ムネオ日記
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2009年10月31日(土)

鈴 木 宗 男

 昨夜の小沢幹事長との懇談で色んなことを話したが、特に来年の参議院選挙について、小沢幹事長の基本的な考えを聞くことができて良かった。北海道地方区は定数2で、2つとも獲るためにはどうしたら良いか、候補者の選定等、しっかり連携し、協力して行くことで合意した。
 1議席獲るのなら、民主党としても難しいことはない。2つとなると、新党大地としっかり共同戦線を構築しなくてはならない。
 私は新党大地代表として全面的に小沢幹事長の考え、意向を踏まえてやって参りたい。2議席を獲って完勝するためには若返りも必要だし、女性候補というのもあるのではないか。また、全国にある私の後援会のネットワーク等も活かして欲しいと、小沢幹事長から話があったので、民主党候補の勝利に向けて、全面的に協力していく。
 13時から日比谷公会堂でJR東労組・冤罪JR浦和電車区事件を支持する会に出席し、挨拶の機会を得る。
 私も国策捜査に遭った者として、権力とは断固闘っていく。人質捜査は許されない。
 冤罪はなぜ起きるか。全面可視化することにより、冤罪はなくなるのである。真に公正、公平な社会をつくるため、私も共に闘っていく。最初から「〜ありき」は、断じてあってはならない。
 この浦和電車区事件はどう考えてもおかしい。344日間の長期勾留も理解できない。正しい主張は正しく評価されなくてはいけない。
 政権交代を機に、国民の理解を得て流れが変わることを願ってやまない。
 14時25分羽田発で釧路へ。車で帯広に向かい、17時半から後援会会合。
 19時から大変お世話になっている方の娘さんの結婚式に出席する。
 帯広・十勝は冬間近の気配だ。改めて月日が経つ速さに驚く。先の選挙からもう2ヶ月が過ぎる。ビロード革命は間違いなく進んでいる。

2009年10月30日(金)

鈴 木 宗 男

 警察庁が全国の一般道についても最高速度を80qまで出せるように見直しをすると発表している。その広報資料を紹介したい。

一般道路における速度規制に係る「交通規制基準」の改定及びより合理的な交通規制の推進について

第1 一般道路における速度規制に係る「交通規制基準」の改定について
  1 趣旨
    本年3月に「規制速度決定の在り方に関する調査研究検討委員会」から提出された報告書を基に、都道府県警察の意見や検証結果も踏まえ、交通規制を実施する場合の標準を定める「交通規制基準」のうち一般道路の速度規制に係る部分を改定するもの。
  2 内容
    実勢速度(85パーセンタイル速度)を基に交通自己抑制の観点を加味した基準を尊重しつつ、現場状況に応じた補正を行い、規制速度を決定する。
なお、生活道路で、歩行者・自転車の安全を確保する必要がある場所では3q/hを原則とし、自動車の通行機能を重視した構造の道路で、安全が確保された場所では70q/h以上を原則とする。

第2 より合理的な交通規制の推進について
  1 基本的な考え方
    交通規制は交通の安全と円滑等が目的であるが、実施後の道路交通環境の変化等により現場の交通実態に適合しなくなったものを放置することは、交通の安全のみならず、交通規制全般に対する信頼や国民の遵法意識を損なうことともなりかねないことから、交通実態を調査・分析し、当該交通規制自体の見直しを含め、必要な道路交通環境の改善を図るもの。
  2 実施要領
    (1)調査対象の選定<
    (2)交通実態(交通量、違反の実態、交通事故発生状況等)の調査
    (3)交通規制の合理性の点検
      (2)を踏まえ、当該交通規制の本来の目的を達成するために交通規制や道路交通環境に改善が必要な場合は、(4)の措置を実施する。
    (4)道路交通環境の改善(必要に応じ部内外の知見を活用)
       ○ 交通規制や信号の変更、解除、撤去、規制理由の表示
 ○ 道路管理者への道路の整備又は改良の働き掛け
 ○ 地方公共団体等への路外施設の整備の働き掛け 等

 これこそが実態に合った、国民に喜ばれるやり方である。
 カーブの緩和、分離帯等、道路整備が進んできた中で、車のスピード制限だけが旧態依然のままであった。スピードを上げると事故につながるという考えもあるが、事故の例をみると、度を超えたスピードの出し過ぎ、道路の不案内、未熟運転等が原因であることが圧倒的に多い。
 自己責任をしっかり持って運転することが大事である。警察庁の時代に合った判断を多としたい。
 朝から防衛省政策会議、TVインタビュー、お客さん対応と忙しかった。
 18時から小沢幹事長と懇談。様々な話で盛り上がる。


本日提出した質問主意書2件
bP0 かつて在モスクワ日本国大使館に存在していたとされる裏金組織「ルーブル委員会」に対する鳩山由紀夫内閣の見解に関する質問主意書
bP1 外務省による同行記者団に対する白紙領収書の供与についての鳩山由紀夫内閣の見解に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年10月29日(木)

