ムネオ日記
<<  2009年3月  >>  | TOPへ
2009年3月31日(火)

鈴 木 宗 男

 政府高官が30日、また不謹慎な話をしている。
 朝日新聞と毎日新聞に次の様な記事がある。

ミサイル見えたら「ファー」って感じ 政府筋、ゴルフに例え

 北朝鮮が予告する「人工衛星」が発射された場合について、政府筋が30日、「(ミサイルが飛ぶのは)高すぎてそもそも見えないから、国民からすると何が起きているかわからない」と述べたうえ、「見えたらおもしろいけどな」と記者団に語っていたことがわかった。
 同席した政府関係者によると、ミサイルをゴルフボールに例え、「そっち行ったら『ファー』(コースからそれて飛んでいくボールに注意するように呼びかける掛け声)っていう感じだ」とも述べたという。
 この政府筋は23日、ミサイル迎撃について「鉄砲をバーンと撃った時にこっちからも鉄砲でバーンと撃って(弾と弾が)当たるか。当たらないと思う」と発言している。

(3月31日付朝日新聞4面)



ミサイル見えたら「ファー」 また政府高官

 政府高官は30日、北朝鮮がミサイルの発射を準備していることに関し「ミサイルが飛んでいるのが見えたら面白いな。見えたら『ファー(打球の飛ぶ方向にいるプレーヤーや観客に警告するかけ声)』って言うのにな」と語った。ミサイルをゴルフボールに例えての表現で、不適切との指摘が出そうだ。
 この高官は以前もミサイル防衛(MD)について、「撃っても当たるわけがない」と発言し、批判を受けたことがある。

(3月31日付毎日新聞5面)


 私はこの発言をした政府高官とは、鴻池祥肇内閣官房副長官であると思う。早速質問主意書を出すことにする。内容は以下の通りである。

● 質問181 北朝鮮による長距離弾道ミサイル発射を予告に対する政府の対応に関する再質問主意書

本年3月31日付の朝日新聞4面に、
「北朝鮮が予告する『人工衛星』が発射された場合について、政府筋が30日、『(ミサイルが飛ぶのは)高すぎてそもそも見えないから、国民からすると何が起きているかわからない』と述べたうえ、『見えたらおもしろいけどな』と記者団に語っていたことがわかった。同席した政府関係者によると、ミサイルをゴルフボールに例え、『そっち行ったら「ファー」(コースからそれて飛んでいくボールに注意するように呼びかける掛け声)っていう感じだ』とも述べたという。
この政府筋は23日、ミサイル迎撃について『鉄砲をバーンと撃った時にこっちからも鉄砲でバーンと撃って(弾と弾が)当たるか。当たらないと思う』と発言している。」、
また同日付の毎日新聞5面には、
「政府高官は30日、北朝鮮がミサイルの発射を準備していることに関し『ミサイルが飛んでいるのが見えたら面白いな。見えたら「ファー(打球の飛ぶ方向にいるプレーヤーや観客に警告するかけ声)」って言うのにな』と語った。ミサイルをゴルフボールに例えての表現で、不適切との指摘が出そうだ。
この高官は以前もミサイル防衛(MD)について、『撃っても当たるわけがない』と発言し、批判を受けたことがある。」と、
政府筋・政府高官が、北朝鮮が本年4月4日から8日までの間に、長距離弾道ミサイルである試験通信衛星光明星2号を打ち上げるとしていることに関し、ミサイル発射をゴルフに例えるかの様な発言(以下、「発言」という。)を同月30日にしたと報じる記事が掲載されている。右を踏まえ、質問する。

1.「発言」を行った政府筋・政府高官とは誰か、政府として把握しているか。
2.「発言」を行った政府高官とは、鴻池祥肇内閣官房副長官か。
3.「発言」に対する中曽根弘文外務大臣の見解如何。
4.「発言」に対する浜田靖一防衛大臣の見解如何。
5.「発言」に対する麻生太郎内閣総理大臣の見解如何。
6.「発言」は、国民の生命、財産の存亡を脅かす北朝鮮によるミサイル発射を冗談めかしたもので、政府高官としての緊張感の欠如を表す極めて不謹慎なものであると考える。また今回「発言」を行った1.の政府筋・政府高官は、以前にも我が国のミサイル防衛について「撃っても当たるわけがない」と、我が国の防衛に対する信頼性を貶め、いたずらに国民の不安を煽る、軽率な発言をしている。麻生総理として、1.の者に対しどの様な処分を下す考えでいるのか明らかにされたい。


 先に、北朝鮮のミサイルが発射されたら日本は迎撃体制をとると総理大臣、防衛大臣が言っているのに、「当たるわけがない」と水を差す発言をして物議をかもした人物が、またこんな発言をするとはどういう感覚か。それ以前には、写真週刊誌、週刊誌を賑わしたりもしている。
 「もう少し緊張感を持つべき立場にいる人がこの程度の頭作りでは、内閣の基礎体力が問われる」といった声が多数寄せられる。なるほどと私も受け止めながら、政治家の言葉の軽さが政治の軽さに繋がっていると考える。
 これこそが、麻生内閣が国民の信頼を得られない要因ではないか。しっかりしてほしいものである。
 厚生労働省は6月までに失職する見込みの非正規労働者が19万2061人に上ると発表している。総務省も2月の完全失業率は4.4%で、前月比で0.3%悪化したと発表している。
 雇用情勢は一朝一夕いっちょういっせきで変わるものではない。政治がこれまで何をしてきたか。小泉政治以後の新自由主義政策のツケが今出ていることを、読者の皆さんも国民もしっかり受け止めて戴きたい。
 政策転換しない限り、日本の再生はない。そのためには一日にも早く解散総選挙をして、政治の流れを変えなくてはダメなのだ。
 年度も変わり、新しい様々な動きが出てくることだろう。
 明日から新年度。カナダに7年間留学していた娘も社会人のスタートをする。24日、28日、30日、それぞれの後援会女性部の集いで娘は後援会、支援者そして事務所秘書の皆さんに心からの感謝の挨拶をしていた。
 社会人になると私の手伝いもままならなくなる。当然とはいえ、私にとってはとても寂しいことである。
 娘の存在は特別なものであった。そのことは私の後援者もよくわかってくれていた。何となくすっきりしない気持ちを持ちながらも、娘には娘の人生があるので、その選択を尊重してやるのが親の務めであると考える。 
 間違いなく今年は選挙がある。平成17年の、あの娘の頑張りをしっかりと脳裏に刻みながら、側にいなくても一心同体で動いているイメージを持って私は戦いに臨んでいく。

本日提出した質問主意書4件
bP78 行政並びに公人の定義についての経済産業省の認識等に関する質問主意書
bP79 二〇〇九年四月のロンドンにおける日ロ首脳会談での北方領土問題に係るロシア側の回答に関する質問主意書
bP80 我が国の刑事訴訟に係る手続きについて述べた財務大臣の発言等に関する再質問主意書
bP81 北朝鮮による長距離弾道ミサイル発射をゴルフに例えた政府筋等の発言に関する質問主意書

本日受領した政府答弁書3件
bP60 我が国の刑事訴訟に係る手続きについて述べた財務大臣の発言等に関する質問主意書
bP61 いわゆる「国策捜査」に対する森英介法務大臣の見解に関する質問主意書
bP62 経済危機克服のための有識者会合において株式取引を「あやしい」と述べた麻生太郎内閣総理大臣の発言に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年3月30日(月)

鈴 木 宗 男

 千葉県知事選挙における森田健作氏の当選が朝刊の一面トップを飾っている。知名度を武器に政党色を出さない森田氏の選挙戦術が功を奏した形だ。候補者の発進力の差があまりにもありすぎた。
 民主党、国民新党、社民党、新党日本が推薦した吉田氏は、テレビから観る選挙運動中の姿に、訴える、響くものがなかった。更に、実際の年齢よりも上に見える話しぶりだった。
 白石氏にしても、パフォーマンスはあっても、「知事になって何をするか」という、伝わるものは感じられなかった。
 その点、森田氏の情熱、行動力はほとばしるものがあった。結局は候補者の力量の問題であり、政党や西松事件等はあまり関係なかったと私は分析する。
 それにしても、有力な5候補が立候補した選挙で投票率が45.56%と、あまりにも低い投票率に驚く。なぜこんなにも低調だったのか、検証する必要があるのではないか。
 帯広市の隣の音更町で町長選挙があった。ここは4万5千人の人口で、「町」としては全国的に大きな、帯広市のベッドタウン的な町である。
 ここの町長選挙は、自民党音更支部が推す候補と、民主党の道議はじめ組織が推す候補との一騎打ちだったが、自民党が支持し、応援した方が負けてしまった。ここでも政党色のない候補を町民は選択した。
 行政の長は、町民党、市民党、県民党である方が良いと、私は考える。イデオロギーや政党会派の色は付かない方が良い。
 この音更の町長選挙の結果は、次の衆議院選挙に少なからず影響すると私は見ている。緊迫した衆議院選挙になることは間違いない。
 午前中稚内市内を廻る。11時20分稚内空港発で札幌に向かい、次に丘珠空港から釧路空港に向かう。
 14時30分から、新党大地・鈴木宗男後援会の釧路管内女性部の集いに出席する。1年に1回の一泊二日での研修旅行だが、250人もの熱心な女性部の支持者が参加してくれる。
 「次期選挙に向けて、北海道比例区での新党大地の議席増と、小選挙区での仲野博子代議士の当選を期す」という決議をして下さる。この声に応えるべく、いつ選挙があっても良い様に、心の準備と態勢をとって行きたい。

「2009.3.30 釧路管内女性部の集い」


「2009.3.30 釧路管内女性部の集い(隠し芸の一コマ)」


「2009.3.30 釧路管内女性部の集い(女性部後援者と釧路市長)」


「2009.3.30 釧路管内女性部の集い(女性部後援者と事務所秘書)」


「2009.3.30 釧路管内女性部の集い(女性部後援者と踊る)」


「2009.3.30 釧路管内女性部の集い(代議士参加のアイヌ音楽と踊り)」

本日提出した質問主意書3件
bP75 脱北者に我が国への入国を認める際の外務省の対応に関する質問主意書
bP76 総務省により不備を指摘された外務省におけるセクハラ対策に関する質問主意書
bP77 1980年3月当時の在ソ連日本国大使館における大使館員の行動に係る内規等に関する第3回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年3月29日(日)

鈴 木 宗 男

 民主党小沢代表は昨日、千葉県知事選挙で現地入りし活動を開始した。千葉県知事選挙は森田健作氏が当選したが、自民党、民主党関係なく森田氏の知名度、前回6000票差で負けた事で同情票など様々な要因で当選を果たしたと見る。
 自民党は自主投票で森田、白石、吉田各氏に分裂、公明は白石氏支持、吉田氏は民主、国民新党、社民、新党日本が推薦していたが、結果として西松事件とは関係なく、千葉の政治風土の中での森田氏当選である。
 女子フィギア世界選手権、連覇が期待された浅田真央選手は残念ながら4位、来年のバンクーバーオリンピックでの金メダルに向けて頑張って欲しい。
 網走管内佐呂間から車で約5時間、稚内市で14時から大地塾3月例会、250人も出席して下さり盛会に終える事が出来た。
 新しい人が大勢参加され、終了後「鈴木さんの考え、人間性が良く解りました、応援します」と声をかけて頂き感激である。
 18時から新党大地・鈴木宗男後援会の懇親会。21時まで久しぶりにゆっくり懇談し、信頼関係を深める。日本の最北端、稚内市でも政治を必要としている切実な声を聞き、やはり政権交代、政治の流れを変えなければと決意するものである。
 2月22日稚内での会合予定が悪天候で今日に延びてしまったが、皆さん変わりなく足を運んで頂き、感謝にたえない。
 昨年10月27日以来の稚内だが、新しい仲間が増えていることを実感し、勇気や元気を頂いた思いである。

2009年3月28日(土)

鈴 木 宗 男

 テレビ朝日の「朝まで生テレビ〜激論どうなる小沢民主党!?大混迷政局の今後は…」を、時間が経つのを忘れて見入った。
 田原総一朗さんの名司会で、与野党議員と政治学者の山口二郎北大教授、郷原信郎元特捜検事が議論をしていた。国会議員側から「超党派で企業・団体献金をやめましょう」という声が出るかと思ったが、出なかった。「国民の尊い税金である政党助成金も、この際一旦受け取りをやめましょう」という話が出ても良いと思ったが、それもなかった。
 「政治とカネ」のテーマで議論しているのに、自浄能力が働いていない。「これで良いのか?」と思う。
 このことを考えると、小沢代表が敢然と企業・団体献金の禁止を打ち出したことは、極めて重く、国民に対する十分な説明責任につながる発言である。西松事件を機に、企業・団体献金廃止を私は強く主張して行く。
 同時に、政党助成金の廃止も訴えていく。国民の理解を得るのはどちらか問うて行きたい。
 午前中札幌事務所で仕事。
 13時千歳発で女満別に行き、15時半から網走管内(3市16町村)鈴木宗男後援会の女性の集いに出席。例年秋に行うのだが、昨年は選挙モードで延期したため、今日になった。
 年度末の忙しい中にも関わらず、昭和58年からの熱心な支持者をはじめ、新党大地を応援してくれる新しい仲間の皆さんも参加して下さる。来るべき衆議院選挙での新党大地二議席確保と、小選挙区における民主党候補の必勝に向けて、全力を挙げて運動することを決議してくれる。有り難い限りである。力強い我が後援会女性部の応援に、勇気と元気を戴く。
 ここ網走管内は全国注目の選挙区であり、その期待に応える結果を出すべく、協力して参りたい。
 東京は桜も咲き、札幌も春近しの天気だったが、女満別空港、会場のサロマ湖鶴雅リゾートは雪が舞っていた。冷たい雪に当たりながら、北海道の経済状況の厳しさ、政治のなさを改めて痛感する。
 政治があったと言われる結果を必ず残したい。

「2009.3.28 網走管内女性の集い@」


「2009.3.28 網走管内女性の集いA」

2009年3月27日(金)

鈴 木 宗 男

 平田財務副大臣が株売買の自粛を定めた大臣規範に違反し、自身が保有する株を市場外取引で売却していたことにつき、昨日26日、責任をとる形で辞任した。総額6億1600万円、売却価格は市場価格の二倍近いという。
 監督官庁の立場にありながら、全くの論外なやり方である。先にもうろう会見で大臣が辞め、今度は副大臣の不祥事。真面目に働いている財務省職員のことを考えると、何とも悲しい限りである。
 読売新聞社・共同通信社が25日から26日にかけて行った世論調査の結果が出ている。


 小沢代表、民主党に対する支持は、意外と下がっていない。自民党支持も大きく増えていない。西松事件の今後の展開を待つしかない。
 この世論調査をみながら、一つ大きな懸念を持つ。それは、大久保秘書の起訴が決まった日の夜、小沢代表の記者会見があり、続投が決まったが、25日零時のテレビニュース、7時のトップニュースで「大久保秘書が東京地検特捜部の調べに対し、西松建設からの献金だと認識しており、収支報告書へのウソの記載を認める供述をしていることが関係者の取材でわかりました」と、報じられたことである。また新聞も、後追いで同じ様に書いてきた。
 これは事実ではない。私が関係者・弁護士さんに確認したところ、そういった事実はないとのことであった。
 この報道を受けて、民主党内に、更に国民からも「秘書が認めたのだから小沢代表も責任をとるべきだ」との声が良く聞かれた。事実でないことを聞いて人の立場を判断するのは間違っている。特に民主党の議員が、正しくない情報で右往左往うおうさおうしてはいけない。民主主義の危機と受け止め、逆に真相究明に向けて立ち上がる姿を見せなくてはいけない。
 私自身、国策捜査を受け、検察側の情報リークで追い込まれた経験を持つ者として、読者の皆さん、国民の皆さん、そして国会議員に言いたい。検察がリークする捜査情報は、メディアは裏付けが取れない。メディアはそれを信用して流すしかないのだ。それが必ずしも真実ではないということを考えなくてはいけない。
 国民に予断を与えるリーク、情報操作を検察はすべきではない。裁判員制度を5月に控えた今、意図的に世論を誘導するやり方は尚更あってはならない。是非ともお互い考えていこうではないか。
 夕方の便で千歳に飛び、苫小牧市で講演。西松事件での私の受け止め、考えを話す。一年に一回の定例的な講演だが、参加者の皆さんは良くわかってくれたと思う。

