ムネオ日記
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2009年5月31日(日)

鈴 木 宗 男

 自民党の細田幹事長も菅選挙対策副委員長も選挙は8月以降との見解を述べているが、戦いを前に後ろ向きになってはいけない。少なくとも解散の判断が出来る首相を支える立場にある者は、戦術、戦略を十分考えて様々な含みを持って言うべきである。細田幹事長は当選6回で、まだ議員歴19年、菅副委員長は当選4回、議員歴13年である。政治家としてのキャリア、経験不足、修羅場を十分踏んでないとストレートな足下(あしもと)を見られる表現になっている。
 いずれにせよ待ったなしでやってくる選挙である。流れは政権交代して欲しいというのが国民の声だ。
 官僚政治打破、格差の広がる新自由主義政策にストップ、地方切り捨てをさせないと淡々と政策論争をしていけば良いのである。「いつでも来いという気概を持って新党大地・鈴木宗男は進んでいく。
 「麻生首相は30日午後『ロシアによる北方領土の不法占拠が続いている』とした自らの発言にロシア側が反発したことについて、『日本の公式見解だから、改めて言ったからといってごちゃごちゃするようなことはない』と述べ、日ロの平和条約締結(ていけつ)交渉などに影響はすることは無いことの認識を示した。横浜市内で記者団の質問に答えた。首相は「日本が独立した昭和27年から同じ事しか言っていない」と強調した。(北海道新聞3面)と出ている。
 ここで首相が歴史認識で勘違いしているのは、ソ連時代、領土問題について日本は即時一括返還と言ってきたが、ロシアになってから日本も対応を変えたことである。
 ロシアが領土問題を認めてから、日本も柔軟に対応してきたのである。
 「昭和27年から同じ事を言っている」と言うのは短絡(たんらく)的である。1951年の講和条約、1956年昭和31年の日ソ共同宣言、その後日米安保条約の改定で、ソ連がどう出てきたか、ロシアになってからどのような日ロ関係であるか、ソ連とロシアを一緒にしてはいけない。
 記事に触れたことも踏まえ、外務官僚は首相に正しいしっかりした歴史認識をレクチャーすべきである。
 外務官僚、とりわけロシア担当者は裂帛(れっぱく)の気合いをもって麻生首相を支える事だ。
 麻生首相は時として、思いこみで発言している場合もある。外交は過去の積重(つみかさ)ね、約束を守って初めて信頼関係、前進があるものと私は考える。
 9時半から、札幌市で陸上自衛隊第11旅団創立1周年、真駒内駐屯地開庁55周年記念式典に出席し挨拶の機会を得る。
 国際社会の中で、PKO平和維持活動、緊急災害援助活動等、自衛隊抜きにして、日本の国際貢献はない。雨の中、自衛隊の勇姿に接し、身の引き締まる思いである。

2009年5月30日(土)

鈴 木 宗 男

 補正予算が成立し、次の焦点はいつ解散総選挙かに絞られてきた。
 「政局より景気」と言ってきた麻生首相は、21年度本予算に続いて大型補正と、次々と手を打ってきたが、国民は冷静に見ている。選挙目当てのバラマキの財源が借金であることは、国民はよくわかっている。経済効果は期待できないという雰囲気である。
 このままだと任期満了に限りなく近い選挙になるのではないかという見方もあるが、私は、自民党は追い込まれるとぼろ負けになることを考えると、傷は浅く小さい方がいいという判断が働き、7月選挙になる可能性も排除できないと思う。
 東京都議選挙後だと自民党は選挙に負け、「麻生では戦えない」と、いきおい麻生降ろしが始まるだろう。それならば、早くに解散して、出来る限り小さく負ける道を選んでくるものと思う。
 いずれにせよ一ヶ月の違いである。いつ選挙があっても言い様に、心の準備はしておかなくてはならない。
 ロシアのメドベージェフ大統領は29日、クレムリンで行われた河野雅治駐ロシア大使の信任状奉呈式で、「クリール(千島)列島に対するロシアの主権に疑問を差し挟む日本の試みは、平和条約締結交渉継続に貢献しない」と述べ、麻生首相が北方領土について「ロシアによる不法占拠が続いている」と述べたことを牽制し、不快感を表したと報道されている。
 外務官僚は私の度々の質問主意書への答弁でも、「不法占拠」という言葉を使っている。北方四島は日本の固有の領土であるが、現在はロシアが実行支配している。
 日ロ両国で北方四島は係争地域であるとしており、話し合いで解決することで合意している。麻生首相が外務官僚の言うがままに同じ表現をしたところで、どうして「型にはまらない独創的アプローチ」が出てくるというのか。更に迷路に入り込んでしまうだけではないか。
 国益の観点から、現実的解決に向けた発想を持ってもらいたい。
 7時03分札幌駅発で帯広に行き、10時から元士幌町長で私の後援会長をして下さった飯島和吉さんの町葬に参列。既に告別式は終わっているが、士幌名誉町民としての最後のお別れである。御遺族の方と一緒に写真を撮りながら、改めて飯島さんのご冥福を祈る。
 12時帯広で開かれている郵雪会(特定郵便局長さんのOB会)総会に出席し、挨拶する。17日、千葉の幕張で行われた郵便局長会の全国大会における私の挨拶が大変良かったと話題になり、有り難い限りである。政権交代をして、郵政の抜本的見直しを何としても実現しなくてはならない。
 帯広から上川管内士別市に向かい、昔からお世話になっている方の息子さんの結婚式に出席し、お祝いを述べる。
 その後車で千歳市に行き、「ほりえ政行」千歳市議会議員候補の最後の遊説に駆けつけ、打ち上げ挨拶をする。人間関係を大事にする私にとって強行日程も苦にはならない。

2009年5月29日(金)

鈴 木 宗 男

 麻生首相が関係閣僚に検討を指示していた厚生労働省の分割・再編について、先送りされることが決まったという。
 15日の政府の安心社会実現会議で、厚労省の分割について話が出て、麻生首相が厚労省と内閣府の一部を「社会保障省」と「国民生活省」に分割・再編する具体的な形を出し、与謝野財務大臣にとりまとめを指示したと(おおやけ)になっていた話が、2週間で変わってしまう。何ということか。
 麻生首相は「100年に一度の経済危機」と、「100年に一度」という言葉をよく使う。橋本龍太郎元総理は、「100年に一度の大行政改革」と言って、今の1府12省庁体制にしたのである。
 この時、中央省庁等改革基本法を通し、次の小渕内閣で省庁改革関連法、省庁改革施行関連法が成立したのだが、この両法案に閣議で署名している政治家は現在では私だけになった。「100年に一度」の大行政改革の歴史的経緯とその重みを、首相はじめ閣僚はよく勉強してもらいたい。思いつきやその場の雰囲気で動かす話ではないのだ。
 橋本内閣における行政改革は、自由民主党の行政改革委員会委員長を約10年間務められた橋本元首相が、その経験を持って、検討に検討を重ねて、首相になって断行した歴史的な仕事なのである。あまりにも軽い今の政治に、橋本、小渕両元首相はどう感じているだろうか。
 これに関して、日本経済新聞2面の囲み記事が面白い。

 厚労省分割めぐり―安心会議が紛糾 「党利党略」「無礼だ」
 厚生労働省の分割・再編を巡り、28日の安心社会実現会議が紛糾した。薬害肝炎全国原告団代表の山口美智子委員は「一委員の提案した厚労省分割・再編が報道された。衆院選のパフォーマンスを思わせる。党利党略だ」と表明。これに「提唱者」とされる読売新聞グループ本社会長の渡辺恒雄委員が「取り消せ。無礼だ」と反論し、会議は一時、険悪な雰囲気に包まれた。
 このため与謝野馨財務相が「超然たる立場で意見を述べてもらうのが会議の趣旨」と場を収めた。
(5月29日日本経済新聞朝刊2面)

 与謝野大臣が「超然たる立場で意見を述べてもらうのが会議の趣旨」と言ったそうだが、超然的では困るのである。現実と向かって議論を重ねてほしい。
 民主主義は手続きが一番大事で、次に中身なのである。しっかりと踏まえて戴きたいものだ。
 総務省が今日公表した労働力調査によると、完全失業率は2003年11月の5.1%に次ぐ5.0%となり、有効求人倍率は、1999年5、6月と並び過去最低となる0.46%に達したとのことである。過度な規制緩和により格差が広がり、働く機会がなくなったことの証左である。
 小泉政権以後政治がなかったことは、この数字をみても明らかである。一日も早い解散総選挙で国民の信を問うのが、麻生首相の最後の仕事ではないか。
 「政局より景気」と言いながら、昨年から何ら改善されていない。この現実を麻生首相は何と国民に説明するのか。是非とも麻生首相の肉声で説明してほしいものだ。
 夕方千歳に入り、千歳市議会議員選挙で新党大地が推薦している「ほりえ政行」さんの応援に入る。
 いよいよ明後日が投票日、沢山の人に投票所に足を運んで戴きたいものである。


本日提出した質問主意書5件
bR07 北方四島への人道支援に対するサハリン州政府の見解に関する質問主意書
bR08 外務省在外職員の住居の実情等に関する質問主意書
bR09 外務省についての各マスコミ報道に対する同省の対応に係る国民への説明等に関する第3回質問主意書
bR10 外務省と同省所管の各種法人との関係等に関する質問主意書
bR11 最高裁判所裁判官の指名等に関する再質問主意書

本日受領した政府答弁書9件
bQ72 農林水産省の労働組合員が無届けで非営利団体の役員を兼務していた件に関する質問主意書
bQ73 我が国の報道機関関係者がロシア政府のビザ発給を受けて北方四島に渡航した件に関する質問主意書
bQ74 政府見解と異なる北方領土問題の解決方法について言及した政府代表に対する外務大臣の対応等に関する再質問主意書
bQ75 外務省職員が公務出張に際して取得したマイレージの同省における取り扱い及び公費節減効果の検証等に関する再質問主意書
bQ76 ロシア側に押収されたままの第31吉進丸の船体返還に向けた外務省の取り組み等に関する質問主意書
bQ77 在ロシア日本国大使館において本来節約できたはずの月額約四百五十七万円もの賃借料が二年に渡り支払われ続けていた件に関する第3回質問主意書
bQ78 海上自衛隊の特殊部隊における隊員死亡事件に係る防衛省による調査の進捗状況等に関する質問主意書
bQ79 外務省所管の各種法人に対する同省の助成等に関する第3回質問主意書
bQ80 農林水産省の出先機関における勤務評定に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年5月28日(木)

鈴 木 宗 男

 昨日の党首討論が話題になっている。
 新聞、テレビの受け止め方はそれぞれだが、私のところに尋ねてきたマスコミ関係者は、総じて「麻生首相に余裕がなかった」、「首相がチャレンジャーになってはいけない」、「逆に鳩山代表の方が大人の対応だった」という声である。
 また事務所には「与党議員の動員がされたかの様な不規則発言はいけません」、「野党がヤジるのならともかく、与党が騒ぐとは、はじめから基礎体力が落ちています」といった声が届く。
 党首討論の重みを考える時、自ずから政治家個々人が常識をわきまえるべきである。私も若い頃「ヤジ将軍」と言われたが、時、場所はわきまえて発言していたものである。この点でも政治家の器量が今、問われているのではないか。
 自民党の党改革本部は、10年後を目処に衆・参両院の議員定数を段階的に3割減らす案をまとめたと報じられているが、こうした問題は「エイ、ヤー!」の気持ちで取り組み、即、実施しなければ出来ないものである。小選挙区制も2回実施した後に見直しを検討するという話だったが、ウヤムヤになり、今日(こんにち)に至っている。
 10年ではなく、「次の次の選挙からこうします」と、国民に約束するのが責任政党である与党の本来の姿だ。それが他人事(ひとごと)みたいな言い振りをするのでは、国民が支持しない。
 新党大地は2年前の参議院選挙から、参議院については242人の定数を日本の人口100万人に1人の割合で125人とし、117人を削減する、衆議院については300の小選挙区を200にし、100人を削減する主張をしている。政権交代を果たしたら必ず実行して、わかりやすい政治にしたいと考えている。
 待ったなしでやってくる衆議院選挙、「北の大地・北海道からチェンジ!」、「北の大地から政権交代」の狼煙(のろし)をあげていく。
 かつて日本で大使を務められた方が訪ねてくれ、18時から夕食を共にする。北朝鮮問題、対中関係、対米関係、対中東関係等、幅広い分野でとても興味深い話をお聞きする。義理人情と言えば日本人の一つの美徳だったが、今は外国人の中にこそ、日本の良き伝統、文化を踏まえている人が多いことに気付く。