鈴 木 宗 男

 昨日日本郵政の斉藤社長は記者会見で「郵便局ネットワークは地域の行政拠点」と位置づけ、また、「公益性の高い事業であることは忘れてはならない」と強調していた。更に20日に閣議決定された郵政改革の基本方針に基づいて、グループの舵取りを行うことも表明している。
 手続きにのっとった、バランスのとれた発言である。是非とも国民と共に歩んだ、良き文化とも言える郵便局の歴史・伝統を、三事業一体の中で、新体制ではしっかり守って行って戴きたい。
 衆議院本会議2日目、共産党、社民党が代表質問をする。鳩山首相も2回目となると余裕が感じられた。
 共産党も社民党も、党としての基本的立場を主張され、昨日のような言葉尻、揚げ足取り的な話ではなく、聞きやすかった。連立を組む社民党の質問に対し、民主党から不規則発言が少し出ていたところが面白かった。
 「連立政権だから何でも全て一緒です」より、しっかり議論するところはするといった形が、健全な民主主義である。
 来週の予算委員会の日程はまだ決まっていないが、早く調整し、決定してほしいものだ。与野党筆頭理事の腕の見せ所である。
 臨時国会でも私は質問主意書を出しているが、このことについて「与党の側の委員長が質問主意書を出すことはいかがなものか」という一部声があるが、委員長でも質問主意書は堂々と出せるとルールである。26日の国会の召集日に、平野官房長官に「私が質問主意書を出すのは、政権交代した現政権は自民党政権とは違いますよと言うことを明らかにするために出していると言うことを理解して戴きたい」と伝えた。
 自民党内閣での答弁書は、官僚の書いた、全く答えになっていない、署名する大臣すらバカにする内容のものであった。国民への情報の開示、情報の透明性確保は、全くと言って良いほどなかった。
 私の狙いは、「国民の総意によってできた現政権は、国民の目線に立って全て賢明な政治を行います」と、自民党政権との際だった違いを示すことにある。このことを多くの人に御理解戴きたい。内閣を責めるのではなく、国民に向かって行動していることをおわかり戴きたい。


本日提出した質問主意書2件
bW 外務省の報償費に対する鳩山由紀夫内閣の見解に関する質問主意書
bX 我が国が抱える領土問題に対する鳩山由紀夫内閣の見解に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年10月28日(水)

鈴 木 宗 男

 13時から衆議院本会議で代表質問が行われる。自民党は谷垣禎一総裁、西村康稔代議士、公明党は井上義久代議士であった。
 野党は言葉尻、揚げ足とり的な質問で、逆に鳩山首相の堂々たる答弁が光った。また、亀井郵政・金融担当大臣、菅国務大臣の答弁もわかりやすく、明快であった。攻守ところを変えたというのか、率直な感じである。鳩山内閣は自信を持って政策遂行に全力を尽くすべきである。
 月曜日はアジア太平洋資料センター、火曜日は日本経済復活の会、そして今日は雑誌『財界』の財界ビジネスクラブでそれぞれ講演を依頼され、私の考えを述べる機会があった。
 鳩山政権が誕生し、外交、特にロシア外交について関心が高い。北方領土問題、経済協力関係について、23日の所信表明演説における鳩山首相の言いぶりを紹介する。

 日露関係については、政治と経済を車の両輪として進めつつ、最大の懸案である北方領土問題を最終的に解決して平和条約を締結すべく精力的に取り組んでまいります。また、ロシアをアジア太平洋地域におけるパートナーと位置付けて協力関係を強化してまいります。

 それに付け加えて、資源大国であり、基礎科学に優れたロシアと応用技術に優れた日本との協力、連携、いわゆるバスケット方式は、世界の平和、経済発展に大きく寄与できるとお話しさせて戴く。
 昨日昼、岡田外務大臣とも昼食を共にしながら種々話をさせて戴いたが、それぞれの立場でしっかり鳩山首相を支え、国益に資していきたい。
 官僚政治から政治主導をうたい、国会でも官僚答弁を禁止と、大臣、副大臣、大臣政務官の責任が大きくなったが、質問取りも政治家、答弁資料の作成も政治家と、何でも政治家がやることが政治主導であるという短絡的な受け止め方をしている向きが多いが、これは正しい判断ではない。
 議院内閣制のもとでは官僚も内閣の一員であり、大いに活用し、下働きをさせ、答弁内容等についての最終的な決断は大臣自らが下すというのが当然のことではないか。間違った受け止め方はしないで戴きたい。
 国民に奉仕をすることでは、国会議員も官僚も一体である。この点はしっかり踏まえて、賢明な議会運営をしていく義務がある。お互い責任を持って行きたいものだ。
 25日日曜日、相模湾で平成21年度自衛隊観艦式が行われ、私は護衛官「くらま」に乗船し、式典に参加したのだが、なんと昨夜「くらま」が衝突事故を起こしている。大事に至らなかったことは良かったが、あの「くらま」の船首が大破損した姿に驚くものである。
 厳しい訓練を受けた精強組織であっても、いつ何が起きるかわからない。今回の事故を見ながらも、やはり気を緩めてはいけないとつくづく思うものである。


本日提出した質問主意書3件
bT 外務省における健康管理休暇制度に対する鳩山由紀夫内閣の見解に関する質問主意書
bU 外務省在外職員に支給される配偶者手当に対する鳩山由紀夫内閣の見解に関する質問主意書
bV 外務省在外職員に支給される子女教育手当に対する鳩山由紀夫内閣の見解に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年10月27日(火)

鈴 木 宗 男

 昨日の鳩山首相の所信表明演説について、テレビ、新聞がそれぞれ論評している。自民党は「抽象的」と批判しているが、鳩山首相の思いは十分伝わっている。特に、「戦後行政の大掃除」、「友愛政治」、「地域主権」等、鳩山カラーが出ていた。
 なによりも、弱者に対する考えを会った人の例を出して訴えたのは、説得力があり、臨場感に溢れ、心打つものであった。明日からの代表質問が楽しみである。
 普天間基地移設問題が連日大きく取り上げられているが、もっと冷静に沖縄の声を十分に受け止めて発言することが大事ではないか。あわせて、国益の観点からも、なぜ沖縄に負担がかかっているのか、説明責任も果たした方が良いのではないか。
 沖縄の痛みを軽減することには、誰しも異論はないと思う。長年にわたって協議してきた経緯もあり、とても難しい問題だった。私も関係してきた一人として、いつも頭に入れてきたのは、沖縄の皆さんの思い、考えであった。
 この点、橋本、小渕政権と比較して、小泉政権以後は、過度な対米追従外交となり、沖縄の声、思いが十分反映されていたかどうかも検証されなくてはならない。いずれにせよ、解決しなくてはいけないし、結論を出さなくてはならない。
 落ち着いた雰囲気の中で、過去の積み重ねを今一度しっかり踏まえて、そして何よりも沖縄の総意を踏まえて、鳩山首相が判断されることだろう。外交も安全保障も、信頼、約束の上で進んでいることを、お互い考えなくてはいけない。
 難しい問題であるがゆえになお、慎重に、かつ的確に答えを出さなくてはいけない。国益の観点から、国会議員等しく他人事と思わず、英知を結集しようではないか。