本日提出した質問主意書3件
bP72 1980年3月の「毒ウォッカ事件」に関連し現地視察をした当時の警察官僚に関する第3回質問主意書
bP73 前財務大臣のバチカン市国内における行状並びに同行者の対応等に関する第3回質問主意書
bP74 韓国慶尚北道教育庁による教科書「独島」の発刊に関する再質問主意書

本日受領した政府答弁書10件
bP50 十一年ぶりに釈放されたウイグル人留学生の安否等に関する質問主意書
bP51 西松建設による巨額献金事件に係る内閣総理大臣の認識に関する質問主意書
bP52 1980年3月の「毒ウォッカ事件」に関連し現地視察をした当時の警察官僚に関する再質問主意書
bP53 農林水産省職員によるヤミ専従問題に関する質問主意書
bP54 日本漢字能力検定協会に対する文部科学省の指導監督並びに一連の不祥事に係る同協会の説明等に関する質問主意書
bP55 本年三月七日の麻生太郎内閣総理大臣による沖縄県訪問に関する再質問主意書
bP56 前財務大臣のバチカン市国内における行状並びに同行者の対応等に関する再質問主意書
bP57 農林水産省職員によるヤミ専従問題に係る調査の組合側への事前通告に対する農林水産大臣及び同省事務次官の認識に関する質問主意書
bP58 1980年3月当時の在ソ連日本国大使館における大使館員の行動に係る内規等に関する再質問主意書
bP59 事務の内閣官房副長官の適性に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年3月26日(木)

鈴 木 宗 男

 春の選抜甲子園大会、残念なことに昨日北海道代表の鵡川高校は初戦敗退である。
 名将佐藤監督が率いる大型チームで、昨秋の明治神宮大会でも準決勝まで進み、大いに期待された今回の甲子園だが、一つ勝つことの重みを教えられたことだろう。ノーヒット・ノーラン、完全試合にならなかったことは救いであった。
 今日は沖縄興南も敗れ、北と南の代表が早々といなくなってしまった。郷土のチームがいなくなるのは残念な限りである。しかし、さわやかに一所懸命一個の白球に集中する高校球児の真剣な姿を、我々政治家はしっかり受け止め、政治が感動を与える社会にしなくてはいけないと、甲子園の熱戦を観ながらしみじみ思うものである。
 新聞には、農林水産省の課長が、同省職員によるヤミ専従疑惑を隠蔽いんぺいするため文書を改ざんしたとして更迭こうてつされたと出ている。国民の税金をもらっていながら働かない者を救うやり方はとんでもない。ここにも官僚政治のほころびが見えてくる。
 この件に関し、私は既に質問主意書を出しているが、これからも追及しなくてはいけない。
 夕刊に、西松建設が二階氏側に事務所を貸与していたと出ている。献金で家賃を補填ほてんしている形にしている様だが、これからどんな進展があるのか。西松献金事件の終息には、相当な時間がかかることだろう。
 一日議員会館で仕事。
 17時半から、超党派の議員の集まりである政治改革勉強会で、政治とカネをめぐる問題について、元特捜検事の郷原信郎弁護士を招いての勉強会に出席。郷原氏のわかりやすい西松事件の説明に、出席者は皆さん納得した様子だった。
 昨日のムネオ日記で郷原氏の談話を紹介しているが、同じ内容の話をされていた。郷原氏は「民主主義の危機」と言っていたが、その通りである。

本日提出した質問主意書3件
bP69 外務省についての各マスコミ報道に対する同省の対応に係る説明等に関する再質問主意書
bP70 jO務省における各種手当の変遷に関する質問主意書
bP71 千島列島を現在も管轄区域としている官公庁があることに対する外務省の見解に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年3月25日(水)

鈴 木 宗 男

 昨夜の小沢民主党代表の記者会見に注目した。
 淡々と、そしてこみ上げる思いから来るのか、時に涙しながら受け答えする姿に、小沢代表の胆力を見た。党内手続きをきちんと踏まえて代表続投が決まり、権力ときちんと相対していく姿勢は、必ずや時が評価してゆくであろう。
 大久保公設第一秘書の起訴を受け、今日の新聞報道を関心を持ってチェックしたが、検察不信、小沢代表の説明責任、それぞれの見方が載っていたと思う。その中に、今日の北海道新聞37面の、「民主主義の危機」という見出しの、元特捜検事の郷原信郎桐蔭横浜大法科大学院教授の話に関する記事がある。

 東京地検特捜部が強制捜査に乗り出した時、違法献金の額を考えると、逮捕までやるのか、と疑問を感じた。それでも常識的に考えて、逮捕する以上は、違法献金の奥に重大な疑惑が隠れているのだろうと、みていたが、実際はそうではないようだ。こんな捜査ではすべての政治家の摘発が可能になる。検察は今回の摘発の政治的影響を過小評価したのだろうが、まさに民主主義の危機だ。検察は説明責任を徹底的に果たすべきだ。

(3月25日北海道新聞朝刊37面)


 郷原氏は朝日新聞2面でも、記者会見で次の様に述べている。

 (今回の事件は)民主主義の根幹にかかわる事件で政治も大きくかかわる問題だ。検察は説明責任を果たしていない。公判で明らかにするというのであれば、(選挙に影響を及ぼさないように)遅くとも7月までに判決が出るようにすべきだ。

(3月25日朝日新聞朝刊2面)


 更に東京新聞26面にも談話を出している。

 一般の刑事事件については検察に説明責任はないが、今回のように政治的な影響が極めて大きく、捜査の適正さが疑われている事件では、検察が説明責任を果たすのが当然だ。ゼネコンからは、う回献金、下請け、取引先業者を使った献金などさまざまな方法で献金が行われていたが、収支報告書に資金の拠出者の記載が求められていない現状でそれらは違反にならない。検察がその気になれば解釈を変えられるとすると、あらゆる政治家を摘発できることになる。献金名義の政治団体が西松のダミーだというなら、献金を受け取っている政治家は報告書を訂正する必要があるし、政治資金のトンネルになっているだけの政治団体は無数にあるので収支報告書は虚偽だらけということになる。今回の起訴は、民主主義の根幹にかかわる問題をはらんでいる。

(3月25日東京新聞朝刊26面)


 同じく元東京地検特捜部長の宗像紀夫中央大法科大学院教授は、日本経済新聞38面で次の様に言っている。

 西松政治団体のダミー性が焦点
 西松建設が不正な政治献金システムを利用している実態をとらえて起訴したことは、検察が同種事案について厳しく法を適用する姿勢を示したものといえる。表に出ていない資金の流れなどについてさらに解明されるべきだ。
 公判では、西松建設がダミーとして使ったとされる政治団体の「ダミー性」と、大久保秘書がその団体に対して持っていた認識が焦点となる。ただ、この政治団体から寄付などを受けていた議員の関係団体はほかにも多数あり、自民党議員側などの捜査も遂げなければ実態を解明したことにはならないだろう。

(3月25日日本経済新聞朝刊38面)


 更に宗像氏は読売新聞38面でも、

 「特捜部は、従来の価値基準を変えて摘発した」
 「政治資金規正法上、最も悪質なのは、収支報告書に記載しないヤミ献金。今回は、献金自体は記載されており、透明化の義務はある程度果たされていた」
 「政治状況が緊迫する今、いきなり野党第一党の党首の秘書を逮捕したのは、やや乱暴だったのではないか」

(3月25日読売新聞朝刊38面)


 と批判し、疑問を投げかけている。
 一方、起訴した検察側は、国民に説明責任を果たしているだろうか。
 今日の朝日新聞2面には、

 司法記者クラブは起訴発表前の17日、東京地検に対し、事件の処分時にテレビカメラも入れた記者会見を開く様申し入れた。しかし、地検側は「拒否」「従来通り」だった。
 「国策捜査」などの批判が起こる中で、法務・検察内部でも、処分時の「特別な説明の必要性」を口にする幹部は少なからずいた。
 「事件の悪質性を国民にきちんと説明しなければおさまらない」

(3月25日朝日新聞2面)


 と書かれている。
 毎日新聞2面でも、社会部長小川一氏の「検察は説明責任果たせ」と、8段大見出しの署名記事がある。
 また、朝日新聞15面声欄には、秋田県の奈良昭夫さんによる「検察や警察はいつも正義か」という投書が掲載されている。

 元東京地検特捜部検事の堀田力氏(さわやか福祉財団理事長)が「私の視点」(20日)で、検察に説明責任がないと主張されていたが、これには驚いた。国家権力の横着さや尊大さが色濃くにじみ出ており、出自の血は否定できないものだと思った。
 そもそも検察や警察や私たち国民の税金を使って仕事をしている役所だ。その納税者に対して、仕事上の説明はしなくてよろしいというのは、非常に思い上がった態度だと思う。堀田氏には釈迦に説法だろうが、刑事捜査の原則は、あくまで「任意」である。逃亡・証拠隠滅などの恐れが強い場合に限り「逮捕」がある。
 今回の事件が何故いきなり逮捕なのか。また、同じケースがあるのに何故特定の人間なのか。更には多くの税金を費やして捜査する理由は何か、国民(納税者)にはそれを知る権利がある。
 事件をベールに包み世論を逮捕誘導して冤罪をつくった例は過去にいくらでもある。だから、私たちは、検察や警察が常に正義であるように監視の目を肥やさねばならない。

(3月25日朝日新聞朝刊15面「声」欄より)


 この様な国民の声が多くあることを検察はどう受け止めるか。
 5月から裁判員制度が始まる。樋渡利秋検事総長は、2月18日の合同会議で「検察自身も、国民により身近で開かれた存在に」、「捜査処理・公判遂行を丹念に説明することにより理解と信頼を獲得するよう努めてほしい」と言っている。
 東京地検は裁判員制度が始まる大事な時に、国民に予断を与える事情聴取のリーク、西松側の捜査状況等を流しているフシがある。進んで説明責任を果たすのが東京地検の立場ではないか。堂々とテレビカメラに向かってなぜ国民に説明しないのか。旧態依然の権力側の論理で済ませる時代ではない。意識改革があって然るべきではないか。
 昨日の昼はWBCでイチロー選手が話題を独占し、夜は政界の一郎が大きな関心を持たれ、まさにイチローデーだった。2人とも大変な存在感と、大変な仕事師であると感じる。当面は小沢代表の一挙手一投足に注目していきたい。
 「政治とカネ」について全国民は重大な関心を持っている。政治家、特に国会議員が進んで自浄能力を発揮しなくてはならない。企業献金、団体献金は即刻やめるべきである。
 自民党の細田幹事長はじめ各議員が小沢代表の政治献金問題に厳しいことを言っているが、それならば伺いたい。細田幹事長はじめ有力議員は、自らの政治資金団体を100%把握しているかと。100%正確に記載し、ちゃんとチェックしているかと。
 特に自民党の国民政治協会は、迂回献金の窓口となっているではないか。それは日歯の事件で明らかになっている。自分達が脱法行為とも取れるやり方をしておきながら、他人を批判するのはいただけない。
 検察も小沢代表の事務所を強制捜査したのだから、自民党、二階事務所も徹底的に調べたらどうか。その方が国民の理解を得られる検察になると思うのだが。
 国民の税金を政党助成金として年に320億円も遣い、更に税金のかからない企業献金、団体献金をもらえる仕組みは、政治家の特権である。その特権をなくすことが今求められている。
 麻生首相は、「企業献金が悪という議論にはくみしない」と悠長なことを言っている時ではない。トップリーダーが裂帛れっぱくの気合いで、禁止・廃止宣言をすれば、 国民は一番わかりやすい手法として、大きな理解を得て、喝采かっさいを受けることだろう。麻生首相の英断を待ちたい。


本日提出した質問主意書3件
bP66 北朝鮮による長距離弾道ミサイルの発射予告に対する政府の対応に関する再質問主意書
bP67 東京地方警察庁特別捜査部に関する再質問主意書
bP68 検察庁による刑事事件に関する情報のリーク等に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年3月24日(火)

鈴 木 宗 男

 朝6時から富山県高岡市倫理法人会モーニングセミナーで講演。熱心な会員が朝早くから参加して下さる。
 「私の生き方」というテーマで、「人生、失望、挫折はついて回る。生きていれば良いことがある。逆転もある。人生を諦めるな。正直に信念を持って生きろ」と、私の経験を踏まえながら話す。皆さん、真剣に耳を傾けてくれ、とても話しやすかった。昨夜の倫理法人会ナイトセミナーに続いての会合だった。
 倫理法人会は礼儀正しく、気持ちがよい。私自身、新鮮な気持ちになり、かつ勉強になる会である。
 WBC決勝戦、なんと今大会5回目の韓国との戦いである。これまで2勝2敗。まさに決着の時を迎えた。
 手に汗握る、世界一を決めるにふさわしい、延長戦にもつれる好ゲームだった。日本が5−3で勝ち、2大会連続の優勝である。
 前回は運が味方し、組み合わせに助けられた面があったが、今回は野球発祥の地・米国を破っての優勝であり、日本野球は名実共に世界一と言って良いだろう。侍ジャパンの勇姿に感動した。本当に良かった。
 午前中富山から帰り、本会議に出て、14時55分発で釧路に向かう。
 17時半から、あかん遊久の里鶴雅で一年に一回の、恒例の根室管内女性の集いに出席。熱心な我が後援会女性部の代表に囲まれ、意を強くする。
 産経新聞29面の「西松献金事件 小沢氏公設秘書きょう起訴」のページに、元東京地検特捜部長で、現中央大学法科大学院教授の宗像紀夫氏が、西松事件に関して他の政治家も調べるべきとしている記事がある。以下、全文を掲載したい。


<政治団体のダミー性焦点>

宗像紀夫
 元東京地検特捜部長・中央大学法科大学院教授


 政権交代の可能性もある次期衆院選を控えた状況下で、民主党の小沢一郎代表絡みの事件に着手することの是非は、事件捜査全体をみなければ判断できない。例えば、今やらなければ次の重大な事件捜査に支障が出るなどの理由があれば理解できる。しかし、秘書の政治資金規正法違反事件だけで終わってしまえば、この時点での着手の正当性を説明することは難しい。
 特捜部は今回、西松建設側がダミー団体を通じて提供した献金の実態が悪質なもの、つまり、公共工事の受注の謝礼であるという形で組み立てようとしているのではないか。
 ただ、今回の事件は微妙だ。特捜部が政治団体をダミーと見立てても、客観的に立証するのは容易ではないだろう。ダミーというのは西松側からの見方であり、小沢氏側は政治団体から合法的に受けたと主張するだろう。政治団体のダミー性と、その認識が立証の上で最大のポイントになる。
 捜査で疑問なのは、西松建設が2つの政治団体を通して小沢氏側の団体に献金しているが、ほかの政治家側にも同じことをやっており、小沢氏側だけの問題ではないこと。ほかの政治家の政治団体の関係者すべてを調べた上でないと結論は出せないはずだ。
 小沢氏については、一般論で言えば、今回の献金の仕組みを知っていて秘書に受けなさいと指示していれば共犯にもなるが、政治家は普通、そこまで把握していないだろう。今後の展開は大久保容疑者の再逮捕の有無が鍵になる。


 こうした見方が検察ОBにあるところが、西松事件で検察に対する様々な意見が出るゆえんである。
 そして東京地検は今日、小沢代表の公設第一秘書である大久保氏を政治資金規正法違反の容疑で起訴した。「単なる虚偽記載ならば逮捕しなくても良かったのではないか」といった声が数多く寄せられる。
 鳴り物入りで検察は大久保秘書を逮捕し、様々なリークとも思える西松側の情報を流し、世論形成を図ったが、世論は逆に検察の暴走を危惧するかの様に、さめた目で見ていたのではないか。
 今後検察がどう出るのか。どんな方向に西松事件が進むのか。二階経産大臣、尾見代議士にも捜査は及ぶのか。注意深く見ていきたい。
 娘が撮った22日の東京マラソンの写真を、22日付のムネオ日記に今日載せたので、是非ご覧戴きたい。

「2009.3.24 根室管内女性の集い」

「中標津の余興で皆さんが踊る」





本日提出した質問主意書3件
bP63 ロシア側からの出入国カード提出要求に対する外務省の対応等に関する再質問主意書
bP64 外務省職員が公務出張に際しての取得したマイレージの同省における取り扱いに関する質問主意書
bP65 月額約836万円の賃借料が発生している在ロシア日本国大使館の旧建物及び大使公邸に関する再質問主意書


