことが起こったということはまことに残念でございます。
 昨年は外部役員の登用などをして相撲協会運営の適正化を進めてまいったときでありますので、特にそういう観点から、今回の処分もちょっと軽過ぎだろう、また、いろいろとそういうことも含めて今後国民の期待にこたえるよう、国技としての相撲協会として指導をしてまいりたいと思っております。
○鈴木(宗)委員
 最後に、総理、もう一つだけ。やはり総理にお願いしたいのは北方領土問題。
 やはり麻生総理の手で、外務大臣も経験されている、外交に精通している、外交と経済の麻生と言われているうちに、私は、即、目に見える、わかりやすいのは日ロ外交だと思っているんです。北朝鮮とも関係が深いのはロシアですよ。拉致問題も、ロシアを使うという手もありますね。そういった意味でも、ぜひとも領土問題解決にかける総理のかたい決意をお尋ねしたいと思います。
○衛藤委員長
 総理、時間が来ておりますので、簡潔にお願いいたします。
○麻生内閣総理大臣
 外交というのは相手のあることですから、外交を政局の具にするつもりもありませんし、政争の具にするつもりもありません。
 外交は常に国益を考えてやるものだと思いますので、しっかり受けとめてやらせていただきます。
○衛藤委員長
 これにて鈴木宗男君の質疑は終了いたしました。
 以上をもちまして基本的質疑は終了いたしました。

 30分の間に多岐にわたる質問をすることが出来た。
 定額給付金制度では首相のぶれがわかったが、日ロ関係、北方領土問題解決に取り組んでいく姿勢は感じられた。これからの動きを注視するしかない。


本日提出した質問主意書3件
bV1 平成21年1月の日韓首脳会談における竹島問題の取り扱いに関する第3回質問主意書
bV2 平成21年2月11日に開催される日韓外相会談における竹島問題の取り扱いに関する再質問主意書
bV3 泥酔により負傷した海上自衛隊員が巻き起こした騒動についての防衛省の調査に関する質問主意書

本日受領した政府答弁書9件
bS7 国立がんセンター等の国立高度専門医療センターの財政赤字問題に係る政府の見解に関する質問主意書
bS8 北方四島への支援物資がロシア側に止められている件に関する質問主意書
bS9 外務省についての各マスコミ報道に対する対応ぶりの相違に係る同省の説明等に関する再質問主意書
bT0 北朝鮮による拉致問題についての外務省HPにおける記述に関する再質問主意書
bT1 我が国が抱える二つの領土問題に対する政府の取組の差異等に関する再質問主意書
bT2 フランスの教科書における竹島の表記変更に係る政府の対応等に関する再質問主意書
bT3 北方領土への支援物資船が国後島への上陸を断念した件等に関する質問主意書
bT4 高校学習指導要領改訂案における我が国が抱える領土問題についての記述のあり方に関する再質問主意書
bT5 平成18年度から20年度にかけてセクハラや痴漢、盗撮、窃盗等で処分を受けた外務省職員に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年2月5日(木)

鈴 木 宗 男

 16時40分から予算委員会で約30分間質問する。
 麻生総理、中曽根外務大臣には、北方領土交渉に当たっての政府の基本方針、今回の北方領土ビザなし交流における人道支援が出来なかったことの外務省の不作為について質す。
 そして河村官房長官には、昨年6月6日、「アイヌ民族を先住民族とすることを求める国会決議」が衆参両院で議決されたことを踏まえ、政府がアイヌ民族を先住民族であると認めたその後、内閣官房に立ち上げられた有識者懇談会の取りまとめや立法措置の是非、そして内閣府に担当窓口を置くことについて質問する。
 鳩山総務大臣には、最高裁判所裁判官の国民審査について質問する。最高裁判所の裁判官は衆議院総選挙の際、国民審査に付されるが、国民にはそれぞれの裁判官の経歴等が十分周知徹底されておらず、どの様な人物か判断を下せない。経歴放送をして、国民が判断しやすい様にすべきではないかと質す。
 森法務大臣には、犯罪捜査における取調可視化への法務省の取組等についても質す。
 塩谷文科大臣には、文部科学省が認可している財団法人日本相撲協会に対し、どの様な指導をしてきたのか、今回の不祥事を踏まえ、更にどんな指導をするのかお尋ねする。
 30分の時間で、北方領土問題でも深く突っ込んだ議論は出来なかったが、全閣僚出席しての予算委員会で質問できたことはありがたかった。中曽根外相は相変わらずの官僚作文の読み上げだった。日本の独自外交は出来ないとつくづく思う。やはり外交は人である。
 7時55分千歳発で上京。議員会館でお客さん応対、予算委員会質問の準備。
 19時から日本テレビ(北海道はSTV)「ダウンタウンDX」収録。26日(木)22時からの放送である。