本日提出した質問主意書6件
bR01 1999年にキルギスで発生した日本人誘拐事件の際に身代金が支払われたとの証言が同国国会でなされた件に関する質問主意書
bR02 外務省の在外公館派遣員制度に関する質問主意書
bR03 外務省の大使館及び総領事館における便宜供与に関する質問主意書
bR04 外務省の専門調査員制度に関する質問主意書
bR05 外務省における健康管理休暇制度に関する質問主意書
bR06 外務省在外職員に支給される住居手当の妥当性に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年5月27日(水)

鈴 木 宗 男

 国会議員の夏のボーナスを2割削減する法案が衆議院で可決され、参議院に送られた。昨年夏は約301万円だったボーナスが約60万少なくなり、241万円となる。
 赤字経営の民間会社では、ボーナスを支給しないというのが圧倒的に多い。国の借金が850兆円と言いながら、国会議員がボーナスをもらうべきかどうか、もっと突っ込んだ議論があっても良いのではないか。2割と言わず、全額削減の決定の方が国民にはわかりやすいと思うのだが。
 読売新聞6面に自民党の意見広告が出ている。しかも全面を使ってである。
 「民主党が提案している政策に具体的な財源はありますか」と言っているが、民主党にモノを言う前に、自らの特権、手厚い手当等を切りつめることが第一ではないのか。批判する前に国会議員や官僚の特権、無駄な手当をなくす議論をすることが先だと私は思う。
 消費税を上げる議論が必要だというのなら、その前に国会議員の定数を削減し、官僚の特権をなくし、「我々も身を削っています」、「血を流しています」と、しっかり結果を出してから、国民の皆様に「お願いします」と言うのが当然の筋ではないだろうか。国会議員や高級官僚は、国家財政が赤字でも左うちわでのうのうとボーナスをもらっていると、多くの国民は思っている。これも絶えず権力側で生きてきた世襲政治、官僚政治の甘え、おごりではないのか。
 やはり政権交代をして、生活感のある政治を実現しなくてはいけない。
 久しぶりに党首討論が行われた。読者の皆さんの受け止めはいかがだっただろうか。
 麻生首相、鳩山代表、それぞれ持ち味、クセを出していたのではないか。
 鳩山代表のソフトな語り口の中にも芯の入った、後で効いてくるボディーブローの様な強さを私は感じ取った。木で鼻をくくった様な麻生首相の言い振りは感心できない。
 マスコミで「宇宙人」と言われる鳩山代表だが、私は「宇宙人」に期待したい。未知の世界から何かを運んでくる様な夢と希望がある。国民に夢と希望を与えてほしい。国民にやる気を起こさせてほしい。それが何よりである。
 政権交代に向けて、「新党大地」も、「北海道からチェンジ!」を訴えていく。
 15時日高管内新ひだか町静内で後援会会合。15日にも静内に入り、新しい組織を立ち上げたが、今日も新しい人達にお会いし、心強い限りである。この輪を全道に広げていく。
 18時半から苫小牧市で大変お世話になっている会社の創立30周年式典に招かれ、挨拶させて戴く。たたき上げで頑張る社長さん、それを支える社員の皆さんに敬意を表する。


本日提出した質問主意書6件
bQ95 国会議員に支給されるJR無料パス等の実際の使われ方等に対する内閣総理大臣の見解に関する再質問主意書
bQ96 検察官等による犯罪行為の発生件数等に関する再質問主意書
bQ97 政府による補正予算を用いたいわゆる国立漫画博物館の建設の是非等に関する質問主意書
bQ98 新型インフルエンザに係る政府が作成したテレビCMに関する質問主意書
bQ99 外務省在外職員に支給される子女教育手当の妥当性に関する質問主意書
bR00 外務省在外職員に支給される配偶者手当の妥当性に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年5月26日(火)

鈴 木 宗 男

 北朝鮮が地下核実験を行った。許される行為ではない。
 北朝鮮はこれまでも禁じ手を再々使ってきている。先のミサイル発射もそうである。あの時も国際社会はこぞって非難をした。今回もオバマ米大統領、中ロ外務省、ロシア大統領府も麻生首相も相次いで非難声明を出している。
 しかし、いくら非難しても北朝鮮は聞く耳を持たない。身勝手な、我が道を行くといった感じである。
 小が大を飲むという様な北朝鮮のやり方は、誰も認めるものではない。我が国としても、アメリカ頼みの北朝鮮外交では先がない。歴史的にも地政学的にも、北との関係が強いのはロシアである。私がかねてから言っている様に、ロシアカードを活かすべきである。
 北朝鮮を国際社会に引っ張り出し、根気よく、粘り強く交渉するしかない。北朝鮮が六か国協議に復帰しない限り、一切の支援を行わないとするアメリカの考えで解決できるとは思われない。ロシアの影響力を活かして、一日も早くテーブルに着かせる環境整備を行うことが必要ではないか。日本の外務官僚の基礎体力が問われるところである。
 社民党の福島党首は、民主党、国民新党との共通選挙公約は考えないと昨日記者会見で述べているが、当然である。政党政治である限り、公約はそれぞれの政党がそれぞれ打ち出すべきである。
 連立を組んでいるからと言って自民党と公明党が共通のマニフェストをつくるかと言うと、そうはなっていない。野党はそれぞれの主張をして、国民の理解を得て、政権交代に必要な議席を確保する闘いをしなくてはいけない。政権交代を果たすにはどんな手法が良いのか、そこのところをしっかり考えて、共同戦線を張ることがポイントだ。
 新党大地は北海道で民主党と選挙協力している。北海道の12小選挙区で民主党が全勝するには、「大地」の支援が待ったなしである。
 「大地」が比例区で議席増を果たすことにより、北の大地 北海道から政権交代の流れが出来るのである。この流れが全国に行き渡る様、私は北海道のみならず、全国の鈴木宗男後援会、大地党員・サポーターの皆さんに、民主党、国民新党との協力をお願いしていく。
 昨日のうちに札幌に出て、丘珠空港から中標津空港に飛ぶ。
 10時から根室管内別海町で、私の後援会長を務めて下さった小原長俊さんの告別式に参列。行年79歳、2期8年に渡り議長を務められ、人格円満で素晴らしい人だった。
 104歳で矍鑠(かくしゃく)とされているお父さんが、息子さんの永遠(とわ)の旅立ちを見送られる姿を見ながら、世の無常を感じる。心からのご冥福をお祈りする。
 夕方東京に戻り、18時半から元外務省の方や外交評論家の方と懇談。色々な話題で盛り上がり、特に外務省の内情について、興味深い話があった。


本日提出した質問主意書4件
bQ91 外務省における各種手当の変遷並びに同省職員による実際の使われ方等に関する第3回質問主意書
bQ91 在ロシア連邦日本国大使館における住居手当等に関する質問主意書
bQ93 北方四島変換方針の堅持を求める新聞広告の内容に対して外務大臣が修正を求めた件に関する第3回質問主意書
bQ94 外務省職員による飲酒対人交通事故に関する質問主意書

本日受領した政府答弁書6件
bQ66 東京地方検察庁特別捜査部の取材対応のあり方等に関する第3回質問主意書
bQ67 外務省についての各マスコミ報道に対する同省の対応に係る国民への説明等に関する再質問主意書
bQ68 北方四島変換方針の堅持を求める新聞広告の内容に対して外務大臣が修正を求めた件に関する再質問主意書
bQ69 検察官等による犯罪行為の発生件数等に関する質問主意書
bQ70 検察庁による刑事事件に係る情報のリークに関する第3回質問主意書
bQ71 国会議員に支給されるJR無料パス等の実際の使われ方等に対する内閣総理大臣の見解に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年5月25日(月)

鈴 木 宗 男

 政令指定都市さいたま市の市長選挙は、民主党埼玉県連の支持を受けた清水勇人さんが当選。今年3月までは自由民主党の県議だったが、「自民党では政治は変えられない」と自民党を離党し、市長選に出馬して、民主党の応援を受けての圧勝である。鳩山代表になって初の大型選挙、特に自民・公明両党県連が現職を推薦しての選挙戦での勝利は大きい。
 自民党の細田幹事長は「国政への影響は限定的だ」と強調したと読売新聞2面に出ているが、果たしてそうだろうか。昨日、18時半から茨城県竜ヶ崎市で民主党の候補予定者の応援に行ったが、「今まで自民党を応援していたが、一度下野して出直してもらった方がいい。格差の広がった政治を変えてほしい」と大勢の人から言われた。全国を講演して回っているが、同じような声が圧倒的である。
 今後は日一日と緊迫した状況になっていくであろう。一日も早い解散総選挙を、国民は段々と期待していくことと思う。
 昨日の報道番組で、世襲制限について自民党の石原伸晃幹事長代理が「やるなら次の選挙からやらないといけない。『なんで次の次からなのか』と言われる」と話したそうだが、しっかりした基準やルールをまず決めることが大事ではないか。石原氏自身、親が国会議員、現在は選挙区を抱える都知事であり、紛れもなく世襲なのである。
 民主主義は手続きが一番であり、次に中身である。選挙目当てと言われるやり方は国民に理解されない。
 自民党の菅義偉選対副委員長は衆議院の定数を50人以上削減することをマニフェストに書くべきだと佐賀県で講演しているが、新党大地は衆議院300の小選挙区を200にし、100人を削減して現在の480人の定数を380人にすること、参議院については、国民100万人に一人の計算で、現在の242人の定数を125人にすることを、2年前の参議院選挙から訴えている。
 行政のスリム化を言う国会議員は多いが、国会議員自ら定数を削減するという声は小さい。国会議員自ら身を削る、血を流すことを実践して初めて、国民の理解を得られるのである。国会議員、国家公務員の特権をなくさなくてはいけない。
 定数削減はもちろんだが、国会議員、公務員のボーナスも、既得権益に乗っかってもらうのが当たり前という考えは、改めなくてはならない。ボーナスの2割削減などという甘い考えではダメだ。「ボーナスは全廃する」といった思い切った判断が必要ではないか。
 民間企業なら、会社が赤字経営の場合、たいていのところではボーナスは出ない。国が850兆円もの赤字を抱えている時、国会議員がのうのうとボーナスをもらうというのでは、国民が納得しない。国家公務員幹部も同じではないか。国会議員、国家公務員の管理職以上は、お互い考えていきたいものである。
 国会開会中だが、衆議院議員会館はおそろしく静かである。やはり各議員は選挙区を心配しているのか。
 選挙は普段の積み重ねが大事である。試験の一夜漬け宜しくでは間に合わない。私も夕方札幌に戻り、活動する。
 17時からラジオ文化放送「ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNews CLUB」収録。外交について楽しい話が出来た。
 外交といえば外務省だが、私の出した質問主意書に対し、極めて不誠実な答えばかりが返ってくる。私なりに自制しながら質問主意書を出してきたのだが、外務官僚の自浄能力は見えず、また、幹部も緊張感がない様であるので、遠慮せずに細かく淡々と質問主意書を出させて戴くことにする。
 国民に少しでも情報開示、情報の透明性確保を図る上でも、国民から選ばれた国会議員として、粛々と外務官僚に対して、国民の目線に立って質問して行きたい。
 ウソ、ごまかしの答弁書に閣議で署名している閣僚、国務大臣も、少しは中身をチェックしてほしい。この点が官僚政治、官僚に操られていると言われるゆえんである。
 今日は外務省に対し、以下の7本の質問主意書を出させて戴いた。


本日提出した質問主意書7件
bQ84 政府に対して北方四島返還方針の堅持を求める意見広告に政府職員が賛同人として名を連ねている件に関する再質問主意書
bQ85 外務省員手帳に対する外務省の認識に関する質問主意書
bQ86 外務事務次官による贈与等報告書の提出等に関する質問主意書
bQ87 外務省欧州局幹部による贈与等報告の提出等に関する質問主意書
bQ88 外務省の庁舎内に入っている民間企業に関する質問主意書
bQ89 外務省におけるいわゆる居酒屋タクシー問題に関する質問主意書
bQ90 外務省欧州局におけるタクシー券の使用状況等に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年5月24日(日)

鈴 木 宗 男

 韓国の盧武鉉前大統領が自殺としたとのニュースに驚く。
 不正資金疑惑で検察の捜査を受けての、決意の死か。パソコンに残した家族宛の遺書が切ない。

 非常に多くの人々にお世話になった。私のせいでいろいろな人が受けた苦痛は、あまりにも大きい。今後受ける苦痛も推し量れない。余生もほかの人の負担になるだけだ。健康が思わしくなく、何もできない。本を読むことも、ものを書くこともできない。あまり悲しまないでほしい。生と死はすべて自然の一部分ではないか。(私に)申し訳ないと考えないでほしい。だれも恨まないでほしい。運命だ。火葬してもらいたい。そして家の近くにごく小さな石碑を一つだけ残してほしい。(これは私の)昔からの考えだ。
(読売新聞3面)