本日受領した政府答弁書3件
bP43 アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会における議論等に関する質問主意書
bP44 東京地方警察庁特別捜査部に関する質問主意書
bP45 検察庁による刑事事件に関する情報のリーク等に関する質問主意書
bP46 北朝鮮による長距離弾道ミサイルの発射予告に対する政府の対応に関する質問主意書
bP47 ソマリア沖における海賊対策のための海上自衛隊による海上警備行動に係る法整備に対する麻生太郎内閣総理大臣の見解に関する質問主意書
bP48 両親が偽造パスポートで我が国に入国したフィリピン人一家に対する政府の対応に関する質問主意書
bP49 千島列島を現在も管轄区域としている官公庁があることに対する外務省の見解に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年3月23日(月)

鈴 木 宗 男

 東京マラソン3回連続出場について、沢山のFAX、電話を戴く。3万5千人が首都東京を走る東京マラソンの影響力は極めて大きいとつくづく感じる。
 スポーツ新聞も2紙ほど私を写真入りで報じており、「写真見ました。感動しました」、「娘さんとの笑顔がとっても良いです」と連絡が入る。健康であることに感謝しながら、平成15年10月、胃ガンの手術を受けた際、多くのガン患者さんから「ガンは怖くありません。お医者さんの言うとおり処方すれば良いのです」、中には「私は時間との闘いです。でもせっかく戴いた命、最後まで全うします」と言ったお便りを戴いたことを想い出す。私なりに、今もガンと向き合っている人に、これからもガン経験者として少しでも勇気や元気を与えていきたいと思う。
 朝刊を読む人は多いが、夕刊は見逃すことが多いのではないか。
 21日(土)の毎日新聞夕刊1面に、「‘09知りたい」というシリーズ物の記事がある。「西松献金事件 捜査大詰め 世論次第の『国策』批判」との見出しで、国策捜査について書いた物だ。

◇「政策一致型」

過去に広く「国策捜査」と受け止められたのは、破綻はたんした金融機関の旧経営陣に対する刑事責任の追及だ。多額の公的資金が投入され「国民の納得を得るには責任所在の明確化が不可欠」との考えが検察当局にもあった。
旧住宅金融専門会社(96年)や日本債券信用銀行(98年)、日本長期信用銀行(99年)などの事件では、いずれもトップが特捜部に逮捕された。このうち日債銀と長銀は、旧経営陣の責任追及をうたった金融再生法の適用事件だった。国の政策に基づく捜査という意味ならば「国策捜査」そのものと言える。


◇「世間一体型」

にわかに「国策捜査」が注目されるようになったのは、鈴木宗男衆院議員の「側近」で外務省休職中の佐藤優・元主任分析官の著書「国家の罠」(05年発刊)によるところが大きい。その中で、担当検事は「これは鈴木宗男を狙った国策捜査」と告げたとされる。当時の検察幹部によると、実際にこうしたやりとりがあったという。
鈴木議員は02年、いわゆるムネオハウス問題が浮上して証人喚問などで「疑惑のデパート」と呼ばれた。当時の検察幹部は「国会であれだけ騒ぎになって検察が知らないふりはできない」と振り返る。佐藤元分析官は国策捜査を「国家が『自己保存の本能』に基づいて(中略)初めから特定の人物を断罪することを想定した上で捜査が始まる」と定義。世論が解明を求めた鈴木議員への捜査を、検事たちも「国策」的だと認識したようだ。


◇「単騎独行型」

政官財界の要人を標的とし、人員的な制約から「一罰百戒」にならざるを得ない特捜部の捜査は「恣意しい的」との批判と常に隣り合わせだ。最近の「国策捜査」との指摘は、「世論の支持」が盛り上がらずに捜査が「単騎独行」の様相を見せた場合に現れるようだ。
典型的なのはライブドア事件(06年)。一部識者や堀江貴文元社長は「国策捜査で狙い撃ちされた」と検察批判を繰り返した。けれども判決は1、2審とも「不自然、不合理な弁解に終始し、反省の情はまったく認められない」と一蹴いっしゅうした。
「国策捜査」という言葉に、郷原氏は「その都度、意味するものは違うが、検察の捜査に対する不信がこめられている」と見る。

(3月21日毎日新聞夕刊1面)


 とても考えさせられる記事である。
 検察とて神様ではない。権力を背景に暴走すると恐ろしい。
 私自身、「ムネオハウス」、「北方四島での三井物産によるディーゼル発電所問題」、「アフリカODA問題」と騒がれたが、検察は何も事件に出来なかった。「何かしなければと」、まさに世論に押されて「やまりん事件」を作り上げた。
 現に私を取り調べた検事は、「世論に押されてやりましたが、世論に出ていたもので、事件になるものは何もなかった」と話していたことを、今でも良く覚えている。
 平成10年8月、内閣官房副長官のお祝いとして、政治資金規正法の枠内で献金を戴き、しかも領収書も切り、おまけに年内に全てを返しているのにも関わらず、4年も経ってからの平成14年6月、斡旋収賄事件をつくられた。毎日新聞記事の中にもある「世間一体型」の典型ではないのか。
 今回の西松事件を機に、検察のあるべき姿を政治家は真剣に考えなくてはならない。「明日は我が身」であることを、十分認識するべきである。正直者がバカを見ないためにも。更には、額に汗して頑張っている者が正しい評価を受けるためにも。
 昼、富山県高岡市に行き、私の後援者との会合。この後援会会合も、その後の倫理法人会ナイトセミナー、明朝6時からの倫理法人会モーニングセミナーも、2人の私の元秘書とのつながりから開かれるものである。変わらない人間関係に感謝の気持ちで一杯だ。

本日提出した質問主意書3件
bP60 我が国の刑事訴訟に係る手続きについて述べた財務大臣の発言等に関する質問主意書
bP61 いわゆる「国策捜査」に対する森英介法務大臣の見解に関する質問主意書
bP62 経済危機克服のための有識者会合において株式取引を「怪しい」と述べた麻生太郎内閣総理大臣の発言に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年3月22日(日)

鈴 木 宗 男

 西松献金事件で逮捕された大久保容疑者について、「前任者も談合関与か」と報道されているが(東京新聞1面)、私が以前から指摘している様に、大久保秘書の前任者である高橋嘉信元秘書が西松建設との献金枠組みをつくり、更に仕事にも関係していたと言われている。大久保氏は単に引き継ぎをしたに過ぎないと、もっぱらの話である。
 この高橋嘉信氏が岩手県自民党第四選挙区支部長であり、次期衆議院選挙での立候補予定者である。小沢代表の秘書をし、小沢代表のおかげで国会議員にもなれた男が、今度は自民党の候補者として小沢代表の出ている選挙区で争うというのは、尋常ではない。
 この高橋氏が何を、どんなことを話しているのか。検察が間違った情報で動いたとしたら、とんでもないことである。報道では「元秘書」となっているが、それは紛れもなく高橋嘉信氏である。それなのになぜ名前を出さないのか。この点も不可解である。
 元秘書は「献金の仕組みづくりや検察に関わったことはない」と言っているが、これが正直な答えだとは考えにくい。高橋氏が上申書を出したという話も伝わってくる。
 この高橋氏が何をしていたのかが明らかになれば、西松献金事件もすっきりすることだろう。高橋氏の背後関係も明らかになれば、もっとわかりやすくなるだろう。
 毎日新聞29面に「『西松』献金 総選挙前の立件 検察OBも『なぜ?』 以前は影響に配慮 『金額も軽微』指摘」という見出し記事に目がとまる。

■時期
 「単純に考えて時期は最悪だ」。ある元検察幹部は漏らす。政治的な動きだと民主党サイドが反発している点についても「10人中9人がそう思うだろう」と捜査に手厳しい。

(中略)

■容疑
 「総額が2100万円で、しかもすべて表の寄付。その名義を偽った疑いがあるというだけの今回の事件は、規模、様態とも極めて軽微であることは否定できない」。元特捜部検事の郷原信郎・桐蔭横浜大法科大学院教授はそう指摘する。
 04年に発覚した日本歯科医師連盟を巡る政治資金規正法違反事件で、特捜部は1億円の裏献金を受領した自民党旧橋本派(平成研究会)の会長代理だった村岡兼造元官房長官を政治資金規正法違反で在宅起訴した(有罪確定)。しかし、党の政治資金団体・国民政治協会を経由して3000万円を迂回うかい献金されながら収支報告書に記載しなかったとして検察審査会で「起訴相当」とされた山崎拓元副総裁は不起訴とした。

(3月22日毎日新聞29面)


 読者の皆さんもこうした記事を読んで、今回の西松献金事件を冷静に判断してほしい。権力の暴走は恐ろしい。その権力の暴走を止めるのは国民であり、国民が選んだ国会議員が果たす役割は重いということを改めて考えて戴きたい。
 東京マラソン2009が開かれ、私は3回連続出場した。一昨年は4時間7分40秒、昨年は3時間57分50秒、今年は3時間49分2秒と、二年連続でサブフォーである。
 今日の天気は薄曇りで、後半は強い向かい風に遭いながらのコンディションでありながら、このタイムを出せたのは、61歳にしては上出来である。娘が朝からサポートしてくれ、助かった。
 東国原宮崎県知事が昨日の「そのまんま日記」で次の様に書いている。

明日は東京マラソンである。去年ご一緒させて頂いた鈴木宗男氏は僕より10歳くらい年上なのに、本当に元気である。その頑張りには感服する。

(中略)

 明日、会えるかどうか分からないが、取りあえず、去年の鈴木氏の記録3時間50分くらい)以内が目標である。

 さすがに東国原知事は、昨年より一時間近く縮めて、3時間42分51秒で完走された。私より10歳位若いが、知事という激務の中でしっかりトレーニングをし、結果を出している。来年は私が東国原知事の記録を目標にする番である。
 ラップを見ると、ハーフまでは私が5分ほど先行していたが、後半は引き離されてしまった。やはり走り込み不足であった。この点を考えながら、来年に備えたい。
 東京オリンピック招致を兼ねた大イベントであり、私も招致を盛り上げたいと考え、参加しているが、今回も多くのボランティア、関係者のお陰で気持ちよく走ることができた。心から感謝したい。
 また私としては、胃ガンを経験した者として、ガンと闘っている人達に少しでも元気や勇気を与えたいとの思いから走っている。これからもこの思いを大事にして、私は頑張っていきたい。

 

 

2009年3月21日(土)

鈴 木 宗 男

 連日政治資金の話で恐縮だが、昨日、民主党の前原誠司副代表が「企業献金が悪で個人献金が良いんだという議論は若干歪んでいる。思いを込めたお金は企業だって個人だって同じだ」と述べている(読売新聞4面より)。
 「思いを込めたお金は企業だって個人だって同じだ」と言うが、企業は政党を超えて何人もの政治家に献金をしている例が多い。特に大企業、上場企業は、「思いを込めて」と言うよりも、「保険をかけている」と言っても良いだろう。
 今回の西松事件から、企業献金が誤解を招きやすく、時として透明性に欠けるものであることが改めてわかった。また、企業から献金を戴き、企業側がなにがしかの思い、期待感を持ったとしても、献金を受ける側としては困ることである。こうしたことを総合的に判断すると、企業献金はやはりやめた方が良いと私は考える。
 そうすると個人献金も同じでないかという議論も出てくると思う。しかし、個人に対して何の便宜供与をすることが出来るだろうか。個人は、政治家の人間性、思想信条、理想、将来性等を考えて、好きな政治家に献金している。
 アメリカの大統領選挙では、個人の資格で子供達までが5ドル、10ドルを献金し、自分の夢、思いを持って政治参加している。献金を押しつけたり、献金を無心するという姿ではなく、日本も幅広く、自主的に献金をして戴ける様に、政治家一人一人が努力して行かなければならない。献金をもらえる仕組み、制度に甘えてきたことを、お互い反省するべきではないか。
 今の仕組み、制度では、迂回献金も出来る様になっている。団体献金も禁止しなくてはいけない。日本歯科医師政治連盟事件を政治家は忘れてしまったのか。
 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ではいけない。お互い謙虚に(えり)を正していきたいものだ。
 今日から甲子園で選抜高校野球大会が開催した。まさに春到来である。
 さわやかなすがすがしい顔をした球児の入場行進に感激する。特に、北海道代表の鵡川高校が堂々と胸を張って行進していたのが印象深い。
 今、政治に感動や感激があるだろうか。一球にかける高校野球の真剣み、緊張感を、政治家は学ぶべきである。
 頑張れば、努力すれば敗者復活も出来る、生きていれば良いことがある、逆転もある。正直に生きていけば、いつか誰かがわかってくれる。天国と地獄を経験した者として、私はこう信じている。失望や挫折を経験した人に、私は少しでも勇気や励み、元気を与えていきたいと思う。
 東京マラソンのコースを下見しながら、明日の準備をする。
 出場のハードルはまだ残っているが、最善を尽くすしかない。

2009年3月20日(金)

鈴 木 宗 男

 小沢代表の企業献金、団体献金全面禁止発言が大きな波紋を呼んでいる。これだけでも小沢発言がインパクトのあるもので、かつ、タイムリーな話であったと考える。
 町村信孝代議士が派閥の総会で「法を犯したかもしれない人が『企業・団体献金をやめてしまえ』と言うのは、まさに『盗人たけだけしい』という話だ」と語っているが、企業献金、団体献金をやめるという考えは正しい方向ではないのか。
 早速、「『盗人たけだけしい』というのなら、町村さん、あなたは100%政治資金規正法を守ってきましたか」と尋ねて戴きたい」という話が飛び込んでくる。「町村さん、全て届け出していますか」といった声も寄せられた。
 私も中川一郎先生の秘書時代、町村さんが役人を辞めて衆議院に立候補した時、物心両面で色々応援させてもらった。その時の政治資金を町村さんはきちんと届け出していたかどうか。私は鮮明に覚えている。
 人間、神様ではない。「町村先生に伝えて下さい。お金だけが倫理ではありません。外国での行状も入りますよ」「『自分だけはきれいです。他の人はきたないです』という感覚も官僚出身の感覚では」といった電話も入ってくる。
 山崎拓代議士は、日米安保は第七艦隊だけで良いと言ったのと同じくらいの暴言であると吐き捨てたと報道されている。「山崎さんには言われたくない」「政治家はお金もきちんとしなければいけませんが、倫理も大事です」と言った電話も入ってくる。
 町村さんも山崎さんも考えてほしい。企業献金、団体献金があった方がいいか、ない方がいいかと言うと、国民はない方が良いと思っている。政治家の都合で出来た制度、仕組みではないのか。
 自民党の場合、国民政治協会が企業・団体からの迂回献金の受け皿になっているではないか。
 ブーメランを投げる様なこの種の発言は有り難い限りで、大歓迎である。自分に戻ってくることを計算しておいた方が良い。
 公共事業受注会社からの献金はやめるべきだとの話もあるが、企業をどこで線を引くかは難しい。租税特別措置法で守られている関連業種、税制に絡んで繰り広げられる各種団体からの要望や陳情等、全てお金に関わっている。税制論議で各団体からの話を受けて発言する議員は、その団体・企業から献金、パーティー券購入を受けている。だから区別はできない。全ての企業・団体献金は禁止とした方が、公平、公正なのである。
 個人献金だけでやっていけるのかという声があるが、やっていける。
 私は一人政党で政党助成金ももらえず、政党要件に当てはまらないので企業献金も受けられない。個人献金とパーティー収入で私の政治活動、新党大地の活動をしている。大変厳しいが、後援会、仲間に支えられ、私は個人献金とパーティーで7年、歯を食いしばってやってきた。
 私の例からも、企業・団体献金をもらわなくてもやっていけるのである。政治家個々人が努力しなくてはいけない。同時に、浄財を出してもらえる努力と、政治家としての魅力を示していかなくてはならない。汗もかかないで濡れ手に粟式に政治資金を戴くことは、お互い見直していこうではないか。国会議員等しく、今までの甘えの構造から脱却する意識改革をしていこうではないか。

2009年3月19日(木)

鈴 木 宗 男

 民主党の小沢代表はおとといの記者会見で、企業献金、団体献金の禁止を述べたが、昨日小沢代表は鳩山由紀夫幹事長に対し、全面禁止を検討する様、指示を出した。
 小沢代表は鳩山幹事長に「こういう時はできるだけわかりやすくやらないと駄目だ」と言い、更に「各企業、業種はみんな政治団体を持っているから、企業及び団体献金の全面的禁止以外に実効が上がらない」と記者団に話している。小沢代表の素早い決断を評価したい。
 それに引き替え麻生首相は「企業献金は悪という考えにはくみしない。企業献金が悪という前提に立つことはない」と記者団に述べているが、「企業献金が悪」であるとは誰も言っていない。
 政党助成金の制度を作る際、いずれ企業献金、団体献金は廃止する、そこで国民の皆様の理解を得るという考えだった。それが延び延びになって今日(こんにち)に至っている。小沢代表の判断が時機を得たものであることは言うまでもない。
 私は個人献金とパーティーのみにし、企業献金、団体献金、政党助成金反対を主張していく。
 先週火曜日のムネオ日記で触れたが、漆間巌内閣官房副長官が3月5日夜、記者団とのオフレコ会談において、西松献金事件に関し「自民党は立件できない」等と述べたことが問題になったことについて、10日火曜日に提出した質問主意書の答弁が本日閣議決定された。以下、その内容を皆様にお知らせしたい(質問の内容は10日のムネオ日記をご覧下さい)。