本日提出した質問主意書2件
bR 外務省在外職員に支給される在勤基本手当に対する鳩山由紀夫内閣の見解に関する質問主意書
bS 外務省在外職員に支給される住居手当に対する鳩山由紀夫内閣の見解に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年10月26日(月)

鈴 木 宗 男

 臨時国会が召集され、天皇陛下をお迎えしての開会式、総理の所信表明演説があった。
 最初の本会議で議席指定があり、私は議場の最後列の議席になった。自民党が与党時代、森、海部両元首相らが座っていた席である。9月の特別国会では、小沢一郎幹事長が座っていた場所だ。国会の景色が全く変わったと、改めて実感する次第である。
 鳩山首相の所信表明で、私が関心を持ち、かつ鳩山首相にも話をしたアイヌ民族、日ロ関係についても、きちんと言及されていた。
 アイヌ民族については、

 すべての人々が偏見から解放され、分け隔てなく参加できる社会、先住民族であるアイヌの方々の歴史や文化を尊重するなど、多文化が共生し、誰もが尊厳をもって、生き生きと暮らせる社会を実現することが、私の進める友愛政治の目標となります。

 という表現で強調されていた。
 日ロ関係、北方領土問題については、

 日露関係については、政治と経済を車の両輪として進めつつ、最大の懸案である北方領土問題を最終的に解決して平和条約を締結すべく精力的に取り組んでまいります。また、ロシアをアジア太平洋地域におけるパートナーと位置付けて協力関係を強化してまいります。

 という、今までの首相にはなかったフレーズを使い、日ロ関係のダイナミックな進展に向けてのメッセージを発していた。必ずやロシア側に届くことだろう。
 58分を超える所信演説だったが、そこに政権交代した新しい政治、歴史をつくりたいという、鳩山首相の決意がにじみ出ていたと思う。
 明後日からの代表質問における、鳩山首相の裂帛れっぱくの気合いをもっての受け答えを、国民は期待を込めて待っていることだろう。
 久しぶりに琴線に触れる演説であり、鳩山カラーが出ていたと評価したい。


本日提出した質問主意書2件
bP 外務省における各種密約の調査等に関する質問主意書
bQ 外務省が作成したいわゆる「国会議員への対応マニュアル」に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2009年10月25日(日)

鈴 木 宗 男

 プロ野球クライマックスシリーズ第二ステージ、パ・リーグは日本ハムが楽天を下し、日本シリーズ進出を決める。
 楽天野村監督にとって最後のゲームとなったが、勝った日本ハムの梨田監督以下全員が出て、楽天の選手と一緒になり野村監督を胴上げしている光景に感激する。
 合わせて野村監督の野球人生は多くの人に勇気や、励みを与えてくれた。テスト生で入団し、出番も無く解雇寸前までいったが諦めず、後に3冠王獲得、監督としても結果を出した。王、長嶋両選手と比較して自らを控え目に「月見草」と言った。この言葉の裏に、「俺には俺の道がある」と野村監督は自分自身に言い聞かせてきたことだろう。叩き上げの根性、そして、下から這い上がった者だけが知る「(じょう)」「思い」が私には伝わってくる。
 野村監督とはテレビや食事等何回かお会いし、お話ししているが、野村監督から「私は、鈴木さんに興味を持っていました」と言われた事があった。下積みをし、這い上がった点では、私も野村監督の何千分の一か何万分の一の経験はしたのかなぁと思いながら、昨日のラストゲーム、ファンの皆さんに感謝する野村監督の後姿に改めて、私は一筋の光明を見た思いである。
 野村監督の野球人生を心から称えてやまない。
 9時から平成21年自衛隊観艦式に出席。小雨の降る中、自分たちの役割をしっかり果たしている、海上自衛隊の皆さんの一挙手一投足はよく訓練された精強組織である。
 自衛隊の行事でいつも教えられるのは、いかなる状況でも臨機応変に対応し、即応することである。また、人間関係を大事にしていることも特筆すべきことである。
 11年ぶりに観艦式に出席し感激を新たにした。
 「国際貢献」という言葉が定着しているか、日本の国際貢献は自衛隊なくしてありえないことを国民ひとしく理解していきたい。
 PKO(平和維持活動)災害等における緊急援助、世界の平和と民生安定に頑張っている自衛隊の皆さんに心からの感謝と敬意を表してやまない。
 北澤防衛大臣ともゆっくり話す機会もあり、意見交換できて良かった。

2009年10月24日(土)

