ムネオ日記
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2009年6月30日(火)

鈴 木 宗 男

 麻生首相退陣論、自民党総裁選前倒し論、一部閣僚・党役員人事改造論等、にぎやかな報道が連日続いている。珍しい現象ではないか。
 安倍首相の時は、代表質問を受ける直前に「ボクチンやーめた」と、いともあっさりと身を引いた。その後任の福田首相も、自分の力不足を国民にお詫びしないで、小沢さんとの話し合いが出来ないとか、公明党との信頼関係かうまくいかないとか、責任転嫁する形で辞めた。麻生首相は開き直っているのではないか。
 麻生首相は、新婚間もない3回目の選挙で落選の経験をしている。時にはぶれている、いや、決断力がないと批判されてはいるが、この時の苦い経験が活かされ、したたかさにもつながっているのではないか。
 政治家は時には恥ずかしさを知らないことも必要であり、また、正面から立ち向かい、受けて立つことも大事である。柳に風という例えがあるが、麻生首相は飄々ひょうひょうとしながらも、意外と権力を持っている強みからくるしたたかさも見せている。今日あたりから麻生首相も腹を据えて、解散総選挙に向けてカードを切るべく、根回しを行っているのではないか。
 私は東京都議選直後の解散、7月21日公示、8月2日投票日の日程を頭に入れて動いていく。備えあれば憂いなしである。
 村田良平元外務省事務次官が報道各社のインタビューに対し、60年の日米安保で密約があり、歴代次官が引き継ぎをしてきたと明らかにしている。政府は否定しているが、交渉当事者だった吉野文六アメリカ局長も認めており、アメリカの国立公文書館には資料も残されている。
 村田元次官も「外務省はウソを重ねた」と明言している。外務省はきちんと国民に説明責任を果たすべきではないか。
 当時と今では状況が違う。当時の日米関係ではアメリカの力が大きく、日本の立場は今と比べようがなかった。時代が移り変わり、国際情勢も冷戦が終わり、今や未来志向、協調の時代である。歴史の検証をするためにも、事実をありのままにして何の問題もないのではないか。
 外務省に言いたい。「嘘つきに良い外交はできない」と。鈴木宗男をだまし、あざむいてもいいが、国民をだまし、あざむいてはいけない。国民のお陰で、国力を背景にして外交が出来ることを胸に刻むべきでないか。
 夕方函館に入り、市内挨拶回り。
 18時半から渡島・檜山管内新党大地・鈴木宗男後援会役員会。選挙に向けての打ち合わせをする。良いタイミングでの会合だった。
 小選挙区は「民主党の逢坂さん」を、比例は「大地」と、念には念を入れてお願いする。ここ函館でも政権交代、北海道からチェンジ、「大地」が変えるという熱気に溢れ、ありがたい限りである。


本日提出した質問主意書4件
bS14 1960年の日米安全保障条約改定に際したいわゆる「核持ち込み密約」に係る外務省事務次官経験者の証言に関する第3回質問主意書
bS15 在ロシア連邦日本国大使館員に支給されている住居手当等に関する質問主意書
bS16 外務省の在外公館派遣員制度に関する第3回質問主意書
bS17 いわゆる足利事件における検察庁の責任に関する第3回質問主意書

本日受領した政府答弁書10件
bR81 裁判官と検察官の人事交流に関する再質問主意書
bR82 内閣総理大臣を名指しで非難しつつ北方四島返還方針の堅持を政府に求める意見広告に対する政府の認識等に関する質問主意書
bR83 北方領土問題に係る我が国の対応の変遷等についての麻生太郎内閣総理大臣の認識等に関する再質問主意書
bR84 参議院予算委員会において北方四島の我が国への帰属確認を段階的に行うことはしないとした麻生太郎内閣総理大臣の発言に関する再質問主意書
bR85 政府による補正予算を用いたいわゆる国立漫画博物館の建設の是非等に関する第3回質問主意書
bR86 いわゆる足利事件について最高検察庁次長検事が謝罪した件に関する再質問主意書
bR87 いわゆる飯塚事件に関する再質問主意書
bR88 国会議員の世襲に対する麻生太郎内閣総理大臣の見解に関する再質問主意書
bR89 北方領土問題等解決促進特別措置法の改正に対するロシア側の抗議等に関する質問主意書
bR90 政府による我が国の領海幅設定と一九六〇年の日米安全保障条約改定に際したいわゆる「核持ち込み密約」との関連性等に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年6月29日(月)

鈴 木 宗 男

 麻生首相は自民党三役人事の改造を見送り、一部閣僚の補充人事については検討を続けていくことを決めたと報道されている。解散の時期にしろ、党人事にしろ、一人で相撲を取って、一人で負けている感じだ。
 政治家としての胆力(たんりょく)、頭作りが伴っていない。ここ一番の修羅場を経験していない弱さだろう。
 小派閥で党内基盤が弱い上に、支える人もお友達感覚で、嫌な話、厳しい話を麻生首相に伝えていないのではないか。打ち上げ花火宜しく、うまくアドバルーンを上げても、思いつきによるもので、戦略、戦術に基づいていない。だから裏目に出てしまっているのではないか。やはり、参謀という役割は大事である。
 選挙日程についても、この調子だとまだまだ迷走することだろう。指導力のない政治に対し、国民は「何をしているのか!」との思いで一杯ではないか。
 小泉元首相の地元の横須賀市長選挙で、小泉さんが全面支援した現職が敗れ、民主の支持層を押さえた新人が当選している。とても興味深い結果である。
 現職は旧自治省出身の官僚で、当選した吉田さんは民間出身である。選挙はわからないものだとつくづく思いながら、小泉さんの息子さんも、これでやっと選挙戦に入る気持ちになるのではないかと考える。
 10時から旭川市で「大地」の事務所開き。大地・後援会関係者が大勢出席してくれる。
 旭川も昨年10月に事務所開きをしたのだが、選挙が延び、経費がかかるので、昨年のうちに一端閉め、本日改めて事務所開きを行った次第である。
 「『大地』は弱い人の味方、弱い人のための政党であり、北海道にこだわる地域政党である。政治は恵まれない人、弱い人のためにある。この原点をしっかり主張していく。
 小泉政権以後の弱肉強食、勝ち組・負け組と格差の広がる新自由主義政策により、国民はやる気を失っている。節度と道義を重んじる日本国民は、額に汗して頑張る、一生懸命努力する者が報われるとの思いで歴史を刻んできた。しかし、小泉政権以後、一握りの金持ちを優遇する、東京の物差しに立った、過度な規制緩和により、強い者だけが生き延びる社会になってしまった。
 今、国民にやる気を持たせることが一番である。そのためにも、政権交代で官僚政治、強い者が善という価値観を打破し、生活者重視の、弱い人のために政治があるという政治本来の姿・形を取り戻さなくてはならない」と、事務所開きで挨拶させて戴く。
 「大地」のスタートの理念を堂々と訴え、北海道にこだわり、北海道が良くなれば日本が良くなる、北海道の元気が日本の元気だ、明日の日本をつくる北海道と訴えていく。日々(これ)闘い、である。
 午後、旭川から上京する。


「新党大地旭川支部事務所開き」

「新党大地旭川支部事務所開き」

「新党大地旭川支部事務所開き」


本日提出した質問主意書5件
bS09 村田良平元外務事務次官が一九六〇年の日米安全保障条約改定時のいわゆる「核持ち込み密約」の存在を認めた件に関する質問主意書
bS10 外務省在外職員の住居の実情等に関する第3回質問主意書
bS11 外務省におけるタクシー券の使用等に関する質問主意書
bS12 外務省における各種手当に係る同省による国民への説明等に関する第3回質問主意書
bS13 殺人罪等に問われているフジモリ・元ペルー大統領に対する政府の保護に関する第3回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年6月28日(日)

鈴 木 宗 男

 昨夜、麻生首相と細田自民党幹事長が会談し、耳目じもくを集める。報道によると、党3役人事についても否定的な見解をし、解散時期についても「自分は言っていない。外野が言っているだけだ」と話したと言われる。
 25日、日本記者クラブで、麻生首相は解散・総選挙の時期について、「そう遠くない日だと思う」と言ったのは何だったのか。優柔不断よりも、トップリーダーとしての判断力がない事が、何よりも不幸であり、国力が落ちてしまう事が心配だ。いずれにせよ、9月11日が任期満了である。2ヶ月以内に選挙をしなくてはいけないのだ。堂々と政策論議をして、国民に信を問う姿を一日も早く示して欲しいものである。
 旭川、札幌を廻りながら、北海道から初の総理を鳩山代表を日本の代表、総理にと言う声が沢山届けられる。
 26日の苫小牧、昨日の札幌での街頭演説は全国ニュースになり、特に北海道ではより多くニュースになっており、多くの人が目にしており、私にも「鳩山さんと一緒でしたね、政権交代期待しています。官僚政治を打破して下さい」と声がかかる。意を強くしながら、いよいよ決戦だとの思いである。読者の皆さんも宜しくお願い致します。
 北海道はこの3日間夏日で、北の大地にも夏到来である。そして熱く暑い闘いが目前に迫っている。
 新党大地は弱い人の政党だ。北海道にこだわる地域政党である。声なき声をしっかり受け止めて、北海道からチェンジ・政権交代に向けて全力を尽くしていく。

2009年6月27日(土)

鈴 木 宗 男

 9時から日高管内新ひだか町静内で、民主党鳩山代表と街頭演説。土曜日の早朝にもかかわらず約1,000人もの人が足を運んでくれた。
 11時45分から札幌市大通り公園で5,000人もの人が集まっての街頭演説。14時からホテルで鳩山代表を励ます集いに1,500人の人が出席してくださった。私は3ヶ所とも挨拶の機会を戴き、「北の大地北海道から政権交代、北海道から初の総理大臣を誕生させよう」と強く訴えた。
 間違いなく大きなうねり、流れがこの北海道には起きつつある。鳩山代表も「大地との協力、連携無くして北海道での勝利は無い」とアピールしてくれる。まさに阿吽あうんの呼吸でかみ合っている。
 特に励ます会では副知事、商工会議所の筆頭副会頭が「北海道が厳しい状況に置かれている」と話されたので、私は「その様にしたのは自民党ではないか、北海道から幹事長、官房長官、財務大臣が誕生して何か北海道に良いことがあったか、働く機会が増えたか、給料が上がったか、息子さんの就職先は有ったか、お年寄り、障害者、母子家庭に負担を押しつけてばかりで、心のこもった弱者に優しい政治があったか。東京の物差し、一握りの金持ち優先、地方切り捨ての政治にノーときたるべき選挙では毅然きぜんとして闘おうではないか」と言わせて戴く。
 いよいよ来月、なかぎの解散、8月上旬投票日を想定して北の大地から政権交代に向け、新党大地の役割を果たしていきたい。
 15時半の札幌駅発で旭川に向かい、車で士別市に入り、18時網走管内興部町の私の後援会長である上野方丈さんの御次男の結婚披露宴に出席。
 19時半から道議会議員、役員さんとの会合に出席しそれぞれ挨拶。車、列車を乗り継いでの1日だったが、有郊にかつ遅れることなく動くことが出来た。
 東京地検は二階派への資金提供で西松建設の国沢元社長を追起訴した。東京地検は「二階派の政治団体新しい波の関係者がパーティー券購入は西松建設によるものと認識していたという証拠はない。秘書がパーティー券を持ち込んだ政治団体はダミーと知っていたとの証拠もない」と言っているが小沢さんのときは、ダミーとわかっていたといい、二階グループのときはそうではないと使い分ける検察の説明に納得いかない人が多いのではないか。
 もともと西松建設から出ているお金を政治団体から出たことにしているが、「新しい波」も西松建設にパーティー券購入のお願いに行っている。「小沢さんの秘書は捕まり『新しい波』の会計責任者は国会議員だから捕まらないのか」と言った声が沢山聞かれる。検察はもっと国民にこの点、説明責任があるのではないか、なんともすっきりしない流れである。


大通公園にて


2009年6月26日(金)

鈴 木 宗 男

 麻生首相は昨日の日本記者クラブでの記者会見で、「解散の時期は言えないが、そう遠くない日だ。来る総選挙に勝利して、引き続き責任を持たなければならない」と話している。うまい言い回しであり、首相の立場を十分活かした表現である。誰の振り付けかは存じないが、久々の麻生節と言って良いだろう。
 「そう遠くない日」とはいつだろうか。私なりに頭の体操をする時、それは一か月以内とみる。
 7月3日公示の都議会議員選挙中の解散もあり得るし、12日の都議選終了後の週に行われることも考えられる。いずれにせよ、8月2日の投票日の可能性は高いと受け止める。来週には小幅な内閣改造、党役員の入れ替えを行うのか。
 9月に出産を控える小渕少子化担当大臣をどうするか。与謝野大臣、佐藤大臣の兼務を解くのか。色々考えられる。
 そして、そこで東国原宮崎県知事が入閣するのかどうか。今の党三役に存在感はなく、選挙を控えた今、テレビ出演等を考え、一新するのか。
 古賀選対委員長、菅副委員長は選挙を控えた今、替えづらいだろう。来週に国民の関心を()く人事を行い、求心力を少しでも持つために、勝負に出てくる可能性は十分ある。
 内閣の改造、党三役の一新、7月5日の静岡知事選を勝利に導き、その流れに乗り、東京都議会議員選挙において過半数を得て、解散総選挙に打って出るシナリオは、十分考えられる。
 いよいよ緊迫した日程が待っている。暑い、熱い政治の季節になる。
 政権交代、北海道からチェンジ。新党大地で北の大地から新しい流れをつくって参りたい。
 与謝野財務大臣のオリエント貿易などによる迂回献金が問題になっているが、更にグループの別の政治団体「平成の会」からも、98年から04年までの7年間で1590万円の献金を受けていたと、今朝の毎日新聞は1面で書いている。
 「与謝野大臣も小沢さんの秘書が逮捕された時は批判していたが、小沢さんのケースと与謝野大臣のケースを比較すると、与謝野大臣の方が悪質でないか」、「監督官庁の長として、多額の献金を受けることに何の違和感もなかったのか」、「小沢さんを批判できる人でない」といった声が多数寄せられる。私もそう思う。
 「検察を擁護した発言もあったが、足利事件で菅原さんが釈放され、検察の不作為が公になったが、その時は何も言っていない。身勝手な判断をする人だ」といった意見も寄せられる。こうした声に与謝野大臣はどう答えるのか。国民に説明責任を果たすことが第一でないか。
 14時55分発で千歳に向かい、18時から苫小牧市で民主党の鳩山代表と街頭演説。鳩山代表は今日、明日と地元を廻り、選挙が終わるまで地元入りはせず、政権交代のため、全国を遊説するという。その心意気を多としたい。
 私は演説で、「北海道から政権交代、北海道から初の総理大臣を誕生させよう。それは鳩山総理大臣の実現だ」と訴えた。
 前回、平成17年9月の郵政選挙で、自民党が3分の2の議席を得る大勝利をしたが、北海道だけは12の小選挙区で自民党は4選挙区しか勝てなかった。民主党が8つ獲ったのである。
 その背景に、新党大地の存在があった。今回は鳩山代表誕生を受け、北海道で圧勝し、北の大地から政権交代出来たという、確かな実績を作っていく。
 私なりに一か月の勝負であるとの思いで、小選挙区は民主党の候補に、比例は「大地」とアピールしていく。
 

「さあ、交代の時はきた!」


 その時が近づいているとイメージしながら、鳩山代表の地元である苫小牧での遊説であった。
 地元だけあって、鳩山代表も力が入っていた。明日も日高、札幌とご一緒させてもらうが、昨日の麻生さんの記者会見を受け、とてもタイミングの良い遊説であったと思う。
 終了後札幌に戻り、民主党関係者との打ち合わせをする。


本日提出した質問主意書4件
bS05 外務省における同省職員が公務出張に際して取得したマイレージの取り扱い等に関する質問主意書
bS06 外務省員手帳に対する同省の認識に関する第3回質問主意書
bS07 在ウズベキスタン大使館に配置され所在がわからなくなった日本画に関する質問主意書
bS08 本年度のビザなし交流第二陣におけるロシア系住民との対話集会等に関する第3回質問主意書

本日受領した政府答弁書15件
bR66 外務省の在外公館派遣員制度に関する再質問主意書
bR67 外務省在外職員の住居の実情等に関する再質問主意書
bR68 外務省欧州局におけるタクシー券の使用状況等に関する第3回質問主意書
bR69 外務省が保管している各種酒類に関する再質問主意書
bR70 本年度のビザなし交流第二陣におけるロシア系住民との対話集会等に関する再質問主意書
bR71 1960年の日米安全保障条約改定に際したいわゆる「核持ち込み密約」に係る外務省事務次官経験者の証言に関する再質問主意書
bR72 1972年の沖縄返還に係る日米密約についての東京地方裁判所の要請に関する質問主意書
bR73 冤罪並びに取り調べの全面可視化に対する麻生太郎内閣総理大臣の見解等に関する再質問主意書
bR74 いわゆる足利事件に関連した取り調べの全面可視化導入に対する森英介法務大臣の見解等に関する再質問主意書
bR75 いわゆる足利事件に関連した取り調べの全面可視化導入に対する佐藤勉国家公安委員長の見解等に関する再質問主意書
bR76 いわゆる足利事件で容疑者とされた人物が釈放された件に関する再質問主意書
bR77 いわゆる足利事件における検察庁の責任に関する再質問主意書
bR78 外務省における各種手当に係る同省による国民への説明等に関する再質問主意書
bR79 在ロシア連邦日本国大使館における住居手当等に関する第3回質問主意書
bR80 外務省が作成した「鈴木宗男衆議院議員からの依頼等に対する対応振り」に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年6月25日(木)