1980年3月当時の在ソ連日本国大使館における大使館員の行動に係る内規等に関する質問」に対する答弁書(内閣衆質171第200号)

1から7までについて
 お尋ねについては、当時の記録が残っておらず、お答えすることは困難である。

「事務担当の内閣官房副長官の適性に関する質問」に対する答弁書(内閣衆質171第201号)

1について
 内閣法(昭和二十二年法律第五号)第十四条第三項は、「内閣官房副長官は、内閣官房長官の職務を助け、命を受けて内閣官房の事務をつかさどり、及びあらかじめ内閣官房長官の定めるところにより内閣官房長官不在の場合その職務を代行する。」と規定しており、内閣官房副長官にはそのために必要な適性が求められると考えている。
2について
 「正直」の定義については、例えば、いつわりのないこと、また、率直なこと(出典 広辞苑)とされていると承知している。
3について
 一般に、内閣官房副長官は誠実であることが求められるものと考えている。
4及び6について
 「記憶力の良さ」の意味するところが明らかでないため、お答えすることは困難である。
5について
 漆間巌内閣官房副長官は、本年三月九日の参議院予算委員会及び総理大臣官邸における記者会見において、御指摘の「新聞報道」については、個人的な経験及び識見に基づいて、あくまで一般論として違法性の認識の立証がいかに難しいか等を述べたものであり、特定の政党や議員への捜査の帰趨等、検察による捜査の中立性あるいは公平性を否定するような発言はしていないと考えていた旨を説明した上で、本人の真意が伝わらない形で報道され、多くの皆様に御迷惑をかけたことについて陳謝したと承知している。

 どちらも逃げの、はぐらかしの答弁である。
 外務省の内規に関する記録が全く残っていないとは考えられないし、仮に記録がないのなら、ソ連時代、モスクワの大使館に勤務した経験がある、原田親仁前外務省欧州局長(現在中国特命全権公使)はじめ外務省幹部に話を聞いて事実関係を確認すれば良いだけの話である。『ドキュメント秘匿捜査』の本にある記述が事実ならば、それは当時一等書記官であった漆間副長官が、内規に違反する行動をとっていたことになる。
 また、漆間氏が9日の参議院予算委員会において「記憶がない」と述べたことは、常識的に考えても、正直な話ではない。新聞各紙はじめ全ての報道機関が、漆間氏が「自民党」という個別具体名を挙げていると報じているのだ。今日の答弁書は「本人の真意が伝わらない形で報道された」としているが、報道機関にとっては、漆間氏の言いがかりとしか映らない。
 仮に、わずか4日前のことを忘れてしまい、本当に覚えていなかったのなら、それは記憶力の観点から、官僚機構のトップたる事務担当の内閣官房副長官の適性として大きな疑問符がつく。
 本日早速再質問を提出した。その内容を今回もお知らせしたい。

質問158 1980年3月当時の在ソ連日本国大使館における大使館員の行動に係る内規等に関する再質問主意書

前回質問主意書における質問に対して、「前回答弁書」(内閣衆質171第200号)では「お尋ねについては、当時の記録が残っておらず、お答えすることは困難である。」との答弁のみがなされている。右を踏まえ、再質問する。

1.一般に、外務省における内規に関する書類は、当該内規が廃止された後何年間保管されるか。
2.前回質問主意書で、1980年当時、在ソ連日本国大使館(以下、「大使館」という。)においては、大使館員がソ連国内を行動する際は、単独ではなく必ず2人以上で行動する様義務付ける内規(以下、「内規」という。)があったと承知するが、「内規」はいつからいつまで存在したか、「内規」に違反した者に対する罰則は、当時設けられていたかと問うたところ、前文で挙げた答弁がなされているが、右は「内規」を記録した書類が一切残されていないということか。
3.原田親仁在中国特命全権公使は、かつてソ連邦崩壊以前に「大使館」に勤務していたと承知するが、原田公使の他に、かつて「大使館」に勤務した経験がある外務省幹部は誰か、その者の現在の官職氏名を全て挙げられたい。
4.3.の外務省幹部は「内規」の存在を記憶していると思料するが、それぞれに直接確認をした上で答弁を求める。
5.前回質問主意書で、現在内閣官房副長官の任に就いている漆間巌氏はかつて一等書記官として「大使館」に赴任していた時期に、当時の漆間一等書記官に対しても「内規」は適用されていたかと問うたところ、前文で挙げた答弁がなされているが、当方の問いに関し、外務省は漆間副長官本人に直接確認を取っているか。
6.5.で、取っていないのなら、それはなぜか。
7.1980年3月、「大使館」の防衛駐在官であった平野浤治氏らが、グルジアの首都トビリシを視察中にレストランで食事した際、毒を盛られたウォッカを飲まされ、めまいや吐き気、背中の激しい痛み等、毒物中毒の症状に襲われるという事件(以下、「毒ウォッカ事件」という。)が起きた。本年1月30日、講談社より発行された『ドキュメント秘匿捜査』という著書(以下、「著書」という。)の71頁に「漆間は赴任後、早速トビリシに行き、『毒ウォッカ事件』の現場を視察している。スターリンの出生地であるゴリを見て歩いたあと、漆間は事件の舞台となったレストランバーに、客を装って入ったのである。」、73頁に「のちに警察組織のトップに立つ漆間は、警察官として単身、体を張って現場を視察したわけだが、平野の吐瀉物の鑑定が不可能だったこともあり、事件の真相は謎のままである。」との記述があるが、前回質問主意書で、右記述は事実を反映しているか、漆間副長官が「毒ウォッカ事件」の調査のため、単身で事件の現場に足を運んだというのは事実かと問うたところ、前文における答弁がなされている。右の当方の問いに対し、外務省は漆間副長官本人に直接確認を取っているか。
8.7.で、取っていないのならば、それはなぜか。
9.漆間副長官は、「内規」の存在を記憶しているか。
10.漆間副長官は、「著書」の71頁と73頁に記述されている様に、「毒ウォッカ事件」の調査のため、単身で事件の現場に足を運んだことを記憶しているか。
11.9.と10.で、漆間副長官が「内規」の存在並びに「著書」にある様に「毒ウォッカ事件」の調査のため、単身で事件の現場に足を運んだことを記憶しているのなら、それは当時として「内規」に違反する行動をとったことになると考えるが、漆間副長官は、当時その様な認識を有していたか。確認を求める。

質問159 事務担当の内閣官房副長官の適性に関する再質問主意書

「前回答弁書」(内閣衆質171第201号)を踏まえ、再質問する。

1.前回質問主意書で、事務担当の内閣官房副長官の適性に、記憶力の良さは求められるかと問うたところ、「前回答弁書」では「『記憶力の良さ』の意味するところが明らかではないため、お答えすることは困難である。」との答弁がなされている。例えば昨年1月11日に閣議決定された政府答弁書(内閣衆質168第351号)では、記憶力の定義について「記憶力とは、一般に、物事を忘れずに覚えている能力を意味するものと承知している。外務省としては、記憶力は、外務省職員に求められる資質や能力の一つであると考えている」との答弁がなされているが、当方が問うた「記憶力の良さ」とは、右答弁にある「物事を忘れずに覚えている能力」が優れていることを示すものである。外務省職員に求められる資質や能力の一つであるのと同様に、事務担当の内閣官房副長官の適性に、物事を忘れずに覚えている能力を有していること、そしてその能力が優れていることは求められるか。
2.「前回答弁書」では、正直の定義について「例えば、いつわりのないこと、また、率直なこと(出典 広辞苑)とされていると承知している。」との答弁がなされている。前回質問主意書で、事務担当の内閣官房副長官の適性に、正直であることは求められるかと問うたところ、「前回答弁書」では「一般に、内閣官房副長官は誠実であることが求められるものと考えている。」との答弁がなされているが、右答弁にある誠実と、「前回答弁書」で定義付けがなされている正直の意味はどの様に異なるか。
3.事務担当の内閣官房副長官の適性に、正直であることは求められるか。再度質問する。
4.本年3月3日、民主党小沢一郎代表が政治資金規正法に違反する形で西松建設より献金を受けていたとして、小沢代表の資金管理団体の会計責任者である公設第一秘書が逮捕された。同月6日付の新聞等が、ある政府高官が右の事件(以下、「献金事件」という。)に関し、「自民党に及ぶことは絶対にない。請求書のようなものがあれば別だが、金額が違う。立件はない」との旨述べたと報じたこと(以下、「新聞報道」という。)が話題になったが、右の政府高官は漆間副長官であることが既に明らかになっている。同月9日の参議院予算委員会において、漆間副長官は、自身が「新聞報道」にある様な、「献金事件」の捜査が自民党側に及ぶことはないとの発言をしたことは記憶にない旨述べているが、本年3月9日付朝日新聞夕刊1面には、「自民党側は立件できないと思う」(朝日新聞)、「自民党の方にまで波及する可能性はないと思う」(読売新聞)、「この件で(東京地検が)自民党の方までやることはないと思う」(毎日新聞)、「自民党に及ぶことは絶対ない」(日本経済新聞)、「自民党議員に波及する可能性はないと思う」(共同通信)と、「新聞報道」の具体例が挙げられており、それぞれ表現の違いはあるが、全て漆間副長官が「献金事件」に関して、自民党という具体的な政党名を挙げ、コメントしていることが報じられている。また、同月10日付読売新聞4面には、
 懇談で私(TBS記者)が「自民党の議員にも(捜査は)及ぶことはないか」と聞いた。それに答えた記憶は。
 「直接、政党名を挙げて聞かれた記憶がない。」
と、同月9日の漆間副長官の記者会見における記者とのやり取りの詳細が報じられている。前回質問主意書で、この様に、漆間副長官が「献金事件」に関して自民党という具体的な政党名を挙げてコメントしたと明確に述べる意見が多数あるが、それでも「新聞報道」にある「献金事件」に関する自身のコメントについて「記憶にない」とする漆間副長官の発言は、正直なものであると政府は認識しているかと問うたところ、「前回答弁書」では「漆間巌内閣官房副長官は、本年三月九日の参議院予算委員会及び総理大臣官邸における記者会見において、御指摘の『新聞報道』については、個人的な経験及び識見に基づいて、あくまで一般論として違法性の認識の立証がいかに難しいか等を述べたものであり、特定の政党や議員への捜査の帰趨等、検察による捜査の中立性あるいは公平性を否定するような発言はしていないと考えていた旨を説明した上で、本人の真意が伝わらない形で報道され、多くの皆様に御迷惑をかけたことについて陳謝したと承知している。」との答弁がなされている。漆間副長官としては、「新聞報道」にある「献金事件」についてのコメントは、自身の真意が伝わらない形で報道されたものであるとしているが、では今回その様な形で「新聞報道」がなされたのは、故意か偶然かは別として、右で挙げた新聞等の各報道機関が漆間副長官の真意を取り違えたことが原因であるのか。政府の見解如何。
5.4.で挙げた新聞等の各報道機関は、そろって漆間副長官が自民党という具体的な政党名に触れたことを報じている。漆間副長官が記憶していないだけであって、漆間副長官が本年3月5日夜のオフレコ会談において、自民党という具体的政党名を挙げたことは事実であると考えるが、政府の見解如何。
6.4.の答弁にもあるが、わずか4日前の出来事を「記憶にない」とすることは、1.で挙げた「物事を忘れずに覚えている能力」の有無の観点から、事務担当の内閣官房副長官の適性にかなうか。政府の見解を再度問う。
7.潔さの定義如何。
8.事務担当の内閣官房副長官に求められる適性に、潔さは求められるか。
9.4.の答弁にある様に、漆間副長官として「多くの皆様にご迷惑をかけた」と認識しているのなら、潔く内閣官房副長官の職を辞する等、明確な責任を取るべきであると考えるが、政府の見解如何。


 どちらも答弁は再来週火曜日31日に出る予定である。どの様な答弁が来るのか楽しみに待ちたい。

本日提出した質問主意書4件
bP56 前財務大臣のバチカン市国内における行状並びに同行者の対応等に関する再質問主意書
bP57 農林水産省職員によるヤミ専従問題に係る調査の組合側への事前通告に対する農林水産大臣及び同省事務次官の認識に関する質問主意書
bP58 1980年3月当時の在ソ連日本国大使館における大使館員の行動に係る内規等に関する再質問主意書
bP59 事務の内閣官房副長官の適性に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年3月18日(水)

鈴 木 宗 男

 小沢一郎民主党代表は昨日の記者会見で「今度の問題を教訓とするなら、全企業、団体献金を禁止するならいいのではないか」と述べている。タイムリーでわかりやすい話である。
 私も以前から企業献金、団体献金を廃止し、個人献金、政治資金パーティーのみに絞るべきであると主張してきた。あわせて、私は政党助成金も廃止すべきであると主張している。
 国家財政が大変だという時、320億円の国民の血税を国会議員が使うのは、一種の特権意識である。民主主義にコストがかかると言うのなら、税金のかからない個人献金、パーティー収入でまかなうべきである。
 政治資金には税金がかからない。政治家が国民の税金を()れ手に(あわ)のごとくもらうのは、甘え以外の何物でもない。政党助成金をスタートする時、いずれ企業献金、団体献金は廃止をするという流れでありながら今日(こんにち)に至っている。国民にわかりやすく、かつ理解される仕組みにすることが、政治をより身近なものにする。
 国会議員一人一人自浄能力を発揮することが、今、求められている。私は企業献金、団体献金、政党助成金の廃止を強く訴えていく。
 一日議員会館で仕事をする。マスコミ関係者が何人か尋ねてくるが、皆西松事件のことばかりである。
 「なぜこの時期に」「どうして十分な事情聴取もせず、即逮捕だったのでしょうか」「政治資金規正法だけなら逮捕しなくても捜査できたのでは」「権力側の国策捜査なんでしょうか」等々、聞かれる。
 24日、検察はどの様な判断を下すのか、注目したい。
 14時半から朝日ニュースター「武田鉄矢の週刊鉄学」にゲストとして出演。“特集 今敢えて語る「政治とカネ」@国策捜査とは?A政治家と検察B「カネのかからない政治」とは?”について、忌憚(きたん)のない話をさせてもらった。3月22日日曜日、11時から12時までの放送である。
 今日の東京は春到来と言った良い天気だった。この天気の様に、政治も明るく行きたいものである。
 それには解散総選挙を断行することが一番だと思うのは、私一人だけだろうか。

本日提出した質問主意書3件
bP53 農林水産省職員によるヤミ専従問題に関する質問主意書
bP54 日本漢字能力検定協会に対する文部科学省の指導監督並びに一連の不祥事に係る同協会の説明等に関する質問主意書
bP55 本年3月7日の麻生太郎内閣総理大臣による沖縄県訪問に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年3月17日(火)