鈴 木 宗 男

 岡田外相は昨日23日夕方の記者会見で、米軍普天間飛行場の移設につき「県外という選択肢は事実上考えられない」と述べたと報道されている。
 鳩山首相は同日午後、記者団に「『名護市長選の後でなければならない』と言っているつもりはない」と述べたと報道されている。
 ゲーツ国防長官の来日、来月のオバマ大統領の来日に向け、普天間飛行場の移設問題が大きく話題になっているが、閣僚が日替わりメニューの様に言及するのは良くない。
 外交・安保の継続性は当然だが、選挙での約束が支持され、その結果政権交代したのである。民主党は県外・海外移設をマニフェストに載せ、沖縄県民はその約束に期待し、4つの選挙区全てで勝ったのである。この民意を考える時、今一度沖縄の総意を確認し、その上で結論を出すべきだ。
 知事はじめ議会、名護市はじめ関係市町村から幅広く意見を聞き、最大公約数を受けて政府としての決定をするのが筋である。
 ゲーツ国防長官の「約束は早く守れ。そうでなければグアム移転も基地の整理縮小もなしだ」という様な、上からの押しつけ、恫喝(どうかつ)に屈したと受け止められる判断は、断じてすべきではない。
 沖縄の痛み、負担を軽減するために、多くの人が努力してきた。勿論私もその一人である。過去の出来事、汗をかいた人に感謝しないような米国関係者の態度は、決して容認できない。
 私は沖縄の思いを大事にして、「ここは沖縄県民の総意に従え。沖縄県民の思いを守れ」という姿勢で、沖縄県民の側に立って行動していく。読者の皆さんのご支持、ご協力も是非とも承りたい。
 今回の普天間問題での各閣僚の発言、先の前原国交相の根室での発言等、間違ったメッセージ、受け止め方をされるのは、国益を損なう。一政治家の発言ではなく、鳩山首相が言わせていると受け止められると、大問題になってくる。
 閣僚の基礎体力も問われるが、国家の基本に関する問題は、冷静に、そして何よりも首相が最終的に決断するものであることを、頭に入れておくべきである。
 10時から北海道横断自動車道占冠〜トマム間開通式に出席し、テープカットをし、祝辞を述べる。あと2年で足寄から札幌までが高速道路でつながることになる。
 私は、北海道は新幹線よりもまずは高速道路の整備を最優先すべきと考えている。青函トンネルは新幹線が通れる構造になっている。だから、青函トンネルを活用し、函館までは一日も早く新幹線を通さなくてはならない。
 そこから先の札幌までは、各自治体の負担、千歳空港との関係を考えるべきだ。小樽廻りの札幌行きよりは、室蘭、苫小牧、千歳空港、札幌とした方が工事も早く終わるし、利用者の利便性を考えても、採算性が合うのではないのかと考える。
 そう言った意味でも、私は札幌への延伸よりも、北海道横断自動車道、縦貫自動車道を整備する方が、人の流れ、物の流れから言っても、北海道発展に大きく寄与するものと考える。式典の中で、私はこの様な挨拶をさせて戴いた。
 14時30分から陸上自衛隊滝川駐屯地創立54周年記念式典に出席し、お祝いを述べる。
 今日の北海道は素晴らしい秋晴れで、高速道路の式典もとても気持ちの良いものだった。

2009年10月23日(金)

鈴 木 宗 男

 9時半から外務省政策会議があり、武正外務副大臣から、在外公館に勤務する外交官の「在勤手当」を見直すため、外務省内に検討チームをスタートさせるとの冒頭挨拶があった。
 13日の政策会議で私が、「外務省の税金の無駄遣いの一つに在勤手当がある。外務官僚の特権、また、第二の給料とも言われている。今の水準、レベルでは国民の理解は得られない」と発言させて戴いた。それに沿ったアクションと受け止め、しっかりサポートして参りたい。
 国民の支持、理解があって初めて良い外交と言えるのである。外務省でもビロード革命が少しずつ進んでいると思う。
 政権交代し、業界団体も現実的対応にカジを切っている。自民党に組織候補を出してきた日本医師連盟、日本歯科医師連盟は、早々と自民党支持をやめている。自民党一辺倒だった農協中央会も、全国大会で見直しを決めている。
 北海道でも、先の選挙で政権交代が間違いなく起きるのに、各種団体は自民党にのめり込んでいた。商工会議所、商工会、建設業界、農業・水産・林業団体しかりである。バランス感覚が全くなかったのはなぜだろうか。
 これら団体の幹部は官僚的で、民の代表なのに官と一緒の価値観、考えを有していた。政権交代してすぐ擦り寄るのではなく、一度これまでの動き、姿勢をきちんと検証して、その上で「政策で判断します」といった行動をとるのが賢明でないかと考える。まずは自分達で総括して、それから出直すことをお薦めしたい。
 フラフラすると逆に信用されなくなる。しかし、これも良く解釈すれば、ビロード革命の一貫と思えば、悪い流れではない。
 あわせて、行きすぎは良くないとの反省をもって、次のステップを踏んでほしいものだ。
 12時55分羽田発で帯広へ。市内挨拶回りをして、十勝管内新得町に行き、十勝管内の後援会長をして下さった高橋欽造さんをお参りし、当選と外務委員長就任の報告をする。
 「代議士頑張ったな。体に気をつけてね」という高橋さんの声が聞こえてきた思いである。心から手を合わせ、感謝する。
 18時から同新得町鈴木宗男後援会・新党大地新得支部の国政報告会。久しぶりの新得町での会合で、皆さんとゆっくり懇談することができた。

2009年10月22日(木)