鈴 木 宗 男

 与謝野馨財務相に対し、平成4年から17年にかけ、商品先物取引会社のオリエント貿易などグループ数社の幹部社員の給与から天引きして集められたお金が、政治団体を経由して献金されるという、迂回献金があったことが報じられ、国会でも質問があった。
 昨日の衆議院決算行政監視委員会では「どの様に資金集めをしていたのか全く知らなかったし、その当時は知る必要も感じていなかった」と与謝野大臣は答弁している。その後の記者会見でも「業界やその会社に何か便宜を図ったことは一切ない」と述べている。
 西松献金問題で、小沢前民主党代表は「西松建設がどういう集め方をしていたか知らない。お金の出どころをいちいち詮索しない」と話して批判されていたが、今回の与謝野大臣も、同じ言い方ではないか。
 自民党は「説明責任を果たしていない」と小沢さんを批判したが、与謝野大臣の答弁は十分なのか。今度は自民党がしっかり説明する番である。
 河村官房長官は「小沢氏とケースが違う」「秘書が寄附の仕組み作りにも関わったのではないかという疑惑と今回のケースとの違いははっきりしている」と記者会見で述べているが、与謝野大臣の秘書も、政治資金規正法が変わり、企業献金の上限が50万円となり、それ以上の献金を受けるには政治団体からもらうしかないということは、十分認識していただろう。小沢さんの事務所の判断とどこが違うのか。
 また、1995年、西松建設からの政治献金の仕組みをつくったのは、当時の高橋嘉信第一秘書であり、逮捕された大久保秘書ではない。19日の西松建設前社長の国沢氏の公判でも、95年、97年に資金枠を決めたと検察側が冒頭陳述で述べているが、この事実をもってしても、河村官房長官の認識は間違っている。この枠組み作りをした高橋氏は、現在自民党岩手第4選挙区支部長である。
 まだ裁判も始まっておらず、いわんや最終結論も出ていない小沢さんの秘書の件について、断定的にものを言うのは拙速ではないか。身内をかばうことが正しく、公平なことなのか。もっと謙虚に、事実関係が明らかになってから比較すべきでないか。この点も政治家として基礎体力が問われるところであり、内閣の支持率が低迷しているゆえんであろう。
 今回の与謝野大臣の件を見ても、不透明な企業・団体献金は即刻禁止しすべきであると考える。与党も野党もなく、このことに真摯に向き合うことが、国民の理解を得る道である。
 あえて私は訴える。企業・団体献金の禁止、併せて政党助成金の廃止をすべきであると。
 朝一便で広島から帰り、10時半、鳩山民主党代表に神奈川ネットワーク運動の代表者を引き合わせ、選挙協力についてお願いする。
 夕方千葉県に向かい、民主党の候補予定者を応援。
 今日も広島、東京、千葉と、あわただしい一日だった。


本日提出した質問主意書5件
bS00 外務省におけるワインの保管並びに使用等に関する質問主意書
bS01 外務省職員に対する国内高級ホテルによる優遇措置に関する第3回質問主意書
bS02 外務省と同省所管の各種法人との関係等に関する再質問主意書
bS03 ロシア側に押収されたままの第31吉進丸の船体返還に向けた外務省の取り組み等に関する第3回質問主意書
bS04 外務省が作成したいわゆる「国会議員への対応マニュアル」に関する第3回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年6月24日(水)

鈴 木 宗 男

 自民党の古賀選対委員長が昨日、宮崎の東国原知事を訪ね、次期衆議院選挙に自民党から出てほしいと要請した。これに対し東国原知事は、全国知事会がまとめた要望を自民党のマニフェストに盛り込み、4年間で実施することを条件に挙げ、更に、自民党の次期総裁候補とすることも条件にしたと報じられている。
 新聞、テレビでは、「自民党もめられたものだ」、「ここまで落ちぶれていたのか」、「お笑い的発想だ」等々の反応がある。私から見れば、東国原知事のしたたかさ、やる気を感じる。
 あれだけのネームバリューがある人だ。頼まれて出る以上、自分を最高に高く売ることは当たり前であり、東国原知事も十分な計算をし、考えた上での発言をしたのだろう。出馬するのかどうか、東国原知事の動向が注目されることだろう。
 足利事件の菅家さんの再審が認められたが、菅家さんは記者会見で冤罪の徹底検証を求めている。「ただ無罪では納得できぬ。17年半の失った人生を返してほしい」と述べているが、これは菅家さんの心からの叫びである。
 誤った判断で起訴をした検察の責任は大きい。菅家さんの身になって考えてみるべきだ。権力の暴走の怖さをつくづく感じる。
 私も国策捜査を受けた者として、権力の恐ろしさを痛感した。東京地検は、子宮ガンの手術をし、放射線治療を受けている私の女性秘書を逮捕した。一事務員である佐藤秘書を逮捕しても起訴できないことは明白であった。それにもかかわらず、私に不利な調書をつくるために逮捕し、身柄を拘束したのである。
 案の定、調書は「鈴木に指示されました。鈴木も知っていたと思います」というものだった。
 佐藤秘書も最初は検事に抵抗していたが、私は弁護士を通じて「一日も早く出て治療を受けた方がいい。私が不利になるより佐藤秘書の命の方が大事だ」と伝え、検察の調書に同意するよう話し、20日間で出させたものだ。しかし、佐藤秘書は、一年後に亡くなってしまった。いや、検察に殺された様なものである。
 佐藤秘書の調書は、密室で、しかも体調が悪く、最悪のコンディションにある女性を、検察が弾圧的に自分達のストーリー・シナリオに沿って供述させ、つくられたものであるが、裁判では、公判での証言より調書に信ぴょう性があるという判断が下された。正直に真実を話したことが否定され、密室で好き勝手につくられた調書が全てに優先するのは公正ではない。
 菅家さんが「裁判官にも謝ってほしい」と訴える気持ちは痛いほどわかる。こうしたことを考える時、取り調べの全面可視化は絶対に必要であると考える。冤罪をなくすためにも、取り調べの全面可視化をしなくてはいけない。
 2003年の鹿児島県議選において、志布志市の運動員ら15人が公職選挙法違反容疑で逮捕されたが、後に全員の無罪が確定したいわゆる志布志事件も、富山県氷見市の柳原浩氏が強姦などの容疑で富山県警に誤認逮捕されたが、2年あまり服役した後に無罪が確定したいわゆる富山事件も、全て強圧的な取り調べにより自白に至っているものである。こうした例からも、全面可視化に向け、行動しなくてはならない。立場の弱い人を救うためにも私は闘っていく。読者の皆さんも、是非とも考えて戴きたいし、ご協力をお願いしたい。
 8時15分羽田発で広島に向かい、家内の母のお見舞い。今年3回目だが、段々弱くなっていく姿に、何とも言えない思いである。家内はもっと辛いことだろう。
 車で愛媛県大三島の日本総鎮守である大山祗神社に行き、お参りする。
 18時から福山市で夕方広島後援会会合。


本日提出した質問主意書5件
bR95 外務省職員による天下りに関する質問主意書
bR96 外務省在外職員に支給される子女教育手当の妥当性に関する第3回質問主意書
bR97 外務省在外職員に支給される配偶者手当の妥当性に関する第3回質問主意書
bR98 外務省における健康管理休暇制度に関する第3回質問主意書
bR99 外務省在外職員に支給される住居手当の妥当性に関する第3回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年6月23日(火)

鈴 木 宗 男

 5月14日付の産経新聞に掲載されている櫻井よしこさんの記事の中に、「いま、4島返還論の側に立つかのような印象を与える鈴木宗男氏」と、私について根拠のない批判がなされていることについては、5月14日と18日のムネオ日記で既に触れている。
 この櫻井氏の記事について、私は5月18日付で、櫻井氏に質問状を送付した。その内容については18日のムネオ日記に全文を掲載しているが、その後櫻井氏からの回答を含め、何度か書簡のやり取りがあったので、これまでの経緯を改めて読者の皆様にお知らせしたい。
 5月18日に最初の質問状を送付した後、しばらく櫻井氏からの回答がなかったので、6月10日、私から再度以下の質問状を内容証明郵便で送付した。

拝啓 初夏の候、櫻井様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
 本年5月14日付産経新聞(以下「産経記事」とする。)に掲載されている「麻生首相に申す 領土問題1ミリも譲るな」と題する櫻井様の文書に関する質問状を、同月18日付で郵送させて戴きましたが、お手元に届いておりますでしょうか。
 櫻井様は産経記事の中で「さらに、これらの発言より数年前に、いま、4島返還論の側に立つかのような印象を与える鈴木宗男氏は『4島一括返還』という言葉自体を『時計の針を逆に戻すもの』と批判した。いわゆる段階的返還論を論ずることで、鈴木氏もまた、日本側が2島返還でとりあえず、問題決着をはかる用意があるかのような印象を、ロシア側に与えたのであり、責任は重大だ。」と述べられておりますが、既に述べた様に、右の記述には客観的、具体的な根拠が欠落しており、当方の北方領土交渉に対する姿勢を不当に貶め、国会議員としての、ひいては一個人としての当方の名誉を傷つけるものであります。
 6月10日時点で未だご回答を戴いておりませんので、以下2点につき、再度質問させて戴きます。


1.産経記事には「これらの発言より数年前に、いま、4島返還論の側に立つかのような印象を与える鈴木宗男氏は」、「いわゆる段階的返還論を論ずることで、鈴木氏もまた、日本側が2島返還でとりあえず、問題決着をはかる用意があるかのような印象を、ロシア側に与えたのであり、責任は重大だ。」とありますが、私はこれまで一度たりとも四島返還という考えを変えたこともなく、四島返還という政府方針から逸脱してロシアとの交渉に当たったこともありません。櫻井様が、過去に当方が歯舞、色丹、国後、択捉の4島よりも少ない、例えば歯舞・色丹の二島のみの返還によって北方領土交渉に決着をつけることを目指していたとする、具体的、客観的根拠は何か、明確に示されることを求めます。

2.産経記事には「鈴木宗男氏は『4島一括返還』という言葉自体を『時計の針を逆に戻すもの』と批判した。」とありますが、日本政府は当時の中山太郎外務大臣がモスクワを訪問し、当時のゴルバチョフ・ソ連大統領、エリツィン・ロシア大統領などと公式に会談した1991年10月以降、北方領土交渉において、「四島一括返還」という主張をしておりません。今更「四島一括返還」という言葉を持って交渉にあたることは、自由と民主のロシアではなく、共産主義のソ連を交渉相手としていた時代に戻ることを指すという意味で、私は「時計の針を逆に戻す」旨主張したものです。北方領土交渉に当たる政府方針の変化等を含め、この様な経緯を櫻井様は承知されておりましたでしょうか。


 先に述べた様に、産経記事にある櫻井様の主張は、私の政治家としての過去の行動や、私に対する評価を不公平にねじ曲げるものであります。誤った認識、客観的ではないことに基づき、勘違い以外の何物でもない主張をされては、私としては迷惑千万であります。また何よりも、国民に間違った判断材料を提供し、国益を損ねることになります。
 ご多忙の中恐縮ですが、本書簡を受け取られてから72時間以内を目処に、右の二つの問いに対し、櫻井様が明確な回答をされることを再度強く求めます。
 敬具  

 平成21年6月10日
 新党大地代表 衆議院議員
 鈴木宗男

 その後、15日にようやく櫻井氏から回答が届いた。中身は、

《 政治家であり、公人であり、メディアでも活躍中の言論人でもあるにもかかわらず、配達証明や内容証明を送りつけるとはどういうことでしょうか。公人であり、言論人であれば、このような姑息な証明郵便を用いるのではなく、堂々と議論を挑まれるのが筋ではありませんか。鈴木議員が毎月送って下さっている『月刊自由』でも、その他如何なるメディアでも、私は議論を受けて立ちたいと思います。》

 というものだった。
 櫻井氏は何ら私の質問に答えていない。それどころか、正確を期すために私が配達証明、内容証明郵便で質問状を送付したことを「姑息」であるとまで言い切っている。
 また私は、櫻井氏に『月刊自由』なる雑誌を送ったことはない。私が毎月送付させて戴いているのは『月刊日本』という雑誌である。単なる言い間違いであるとは思うが、この様な細かな点を間違うだけでも、櫻井氏の日ごろの主張のいい加減さが窺い知れるのではないか。
 公の場での議論は、勿論私も大いに望むところである。しかし、議論を行う以前に、ある前提条件を満たす必要がある。それは、議論のテーマとするものについて、双方が自身の主張に客観的、具体的な根拠を有し、正確な事実関係を把握していることである。
 櫻井氏は、過去に私が歯舞、色丹、国後、択捉の4島よりも少ない、例えば歯舞・色丹の二島のみの返還によって北方領土交渉に決着をつけることを目指していたとする具体的根拠を示していない。また、1991年後半以降、北方領土交渉において我が国のスタンスが変わり、四島一括返還という言い方はしなくなったということを理解していたのかどうかについても、何の回答もしていない。
 櫻井氏がただの勘違い、思いこみで物を言うのならば、そもそも議論を行う土台ができていないということであり、建設的な議論を行うことは無理である。私は事実に基づいて客観的な主張をしているのに、もう一方は主観的な思いこみによる主張をする。こんな議論を何時間したところで、話はかみ合わず、何の生産性もない。
 だから私は櫻井氏に対して、5月14日付の産経新聞でご自身が述べていることに関して私が問うたことにまずは答えてほしいと訴えているのである。
 6月16日、私は再度質問状を送った。内容は以下の通りである。

前略 櫻井様
 6月15日、櫻井様のご回答を拝受致しました。
 櫻井様は「政治家であり、公人であり、メディアでも活躍中の言論人でもあるにもかかわらず、配達証明や内容証明を送りつけるとはどういうことでしょうか。公人であり、言論人であれば、このようなこそくな証明郵便を用いるのではなく、堂々と議論を挑まれるのが筋ではありませんか。」と憤っておられます。
 御指摘の通り、最初に私は配達証明付きの郵便で質問状を送付させて戴きました。公開の場での議論は、私も大いに望むところでありますが、それを行う前提として、櫻井様が5月14日付の産経新聞(以下「産経新聞」とする。)に書かれたことに関し、まずはその真意を確認させて戴く必要があると考え、更に正確を期すために配達証明付の郵便で郵送したものであります。仮に櫻井様の主張に具体的、客観的な根拠がなく、事実誤認をされているのなら、議論そのものが成り立たないからです。それに対する回答を戴けなかったことから、内容証明付きで再度質問状を送付させて戴きました。
 配達証明も内容証明も、我が国における正式な郵便制度の手段であります。公の議論を行う前段階における事実確認にこれらの制度を用いることは、何ら姑息な手段ではなく、櫻井様が「配達証明や内容証明を送りつけるとはどういうことでしょうか」と憤られる筋のものでもないと私は考えます。繰り返しますが、櫻井様からご回答を戴けなかったため、より正確を期すために内容証明付きで再度質問状を郵送させて戴いた、それだけのことです。
 また櫻井様は、私が毎月「月刊自由」を送っている旨述べられていますが、私が毎月送らせて戴いているのは「月刊日本」であり、「月刊自由」ではありません。単なる勘違いかどうかは私の与り知らぬところでありますが、この様な細かな点で不正確であることをとっても、櫻井様が私に対し、如何に事実、真実に基づいた主張をされていないか、その証左ではありませんか。
 櫻井様御指摘の通り、私は選挙という手続きを経て国民から選ばれた公人であります。櫻井様が提案される堂々とした議論に、私は喜んで応じたいと考えております。しかし、事実誤認に基づいた主張についてまで、議論に応じる義務はないと考えます。櫻井様も言論活動に従事されている言論人のお一人であると承知します。そうであるならば、堂々とした議論を行うための前提として、産経新聞におけるご自身の主張に対する私の2つの質問に、まずはお答え戴きたいと存じます。
 念のため、質問事項を再度お伝え致します。


1.産経新聞で櫻井様は「これらの発言より数年前に、いま、4島返還論の側に立つかのような印象を与える鈴木宗男氏は」、「いわゆる段階的返還論を論ずることで、鈴木氏もまた、日本側が2島返還でとりあえず、問題決着をはかる用意があるかのような印象を、ロシア側に与えたのであり、責任は重大だ。」と主張されておりますが、私はこれまで一度たりとも四島返還という考えを変えたこともなく、四島返還という政府方針から逸脱してロシアとの交渉に当たったこともありません。櫻井様が、過去に私が歯舞、色丹、国後、択捉の4島よりも少ない、例えば歯舞・色丹の二島のみの返還によって北方領土交渉に決着をつけることを目指していたと主張される具体的、客観的根拠は何か、明確に示されることを求めます。

2.産経新聞で櫻井様は「鈴木宗男氏は『4島一括返還』という言葉自体を『時計の針を逆に戻すもの』と批判した。」と書かれておりますが、日本政府は当時の中山太郎外務大臣がモスクワを訪問し、当時のゴルバチョフ・ソ連大統領、エリツィン・ロシア大統領などと公式に会談した1991年10月以降、北方領土交渉において、「四島一括返還」という主張をしておりません。今更「四島一括返還」という言葉を用いて交渉にあたることは、自由と民主のロシアではなく、共産主義のソ連を交渉相手としていた時代に戻ることを指すという意味で、私は「時計の針を逆に戻す」旨主張したものです。北方領土交渉に当たる政府方針の変化等を含め、この様な経緯を櫻井様は承知されておりましたでしょうか。


 これらの質問にご回答下さり、ご自身の主張の具体的、客観的根拠を明確に示して下さるのならば、私は如何なる場でも、正々堂々と、櫻井様との議論に応じさせて戴きます。
 ご多忙のこととお察し致しますが、本書簡を受け取られてから早急にご回答下さいます様、強く求める次第です。
草々  

平成21年6月16日
新党大地代表 衆議院議員
鈴木宗男

 これに対し、本日22日、櫻井氏より書簡が届いた。中身は

《 私は鈴木議員も論じた「いわゆる段階的返還論」がロシア側に「日本側が、二島返還でとりあえず、問題決着をはかる用意があるかのような印象」を与えたと明記しています。
 この記述のどこが「事実誤認」なのか、むしろ、私は、鈴木議員の説明をこそ、ききたいと思います。
 「四島一括返還」に関する記述も、事実そのものです。この事実を指摘したことに関してお尋ねの点については、私信よりもきちんと公の場で議論をするべきことであると考えています。》

 というものであった。櫻井氏はここでも私の質問に答えようとせず、論点を微妙にすり替えようとしている。櫻井氏ほどの人物がこんな回答をするとは、正直驚きである。
 まず断っておくが、私は櫻井氏に対して「私信」を出しているつもりはない。5月18日、このムネオ日記上で私の質問状を掲載している時点で、これは櫻井氏と私という個人的な枠組みを超え、公の目に晒されるものであるとの覚悟を決めている。まして議論のテーマは、北方領土問題という、鈴木宗男という一政治家、一個人に留まらず、日本国家、日本民族の名誉と尊厳に関わる問題である。櫻井氏と私のやり取りは、単なる私信のやり取りではない。
 右の回答において櫻井氏は「私信よりもきちんと公の場で議論をするべきことであると考えています」と言っている。櫻井氏は、これまでやり取りしてきた書簡はあくまでも私信であるとしたい様だが、言葉、つまり文書を扱うことを生業とする言論人がこの様な態度をとることは、果たして妥当であろうか。
 櫻井氏は再三、書簡のやり取りではなく公の場で議論をすべきと主張している。既に触れたが、櫻井氏の回答を再度ここで引用したい。