 考えに考えての決断だと思うが、残された家族の気持ちを推し量ると、(なお)辛い。連日マスコミに叩かれ、検察の厳しい取り調べに人生を諦めたのだろう。
 7年前、私もメディアスクラムとも言うべきバッシングに遭い、権力側のリーク、世論誘導によって追い込まれた時は、「死んだ方が楽か」と、ふとそんな思いが脳裏をよぎることがしばしばあった。一人になっていたらその道に走っていたかもしれない。
 家内が私を一人にしなかった。家内が私の側につけない時は、子供が、子供が都合が悪い時は秘書が、四六時中側にいてくれた。
 人生、ちょっとした心配りで、また変わるものである。盧武鉉前大統領は警護員と一緒に山に登ったそうだが、警護員に前大統領の胸の内をわかれといっても酷である。
 韓国では「検察のやりすぎだ」という声が起きているそうだが、日本でも捜査の過程で自ら命を絶った人が数多くいる。また、私の秘書であった佐藤玲子さんの様に、検察に無理矢理逮捕されて、治療も受けられず、かわいそうに亡くなった例もある。
 どこの国でも権力が暴走すると恐ろしいことになる。人が人を捕まえる、裁くということは重いことだ。政治的、経済的事案は粛々(しゅくしゅく)と冷静に進めることが大事ではないか。韓国の出来事ではあるが、日本にも関係することなので、真の公正、公平な社会作りにむけ、政治家は心しなくてはいけない。官僚の暴走は断じてあってはならない。
 千歳市議会議員選挙が告示された。新党大地推薦の堀江政行さんの応援のため、街頭演説をし、一緒に遊説車に乗って千歳市内を回る。
 13時の千歳発で上京し、15時半からJR東日本労働組合主催の「美世志会は無実だ!公正公平な裁判を求め、えん罪・JR浦和電車区事件の逆転勝利を勝ち取る東京集会」に招かれ、講演する。私も経験していることなので、国策捜査について話す。
 18時半、茨城県に行き、前衆議院議員の小泉俊明さんの後援会会合に講師として出席。小泉さんの後援会会合に出席するのは2回目となるが、本人のひたむきな活動は、必ずや選挙民から評価されるものと確信している。
 今日も一日があっという間だった。

2009年5月23日(土)

鈴 木 宗 男

 麻生首相が昨日、帯広空港に降り、中川昭一代議士の後援会の会合に顔を出している。そこで麻生首相は「定額給付金やエコポイントなど二人で苦労した」と述べ、中川代議士は「お役に立つ所かご迷惑をおかけして、日本国と総理にお詫び申し上げます」と話したと新聞記事になっている。
 TVでもこの話が出た様で、松山千春さんから「総理に(あやま)るより日本国民に(あやま)るのが先だろ、あの朦朧(もうろう)会見で辞めた時、国民にお詫びしないで、何で今頃総理に(あやま)るんだ」と(まと)を得た指摘を頂く。
 私もその通りと思う。「国民、選挙民を無視して権力者に()びる姿は理解出来ません」と言った電話、FAXが多数事務所に寄せられる。選挙民、北海道民は冷静に判断していると受け止めながら、人のふり見て我がふり直せをしっかり胸に刻んで生きていこうと思う。
 民主党岡田幹事長が石川ともひろ代議士の応援の為、帯広に来る。
 記者会見、街頭演説に付き合いながら新しい政治の流れが出てきていると確信する。
 街頭演説をはじめると、ご通行中、お買い物中の人が足を止め、耳を傾けて下さる。約2千人の人が「朦朧(もうろう)会見」に触れると、皆さん、相槌(あいづち)を打ってくれる。
 私は気が付かなかったが、中川昭一代議士の奥さんがこの演説会の様子を見ていたと知らせてくれる人もいる。いよいよ選挙戦、熱い闘いが始まると実感する。
 ここ北海道11区の結果が政権交代できるかどうかの大きなポイントである。新党大地は、北海道からチェンジ。北海道から政権交代を目指して頑張っていく。
 読者の皆さん、北海道に知人、友人、お知り合いの方がおられましたら、是非ともご紹介を頂きたい。
 19時から私の後援会長を務めて下さった。元士幌町長飯島和吉さんのお通夜に顔を出す。馬好きで、人間味のある何とも言えない人柄の良い飯島和吉さんだった。士幌町長を辞められた後私の後援会長を務めてくれたことに感謝申し上げ、心からのご冥福をお祈りする。

2009年5月22日(金)

鈴 木 宗 男

 自民党は国会議員の世襲制限について、次期衆議院選挙から実施する方向で検討していると報道されている。新人について、国会議員の親族が同一選挙区から連続して立候補することを、次期衆院選から禁止する案だそうだが、これが通ると、小泉純一郎元首相の息子さんは党公認ではなく、無所属での立候補となる。
 ところが小泉元首相の息子さんは、無所属で出て当選後に自民党に入る。しかも自民党は対立候補者を出さないことにするらしい。これでは全くの出来レース、すり替えの話である。
 今、なにゆえに世襲制限の話が出てきたのか。過去の甘え、惰性の政治に、今は決然とノーを言わなければならない時なのだ。それなのに身内を守り、保護するやり方をする自民党に対し、国民は怒りを込めて、賢明な判断をして戴きたい。
 自民党は時として“自分党”になる。小泉政権以後、弱肉強食、勝ち組・負け組と格差の広げるアメリカ型の新自由主義政治を行ったせいで、今国民はやる気を失っている。国民をリードする立場にある国会議員が、更に国民にやる気を失わせていることに、唖然あぜんとするばかりである。やはり政権交代をしなければと、つくづく思う。
 「北の大地 北海道からチェンジ!」を訴え、新党大地は闘っていく。
 昨日の衆議院予算委員会での谷内正太郎政府代表の発言に関し、「『3・5島でもいいというたぐいの発言は一切していない』と述べた。その上で『(領土問題は)新しいアプローチが必要だ。どういうふうに国民が納得しうる形で解決できるか。知恵を絞らなければいけない』と指摘。」と出ている(読売新聞4面)。
 この谷内代表の答弁に対し、谷内氏のインタビューを記事にした毎日新聞は、今日の朝刊では何の反応も見せていない。毎日新聞の記事により日本でもロシアでも大きな話題になったのに、当の毎日新聞が国民に説明せず、情報開示をしないというのは、何とも不思議な状況である。インタビューをした記者の基礎体力不足なのか、それともねつ造なのか。
 公の報道機関、それも歴史を誇る毎日新聞である。ここはきちんと国民に谷内インタビューの事実を教えてほしい。いや、自ら進んで説明する義務があることを考えて戴きたい。
 12時から「しこつ湖 鶴雅リゾートスパ 水の謌」オープンレセプションに出席する。阿寒湖畔の阿寒グランドホテル鶴雅グループが支笏湖に新しくオープンした、世界に通用するリゾートスパホテルである。
 館内を拝見したが、阿寒の「鄙の座」、佐呂間の「鶴雅リゾート」、網走の「北天の丘」に勝るとも劣らない、個性溢れる、大西イズムが出ている施設になっている。支笏湖に新しい癒しの場所のメッカが誕生した。益々のご発展を祈念してやまない。
 18時から留萌市で新党大地塾5月例会。今年に入って初めての留萌入りである。
 留萌市はじめ留萌管内、道内から大勢の後援会関係者、大地党員・サポーター、シンパが足を運んで下さる。高橋定敏留萌市長も駆けつけて下さる。
 高橋市長は中川一郎先生の秘書仲間であり、私が育ててきた人物だ。昔話に花を咲かせながら、人間関係の大切さを感じる。
 留萌の皆さんの人情に触れながら、久しぶりの留萌はいつも通り優しい場所であると感じた。


本日提出した質問主意書3件
bQ81 いわゆる「3・5島論」発言に係る政府代表の説明及び内閣総理大臣の見解等に関する質問主意書
bQ82 外務省におけるワインの使用等に関する質問主意書
bQ83 北方領土に居住するロシア人に対する外務省によるビザの発給に関する第三回質問主意書

本日受領した政府答弁書9件
bQ57 最高裁判所裁判官の指名等に関する質問主意書
bQ58 政府に対して北方四島返還方針の堅持を求める意見広告に政府職員が賛同人として名を連ねている件に関する質問主意書
bQ59 政府代表による民間企業の役員兼務の是非等に関する再質問主意書
bQ60 公然わいせつの疑いで逮捕された芸能人に対する警視庁の対応に関する再質問主意書
bQ61 政府見解と異なる北方領土問題の解決方法について言及した政府代表を外務大臣が厳重注意した件等に関する第3回質問主意書
bQ62 北朝鮮による長距離弾道ミサイル発射に係る政府対応の信頼性を否定し、茶化した内閣官房副長官の言動に対する政府の対応に関する第3回質問主意書
bQ63 中国において国家機密漏洩の罪に問われた人物に対する駐中国大使の関与に関する質問主意書
bQ64 外務省における各種手当の変遷並びに同省職員による実際の使われ方等に関する再質問主意書
bQ65 出入国カードの提出を巡り実施が危ぶまれていた平成二十一年度以降のビザなし交流に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年5月21日(木)

鈴 木 宗 男

 今日の参議院予算委員会に谷内正太郎政府代表は政府参考人として出席し、毎日新聞のインタビューで述べた北方領土3・5島返還について「3・5島でもいいのではないかという類の発言は一切していない。全体の流れの中で誤解を与える部分もあったかもしれず、深く遺憾に思っている。私の基本的立場は政府方針どおりだ」と答弁している。
 一ヶ月も経ってから釈明しているだけでもおかしい。政府代表として官邸に自分の部屋を持ちながら、どうしてもっと早くに国民に説明責任を果たさなかったのか不思議でならない。このことは外務官僚にも言えることである。
 ソ連時代、日本政府は「四島一括返還」と、ソ連に対し強硬に言った。更に「領土問題は存在しない」というソ連に、「即時」という言葉を付け、「即時四島一括返還」とまで言ってきた。
 ところが1991年12月、ソ連が崩壊し、自由と民主、自由経済のロシアになってから、四島一括という考えを政府は変えた。外務省広報誌の「われらの北方領土」にある様に、

 交渉にあたり、我が国は、ロシア側が九一年後半以降示してきた新たなアプローチを踏まえ、北方四島に居住するロシア国民の人権、利益及び希望は返還後も十分に尊重していくこと、また、四島の日本への帰属が確認されれば、実際の返還の時期、態様及び条件については柔軟に対応する考えであることを明示しつつ、柔軟かつ理性的な対応を取りました。

 となったのである。
 この変化を、外務省は国民にきちんと説明していない。政治家の中でも不勉強な者には、未だに四島一括という言い方をする人がいる。然るべき立場にある人は、返還運動ではなく、返還交渉をするのである。今日の谷内氏の答弁を聞きながら、外務官僚の不作為をつくづく感じるものだ。
 私は政府の方針に沿って、時には総理の特使として北方領土返還、平和条約締結交渉にタッチしてきた。二島先行返還論だとか段階的解決論だとか、ひどい時には「鈴木は二島ポッキリだ」などと言われたが、私は四島の旗を降ろしたことはただの一度もない。四島を現実的に返してもらうにはどの様なアプローチがあるのかと考えたのである。
 国賊扱いされた7、8年前を想い出す時、今回の3・5島返還論の谷内発言で話が付くのなら、とっくの昔に二島が返還され、残り二島も具体的に日本に返還される道筋を作れていたと、内心忸怩じくじたるものを感じる。
 私の騒動は権力闘争の一面もあり、政治の世界、まさに一寸先は闇である。ここは政権交代をして、外交もダイナミックに変えなくてはいけない。いや、変える必要がある。
 そのためにも選挙に勝つことである。新党大地は「北の大地 北海道からチェンジ!」を訴え、実現してゆく。


本日提出した質問主意書3件
bQ78 海上自衛隊の特殊部隊における隊員死亡事件に係る防衛省による調査の進捗状況等に関する質問主意書
bQ79 外務省所管の各種法人に対する同省の助成等に関する第3回質問主意書
bQ80 農林水産省の出先機関における勤務評定に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2009年5月20日(水)

鈴 木 宗 男

 内閣府が発表した2009年1−3月期の国内総生産(GDP)速報値は、年率15.2%減、4期連続のマイナスも戦後最長で、戦後最悪の下落と夕刊各紙は触れている。暗いニュースである。
 この数字を政府与党はどう受け止めるのか。政策判断の失敗、小泉政権以後の過度な規制緩和、市場原理主義、新自由主義の考えが今日こんにちの状況をつくったのではないか。
 勤勉性を旨としてきた国民がやる気を失っている。ということは、国力が落ちてしまうのである。政治の流れを変えるしかない。一日も早く解散総選挙をして、国民の信を問うことだ。麻生首相の決断を望みたい。
 「政局より景気」と昨年10月以降言ってきた麻生首相である。ここまで経済が冷え込んだ責任は政治にあるのではないか。
 政治は結果責任を負う。いさぎよく選挙に打って出ることをお薦めしたい。いさぎよい麻生首相の姿を見たいものである。
 古賀誠自民党選対局長が報道番組で「投票率は高くならない方がいい」との発言をし、有権者の棄権を期待するかの様な発言であると取り上げられている。平成12年、当時の森首相が「無党派層は寝ていていくれればいい」と発言し、選挙に影響したことを想い出す。
 ちょっとした発言で大きく流れが変わる。お互い発言には気をつけなくてはいけない。