鈴 木 宗 男

 アメリカのゲーツ国防長官が、20日、21日、鳩山首相、岡田外相、北澤防衛相と会談し、離日したが、普天間飛行場の移設問題で現行合意の履行を求めている。来月12日、13日のオバマ大統領訪日までにはっきりしてほしいとの強い意思表示であったとも報道されている。
 「約束は守れ」と言うアメリカの主張も当然である。あわせて、日本の、特に沖縄の総意を考えなくてはいけない。
 在日駐留米軍の75%が沖縄に集中している。この負担について、私は政治家として、基地の縮小、整理、統合、移転を絶えず考えてきた。県道104号線越実射訓練を北海道矢臼別に受け入れたのも私である。
 小泉政権以後、多くの政治家が沖縄問題に関与しているが、ポストに就いた時だけの軽い人間関係ではなかったか。沖縄の痛みを、先の大戦での筆舌に尽くしがたい苦痛をどれほど考えてやってきたのか。私は疑問に思う。
 ここまできたら、とにかく沖縄の声を最優先して普天間移設問題を考えていきたい。アメリカ側の強気な態度だけで決着できるものではない。
 国民から選ばれた立法府でも色々な声があるが、何よりも沖縄の思いを私はしっかり受け止めて行動していきたい。今までの経験を活かして。
 天皇陛下主催の園遊会に出席する。秋晴れのもと、東宮御所の緑がひときわ光って見えた。
 御所を歩いていると、最高裁判所の竹内行夫判事がテーブルに座っている姿が見えた。私は見逃さなかったが、竹内判事は私の姿に気がつくと顔を背けた。
 お天道様の下で堂々と挨拶も出来ず、顔を背ける人に人を裁く資格があるのかと考えるのは、私一人だけではないだろう。やましいことがなければ何も顔を背けることはない。「おはようございます」、「こんにちは」、「こんばんは」を言えない人は不幸である。
 読者の皆さん、国民の皆さん、どうか人の道として、こうした行為が当たり前かどうか、ご判断戴きたい。私は正直に、失ってはいけない人の心をしっかりと持って生きていく。
 今日は人間修養の良い経験をさせてもらった。

2009年10月21日(水)

鈴 木 宗 男

 亀井郵政金融担当大臣は、日本郵政の西川社長の後任として斎藤次郎氏の起用を発表した。思い切った人事であり、これもビロード革命の一貫と言って良いだろう。
 大蔵省事務次官経験者で、官僚出身ということで「いかがか?」という声もあるが、国民の財産、国民生活を守るという視点で、良い仕事をしてもらうことが一番である。仕事ぶりを見て評価、判断しても良いのではないか。
 西川社長が民間人でありながら官僚的で人間味のないことを、私は5月15日の幕張メッセにおける全特総会でご本人の目の前ではっきり言わせてもらった。比較するのも何だが、ここは斎藤新社長に昨日閣議決定された郵政改革の基本方針をしっかり実行してもらい、より良い郵政公社にして戴きたい。

郵政改革の基本方針
平成21年10月20日
閣議決定(案)
1.郵政事業に関する国民の権利として、国民共有の財産である郵便局ネットワークを活用し、郵便、郵便貯金、簡易生命保険の基本的なサービスを全国あまねく公平にかつ利用者本位の簡便な方法により、郵便局で一体的に利用できるようにする。
2.このため、郵便局ネットワークを、地域や生活弱者の権利を保障し格差を是正するための拠点として位置づけるとともに、地域のワンストップ行政の拠点としても活用することとする。
3.また、郵便貯金・簡易生命保険の基本的なサービスについてのユニバーサルサービスを法的に担保できる措置を講じるほか、銀行法、保険業法等に代わる新たな規制を検討する。加えて、国民利用者の視点、地域金融や中小企業金融にとっての役割に配慮する。
4.これらの方策を着実に実現するため、現在の持株会社・4分社化体制を見直し、経営形態を再編成する。この場合、郵政事業の機動的経営を確保するため、株式会社形態とする。
5.なお、再編成後の日本郵政グループに対しては、更なる情報開示と説明責任の徹底を義務付けることとする。
6.上記措置に伴い、郵政民営化方の廃止を含め、所要の法律上の措置を講じる。

 今日もまたビロード革命が進んでいる。「さすが亀さん」という声も聞こえてきた。
 足利事件の菅家さんの再審が開始された。胸を張って宇都宮地裁に入る菅家さんの姿は神々(こうごう)しく見える。
 それにしても、菅家さんを17年半刑務所に入れた検察の行為はお詫びしても謝っても済む話ではない。警察、検察の間違った捜査、調書、起訴は許されないことだ。
 その間違った手続きによって、誤った判決をしてしまった裁判官は、今どんな思いでいるだろうか。「冤罪はあってはならない。冤罪をなくして下さい」と訴える菅家さんの言葉を、検察、司法それぞれ重く受け止めるべきである。
 国策捜査により権力と闘っている私も、真実を求めて信念を持って堂々と主張していく。
 幸い菅家さんの弁護人である佐藤博史弁護士は、私の弁護人でもある。巡り合わせを感じながら、勇気を得た思いである。

2009年10月20日(火)

鈴 木 宗 男

 1都5県の6知事が八ッ場(やんば)ダムを視察し、治水・利水面でダム建設の必要性を強調し、中止撤回を求める共同声明を出している。

 記者会見に先立つ地元関係者との意見交換会で、石原知事は「ゲリラ豪雨などの異常気象が頻発するようになった環境の中で、将来の災害に対応するためにダムを造ることが絶対に必要」と強調。上田知事は「住民が納得できるアイデアを出せなければ、民主党政権としてマニフェスト(政権公約)が間違っていたと言うべきだ」と批判した。こうした意見を受けて、大沢知事は、二十七日に前橋市で開かれる関東地方知事会で議題として取り上げたい考えを示した。
 各知事は「前原国交相は各都県に説明に出向く必要がある」と声をそろえた。
(10月20日東京新聞朝刊1面)