鈴 木 宗 男

 昨日スペースシャトル「ディスカバリー」が打ち上げられ、3ヶ月間宇宙に滞在する若田光一さんが乗り込んでいる。テレビから見る「ディスカバリー」に乗り込む若田さんのはち切れる様な、何とも言えないさわやかな笑顔が印象に残る。
 これまで重ねてきた訓練、努力が自信を持たせているのか。素晴らしい笑顔に感激した。
 それと比べ、参議院予算委員会での麻生首相始め、閣僚の顔の暗いこと。特に二階経産大臣は精彩がない。若田さんと比較して、あまりにも大きな差に唖然あぜんとする。
 昔から「笑う門には福来たる」と言われる。政治家の中で「俺が政治を担っているんだ」という自信と責任感を持ってその任に当たっている人間が何人いるか。暗い顔の閣僚席を見ながら、私は信念を持って明るく生きていくと誓うものである。
 平成21年度予算が成立していないうちから、政府・与党で補正予算や追加経済対策の話が出てくる。麻生首相は「政局より景気だ」と言い、第一次補正を一段ロケット、第二次補正を二段ロケット、そして本予算を三段ロケットとし、スピード感が大事だと言ってきた。
 今の段階では、この三段ロケットで良いのではないか。夏以降の経済状況を見て補正を考えるのが筋ではないのか。政権維持、延命のため、次から次へと何かを持ち出していると受け止めるのは間違いだろうか。
 首相の発言は重い。約束は守ることが一番である。第一次補正を昨年内に提出し、成立させると言いながら、年明けになってしまった。スピード感が必要だと言いながら後手に回ってしまった。
 今はじっくり腰を据えて将来を見据えた戦略を考えるべきだ。何よりも国民の思い、最大公約数を得て、政策実行するべきだ。そのためには解散総選挙をして国民に信を問うことである。
 景気回復に与党も野党もない。本予算関連法案を速やかに成立させて解散総選挙に打って出ることが一番の景気回復、政治の信頼回復に繋がると、私は一貫して主張してきた。
 麻生首相よ、あなたが「今の状況は尋常ではありません。日本経済再建と政治の信頼回復のため、国民の判断を戴きたいと思います。ついては、是非とも予算案、関連法案を一日も早く成立させて戴きたい。そこで解散総選挙を致します」と発言すれば良いのだ。麻生首相の国益を考えての英断を待ちたい。
 16日の参議院予算委員会で麻生首相は、小沢代表の公設第一秘書が逮捕されたことについて「明らかに違法であったが故に逮捕ということになった」と答弁している。まだ起訴もされておらず、捜査が行われている段階で、なぜこうした答弁が出るのか。
 社民党の福島党首が「判決が確定するまで無罪の推定があるのは当然のことだ」と批判したが、その通りである。殺人事件や凶悪事件と違い、西松の事件は解釈の問題による事件である。首相としての基礎体力が問われる様な、また、検察と連携していると思われる様な誤解を招く答弁はすべきでない。だから国策捜査と言われるのだ。「捜査の進捗を待ちたい」で良いのである。
 今日の毎日新聞朝刊に、「西松元幹部 『横やりを恐れ献金』 公共事業受注 小沢氏側へ年2500万円」という見出しの記事があるが、興味深い。西松側がそんな考えで献金をしていたとしても、それは西松側の判断、認識であり、小沢代表が記者会見で「私や秘書が相手方に便宜を供与したとか、何らかの利益を与える行為をしていたという事実はない」と話しているのは納得できる。
 大久保公設第一秘書の前任者である高橋嘉信さんという人が、小沢代表の秘書時代に西松との間で献金の枠組みをつくったと言われている。また、仕事にも口を挟み、ゼネコン側と接触していたと地元は勿論、東京でも良く耳にしたことがある。この高橋氏が、岩手県第四小選挙区支部の自民党支部長であり、次期選挙に自民党から出馬する予定の人である。
 小沢代表の出ている選挙区にかつての秘書が殴り込みをかけ、しかも自民党から出るという構図を見る時、読者の皆さんはどう受け止めるだろうか。間違った情報で権力側が動いていたとすれば、とんでもないことである。
 是非ともこの高橋氏が献金の枠組みや西松の仕事にどう関与したのか明らかにしてほしいものだ。一番国民にわかりやすい説明になると思うのだが。「高橋嘉信氏よ、いざご登壇とうだんあれ!」と願ってやまない。
 昨夜最終便で千歳に飛び、3時間かけて帯広に向かう。
 今朝9時から大変お世話になった十勝管内更別村の初代後援会長だった中山正一さんの告別式に参列。心からのご冥福をお祈りする。
 10時15分帯広発で上京。
 13時から本会議。東京オリンピック招致決議がなされる。
 3月22日の第3回東京マラソンも、東京オリンピック招致のための大イベントと考え、私も少しでも貢献しようと、第1回、2回と出場した。
 今年もエントリーしているが、今回も昨年に続いて参加するために越えなければいけないハードルが一つ、二つ出てきた。何とも頭の痛いところである。

本日提出した質問主意書3件
bP50 十一年ぶりに釈放されたウイグル人留学生の安否等に関する質問主意書
bP51 西松建設による巨額献金事件に係る内閣総理大臣の認識に関する質問主意書
bP52 1980年3月の「毒ウォッカ事件」に関連し現地視察をした当時の警察官僚に関する再再質問主意書

本日受領した政府答弁書6件
bP28 西松建設による巨額献金事件に対する政府高官の見解に関する質問主意書
bP29 尖閣諸島への日米安全保障条約適用に係る米国政府の見解について述べた内閣官房長官の発言等に関する質問主意書
bP30 日本漢字能力検定協会に対する文部科学省の指導監督に関する第3回質問主意書
bP31 1980年3月の「毒ウォッカ事件」に関連し現地視察をした当時の警察官僚に関する質問主意書
bP32 西松建設による巨額献金事件について見解を述べた内閣官房副長官の自身の見解に係る釈明等に関する質問主意書
bP33 本年三月七日の麻生太郎内閣総理大臣による沖縄県訪問に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年3月16日(月)

鈴 木 宗 男

 昨夜のフォーラム神保町緊急開催「青年将校化する東京地検特捜部・小沢第一秘書逮捕にみる検察の暴走」シンポジウムがNHKのニュース等でも取りあげられている。参加したマスコミ関係者、一般の方々からも、「西松事件に関する権力側の動き、背景等についての説明はよくわかりました」という、好意的な電話やファックスが何件も寄せられる。
 国民は冷静に西松事件を受け止めていると思いながら、このシンポジウムを企画した田原総一朗さんはじめフォーラム神保町発起人の皆様に、心から感謝したい。
 昨夜のシンポジウムで私は、2月18日に行われた、全国の高検検事長、地検検事正らが集まる検察長官会同における、樋渡利秋検事総長の訓示を引用させて戴いた。この会同において樋渡総長は「検察自身も、国民により身近で開かれた存在に」と強調し、事件広報については、マスコミを通じて「国民に語りかけるような気持ち」を求め、犯罪被害者への対応でも「捜査処理・公判遂行を丹念に説明することにより理解と信頼を獲得するよう努めてほしい」と述べたている。
 こういう訓示をするのなら、検察も国民に対する説明責任をしっかり果たして戴きたいと思う。裁判員制度が5月から施行されるのに、情報のリークという、国民に予断を与えるやり方をするのはもってのほかである。
 良心的な記者さんからも、「世論を自分達に都合の良い様に誘導するやり方、裏付けの取れない一方的な報道は、我々も考えなくてはいけない」といった反応を沢山もらった。
 国民の皆さん、読者の皆さんも、このことを一緒に考えていこうではないか。


本日提出した質問主意書3件
bP47 ソマリア沖における海賊対策のための海上自衛隊による海上警備行動に係る法整備に対する麻生太郎内閣総理大臣の見解に関する質問主意書
bP48 両親が偽造パスポートで我が国に入国したフィリピン人一家に対する政府の対応に関する質問主意書
bP49 千島列島を現在も管轄区域としている官公庁があることに対する外務省の見解に関する質問主意書

2009年3月15日(日)

鈴 木 宗 男

 石川知裕代議士が昨日札幌で記者会見、地元の池田町での後援会での国政報告で、参考人聴取を受けたことについて説明責任を果たしている。
 「ご心配をおかけしたことをお詫び申し上げたい」と極めて(いさぎよ)い態度だ。参考人聴取をリークする検察のやり方は裁判員制度が始まるという時に、国民に余談を与える手法で納得いかない。時が解決することだが、石川代議士には権力と堂々と立ち向かって欲しい。
 一方同じ選挙区で、火花を散らす中川前財務大臣は14日、CS放送朝日ニュースター番組で、ローマでの酩酊(めいてい)会見後、バチカン博物館で警報機をならす等の失態をしたとの報道に対して「警報機も鳴ってないし、私に対しての注意もない。」と述べ、報道は誤りと主張したと新聞記事になっている。
 「今言うなら、なぜ報道された時速やかに抗議をしなかったのか、合わせて、触ってはいけない美術品に触ったのかどうか、座ってはいけない台座に座ったのか、入ってはいけない場所に柵を乗り越えて入ったのかも国民にきちんと説明した方が良かったのではないか」と言った指摘、声が私の元に多数寄せられる。私もその通りだと思いながら、中川代議士の更なる国民への説明を待ちたい。
 内閣府の世論調査で、ソマリア沖の海賊対策で海上自衛隊を派遣することについて、「取り組んでいくべき」「どちらかと言えば」を合わせて63.2%、「取り組む必要はない」は29.1%と発表している。海上自衛隊の護衛艦が出航する日に合わせて出すとは、やはり権力側の情報操作と思えないでもないが、それならば「海賊対処法案」をなぜもっと早くに提出し法案を成立させた上で行かせるべきでなかったか。法の不備を言いながら、後手後手(ごてごて)に回っている政府の手法は間違っている。
 西松事件に絡み、政治資金についての議論が与野党で言われているが、企業献金、団体献金は即刻廃止すべきである。個人献金と幅広く政治に参加してもらうために、パーティーまでは国民の理解を得られる。
 あわせて国民の税金を320億も使う政党助成金もやめるべきだ。麻生総理が提案し与野党で詰めればすぐ出来る話である。
 私は企業献金、団体献金、政党助成金の廃止を訴えていく。
 9時釧路空港発で札幌丘珠空港に来て、車で深川市に行き、11時から拓殖大学北海道短期大学の卒業式に出席。
 12時過ぎから新党大地・鈴木宗男後援会深川支部との昼食懇談会。西松事件の背景等を話す。
 夕方の千歳発で東京に戻り19時半からフォーラム神保町緊急開催「青年将校化する東京地検特捜部・小沢第一秘書逮捕にみる検察の暴走」シンポジウムに招かれ意見を述べる。田原総一郎さん、魚住昭さん、佐藤優さんの鋭い洞察力に教えられる処、大であった。この西松事件がどんな方向に向かっていくのか冷静に見守っていきたい。

2009年3月14日(土)

鈴 木 宗 男

 日本生まれのフィリピン人、カルデロン・のり子さんが、両親が強制退去処分になり、のり子さんだけが日本に残り、両親は帰国せざるを得ない結果となった。
 法務省は「最大限の配慮をした」と言うが、せめて義務教育が終わるまで、親子3人を一緒に生活させることができなかったのだろうか。不法入国だったとしても、子供に罪はない。両親も日本に来て10年以上、犯罪を犯したことはないと聞く。人道的な配慮、人間的な判断があって良かったのではと思うのは間違いだろうか。
 法治国家と言いながら、時に超法規的判断もしてきた日本である。もっと血の通った、心の通った行政があってもと、重ねて思うものである。
 この上は、原則5年日本に入国できないことになっている両親に、いったんフィリピンに帰った後、再度日本に入国できる特別許可を出すことを是非ともやってほしいものだ。
 ソマリア沖における海賊対策のため、海上自衛隊の護衛艦が自衛隊法第82条に規定されている、海上における警備行動に基づき現地に向かったが、麻生総理自ら「法の不備あり危険」と言っている(3月14日朝日新聞朝刊2面)。見切り発車ではないか。
 それならば、きちんと法整備をして出すのが筋である。自衛隊の最高責任者がこの様な認識しか持っていない中で任務に当たる、自衛隊の皆さん方がかわいそうである。
 自衛隊は命令されたら従い、任務を完遂する精強組織である。日本を代表して、日の丸を背に働く自衛官にとって、国民に理解、支持され、国民の拍手の中で送り出されることが一番の誇りなのである。
 「海賊対処法案」が13日衆議院に提出されたが、順番が逆ではないのか。この点でも、政府の姿勢が問われるところである。
 7時25分羽田発で千歳に向かい、札幌市内廻り。
 13時から民主党北海道政治セミナーに出席。挨拶の機会があったので、西松事件に対する私の見解を述べる。
 西松側の情報のリーク、「自民党は立件できない」という漆間発言、もうろう会見をした中川前財務大臣を助けるかの様な石川知裕代議士への参考人聴取のリーク等々を挙げ、権力側の意図的、恣意的とも言えるやり方は、真に公正、公平と言えるのかと話す。
 14時から北海道地方郵便局長会通常総会に出席。住民サービス、地域社会を守るためにも、郵政民営化の見直しが必要であることを話す。そのためには政権交代が必須条件であり、お互い協力し合うことを誓う。
 16時35分丘珠空港発で釧路に向かい、18時半から釧路管内弟子屈町で新党大地・鈴木宗男後援会の新春交礼会。2月20日に開催する予定だったのが雪のため中止になったのだが、大勢の人が出席して下さり、盛大に行うことができた。
 多くの人から「新党大地がんばれ」「死ぬまでムネオさんだ」の声援を受け、新しいエネルギーと勇気を戴き、ただただ感謝の気持ちで一杯である。
 新党大地は、北海道の地域政党、弱い人のための政党としての役割をきちんと果たして参りたい。


「弟子屈町新春交礼会」

2009年3月13日(金)

鈴 木 宗 男

 西松事件に関連して石川知裕代議士が昨日事情聴取を受けたことがニュースになっている。
 昨夜、石川代議士は堂々と事情聴取を受けたことを明らかにし、報道各社にファックスを送っている。国民に対して積極的に情報開示をし、説明責任を果たしたことは評価できる。
 しかし、ファックスよりも記者会見をした方がもっと良かったのではと思う。種々考えた上での判断と思うが、こういう時は何よりもオープンに、極力進んで説明した方が良い。私自身、国策捜査に遭い、さんざん検察側からのリークにより世論誘導された経験を持つ者として、受け身になってはいけないと考える。あの時、私は引っ込んでしまい、おおやけに向かって発信しなかった。
 その結果、一方的な情報だけが氾濫し、世論、国民の目線も「逃げている鈴木宗男はやはり悪だ」という作りになっていった。これからも石川代議士に検察側のアプローチがあると思うが、事実関係をきちんと話し、その都度国民に説明して行けばよい。
 報道にも出ているが、逮捕された大久保秘書の前任者が、西松建設から小沢代表の政治団体への献金の枠組みをつくったと言われている。高橋嘉信前任秘書は、今、自民党岩手県第4選挙区支部の支部長で、自民党の次期候補予定者と聞く。この高橋氏を検察が聴取すれば、一番はっきりするのではないか。
 検察は協力者に対し、事件はつくらないという話を良く聞く。前任者が何を検察に言っているか、いずれ明らかになると思うが、この人が自民党の支部長になったことでも、今回の事件はつくられたドロドロしたものであると考えるのは私だけだろうか。私ももちろんだが、読者の皆さんも冷静に事の成り行きを見守っていこうではないか。
 今日も私の事務所には「石川代議士の事情聴取はもうろう会見をして財務大臣を辞めた中川昭一氏を助けるために、権力者が組んでやっていることではないか」、「国益を損ねたもうろう会見をした人を、なぜ守ろうとするのか」といった声が寄せられる。
 私の事務所が注意やお叱りを受ける筋合いではないが、そういう印象、受け止めをされている今回の事情聴取のやり方は、良いことではない。
 事前に検察がリークし、あたかも犯罪人であるかの様に各紙が扱い、新聞社によっては「出頭」という表現まで使っている。参考人聴取なら、粛々と人目につかない様に、外に漏れない様にするのが鉄則ではないか。検察がリークし、世論誘導するやり方は、私の時だけにしてもらいたい。
 国民に予断を与える様なやり方は、裁判員制度が始まることを考えても間違っている。読者の皆さんのお考えを教えて戴きたい。
 北朝鮮が、4月4日から8日までの間に、衛星を打ち上げると国際海事機関(IMO)に事前通報し、秋田県沖の日本海と千葉県東方の太平洋の二つの海域を、部分等の落下が予想される危険区域として指定した。
 政府は「迎撃」と強い反応を示しているが、ミサイルなら迎撃と言っても理解を得られるだろう。しかし、衛星を迎撃と言うのはどうだろうか。北の出方、情報戦を見守りたい。
 朝日新聞1面トップに、西松建設の献金一覧表が載っている。これを見ると、自民党に会社名義で約2億円献金されていることがわかる。
 西松建設から100万円以上もらっている政治家は、自ら自浄能力を発揮して、国民に説明責任を果たす必要があるのではないか。政治の信頼回復を図るには、政治家自ら情報開示、説明責任を果たすことが一番である。
 明後日15日19時30分から、フォーラム神保町緊急開催シンポジウム「青年将校化する東京地検特捜部・小沢第一秘書逮捕にみる検察の暴走」が開催される。二木啓孝氏のコーディネートで、ジャーナリストの魚住昭氏、田原総一朗氏、作家の佐藤優氏、宮崎学氏、弁護士で元東京地検特捜部長・最高検検事の永野義一氏、元参議院議員の平野貞夫氏らのそうそうたるメンバーが集まり、西松建設献金事件について議論を交わす会であり、私もゲストで呼ばれている。
 私の想い、考えを伝えていきたい。国策捜査に遭った者としての経験を話していきたい。