「2009.2.5 衆議院予算委員会で@」

「2009.2.5 衆議院予算委員会でA」

「2009.2.5 衆議院予算委員会でB」

「2009.2.5 衆議院予算委員会でC」

「2009.2.5 衆議院予算委員会でD」

「2009.2.5 衆議院予算委員会でE」

「2009.2.5 衆議院予算委員会でF」

「2009.2.5 衆議院予算委員会でG」

「2009.2.5 衆議院予算委員会でH」


本日提出した質問主意書3件
bU8 海上自衛隊の特殊部隊における隊員の死亡事件に係る防衛省の調査に関する質問主意書
bU9 刑事訴訟法第479条に関する質問主意書
bV0 パレスチナのガザ地区を実行支配しているハマスに対する政府の認識等に関する第3回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年2月4日(水)

鈴 木 宗 男

 麻生首相が昨日の予算委員会で、国家公務員の「天下り」、再就職を再々繰り返す「渡り」の斡旋を、年内に禁止すると明言した。
 麻生首相は「有能な人は使う」と、天下りを認めていた。渡りについても、麻生首相の発言はぶれている。

1月9日「渡りのあっせんを行うことは原則承認しない。例外として、企業などの依頼に応じるため、国際機関での勤務経験が極めて豊富、外国当局との交渉に十分知識、経験を有する人などの場合はあり得る」 (参院予算委員会で)
1月19日「改正国家公務員法では3年以内は渡りの(あっせん)が認められている」 (参院予算委員会で)
1月20日「禁止するとはなかなか言えないところで、厳しく運用すると言うのが精いっぱいだ」 (参院予算委員会で)
1月29日「国民からの厳しい批判や国会の議論を踏まえ、今後は(あっせん承認)の申請が出てきた場合、認める考えはない」 (参院本会議で)
2月3日「渡りと天下りを今年いっぱいで廃止するための政令を作ることにしたい」 (参院予算委員会で)
(2月4日付読売新聞朝刊4面より)

 ここに来て大きく発言を変えるのなら、なぜもっと早くに昨日の発言をしなかったのか。決断するタイミングを失している。
 何よりも、国民の目線、感覚と大きなズレがあったことを認めるべきである。仕方なく発言した様な印象を与えるのではなく、「国民の皆さん、私の考え方が甘かったです。反省しています。しっかりやりますので、見ていて下さい」と潔く国民にお詫びし、説明責任を果たす勇気がどうしてないのだろうか。面子メンツにこだわったり、下手な言い訳をする必要はない。国益の観点で政治を行って欲しい。
 一日札幌事務所で仕事。
 北海道は冬の厳しい自然環境と相まって、景気が良くない。道内主要企業・事業所を対象とした昨年10−12月期の経済動向調査の結果を北海道新聞社が発表している。企業の業績状況を示す業況判断指数は、8−9月期から21.1ポイント悪化のマイナス56.1となり、過去最悪の記録となっている。
 大手百貨店丸井今井が破綻し、更に有力企業の経営状態も色々噂されている。北海道の一人負けを実感する。
 小泉政権、自民党を始めとする与党は、新自由主義政策に走り、弱肉強食、勝ち組・負け組と格差を広げ、地方を切り捨てる政治を行い、北海道が一番もろに影響を受けている。政治の流れを変えるしかない。北の大地北海道から、日本の政治を変えていくしかない。
 そのための選挙、政権交代だと位置づけ、乾坤一擲けんこんいってきの勝負をする。
 19時から千歳市新党大地支部・鈴木宗男後援会の新年交礼会。いつもよりも多くの人が参加して下さり、感激する。
 ここは民主vs自民の一騎打ちの選挙構図だが、面白い戦いになることだろう。官僚政治に皆あきあきしている。特に全国注目の選挙区である。いやが上にも盛り上がることは間違いない。
 新党大地の存在感をしっかり示していく。