《 私は鈴木議員も論じた「いわゆる段階的返還論」がロシア側に「日本側が、二島返還でとりあえず、問題決着をはかる用意があるかのような印象」を与えたと明記しています。
 この記述のどこが「事実誤認」なのか、むしろ、私は、鈴木議員の説明をこそ、ききたいと思います。》

 とんでもない議論のすり替えである。先に掲載した私の質問状をご覧戴きたい。私の質問はこうだ。

〈 産経記事には「これらの発言より数年前に、いま、4島返還論の側に立つかのような印象を与える鈴木宗男氏は」、「いわゆる段階的返還論を論ずることで、鈴木氏もまた、日本側が2島返還でとりあえず、問題決着をはかる用意があるかのような印象を、ロシア側に与えたのであり、責任は重大だ。」とありますが、私はこれまで一度たりとも四島返還という考えを変えたこともなく、四島返還という政府方針から逸脱してロシアとの交渉に当たったこともありません。櫻井様が、過去に私が歯舞、色丹、国後、択捉の4島よりも少ない、例えば歯舞・色丹の二島のみの返還によって北方領土交渉に決着をつけることを目指していたとする、具体的、客観的根拠は何か、明確に示されることを求めます。〉

 櫻井氏は5月14日の産経新聞に「いま、4島返還論の側に立つかのような印象を与える鈴木宗男氏は」と書いている。ということは、裏を返せば、「かつて鈴木宗男は4島返還論の側に立っていなかった」ということである。これは簡単な話であり、賢明な読者の皆さんは勿論、櫻井氏も当然御理解されていることと思う。
 私が問うているのは、櫻井氏が何を根拠に「かつて鈴木宗男は4島返還論の側に立っていなかった」と主張しているのか、という点である。
 私は一貫して四島返還論者である。四島より少ない数の島の返還をもって、ロシアと平和条約を締結し、北方領土問題の最終的解決とすることなど、一度も考えたことはないし、ロシアとの交渉の場でその様な話をしたことは一度たりともない。
 私は、櫻井氏の好む「四島一括返還論」を今後何百回、何千回、何万回繰り返したところで、島は一つも日本に返ってこないし、一ミリも日本に近づくことはないと考えている。それよりは、現実的に四島を取り戻すにはどうすれば良いかを考えるべきだと主張したい。
 四島が同時に全て返ってくることがないのなら、例えば56年宣言に基づき、歯舞、色丹については具体的な返還の時期を決める。国後、択捉については、日本への帰属を認めさせるべく、ロシアと交渉を続ける。この様ないわゆる「段階的返還論」が、最終的に四島を取り戻す上で最も現実的であると考えた。勿論これは、私や東郷和彦氏、佐藤優氏の独断では決してなく、当時の日本政府の方針であったのだ。
 私が問うているのは、櫻井氏がすり替えている、この「段階的返還論」が「ロシア側に『日本側が、二島返還でとりあえず、問題決着をはかる用意があるかのような印象』を与えた」か否か、ということではない。櫻井氏においては、質問のポイントをずらすことのないよう、切に求めたい。
 結局櫻井氏は、「印象論」で物事を語っているとしか思えない。印象のみを持って物事を語るのは容易い。何の裏づけ作業も事実関係の検証も必要なく、ただ自分の思いこみ、印象に基づいた主張をすれば良いのだから。
 しかし同時に、「印象論」は実に危険でもある。印象は往々にして一方的な思いこみ、勘違いにより、具体的、客観的な根拠に欠けることが多い。櫻井氏の様な、広く公となる出版物において言論活動をし、社会に大きな影響力を持っている言論人が、「印象論」に基づいて批評活動を行うのなら、それは世論をミスリードし、国益を損ねることになりかねない。
 また櫻井氏は、私の二つめの質問についてこう答えている。

《 「四島一括返還」に関する記述も、事実そのものです。この事実を指摘したことに関してお尋ねの点については、私信よりもきちんと公の場で議論をするべきことであると考えています。》

 私の二つめの質問とは次のものだ。

〈 産経新聞で櫻井様は「鈴木宗男氏は『4島一括返還』という言葉自体を『時計の針を逆に戻すもの』と批判した。」と書かれておりますが、日本政府は当時の中山太郎外務大臣がモスクワを訪問し、当時のゴルバチョフ・ソ連大統領、エリツィン・ロシア大統領などと公式に会談した1991年10月以降、北方領土交渉において、「四島一括返還」という主張をしておりません。今更「四島一括返還」という言葉を用いて交渉にあたることは、自由と民主のロシアではなく、共産主義のソ連を交渉相手としていた時代に戻ることを指すという意味で、私は「時計の針を逆に戻す」旨主張したものです。北方領土交渉に当たる政府方針の変化等を含め、この様な経緯を櫻井様は承知されておりましたでしょうか。〉

 かつて私が、「四島一括返還」という言葉は時計の針を逆に戻すものであるとの批判をしたことは事実である。その真意は右に述べた通りであり、ここで繰り返すことはしない。
 私が問うているのは、櫻井氏が北方領土交渉に当たる政府方針や当時の国際情勢の変化等、北方領土問題に係る一連の経緯を承知していたか否かという点である。なぜ櫻井氏はこれに答えず、「私信よりもきちんと公の場で議論をするべきことであると考えています」と逃げるのだろうか。答えは「知っていた」、「知らなかった」のどちらかしかないではないか。
 更にもう一点、指摘したいことがある。それは櫻井氏が6月14日付で送付された一つめの回答文において、『月刊自由』なる雑誌名を挙げていることだ。
 私が櫻井氏に毎月送付しているのは『月刊日本』である。この点に関する指摘についても、櫻井氏は何も答えていない。
 これは単なる言い間違いかもしれない。間違いは誰にでもある。しかし間違えたのなら、それをきちんと訂正すべきである。
 この様な細かな事実関係すら正確に記すことができずして、また、自らのミスを改めることもできずして、どうして櫻井氏が声高に主張する「公の場での議論」ができようか。一時を疎かにする人間に、大事を語れるとは到底思えない。
 櫻井氏に再度訴える。まずは私の質問に正確に答えることだ。その上であなたの望む公の場での議論を正々堂々と行おうではないか。先に私を撃ってきたのはあなたであり、質問に答える義務があなたにはあるのではないか。
 櫻井氏のご返事を待ちたい。
 議員会館で仕事をし、14時から千代田プレスクラブで講演。政局と選挙についてお話しさせて戴く。
 マスコミ関係者の集まりであるが、意見交換もでき、良い会であった。
 18時半から釧路出身の東洋スーパーミドル級チャンピオンの清田祐三選手の激励会に出席。地元釧路からチャンピオンが出たのは嬉しい限りである。益々のご活躍を期待してやまない。
 夜は在京の外国大使館関係者と夕食懇談会。国際情勢等、多岐に渡り懇談することができた。


本日提出した質問主意書4件
bR91 いわゆる足利事件についての検察庁による謝罪等に関する再質問主意書
bR92 検察庁の信頼性に係る森英介法務大臣の見解等に関する再質問主意書
bR93 いわゆる足利事件についての警察庁による謝罪等に関する再質問主意書
bR94 一九九九年にキルギスで発生した日本人誘拐事件の際に身代金が支払われたとの証言が同国国会でなされた件に関する第三回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年6月22日(月)

鈴 木 宗 男

 「核艦船通過へ公海残す 宗谷、津軽など5海峡 持ち込み論議会費 77年の領海法 日米密約背景に」との見出しで、今日の北海道新聞2面に大きな記事が掲載されている。東京新聞も1面と3面で扱っている。念のため、記事を紹介したい。

 政府が宗谷、津軽など五つの重要海峡の領海幅を3カイリ(約5.6キロ)にとどめ、法的に可能な12カイリ(約22キロ)を採用してこなかったのは、米軍の核搭載艦船による核持ち込みを政治問題化させないための措置だったことが21日、分かった。政府判断の根底には、1960年の日米安全保障条約改定時に交わされた核持ち込みの密約があった。複数の元外務事務次官が共同通信に証言した。
 これらの海峡は、ソ連(現ロシア)や中国、北朝鮮をにらんだ日本海での核抑止の作戦航行を行う米戦略原子力潜水艦などが必ず通らなければならないが、12カイリでは公海部分が消滅する海峡ができるため、核が日本領海を通過することになる。
 このため、核持ち込み禁止などをうたった非核三原則への抵触を非難されることを恐れた政府は、公海部分を意図的に残し核通過を優先、今日まで領海を制限してきた。表向きは「重要海峡での自由通航促進のため」と説明してきており、説明責任を問われそうだ。
 外務次官経験者によると、領海幅を12カイリとする77年施行の領海法の立法作業に当たり、外務省は宗谷、津軽、大隅、対馬海峡東水道、同西水道の計5海峡の扱いを協議。60年の日米安保改定時に密約を交わし、米核艦船の日本領海通過を黙認してきた経緯から、領海幅を12カイリに変更しても、米政府は軍艦船による核持ち込みを断行すると予測した。
 そこで領海幅を3カイリのままとし、海峡内に公海部分を残すことを考案。核艦船が5海峡を通過する際は公海部分を通ることとし、「領海外のため日本と関係ない」と国会答弁できるようにした。
 ある次官経験者は「津軽海峡を全部、日本の領海にしたら『米軍艦は核を積んで絶対に通らないんだな』と質問された場合、『積んでいない』と答えなければならない。しかしそれはあまりにもうそ」と言明。「うそをつかないために」公海部分を残したと証言した。
 別の経験者は「(12カイリにして)ゴタゴタするより(公海として)空けたままにして従来通りという方が楽」との打算があったと語った。
 米政府は冷戦後、日本にも寄港した空母などから戦術核を撤去したが、「核の傘」の屋台骨である戦略原潜は今も核弾道ミサイルを搭載し、日本近海を航行しているとみられる。
(6月22日北海道新聞2面)

 私の質問主意書に対しても、密約はないと言ってきた外務省である。ウソを言ってきてことは紛れもない事実となった。
 なぜ国民に「事実はこうです」と情報開示をしないのか。嘘つきに良い外交はできない。外務省の不作為は是非とも改めて戴きたい。
 9時から網走管内小清水町、10時半から清里町、12時から斜里町で、新党大地支部・鈴木宗男後援会の会合を持ち、選挙が何時あってもおかしくないので、政権交代に向けての決意を述べ、支持のお願いをする。どこでも「政権交代を成し遂げてほしい」、「今、地方に政治がない」と訴えられ、うなずきながら、決意を新たにした次第である。


本日提出した質問主意書5件
bR86 いわゆる足利事件について最高検察庁次長検事が謝罪した件に関する再質問主意書
bR87 いわゆる飯塚事件に関する再質問主意書
bR88 国会議員の世襲制限に対する麻生太郎内閣総理大臣の見解に関する再質問主意書
bR89 北方領土問題等解決促進特別措置法の改正に対するロシア側の抗議等に関する質問主意書
bR90 政府による我が国の領海幅設定と一九六〇年の日米安全保障条約改定に際したいわゆる「核持ち込み密約」との関連性等に関する質問主意書

本日受領した政府答弁書14件
bR56 ロシア側に押収されたままの第31吉進丸の船体返還に向けた外務省の取り組み等に関する再質問主意書
bR57 外務省職員が公務出張に際して取得したマイレージの同省における取り扱い及び公費節減効果の検証等に関する第3回質問主意書
bR58 いわゆる足利事件についての検察庁による謝罪等に関する質問主意書
bR59 外務省が作成したいわゆる「国会議員への対応マニュアル」に関する再質問主意書
bR60 在ロシア日本国大使館の新建物及び大使公邸に関する質問主意書
bR61 国家公務員の所管業務についての厚生労働省雇用均等・児童家庭局長の認識に関する再質問主意書
bR62 外務省におけるワインの使用等に関する質問主意書関する第3回質問主意書
bR63 外務省職員に対する国内高級ホテルによる優遇措置に関する再質問主意書
bR64 いわゆる足利事件についての警察庁による謝罪等に関する質問主意書
bR65 検察庁の信頼性に係る森英介法務大臣の見解等に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年6月21日(日)

鈴 木 宗 男

 北海道内を廻っていてもやっぱり選挙はいつかという質問が必ず出てくる。
 7月12日の都議選との同日選は無くなったが、昨日も書いたが7月2日解散、7月26日、8月2日の投票日が現実だと私は答えている。解散権は総理の専権事項なのであくまで私の頭づくりとしての想定だが、選挙の準備もあるのでそれなりのスケジュールは考えておかなくてはならない。
 町村前官房長官が20日札幌市内で講演し「政治と金」を衆議院選挙の争点に位置づける考えを示したと報道されている。小沢事務所の西松献金を指しているのだが、個人事務所の事、しかも裁判になっているのは最終判断がでるまで何人といえども断定してはいけない。
 町村氏はかつて小沢さんが企業献金、団体献金即時禁止を発表した時、「盗人猛々(たけだけ)しい」という表現をした。町村さんも過去の議論をすっかり忘れている。国民の税金から政党助成金を導入する際、企業、団体献金はいずれ廃止をするという前提で措置されたものである。肝心な事はすっかり飛ばし、都合の良い事だけ頭に入れておくとは全く自民党ではなく自分党である。その政治資金規正法改正で、政治家1団体の資金管理団体で企業献金を受けれなくなった事を忘れたのか。
 喉元(のどもと)過ぎれば熱さ忘れるではいけない。
 企業献金、団体献金は無くしたほうが良い。過去にも指摘された自民党の国民政治協会経由での迂回(うかい)献金は脱法行為そのものである。民主党が3年後に企業、団体献金廃止を決めた事は1つの前進である。私は来年からでも()めた方が良いと考えてはいるが。
 武部勤代議士は新しい総裁の下で次の総選挙をすべきと地元で話したと道内紙に出ている。党改革本部長の職にある人が総裁を替えてからというのも面白い話である。世襲についてや、党改革についての答申(とうしん)をだしておきながら、総裁を替えるという事は何もしないという事である。こうした発言を聞くにつけ与党内も相当混乱してきている、やっぱり1日も早く国民に信を問うことが大事だと考えるのは私だけではないだろう。
 10時から陸上自衛隊遠軽駐屯地創立58周年式典に出席。平和の尊さ、重さを考えながら今、世界に責任を持つ日本としてPKO緊急災害援助等、自衛隊抜きにして日本の国際貢献はありえないとしみじみ思ったものである。
 15時から紋別市で、17時半から網走管内遠軽町で新党大地・鈴木宗男後援会の拡大役員会を開く。いつ選挙があっても良いように心からのお願いをする。
 急な案内にも関わらず2カ所とも大勢の役員さんが出席して下さり有り難い限りである。意を強くして選挙戦に立ち向かっていく。



2009年6月20日(土)

鈴 木 宗 男

 昨日の西松事件初公判で国沢前社長は起訴内容を認め、検察側は「小沢事務所が天の声を出していた」と言っている。
 このことに対し、民主党、小沢前代表に説明責任があると与党関係者が言っているが、検察の言い分を鵜呑(うの)みにして良いのか。つい先日も、検察が起訴したことにより無期懲役刑を受け、17年半も刑務所に入れられた、いわゆる足利事件の菅家さんが釈放され、無罪になることになったのではないか。
 昨日の公判では、検察の言い分を聞くことにより、実刑を逃れようとする国沢前社長の意図が見え見えであった。検察は「小沢事務所が天の声を出していた」と言うが、小沢事務所に発注権限がないことは明白である。どうして「天の声」になるのか。
 西松建設はじめ各ゼネコンは、揃って小沢事務所に献金している。皆、保険をかけていた様なものである。小沢事務所が甘えの構造で献金を受け取っていたと見るのが自然ではないか。
 そして、そのしくみ、枠組みは、大久保秘書ではなく、前任者の高橋嘉信元秘書(現自由民主党岩手第4選挙区支部長)によってつくられたというのが、関係者の間でもっぱら言われていることである。西松建設は1995年から小沢氏側と協議して、献金を行っていたと言われているが、当時小沢さんの秘書の中で責任者であったのは高橋氏であり、高橋氏が一番力を持っていた時期である。
 高橋氏は2000年6月、衆議院議員になり、形式上の秘書身分は終わっている。しかし、1997年、西松の支店長が小沢氏側に年間2500万円を継続的に献金するという枠組みがつくられたのも、当時の高橋秘書が全盛期であった時期である。大久保秘書がこの時点でタッチをしていた形跡はない。時系列的に見ても、現自民党岩手第4選挙区支部長の高橋氏の関与を考えるのが自然ではないか。
 小沢さんの元秘書、しかも衆議院議員までやった人が、今、小沢さんに対抗して自民党から選挙に出るという構造を見るだけでも、何かドロドロしたものがあると感じるのは、私だけではないだろう。政治的な背景が見え隠れする。この点も明らかにしなくてはいけない。
 「これだけの事件が一日で結審するだけでも、国沢前社長が自己保身に力点を置いていることがわかる。取引以外の何物でもない」と、私が知っている法曹関係者は話していた。全く同感である。こうした話に与党関係者が一々反応するのも、今の政治状況を表しているとつくづく感じる。
 私自身、「国策捜査」を経験した者として、検察、権力側のシナリオ・ストーリーに沿ったやり方は公平、公正ではなく、あの密室でのやり取りは、一方的な検察の意向に従わせる、検察の思うがままであることを、身を持って知っている。参考人、証人、被疑者の取り調べにおける全面可視化を実現すれば、冤罪も起きず、取り調べも公明正大なものになることを、読者の皆さんにも是非ともおわかり戴きたい。
 政権交代を成し遂げた暁には、取り調べの全面可視化を実現したい。権力の横暴にうちひしがれ、また、権力に妥協し、人生を失った人達の為にも、私は全面可視化を強く訴えていく。
 昨日海賊対処法、2009年度税制改正法、改定国民年金法が衆議院の再議決により成立した。昨日で解散がなかったので、これで7月12日の都議選との同日選挙は時間的に出来なくなった。次は7月2日、3日に解散し、7月26日、8月2日の投票日という日程が考えられる。
 7月5日は静岡知事選の投票日であり、与党推薦候補がこれに負け、更に12日の都議選で与党が負けると、麻生首相は解散が出来なくなる。それ以上に、「麻生降ろし」の動きが党内から出てくることだろう。
 こうしたことを考えると、7月2日、3日の“Xデー”もあると頭に入れておかなければならない。いずれにせよ、時間の問題である。
 7時半から大地塾参加者と清掃活動。川湯園地でゴミ拾いを行う。
 3年連続の清掃活動だが、朝の空気を吸い、大自然と向き合っての、何とも言えない気持ちの良い作業だ。大都会の皆さんに、川湯の自然を一度は味わってほしい。一度が二度、三度となることだろう。癒しの場所としてお薦めしたい。
 10時15分釧路発で上京。12時半から温泉博士として有名な札幌国際大学の松田忠徳教授のお嬢様の結婚披露宴に出席し、祝辞を述べる。
 14時から駐日ロシア大使を務められたアレクサンドル・パノフさんの写真展に顔を出す。
 その後17時羽田発で女満別に向かい、19時から網走管内美幌町で恒例のビールパーティー。大勢の後援者、大地関係者が参加され、盛大のうちに終了した。
 北海道と東京を往復しながら、今日も効率的に仕事が出来たと満足する。