本日提出した質問主意書4件
bP43 アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会における議論等に関する質問主意書
bP44 東京地方警察庁特別捜査部に関する質問主意書
bP45 検察庁による刑事事件に関する情報のリーク等に関する質問主意書
bP46 北朝鮮による長距離弾道ミサイルの発射予告に対する政府の対応に関する質問主意書

本日受領した政府答弁書9件
bP19 定額給付金制度に対する麻生太郎内閣総理大臣の見解の変化等に関する質問主意書
bP20 韓国慶尚北道教育庁による教科書「独島」の発刊に関する質問主意書
bP21 ミャンマー情勢並びに邦人殺害事件に対する同国政府の対応についての外務省の認識に関する質問主意書
bP22 政府代表に関する再質問主意書
bP23 最高裁判所裁判官に対する国民審査に関する第3回質問主意書
bP24 国土交通省所管の財団法人における職員旅行費用の返還状況に関する再質問主意書
bP25 中国による在沖縄総領事館開設の打診に対する外務省の対応に関する質問主意書
bP26 フランスの教科書における竹島の表記変更に係る外務省の対応等についての同省の説明等に関する質問主意書
bP27 2月2日の「竹島の日」に対する政府の関与、協力並びにそれに係る国民への説明に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年3月12日(木)

鈴 木 宗 男

 昨日午後から帯広で活動し、様々な人に出会う。多くの人から、西松事件について尋ねられる。
 「選挙が取りざたされている時にどうして検察は民主党だけターゲットにしたのでしょうか。」という素朴な質問が多い。「自民党の二階さん方にも何百万円という献金を西松側からもらっていて、小沢代表と同じケースなのに、どうして政府・与党には手を付けないのでしょうか」といった疑問も聞かされる。
 帯広で一番多かったのは、「もうろう会見をして財務大臣を辞めた中川昭一さんを助けるために検察はやっている。政府・与党と検察は一体ではないのか」という声である。一般の人はテレビや新聞の情報しか持ち合わせていない。一般の国民にそう感じさせる、そう思わせる捜査について、検察はどう考えるのか。
 特に、参考人として事情聴取をお願いする立場の検察がマスコミにリークし、犯罪者扱いをするかの様に書き立てさせている。人権侵害もはなはだしい。特に政治家は選挙を控え、選挙民も敏感になっている。
 8年前の私の時も、検察がリークし、世論を誘導し「鈴木は悪い奴だ」というイメージをつくりあげ、そして別件逮捕的に私を追い込んだ。「ムネオハウス」、「三井物産の北方領土ディーゼル発電所」「アフリカのODA疑惑」などを与野党が国会で取り上げ、検察がリークしたが、何も私は関係していない。だからこれらの件で検察は事件にできず、裁判もしていないのだ。
 しかし、世論は検察のリークにより「鈴木は悪い奴なのになぜ逮捕しないのか」という空気になり、検察は動きやすくなる。
 結果私は、平成10年9月、釧路地方検察庁が立件できなかった「やまりん事件」で、4年もたった平成14年6月、寝た子を起こす様なやり方で逮捕された。やまりんのお金は、平成10年8月に政治資金規正法に基づいた、内閣官房副長官就任に際して献金して戴いたものであり、領収書も切っている。しかもその年に、やまりんが盗伐問題で強制捜査されたのを受け、平成10年中に全額お返ししている。それなのに検察は私を逮捕したのである。
 今回の一連のリーク報道を見ながら、最初から小沢ありきで、シナリオ・ストーリーをつくり、世論操作をしていくやり方は、私の時と似ていると感じる。
 私は検察に言いたい。「国策捜査」は私の時でもうやめてもらいたい。私で最後にしてほしいと。真の法治国家として何が公正、公平か、読者の皆さん、国民の皆さんも、是非とも考えて戴きたい。興味本位の報道をつくらせる検察リークが本当に真実で、公正、公平なものなのか、よくチェックして戴きたい。
 ここ2,3日、現職の国会議員を事情聴取するとして検察がリークしているが、「これは人権侵害ではないか」といった声が、法曹関係者、マスコミ関係者から私のもとに寄せられる。言われてみればその通りである。また、「本来参考人への事情聴取というのは、相手の立場も考え、水面下で行われるものだ。それが人民裁判的になぜ表に出てくるのか」といった声も寄せられる。私もなるほどと思いながら、何か今回の件は意図的、恣意的なものを感じる。
 昨日も触れたが、私も検察のリーク、誘導により追いつめられていった。こうした手法は私の時だけでやめて戴きたいと心から願うものである。
 言われている代議士本人はいたって意気軒昂いきけんこうである。ただ、選挙区の皆さんや後援会関係者にご心配やご迷惑をかけていることを非常に気にしていた。あわせて、メディアに情報を流す検察のやり方にも憤りを感じている様子だった。
 日なにがしかの新しいアクションがあった様だが、堂々と真実を述べ、微動だにしない信念で立ち向かっている。頼もしい限りである。
 これからの流れを注意深く見守って行きたい。

本日提出した質問主意書3件
bP40 パキスタンの核兵器開発を主導した科学者に対する我が国企業の核資機材輸出に関する第三回質問主意書
bP41 平成二十一年二月十一日に開催された日韓外相会談における竹島問題の取り扱いについての外務省の説明に関する再質問主意書
bP42 我が国が抱える二つの領土問題に対する政府の取組が著しく異なる理由に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年3月11日(水)

鈴 木 宗 男

 漆間官房副長官が「自民党は立件できない」と発言したことに対して、閣僚の間からも「誤解を招く」との批判が出ている。今頃言っても、少しタイミングを失しているが。

「他党に(捜査が)及ぶとか及ばないなんてことが、わかるはずがない。強い憤りを感じた」(鳩山邦夫総務相)
「単なる観測発言が、あたかも検察情報と接触しているような誤解と疑心暗鬼を与えた。極めて不適切」(甘利明行革担当相)
「国策捜査などあり得ない。漆間氏の発言は誤解を生みかねない」(斉藤鉄夫環境相)
「不偏不党かつ厳正公正を旨として、捜査の対象がどなたであれ、刑事事件として取り上げるべきものがあれば取り上げて、適切に対処している」(森英介法相)
(3月11日朝日新聞朝刊4面より)

 斉藤環境相は国策捜査などあり得ないと言っているが、本当にそうだろうか。検察は狙ったら別件でも逮捕し、何が何でも自分達のシナリオ・ストーリーに沿ってやってくる。検察情報に詳しい朝日新聞村山治さんの『市場検察』(文藝春秋)、宮本雅史さんの『歪んだ正義』(情報センター出版局)を読むことをお薦めしたい。
 私自身、国策捜査に遭った者として、検察はマスコミにリークし、世論操作することを知っている。メディアは裏付けが取れないので、リークされたことを報道するしかない。更に検察はその記事の扱いに応じて濃淡を付け、リークしていく。
 メディアは反権力と言いながら、権力の手のひらに乗ってしまう、乗らざるを得ない時がある。メディアは情報がないと仕事にならない。権力側は情報を持っているし、つくることもできる。このことを政治家がどれほどわかっているだろうか。
 森法相が「不偏不党かつ厳正公正を旨として」と語っているが、その表現自体、官僚のつくったものではないか。法務省の人事権は検察が握っていることに、大臣は気がついているのだろうか。
 権力が暴走すると怖い。検察が正義の御旗の下に、「政治家が世直しできないのなら我々が世直しする」と、かつての青年将校宜しく間違った決起をすると、とんでもないことになる。民主主義の手続きによって国民に選ばれた国会議員がしっかりしなくてはいけないのだ。
 西岡武夫参議院議院運営委員長が「検事総長の証人喚問も」と発言すると、政府・与党は反発している。河村建夫官房長官は「検察官の独立性とか公正性の保持という観点から考えると問題がある」と批判し、自民党の鈴木政二参院国対委員長も「こんな発言が出てくること自体、何か意図を感じる」と述べたと出ているが(3月11日付朝日新聞朝刊4面)、検察のリーク、世論操作があっていいのか。その点を国民に明らかにすることがなぜいけないのか。
 検察官と言えども神様ではない。100%正しいと誰が言えるのか。政府・与党からこうした発言が出てくるから(なお)、国策捜査とか余計な疑念が取りざたされるのである。
 国民の代表たる国会にはルールがある。その中で粛々と決めていけばよいことである。検事総長が進んで国会に出て、国民の代表たる国会議員の質問に正直に答えることは、国民からも評価、理解されるのではないか。政府・与党は、もっと国民の目線に立つべきである。
 午後の便で帯広に向かい、団体の総会、後援会の会合等に出席する。多くの人から「石川知裕代議士が参考人として事情聴取されるそうですが、検察はあのもうろう会見をして財務大臣を辞めた中川さんを守るために、石川さんをターゲットにしたのでしょうか」と言われる。
 よもや検察はそこまで考えてやっているとは私は思わないが、この時期に事情聴取のリークを前もってすること自体、こういう指摘につながるのかと考えてしまう。
 私など考えもつかないことだったが、一般の人は特に選挙区の人は敏感に、バランス感覚というものを持っているのだと、やはり国民に学ぶべき事は多いと痛感した。そういう見方、受け止めもあるということを、権力側は知るべきである。
 あまりにもタイミングの良いリークを、善良な市民は素朴に受け止めている。なるほどとうなずくのみである。
 「小沢氏側に迂回献金」と新聞の1面トップに載っているが、それなら自民党の政治団体である国民政治協会の迂回献金の方が問題であるという声も寄せられる。これも『市場検察』で、日歯連の迂回献金について詳しく書かれている。
 麻生内閣の国家公安委員長である佐藤勉氏の件を例えに、非常に詳しく、わかりやすく書かれている。こうしたことを政治家、特にポストに就いている人は勉強した方が良いのではないか。

本日提出した質問主意書3件
bP37 政府による外国債の購入及び保有等に関する質問主意書
bP38 外務省職員による公務出張に際してのマイレージ取得の自粛に関する第3回質問主意書
bP39 月額約836万円の賃借料が発生している在ロシア日本国大使館の旧建物及び大使公邸に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年3月10日(火)

鈴 木 宗 男

 昨日の漆間内閣官房副長官の釈明記者会見、参議院予算委員会での答弁を聞いて、読者の皆さんはどう受け止められたであろうか。ロッキード事件で使われた「記憶にない」という懐かしいフレーズが飛び出し、唖然(あぜん)としたのは私だけではないだろう。
 20人もの記者さんがいる中で、TBSの記者さんが「自民党の議員にも及ぶことはないか」と、自民党という具体的な政党名を出して聞いていることは明々白々なのに、「直接政党名を挙げて聞かれた記憶はない」と述べるとは、あまりにも無理があるのではないか。なぜもっと(いさぎよ)く人間的な対応をしないか。
 フライングをしたのなら謝ることである。間違った発言をしたのなら、訂正し、取り消すことである。自己保身も(はなは)だしい。官僚の思い上がりである。
 6日付の報道が自分の真意と違うのなら、きちんと報道各社に抗議をすれば良かったのではないか。
 8日、河村官房長官が「政府高官は漆間副長官」と明らかにしたが、私は6日のムネオ日記で既にこの政府高官とは漆間副長官であると言わせて戴いた。
 6日、私は質問主意書を出し、答弁書を待つところであるが、今日もせっかくの機会なので、漆間副長官に関係する質問主意書を2件出した。読者の皆さんにも公表しておきたい。

●質問136 事務担当の内閣官房副長官の適性に関する質問主意書

1.事務担当の内閣官房副長官に求められる適性にはどの様なものがあるか。政府の見解如何。
2.正直の定義如何。
3.事務担当の内閣官房副長官の適性に、正直であることは求められるか。
4.事務担当の内閣官房副長官の適性に、記憶力の良さは求められるか。
5.本年3月3日、民主党小沢一郎代表が政治資金規正法に違反する形で西松建設より献金を受けていたとして、小沢代表の資金管理団体の会計責任者である公設第一秘書が逮捕された。同月6日付の新聞等が、ある政府高官が右の事件(以下、「献金事件」という。)に関し、「自民党に及ぶことは絶対にない。請求書のようなものがあれば別だが、金額が違う。立件はない」との旨述べたと報じたこと(以下、「新聞報道」という。)が話題になったことを受けて、河村建夫内閣官房長官は同月8日、右の政府高官とは漆間巌内閣官房副長官であることを明らかにした。その一方で、同月9日の参議院予算委員会において、漆間副長官は、自身が「新聞報道」にある様な、「献金事件」の捜査が自民党側に及ぶことはないとの発言をしたことは記憶にない旨述べている。本年3月9日付朝日新聞夕刊1面には、「自民党側は立件できないと思う」(朝日新聞)、「自民党の方にまで波及する可能性はないと思う」(読売新聞)、「この件で(東京地検が)自民党の方までやることはないと思う」(毎日新聞)、「自民党に及ぶことは絶対ない」(日本経済新聞)、「自民党議員に波及する可能性はないと思う」(共同通信)と、「新聞報道」の具体例が挙げられており、それぞれ表現の違いはあるが、全て漆間副長官が「献金事件」に関して、自民党という具体的な政党名を挙げ、コメントしていることが報じられている。また、同月10日付読売新聞4面には、
 懇談で私(TBS記者)が「自民党の議員にも(捜査は)及ぶことはないか」と聞いた。それに答えた記憶は。
 直接、政党名を挙げて聞かれた記憶がない。
と、同月9日の漆間副長官の記者会見における記者とのやり取りの詳細が報じられている。この様に、漆間副長官が「献金事件」に関して自民党という具体的な政党名を挙げてコメントしたと明確に述べる意見が多数あるが、それでも「新聞報道」にある「献金事件」についての自身のコメントについて「記憶にない」とする漆間副長官の発言は、正直なものであると政府は認識しているか。
6.5.の漆間副長官の発言にある様に、わずか4日前の出来事を「記憶にない」とすることは、記憶力の良さという観点から、事務担当の内閣官房副長官の適性にかなうか。政府の見解如何。

●質問135 1980年3月当時の在ソ連日本国大使館における大使館員の行動に係る内規等に関する質問主意書

1.1980年当時、在ソ連日本国大使館(以下、「大使館」という。)においては、大使館員がソ連国内を行動する際は、単独ではなく必ず2人以上で行動する様義務付ける内規(以下、「内規」という。)があったと承知するが、確認を求める。
2.「内規」はいつからいつまで存在したか。
3.「内規」に違反した者に対する罰則は、当時設けられていたか。
4.現在内閣官房副長官の任に就いている漆間巌氏はかつて一等書記官として「大使館」に赴任していた時期があると承知するが、当時の漆間一等書記官に対しても「内規」は適用されていたか。
5.1980年3月、「大使館」の防衛駐在官であった平野浤治氏らが、グルジアの首都トビリシを視察中にレストランで食事した際、毒を盛られたウォッカを飲まされ、めまいや吐き気、背中の激しい痛み等、毒物中毒の症状に襲われるという事件(以下、「毒ウォッカ事件」という。)が起きた。本年1月30日、講談社より発行された『ドキュメント秘匿捜査』という著書の71頁に「漆間は赴任後、早速トビリシに行き、『毒ウォッカ事件』の現場を視察している。スターリンの出生地であるゴリを見て歩いたあと、漆間は事件の舞台となったレストランバーに、客を装って入ったのである。」、73頁に「のちに警察組織のトップに立つ漆間は、警察官として単身、体を張って現場を視察したわけだが、平野の吐瀉物の鑑定が不可能だったこともあり、事件の真相は謎のままである。」との記述があるが、右記述は事実を反映しているか。漆間氏が「毒ウォッカ事件」の調査のため、単身で事件の現場に足を運んだというのは事実か。
6.5.で、事実ならば、それは「内規」に違反する行動であったと思料するが、漆間氏に対して何らかの処分はなされたか。
7.6.で、なされていないのなら、それはなぜか。

 政治家も官僚も自己保身に走り、国民の方を見ていない。
 新党大地は声なき声をしっかり受け止めて、地域政党としての役割を果たしていく。大きな組織、団体はないが、政治は弱い人のためにあるということを忘れず、頑張っていく。

本日提出した質問主意書3件
bP34 ロシア側からの出入国カード提出要求に対する外務省の対応等に関する質問主意書
bP35 1980年3月当時の在ソ連日本国大使館における大使館員の行動に係る内規等に関する質問主意書
bP36 事務の内閣官房副長官の適性に関する質問主意書