本日提出した質問主意書3件
bQ75 外務省職員が公務出張に際して取得したマイレージの同省における取り扱い及び公費節減効果の検証等に関する再質問主意書
bQ76 ロシア側に押収されたままの第31吉進丸の船体返還に向けた外務省の取り組み等に関する質問主意書
bQ77 在ロシア日本国大使館において本来節約できたはずの月額約457万円もの賃借料が2年に渡り支払われ続けていた件に関する第3回質問主意書

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2009年5月19日(火)

鈴 木 宗 男

 17時過ぎ、私の議員会館に民主党鳩山代表、岡田幹事長が就任のご挨拶に来てくれる。早速選挙情勢、特に北海道の現状について、私なりの分析、見立てをさせて戴く。
 衆議院選挙は、最後は“人対人“の闘いになるのだ。風頼り、ムード頼りだと、ここ一番の危機感に立った自民党は非常にタフで粘りがあるので、気をつけなくてはならないと、余計なことかもしれないが言わせて戴く。
 政権交代するためには北海道で圧勝しなくてはいけない。昨日の朝も小沢筆頭代表代行から電話があり、「選挙協力したという結果を出して、政権交代をしましょう」と私は約束したが、今日も新代表、新幹事長から直に選挙の話をされると、「いよいよ歴史は動く」と、胸躍る思いである。
 北海道の12の小選挙区は、1区の横路衆議院副議長と9区の鳩山代表以外は、若干の強弱はあってもどこも拮抗きっこうしている。せっかく鳩山新代表になったのであり、北海道から初の首相をつくる上でも、衆議院選挙で全勝しなくてはならない。
 私も新党大地の代表として、「北海道からチェンジ」、「北の大地 北海道から政権交代」を合い言葉にして、更に更に力を入れて行きたい。
 終日議員会館で仕事をしたが、補正予算の審議が参議院に移っているせいか、衆議院議員会館は閑散としていた。お陰様で私のところには午前中に新聞、雑誌、週刊誌の取材があり、午後からも北海道はじめ全国から陳情客が来られ、にぎやかだった。有り難い限りである。


本日提出した質問主意書3件
bQ72 農林水産省の労働組合員が無届けで非営利団体の役員を兼務していた件に関する質問主意書
bQ73 我が国の報道機関関係者がロシア政府のビザ発給を受けて北方四島に渡航した件に関する質問主意書
bQ74 政府見解と異なる北方領土問題の解決方法について言及した政府代表に対する外務大臣の対応等に関する再質問主意書

本日受領した政府答弁書6件
bQ51 殺人罪等に問われているフジモリ・元ペルー大統領に対する政府の保護に関する質問主意書
bQ52 外務省におけるワインの購入等に関する第3回質問主意書
bQ53 農林水産省の出先機関における勤務評定に関する質問主意書
bQ54 社会保険庁が公表した年金記録改ざん件数の正否に関する質問主意書
bQ55 ロシア外務省が作成した同国による北方領土支配を正当化する本に関する再質問主意書
bQ56 在ロシア日本国大使館において本来節約できたはずの月額約四百五十七万円もの賃借料が二年に渡り支払われ続けていた件に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2009年5月18日(月)

鈴 木 宗 男

 新聞各紙は、世論調査の結果を伝えている。
 麻生首相と鳩山新代表のどちらが首相にふさわしいかについては、どこも鳩山代表が麻生首相を上回り、政党支持でも民主党が初めて自民党を上回っている。勿論、次期衆議院選挙の比例区での投票先も、民主党が大きく自民党に差を付けている。
 政府与党の中から「一ヶ月間はご祝儀相場だ」と嘯く声があるが、政権を取っている側にはご祝儀相場はあっても、チャレンジャーである野党にはご祝儀はない。鳩山新代表の民主党に対する国民の期待は大きい。この流れを大事に大事に活かしていくことが、選挙に勝利し、政権交代を実現することにつながるのである。
 終日旭川市内を回る。「鈴木さん、政権交代期待しています」、「政権交代実現をして下さい」と、逆に発破がかかる。新党大地が昨年から掲げている「北海道からチェンジ」、「北の大地から流れを変え、政権交代を実現する」に持って行きたい。
 今月14日木曜日のムネオ日記で既に触れたが、14日付の産経新聞に掲載されている櫻井よしこさんの記事の中に、私に関する箇所がある。そのことについて、本日配達証明郵便で、櫻井さんに対して質問状を出した。以下、全文をご紹介するので、目を通して戴きたい。

拝啓 櫻井様におかれては、益々健勝にご活躍のこととお慶び申し上げます。日頃精力的にご活動されていることに、心から敬意を表します。
 さて、本年5月14日付産経新聞の1面、2面に、「麻生首相に申す 領土問題1ミリも譲るな」と題する、櫻井様の文章が掲載されております。その中に、以下の様な記述があります。

〈 谷内正太郎前外務次官も、4月17日、面積で2分する「3.5島論でもいいのではないか」と発言したと報じられた。日本側が自らの交渉の土台を切り崩しているのである。
 さらに、これらの発言より数年前に、いま、4島返還論の側に立つかのような印象を与える鈴木宗男氏は「4島一括返還」という言葉自体を「時計の針を逆に戻すもの」と批判した。いわゆる段階的返還論を論ずることで、鈴木氏もまた、日本側が2島返還でとりあえず、問題決着をはかる用意があるかのような印象を、ロシア側に与えたのであり、責任は重大だ。 〉

 櫻井様は「これらの発言より数年前に、いま、4島返還論の側に立つかのような印象を与える鈴木宗男氏は」、「いわゆる段階的返還論を論ずることで、鈴木氏もまた、日本側が2島返還でとりあえず、問題決着をはかる用意があるかのような印象を、ロシア側に与えたのであり、責任は重大だ。」と主張されております。右の記述は、過去に私が歯舞、色丹、国後、択捉の4島よりも少ない、例えば歯舞・色丹の二島のみの返還によって、北方領土交渉に決着をつけることを目指していたことがあたかも事実であるかの印象を、産経新聞の読者及び世間一般に与えかねないものでありますが、これはどの様な根拠に基づいての認識であるのでしょうか。
 明確に申し上げます。私は、4島返還の旗を降ろしたことは一度もありません。歯舞、色丹、国後、択捉は我が国固有の領土であり、私はこれを譲ったことはないのです。
 7年前、私がバッシングを受け、逮捕された時期、新聞等の一部マスコミより、「鈴木宗男は二島返還論者だ」との批判がなされたことはありました。しかし私は、あくまで、最終的に四島を取り戻すにはどの様なアプローチがあるかを考え、当時の橋本龍太郎、小渕恵三、森喜朗内閣総理大臣の指示、日本政府の方針に従って行動しただけであります。
 櫻井様が、私がかつて二島返還で北方領土交渉を決着させようとしていた一方で、今は、四島返還論の側に立っているかの様な印象を与えていると考えておられるならば、その具体的、客観的根拠を示される様、強く求めます。
 また櫻井氏は「鈴木宗男氏は『4島一括返還』という言葉自体を『時計の針を逆に戻すもの』と批判した。」と書かれております。「四島一括返還」という言葉が、日ロ関係の時計の針を逆に戻すものという指摘は、事実に基づいた正しいものであると私は認識しております。なぜなら日本政府は、中山太郎外務大臣(当時)がモスクワを訪問し、ゴルバチョフ・ソ連大統領(当時)、エリツィン・ロシア大統領などと公式に会談した1991年10月以降、北方領土交渉において、「四島一括返還」という主張をしていないからです。
 櫻井様もご存じのことと思いますが、「領土問題は存在しない」と主張するソビエト社会主義共和国連邦時代、日本政府は四島一括返還の上に「即時」という言葉を付けていました。しかし、ソ連が崩壊し、自由と民主のロシア連邦共和国になってから、日本政府は次の様な対処方針を採用したのです。
 〈交渉にあたり、我が国は、ロシア側が九一年後半以降示してきた新たなアプローチを踏まえ、北方四島に居住するロシア国民の人権、利益及び希望は返還後も十分に尊重していくこと、また、四島の日本への帰属が確認されれば、実際の返還の時期、態様及び条件については柔軟に対応する考えであることを明示しつつ、柔軟かつ理性的な対応を取りました。〉
 外務省が発行している広報誌「われらの北方領土」には、1993年版から(2004年版を除く)この記述がなされています。この様に、日本政府として、ソ連崩壊後、北方四島の一括返還という方針を転換していることがきちんと述べられております。
 今更「四島一括返還」という言葉を持って交渉にあたることは、自由と民主のロシアではなく、共産主義のソ連を交渉相手としていた時代に戻ることを指すという意味で、私は「時計の針を逆に戻す」旨主張したものです。この点を櫻井様は承知されておりましたでしょうか。
 今回、櫻井様が5月14日付産経新聞においてされた主張は、私の政治家としての過去の行動や、私に対する評価を不公平にねじ曲げるものであります。誤った認識、客観的ではないことに基づき、とんでもない勘違いをした主張をされては、私としては迷惑千万であり、また何よりも、国民に間違った判断材料を提供することになります。
 右の二つの問いに対し、櫻井様が明確な回答をされることを、ここに強く求めます。
敬具  

平成21年5月18日
新党大地代表・衆議院議員
鈴木宗男

 櫻井さんからの一日も早い返事を待ちたい。


本日提出した質問主意書3件
bQ69 検察官等による犯罪行為の発生件数等に関する質問主意書
bQ70 検察庁による刑事事件に係る情報のリークに関する第3回質問主意書
bQ71 国会議員に支給されるJR無料パスの実際の使われ方等に対する内閣総理大臣の見解に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2009年5月17日(日)

鈴 木 宗 男

 民主党鳩山新代表は、朝からテレビ各社に引っ張りだこである。鳩山新代表の人柄、政治にかける情熱は段々と時間とともに国民に理解されていくことだろう。
 新聞もテレビも、小沢前代表の影を指摘、懸念けねんしているが、全く心配いらない。鳩山新代表はそれなりの胆力たんりょくまされた感性を持っている。小沢前代表は誰よりも自分の立場をわきまえている。だから、代表辞任したのである。「興味本位な話題作り的話はりません。」と言った声が多数寄せられる。
 9時から千葉県の幕張メッセ国際展示場で全国郵便局長会総会が開かれ、約一万人の局長さん、OBの方、局長夫人会の皆さんが出席されていた。そこに、テレビ出演を終えて鳩山新代表が登場するという見事な演出となった。
 鳩山新代表は郵政の見直し、その為に待ったなしの選挙で勝利して政権交代を成し遂げたい。是非とも局長会皆さんのご支援、ご協力をお願いしたいと、まさに選挙本番中の感じで、力強く訴えていた。
 地位は人を作るとも言うが、鳩山新代表の一皮ひとかわ二皮ふたかわもむけた日々変わっていく姿に、大きな光、希望、夢を感じる。
 私も昨日、鳩山新代表から電話を戴き、その際代表就任のお祝いを申し上げたが、今日、本人に直接「北の大地北海道から政権交代を成し遂げましょう」と申し上げ、鳩山新代表からも「宜しくお願いします」と言われた。
 宇宙人と言われる鳩山新代表が、どんなメッセージを発信していくのか、未知の世界の宇宙人宜しく「21世紀の日本をこうする」といった思い切ったかじりを期待した。
 それにしても今日の全国郵便局長会総会の熱気は凄かった。開会前に北海道の局長さん方の処に足を運び激励させてもらった。
 総会では、国民新党、民主党、社民党に次いで、新党大地代表として、挨拶の機会を戴き、有り難かった。
 お陰様で私の話に沢山の拍手を戴き、局長さん方の人情を感じながら、その心が「地域の安心、安全につながってきた、コミュニティを守ってきた」と痛感するものである。 
 全国団体で「新党大地」を一人前扱いしてくれるのは全国郵便局長会とJR総連で心から感謝したい。
 国内で新型インフルエンザの感染が確認され、心配をあおる様な大変だ大変だという報道が目に付くが、冷静に落ち着いてきちんと専門家、お医者さんの指示に従えば良い事である。考え方一つで受け止めが変わってくる。外から戻ったときは、手洗い、うがいを励行するとか当たり前の事を徹底させることが必要である。こうした実務的な事を国民に知らしめる報道であって欲しい。
 午後から旭川に飛び、旭川市内、上川管内剣淵町、士別市を廻る。どこも熱心な新党大地・鈴木宗男後援会関係者がおり、有り難い限りである。
 私は7月選挙と考えているので時間との戦いである。しっかり、無駄の無い動きをしていく。
 弱い人の味方、北海道の政党「新党大地」への期待感は大きく、手応てごたえを感じる。何よりも鈴木宗男へのこだわりを持って応援してくれる皆さんに感謝の気持ちで一杯だ。
 明日の朝日新聞、毎日新聞に世論調査の結果を出すと言われているが、民主党鳩山新代表の支持が、麻生さんよりも圧倒的に高く、政党支持も民主党が、自民党を上回っているとの情報に触れる。
 鳩山新代表誕生で、新しい流れができ、国民は敏感に、そして賢明な判断をしている。