 これに対し前原国交大臣は、中止方針は変えない意向を表明している。
 八ッ場ダムに関係する知事が地元の声を聞き、その上で中止撤回を言ったのだから、前原大臣も最初から中止ありきではなく、よく話し合って最終的判断を下すべきではないか。思いこみ、一方的な頭作りで結論を急ぐのは危険である。
 民主主義は手続きであり、次に中身である。地元に納得のいく説明、話し合いをすることをお薦めしたい。
 民主党小沢幹事長が19日の記者会見で、選挙運動、政治資金の見直しについて言及している。特に小沢幹事長が企業献金の廃止を訴えていることは時機を得たものであり、国民の大きな理解を得ることだろう。
 国民の税金から国民一人あたり250円の血税をもらい、更に企業・団体献金をもらうことは濡れ手に粟のやり方である。政党助成金制度を導入する際、企業・団体献金をやめることが前提であった。
 この原点を国会議員等しく想い出すべきではないか。喉元過ぎれば熱さを忘れるでは、国民の理解と信頼は得られないと思うのだが。
 日本郵政の西川社長がやっと辞任した。国民は郵政民営化の抜本的見直しを支持し、政権交代となったのだ。小泉郵政改革に対し、国民は冷静に賢明な判断を下したのである。
 もっと潔い辞め方があったのではないか。
 閣議では郵政民営化見直しの決定もされている。
 西川社長辞任のニュースを聞きながら、間違いなく「ビロード革命」は進んでいると感じるのは、私一人ではないだろう。

2009年10月19日(月)

鈴 木 宗 男

 報道各社の世論調査によると、鳩山内閣の支持率は70%台で、一か月経っても堅調な支持率である。国民の期待感の高さが(うかが)い知れる。
 10月26日から臨時国会が始まるが、ここからが本当の支持率と私は受け止める。今はまだお祝いの段階であり、国会論戦で明確な鳩山カラーを出し、また、今新聞をにぎわしている政治献金等についてきちんと説明責任を果たすことが、更なる支持につながっていくことだろう。
 この点、与党の一員としてしっかり支えていかなければならない。特に官房長官、副長官はじめ総理の側にいる人たちは、脇を固めて、アンテナをしっかり張って万全の体制を敷いてほしいものだ。情報戦に勝つことが大事である。
 朝9時15分から駐日大使の表敬訪問を受ける。
 12時から国際戦略セミナーの昼食会で、鳩山外交、北方領土問題につき、一時間15分講演し、15分の質疑応答。北方領土問題の現実的解決論についての話をさせて戴く。
 17時半からさる高名な人間国宝との夕食会。日本文化の奥深いお話を承り、大変勉強になった。
 19時30分から出版関係者との定例の懇談会。様々な情報交換をする。

2009年10月18日(日)

鈴 木 宗 男

 東京新聞一面トップで81の独立行政法人に常勤役員で天下りしている官僚OBは198人で平均報酬は年1664万円、このうち2千万円をこえる役員は12人もおり、退職金もわずか数年の在職期間で平均445万円。なんという高額なお手盛りか。生活感のない額に汗して真面目に働いている人達を馬鹿にしている実態である。
 官僚政治打破を訴え、国民は支持し、政権交代がなった。こうした官僚の天下りを徹底的にチェックし、国民の目線にあわさなくてはならない。
 今日の東京新聞の記事を読みながら政治家の怠慢は許されないと決意するものである。予算をカットしたり削減することよりも各大臣は自分の足元の無駄を先ずははきちんと整理することが一番ではないか。すぐできることからやるのが改革である。あわせて国会議員の給料削減、ボーナス廃止もすぐやることだ。地方の民間会社は赤字経営ならボーナスはでない。国が850兆円の赤字をかかえながら国家公務員が約4.5ヶ月分のボーナスをもらうのは国民感情からして理解されない。高校・大学生の子供をかかえている人には2ヶ月支給とか、チエを出しながら見直しをすべきだ。その前提として国会議員はボーナスをもらわないときちっとケジメをつける必要がある。
 国会議員、公務員の特権をなくすことにより国民も政治に行政に理解や信頼をもってくれるものと思うのだが。いろんな場面でこのことを発信していく。
 9時3分東京駅発で静岡下田に行き、老人福祉施設のお祭りに顔を出し挨拶。理事長さんが北海道出身の縁で懇意にしているのだが秋晴れのもと、お年寄りの笑顔にホッとさせられる。
 「長生きは良いことだ」と言わしめる社会にしなくてはならない。
 静岡に出て参議院議員補欠選挙で民主党公認の土田ひろかずさんの応援をする。鳩山政権になって初めての国政選挙であり、なんとしても勝利しなくてはならない。

2009年10月17日(土)

鈴 木 宗 男

 昨日、中川昭一さんの地元帯広でのお別れ会に出席したが、私の処に多くの人から「中川さんの死を惜しむのはよく分かるが、この様な結果になって、後援者、有権者に対し、誰からもお詫びと説明がない。ただ同情的な話や称賛の声だけで良いのか。本人の体調が悪いのなら、近くにいた人はどう対応していたのか。『気がついたら亡くなっていました』ではなく、もう少し親切な説明があっても良いのではないか」という声が寄せられる。
 私もなるほどと思いながら、「そう言われればその通り」と受け止める。
 政治家は後援者、支持者があって立場を得られるのである。後援者、有権者に対して説明責任があるのは当然である。「ただ『かわいそう』で済む話ではない」という指摘もあり、私自身、厳粛に受け止めなくてはと考える次第である。
 「首相元公設秘書を聴取 東京地検 虚偽記載問題めぐり」といった見出し記事が報道されている。
 なぜ公に、表に出るのだろう。「元秘書はじめ関係者が話すわけがない。そうすると、検察側のリークかとなってくる」と、事情通が言ってくる。
 こうした意図的、恣意的なリークはやめるべきだ。間違った一方的な話が一人歩きしてしまう。私自身、8年前にそれを経験している。
 こうした権力側の暴走、国策捜査は、私でやめてほしい。一日も早く取調の可視化を実現、実施して、冤罪をなくす方向に持って行くべきである。立法府の果たす役割を肝に銘じながら、取り組んで行きたい。
 前原国交相が16日の記者会見で、北海道新幹線の札幌―長万部などの整備新幹線の未着工3区間について「全くの白紙」と明言している。
 私は、これは一つの考えであると思う。北海道の新幹線は、函館までは青函トンネルも活用し、一日も早く完成させるべきだが、函館から先は新幹線より北海道縦貫道、横断道高速道路の整備を最優先にした方が、人・物の流れ、地域活性化に役立つと考える。
 ここはじっくりきちんと議論をして、詰めていけば良い話である。何でも新幹線ありきで進める話ではない。一極集中では北海道はやっていけない。幅広く色んな声に耳を傾けるべきである。
 朝の便で千歳から上京し、13時から円より子参議院議員の関係団体で講演。約1時間15分、外務省の体質、税の無駄遣いはじめ、北方領土問題の解決、生きる価値等につき、私の思いの丈を述べさせて戴く。
 熱心な、しかも全国から駆けつけたメンバーの皆さんに、心から敬意を表したい。気持ちの良い会であった。
 夜は政治学者、外交評論家関係者と懇談会をし、意見交換をする。