「2009.6.20 弟子屈町早朝清掃」

2009年6月19日(金)

鈴 木 宗 男

 昨日衆議院で、臓器移植法改正案のA案が可決されたことが今日の新聞、テレビで一番の話題となっている。
 人の命に関することで、死生観が問われる法案であるがゆえに、これが絶対である、100%ベストであるということは言えない。それぞれ考えがあって当然である。
 昨日も触れたが、私は臓器移植により助かる命があることを重く考えた。小児患者が海外で移植手術を受けるため、1億円を超える多額のお金を集め、やっとの思いで日本を出発する映像をよく観てきたが、国内での臓器移植拡大につながることを、患者団体は期待していることだろう。
 参議院での審議がどうなるか。衆議院の解散によっては廃案になってしまう可能性もある。参議院の審議が大いに注目されるところである。
 西松建設の国沢前社長の初公判があった。
 起訴通りと認め、即日結審されたと聞くが、弁護側として国澤氏が執行猶予を取ることを目的とするならば、ここは手を打つしかない。事件を大きくさせないことを主に置き、真実の解明よりも身の保全を考えたのだろう。
 違法献金額も500万円である。報道された、リークされた2億数千万円という10年間に渡る献金の話はどこに行ってしまったのか。違法献金500万円と2億数千万円では、国民の受け止めも違ってくるのではないか。
 大久保秘書が“天の声”を出したと検察側は言うが、実際は前秘書だった高橋嘉信氏がやってきたことであり、その流れでなかったのか。西松建設としては、“保険”のため献金をしていたというのが正直なところではないのか。
 この公判を見るだけでも、取り調べの全面可視化は必要であると考える。罪を軽くするために、心証を良くするために、敢えて認めることも考えられるだろう。
 裁判で真実を明らかにする上でも、参考人、証人、被疑者に対する聴取、取り調べ全てを全面可視化することが絶対に必要である。
 足利事件の菅家さんも、全面可視化がなされていれば17年半も刑務所に入ることはなかった。条件や立場は異なる国澤前西松建設社長の裁判だが、今日の裁判を全面可視化実現に向けての参考にしなくてはいけない。
 私は取り調べの全面可視化実現に向け、更に訴えていく。
 17時から大地塾6月例会。
 3年前から6月例会は釧路管内弟子屈町川湯温泉で行っている。少しでも地域の活性化に貢献できればと思ってのことである。
 川湯温泉は大自然に恵まれ、癒しの場所として最適である。しかし近年、お客さんの入りは今ひとつである。ささやかではあるが、ホテル関係者、地元飲食店に元気を与えたいとの思いで、川湯で開いている。今年も熱心な人が道内から足を運んで下さり、所期の目的は達成できた。
 併せて、待ったなしで解散総選挙が近づいている。北海道からチェンジ、北海道から政権交代。新党大地は必勝の信念で闘っていく。


「2009.6.19 大地塾6月例会(釧路管内弟子屈町で)@」

「2009.6.19 大地塾6月例会(釧路管内弟子屈町で)A」


本日提出した質問主意書5件
bR81 裁判官と検察官の人事交流に関する再質問主意書
bR82 内閣総理大臣を名指しで非難しつつ北方四島返還方針の堅持を政府に求める意見広告に対する政府の認識等に関する質問主意書
bR83 北方領土問題に係る我が国の対応の変遷等についての麻生太郎内閣総理大臣の認識等に関する再質問主意書
bR84 参議院予算委員会において北方四島の我が国への帰属確認を段階的に行うことはしないとした麻生太郎内閣総理大臣の発言に関する再質問主意書
bR85 政府による補正予算を用いたいわゆる国立漫画博物館の建設の是非等に関する第3回質問主意書

本日受領した政府答弁書14件
bR42 外務省在外職員に支給される子女教育手当の妥当性に関する再質問主意書
bR43 外務省在外職員に支給される配偶者手当の妥当性に関する再質問主意書
bR44 外務省における健康管理休暇制度に関する再質問主意書
bR45 外務省在外職員に支給される住居手当の妥当性に関する再質問主意書
bR46 政府による補正予算を用いたいわゆる国立漫画博物館の建設の是非等に関する再質問主意書
bR47 外務省の大使館及び総領事館における便宜供与に関する再質問主意書
bR48 外務省職員による飲酒対人交通事故に関する再質問主意書
bR49 1999年にキルギスで発生した日本人誘拐事件の際に身代金が支払われたとの証言が同国国会でなされた件に関する再質問主意書
bR50 アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会における議論等に関する再質問主意書
bR51 いわゆる足利事件について最高検察庁次長検事が謝罪した件に関する質問主意書
bR52 いわゆる飯塚事件に関する質問主意書
bR53 我が国の報道機関関係者がロシア政府のビザ発給を受けて北方四島に渡航した件に関する再質問主意書
bR54 国会議員の世襲制限に対する麻生太郎内閣総理大臣の見解に関する質問主意書
bR55 痴漢行為を行った検察官に対して下された処分の妥当性等に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年6月18日(木)

鈴 木 宗 男

 衆議院本会議で、臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律案の採決が行われる。A案が可決され、参議院に送付された。
 読者の皆さんにA案の骨子をお知らせしたい。

● 臓器の臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律案(中山太郎君外五名提出、第百六十四回国会衆法第一四号) ※いわゆる「A案」
 
 本案は、移植のための臓器摘出及び脳死判定に係る要件について、本人の生前の臓器の提供等の意思が不明の場合に、遺族等が書面により承諾した場合を加える等の措置を講じようとするもので、その主な内容は次のとおりである。

一 死亡した者の臓器提供の意思が不明な場合であって、遺族が書面により承諾している場合について、医師は、移植術に使用するために死体(脳死した者の身体を含む。)から臓器を摘出することができるものとすること。

二 臓器の摘出において、本人の脳死判定に従う意思が不明な場合であって、家族が書面により承諾している場合等について、医師は、脳死判定を行うことができるものとすること。

三 死亡した後に臓器を提供する意思を表示しようとする者等は、親族に対し当該臓器を優先的に提供する意思を書面により表示することができるものとすること。

四 政府は、死亡した被虐待児童から臓器が提供されることのないよう、移植医療に係る業務に従事する者がその業務に係る児童について虐待が行われた疑いの有無を確認し、及びその疑いがある場合に適切に対応するための方策に関し検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとすること。

五 この法律は、一部を除き、公布の日から起算して一年を経過した日から施行すること。

 命に関わることでもあり、100%コンセンサスを得られるものではないだろう。ただ、より多くの移植を行うことができるようになれば、より多くの命を助けることができるようになる。この観点から、私はA案に賛成した。
 勿論、A案についても懸念される点が種々あり、今後更なる検討を重ねていくことが必要である。
 昨日の麻生首相と鳩山代表との二回目の党首討論について、読者の皆さんはいかがな評価、受け止めだっただろうか。
 私は、鳩山代表の受け答えには余裕が感じられたが、逆に麻生首相は何を言わんとするのか、アピール度が低かった様に感じた。鳩山代表は時間が経つにつれ、安定感が増してきた。各世論調査における支持が麻生首相より勝っている自信も背景にあるのではないか。
 国民も党首討論を通じて、より政治を身近に感じ、懸命な選択をしていくことになるだろう。
 政権交代、北海道からチェンジ。新党大地も頑張っていく。


本日提出した質問主意書5件
・ bR76 いわゆる足利事件で容疑者とされた人物が釈放された件に関する再質問主意書
・ bR77 いわゆる足利事件における検察庁の責任に関する再質問主意書
・ bR78 外務省における各種手当に係る同省による国民への説明等に関する再質問主意書
・ bR79 在ロシア連邦日本国大使館における住居手当等に関する第3回質問主意書
・ bR80 外務省が作成した「鈴木宗男衆議院議員からの依頼等に対する対応振り」に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2009年6月17日(水)

鈴 木 宗 男

 昨日の自民党代議士会で、古川禎久代議士が麻生首相の前で「大政奉還を決断すべきだ」と発言している。本人を目の前にしてなかなか言えることではないが、環境大臣政務官として内閣を支える一員である古川代議士のこの一言は重いものである。
 そこでなぜ麻生首相が鳩山前総務相の更迭についてきちんと説明しなかったのか。黙って聞いている麻生首相の政治家としての姿勢が問われる。
 自信を持って、自分はこういう考えでこうしたと言った方が理解を得られたのではないか。こうした基本的な受け答えができないところが、今の政治を象徴している。
 また、鳩山前総務相が15日の離任挨拶で、日本郵政の西川善文社長の再任につき、麻生首相から後任の社長候補のリストが入った手紙をもらっていたと明かしたことで、麻生首相や河村官房長官は「外へ出すのはおかしい」などと述べ、不快感を示したと新聞に載っている。こうしたことにすぐ反応するのなら、なぜ古川代議士の発言にも反応しなかったのか。この点も「自分中心、世襲議員の身勝手さだ」といった声が寄せられる。私も勿論、同じ認識である。
 政治に血が通っていない、心がないとつくづく思いながら、一日も早く国民に信を問うのが国益と考えるのは、一人私だけではないだろう。
 15日、16日と松山千春さんの東京フォーラムでのコンサートに出かける。元気な姿に接し、ホッとする。いつもの松山千春節、絶妙のトークに、ファンの皆さんも拍手喝采であった。
 「今の世の中、むごい事件、事故が多すぎる」と千春さんは嘆いていた。「権力は受け継ぐものではない」と、世襲についても反対していた。
 「東京に生まれ育った者が北海道へ来ても、ものを受け止める価値観が違う」と、極めてわかりやすい、魂のこもったメッセージを発していた。私もまた勇気や励みを戴いた思いである。
 コンサート終了後、しばし今の政治状況等の話をして別れる。松山さんとの様々な「出会い」、「情」に心から感謝してやまない。
 昼から神奈川県に入り、14時半から国民新党南関東比例で立候補する市川さとし候補の事務所により、激励。
 16時から神奈川1区で民主党から立候補する予定の中林恵美子さんの街頭演説を2箇所こなす。
 18時から、横浜市議会で独立独歩の歩みをし、当選8回を数える太田正孝さんの後援会会合で講演する。
 先週金曜日12日には神奈川第17区の神山洋介さん、4月28日には第14区のもとむら賢太郎さんの応援に行き、神奈川とは縁ができた。私としても出来るだけのことをして参りたい。


本日提出した質問主意書6件
・ bR70 本年度のビザなし交流第二陣におけるロシア系住民との対話集会等に関する再質問主意書
・ bR71 1960年の日米安全保障条約改定に際したいわゆる「核持ち込み密約」に係る外務省事務次官経験者の証言に関する再質問主意書
・ bR72 1972年の沖縄返還に係る日米密約についての東京地方裁判所の要請に関する質問主意書
・ bR73 冤罪並びに取り調べの全面可視化に対する麻生太郎内閣総理大臣の見解等に関する再質問主意書
・ bR74 いわゆる足利事件に関連した取り調べの全面可視化導入に対する森英介法務大臣の見解等に関する再質問主意書
・ bR75 いわゆる足利事件に関連した取り調べの全面可視化導入に対する佐藤勉国家公安委員長の見解等に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2009年6月16日(火)

鈴 木 宗 男

 各社世論調査の結果が出ている。


  ※毎日新聞の質問は投票先ではなく、「次の衆院選で、自民党と民主党のどちらに勝ってほしいですか」というもの。

 どこも同じ傾向、流れである。
 この数字を、自民党選挙責任者はどう受け止めるのか。昨日も書いたが、やはり傷が浅いうちにと判断していくことだろう。
 7月2日、若しくは5日の静岡知事選挙の結果を受けて決断していくのか。いずれにせよ、時間との闘いだ。今週中には懸案の法案である臓移植法改正案、海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律案(いわゆる「海賊対処法案」)がそれぞれ18日採決、19日に再議決される。その後国会は開店休業状態になり、一斉に選挙戦に突入するという雰囲気になるだろう。
 7月上・中旬解散の可能性が高くなると受け止めながら、新党大地としての態勢をとっていく。
 鳩山邦夫前総務相が昨日の離任記者会見で、麻生総理から日本郵政の西川社長の後任候補者のリストを受け取っていたことを明らかにした。これが事実なら、麻生首相は西川社長を替える考えでいたことがうかが窺い知れる。
 麻生首相はどこでどう考えを変えたのだろうか。段々と明らかになるだろうが、麻生首相にとっても鳩山前総務相にとってもプラスになる話ではない。麻生首相の決断力、判断力のなさと、鳩山前総務相の甘さが見えてくる。
 いずれにせよ、国民の目線、思いからは乖離(かいり)した今回の出来事である。


本日提出した質問主意書4件
・ bR66 外務省の在外公館派遣員制度に関する再質問主意書
・ bR67 外務省在外職員の住居の実情等に関する再質問主意書
・ bR68 外務省欧州局におけるタクシー券の使用状況等に関する第3回質問主意書
・ bR69 外務省が保管している各種酒類に関する再質問主意書

本日受領した政府答弁書9件
bR33 いわゆる足利事件で容疑者とされた人物が釈放された件に関する質問主意書
bR34 裁判官と検察官の人事交流に関する質問主意書
bR35 外務省における各種手当に係る同省による国民への説明等に関する質問主意書
bR36 在ロシア連邦日本国大使館における住居手当等に関する再質問主意書
bR37 冤罪並びに取り調べの全面可視化に対する麻生太郎内閣総理大臣の見解等に関する質問主意書
bR38 いわゆる足利事件に関連した取り調べの全面可視化導入に対する森英介法務大臣の見解等に関する質問主意書
bR39 いわゆる足利事件における検察庁の責任に関する質問主意書
bR40 いわゆる足利事件に関連した取り調べの全面可視化導入に対する佐藤勉国家公安委員長の見解等に関する質問主意書
bR41 金正日北朝鮮総書記の後継者と見られる人物が来日していたとされる件に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2009年6月15日(月)

鈴 木 宗 男

 昨日投開票された千葉市長選挙は、予想通り民主党推薦の候補者が圧勝する。これで名古屋市長、さいたま市長に続き、政令指定都市の選挙で民主党の3連勝である。
 報道各社の世論調査によると、政党支持率でも民主党が自民党を上回り、比例の投票先は圧倒的に民主党である。麻生首相と鳩山代表のどちらが首相にふさわしいかという質問に対しても、鳩山代表が麻生首相に倍近い差を付けている傾向である。
 7月12日投開票の都議会議員選挙も、自民党が勝つという見込みはない。ここで負けると“麻生降ろし”が始まる。
 私は、以前から都議選前の解散、もしくは都議選最中の解散もあり得ると予想してきた。先延ばしをしたところで、麻生首相には何の展望も開けない。今月中で国会審議にも目処がつく。こうした状況を考えると、段々と来月解散・総選挙の流れになっていくことだろう。
 昨年秋からの麻生首相の決断力なさの他に、取り巻きによる選挙先延ばしという戦略の読み違い、そして内閣発足直後の中山国交大臣の失言、2月14日の中川財務大臣のローマでのもうろう会見、鴻池官房副長官のスキャンダル等。これらは、麻生総理によるミスキャストの結果起こったものである。
 麻生首相には、潔く国民の信を問い、首相として最後に立派な責任を果たすことをお薦めしたい。
 明日父の命日を迎えるので、お坊さんに来てもらい、朝8時半から帯広の自宅でお参りをする。早いもので43年の年月が過ぎた。大学に行く際、馬一頭を売って東京に出してくれた父であった。そのお陰で中川一郎先生とのご縁ができ、秘書になり、少年時代からの夢であった政治家になることができた。父に心から感謝する次第である。
 釧路に向かい、北方領土復帰期成同盟釧路支部の総会に出席し、挨拶をする。その後16時40分釧路空港発で上京。


本日提出した質問主意書5件
bR61 国家公務員の所管業務についての厚生労働省雇用均等・児童家庭局長の認識に関する再質問主意書
bR62 外務省におけるワインの使用等に関する質問主意書関する第3回質問主意書
bR63 外務省職員に対する国内高級ホテルによる優遇措置に関する再質問主意書
bR64 いわゆる足利事件についての警察庁による謝罪等に関する質問主意書
bR65 検察庁の信頼性に係る森英介法務大臣の見解等に関する質問主意書

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2009年6月14日(日)