2009年5月16日(土)

鈴 木 宗 男

 民主党代表選挙は鳩山由紀夫さんの勝利。予想どおりである。2時55分、鳩山由紀夫新代表から、早速電話を戴いた。
 鳩山由紀夫さんが初めて選挙に出た昭和61年、私は自民党代議士として一番先に応援に行かせて戴いた。
 当時自民党には福田派の高橋辰夫代議士、宏池会の渡辺省一代議士が当選3回で、しかも二人とも元気者で、若手は遠慮し、敬遠していたものだった。私が先陣を切ってから、多くの仲間が鳩山代表の応援に駆けつけていたことを想い出す。
 一時、私は鳩山代表を北海道知事に担ごうとして動いたこともある。縁のある鳩山さんが代表になり、本当に良かった。
 鳩山、岡田両氏の昨日の街頭演説、討論会、今日の両院議員総会での討論会は、お互いを尊重する、さわやかで、見ていて新しい時代を予感させる見事なものだった。
 結果論だが、私から見ても、総合力で鳩山さんの方に軍配を上げる。岡田さんの真面目さ、一途いちずさは評価するが、官僚臭さ、明るさのなさ、何よりも前回の衆議院選挙で惨敗した時の代表というイメージは払拭されなかった。特に、小沢前代表が企業・団体献金禁止を言った時、岡田さんは民主党の政治改革推進本部長として、即刻小沢前代表の決断を実施すべきだった。ここ一番の判断力に欠けていた。
 政治家は、勉強したというより「地頭じあたま」の良さが大事だ。瞬時の決断、判断で評価が変わってくる。鳩山由紀夫代表が政権交代に向けてダイナミックに政治を動かすことを期待したい。
 北の大地北海道から、選挙で全勝して政権交代を実現して参りたい。北海道から初の首相誕生に向けて、新党大地として、選挙協力をよりしっかりしたものにしていく決意である。

2009年5月15日(金)

鈴 木 宗 男

 昨日の夕刊で、警察庁は昨年1年間に自殺した3万2249人のうち、「うつ病」で亡くなった人が一番多く、6490人であると発表している。
 年代別では30代が4850人と、過去最多となっている。
 リストラされたり、会社経営に失敗したり、悩んで亡くなっていったことを考えると、やはり政治の責任は重いと私は受け止める。
 かつて交通事故で1万人の死者が出た時は「交通戦争」と言った。自ら死を選ぶ人が3万人を超えているこの現実を、政治家等しく、政治の問題として受け止めるべきではないか。
 小泉政権以後の新自由主義政策で、勝ち組・負け組と格差が広がったことが大きな原因になっていると私は思う。この自殺の問題は、他人事(ひとごと)と受け止める問題ではない。政治の流れを変えなければ、この社会問題は解決しない。
 鴻池祥肇前内閣官房副長官が辞任せざるを得なかった点の一つに、JRの無料パスを私的な旅行に使ったことが言われている。しかし、この無料パスは、国会議員が公務で使うより、自分の政治活動等、私的に利用している例が多いのではないか。国民の税金からこのパスを戴いている以上、利用の実態について透明性を高め、全国会議員が明らかにすべきではないか。
 また、文書通信交通滞在費を東京の国会議員も沖縄・北海道の国会議員も等しく月100万円、国民の税金から戴いている。これは報告義務もなければ、使った内訳を公開する必要もない。
 電話代はじめ通信費を、月10万以上使う国会議員が今何人いるだろうか。しかも交通費については、国会議員は先ほどのJR無料パスか航空券のクーポンのどちらかを選択し、もらっている。ちなみに私は航空券クーポンの方を選択している。
 どう考えても国会議員の「特権」ではないか。やめた方がいいと思う。
 鴻池前副長官は、税金の無駄遣いをなくすという意味で、問題提起のチャンスをつくってくれたのである。これを活かすことが内閣として重要ではないか。月100万円の文書通信交通滞在費を直ちに見直すよう、私は訴えていく。
 あわせて今の財政を考える時、国会議員はボーナスをいかほどの水準にするのが国民の理解を得られるか、給料の削減と共に、国民に示すべきではないか。
 10時から北海道アイヌ協会の総会・代議員会に出席する。
 昨年までは北海道「ウタリ」協会と言っていたが、今年度から原点に立ち返り、アイヌ協会へと名称が変更されることになった。
 昨年6月6日、アイヌ民族を政府は初めて先住民族と認めた。新党大地は「大地に還り、大地に学ぶ」を理念としている。これは、自然と共生し、自然を敬ってきたアイヌ民族の歴史・文化を基にしている。
 今、地球環境が叫ばれているが、まさにアイヌ民族の歩みに学んだ方がいいと考える。新党大地はアイヌ民族の「権利の確立」に向け、更なる努力をしていく。
 夕方から日高管内新ひだか町静内を回る。新しい後援者が色々と会をセットして下さり、有り難い限りである。
 今まで手薄だったところにも大きな柱ができ、一層闘いやすくなった。関係者の皆さんに心ら感謝したい。


本日提出した質問主意書3件
bQ66 東京地方検察庁特別捜査部の取材対応のあり方等に関する第3回質問主意書
bQ67 外務省についての各マスコミ報道に対する同省の対応に係る国民への説明等に関する再質問主意書
bQ68 北方四島変換方針の堅持を求める新聞広告の内容に対して外務大臣が修正を求めた件に関する再質問主意書

本日受領した政府答弁書6件
bQ45 検察庁による刑事事件に係る情報のリークに関する再質問主意書
bQ46 外務省職員が公務出張に際して取得したマイレージの同省における取り扱い及び公費節減効果の検証等に関する質問主意書
bQ47 2006年8月16日にロシア国境警備隊に拿捕された第31吉進丸の船体返還に向けた外務省の過去の取り組みに関する第3回質問主意書
bQ48 政府見解と異なる北方領土問題の解決方法について言及した政府代表に対する外務大臣の対応等に関する再質問主意書
bQ49 北方四島変換方針の堅持を求める新聞広告の内容に対して外務大臣が修正を求めた件に関する質問主意書
bQ50 北方領土に居住するロシア人に対する外務省によるビザの発給に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年5月14日(木)

鈴 木 宗 男

 民主党の代表選挙が俄然がぜん話題性を帯びてきた。
 選挙後、民主党が勝利すれば、政権交代である。そうなれば、民主党の代表イコール内閣総理大臣になるのである。このことを十分考えて、民主党の国会議員は判断してほしい。
 鳩山、岡田両氏の一騎打ちと報道されている。両氏とも十分な有資格者であり、堂々と政治家としての心のこもった大演説会をして、国民の関心を集めてほしい。
 民主党のルールだと、任期満了ならば党員・サポーターも参加しての代表選びになるが、任期途中で辞任した場合は、国会議員による選挙を行うとルールに決まっているそうなので、今回は党員サポーターの声は直接反映させることはできない。候補者による街頭演説会、討論会がセットされたと聞いているが、これだけでも実施できるのなら、国民はそれなりに評価することだろう。
 16日の党大会まで正々堂々と鳩山−岡田両氏の骨太の主張、志を伺いたいものである。
 予算が衆議院から参議院に回った。6月3日までとなっている会期の延長、解散総選挙が日に日に大きく取り上げられていくことだろう。
 予算は衆議院の先議権が認められており、一ヶ月で自然成立する。関連法案の審議にいかほどの時間をかけるのか、与野党で虚々実々きょきょじつじつの駆け引きが繰り広げられることと思う。
 参議院は野党が過半数を占めており、野党が結束して事にあたることが大事である。
 いずれにせよ、選挙までもう時間との戦いである。北海道の地域政党・新党大地として、しっかりぬかりなく態勢をとっていく。
 今日の産経新聞1・2面に櫻井よしこさんの「麻生首相に申す」というコーナー記事の一部に、私の名前が出ている。
 読者の皆さんにその部分をご紹介し、私の考えを述べさせて戴く。

 谷内正太郎前外務次官も、4月17日、面積で2分する「3.5島論でもいいのではないか」と発言したと報じられた。日本側が自らの交渉の土台を切り崩しているのである。
 さらに、これらの発言より数年前に、いま、4島返還論の側に立つかのような印象を与える鈴木宗男氏は「4島一括返還」という言葉自体を「時計の針を逆に戻すもの」と批判した。いわゆる段階的返還論を論ずることで、鈴木氏もまた、日本側が2島返還でとりあえず、問題決着をはかる用意があるかのような印象を、ロシア側に与えたのであり、責任は重大だ。

 櫻井さんのとんでもない勘違いである。私は、四島の帰属の問題を解決するという旗を降ろしたことは一度もない。
 ソ連時代、領土問題はないというソ連に対し、日本は「一括返還」を訴え、その上に更に「即時」という言葉を使っていた。しかし、平成3(1991)年12月、ソ連が崩壊し、自由と民主のロシアになってから、日本政府は「四島一括」、況(いわん)や「即時」という考えを変えたのである。

 交渉にあたり、我が国は、ロシア側が九一年後半以降示してきた新たなアプローチを踏まえ、北方四島に居住するロシア国民の人権、利益及び希望は返還後も十分に尊重していくこと、また、四島の日本への帰属が確認されれば、実際の返還の時期、態様及び条件については柔軟に対応する考えであることを明示しつつ、柔軟かつ理性的な対応を取りました。
(外務省広報誌『われらの北方領土』より)

 これが日本政府の、ロシアになってからの、北方領土問題解決に向けての方針、考えなのである。
 自由と民主のロシアになってから、日ロ両国は、4つの島の名前を挙げ、北方四島は日ロ間の係争地域であるとし、スターリンの残滓を取り除くべく、法と正義、並びに過去の宣言、協定、声明等で約束したことに基づいて解決を目指すと合意している。私は日本政府の方針、判断の中で行動してきた。日本政府は段階的解決論で領土交渉を進めてきたのである。
 櫻井さんともあろう方が、何を根拠に「いま、4島返還論の側に立つかのような印象を与える鈴木宗男氏」と言っているのか。正確を期して戴きたい。
 少なくとも櫻井さんより私の方が、北方領土をより身近に感じ、より真剣に、返還運動ではなく返還交渉をしてきたと自負している。櫻井さんのお返事を戴きたいものである。


本日提出した質問主意書3件
bQ63 中国において国家機密漏洩の罪に問われた人物に対する駐中国大使の関与に関する質問主意書
bQ64 外務省における各種手当の変遷並びに同省職員による実際の使われ方等に関する再質問主意書
bQ65 出入国カードの提出を巡り実施が危ぶまれていた平成二十一年度以降のビザなし交流に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年5月13日(水)

鈴 木 宗 男

 昨日の麻生首相−プーチン・ロシア首相との会談における北方領土問題に関する話し合いの内容について、各紙それぞれ扱っている。

・読売1面  「北方4島 『あらゆる解決策 協議』 日露首相、作業加速を確認」
・朝日2面  「北方領土 サミットへ感触探る」
・毎日1面  「領土問題 7月協議 プーチン首相『あらゆる選択肢』」
・日経1面  「首脳会談 領土、協議を加速 北方領土でプーチン氏『あらゆる選択肢』」
・産経1面  「領土問題 『現世代で解決』 日ロ首脳、作業加速合意」
・東京1面  「北方領土 『3.5島返還』含め協議へ 日ロ首脳会談 プーチン氏見通し」