2009年10月16日(金)

鈴 木 宗 男

 鳩山政権になって初となる来年度予算の概算要求を取りまとめたが、要求額は過去最大の90兆円を超えると言われる。一方で、2009年度補正予算の削減は3兆円の目標に達したとのことである。
 無駄な予算を切ることには大いに賛成であるし、支持する。しかし、将来に向けての必要な予算措置はきちんとしなければならない。特に教育、治安、外交、安全保障等、国家の基本に関するものは尚更である。年末にかけてどう査定していくのか見守りたい。
 くれぐれも“民主党不況”と言われないよう、しっかりとした予算を作らなくてはならない。
 臨時国会の召集日が26日に決まった。いよいよ国会論戦が始まるが、国民は高い関心を持って鳩山内閣の各閣僚の答弁を待っていることだろう。「ビロード革命」の旗振り役の生の声を、国民は待っている。
 鳩山内閣がスタートして一か月、世論支持は高く堅調だが、国会での答弁で真価が問われる。緊張感を持って臨んで欲しいものである。
 11時から帯広市で故中川昭一さんのお別れ会。地元の皆さんに最後のお別れである。
 今日も、東京での告別式でも、ゆかりの人が弔辞、お別れの辞を述べている。また、メディアも好意的に取り上げている場面が多い。
 中川昭一さんの遺影を見ながら、ちょっとはにかんだ感じで天国から「国会議員も評論家も、メディア関係者の皆さんも、今私に美辞(びじ)麗句(れいく)を並べて褒めてくれるなら、2月のもうろう会見の時に言って欲しかった」とつくづく思っているのではないかと考える。世の中、手のひらを返した様な態度の変化に、中川昭一さんが一番ショック、ダメージを受け、その結果の不幸な最期ではなかったかと思う時、「亡くなってから褒めてもらってもどうにもならないよ」といった中川昭一さんの声が、再度聞こえてきそうである。世の無常、人生のはかなさをつくづく感じながら、心からのご冥福をお祈りし、お別れする。
 13時34分帯広駅発で札幌に向かい、17時、18時40分、19時から3ヶ所会合をこなす。北海道は秋の気配が深まり、四季の移ろいを感じる今日この頃である。

2009年10月15日(木)

鈴 木 宗 男

 産経新聞1面に、「『竹島』『日本海』『独島』『東海』 表記変更1000件超す 海外文献など韓国政府が要求」という記事がある。国家主権が侵されている竹島だ。外務省はどんな交渉をしているのか見えてこない。
 韓国とは一衣帯水と言いながら、話し合いがなされないのはおかしいのではないか。国益に叶う外務官僚の対応を強く希望する。
 日本経済新聞朝刊39面に、「最高検が11件検証 口頭陳述内容不十分な例も 量刑過去例使用控えて」という見出しで、「今年8月から全国で実施された裁判員裁判での検察側の立証が適切かどうかについて、最高検がまとめた検証結果が14日、分かった。『分かりやすさ』を優先するあまり、冒頭陳述の内容が不十分な例があったとしたほか、論告で量刑のデータの使用を控えるよう促すなど改善策を提示した。裁判員裁判が秋以降、本格化するのを見据え、公判に立ち会う現場の検事に注意喚起し、審理の充実との両立を目指す狙いだ。」という記事がある。
 裁判員裁判になったからと言って、当たり前のことを改めて指導するのは、今までのやり方に問題があるということなのではないか。
 私の場合でも、正直に真実を話すと「反省の情皆無」と、検察は量刑の際、必ず言ってくる。公判廷で言っている真実が自分達のストーリー、シナリオに合っていないと、検察は頭から否定する。
 人質司法と良く言われるが、一般の人なら精神的に持たない。今日の記事を読みながら、やはり全面可視化を実現し、冤罪をなくさねばならないと感じる。参考人、証人、被疑者の取り調べ可視化に向け、私は頑張っていく。
 今朝のTBSみのもんたさんの「朝ズバッ」で、国会議員の特権が税の無駄遣いだと指摘されている。特に、1か月100万円の文書通信交通滞在費は第二の給料と言われ、領収書は要らず、届出の必要もない、渡しきりのお金である。国民の税金である100万円の明細を国民に明らかにする責任が、国会議員にはあると思う。
 予算で無駄をなくす前に、国会議員自ら無駄をなくすことが、政権交代した一番のわかりやすい説明ではないか。
 また、8月に当選してわずか2日の議員日数で、一か月分の給料がもらえるというのも、国会議員の特権の典型的なものであり、廃止すべきである。
 私はこれらの件を廃止すべきであると質問主意書を提出したが、全く自浄能力を示そうとする動き、決断がなかった。新政権主導で、国民の声にお互い応えていこうではないか。
 14時25分羽田発で旭川へ。市内挨拶回りをして、18時半から松山千春さんのコンサートに足を運ぶ。13日の夜は函館でのコンサートだったが、鳩山首相との日程が入っており伺えなかったので、今夜の旭川は函館の分もあわせた思いで、松山さんの素晴らしい歌と心に染みるトークに聴き入った。
 今回も変わらざる千春のトーク、歌に、心揺さぶられる思いである。「心友」の存在に、感謝と感激で一杯だ。