鈴 木 宗 男

 今朝の朝日新聞を拡げてビックリする。2面に掲載されている「ルポにっぽん」という日曜日の企画物で、「ムネオ現象今なぜ 小泉改革をやり玉に 家族愛の話喜ぶ人も」と大きな見出しの記事にである。取材している事は知っていたが、いつ載るかは全く知らなかったので、目が覚めた感じだった。
 小泉政治以後、弱肉強食、勝ち組・負け組、格差が拡がる新自由主義政策が進められ、自殺者は11年連続で年間3万人を超える。これは社会問題であり、政治の責任である。リストラされたり、会社経営に失敗した40代、50代の男性が、愛する妻や子供を残し、自ら命を絶っている。
 今の日本を何とか変えなくてはいけないと考えている。そこで先まず私に出来る事からやっていく。
 それは発信である。
 私は天国と地獄を経験した男である。松山千春さんをはじめ、凄い、素晴らしい後援者、仲間のお陰で、敗者復活の出来ない新自由主義政策の社会の中で、カムバック、復活したのである。いや、させてもらったのである。
 だから私は必ず講演の時、言わせてもらう事がある。
 「人生自分の思った通り、計算通りいかない。失望、挫折はついてまわる。しかし何があっても人生諦めるな。生きていれば良い事がある。生きていれば逆転もある。その為には目的、目標を持って正直に生きろ。御天道様(おてんとさま)が見ている。信念を持って正直に生き、そして目的、目標に向かって一歩でも二歩でも進むことが出来れば幸せでないか。人生を絶対諦めるな。挫折や失望を経験した人に鈴木を見ろ。ムネオが頑張っている。俺達も頑張れば明日があるのではないか。希望を与える為にも鈴木宗男は人一倍頑張るんだ。みんな負けるな」と、必ず言わせて戴く。
 今日の記事の中に「作家の高村薫さんは『鈴木宗男という政治家はおそらく何も変わっていない。だが、多くの国民は一人の政治家がどういうことをしてきたか、何を発言してきたかを忘れ、その時々のキャラクターとパフォーマンスを見る。世の中の中心軸が変わるたびに悪役が善人に見えるようになるのは、よくあることだ』とみている。」と書かれている部分がある。
 私は政治家として、直接会って話をした事がない、付き合った事のない人の批判はしない様にしている。間違った情報に基づき、その人の人格や尊厳を傷つけてはいけないと考えているからである。
 私は政治家に対し、相手が誰であっても、自分の目で見て話し、その行動を知る限りにおいて、ある時は厳しく、ある時は正当な評価をすることにしている。
 私は高村薫さんが高名(こうみょう)な作家であることは存じているが、会ったことも話をした事もない。高村さんの人となりを良く存じ上げないので、高村さんの人格や人間性についての話はしない。
 高村さんにお尋ねしたい。何をもって私が「何も変わっていない」と決めつけるのか。私の人間性、私の生き方を少しでも分かって言っているのか。7年前、メディアスクラムとも言うべきバッシングを受けた者としてお聞きするが、その時の報道は事実であったかどうか。権力側の誘導、恣意(しい)的、意図的なリーク情報で全く違う鈴木宗男像がつくられた事をお分かりなのか。是非とも教えて頂きたいものだ。
 私も権力の側に居た時は前しかみていなかったと思われた(ふし)がある。「ギラついている」「権力志向が強い」と受け止められた。この点、反省しなくてはいけない。自分では変わっていないと思っても、受け止める側の気持ちは別だという事を。
 国策捜査に()い、権力側と反対の立ち位置にいる私は、かつて十分に見えていなかった横の目線、思いを、更には後ろの声なき声を、今しっかり受け止め、政治家として活動している。
 差別や偏見に()ったアイヌ民族を日本の先住民族として初めて、昨年6月6日政府に認めさせたこともその1つである。
 政治家・鈴木宗男と会って話をした上での私に対する批判や叱声(しっせい)は喜んで(うけたまわ)るし、何も気にしない。しかし会った事も話をした事もないのに、一方的に判断されるのは、公平でないと私は考える。是非とも高村薫さんのご意見を伺いたいものである。
 読者の皆さんも遠慮なく私に対し、ご意見ご批判、又、アドバイスを戴きたいとお願いしたい。
 13時札幌で北海道旅客鉄道労働組合第24回定期大会に出席し、挨拶の機会を得える。
 15時50分札幌駅発で帯広に向かい18時半から後援会会合。
 19時半から民主党、連合さんと第11選挙区における選挙協力の打ち合わせを、新党大地、鈴木宗男後援会との間で行なう。
 今日も旭川をスタートし、美瑛を廻り、札幌、帯広と効率よく廻る事が出来た。

2009年6月13日(土)

鈴 木 宗 男

 テレビ、新聞は、鳩山邦夫前総務大臣の辞任をそれぞれ伝えている。
 あそこまで筋を通していた鳩山大臣が罷免を望まず、辞任となったのは、仲間の代議士の進言があったからなのか。強気できた背景には、西川社長が辞め、違う人を据えるという、中に入った政財界に影響力のある人の話に軸足をおいていたからなのか。色々想像されるが、いずれ明らかになるだろう。
 これから鳩山前大臣がどの様な動きをするのか。選挙前、選挙後、それなりに目が離せなくなる存在となるであろう。
 それにしても、政治の世界は非情である。麻生首相誕生の大きな力になった人が切られる世界である。この世界で生きていく為には、特にある程度の力を持つには、それなりの「胆力」が必要である。「胆力」があるかないかは、政治家にとって一つの大きな要素だと私は思う。
 いずれにせよ、今回の件で内閣支持率は少なからず下がることだろう。
 時事通信社が5−8日に実施した世論調査では、麻生内閣の支持率は前回比2.2ポイント減の24.1%、不支持は逆に4.6%増えて56.6%。「首相にふさわしい政治家」では、鳩山由紀夫民主党代表が34.6%、麻生首相が23.9%で、大きく開いている。次期衆院選比例代表の投票先では、民主が先月比5.0ポイント増の33.9%、自民は0.4ポイント減の24.8%で、ともに鳩山代表、民主党が上回っている。
 この流れを見ると、選挙は8月ではなく、私が言っている7月になっていくと考える。時間を置けば置くほど傷は深くなる。「傷は浅いうちに」と、自民党選対関係者も判断せざるを得なくなることだろう。時間との闘いであることには変わりはない。
 北海道からチェンジ、政権交代に向け、新党大地は頑張っていく。北海道が良くなれば日本が良くなるのである。
 箱根を出発し、小田原から新幹線で東京に戻り、13時過ぎの便で旭川へ。
 16時から上川管内下川町で新党大地支部・鈴木宗男後援会会合。来るべき選挙に向けての打ち合わせをし、お願いをする。皆さん力が入っているので楽しみである。
 17時から下川町で、南邦彦君の結婚祝福の会に出席。北海道大学の山口二郎教授の下で勉強し、私のことを「漫画本」にしてくれた学生である。
 将来の下川町を背負って立つであろう、前途有為な青年の未来に幸あれと、心からのお祝いを申し上げる。

2009年6月12日(金)

鈴 木 宗 男

 自民党の党改革実行本部が11日、国会議員の世襲制限、定数削減などの改革案を麻生総裁に出している。世襲制限については、具体的な適用時期も示されず、定数削減も10年後に衆・参両院で3割削減するという、全く緊張感のないノンビリしたものである。おもいつき、付け焼き刃的発想での答申である。
 新聞も各紙扱っているが、注目度は低いと見る。

・「世襲」条件付き容認 実施時期明記せず  (読売新聞4面)
・世襲制限 適用の時期を明記せず  (朝日新聞4面)
・世襲制限尻すぼみ  (毎日新聞5面)
・世襲制限 時期示さず  (産経新聞5面)
・世襲制限骨抜き 自民見えぬ着地点  (東京新聞2面)
・世襲制限 後退の案を答申  (北海道新聞4面)

日経新聞2面の記事がもっともわかりやすい。

・世襲制限 自民迷走 公募など条件に立候補容認 武部氏に風当たり強く

 国会議員の世襲制限を巡って自民党の迷走が際立ってきた。党改革実行本部(武部勤本部長)は11日、実施時期を明記せず、公募などを条件に世襲立候補を事実上認めるなど現状維持に近い案を麻生太郎首相に答申したが、発言を二転三転させた武部氏への風当たりが党内で強まっている。
 「原則的に世襲だから駄目だという考えはない」。武部氏は答申後の記者会見でこう強調した。だが首相から検討を指示された2月以降、同氏の発言は「世襲制限反対」→「次の衆院選から制限」→「条件付きで認める」と次々に変わった。
 武部氏に近い議員からは「党幹部から強い反発があった」「自分の子息に選挙区を継がせたい思惑があったのではないか」との声が漏れる。今後、自民党の次期衆院選マニフェスト(政権公約)作成プロジェクトチーム(菅 義偉座長)に舞台が移る。菅氏は11日の若手議員との会合で「世襲問題で仲間内に甘い自民党は嫌われる」と制限の明記に意欲を示した。

 国民の思い、目線が感じられない改革案は支持されない。
 上からの押しつけでやってきた小泉改革である。その流れの中にいた人が今回まとめた案であるが、真の改革、本当の改革は、下からの盛り上がる声が大事だということをわかっていない。
 生活感のない政治家は必要ない。来るべき選挙で政権交代して、政治の流れを変えるしかない。
 新党大地は、北海道からチェンジ、世襲反対を訴え、衆議院の300小選挙区を200にして衆議院議員を100人削減、参議院は人口100万人に一人で今の242人を125人にし、117人削減する案を考えている。
 国会議員自ら身を削り、血を流す定数を削減し、特権を流さずして、どうして国民に理解されようか。更に公務員の天下り、特権もなくし、政治資金は企業・団体献金の即時禁止、政党助成金の廃止を私は訴えていく。
 わかりやすい政治が今、求められている。選挙で政権交代すれば、国民の側に立ってやれることがふくらんでくる。
 7月上旬、都議選最中の解散、7月26日、8月2日の投開票もあり得ると考え、態勢を取っていきたい。時間との闘いである。
 7時40分羽田発で釧路へ。10時から釧路空港のそばの釧路市阿寒町で、私の後援会初代女性部長でもあり、女性の社会進出、男女共同参画等の推進に大きな尽力をされ、大変お世話になった大平トシヱさんの告別式に参列。厳しい政治風土の阿寒町で、よくぞ私を応援して下さったものである。心から感謝申し上げながら、手を合わせる。
 11時10分発で東京に戻り、夕方新幹線に乗り、小田原に行く。
 17時半から神奈川第17選挙区の神山洋介立候補予定者の応援演説。
 その後郵政関係者と懇談し、19時半から私の後援会会合。ここでも人間関係のお陰で新しい仲間、支援者が来て下さる。有り難い限りだ。原点を忘れず、しっかり頑張っていく。
 鳩山邦夫総務大臣が辞任した。これまでの鳩山大臣の発言については、私なりに好意的に受け止め、鳩山大臣の考えに理解を示してきたが、最後まで信念を持って筋を通さなかったことには意外であった。ここまで頑張ったのだから、筋を通して罷免された方が、より国民の理解を得られたのではないか。
 総理官邸での密室での決着は、不透明さが残るだけである。何とも後味の悪い鳩山総務大臣の辞め方である。
 しかし、これまでの鳩山大臣の言動は、今後の政局に一石を投じるきっかけとなるかもしれない。今後の動きに注目したい。


本日提出した質問主意書5件
bR56 ロシア側に押収されたままの第31吉進丸の船体返還に向けた外務省の取り組み等に関する再質問主意書
bR57 外務省職員が公務出張に際して取得したマイレージの同省における取り扱い及び公費節減効果の検証等に関する第3回質問主意書
bR58 いわゆる足利事件についての検察庁による謝罪等に関する質問主意書
bR59 外務省が作成したいわゆる「国会議員への対応マニュアル」に関する再質問主意書
bR60 在ロシア日本国大使館の新建物及び大使公邸に関する質問主意書

本日提出した質問主意書15件
bR18 外務省が保管している各種酒類に関する質問主意書
bR19 外務省におけるワインの使用等に関する質問主意書関する再質問主意書
bR20 在ウズベキスタン大使館に配置されていた日本画の消息についての外務省の説明に関する第3回質問主意書
bR21 外務省が購入した絵画に関する質問主意書
bR22 外務省員手帳に対する同省の認識に関する再質問主意書
bR23 外務省職員に対する国内高級ホテルによる優遇措置に関する質問主意書
bR24 政府に対して北方四島返還方針の堅持を求める意見広告に政府職員が賛同人として名を連ねている件に関する第3回質問主意書
bR25 政府を批判する意見広告に賛同人として署名した政府職員に関する質問主意書
bR26 参議院予算委員会において北方四島の我が国への帰属確認を段階的に行うことはしないとした麻生太郎内閣総理大臣の発言に関する質問主意書
bR27 いわゆる「3・5島論」発言に係る政府代表の説明及び内閣総理大臣の見解等に関する再質問主意書
bR28 国家公務員の所管業務についての厚生労働省雇用均等・児童家庭局長の認識に関する質問主意書
bR29 外務省が作成したいわゆる「国会議員への対応マニュアル」に関する質問主意書
bR30 外務省が作成した「鈴木宗男衆議院議員からの依頼等に対する対応振り」に関する質問主意書
bR31 外務省欧州局におけるタクシー券の使用状況等に関する再質問主意書
bR32 北朝鮮の金正日総書記の後継者に係る情報に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年6月11日(木)

鈴 木 宗 男

 最高検の伊藤鉄男次長検事は昨日の緊急記者会見で「真犯人と思われない人を起訴し、服役させたことに対し、大変申し訳なく思っています」と検察庁として謝罪しているが、心のこもった、本当に申し訳ないという気持ちが表れていない。
 これに対し、昨日夕方記者会見した菅家さんは「簡単に許せない。本当に怒っている。検察官や刑事が出てくるまで許さない。徹底的にやっていく」と述べ、極めてきつい表情でテレビに映っていたのが印象的である。
 昨日の決算行政監視委員会でのやり取りを載せるので、読者の皆さんも目を通して戴きたい。

○川端委員長 次に、鈴木宗男君。

○鈴木 森大臣、御苦労さまです。最初に、いわゆる足利事件についてお尋ねしますが、この足利事件、十八年前ですけれども、これを起訴したときの検察官はどなたでしょうか。

○森大臣 当時、宇都宮地方検察庁に所属していた検察官ですが、その氏名を明らかにすることは今後の捜査活動一般に支障をもたらすおそれがありますので、お答えを差し控えさせていただきたいと思います。

○鈴木 今後の捜査に差しさわりがあると言いますけれども、捜査が終わっている話に何で差しさわりがあるんですか。森大臣、そういう役人のつくった答弁書でなくて、あなた、政治家として、今も質問者から言われたでしょう、法務大臣としての見識を持てと激励されたばかりじゃないですか。捜査が終わって、あなたの部下が釈放したんですよ。その事件に、何で捜査に差しさわりがあると言えるんですか。委員の皆さん方、聞いていてどうですか。どうしてそういう話になるか。
 森大臣、私が言いましょう。当時起訴したのは森川大司という検事ですよね、確認を求めます。委員の先生方、これは何も隠す話じゃないんですよ。証拠開示されて、みんな、弁護士も調書を読んでいれば、オープンになっている話ですよ。
 先生方も考えてくださいよ、特に与党の先生方、いかに役人にばかにされているかということを。私が言うのでなくて、山口筆頭理事、あなたあたりが本来ならばクレームをつけるべきだ、ばかにするなということを。どうです、先生方。いかに官僚政治でだらしないかということですよ。特に与党の先生方、しっかりしてください、そこら辺は。言っていることが正しければいい。そういう国民を欺くというか、与党の先生方をばかにしている話をしちゃいけませんよ。架空の話じゃない。これは皆さん、森川大司という検事ですよ。大臣、それで間違いないですね。

○森大臣 私が申し上げた趣旨は、検察が組織として捜査し公訴提起するに至ったものでございますので、今後も本件の即時抗告審や再審において検察の組織として対応するとともに、最高検察庁において発足した検証チームにおいて、当時の捜査、公判等についても検討を加えられるものというふうに思っております。そういったことを踏まえた、そういった趣旨でもって先ほどの御答弁を申し上げました。

○鈴木 森大臣、私は事実関係というか手続上の話を聞いているんですよ。何も捜査の中身云々なんということを言っていないんですよ。何でそういう防御する必要があるんですか。事務的に、起訴したこと、これは間違いないんですよ。これは森川大司という検事が起訴したと、資料から、検察庁が明らかにしている資料、証拠開示になっているんですから、大臣、これは隠しようがないんです。ちゃんと弁護士さん、関係者は見られるんですから、法務省関係者も。何も隠す話じゃない。あわせて、東京高検で起訴した検事はだれでしょうか。起訴というか、担当ですね。

○大野政府参考人 ただいま東京高検で担当した検事という御質問でございましたけれども、確定する前の控訴審における担当検事のことを指されているのか、あるいは、現在、即時抗告審ということでありますけれども……(鈴木(宗)委員「いや、控訴審」と呼ぶ)まことに申しわけございません。控訴審でどの検事が担当しているかというようなことは、現在承知しておりませんし、また、東京高検、検察庁という組織で対応をしておりますことから、お答えは差し控えさせていただきたいというように存じます。

○鈴木 せっかく大野さんが来てくれていますから、大野さん、この控訴審、高裁に控訴した際の担当検事は淡路竹男さんでよろしいですか。後で調べて連絡を下さい。私どもが調べたところでは淡路竹男さんになっていますから。お知らせをいただければいい。よろしいですか。員会に報告してもらっても結構ですけれども、これは隠す話じゃないですからね、弁護士の方はみんな確認している話ですから。これだけはどうぞ平場に出していただきたいな、こう思います。
 それで森大臣、今回の菅家さんの件につきまして、あなたの部下が釈放いたしました。この点について森法務大臣としてどういうお考えでしょうか。