本日提出した質問主意書3件
bU5 在ロシア日本国大使館及び大使公邸に関する質問主意書
bU6 北方領土の管轄権に対する外務省の見解に関する質問主意書
bU7 在ウズベキスタン大使館に配置されていた日本画の消息についての外務省の説明に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年2月3日(火)

鈴 木 宗 男

 政府の国家公務員制度改革工程表は、谷人事院総裁と甘利行革相が対立したまま見切り発車された。
 中央省庁の幹部人事を一元化する「内閣人事・行政管理局」への機能移転について、人事院の同意が得られないことが原因だが、政府内でもう少し知恵を出し、時間をかけて、つめられなかったのだろうか。この姿を見ても、内閣が弱体化していることが見て取れる。
 大臣たる者、本来なら余裕を持って相手の意見を聞き、調整するべきである。同時に、法案を作る前には、天下り廃止、渡り根絶に向け、全国会議員にアンケートを出し、意見を伺うくらいの頭作りをすべきだ。天下り、渡りに賛成する国会議員はいないのであるから。
 どう具体化し、実行するかを、国民は見ているのである。私は国会議員、公務員の特権排除を強く主張してゆく。
 何とも頼りない今の閣僚の対応だと考えるのは、私だけではないだろう。
 衆議院予算委員会の審議が始まり、3日から5日は全閣僚が出席して基本質疑が行われる。私も5日、「国民新党・大地・無所属の会」の時間枠で、午後4時33分から27分質問する機会を戴いた。テレビ中継はないが、全閣僚出席しての基本質疑なので、しっかり質問して行きたい。
 夕方の便で札幌に向かい、各種会合に出席。東京と札幌でも気温差は20℃から25℃ある。この差がそのまま今の格差、経済状況になっている。
 北海道の老舗であった丸井今井デパートが民事再生手続きを進め、西武百貨店も札幌、旭川から撤退すると発表している。政治がないとつくづく感じながら、やはり政権交代しかないと決意を強くする。
 弱肉強食、勝ち組・負け組と格差を広げ、地方を切り捨てる政治をやめさせるためにも、一日も早く選挙をして政権交代をするしかないと考える。
 生活感のある政治を取り戻したい。


本日提出した質問主意書3件
bU2 大麻吸引事件を起こした大相撲力士への日本相撲協会の処分に係る文部科学省の認識に関する質問主意書
bU3 国会議員の歳費や定数削減等に対する麻生太郎内閣総理大臣の見解に関する質問主意書
bU4 外務省による更なる国際機関への拠出金放置が明らかになった件に関する再質問主意書

本日受領した政府答弁書6件
bS1 裁判員制度について国民が抱いている疑問点に対する政府の認識に関する質問主意書
bS2 痴漢や盗撮行為により逮捕された外務省職員が在職し続けることの是非等に関する再質問主意書
bS3 定額給付金の受給を巡る閣内不一致等に関する再質問主意書
bS4 平成21年1月の日韓首脳会談における竹島問題の取り扱いに関する再質問主意書
bS5 平成21年2月11日に開催される日韓外相会談における竹島問題の取り扱いに関する質問主意書
bS6 パレスチナのガザ地区を実行支配しているハマスに対する政府の認識等に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年2月2日(月)