 私は昨日の一連のプーチン首相の発言の中で、森元首相が「基本的にはイルクーツク会談が原点で、そこからスタートすることが両国にとって良い方法だ」と述べたのに対し、「その通り。そこは動かしたくない」と述べたこと、更に麻生首相との会談で、1956年の日ソ共同宣言(歯舞・色丹の返還を明記している)に言及したことが一番のポイントであると考える。
 記者会見でプーチン首相は、7月のサミットであらゆるオプションが話し合われると言っているが、あくまで二島の返還が交渉のスタートラインであることに変わりはない。一部報道に「3.5島返還論を含め」という表現があるが、期待が高すぎるのではないか。
 外交は積み重ねであり、手続きが重要だ。日本側が現実的解決に向け、森−プーチン両首脳によるイルクーツク会談をスタート台にして精力的に交渉することが、問題解決の近道であると私は思う。
 お昼にプーチン首相と共に来日していた旧知の人達と昼食をとりながら、昨日の首脳会談の様子をうかがったが、私の考え、今日の読売新聞4面に掲載されている佐藤優さんのコメントが正しい認識だと言われた。ロシア担当の外務官僚の一層の頑張りを期待したい。
 補正予算が与党の強硬で衆議院を通過した。参議院における質疑を見守りたい。その流れの中で、衆議院解散総選挙の日程が決まってくる。
 いずれにせよ、一日一日緊迫した状況になってくると、心して行きたい。
 朝の便で帰京。正午から友愛クラブ464回例会講師。
 22時からBS11「インサイドアウト」に、プーチン来日と日ロ関係というテーマで約一時間、生出演することになっている。


本日提出した質問主意書3件
bQ60 公然わいせつの疑いで逮捕された芸能人に対する警視庁の対応に関する再質問主意書
bQ61 政府見解と異なる北方領土問題の解決方法について言及した政府代表を外務大臣が厳重注意した件等に関する第3回質問主意書
bQ62 北朝鮮による長距離弾道ミサイル発射に係る政府対応の信頼性を否定し、茶化した内閣官房副長官の言動に対する政府の対応に関する第3回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2009年5月12日(火)

鈴 木 宗 男

 テレビや新聞全ての報道は、小沢代表辞任一色である。やはり並はずれた存在感のあるリーダーと言える裏付けでもある。
 自民党から「小沢さんの説明責任がない。選挙向けで国民を見ていない」といった声がテレビ、新聞から伝わってくるが、西松献金事件について小沢代表は一貫して「政治資金の問題についても一点のやましいところもありません。法律に従ってきちんと処理して報告しております」と明言している。
 公設秘書が逮捕、起訴されているが、裁判の結果無罪になったら、批判していた人達はどんな責任をとるのか。専門家の中からも次のような声が出ている。

 元東京地検特捜部長の宗像紀夫中央大法科大学院教授は「公設第一秘書の大久保隆規被告の逮捕が結果的に代表辞任につながった。だが贈収賄事件でもなく、総選挙前に最大野党の党首を辞任に追い込むほどの事件だったのか」と、特捜部の捜査に疑問を投げかけている。
(5月12日読売新聞30面より)

 元検事の郷原信郎名城大コンプライアンス研究センター長は、「検察の力が国民の政権選択に影響を及ぼしうることを示したことは、今後も民主主義にとって脅威になりうる」と述べている。
(5月12日朝日新聞朝刊31面より)

 日本が真に民主主義法治国家と言うのなら、冷静に結果を待つべきではないか。最初から結果ありきの決めつけは、独裁国家、非民主主義国家のやり方である。
 小沢代表は企業・団体献金の即時禁止を発表した。これは最高の説明責任であったと私は思う。今まで法律の範囲内とは言え、甘え、惰性で大きな献金を戴いていたことに対し、国民にお詫び、反省を込めて、「説明のつかないお金はもらいません」と言った、極めてわかりやすい重大な決断であったと私は受け止めた。この小沢代表の決定を直ちに民主党が決定していれば、国民の見方は大きく変わったことと思う。
 いずれにせよ、小沢代表はけじめを付けた。小沢代表の今回の代表辞任を重く受け止め、この決断をしっかり受け止めて、選挙で勝利して政権交代を実現することが、代表に報いる唯一の道である。そこに向けての、民主党の挙党態勢での戦う姿、形を国民に大いにアピールしてほしいものだ。
 森元首相はプーチン・ロシア首相との会談で、北方領土問題について「基本的にはイルクーツク会談を原点にしてそこからスタートすることが両国にとっても良い方法だろう」と話し、プーチン首相も「その通り。そこは動かしたくない」と同意している。
 プーチン首相は2000年、大統領として来日された際、56年宣言の有効性を記者会見で認め、翌年3月25日のイルクーツク声明で、ソ連・ロシアの歴代最高責任者として初めて、同宣言を文章にしてくれた人物である。北方領土問題の現実的解決を図る上でも、森元首相−プーチン首相両氏の信頼関係は活かすべきである。
 国益に与党も野党もない。プーチン首相に会うのは今回で14回目となる森元首相の存在は大きい。
 小沢民主党代表もプーチン首相との会談で、知床と北方四島との世界遺産登録、生態系保護、環境面での協力について話をされたとの報告を受けたが、小沢代表も自民党幹事長時代から北方領土問題に関心を持たれていた。民主党も、鳩山由紀夫幹事長が代表になった場合、領土問題が大きく動く可能性が高い。
 いずれにせよ、総選挙後は目が離せない状況が続くことだろう。


本日提出した質問主意書3件
bQ57 最高裁判所裁判官の指名等に関する質問主意書
bQ58 政府に対して北方四島返還方針の堅持を求める意見広告に政府職員が賛同人として名を連ねている件に関する質問主意書
bQ59 政府代表による民間企業の役員兼務の是非等に関する再質問主意書

本日受領した政府答弁書12件
bQ33 出入国カードの提出を巡り実施が危ぶまれていた平成二十一年度以降のビザなし交流に関する質問主意書
bQ34 外務省についての各マスコミ報道に対する同省の対応に係る国民への説明等に関する質問主意書
bQ35 死者を出す検察庁による非人道的な行為の是非に関する再質問主意書
bQ36 公然わいせつの罪に問われ逮捕された芸能人に対する警視庁の対応に関する質問主意書
bQ37 中央省庁のあっせんによる国家公務員の再就職に関する質問主意書
bQ38 政府代表による民間企業の役員兼務の是非等に関する質問主意書
bQ39 外務省における各種手当の変遷並びに同省職員による実際の使われ方等に関する質問主意書
bQ40 北朝鮮による長距離弾道ミサイル発射に係る政府対応の信頼性を否定し、茶化した内閣官房副長官の言動に対する政府の対応に関する再質問主意書
bQ41 外務省所管の各種法人に対する同省の助成等に関する再質問主意書
bQ42 東京地方検察庁特別捜査部の取材対応のあり方等に関する再質問主意書
bQ43 ロシア政府による中国人を対象とした観光ビザ免除の対象地域の拡大に対する外務省の見解等に関する再質問主意書
bQ44 政府見解と異なる北方領土問題の解決方法について言及した政府代表を外務大臣が厳重注意した件等に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2009年5月11日(月)

鈴 木 宗 男

 15時過ぎ、民主党小沢代表が辞任するというニュースにびっくりする。
 まもなく小沢代表ご本人から電話が入り、「政権交代を実現するために代表を辞めることにした。数々のご支持、激励に心から感謝します」と丁重なご挨拶を戴いた。
 言い訳や責任転嫁に終始し、また、政権を放り投げた政治家が多い中で、大儀に向かって毅然と決断した小沢代表の姿勢を多としたい。
 民主党は、小沢代表のこの重い判断を、政権交代に向けての大きな第一歩にしなくてはいけない。
 次期衆議院議員選挙に向け、自民党、民主党内で国会議員の世襲についての議論がなされている。本日の産経新聞1面「歴史の交差点」に、山内昌之東京大学教授の「世襲化と市民層」という記事がある。読者の皆さんに全文をご紹介したい。

 国会議員の世襲化の是非が、次の総選挙の大きな論点として浮上してきた。世襲化を批判する動きは、もはや素直に中流意識を実感できない人びとが雇用や老後の不安と関連して生まれている。
 その批判を職業選択の自由、嫉妬(しっと)心といった次元で斥(しりぞ)けるのは政治の貧困である。高度成長の結果、1970年代に生まれた新中間大衆の中流意識の解体現象のなかで政治家の世襲批判が生まれた意味を慎重に考えるべきだろう。
 経済学者の故村上泰(やや)亮(すけ)が分析したように、新中間大衆の大きな塊は日本社会の繁栄と成長を支えた原動力である。それはホワイトカラーからブルーカラー、自営業者から農民までが渾然(こんぜん)と入り交じって中流意識をもつ日本独特の存在であった。60年代後半から日本社会の人びとの90%が中意識をもち、60%の人びとが「中の中」意識をもっていた。
 そこに見られたのは、富裕市民と貧困市民の差を極端化せず、弱肉強食を是としない日本の知恵でもあったが、21世紀の小泉改革はこの特性を消してしまった。
 現代人の不安は、高度成長以後に新中間大衆の出現で階層の構造が希薄となったかに見えた産業社会に、新たに正規雇用と非正規雇用、派遣社員と契約社員の相違といった「違いの文化」が生み出された点に求められよう。
 しかし、こうした産業社会の“新たな病理”を企業や経営の責任だけに帰してはなるまい。階層化や構造化とは個人の努力や才覚による上昇や、敗者復活による階層間の移動を妨げることを意味する。この点で若い世代の将来展望を弱め、豊かさへの希望を損なった一要因は、ますます顕著になる職業の固定化や世襲化なのだ。
 かつて世襲化といえば、歌舞伎などの古典芸能や華道・茶道の礼法世界に限られていたが、いまいちばん目立つ世襲化現象は政治家の世界に見られる。小選挙区で子どもを後継者に指名すれば、同じ政党の若い新人に競争参入の機会が平等に与えられるはずもない。
 政治は次世代の未来に夢を与える仕事でもある。未知のエネルギーをもつ若者の人材力活用は、オバマ大統領の出現に象徴されるように、活力ある政治の世界でこそ期待されるものだ。
 しかし、政治団体の継承で子どもが無税で政治資金を“相続”できる世襲の構図は所得格差(資産)の世代間累積に加えて、有為の人材を競争の共通スタートラインから排除する縮図にもなっている。意欲と能力によって政治に挑戦する公平さが保たれなければ、若者が政治に魅力を感じなくなるのは当然であろう。政治家の世界にも格差の影が色濃いのだ。
 日本社会の活力を蘇生(そせい)するには、職業の固定化や世襲化でなく、どの世界でも各層から満遍なく優秀な人材をつくる基盤づくりが必要になる。そうした期待をもたせる公正な安心社会を実現する第一歩として、政治家は既得権益やギルド意識の一部を捨てる勇気をもたねばならない。
 自民党は、親子など政治家の親族による同一選挙区の世襲を禁止すべきではないか。若い世代に負担や我慢を強いながら、自分の子弟だけは無競争の世界で華麗に人生をスタートさせる姿勢は、民主党だけでなく無党派層からも厳しい批判を受けるに違いない。
(5月11日付産経新聞1面)

 極めてわかりやすく、明快な指摘と私は受け止める。
 国会議員という職は「公」のものであり、また、権力を伴うものである。それを私有化してはいけない。
 格差が広がり、国民はやる気を失っている。格差社会から更に階級社会にしてはいけない。私はたたき上げの政治家として、努力した者が、頑張っている人が評価される、また、チャンスが与えられる仕組みにすべきと考える。
 釧路からの一便で東京に戻り、議員会館に入る。
 夜は20時から朝日ニュースターに出演。小沢代表辞任、プーチン・ロシア首相来日に合わせて、北方領土問題、日ロ関係について、約一時間私の考えを話す。


本日提出した質問主意書3件
bQ54 社会保険庁が公表した年金記録改ざん件数の正否に関する質問主意書
bQ55 ロシア外務省が作成した同国による北方領土支配を正当化する本に関する再質問主意書
bQ56 在ロシア日本国大使館において本来節約できたはずの月額約四百五十七万円もの賃借料が二年に渡り支払われ続けていた件に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2009年5月10日(日)

鈴 木 宗 男

 10時から釧路市で常陸宮同妃殿下ご臨席のもとで第63回愛鳥週間「全国野鳥保護のつどい」が開かれる。今日の釧路は一年に何回もない様な素晴らしいお天気で式典にふさわしかった。
 式典で主催地である蝦名大也釧路市長が常陸宮同妃殿下、河野洋平衆議院議長を先導されたが、とても立派にその役割を果たしておられた。
私の秘書から釧路市議、北海道議会議員そして昨年11月晴れて市長になったのだが、今日の大役を眺めながら数々の想い出が脳裏をかすめ感慨無量であった。
 人材を育て、つくるのも政治家の大きな仕事であり、心ある釧路市民のおかげで私も少しは貢献しているかと考えた次第である。
 新型インフルエンザが国内でも確認され、大きなニュースになっているが、冷静に基本的対処をし、お医者さん、専門家の指示に従うことが大事である。あわせて興味本意的な報道はしないことである。
 感染者が入院した病院に大変な数の報道陣が集まっているが、必要な報告はお医者さんがするわけであるから静かに見守ってあげることも必要でないか。事実関係を報道すればよいのであって、われ先にと急ぐ話ではないと思うのだが。不思議な光景と見えるのは私だけだろうか。
 終日釧路市内を廻り、夕方隣の釧路町昆布森で国政報告会。一年に一回の恒例にしているが、今日も熱心な支持者が大勢かけつけてくれる。浜の、漁民の皆さんの人情に触れ、有難い限りである。