○森大臣 再審請求の即時抗告審において係属中の事件に関することでございます。詳細についてはお答えを差し控えたいと思います、現時点においては。

○鈴木 森大臣、あなたの部下が釈放したんですよ。そして、あなたは記者会見もしているんですよ。何でそれが答えられないんですか。これは、先生方、間違いなく検察に瑕疵があったことは事実じゃないですか。DNAの鑑定が間違っておったということが明らかになったわけですよね。
 法務大臣、一人の人生を十八年間拘束したんですよ。最終決定はこれからですけれども、今の段階において、なぜ人間として、判断違いがあったかもしれない、DNAの鑑定が間違っておったという事実が出た以上、我々は改めてこの重みを受けとめて、より真正で公正公平な判断をするように努力しなければいけないとか、少なくとも菅家さんに迷惑をかけて申しわけないとかという一言があっていいんじゃないんですか。どうでしょう、先生方。これは与野党関係ないんじゃないんですか。人権にかかわる問題なんですよ。
 それを、なぜ大臣、そういう役人がつくったような答弁で、あなた方まで手のひらに乗せられているから、もったいないです、あなた、せっかく大臣になっているのに。人間として、政治家森英介としての、やはり琴線に触れる言葉があった方が、菅家さんにしたって、皆さん、言うに言えない安心だとか安堵だとか、いや頑張ってきたかいがあっただとかという、人間としての誇りや勇気を得られるんじゃないんでしょうか。それを与えるのが政治家の立場じゃないですか。
 もう一回、森大臣、ぜひともこれは政治家よりも人間として、この十八年間拘束した、そして結果として、これはだれが何と言おうとも無罪じゃないですか。疑いの余地もない。なぜそのことに、大臣、詭弁を弄するよりも正直に言った方がいいんですよ。言いわけしたり詭弁を弄する方が恥ずかしいんです。間違いはあってもいい、しかし間違ったら、それが事実として出たならば、もっと人間的な言葉で、御迷惑をかけたなり、いや、いま一度こっちも精査するけれども済まない点があっただとか、何か人としての言葉があっていいんじゃないんでしょうか。どうです、大臣。

○森大臣 私が詭弁を弄する人間じゃないということは鈴木委員先刻御承知のことと思います。
 ただ、私は今法務大臣として御答弁を申し上げておりますので、いろいろ個人としては思うことはございますけれども、この公の席においては、先ほど申し上げたように、まさに即時抗告審係属中の事件でございますので、これについて今私が意見を申し上げることは、裁判所との関係等々のさまざまな関係から差し控えさせていただきたいと思います。御理解いただきたいと思います。

○鈴木 これは先生方、話を聞いていて、検察が正しければ釈放する必要はなかったんじゃないですか。結果がわかっているから検察が先に判断したんじゃないんですか。刑事局長、あなた方が正しければ、何であなた方の筋を通してそのまま突っ張れなかったんですか。結果として、新たな鑑定結果が出てしまってどうにもできない状況になったから、早目に、やはり世論の反発を受けるのを避けるために検察が手を打った話なんですよ、今回のことは。明々白々のことを、何で予断を与えるだとか、これからのことがあるなんて言うんですか。私は、そこに一生懸命やっている人たちもいま一つ信頼されない部分があると思うんですよ、ごまかしだとか。やはり権力側が、自分たちのシナリオやストーリーに沿って自己防衛に働く。それをただすのが政治家なんですよ。
 大臣、ここは国会ですよ。国民に情報開示だとか、情報の透明性を図る場所ですよ。裁判所じゃないんですよ。大臣といえども国民の代表で、国民から選ばれたから今大臣をやっているんですよ。いいですか、何で国民の目線があるということを考えないんですか。国民に向かって、責任者としてかくかくしかじかと正直に言うのがあなたの立場じゃないでしょうか。
 では、大臣、角度を変えて聞きますけれども、東京高検が釈放した、あなたのところにはそれはどういう手続、相談があったでしょうか。菅家さんを釈放するに至った経緯。

○森大臣 個別の事件についてのコメントは差し控えますが、事前に報告を受けて、それについて私も了といたしました。

○鈴木 大臣、私は個別の中身について言っているんじゃないんですよ。事務的な手続を聞いているんです。だから、あなたには何月何日に、刑事局からでもいいです、検察からでもいいですけれども、報告があって、いつ知らされたか、そして、あなたはどういう判断をされたかということを聞いているんですよ。

○森大臣 それぞれの事件についての報告事項の内容についてここで申し上げることは差し控えます。

○鈴木 委員長、ちょっと速記をとめてもらえますか。これは大事な話でして、個別の事件でこれから捜査が始まるとかということを私は聞いているんじゃないんですよ。もう一件落着した話で、法務大臣の部下が決裁した話を、法務大臣が個別の案件について答えないなんて、そんなばかな話ないんじゃないですか。行政的な、あなたの組織の内部の手続を聞いているんですよ。それをなぜ隠すことがあるんですか。何が問題あるんですか。あなたがいつ聞いて、自分はそこでどういう決裁をしたという事務的なことを私は聞いているだけなんですよ。

○森大臣 それでしたら今申し上げているとおりでありまして、事前に報告を受けて、私も了といたしました。

○鈴木 大臣、それは何月何日で、東京高検の発表の何時間前なり、それをきちっと教えてください。

○森大臣 たしか当日であったと思います。

○鈴木 秘書官、大臣の日程もあると思いますけれども、これは簡単な話じゃないですよ、事件じゃないんですから。ほか一般の事件とは違うんじゃないですか。しかも、最高裁まで上がっている話なんですから。それをもしそんな軽々な扱いをしているということになったら、なおこれは人権無視じゃないでしょうか。どうですか、先生方。この点、人の命にかかわる話ですから、私はもっと重く受けとめるべきだと思うんですが、ちょっと秘書官、その経緯等を教えてやってくださいよ。

○川端委員長 大臣、正確に、調べられる範囲で調べてお答えください。

○森大臣 それは、逐次さまざまな報告を受けておりますけれども、具体的な内容については当日の朝受けまして、私も了解をいたしたところでございます。

○鈴木 大臣、了解をしたということですけれども、その了解というのは検察の判断が間違っていたということですね、釈放ということは。これについて、そこで大臣、その了解した、認めたというとき、どういう大臣の見解かということなんですよ、十八年間拘束したことについて。率直な大臣の思いを国民に話すのが、逆に東京高検の名誉にもつながるし、検察の名誉にもつながっていくと私は思うんですよ。

○森大臣 ちょっと一つ訂正させていただきたいと思いますが、今やりとりしていて、報告を受けたのはやはり前日でございます。それと、先ほど来申し上げておりますように、私、いろいろ思うところはありますけれども、法務大臣としては、ここではそういった個人的な感情を披露することは控えさせていただきたいと思います。
 なお、私は科学者の端くれでございますので、かねがね、科学技術は万能でないということを、すべて蓋然性、確率論の問題であって、それはすべからく、余りそれを過信することは、場合によってはすごく少ない確率であっても間違えることもある。しかしながら、それはすべてに言えることでございますので、やはり神ならぬ人間としては常に謙虚でなければいけないと思いますし、また、そういった結果についても、鈴木先生、私はすべてについて一般論として申し上げておりますけれども、余り科学技術を絶対化することについては、私は慎重な立場でございます。

○鈴木 私は、今の森大臣の話は、極めて森大臣らしい正直な気持ちだと思うんですよ。やはり科学技術万能じゃない、どこかに間違いがある、そういう認識を持って当たらなければいけない、これは正しいことだと思いますよ。特に今回の場合も、MCT 一一八型のDNA 鑑定技術というのは、千人に一人か二人という可能性だったのが現在は四兆七千億人に一人というぐらいに精度が高まっているというので、格段に技術的に差がある時代のことですから、なお私は慎重でなければいかぬかったと思いますよ。
大臣、結果として警察が暴走した、その暴走を検察がとめなかった、うのみにして起訴したわけですから。このことが、やはり結果として検察の瑕疵がある、当時よかれと思って判断したけれども、結果として瑕疵があった、だから釈放だというのが事実じゃないでしょうか。いかがですか。

○森大臣 私は、そういう事実関係についてはコメントする立場にありません。

○鈴木 それでは、東京高検は何で釈放したんでしょうか。それを教えてください。

○森大臣 検察当局においては、いわゆる足利事件でございますけれども、これまでも種々検討してきたところでございますが、六月四日、再審請求人が犯人でない蓋然性が高くなったと判断して、刑の執行を停止して釈放することとしたというふうに理解をしております。

○鈴木 いや、ですから、法務大臣、刑の執行を停止したんですよね。それは検察側の瑕疵につながる話じゃないですかと聞いているんですよ。そう受けとめるのが、皆さん、普通じゃないですか。大臣、なぜそのことに触れないんですか。検察が正しければ、そのままにしておいたでしょう。ちょっと大臣、もっと真剣に向き合ってくださいよ。正直に質問に答えてくださいよ。

○森大臣 私は真剣にお答えしておりますが、とにもかくにも、再審請求の即時抗告審において係属中の事件でございます。そういった点を現時点において私が申し上げられることに制限があるということを御理解いただきたいと思います。

○鈴木 まあ不毛のやりとりですけれども、大臣、検察が正しければ釈放しなかったでしょう。釈放したこと自体、検察の負けじゃないですか。皆さん方、どうですか、菅家さんの情報を聞いたり、すべて総合的に判断して。私の言っていることと大臣の言っていること、どっちが正確ですか。
 検察だって神様じゃないんですよ。間違うときもあるでしょう。率直に、そういうときはおわびをするのが人間じゃないでしょうか。しかも、データ的にすべての面から見て検察がギブアップしたから釈放したじゃないですか。検察が少しでも分がいいと思ったならば、何で釈放しますか。そうですね。法務大臣、何でこだわるんですか。釈放しておいて、しかも十八年間拘束された人の身になってくださいよ。人間かと思いますよ。
 森大臣、菅家さんが釈放されたときの記者会見で、検察は絶対許さないと言っているじゃないですか。その言葉の重みを何で真摯に受けとめないんですか。法務大臣として私は部下を信じてきたけれども、その部下とても過ちだとか判断違いがあったかもしれない、まだ最終最後の結論は出ていないけれども、現時点では菅家さんに多大な迷惑をかけた、相済まないという一言ぐらいあって当然じゃないんですか。それが捜査にも、これから何の審理に影響を与えるんですか。法務大臣、人間としての対応が今求められているんですよ。あなた、菅家さんの立場になってみなさいよ。十八年、どう思いますか。なぜそのことを、役人の言いなりのような頭づくりなんですか。あなたらしくないですよ。私は、もっとしっかり人間としての見識を述べていただきたいなと思います。
 もう時間がありませんから、大臣、飯塚事件、久間さん、この方も同じケースですね、DNA鑑定も。そして、これは死後再審すると弁護団は言っていますよ。可能性として、菅家さんと同じ結論が出る可能性はあると私は思いますよ。
 ところが、法務大臣はもう死刑の決裁をしてしまって、久間さんは去年亡くなってしまったですよ。少なくとも、本人は一審から一貫して無罪と言っている、しかも再審請求をしている。そういうとき、死刑の決裁をするのは、人の命にかかわる問題として極めて、もっと時間をかけるなり幅を持っていいと私は思うんですよ。
 今回の菅家さんだって、もし死刑判決が出ていて死刑執行されたらどうしますか、皆さん。しかも、飯塚事件の久間さんは、死刑執行、百一人中六十何番目じゃなかったかな、ランクは低いんですよ。先駆けて死刑執行されているんですよ。それも森大臣は粛々とと言っている。事務方から上がってきたものに決裁している。法務大臣、この飯塚の件についても、判決順位というのは百人中六十一番目ですか、先の人を飛び越えている。しかも、今回のケースとやはり同じ手法なんですね、このDNAのやり方も。また同じく、別の民間の医学部の先生方の判定では一致していないんですよ。ですから再審請求をすると言っていますね。
 法務大臣、私はやはり、法務大臣の立場としても、事命にかかわる、あるいは本当の意味での真実を明らかにするにも、何ぼ時間をかけてもきちっと要求なり言い分を聞いて最終判断をするというのが大事だと思うんですよ。大臣、飯塚事件についても、もし今回と同じ、菅家さんのような鑑定結果が出た場合、あなたは殺人者と同じになりますよ。この重みを私は考えてもらいたい。ただ上がってきたものに判こを押すというのは、私は逆に、政治家、法務大臣としての見識に欠けると思いますよ。ぜひともここら辺は慎重にやってもらいたい、私はこれは強くお願いします。
 同時に、もう時間がありませんから、大臣、こういった問題で、やはり一番は可視化ですよ。今回の菅家さんでも、ぶん殴られた、けっ飛ばされた、十三時間もやられた、だからもう自暴自棄で、やってしまったと言ってしまったと言っているんですよ。きょう、皆さん方のところに私は資料を配っていますけれども、いいですか、私を調べた水野谷という検事が、刑事局長、今、水野谷さんはまだ東京高検ですかな、刑事部長か何かやっているのかな。この水野谷さんは私にこう言いましたよ。
 先生、バッジを外しなさい。政治家をやめなさいと言うんですよ。神経戦をかけてきますよ。あと、東京特捜部長をやった井内さん。この人は、村上正邦さんを調べたとき、おまえたちが森のばかを総理にした、あんなばかを総理にするからだめなんだと言って、あの村上さんを、一特捜部長、後の部長で当時の副部長ですね、井内さんが言うんですよ、皆さん。我々にも平気でそう言う者が、一般の人に面と向かってやる場合、もっと乱暴だと思いますよ。そういったことを考えるときに、冤罪が起きるんですよ。だから私のときも、やまりんというので東京高裁で採用された文書ですよ。吉田正喜というのは、今たまたま西松事件をやっている検事ですよ。これが、政治家に金を持ってくるのはお願いかお礼しかない、どっちだと言って誘導している。
 それで、皆さん、証人尋問で呼ぶとき、四日前から東京地検に呼ばれて、QアンドAなんですよ。検事はこういうのをつくるんです、QアンドA、こういうことを聞くからこう答えろ。大事な部分は線を引いて、こういうところはしっかり覚えておけと。この山田さんも四日前から呼ばれている。これはちゃんと東京高等裁判所第六刑事部で採用された文書ですから。
 皆さん、これが捜査の実態なんですよ。だから、これは与党、野党なく、可視化をしなければ冤罪はなくなりませんよ。あるいは島田事件、私の裁判をやっている島田さんで、夫の話ですが、検察官はあらかじめ文章をつくっていて、その表現内容が夫の認識と違うと言っても受け入れてくれず、どのように対応したらいいか困っているということでしたと。これがやり方なんですよ。これは与党、野党を問わず、ねらわれたら終わりですよ、つくられますから。そしてリークして世論誘導しますから。
 この中にも私に質問した人がいますけれども、ムネオハウスでも三井物産のディーゼル発電でも、あるいはアフリカのODA でも、何も事件になっていませんよ。全く国会で話題にならぬことに、何かせぬといかぬということで検察がやってきたのがやまりん事件なんという、四年前の話ですよ。賄賂に領収書を書きますか、皆さん。ばかもいいかげんにしてくれという話で、それでも権力側はやってきますよ。世論を誘導して、鈴木はヒールだ、とんでもないやつだとなれば、ねらわれたら終わりですよ。
 私は、今回の小沢さんも同じ流れだと思っていますよ。結果的に小沢さんの件がどうなったかということを、皆さん、考えてみてくださいよ。
 私は、可視化は絶対必要だと思うんです。森大臣、これは公平に見て、今回のこの菅家さんの件を見ても強制自白なんですから。可視化することで少しでも冤罪がなくなるんです。そして、法務大臣、よく信頼性が云々なんて言いますけれども、淡々と正直に事情聴取すればいいんですよ。皆さん、ぜひともわかってほしいのは、被疑者、容疑者よりも、証人だとか参考人になる人が大事です。可視化しなければ、この人たちは、罪にならない、おまえたちは何を言っても心配ないと言われたら、検察も、さっき言ったようにつくられた調書でいく。ところが、その調書が裁判では、裁判所が有効性を、比重を置けば、どうにもならない結果なんですよ。これは与党、野党の話じゃないんです。特に与党の先生方、職務権限だとかいろいろありますからね、行政指導の権限がありますからね、ねらわれたら終わりですよ。
 参議院では可視化は通ったけれども、衆議院ではつるされたままである。ここはぜひとも、与野党抜きにして、国民の目線で、真の公正公平の上からも私はこの可視化をやるべきだと。ぜひとも大臣、その決意をお聞かせいただきたいと思います。

○森大臣 我が国において、取り調べの重要性が極めて高いということは御承知のとおりでございます。全面録音、録画ということになったときに、果たしてこれまでのような取り調べの機能を維持できるのかどうかということに私は疑問を持っております。
 また、仮にそういった方向性を模索するとすれば、諸外国でとられているような、例えば免責だとか司法取引ですとか、あるいは広範な通信傍受ですとかおとり捜査ですとか、そういったさまざまな強力な捜査手段と一つのパッケージとして、総合的な検討が必要であるというふうに私は思っております。

○鈴木 やはり今回の菅家さんの例もあるわけですから、ここは大臣、すべての面で見直しなり検討するに値するんじゃないでしょうか。全面可視化に向けて検討する、やはりいろいろな面から総合的にこれは考えるべきだという認識を持つのが当たり前じゃないでしょうか。どうですか。

○森大臣 今いみじくも委員がいろいろな角度から総合的にとおっしゃられましたけれども、それは私が申し上げていることと同じだと思います。

○鈴木 ぜひとも大臣、本当に真の公正公平を図る上でも、一般の証人、参考人は特に大事ですからね、この全面可視化に向けての検討をいただきたいと思います。最後に、委員長、済みません、刑事局長がきょうせっかく来ていますから、刑事局長に聞きます。いわゆる西松献金事件で、小沢さんの関係の捜査は終結したと考えてよろしいんでしょうか。今すっかり話題になっていませんけれども。この点だけ、最後に質問いたします。

○大野政府参考人 具体的な事件の捜査についてのお尋ねでありました。法務当局といたしましては、検察当局が担当している捜査の状況についてお答えすることは差し控えさせていただいているということでございます。

○鈴木 終わります。

 質疑は以上である。法務大臣の心ない答弁振りは、この議事録を読めば読者の皆さんもよくお分かりになることだろう。森大臣を補佐する大野刑事局長の姿勢もご覧の通りである。
 私は冤罪をなくすために、取り調べの全面可視化を求めて世論喚起していく。政権交代を実現した暁に、最初にやるべき仕事の一つだと位置づけたい。


本日提出した質問主意書5件
bR51 いわゆる足利事件について最高検察庁次長検事が謝罪した件に関する質問主意書
bR52 いわゆる飯塚事件に関する質問主意書
bR53 我が国の報道機関関係者がロシア政府のビザ発給を受けて北方四島に渡航した件に関する再質問主意書
bR54 国会議員の世襲制限に対する麻生太郎内閣総理大臣の見解に関する質問主意書
bR55 痴漢行為を行った検察官に対して下された処分の妥当性等に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年6月10日(水)