本日受領した政府答弁書6件
bP13 外務省についての各マスコミ報道に対する同省の対応に係る説明等に関する質問主意書
bP14 平成21年2月11日に開催された日韓外相会談における竹島問題の取り扱いについての外務省の説明に関する質問主意書
bP15 我が国が抱える二つの領土問題に対する政府の取組が著しく異なる理由に関する質問主意書
bP16 韓国の2008年度版国防白書における竹島の記述についての政府の対応に関する質問主意書
bP17 2月22日の「竹島の日」と同日に島根県で行われた竹島は日本領ではない旨主張する著書の出版記念講演会に係る政府の認識等に関する質問主意書
bP18 平成21年2月28日から3月1日にかけて行われた日中外相会談に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年3月9日(月)

鈴 木 宗 男

 週末行われた世論調査が出ている。
   

 小沢代表の秘書逮捕を受けての世論調査だが、国民は冷静に判断していると、この数字から見て取れる。
 麻生首相・自民党に追い風は吹いていない。特に自民党でも民主党でもない無党派層が急増している点に注目したい。
 官僚組織という巨大な組織に乗っかった自民党、連合・組合という大きな組織中心の民主党である。国民は声なき声、自分達の切実な思いが通じない今の政治に失望していると思う。
 新党大地は地域政党として声なき声をしっかり受け止めていく。前よりも後ろの声を聞いていく。政治は弱い人のためにある、政治は恵まれない人のためにあるという原点を忘れないで、来るべき闘いに向かって前進したい。
 8年前、メディアスクラムとも言うべき総バッシングを受けた私である。その経験からして、検察のリークは相変わらずだが、国民は権力側と一定の距離感を持って事態を見守っている様に思える。8年前の劇場型・ワイドショー型の報道が少なくなっただけでも、少しはバランスが取れてきたと考えるのは早計か。
 いずれにせよ、西松事件がどちらの方向に進むのか見守っていきたい。
 午前中に千歳から東京に戻り、議員会館で仕事。マスコミ関係者が多数来て、西松の話をしてくれる。参考にしつつ、私なりの分析をしていきたい。

本日提出した質問主意書3件
bP31 一九八〇年三月の「毒ウォッカ事件」に関連し現地視察をした当時の警察官僚に関する質問主意書
bP32 西松建設による巨額献金事件について見解を述べた内閣官房副長官の自身の見解に係る釈明等に関する質問主意書
bP33 本年三月七日の麻生太郎内閣総理大臣による沖縄県訪問に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年3月8日(日)

鈴 木 宗 男

 今朝、TV報道番組の話題は「小沢氏秘書逮捕」が中心である。西松側の話したことばかりメディアをにぎわしているが、西松側の話は、捜査、取り調べしている検察しか知り得ない。
 5月から市民参加の裁判員制度が始まるが、予断を与える旧態依然の検察リークによる一方的印象を作る情報が洪水のごとく溢れ出す中で、本当に市民の目線で裁判員制度の異議を言えるだろうか。主旨が違うのではないかと首をかしげざるをえない。
 「巨悪」を捕まえると言うなら、過度な規制緩和で格差社会を作り、国民にやる気を失わせた、弱肉強食の新自由主義の政治、構造改革を推進した小泉政治、それを支えた竹中平蔵氏が問題ではないのか。
 「検察が正義の使者宜しく自分達のやっていることが正しいのだというのは思い上がりだ」といったFAX、電話が私の事務所に届く。国民も冷静に分析していると思いながら、やはり国民から選ばれた国会議員がしっかりしなくてはいけないと感じる。
 政治家は何か失敗すると選挙で落選してしまう。検察が間違った判断をしても落ちることはない。志布志事件、富山事件で冤罪がはっきりしても、起訴した検察官は何も処分されないのが実態である。政治家が馬鹿にされている典型ではないか。民主主義の正当な手続きによって選ばれた国会議員が、国民の目線でしっかり仕事をしなければいけないとつくづく考える。
 今朝のTVで河村官房長官は「自民党には及ばないと言った政府高官は漆間官房副長官だ」と答えている。
 私は6日の22時から日本BS11「インサイドアウト」に生出演し、漆間官房副長官の発言と明らかにした。
 漆間発言は明らかに自民党議員を救い、小沢さんを何が何でもやるといったメッセージと受け止められる。こういう発言があるから、国策捜査と言われるのだ。
 国民の皆さん、こうした権力構造を断固排除しようではないか。明日の国会では、事実関係を漆間官房副長官が自ら進んで出席し、事の次第を国民に説明すべきである。
 二階経産大臣が、西松側から6千万円もの裏献金をもらい、収支報告書にも記載されていないというニュースが出てから、こちらの方が悪質で検察も取扱いに困っているとの話も飛び込んでくる。いろんな情報が飛び交っているが、私は静かに事の成り行きを見守っていきたい。
 特に小沢代表の政治団体と西松側の政治団体の献金の枠組みを作ったとされる、小沢代表の元秘書である高橋嘉信氏のことに、私は関心を持っている。小沢代表の世話になりながら、次の選挙では、岩手県第4選挙区から自民党の公認候補として出る人である。献金について一番詳しい人で、この人が作ったやり方を大久保秘書が受け継いだにすぎない。
 元凶(げんきょう)は誰かということが明らかになれば、小沢代表の問題は簡単に解決するものと思う。「高橋氏が検察にどんな話をしているのか是非とも明らかにして欲しい」と言った声が寄せられる。私もその思いで一杯だ。
 羅臼を出発し、中標津空港から丘珠に飛び、美唄市を廻り、17時から空知管内栗山町で新党大地栗山支部・鈴木宗男後援会の新春交礼会。役員の皆さんを中心に大勢の人が出席して下さり、盛会裡に終えることが出来た。

2009年3月7日(土)

鈴 木 宗 男

 昨夜22時から日本BS放送「インサイドアウト」に生出演し、小沢代表の公設秘書逮捕について次の様に話をした。
 「現段階で小沢代表は説明責任を果たしている。小沢代表は『秘書を信じている。違法性があったとは認識していない。献金は相手の善意であり、どこから出ているか受け取る側はわからない』と説明している。献金は政治団体からのもので、小沢代表側は法律に沿って処理している。本来政治家が世直しをすべきなのに、検察が『政権も支持率も低くだらしない。野党も頼りない。それならば我々が正義の使者として世直しをやろう』というのは、青年将校宜しく一人よがりである。
 サッカーで言うなら検察はゴールキーパーだ。それがフォワードとしてフィールドに出てきている。フォワードは本来国会議員が国民の側に立って務めるべきものだ。議員を選ぶのは国民である。国民を無視したやり方はいけない。
 国策捜査という指摘について、当初は考えていなかったか。河村官房長官は、小沢代表の秘書の件については『捜査を見守る』と言い、二階派や山口俊一首相補佐官の件については『違法性がなく問題ない』と記者会見で言い、更に漆間官房副長官に至っては『自民党側は立件できない』と発言するに及んでいる。この様な発言があるから、『今回の件は大きな力が働いた国策捜査なのでは』と、国民は受け止めるのではないか。
 二階、山口両氏にしても、お金の出所は小沢代表と一緒である。それなのに、一方は捜査され、もう一方は問題なしというのでは、国民が納得しないだろう。
 私のところには、今回の西松の件について、この献金の枠組み、仕組みを作ったのは高橋嘉信氏であるという情報、話が来ている。
 この人は、かつて小沢代表の秘書をやり、一期だが衆議院議員も務めている。ところが今は小沢氏の所から離れ、何と自由民主党の岩手第四選挙区支部の支部長となり、次期総選挙に自民党公認で立候補することになっている。
 この人が検察に間違った情報を入れていたとすればどうなるか。大久保秘書は、この高橋氏がつくった仕組みを踏襲しただけではないか」と、私のもとに来た情報、声を基に、私の見立てをお話しした。
 今出ている情報は、全て西松側、検察のリークで、一方的なものばかりだ。捜査の過程をリークし、自分側に有利な世論をつくろうとするやり方は間違っている。私は冷静に捜査の推移を見守っていきたい。
 それにしても、漆間官房副長官の発言は問題である。ここは国会できちんと国民に説明責任を果たして戴きたい。オフレコと言っても、国民には知る権利がある。情報の透明性確保を図る上でも、漆間副長官は堂々と事実関係を明らかにすべきでないか。読者の皆さんはいかがお考えだろうか。
 昨日の参議院予算委員会で、二階経済産業大臣が派閥のパーティーで西松側から838万円分の券を購入してもらっていたことについて「いちいち詳細に調べたことはない。どういう団体であるかパーティーの段階から一切存じ上げていない」と答弁し、麻生首相は「しっかり説明していた様に感じた」と述べている。それならば、小沢代表の説明もしっかりしたしていたことになるのではないか。同じ事を言っても、身内は良く、相手はダメでは不公平ではないか。この点も基礎体力が弱まってきている証拠である。
 小沢代表が4日に引き続き昨日も記者会見をしているが、一切ぶれていない。漆間発言で逆に政府・与党の方がオタオタしている感じである。
 今日の新聞には「自民党有力議員側に総額6000万円の現金を渡していたが、収支報告書には記載されていない」と西松建設側が供述していることも判明したという記事もある。マスコミ関係者からは、この有力議員とは二階経産大臣であるとの声も伝わってきた。
 こうした事件では色んな情報操作がなされ、様々な情報戦が展開されるので、私の経験からも、二階大臣におかれては事実関係を早めに国民に説明しておく方が後々の為によろしいのではないかと考える。これからどんな方向に行くのか注目していきたい。
 正午から鳩山一郎先生没後50年祭が行われ、献花させて戴く。保守合同、日ソ国交回復などの歴史的功績に深く敬意を表したい。
 今の日本の政治状況を、鳩山一郎先生は天国からどんな思いで見つめられていることだろうか。
 午後羽田から釧路に飛び、18時から根室管内羅臼町で新党大地羅臼支部・鈴木宗男羅臼町後援会の新春交礼会。大勢の人が出席して下さり、盛大に行うことができた。
 羅臼から目の前の国後島を見ながら、領土問題解決への思いがつのる。国民の悲願であり、先の大戦の残滓ざんしである北方領土問題は、何としても解決しなくてはならない。そのためにも政権交代が必要だ。
 日米同盟も結構だが、日ロ同盟を築くのも日本の生きる道である。私なりの活動をして参りたい。

2009年3月6日(金)

鈴 木 宗 男

 朝日新聞朝刊39面に、「自民議員の立件 政府高官『ない』」との見出しの記事がある。

 政府高官は5日、西松建設の違法献金事件について、首相官邸で記者団に「自民党側は立件できないと思う。特に(違法性の)認識の問題で出来ないだろう」と述べ、自民党議員に捜査は拡大しないとの認識を示した。民主党は小沢代表の秘書逮捕を「不公正な国家権力の行使だ」と批判しており、波紋を広げる可能性もある。高官は同夜、「(議員側に)西松建設から献金を受けた認識があるという傍証がない限り(立件は)難しいという意味だった」と釈明した。
(3月6日朝日新聞朝刊39面)

 これは漆間巌内閣官房副長官の発言であると、複数の記者さんが私に言ってきたが、この漆間発言は検察が嫌がることで、 やぶをつついて蛇を出す様な話である。
 河村建夫官房長官も2日前の記者会見で、西松建設側からパーティー券の購入、献金を受けていた二階派、山口俊一首相補佐官について「どちらも問題ないということだった」と語っていたが、これも同じことである。
 こういうことを官邸が言うから、「国策捜査か」と言われるのである。何とも基礎体力のない対応、発言ではないか。
 今夜22時から日本BS放送「インサイドアウト」の生放送に出演するので、今回の大久保秘書逮捕の背景や私の見立てを述べることにする。新聞、テレビ報道は西松側、検察のリーク情報ばかりである。別の見方もあることも述べさせて戴きたいと考えている。

本日提出した質問主意書3件
bP28 西松建設による巨額献金事件に対する政府高官の見解に関する質問主意書
bP29 尖閣諸島への日米安全保障条約適用に係る米国政府の見解について述べた内閣官房長官の発言等に関する質問主意書
bP30 日本漢字能力検定協会に対する文部科学省の指導監督に関する第3回質問主意書

本日受領した政府答弁書9件
bP04 日本漢字能力検定協会に対する文部科学省の指導監督に関する再質問主意書
bP05 パキスタンの核兵器開発を主導した科学者に対する我が国企業の核資機材輸出に関する再質問主意書
bP06 本年二月十八日の麻生太郎内閣総理大臣によるサハリン訪問に関する再質問主意書
bP07 北方領土への支援物資船が国後島への上陸を断念した件等に関する第3回質問主意書
bP08 在ウズベキスタン大使館に配置されていた日本画の消息についての外務省の説明に関する再質問主意書
bP09 外務省職員による公務出張に際してのマイレージ取得の自粛に関する再質問主意書
bP10 小泉純一郎元首相によるロシア訪問に関する質問主意書
bP11 日米外相会談における在沖縄米海兵隊のグアム移転に係る取り決めに関する質問主意書
bP12 在ロシア日本国大使館及び大使公邸に関する第3回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年3月5日(木)

鈴 木 宗 男

 西松建設絡みでの小沢代表の秘書逮捕の件が連日報道を賑わしている。
 私の経験からしても、今出ている話は全て西松側の話であると考える。西松の前社長はじめ取り調べをしているのは検察である。情報を知り得る立場にあるのは誰か、一目瞭然(いちもくりょうぜん)である。
 裏付けの取れないことをいいことに、一方的にリークし、話を作らせるのは、公平、公正ではない。私の時も「ムネオハウス」の偽計業務妨害で逮捕される、三井物産の北方支援、ディーゼル発電所建設の件で捕まる、果てはアフリカODAの利権でと、色々言われた。全て権力側のリークである。
 私は、これらの件で現在事件になっていなければ、裁判もしていない。メディアは反権力とよく言うが、情報がなければ仕事が出来ないのである。知らず知らずのうちに権力側の手のひらに乗ってしまうことがある。
 この点、是非とも真実のみをしっかりと国民に知らせて戴きたいと思う。私自身、国策捜査に遭った者として、心からお願いしたい。意図的、恣意的にリークされ、世論操作された者の、経験者の話として受け止めて戴きたい。
 河村官房長官が4日の記者会見で、西松建設のOBが代表を務める政治団体からパーティー券の購入、献金を受けていた二階派、山口俊一首相補佐官について「どちらも問題ないということだった」と述べ、問題視しない考えを示したと出ているが(各紙の報道より)、捜査を受けている企業から、またその政治団体からお金をもらっているのに、何も問題ないというのもおかしな話ではないか。普通の感覚からすれば、捜査された所からお金が来て、その捜査が終了して結論が出る前に、官房長官が問題有り、なしというのは軽率である。
 こういうことを言うから、政治的思惑が飛び交うのである。事実関係が明らかになるまでは、余計な話はすべきではない。
 中川昭一前財務・金融相が「(ローマでのろれつが回らない状態での記者会見映像は)はっきり言って自分で見てびっくりした。」(読売新聞朝刊4面)と出ている。ご本人がびっくりしたのだから、国民、世界の人はなおびっくりしたことは、疑いの余地はない。私も最初テレビで観た時は、テレビがずれていると受け止めたものである。
 色んなことがあるものだ。私も自重自戒して生きていかなければと、自分自身に言い聞かせるものである。
 午前中大分から戻り、議員会館で仕事。
 19時から東京MXテレビの「西部邁ゼミナール 戦後タブーをけっとばせ」の収録。3月7日土曜日、11時からの放送である。
 明日は22時から日本BS放送「インサイドアウト」の生放送に出演する予定である。

本日提出した質問主意書3件
bP25 中国による在沖縄総領事館開設の打診に対する外務省の対応に関する質問主意書
bP26 フランスの教科書における竹島の表記変更に係る外務省の対応等についての同省の説明等に関する質問主意書
bP27 2月22日の「竹島の日」に対する政府の関与、協力並びにそれに係る国民への説明に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年3月4日(水)