「全国野鳥保護のつどい」

「昆布森後援会国政報告会」

2009年5月9日(土)

鈴 木 宗 男

 国家公務員の6月ボーナスを、行政職で一人あたり8万円引き下げることが閣議で決まった。国家財政、また、現在の社会状況を考えるならば、もっと大幅に引き下げるべきだ。
 民間会社だと赤字なら賞与は出ない。国家が2008年度末で846兆円もの赤字を抱えておりながら、国家公務員は左うちわというのでは、国民は納得しない。もっと国民の目線にあった判断があって良いのではないか。読者の皆さんはどうお考えだろうか。
 勿論、国会議員のボーナスなしにした方が良い。給料も三分の一程度減額した方が良い。国会議員や公務員が国民に負担を求める法律を作りながら、のうのうと自分達だけは甘えの構造で生きていくというのでは話にならない。
 国会議員、公務員の特権をなくすのが新党大地・鈴木宗男のかねてからの主張である。あわせて、企業・団体献金禁止、政党助成金の廃止をこれからも声を大にして訴えていきたい。
 7時半京都発の新幹線で東京に戻り、11時からテレビ東京「田勢康弘の週刊ニュース新書」に生出演。約30分、北方領土問題、西松献金事件について話す。
 田勢さんの好リードのお陰で、私の考えを伝えることができた。
 5月5日は高知、6日広島、昨日は京都で講演したが、どこでも「鈴木先生の『汚名』読みました」、「一気に読破しました」、「友人、知人に読ませます」といった沢山の声を耳にし、有り難く思った。
 読者の皆さんでまだ目にしていない方がいらっしゃれば、是非ともご一読戴きたい。
 夕方の便で釧路に向かう。明日は釧路で常陸宮同妃両殿下ご臨席のもとで全国野鳥保護のつどいが開催される。

2009年5月8日(金)

鈴 木 宗 男

 どの新聞も小沢民主党代表のことを話題にしているが、「やめる・やめない」「選挙に勝つ・負ける」の議論より、「民主主義の危機」という視点から考えることも大事ではないか。
 権力が暴走し、狙われたらどうしようもない。メディアの皆さんも検察情報が100%正しく、真実であると思って報道しているだろうか。裏付けの取れない話は、それを信用して書くしかない。書かないと次の情報提供はない。その繰り返しではないか。
 小沢代表が検察と向き合った結果、検察リークは著しくなくなった。その証拠に西松事件の記事が途絶えて久しいのではないか。
 私も中川一郎先生の秘書をしていた時、全権を任された。必要なことしか報告していない。現在、自分が国会議員になり、全てを秘書に任せており、必要な報告を聞くだけである。今回の西松事件でも、「秘書を信用している。やましいことはない」と言い切った小沢代表の言葉が真実で、最初から小沢ありきで動いた検察は、国民に説明責任を果たしていない。
 西松建設の国澤前社長が保釈され、来月19日に初公判があるという。国澤社長から国民にわかるように真相を話してほしいものだ。二階大臣との件、他に大口献金した政治家との関係を正直に語ってもらうことが何よりである。
 それにしても、小沢代表の公設第一秘書が逮捕された直後、あっせん収賄で逮捕されるとか、あっせん利得で事件になるとか報道されたが、何も出てこない。ということは、小沢代表の発言が正しかったということではないか。
 7年前の私の事件の時も、「ムネオハウス」、「北方四島のディーゼル発電」、「アフリカODA」で捕まると言われた。しかし、今何も事件になっていない。私の経験を振り返りながら、小沢代表が信念を持って行動していることを多としたい。
 昨日、小沢代表にお会いしたが、国民にお騒がせしたこと、民主党に期待している多くの人に心配をおかけしたことをとても気にされていた。あわせて、この難局に対し、ぶれることなく政権交代に向けて全力を尽くしていくという気合いも感じられ、頼もしく思った。
 小沢代表が企業・団体献金の禁止を発表したことは、「今まで甘えの構造、惰性の政治、金額の大きさ等々、国民の目線に合っていませんでした。反省し、お詫びします。一切禁止とし、国民の皆様と共に歩んで参ります」という小沢代表の国民への説明と決意であることを、民主党の国会議員は重く受け止め、実行に移すべきである。
 本日、本会議場で岡田克也代議士に、「企業・団体献金禁止を即実現することが、民主党が一番やらなくてはいけない政策です」と進言させて戴いた。岡田代議士も十分理解し、一日も早く実行してくれることを期待したい。
 昨日からプーチン首相来日に向けてのテレビ出演、取材があったが、今日もTBS(東京放送)THE・NEWSの後藤謙次さんが事務所に来られ、収録する。久しぶりに後藤さんにお会いしたが、お元気で何よりである。明日も11時からテレビ東京で、田勢康弘さんの「田勢康弘の週刊ニュース新書」に一時間生出演する予定である。
 17時から京都市で講演。一休禅師を偲んで活動されている一休酬恩会さんの主催である。私も一休さんの庶民性、明るさを少しでも身につけたいと、この歳になってつくづく考えるものである。


本日提出した質問主意書3件
bQ51 殺人罪等に問われているフジモリ・元ペルー大統領に対する政府の保護に関する質問主意書
bQ52 外務省におけるワインの購入等に関する第3回質問主意書
bQ53 農林水産省の出先機関における勤務評定に関する質問主意書

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2009年5月7日(木)

鈴 木 宗 男

 東証株価が急騰したというニュースを聞く。
 以前私は4月9日付のムネオ日記で、支持率が30%を越え、株価が9000円になると、いつ選挙になってもおかしくないと書いた。私が読んだとおりの流れになってきたのかと感じる。
 今日から補正予算の審議が予算委員会で始まった。国民は与野党の政策の違いを見極め、麻生首相は参議院での予算審議の様子を見て衆議院解散の決断をするだろう。
 衆議院は与党の圧倒的多数で、採決に持ち込むことは可能だ。しかし参議院では与野党が逆転しており、与党の計算通りにはいかない。そこで麻生首相がどの様な頭作りをしてくるのか。
 野党が徹底審議を求め、引き延ばしをするのならば、“補正予算に反対する野党“という印象を国民に与えてから解散に持って行くということも考えられるし、都議会とのダブル選挙ということも考えられる。淡々と審議して再可決までもっていく場合は、6月3日までの会期を延長せざるを得ない。予算が衆議院を通ってから約2ヶ月の会期延長が必要となる。その場合は8月選挙になってくる。
 新型インフルエンザの感染者数が2000人を超え、米国で初の死者が出たと報道されている。この新型インフルエンザの脅威も衆議院選挙に影響を与えている。
 世界が厳戒態勢を敷いている中、日本が選挙するという訳にもいかない。そうなると、今月の解散というのはなかなか考えられない。
 この様なことを考え、更に、株価始め日本の経済状況、内閣支持率、補正予算の上がり具合等々を考慮すると、7月の選挙か8月の選挙のどちらかしかないと私は考える。
 いずれにせよ、ここ3ヶ月の勝負だ。この間に選挙があると頭に入れて、私は活動していく。
 14時からBSイレブン「北方四島返還を考える」の収録。放送は10日の予定である。
 プーチン首相の来日を控え、土曜日はテレビ東京、来週は11日に朝日ニュースター、13日にBSと、テレビ出演の日程が入っている。


本日提出した質問主意書3件
bQ48 政府見解と異なる北方領土問題の解決方法について言及した政府代表に対する外務大臣の対応等に関する再質問主意書
bQ49 北方四島変換方針の堅持を求める新聞広告の内容に対して外務大臣が修正を求めた件に関する質問主意書
bQ50 北方領土に居住するロシア人に対する外務省によるビザの発給に関する再質問主意書

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2009年5月6日(水)

鈴 木 宗 男

 昨日のこどもの日、五月晴れの下、気持ち良さそうに泳ぐ鯉のぼりを見ながら一瞬のやすらぎをおぼえながらも、いかほどの人が安心して生活しているか、どれだけの人がゴールデンウイークを享受できるのかと自問自答する。
 政治があったかと考える時、申し訳ない思いだ。格差が拡がり国民はヤル気を失っている。節度や道義、勤勉性をむねとした国民性が生かされていない。いや無くなっている。国力が落ち国益にかなわぬ政治に毅然きぜんとノーと言わなくてはいけない。
 8日で一年を迎えるロシアのメドベージェフ大統領とプーチン首相の双頭体制について連日、各紙が取り上げている。自由と民主、自由経済体制で、先進国首脳会議(G8)メンバーのロシアを抜きにして世界の安定はない。
 日本人の中には共産主義ソ連時代の延長線上でロシアを見ている人がいるのではないか。自由と民主、自由経済、政治も経済も日本と同じ価値観を有するロシアである。正しい評価と認識を持たなくてはいけない。しっかりした意識改革をしないと北方領土問題も、サハリンからのエネルギーも遠のくばかりである。「遠くの親戚しんせきより近くの他人」という言葉があるが、アメリカ一辺倒ではなく、すぐ近くに資源大国ロシアがあることを考えて欲しい。
 特に政治家・国会議員は戦略的外交の見地からもロシアという国をもっともっと勉強して欲しいものだ。
 高知から愛媛県今治経由で広島の瀬戸内海の家内の実家に行き、お母さんのお見舞い。脳梗塞で倒れ、話すことも体も自由にならないが、家内の顔を見て喜ぶ様子が伝わってくる。親子の絆を感じながら、十分な親孝行の手助けを出来なかったことを申し訳なく思う。
 昨日は娘も社会人として4月からの研修を終え、任地に向かった。孫と一緒に、新しい人生に旅立つ娘を見送りながら、時の流れを感じる。この子供達の将来が平穏でありますようにと祈りながら「子供は国の宝」とあらためて実感する。その為にも政治の果たす役割は重い。

2009年5月5日(火)

鈴 木 宗 男

 麻生首相は4日プラハで、同行記者団に衆議院解散総選挙の日程について「衆院選と都議選、どちらを優先するかと言われれば衆院選だ」と、7月12日投開票の都議選に縛られないとの考えを示し、6月3日の国会会期延長についても「相手次第だ」と述べている。
 「公明党から都議選について申し込まれたこともない」とも言っている。私も何人かの公明党の議員に聞いても、都議選前後を避けることにこだわる話は聞かれなかった。
 逆に、都議選で自民党が負けると麻生降ろしが始まり、麻生首相での解散総選挙はなくなる。連休明けの補正審議での民主党の出方次第で、来月選挙の可能性が出てくるのか。前回選挙から3年8ヶ月が過ぎ、国会開会中はいつ解散があってもおかしくない。心の準備と態勢だけはしっかり整えていく。
 毎日新聞21面スポーツ欄に掲載されている、「都市対抗野球80回目の夏」というシリーズ物の記事の中に、沖縄興南高監督で元大昭和製紙北海道の我喜屋優さんの「逆境いずれは順境」という言葉に、私も40年前を想い出す。沖縄興南高校の甲子園での活躍、そして北海道白老町に来ての都市対抗野球で日本一に輝き、初めて黒獅子旗が津軽海峡を越えた。私の若かりし頃の強烈な想い出の一つである。
 今や北海道の社会人チームも高校野球も全国レベルで堂々と渡り合えるが、沖縄から全く自然環境の違う北海道に来て冬の寒さに耐え、頑張った我喜屋選手の姿に負うところが多いと思う。あわせて、人生に通じるものと感じる。以下、全文を掲載したい。

◎80回目の夏 都市対抗野球 第3部・原点の記憶F

逆境いずれは順境−−興南高監督(大昭和製紙北海道)・我喜屋優さん(58)