鈴 木 宗 男

 今日の東京新聞1面、24面、25面に、足利事件の菅家さんのインタビュー記事が出ている。菅家さんは「すべて録音、録画すれば今回のことは起きなかった」と、取り調べの全面可視化を求めている。
 産経新聞1面、23面には、過酷な聴取により自白してしまったことや、DNA再鑑定を法制化し、冤罪防ぐ制度をつくることを訴えている。
 17年半拘束された人の話だけに、極めて重く受け止めながら拝見した。
 佐藤博史弁護士とも話しているが、冤罪をなくす上でも全面可視化は必要である。佐藤弁護士は私の裁判も担当してくれており、弘中惇一郎弁護士とのコンビは最強の布陣であると私なりに考える。人間関係、ご縁に感謝したい。
 13時40分から、決算行政監視委員会で森英介法務大臣に質問する。
 間違った判断により、17年半もの人生の時間を失った菅家さんにお詫びをすべきでないかと問うたが、「個別案件についてお答えするのは差し控えたい」と、全く心のない答弁であった。私は「法務省の組織の一員である検察が大きな判断ミスを犯したのに、なぜ大臣として心のこもった話ができないのか」と、敢えて言わせてもらった。
 同時に、冤罪をなくす上でも、取り調べの全面可視化を実施する必要性を訴える。「今回の菅家さんの件を見る時、当然としてやらなければならない」と迫ったが、森大臣の答弁は、検察側のレクチャーみたいな答弁であった。これでは冤罪はなくならない。
 政権交代して、何としても取り調べの全面可視化を実現させなくてはいけない。検察の主張を鵜呑みにする、人間的でない法務大臣に期待するのは無理である。きちんと民主的手続きをとった選挙で、しっかりケリを付け、国民の期待に応えていきたい。
 インターネットの時事通信の配信記事を見ると、最高検の伊藤鉄男次長検事が本日記者会見し、「真犯人と思われない人を起訴し、服役させたことは大変申し訳ないと思っている」と述べ、検察として初めて謝罪したと出ている。
 森大臣は「個別の案件には答えられない」と、今日の13時40分からの委員会で答弁し、その約2時間後の15時30分には最高検の次長が記者会見し、謝罪している。
 大臣の立場は何なのか。ここでも、政治家が官僚の手のひらで操られている、官僚政治の実態が明らかにされている。
 「もっとしっかりしろ!」と、多くの大臣、副大臣に言いたい。


本日提出した質問主意書4件
bR47 外務省の大使館及び総領事館における便宜供与に関する再質問主意書
bR48 外務省職員による飲酒対人交通事故に関する再質問主意書
bR49 1999年にキルギスで発生した日本人誘拐事件の際に身代金が支払われたとの証言が同国国会でなされた件に関する再質問主意書
bR50 アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会における議論等に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年6月9日(火)

鈴 木 宗 男

 週末北海道に行っていると、産経新聞、東京新聞は東京に帰ってから見ることになる。
 6月6日付産経新聞15面の産経書房「花田紀凱(かずよし)の週刊誌ウォッチング」に次の様に書かれている。

 全体的に低調。
 いちばん読み応えがあったのが、『週刊朝日』(6月12日号)、鈴木宗男(衆院議員)、藤本順一(ジャーナリスト)、上杉隆(ジャーナリスト)3氏の鼎談(ていだん)「世襲亡国論」。
 なかでも鈴木議員の話が自らの経験を踏まえて説得力あり。

“悪質”なのは、父親が死亡したり、病気になったりして、その息子がワケもわからず継ぐパターンですよ。
そもそも、世襲で「地盤・看板・カバン」を引き継ぐほど楽なことはない。 (中略) マラソンで言えば、30キロの地点からスタートするようなもんです。 (鈴木氏)

政治家は国民の税金で生きている。4代目ともなれば1世紀です。100年も国民の税金で生きるのは問題 (同)

なにより資金管理団体の政治資金を、身内に非課税で「相続」できるということが、世襲の“肝” (上杉氏)

 また、6月7日付の東京新聞9面の読書欄「ただいま平積み中」には、「ヒールの逆襲」「善悪を超越する魅力」という見出しの、三品信氏の署名記事がある。

 「ヒール」の代表格と言えば佐藤優氏。「外務省のラスプーチン」と評されたすご腕の外交官だが、背任などの容疑で逮捕・起訴されて休職中だ。が、その経緯を記した『国家の罠』(新潮社)はベストセラーになるなど多くの支持を集め、《佐藤優現象》という言葉さえ生まれた。
 今では肩書に「作家」とつくほど著書も増え、官僚としての仕事のやり方を詳述する本も読まれている。その一つが『交渉術』(文藝春秋)。今年一月の刊行から増刷を重ね、すでに四刷五万部。「北方領土交渉の実態などを際どいところまで書いており、交渉術の実用書であるとともに、佐藤さん本人のメモワールでもある。若い世代の読者などには『大義を持って仕事をした人の記録』として読まれています」と担当者。
 その佐藤氏とともに対ロシア交渉で政治力を発揮したものの、あっせん収賄罪などで逮捕・起訴されたのが衆院議員の鈴木宗男氏。政治家として見た国家中枢の暗部を描く『闇権力の執行人』(講談社)はベストセラーになり、今年四月に刊行の『汚名 国家に人生を奪われた男の告白』(講談社)も三刷二万二千部という。
 佐藤氏も鈴木氏も、ともに最高裁に上告中。だが、一般人でも、麻生首相の私邸を見に行くツアーの参加者が逮捕されたり、政治的なビラを配っただけで逮捕されたりする現実を思えば、「この国では誰でも明日は監獄の中だ!」という鈴木氏の訴えには確かな重みがある。

 それなりに発信力、存在感が認められることはありがたい。
 鈴木宗男なりの考え、訴えを今後もしていく。何よりも弱い人の味方として、権力の暴走に相対(あいたい)していく。
 アメリカで開かれている国際ピアノコンクールで、全盲の辻井伸行さんが優勝の栄冠を獲得した。このニュースに多くの日本人が感動したことだろう。
 辻井さんは優勝後のインタビューで、「両親と先生に感謝したい」と語っていたが、心に染みる言葉である。ご両親もどんなにか喜びに浸っていることだろう。大きなハンディを背負いながらも、一人のアーティストとして頑張っている辻井さんの今後一層のご活躍を祈念してやまない。
 久しぶりに心洗われる、明るく気持ちの良い、何よりもやる気を与えてくれる、辻井さんの快挙である。私も「もっともっと頑張らなければ」と、触発された一人である。


本日提出した質問主意書5件
bR42 外務省在外職員に支給される子女教育手当の妥当性に関する再質問主意書
bR43 外務省在外職員に支給される配偶者手当の妥当性に関する再質問主意書
bR44 外務省における健康管理休暇制度に関する再質問主意書
bR45 外務省在外職員に支給される住居手当の妥当性に関する再質問主意書
bR46 政府による補正予算を用いたいわゆる国立漫画博物館の建設の是非等に関する再質問主意書

本日受領した政府答弁書11件
bR07 北方四島への人道支援に対するサハリン州政府の見解に関する質問主意書
bR08 外務省在外職員の住居の実情等に関する質問主意書
bR09 外務省についての各マスコミ報道に対する同省の対応に係る国民への説明等に関する第3回質問主意書
bR10 外務省と同省所管の各種法人との関係等に関する質問主意書
bR11 最高裁判所裁判官の指名等に関する再質問主意書
bR12 1960年の日米安全保障条約改定に際したいわゆる「核持ち込み密約」に係る外務省事務次官経験者の証言に関する質問主意書
bR13 痴漢行為を行った検察官に対して下された処分の妥当性等に関する質問主意書
bR14 本年度のビザなし交流第二陣におけるロシア系住民との対話集会等に関する質問主意書
bR15 駐ロシア特命全権大使の信任状奉呈式におけるロシア大統領の発言に対する外務省の見解等に関する質問主意書
bR16 北方領土問題に係る我が国の対応の変遷等についての麻生太郎内閣総理大臣の認識等に関する質問主意書
bR17 殺人罪等に問われているフジモリ・元ペルー大統領に対する政府の保護に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年6月8日(月)

鈴 木 宗 男

 足利事件で容疑者とされ、釈放された菅家利和さんのインタビューが読売新聞1面トップを飾っている。
 菅家さんは「『やってません』と13時間主張したが、いくらやっていないと言っても聞いてもらえなくて、悲しくて泣いた。やけになってしまった」と自白の瞬間を述べている。強制的な、暴力をもっての自白の強要である。
 この事実を真摯に受け止めるのが検察、警察の立場ではないか。取り調べの可視化がなされていれば防げた事件である。今回の菅家さんの釈放を機に、取り調べの全面可視化の実現に向け、検察も警察も考えるべきである。
 森法務大臣は何の経験、見識を基に全面可視化に反対しているのか。菅家さんの経験、出来事をもってすれば、可視化は当たり前のことではないか。当たり前のことをしない、当たり前の判断をできない様では、大臣と言うより人間として問題である。大臣である前に、一人の人間としての判断を是非して戴きたい。
 同じく読売新聞は、5日−7日に実施した全国世論調査を載せている。麻生内閣の支持率は29.5%で、前回調査(5月16−17日実施)の30.0%からほぼ横ばい。不支持は61.0%(前回60.4%)。麻生首相と鳩山民主党代表のどちらが首相にふさわしいかという問いには、鳩山代表が44%(前回42%)、麻生首相が33%(前回32%)。
 政党支持率は自民党が28.5%(前回28.4%)、民主党27.7%(30.8%)で、次期衆院比例選の投票先は民主39%(前回41%)、自民29%(前回27%)である。
 他社の調査もこれから出てくるだろうが、流れは同じ傾向だろう。わずか一か月で鳩山代表が10%以上麻生首相を引き離すとは考えていなかった。この世論の流れをしっかり受け止めて、政権交代をしなくてはいけない。
 新党大地も北海道の地域政党として「北海道からチェンジ!」を高く掲げて、政権交代、北海道から初の総理大臣誕生を目指して共同戦線を張って行く。
 8時半から釧路市で地元記者さんの懇談。11時半から根室管内新党大地・鈴木宗男後援会の拡大役員会。昨日の釧路管内、根室市に引き続いての会合だが、大勢の役員に参加戴き、有り難い限りである。
 小選挙区は「仲野博子」、比例区は「大地」と徹底して戴く様、心からのお願いをする。
 土、日、月と十勝管内、釧路管内を回ったが、格差の広がった弱肉強食、地方切り捨ての今の政治に辟易へきえきしている、いや、何とかしてほしいという切実な声に接した。新党大地は「弱い人の政党」「弱い人の味方」として闘っていく。声なき声をしっかり受け止めて。


「根室内陸四町役員会」


本日提出した質問主意書5件
bR37 冤罪並びに取り調べの全面可視化に対する麻生太郎内閣総理大臣の見解等に関する質問主意書
bR38 いわゆる足利事件に関連した取り調べの全面可視化導入に対する森英介法務大臣の見解等に関する質問主意書
bR39 いわゆる足利事件における検察庁の責任に関する質問主意書
bR40 いわゆる足利事件に関連した取り調べの全面可視化導入に対する佐藤勉国家公安委員長の見解等に関する質問主意書
bR41 金正日北朝鮮総書記の後継者と見られる人物が来日していたとされる件に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年6月7日(日)

鈴 木 宗 男

 読売新聞4面トップに「苦境の小泉チルドレン『我々は根無し草・・・』小選挙区確保難しく比例上位の保証なし」という大きな見出し記事がある。
 北海道新聞も3面トップに「風前の小泉チルドレン、大半は処遇未定」と出ている。いずれも小泉チルドレンと呼ばれた人達の現況を伝えるものだが、どちらも政治家としてこの先厳しい見方(みかた)である。
 小泉チルドレンに共通しているのは、前回選挙で登載名簿を埋める為に形だけの公募で手を挙げた人が多い。最初から政治家を目指し、(こころざし)を持って訓練してきた人は少ない。
 たまたま自民党が小選挙区で圧勝し、その見返りで比例の数が増え、恩恵に預かったものである。当選から4年近く経つのに次をどうするかは、ご本人が()ず決めることである。その為の組織作り、体制作りに(みずか)ら汗をかかなくてはいけない。のんべんだらりとやっていると知名度があっても杉村太蔵氏のようになる。
 「小泉チルドレンは俺が守る」と、とっても威勢の良い事を言いながら一人も守られていない。「平成17年の選挙で指揮をとった幹事長、総務局長、さらにそれを鵜呑みにした総裁はどんな責任を取るのだろうか」という声が、恨み節が聞こえてきそうである。
 官僚出身や世襲議員の中には、1回負けるとあっさり政治家を辞めてしまうケースが多い、又、世襲政治家は途中で自分に向いていないなどと情けないことを言って投げだす人も多い。こうした例を精査(せいさ)して世襲が良いかどうかも議論された方が良いと思う。
 ひと様に名前を書いて頂く重みをいかほどの政治家が心しているか。長く永田町にいる私が見ても、最近は伝わってくる政治家が極めて少ないと感ぜざるを得ない。
 そこにまた政治不信、投票に行かない。政治が遠くなる悪循環が生じているのではないか。
 お昼、新党大地千歳市支部・鈴木宗男千歳市後援会の恒例の焼き肉パーティー。雨の中、250人もの人が出席して下さる。お陰様で12時過ぎには雨も上がり、本当に良かった。
 13時55分千歳発で釧路に飛び、15時から釧路管内新党大地・鈴木宗男後援会の拡大役員会。19時から根室市の新党大地・鈴木宗男後援会の役員会。いずれも、次期選挙についての打ち合わせだが、皆さん力が入っており、もう戦闘モードに入っている。有難い空気を察しながら、政権交代に向けてやはり北海道からのチェンジ!! 新党大地がやると訴えていく。


「2009.6.7 釧路管内役員会」

「2009.6.7 根室市役員会」

2009年6月6日(土)

鈴 木 宗 男

 読売新聞2面の「顔」欄に、足利事件を再審へと導いた佐藤博史弁護士が取り上げられている。佐藤弁護士の思いが伝わってくる。全文を掲載したい。

 千葉刑務所から菅家利和さん(62)が釈放された4日、記者会見の前に会場のホテルで、一緒にコーヒーを飲んだ。「この味、久しぶりです」としみじみ語る菅家さんの傍らで、「お互いが元気なうちに、こんな時がやってくるなんて」と、16年越しの思いをかみしめた。
 1審で菅家さんに無期懲役が言い渡された1993年、法律雑誌に書いたDNA鑑定の論文が支援者の目に留まった。以来、「菅家さんを有罪にしたDNA鑑定で、今度は冤罪を晴らす」という情熱は衰えなかった。
 1974年、東京大の助手から、「小さい頃に映画で見て、あこがれた」という弁護士に転じ、「横浜事件」や「島田事件」などの再審事件に携わった。
 仕事にも趣味にものめり込む。事件現場の河川敷で5月に行った現地調査では、支援者が用意した夕食にも手を付けず、遅くまで草むらを歩き回った。ゴルフ練習場で1000発打ち込んだ後、裁判所に出かけたことも。
 「虚偽自白を生んだ原因を検証し、足利事件の悲劇を繰り返さないことが私たちの使命だ」。行動派の弁護士の闘いは続く。
(6月6日読売新聞朝刊2面「顔」欄)

 佐藤弁護士は私の裁判も手がけている。今回の件で「良かったですね」とお電話したところ、「先生の事件で、なすべきものがまだ残っています」と逆に発破をかけられた。この佐藤弁護士のやる気が、今回の検察の全面降伏につながったものと思う。改めて佐藤弁護士の手腕、力量を讃えたい。
 自民党の中川秀直代議士が5日、名古屋での街頭演説で、日本郵政の西川社長の続投に鳩山邦夫総務大臣が反対していることに関し、「鳩山さんが信念を持って主張されているのなら仕方ない。堂々と内閣から去るべきだ」と話しているが、なぜ信念を持って国民の目線にあった主張をしている鳩山大臣が辞めなければならないのか。中川代議士も大きな勘違いをしている。
 自分自身、身勝手な言動をとりながら、鳩山大臣の言動はケシカランと言うのでは筋が通らない。中川代議士もまた「自分党」の一人である。
 党改革本部の世襲制限についても、何も実行できなかった。元幹事長と言われる人達の基礎体力が落ちている。間違ってなった人もいるし、派閥の関係で、総裁との組み合わせでなった人もいる。真の実力者であると認知されてなるのではなく、間違ってなったケースが多い。
 然るべきポストには然るべき人が就かないと国益を損ねる。このことを読者の皆さんも冷静に考えてほしい。
 朝8時過ぎに札幌駅から帯広に向かい、11時半から十勝帯広総連合後援会役員会。次期選挙の打ち合わせをする。
 16時から網走管内上湧別町で、大変お世話になっている柴田家の息子さんの結婚式に出席。
 19時25分女満別空港発で千歳に向かう。

2009年6月5日(金)

鈴 木 宗 男

 杉村太蔵衆議院議員が次期衆議院選挙での不出馬を表明した。「不退転の決意で何が何でも北海道1区からやります」と勇ましく言っていた杉村議員の心境の変化に驚く。
 「今の状態では勝ち目はなく、民主を利するだけだ」と述べたと伝えられているが、政治家は自分の志、考え、思いを有権者に訴え、判断してもらうのだ。勝つか負けるかで政治家を志望したのなら、そもそも政治家としての資格はない。時には「百万人と(いえど)も我ゆかん」の精神が重要なのであり、安易な選択をするのでは、期待してくれた人を裏切ることになる。
 何よりも、政治家は人間関係、人の道を大切にすることが大事である。少なくとも「不退転の決意でやります」と私のところに言ってきた経緯がある。それならば、事前にまたは事後にでも、なにがしかの連絡があって然るべきと思うのだが、なしのつぶてであった。この辺が政治家としての基本ができていない。
 出る出ると言って具体的な動きも見られなかったので、「本当にやるのだろうか?」と思っていたが、結果として自ら退場の道を選んだ。まだ若いのでしっかりとエネルギーを蓄えて、今度は「出る出る詐欺」と言われない様に、不退転の決意を示されることを望みたい。
 この杉村議員の言葉と比較すると、足利事件で逮捕され、昨日釈放された菅家さんの記者会見における訴えは、まさに“神の声”と言っても良い、重みのあるものであった。

・17年我慢 人生を返せ  (読売1面トップ)
・謝ってほしい  (朝日1面トップ)
・刑事、検事許さぬ  (毎日1面トップ)
・私は無実 人生返して  (産経1面トップ)
・人生返してほしい  (東京1面トップ)