鈴 木 宗 男

 日本相撲協会は大麻事件を起こした若麒麟を解雇処分とした。「除名はかわいそう」との判断だが、昨年は外国人力士3人の大麻事件があり、その後逮捕された若麒麟の責任はもっと重いのではないか。
 “国技”大相撲である。「第二の人生を考えると、除名はかわいそう」と武蔵川理事長は話しているが、こうした甘えが今日(こんにち)の相撲協会の問題が起きる温床になっているのではないか。相撲を愛するが故に、敢えて私は厳しく対応して欲しかったと思う。
 間違った温情をかけることは良いことではない。若麒麟が新しい人生を歩む上でも、ここは心を鬼にして対応するのが筋ではないのかと思うのだが、間違っているだろうか。
 麻生首相は国会議員の歳費削減に前向きな姿勢を参議院の代表質問での答弁で示したそうだが、即刻やるべきである。
 月100万円の文書通信交通滞在費も見直すべきだ。東京選出の議員も沖縄、北海道選出の議員も同額で、しかも明細報告をする義務もない。文書通信交通滞在費100万円の使い道を国民に開示し、透明性確保を図るべきである。かねてから私が主張していることである。
 更に国会議員、公務員の特権を排除して、初めて国民に負担増を求めることが出来るのである。これらの件について、麻生首相自らリーダーシップを発揮して戴きたい。


本日提出した質問主意書3件
bT9 ビザなし交流における出入国カード提出に係る外務省の認識等に関する質問主意書
bU0 竹島の面積等に関する第3回質問主意書
bU1 2月22日の「竹島の日」に対する政府の関与、協力に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年2月1日(日)

鈴 木 宗 男

 北海道新聞は1面で「出入国カード 日本側は署名のみ ロシア案 外務省応じぬ方針」という見出しで、「北方領土へのビザなし渡航全般にロシア側が出入国カードの提出を求め、ビザなし交流などの中断が懸念されている問題で、ロシア外務省は、ロシア側が署名欄を除くカードの各項目に記入し、日本側には署名のみを求める方式を軸に調整を図る方針を固めた。これに対し、日本外務省は、あくまでカード提出は北方領土へのロシアの主権を認めることになるとして応じない方針」と書かれている。
 外務省がカード提出は北方領土へのロシアの主権を認めることになるとして応じないと言うが、ビザなしでも税関申告書は出している。
 昨年10月、ロシア側は来年からビザなしでも出入国カードの提出を必要と言っていた。このことを私は質問主意書を出したが外務省は動かなかった。12月にも出したが無視してきた。あの時速やかに確認をとっておけば今回の様な事態にはならなかった。トラブルが発生してから相手になすりつけるやり方は最低の外交である。
 北方領土は係争地域であり話し合いで解決する事をゴルバチョフ、エリツィン、プーチン、メドベージェフ各大統領、日露両国は確認出来ている。外務省官僚の一方的不作為で今迄つみあげられてきた関係を無にしてしまってよいのか。外交には相手がある。普段からの信頼関係が大事である。
 佐藤優さんがいればという思いをする今回の出来事だ。
 外交もまた人である。プレイヤーが居ないとつくづく思いながら、外務官僚の言いなりになっている中曽根外相よ、国益の為にもしっかりしてほしいと思っているのは私だけではないだろう。
 網走管内大空町をスタートし、北見市内でお見舞いをして11時半から留辺蘂町、14時半遠軽ブロック(白滝、丸瀬布、生田原、湧別、上湧別)18時から網走ブロック(網走市、清里、小清水、斜里)新党大地・鈴木宗男後援会新年交礼会を開く。日曜日しかも地吹雪の中、大勢の人が来て下さる。網走管内は政治風土著しい環境だが、組織的な圧力や締め付けをものともせず、変わらざる「大地」シンパ「ムネオ」ファンの集まりである。
 松木謙公代議士、民主党関係者も顔を出していただき有難い限りである。今日で網走管内は廻り終えた。十分な手ごたえを感じる新年交礼会であった。


「2009.2.1 留辺蘂新年交礼会@」

「2009.2.1 留辺蘂新年交礼会A」

「2009.2.1 留辺蘂新年交礼会B」

「2009.2.1 遠軽新年交礼会@」

「2009.2.1 遠軽新年交礼会A」

「2009.2.1 遠軽新年交礼会B」

「2009.2.1 網走新年交礼会@」

「2009.2.1 網走新年交礼会A」

「2009.2.1 網走新年交礼会B」


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