 「つらい冬がどれだけ続いても必ず春がやって来る」。故郷・沖縄から遠く離れた北の大地で身をもって知った「人生訓」を後輩たちに伝えようと、2年前から母校の指導をしている。
 68年夏、沖縄・興南高の主砲・主将として県勢初の甲子園4強を果たした。卒業後、都市対抗での優勝経験もある大昭和製紙(静岡県富士市)に入社。「外野手の補強」のため、工場のある北海道白老町のチームへと移ったのは72年1月だった。
 最低気温が氷点下10度を下回る、いてつく寒さと冬の長さは南国育ちにはこたえた。「何でこんな所で野球をしないといけないんだ」と何度思ったことか。
 冬場は体力をつける練習が主だった。体育館でボールを使った基礎練習と筋力トレーニングを繰り返す毎日。たまにグラウンドで実戦形式に臨むときには、まず雪かき。何よりつらかったのはほぼ毎日の雪上ランニング。滴る汗がつらら状になってほおに残った。
 地道な努力が花開いたのは74年の第45回都市対抗。チームは相次ぐ接戦を競り勝ち、決勝でも北九州市・新日鉄八幡との延長戦を制し、黒獅子旗の「初の津軽海峡越え」を果たした。
 「北から来た南の男」は、勝負強い打撃で後楽園球場を沸かせた。準々決勝では決勝点となる2ラン。「最高の舞台で最高の仕事ができた」ことで「つらい練習を乗り越えたことが、精神力と粘りにつながった」と分かった。チームは翌年も準優勝と、輝かしい実績を残した。
 35年間に及ぶ北海道での生活で、限られた環境の中で練習を工夫することや逆境を味方につけることを学んだ。母校でもそれを実践。雨の日には、使い古した球にビニールテープを巻き、雨がっぱと長靴でフリー打撃の練習をする。「雨天時は室内練習」という常識にとらわれず、夏の県大会前に悩まされる梅雨期にも実戦感覚を忘れないための知恵だ。
 興南は07年夏の甲子園に24年ぶりの出場を果たし、今春のセンバツも26年ぶりに出場するなど古豪復活の地歩を固めつつある。「困難から逃げなければ、どんな逆境でも順境と思える日が来る」。泥のグラウンドで喜んで練習する高校生の姿に、かつての自分を重ね合わせる。【大村健一】
(5月5日毎日新聞朝刊21面)

 根室青年会議所が4月11日から19日にかけて、16歳以上の根室市民1000人を対象に北方領土問題について意識調査をした資料を戴いたところ、領土問題に対する政府の外交政策に「満足」と答えた市民は7.4%、「不満」と答えた市民は47.8%、「どちらでもない」が44.8%で、5割近くが領土返還交渉に憤りを感じていることがわかる。
 また驚いたことに、根室市民の中でも北方領土問題を知らない人が14.2%にも上り、知っている人が85.8%であることがわかる。この数字を見る時、更なる啓発運動の必要を感じる。
 領土返還運動の原点の地 根室での市民の声をもっと重く受け止め、外務官僚には真剣に、裂帛(れっぱく)の気合いをもって領土返還交渉に取り組んで戴きたい。
 あわせて、政治家のリーダーシップ、ガバナビリティが必要だ。首相、外相共に現実的解決論に立ち、領土問題の解決に向けて邁進して戴きたい。
 一週間後にはプーチン首相も来日する。プーチン首相は現実的解決に向けて具体的カードを切った指導者である。現実的解決を図る頭づくりを日本側は考えるべきではないか。
 夕方高知県に向かい、お世話になっている方の会社創立祝賀会に駆けつける。連休中ではあるが、今日の高知は静かな街の様子であった。

2009年5月4日(月)

鈴 木 宗 男

 読売新聞社が4月25日−26日に行った全国世論調査の結果によると、「昨年の今頃に比べて暮らし向きは苦しくなった」と答えた人は54%。同じ質問をした前回2006年12月の25%から急速に悪化し、第二次石油危機の影響を受けた1980年2月調査の59%に次ぐ数値となり、深刻な不況が国民の実感として裏付けられていると、読売新聞1面に出ている。
 こうした国民の声を与党政治家、官僚はどう受け止めるのか。絶えず権力側の目線に立ち、弱者、国民にどれほど目を向けてくれたのか。小泉政権以後、過度な規制緩和、市場原理主義、弱肉強食の新自由主義政治により、勝ち組・負け組と格差が広がり、今、国民はやる気を失っている。額に汗して働いた人が評価される、真に公正、公平な社会をつくるため、新党大地・鈴木宗男は闘っていく。権力に迎合せず、権力に屈せず、何が正義かを訴えていく。
 北海道新聞1面トップで「19世紀初頭、江戸時代後期の樺太(現在のサハリン)でアイヌ民族と和人との交易を記録した帳簿の存在が初めて明らかになった」と大きな記事になっている。樺太アイヌ民族の存在は既に明らかになっているが、交易簿は和人の豪商のものと見られ、アイヌ民族との交易を記しているとされる。
 昨年6月6日、新党大地が一貫して主張してきた「アイヌ民族の権利の確立」にむけ、政府は初めてアイヌ民族を「先住民族」として認めた。北方四島においてもアイヌ民族が先住民族であり、この歴史的一ページは領土問題解決にもつながる。
 更に、サハリン(旧樺太)もアイヌ民族が先住民族である。サハリンのエネルギー資源を優先的に北海道にもってくるためにも、アイヌ民族との歴史的関わりは大きな意味を持ってくる。新党大地はこれからもアイヌ民族の権利の確立に向け、最善を尽くしていく。
 差別、偏見があったことを率直にお詫び、反省し、その上でアイヌ民族の名誉と尊厳をしっかり守っていきたい。環境問題が叫ばれる今日(こんにち)、自然との共生、自然の摂理を重んじた歴史、文化を持ち、一番自然環境と接してきたのがアイヌ民族であることを、国民等しく考えて行かなくてはならない。
 朝から札幌市内遊説と、桜が満開の円山(まるやま)公園、大通公園で街頭演説をする。新党大地は「弱い人の見方」、「弱い人の立場を代弁する政党」として頑張る地域政党(リージョナルパーティー)であると訴える。
 税の無駄使いをなくし、官僚の天下りを廃止し、企業・団体献金禁止、政党助成金廃止を訴え、更に年金は間違いなくもらえる仕組みにする、国会議員の定数削減、中央官僚の特権排除、後期高齢者医療制度の廃止、障害者自立支援法廃止により障害者の負担をなくし、郵政民営化の見直しを訴えると、多くの人から「頑張って!」と声がかかる。
 十分すぎるほどの声援、反応に、意を強くする。市民はよくわかってくれていると実感する次第である。

2009年5月3日(日)

鈴 木 宗 男

 朝から札幌市内遊説。車中からも通行中の人も手を振ってくれる。弱い人の地域政党「新党大地」、北海道の政党「新党大地」に沢山の人が「頑張って」と声をかけてくれる。
 札幌市清田区の平岡梅林公園内を歩くと写真、握手を求められ、大通公園での街頭演説でも「北海道の為に頑張って下さい」、「格差を無くして下さい」、「大地に期待します」と言ってくれる。こうした声を新党大地はしっかり受け止める。更に声なき声、弱い人の声を政治に反映させたい。
 昨年はアイヌ民族を先住民族として政府に認めさせる事が出来、新党大地の主張が歴史の1ページを飾る事が出来た。今度は障害者、子供、お年寄り、弱い人の為の政治をしていく。新党大地は真に弱い人の味方としてその存在感を示していく。
 朝日新聞7面にオピニオン耕論「裁判員制度不安を解消できるか」で元検事総長の但木敬一さんが、「まじめで公正な国民性を生かせ」と言っている。私も同感だ。しかし検察はそのまじめに頑張ってきた人を公平、公正に扱ってきただろうか。
 富山婦女暴行事件の冤罪、鹿児島志布志の選挙違反冤罪等々、検察の間違った判断について国民にお詫びや反省があっただろうか。
 日本歯科医師政治連盟の献金問題で請託を受け職務権限があったにも拘らず、なぜ贈収賄事件にしなかったのか。国民に説明責任をすべき件が何件もあるのではないか。言葉の遊びより、心の在り様が今求められている。
 私は真に正直者が馬鹿を見ない世の中にすべく、頑張っていく。失望や挫折を味わった人達に「負けるな、頑張れ、生きていれば良い事もある、逆転もあるぞ、正直に信念を持って生きろ」とメッセージを発信していく。


「大通公園にて@」

「大通公園にてA」

2009年5月2日(土)

鈴 木 宗 男

 SMAPのメンバー草g剛さんが不起訴になった。当然と思うが、改めて逮捕、家宅捜査までする必要があったのかと考える。一般市民を守るためにも、国会議員は「明日は我が身」と思って、権力の乱用をチェックすべきでないか。
 西松建設献金事件でも、検察からは何の説明もない。公設第一秘書が逮捕され、その2日後から検察側しか知り得ない情報が大量に報道された。岩手県胆沢ダム受注でのあっせん収賄、あっせん利得に事件が発展するかの情報ばかりであった。この点はどうなったのか、国民に対して説明があって然るべきではないか。
 間違った情報を善良な国民は鵜呑(うの)みにしてしまうと、間違った人物評価、判断につながる。小沢代表に説明責任が足りないという前に、メディアと検察も自らが行ってきた報道、捜査が真実であったか、公正、公平であったか、この連休中に検証してみてはいかがだろうか。
 勿論、政治家も等しく考えていくべきだ。
 北方四島ビザなし交流で、ロシア側が求めていた「出入国カード」について、訪問団リストに署名することで話がついたと報道されている。ビザなし交流の際、これまでも入域手続きをしており、今回ロシア側から出入国カード提出の話が出た時、外務官僚が速やかに行動し、対応しておけば、昨年のうちに解決していた問題である。
 そうすれば、1月末の人道支援も予定どおり行われ、騒ぎになることもなかった。外務官僚の不作為はなくしてもらいたい。
 10時、留萌管内幌延町で私の後援会長をして下さり、前町長でもあった上山利勝さんの一周忌法要にお参りする。心から思い出話、お世話になった数々にお礼と感謝のご挨拶をする。久しぶりの幌延で、懐かしい人に出会うことができた。
 午後から宗谷管内枝幸町、浜頓別町、猿払村で新党大地・鈴木宗男後援会の会合をそれぞれ行い、組織の拡大をお願いする。
 17時30分稚内発で千歳に出て、札幌市で後援会役員の息子さんの結婚披露宴に出席。
 今日も宗谷管内、留萌管内、札幌と、北海道を縦断することができた。

2009年5月1日(金)

鈴 木 宗 男

 10時15分から第80回全道メーデー大会に出席。民主党小沢代表も急遽来られ、大いに盛り上がる。
 小沢代表は「政権交代のため、自分自身の身の朽ちるまでその使命を達成することを約束する。」と、政権交代に向けて頑張る決意を披瀝し、参加者も拍手で応えていた。私にも挨拶の機会があったので、「小泉政権以後の新自由主義政策により、弱肉強食、負け組・勝ち組と格差が広がってしまった。この流れを断ち切るために、来るべき総選挙において北海道12小選挙区で全勝し、北の大地から政権交代の狼煙を上げよう!」と訴える。
 更にもう一つ、西松献金事件について、「小沢代表は説明責任を果たしていないとよく言われるが、企業・団体献金の即時禁止と言った小沢代表は、最高の説明責任を果たした。法律には触れないが、今まで甘え、惰性により戴いていたものを即時禁止すると言ったことは、国民に対するお詫び、反省であり、この小沢代表の決意を民主党は重く受け止めるべきだ」と言わせてもらった。
 大会終了後、「鈴木さんの言うとおりだ。よくわかりました」という声を沢山の人から戴き、有り難い限りである。
 大会前に小沢代表と話をする機会があり、民主党内の動き、個々の政治家の発言、考え等々聞かせてもらった。私と同じ認識、受け止めだったので、意を強くした次第である。
 ここは裂帛(れっぱく)の気合いで、小沢代表には信念を持って権力と立ち向かって戴きたい。
 今日の札幌は春到来のさわやかな天気で、まさに五月晴れ。メーデー行進も気持ちの良いものだった。
 16時10分千歳発で稚内に向かい、宗谷管内猿払村で新党大地・鈴木宗男後援会会合。当初は2月22日の予定だったのが、雪のため飛行機が飛ばず、延期になったものだが、大勢の人が参加して下さり、盛大に行うことができた。
 宗谷の地でも「新党大地」の輪は確実に広がっている。
 毎年3月31日に政治資金収支報告書をHP上で発表しているが、事務的に忘れてしまい、今日の掲載とさせて戴く。毎年9月に総務省が発表しているが、私は届け出した段階でいつも公表してきた。一ヶ月遅くなったことを読者の皆様にお詫びしたい。




本日提出した質問主意書3件
bQ45 検察庁による刑事事件に係る情報のリークに関する再質問主意書
bQ46 外務省職員が公務出張に際して取得したマイレージの同省における取り扱い及び公費節減効果の検証等に関する質問主意書
bQ47 2006年8月16日にロシア国境警備隊に拿捕された第31吉進丸の船体返還に向けた外務省の過去の取り組みに関する第3回質問主意書

本日受領した政府答弁書6件
bQ27 政府見解と異なる北方領土問題の解決方法について言及した政府代表に対する外務大臣の対応等に関する質問主意書
bQ28 二〇〇九年四月のロンドンにおける日ロ首脳会談での北方領土問題に係るロシア側の回答に関する第3回質問主意書
bQ29 ロシア外務省が作成した同国による北方領土支配を正当化する本に関する質問主意書
bQ30 外務省におけるワインの購入等に関する再質問主意書
bQ31 北朝鮮による長距離弾道ミサイル発射をゴルフに例えた政府筋等の発言に関する第三回質問主意書
bQ32 北方領土に居住するロシア人に対する外務省によるビザの発給に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ


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