鈴 木 宗 男

 小沢一郎民主党代表の秘書が逮捕されたことを受け、昨夜からテレビ、新聞はこの件で持ちきりである。
 西松建設からの違法献金容疑と言われているが、それならば小沢代表の政治団体と同様に、西松建設側から献金を受け取っていた与野党の政治家はどうなるのか。何か釈然としない部分もある。
 秘書が実際は西松建設からの献金と認識し、ダミーの政治団体を(かく)(みの)にしてもらっていたのなら問題である。しかし、献金を受けとる側が「このお金はどこから出ていますか」といちいち聞くことはない。善意の浄財(じょうざい)と思って受け取るのが普通である。
 検察が何を考え、最終的に何をしようとしているのか、推移を見守りたい。
 10時近くから小沢代表が記者会見をされたが、わかりやすかった。「秘書を信じているし、適切に処理されている」と明確に語り、「権力と闘う」と断言された。代表辞任についても一切触れなかった。現時点では当然の判断だと思う。
 平成14年7月23日、私の事務所の政治資金担当者である女性秘書が逮捕された。その女性秘書はその年の4月に子宮ガンの手術をし、その後放射線治療を受けていた。それにも関わらず、検察は彼女を逮捕した。20日間勾留されている間、治療は受けられない。
 検察の意図が私に不利な調書を取ることにあったのは目に見えていた。それでも私は「命が大事だ」と言い、早く20日間で出ることを優先する様にと弁護士に話した。案の定、その女性秘書の調書は検察の思い通りのものであった。
 公判でその女性秘書は「検察に言わされました」と証言してくれたが、日本の裁判は調書主義で、裁判長は法廷での真実の発言、叫びは採用してくれなかった。残念なことに、その女性秘書はガンが転移、進行し、翌15年9月、亡くなってしまった。
 亡くなる直前に私は保釈されたが、その女性秘書との面会は禁止という検察側の条件が付いており、お墓での対面となってしまった。
 その女性秘書を検察は起訴できなかった。最初から起訴できないことを承知で女性を拘束し、私に不利な調書をつくり、自分達の都合の良いシナリオ、ストーリーを描いていくのが検察のやり方である。
 小沢代表の秘書も、検察の誘導、弾圧的な取り調べに屈しないことである。正直に堂々と真実を述べ、信念を持って対処することが一番だ。
 今回の件を考えながら、政治とカネについて国会でしっかり議論を進めなくてはいけないと感じる。
 一つは、企業献金をなくすことである。
 国民一人当たり約250円、計約320億円もの国民の税金を政党助成金として戴きながら、企業献金、団体献金を受け取るのでは()()(あわ)である。しかも、政治資金は税金のかからないお金だ。個人献金のみにして、その透明性を図ることが大事である。
 更には、政党助成金を廃止し、その代わりに幅広く国民に政治参加してもらうという意味で、パーティー、セミナー等で浄財を戴く様にすることである。こうすれば、国民も理解してくれることだろう。
 また、企業、団体献金の制度を残しておくと迂回献金として利用されることになる。西松建設が二つの政治団体をつくり、そこを使って政治家の政治団体にお金を回すやり方は、典型的な迂回献金の手口である。政治の信頼回復を図る上でも、政治家一人一人が自浄能力、自浄作用を発揮することが急務ではないか。
 今回の件で、評論家宜しく、自分はさもさもきちんとやっておりますと言っている与党幹部、閣僚経験者、特に自民党の議員は、率先垂範(そっせんすいはん)して自民党の国民政治協会のお金の使い方を(おおやけ)にし、国民に提示するぐらいの自浄能力を発揮してもらいたい。
 幹事長決裁で何億ものお金が具体的にどう使われているのか、今の自民党の政治資金には透明性がない。他人の批判をするよりも、まず自ら国民に政治資金の使い方をガラス張りにし、透明性を確保することをお願いしたい。
 私は一人政党で政党助成金をもらっていないし、企業献金も該当しない。透明性においては一番だと自負しているが、ここは政治の信頼回復のため、与野党なく国民に政治資金の公開をしていこうではないかと訴えたい。もっともわかりやすい方法で。
 朝7時25分高知発で帰京。衆議院本会議に出席。定額給付金関係の再議決があったが、私は反対なので、定額給付金は受け取らない。定額給付金に2兆円使うなら、その前に後期高齢者医療制度と障害者自立支援法を廃止し、国民に「間違いなく年金はお渡しします」と約束するのが先だと、私は主張していく。
 14時45分羽田発で大分へ行き、大分後援会会合。一年に一回の会合なので、皆さん楽しみにしてくれる。仲間うちの会なので、肩の張らない気楽な会で有り難い。人間関係に感謝したい。
 今日は四国から東京、そして九州へと、あっという間の一日だった。

本日提出した質問主意書3件
bP22 政府代表に関する再質問主意書
bP23 最高裁判所裁判官に対する国民審査に関する第3回質問主意書
bP24 国土交通省所管の財団法人における職員旅行費用の返還状況に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年3月3日(火)

鈴 木 宗 男

 麻生首相は定額給付金を「受け取り、地元で使いたい」と発言し、様々な批判を受けている。
 定額給付金について麻生総理は、当初高額所得者が受け取ることは「さもしい」、もらわないのが「人間の矜持(きょうじ)だ」と言ってきた。2月はじめの自民党役員会では「受け取る意思はない」とも言っていた。これほど発言がぶれると、一国の宰相としての資格があるのかという議論になってくる。
 そもそもこの定額給付金の発想がばらまきで、国民の理解を得ていない。2兆円のお金があるならば、最初に後期高齢者医療制度をやめるべきであり、障害者自立支援法を即廃止すべきではないか。更には、「年金は間違いなく国民に渡る様にします」と、責任ある話をするのが首相としての発信でなくてはならない。
 チグハグな自分からまいた種は自分で摘んでもらいたい。やはり麻生首相には、解散総選挙で国民の信を問うことをおすすめしたい。
 鳩山総務相は中央郵便局を視察し、「利益追求主義で重要文化財級の価値ある建物の一部を壊したのは国の恥だ。保存すべきかどうか世論に聞いてみたい」と発言している。
 「かんぽの宿」一括売却をオリックスにしようとした日本郵政に一石を投じたが、今度は東京中央郵便局の建て替え計画に新たな疑問を投げかけている。かんぽの宿問題では、国民の一定の理解、支持は得ていると私は受け止めている。中央郵便局の件はどうなることか。
 鳩山総務相の歯切れの良い発言はわかりやすく、それなりの理解、支持があるが、鳩山大臣が総務相でなかったら、「かんぽの宿の一括売却」も「中央郵便局建て替え」も話題にならなかったと考えると、官僚政治の怖さ、恐ろしさが(うかが)い知れる。あわせて、内閣をつくっている与党が官僚をチェックしていない実態も明らかになった。鳩山大臣の発言を機に、他の閣僚も改善すべき点はないか、よく勉強し、検証して戴きたい。
 私もこれまで国民の目線で、官僚に対して良いものは良い、悪ものは悪いと、メリハリを付けてやってきたが、私の立場が急転すると、官僚はマスメディアに虚偽の情報を流してきたものだった。鳩山大臣もよくよく気をつけて、きちんとした態勢の下、しっかり取り組んで戴きたい。くれぐれも油断なき様にとアドバイスしておきたい。
 議員会館で仕事をし、15時羽田発で高知に向かう。
 18時から一カ所応援演説をし、20時から一年に一回の恒例の高知後援会懇親会。
 ここ高知でも働く機会はなく、県民の皆さんは地方切り捨ての憂き目に遭っている。やはり政権交代に対する期待は高い。必ずや私なりの役割を果たし、政治の流れを変えていきたい。
 夕方、民主党小沢代表の事務所が家宅捜索されたというニュースが飛び込んでくる。この時期になぜこうした強制捜査が行われるのか。少なくとも逃亡の恐れのない人の身柄をとるやり方を見て、「また国策捜査か」と、私の所にも様々な声が伝わってくる。今後の推移を見つめたい。
 一週間前には、長野県村井知事の秘書をしていた参事が自殺している。この検察の取り調べは、時には人の命まで奪ってしまう。私の時も佐藤玲子秘書は、子宮ガンの大手術の後に逮捕され、十分な治療も受けられず、転移が進み、亡くなってしまった。また、網走の私の後援者は、検察に誘導された調書にサインをし、そのことが大きく気になって脳梗塞で倒れてしまった。
 こういった例を見るに付け、権力側が暴走すると善良な市民はどうにも抗することはできない。何が真実か、何が公正か、国民の皆さんも、権力側の一方的な発信、やり方が全て正しいものではないということをわかって戴きたい。

本日提出した質問主意書3件
bP19 定額給付金制度に対する麻生太郎内閣総理大臣の見解の変化等に関する質問主意書
bP20 韓国慶尚北道教育庁による教科書「独島」の発刊に関する質問主意書
bP21 ミャンマー情勢並びに邦人殺害事件に対する同国政府の対応についての外務省の認識に関する質問主意書

本日受領した政府答弁書6件本日提出した質問主意書3件
bX8 平成21年2月の日韓首脳会談等における竹島問題の取り扱いに関する質問主意書
bX9 フランスの教科書における竹島の表記変更に係る政府の対応等に関する第3回質問主意書
bP00 国土交通省所管の財団法人における職員旅行費用の返還状況に関する質問主意書
bP01 政府代表に関する質問主意書
bP02 前財務大臣のバチカン市国内における行状並びに同行者の対応等に関する質問主意書
bP03 2月22日の「竹島の日」に対する政府の関与、協力に関する第3回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年3月2日(月)

鈴 木 宗 男

 民主党の小沢代表が24日、在日米軍再編に関し「米国もこの時代に前線に部隊を置いておく意味はあまりない。軍事戦略的に米国の極東におけるプレゼンス(存在)は第七艦隊で十分だ」と述べたことに、与党関係者が妙に反応している。
 麻生首相は「防衛に少なからぬ知識がある人は、なかなかそういう発言はしない」、町村信孝代議士は「第七艦隊だけあればいい、あとは自前の自衛力でというのは、防衛予算を3倍から5倍にでもしようかという勢いなのかもしれない」、細田博之自民党幹事長は「一部基地を返還させる努力は必要だが、(北東アジアの)軍事力全体のバランスを考えれば、今のあり方が最小限必要だと日本政府は考えている。小沢代表の発言は到底考えられない発想だ」と、それぞれ批判している。
 どの指摘も短絡的で、的を射ていない。小沢代表の意図は、中長期的に在日米軍の削減、縮小に持って行くのには世界の平和、安定というのが根っこになくてはならず、その努力をした上で、将来的な話をしたに過ぎない。政権を取ったらすぐ第七艦隊だけという考えではないと思う。
 だいたい、与党・権力側が野党の発言に一々神経質にモノを言うだけでも、基礎体力が落ち、焦っている証拠である。受けて立つ姿勢が見たいものだ。
 国家の基本政策は、教育、治安、外交、安全保障である。これらに関し、積み重ねの議論が大事である。小沢代表の言葉尻をつかまえただけの批判を聞く時、やはり政権基盤の脆弱ぜいじゃくさを示していることになる。
 野党第一党の代表の話に、それほどまでにモノを言うのなら、堂々と国民に選挙で信を問うべきではないか。批判する前に解散総選挙を断行すべきでないか。
 北海道では中川昭一代議士の話題が続いている。中川義雄参議院議員が地元報道機関に、中川昭一氏が「再起のために全力を尽くすと言った。最後はずっと一人ひとりに握手し、私も見たことのない姿だった」と語っている。
 この記事を見た多くの人から私のところに「今まで握手もしたことがないのか」「この話を聞いてあきれた。何様だと思っていたのか」「鈴木さんが必ず全員に握手をして席を立つのを見慣れている者からすると違和感を感じる。親の地盤をもらい、楽な選挙をしてきた人とたたき上げの苦労人の心のあり様がよくわかりました」といった声が寄せられる。何事も普段の人間関係が大事だとつくづく感じながら、鈴木宗男流をしっかり守っていきたいと思う。
 朝から釧路市内を廻り、18時から民主党第七選挙区仲野博子代議士の新年交礼会に出席。「来るべき選挙では、北の大地、ここ釧根から政権交代に向けて結果を出そう」と、 げきを飛ばす。蝦名大也釧路市長も駆けつけ、勢いのある会合だった。

本日提出した質問主意書3件
bP16 韓国の2008年度版国防白書における竹島の記述についての政府の対応に関する質問主意書
bP17 2月22日の「竹島の日」と同日に島根県で行われた竹島は日本領ではない旨主張する著書の出版記念講演会に係る政府の認識等に関する質問主意書
bP18 平成21年2月28日から3月1日にかけて行われた日中外相会談に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年3月1日(日)

鈴 木 宗 男

  北海道ではTV、新聞ともに中川昭一氏が昨日地元入りしたことが大きく取り上げられている。特に北海道新聞一面トップで「失態で財務相辞任 中川氏地元入り陳謝 会見で議員辞職否定」という見出しになっている。さらには「説明責任果たしていない」という署名記事一面である。
 中川代議士とは何かとご縁があり、守れるものなら守ってあげたいと思っていたが、国内での出来事ではなく、ローマ発の世界行きの映像、発信となった。どうにもならないインパクトのある映像で今でも私は驚きが先だった。
 振り返るに、地元の人も仲間の国会議員も中川代議士の実態は判っている。森元首相が、16日テレビで言ったことが一番的確だろう。麻生首相が、1回も飲んだところは見たことがないと国会答弁しているが、地元の町村長はじめ後援会関係者は、あの答弁にびっくりしたものである。お友達内閣と言われる判断の甘さが逆に中川代議士を追い込んだとも言える。
 昨日は、後援会に対してお詫び、釈明しているが、私の事務所には「日本を代表してG7の財務大臣会議に出ていたのだから、国民に対してきちんと説明責任を果たせ」「後援会に話をするということは、自分の選挙しか考えていないのか」「バチカン博物館での入っていけない処に入った、触っていけないものに触った、座ってはいけない台座に座ってしまったことに対して、何の説明もない」と言った話が寄せられる。
 私が当事者ではないが、何か私が注意されているような気になりながらも、政治家等しく何が親切か、はっきり教えてあげることが大事だと痛感した。
 昨日の中川さんの後援会の様子が、北海道新聞37面に次の様に出ている。

 「厳しい意見もなく、次の衆院選に向けてみんなで盛り上げていく」。総会は中川氏の支持継続で一致し、出席者からは中川氏を励ます声が多く聞かれた。
 だが、中には素直に陳謝を受け入れられないという人も。六十代の男性は「みんなの支持を受けながら、なぜ取り返しのつかないことをしでかしたのか」。別の男性は「中川氏は周囲の言うことは聞かない。本当に立ち直るかどうかは半信半疑だ」と不満を漏らした。
 中川氏は地元でも酒癖の悪さなどが知られていた。二〇〇〇年六月の衆院選で六選を決めた夜、選対事務所に酔って現れ、ふらついた手でダルマに目をかき入れ、牛乳で祝杯を挙げた支持者たちをあきれさせた。
 昨年十一月下旬には同管内中札内村の小学校体育館で行われた高規格道路開通記念式で、灰皿の用意もないのに昼食をとりながらたばこに火を付け、ひんしゅくを買った。
 それだけに別の男性支持者は「信頼が回復できるかどうかは今後の本人次第」と言い切った。
 同管内の後援会関係者以外の有権者には、より厳しい声もある。更別村の男性(59)は「中川さんは一地方の議員ではなく、国民の代表。後援会に謝っただけでは済まない」、芽室町の男性(59)は「次の選挙には立候補せず、じっくり反省すべきだ」と話した。

 いずれにせよ、有権者のみなさんが賢明な判断をして頂けるものと確信する次第である。
 7時50分千歳発で女満別へ。車で足寄に向かい10時から我が母校足寄高校第52回卒業式に出席。母校で後輩に挨拶出来ることに感謝しながら、卒業生に「人生計算通り、自分の思った通りいかない。しかし、人生諦めるな。松山千春君の大空と大地の中での歌詞に、『生きることが辛いとか、苦しいだとか言う前に、野に育つ花ならば、力の限り生きてやれ』というフレーズがある。辛い時、苦しい時、この言葉を思い出して欲しい。生きていれば良い事がある。生きていれば逆転もある。信念を持って正直に生きれ」と、はなむけの挨拶をする。久し振りの母校は温かかった。
 足寄から釧路に行き、さらに網走管内佐呂間町で19時半から後援会新年交礼会。札幌―千歳―女満別―足寄―釧路―佐呂間と車だけでも500キロ近く乗ったことになる。天気がよく予定通り動くことが出来た。
 今日から早3月である。

「佐呂間新年交礼会.」


<<  2009年3月  >>  | TOPへ

 

鈴木宗男の最新情報国家の罠鈴木宗男の歩み鈴木宗男の政治鈴木宗男の横顔鈴木宗男の関連記事ムネオの真相

このサイトの写真・文章などは、手段や形態を問わず複製・転載することを禁じます。
Copyright (C)2000 Muneo Suzuki Office. All rights reserved.