 この菅家さんの叫びを、警察、検察はどう受け止め、聞くのか。
 昨日の東京高検の意見書の最後に「本日、宇都宮地検において刑訴法に基づき、申立人の刑の執行を停止する手続きを取ることにするので、その旨申し添える」とある。いかにも官僚的な上からの目線で、反省、お詫びの見られない、人間としての心がない文章である。
 かけがえのない、取り返しのつかない菅家さんのこの18年間の時間をどうするのか。土下座して謝ってもすまないことだ。
 この思い上がった態度を、読者の皆さん、国民の皆さんはどうお考えになるだろうか。えん罪をなくすためにも、取り調べの全面可視化が必要だと、改めて私は訴える。
 麻生首相は4日記者団に「一概に可視化すれば直ちにえん罪が減るという感じはない」と言っているが、麻生首相がどれほど検察の取り調べについて知っているのか。官僚からの受け売りでものを言ってはいけない。
 私は国策捜査を受けた自らの経験を踏まえ、更に証人、参考人として事情聴取され、調書をつくられた人達から直接話を聞き、事実に基づいて、取り調べの全面可視化をすることがえん罪をなくす、防ぐことになると考えている。麻生首相は何を根拠に、どの様なデータ、調査を元にこの様な発言しているのか、明らかにしてもらいたい。
 言葉の軽さは杉村議員と同じレベルだと受け止められると、麻生首相にとっても良いことではない。真に公平、公正な社会をつくるためにも、力を注いで戴きたいものだ。
 菅家さんが何とも言えない笑顔を見せ、手を振りながら千葉刑務所を出る姿に、多くの人が「良かった良かった」と思ったことだろう。菅家さんを支えてこられた佐藤博史弁護士の満足げな笑みも印象的であった。支持者の皆さんにも敬意を表したい。
 とにかく、権力の横暴を正して行かなくてはいけない。


本日提出した質問主意書4件
bR33 いわゆる足利事件で容疑者とされた人物が釈放された件に関する質問主意書
bR34 裁判官と検察官の人事交流に関する質問主意書
bR35 外務省における各種手当に係る同省による国民への説明等に関する質問主意書
bR36 在ロシア連邦日本国大使館における住居手当等に関する再質問主意書

本日受領した政府答弁書16件
bQ91 外務省における各種手当の変遷並びに同省職員による実際の使われ方等に関する第3回質問主意書
bQ92 在ロシア連邦日本国大使館における住居手当等に関する質問主意書
bQ93 北方四島変換方針の堅持を求める新聞広告の内容に対して外務大臣が修正を求めた件に関する第3回質問主意書
bQ94 外務省職員による飲酒対人交通事故に関する質問主意書
bQ95 国会議員に支給されるJR無料パス等の実際の使われ方等に対する内閣総理大臣の見解に関する再質問主意書
bQ96 検察官等による犯罪行為の発生件数等に関する再質問主意書
bQ97 政府による補正予算を用いたいわゆる国立漫画博物館の建設の是非等に関する質問主意書
bQ98 新型インフルエンザに係る政府が作成したテレビCMに関する質問主意書
bQ99 外務省在外職員に支給される子女教育手当の妥当性に関する質問主意書
bR00 外務省在外職員に支給される配偶者手当の妥当性に関する質問主意書
bR01 1999年にキルギスで発生した日本人誘拐事件の際に身代金が支払われたとの証言が同国国会でなされた件に関する質問主意書
bR02 外務省の在外公館派遣員制度に関する質問主意書
bR03 外務省の大使館及び総領事館における便宜供与に関する質問主意書
bR04 外務省の専門調査員制度に関する質問主意書
bR05 外務省における健康管理休暇制度に関する質問主意書
bR06 外務省在外職員に支給される住居手当の妥当性に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年6月4日(木)

鈴 木 宗 男

 日本郵政の西川社長の再任を巡り、鳩山邦夫総務大臣は続投を拒否する姿勢を示し、内閣も大きな火種を抱えた状況だ。
 かんぽの宿等のあまりにも常識外れな価格による売却・整理について、鳩山大臣と同じ考えをもっている国民は多い。ここは鳩山大臣にしっかりと筋を通してもらい、国民の目線で最後まで信念を貫いて戴きたいと思う。
 与党筋によると、元三井住友銀行頭取で全銀協会長を務めた西川氏を3年前に「三顧の礼」で日本郵政社長に迎えたというが、当時西川氏を推薦したのは小泉―竹中ラインであり、トップダウンの手法で独善的に決められたものだ。
 5月17日、千葉の幕張メッセで盛大に開かれた全国郵便局長会の大会で西川社長のご挨拶を聞いたが、心のない、官僚的な話であった。私はその挨拶を聞いて、西川社長に面と向かって、

「全特会歌にある『流氷きしむ さい果てに 炎熱もえる 南国に』という歌詞がある。郵便局の皆さんがどんな思いで働いているのか、西川社長には是非わかってほしい」

 と訴えさせて戴いた。
 いずれにせよ、6月29日の株主総会まで関心を持ってこの問題を見つめていきたい。
 「足利事件」で無期懲役が確定し、服役中だった受刑者を、再審開始決定を待たずに釈放すると、東京高検が発表している。「無罪を言い渡すべき証拠に該当する可能性が高いと判断した」とした上で、「本日刑の執行を停止することにした」というものだ。
 捜査段階での取り調べが公平、公正であったのか、警察、検察のやり方をしっかり精査すべきだ。もし死刑判決が下され、執行されていたらと考えると、何とも恐ろしいことである。検察の責任は重い。
 こうしたことをなくす上でも、取り調べの全面可視化が絶対必要だと、私自身、国策捜査に巻き込まれた者として強く感じる。私の場合、関係者が強圧的に誘導されて調書をつくられたが、ねつ造された証言を元に判決を受けるのではたまったものではない。
 取り調べの全面可視化に向けて、私は国会はもとより、至る所で訴えていく。読者の皆さんのご協力も是非とも戴きたい。
 19時から「6・4緊急フォーラム 今、日本に何が起きているか?」にパネリストとして出席する。


本日提出した質問主意書4件
bR29 外務省が作成したいわゆる「国会議員への対応マニュアル」に関する質問主意書
bR30 外務省が作成した「鈴木宗男衆議院議員からの依頼等に対する対応振り」に関する質問主意書
bR31 外務省欧州局におけるタクシー券の使用状況等に関する再質問主意書
bR32 北朝鮮の金正日総書記の後継者に係る情報に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年6月3日(水)

鈴 木 宗 男

 自民党は世襲制限について、次の選挙ではなく次々回から導入することを決めたそうだ。
 自民党の党改革実行本部の武部勤本部長は、次の選挙から世襲は認めず、小泉進次郎氏も臼井正一氏も無所属で出るしかないないと言い切っておきながら、おまけに自民党は候補者を出さず、当選したら追加公認をするなどと、迷走した発言をしていたと報道等で聞いていた。すぐにでも世襲制限をすると勇ましいことを言っておきながら、結果は何もせずである。政治家の言葉の軽さ、責任のなさを、国民はどう受け止めるだろうか。世襲制限に踏み切る民主党と大きな違いである。
 企業・団体献金についても、3年後に廃止すると決めた民主党と、今のまま続ける自民党、どちらを国民は選ぶか。言わずもがなではないか。自由と民主の自民党が、「自分党」になっている。
 選挙で国民は賢明な判断を下し、政権交代につながっていくものと確信する。そのためにも、一日も早い解散総選挙を断行して戴きたいものだ。
 麻生首相にとっては、いかに傷口を浅くするかにかかっている。時間をおけばおくほど傷口は深くなる。
 それならば早くに勝負に出た方が、一縷(いちる)の望みを持って戦えるのではないだろうか。
 今年のビザなし交流第三陣における国会議員の枠で私が北方領土に行くことになり、内閣府北方対策本部、外務省欧州局ロシア課・ロシア交流室の方が今日来られ、説明を受ける。7月6日から10日まで択捉島、国後島を訪問する日程である。
 色丹島は3年前、択捉島は昨年に行ってきたが、国後島は平成11年、友好の家(ムネオハウス)完成式典に行って以来、10年ぶりである。この10年の移り変わりを良く見てきたい。
 それにしても、外務省も変わったものだ。私が国会に戻った平成17年、いわゆるムネオマニュアルなるものをつくり、「鈴木宗男に接触してはならぬ」と、省内におふれを出しておきながら、わざわざご親切に今日は説明に来てくれた。
 国民から選ばれた国会議員に接触してはならぬと言った外務省の当時の判断は、今も生きているのかと自問自答するものである。
 選挙後の政治状況が楽しみである。


本日提出した質問主意書5件
bR24 政府に対して北方四島返還方針の堅持を求める意見広告に政府職員が賛同人として名を連ねている件に関する第3回質問主意書
bR25 政府を批判する意見広告に賛同人として署名した政府職員に関する質問主意書
bR26 参議院予算委員会において北方四島の我が国への帰属確認を段階的に行うことはしないとした麻生太郎内閣総理大臣の発言に関する質問主意書
bR27 いわゆる「3・5島論」発言に係る政府代表の説明及び内閣総理大臣の見解等に関する再質問主意書
bR28 国家公務員の所管業務についての厚生労働省雇用均等・児童家庭局長の認識に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年6月2日(火)

鈴 木 宗 男

 昨日共同通信が配信した、1960年の日米安保条約改定の際に「核持ち込み」についての密約があったとする記事について、河村建夫内閣官房長官、藪中視三十二外務事務次官は、それぞれ否定する記者会見をしている。
 特に藪中事務次官は「密約はないと歴代首相、外相が説明している」と言っているが、外務官僚のごまかしの振り付けで言わされていることもあるのではないか。交渉に当たった吉野文六元外務省アメリカ局長が認め、4人の歴代次官も認めている。アメリカの国立公文書館でも、核持ち込みの密約の存在を示す資料が見つかっている。
 当時と今では時代背景が全く違うのであり、日米関係も大きく変わってきた。正直に事実を国民に明らかにすることが真の外交ではないのか。これからも私なりに注意を払っていく。
 本日、「いわゆる『3・5島論』発言に係る政府代表の説明及び内閣総理大臣の見解等に関する質問主意書」の答弁書が返ってきた。その中に次のくだりがある。

 北方領土問題に関する政府の立場は、我が国固有の領土である北方四島の帰属の問題を解決してロシア連邦との間で平和条約を締結するという基本的方針を堅持しつつ、北方四島の我が国への帰属が確認されれば、実際の返還の時期、態様及び条件については柔軟に対応するというものである。御指摘の参議院予算委員会における麻生太郎内閣総理大臣の発言は、この立場を踏まえた上で、北方四島の帰属の問題を段階的に解決するという方法は、この問題の最終的な解決に向けた交渉を加速するという日露首脳間で一致した認識と相容れないとの認識を示したものである。

 この答弁だと、1993年の細川−エリツィン会談による東京宣言、2001年の森−プーチン会談によるイルクーツク声明における話もなしということになる。
 外交交渉において、日本が100点、相手が0点ということはあり得ないし、それは良い外交ではない。日ロ両国で合意しているのは、法と正義、過去の宣言、声明、協定等、これまでの約束に基づき、北方領土問題を解決するということである。
 この答弁では、日本側が、ロシアに四島の日本への帰属を認めさせることを、交渉を始める前提(=入り口)とする、いわゆる「入り口論」をロシアに押しつけただけで、何の前進もなく終わってしまうことになる。外務官僚のつくったこの答弁書を、中曽根外相、麻生首相は事の重大性をよく考えて決裁しているのだろうか。はなはだ疑問である。
 「7月のサミットでは答えをもらう」と言っている麻生首相が、自らロシア側に答えを出させない様な対応をしているのではないかと考えるのは、心配のしすぎだろうか。
 本日の本会議で、今国会の会期を55日間延長し、7月28日までとすることが正式に決まった。この間にどんなドラマが展開されるのか。緊張感を持ちながら対処して参りたい。
 いずれにせよ、早くて7月、遅くとも8月には衆議院選挙である。時間との戦いであることに変わりはない。北の大地・北海道から政権交代、それを新党大地が実現するのである。
 小選挙区は民主党、比例区は大地と、しっかりと結果を出して参りたい。


本日提出した質問主意書6件
bR18 外務省が保管している各種酒類に関する質問主意書
bR19 外務省におけるワインの使用等に関する質問主意書関する再質問主意書
bR20 在ウズベキスタン大使館に配置されていた日本画の消息についての外務省の説明に関する第3回質問主意書
bR21 外務省が購入した絵画に関する質問主意書
bR22 外務省員手帳に対する同省の認識に関する再質問主意書
bR23 外務省職員に対する国内高級ホテルによる優遇措置に関する質問主意書

本日受領した政府答弁書10件
bQ81 いわゆる「3・5島論」発言に係る政府代表の説明及び内閣総理大臣の見解等に関する質問主意書
bQ82 外務省におけるワインの使用等に関する質問主意書
bQ83 北方領土に居住するロシア人に対する外務省によるビザの発給に関する第三回質問主意書
bQ84 政府に対して北方四島返還方針の堅持を求める意見広告に政府職員が賛同人として名を連ねている件に関する再質問主意書
bQ85 外務省員手帳に対する同省の認識に関する質問主意書
bQ86 外務事務次官による贈与等報告書の提出等に関する質問主意書
bQ87 外務省欧州局幹部による贈与等報告の提出等に関する質問主意書
bQ88 外務省の庁舎内に入っている民間企業に関する質問主意書
bQ89 外務省におけるいわゆる居酒屋タクシー問題に関する質問主意書
bQ90 外務省欧州局におけるタクシー券の使用状況等に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2009年6月1日(月)

鈴 木 宗 男

 共同通信の配信に、「60年安保 『核持ち込み』密約 外務官僚が管理 伝達する首相を選別 歴代4次官が証言」という記事があり、東京新聞が1面トップで扱っている。4次官は次の様に語っている。

▽A氏
一、 次官引き継ぎの時に「核に関しては日米間で(非公開の)了解がある」と前任者から聞いて、次の次官に引き継いでいた。これは大秘密だった。
一、 米軍艦船や米軍機に積まれた核は事前協議の対象にならないということは、60年から日米間で了解されている。だから日本政府は国民にうそをついてきた。
一、 (密約の内容を)メモ書きした文書が外務省に存在し、自分はそれを読んだ。大平正芳氏が外相だった時に(日米間で)確認したということも秘密の文書に書いてあり、それも読んだことがある。
一、 当時の首相や外相に伝えたことはなかった。政治家に話をすると漏えいするから。

▽B氏
一、 大平、ライシャワー両氏のやりとりについては自分も聞いており、外務省にはそれを記した内部文書があった。(その時々の)次官はもちろんそれを知っていた。
一、 形式論としては時の首相、外相に必ず報告すべき事項だが、大きな問題なので、せんえつかもしれないが、役人サイドが(密約の内容を話していい首相とそうでない首相を)選別していた。

▽C氏
一、 (艦船や航空機に積まれた核が事前協議の対象にならないという米側の解釈を記した)日本側文書が外務省にある。(米国で既に開示され、密約内容を記した英語の「秘密議事録」と)全く一言一句変わらないことが書かれている。
一、 外務省で日米安全保障条約を担当している者は(密約のことを)みんな知っている。(大平、ライシャワー両氏が密約を確認した内容を記した)記録も外務省に残されているはずだ。
一、 小渕恵三氏には彼が首相となる前の外相の時にこのことを伝えた。橋本龍太郎氏にも外務省から伝えている。両首相経験者とも事実関係を知っていた。

▽D氏
一、 条約課長になった時に聞かされた。私自身は首相に(密約の内容を)話すことはなかった。
一、 (国会で事実と違う答弁を続け)何か恥ずかしいなという思いがあった。

 アメリカの国立公文書館でも、核持ち込みの密約の存在を示す資料が明らかにされている。今回、更に日本外務省の次官経験者が語っているのに、日本外務省は「密約は存在しない」の一点張りである。
 当時交渉に関わった吉野文六アメリカ局長も、月刊現代誌上で明らかにしている。
 60年代と今とでは、時代背景が全く違う。当時の日本の立場とアメリカの立場には大きな差があった。グローバルパートナーシップと言われる今、正直に国民に情報開示するのが外務官僚の務めではないか。これだけの裏付け資料が以前にも今日にも出てきているのに、今尚知らぬ存ぜぬでは、いずれ自分で自分の首を絞めることになるだろう。
 「嘘つきに良い外交はできない」と考えるのは、一人私だけではないと思うのだが。
 今国会が55日間延長することで、麻生首相と太田公明党代表との党首会談で決められた。会期は7月28日までとなり、この間に解散総選挙の日程も絞られてくる。多くの報道は、8月30日か9月6日の投開票を想定しているが、麻生首相は7月上旬解散、8月2日、9日の投開票も考えているのではないか。
 時間をかけて先送りしても、傷は大きく深くなるだけだ。大負けするより、早く選挙をして、傷は極力浅く小さくする形でしのぎ、政権維持を狙うと私は見ている。
 いずれにせよ、8月中の選挙で間違いはない。新党大地は政権交代に向けて、淡々と態勢をとるだけである。
 週末札幌市、千歳市、帯広市、士別市と回ったが、北海道から初の総理誕生を果たそうという声が多く聞かれた。
 鳩山首相実現のため、新党大地はきちんと結果を出して参りたい。
 夕方東京に戻り、18時半からフォーラム神保町で北方領土問題についてのシンポジウムに講師として出席する。東郷和彦さんや佐藤優さんと10年前、15年前を想い起こし、良き日ロ関係時代を回顧させて戴いた。


本日提出した質問主意書6件
bR12 1960年の日米安全保障条約改定に際したいわゆる「核持ち込み密約」に係る外務省事務次官経験者の証言に関する質問主意書
bR13 痴漢行為を行った検察官に対して下された処分の妥当性等に関する質問主意書
bR14 本年度のビザなし交流第二陣におけるロシア系住民との対話集会等に関する質問主意書
bR15 駐ロシア特命全権大使の信任状奉呈式におけるロシア大統領の発言に対する外務省の見解等に関する質問主意書
bR16 北方領土問題に係る我が国の対応の変遷等についての麻生太郎内閣総理大臣の認識等に関する質問主意書
bR17 殺人罪等に問われているフジモリ・元ペルー大統領に対する政府の保護に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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