2009年10月14日(水)

鈴 木 宗 男

 昨日鳩山首相と会った時の話について、今日もマスコミ関係者から、北方領土問題、普天間基地移設のことについて色々聞かれる。話の中身について触れるわけにはいかないが、とにかく鳩山首相は北方領土問題解決に並々ならぬ思いがある。普天間基地移設についても、沖縄の痛み、負担をとても心配されているということである。
 2つとも重要な外交交渉案件であり、日本の考えだけで済むものではない。英知を結集し、未来志向でやっていくしかない。その環境作りに少しでも協力して参りたい。
 今日も環境省、文部科学省の政策会議があり、予算の説明を受ける。
 正午から2回目の国対と常任委員長、特別委員長との臨時国会に向けての打ち合わせ。14時から各委員会の顔合わせをする。
 民主党の議員は勉強熱心で意欲的だ。良い刺激になる。
 一回生議員からも発破がかかり、うかうかおちおちしていられない。私も初心に帰って、責任を果たして参りたい。
 米国のジョン・ルース駐日大使が13日の読売新聞の会見で述べたことについて、「鳩山首相が今月10日の日中韓首脳会談で『(日本が)今まで米国に依存しすぎていた』と発言したことについては、『(日米関係についての)適切な表現ではない』と不快感を示した。一方で、『首相が「対等な関係」であると発言しているのは正しい』とも述べた。」と書かれている(読売新聞1面)。
 平場で日本の首相の発言を批判することに、私は逆に不快感を持つ。一方で「対等な関係」と言いながら、もう一方では見下した様な言い方である。読者の皆さんはどう受け止めるだろうか。
 私は鳩山首相の発言を支持していく。

2009年10月13日(火)

鈴 木 宗 男

 朝8時から国土交通省、9時15分総務省、9時半厚生労働省、11時外務省、16時財務省の政策会議がそれぞれ開かれる。補正予算の見直し、来年度予算の概算要求についての説明である。
 私も8時の国交省の会議に出席し、ダム、道路等の工事について、最初から「廃止ありき」ではなく、地元の声を十分聞いて対応するよう意見を言う。前原大臣はすぐ退席されたので、副大臣、大臣政務官から大臣に伝わることだろう。
 外務省の会議でも、「在外勤務手当等、税の無駄遣いの廃止を国民の目に見えるよう、即実施することが国民の理解、支持を得る。直ちに資料を出し、検討戴きたい」と話す。
 私は国民の目線で主張していく。必ず結果を出して行きたい。
 14時45分、鳩山首相を訪ね、北方領土問題、普天間基地の移設、税の無駄遣い、政治の動き等、約50分、幅広く話させて戴いた。鳩山首相も十分耳を傾けて下さり、秘書官にも指示していた。
 具体的な話のやり取りについては控えさせて戴くが、泰然自若(たいぜんじじゃく)とした鳩山首相の姿にホッとしながら、言葉の端々に国家国民を心配する、日本のトップリーダーとしての心構えが出来ていると感じた。
 18時から総理公邸で、鳩山首相による常任委員長、特別委員長、審査会長、国対委員長との懇談会に出席。臨時国会に向けての顔合わせの色彩が強かったが、皆それなりに責任を持って分を果たして行く意欲が表れていた。
 鳩山首相の気配り、言葉遣いがとても印象に残った。今日は2回も総理とゆっくり話をする機会があり、充実した一日だった。
 18時30分から函館で松山千春さんのコンサートが行われているが、この日程が入っていたため行くことが出来なかった。お伺いできないことを電話でおわび申し上げた次第である。

2009年10月12日(月)

鈴 木 宗 男

 岡田外相がアフガニスタンを訪問し、カルザイ大統領と会談して、アフガニスタンの民政安定のため日本として協力することを表明している。
 岡田外相は「アフガン復興支援は重要なテーマで、今日は自分の目でアフガニスタンの現状を見たいと思った」と述べているが、わかりやすい話である。岡田外相のやる気も伝わってくる。こうした目に見えた動きこそ外交にとって大きな意味をなす。
 先の大統領選挙で、国際社会から選挙に不正があったとか色々な見方がされているカルザイ大統領だが、アフガニスタンの安定は地政学的にも極めて大事である。中央アジアにおいて日本の役割を果たす上でも、岡田外相の今回の電撃訪問を高く評価したい。
 広島、長崎両市長が昨日、2020年夏季オリンピック大会の招致を表明した。オリンピックが広島、長崎で行われるとしたなら、まさに「平和の祭典」である。
 様々なハードルをどう乗り越えていくのか。両市長の果敢にチャレンジする姿勢を評価しながら、今後の動きを見守りたい。
 朝日新聞が八ッ場(やんば)ダムにつき、水没予定5地区の住民にアンケートを取ったところ、215人から回答があり、建設中止に「反対」と、7割弱の人が答えている。「どちらでもない」が2割強、賛成は1割弱となっている。「前原大臣と会って話をしたい」と、4割もの人が回答している(朝日新聞1面)。
 このデータからして、前原大臣も地元、地域住民とよく話し合う必要があるのではないか。議論に議論を重ね、そこで得た結論に責任を持つのが民主主義の手続きである。最初から「中止ありき」ではなく、何よりも話し合うことが今、急務ではないか。
 三連休、読者の皆さんはどの様に過ごされただろうか。私は北海道、鳥取、東京と休む間もなかったが、政治家は国民の公僕である。少しでも人様のために汗をかいていく、これが私の生き方である。動けるうちは動くことにしたい。

2009年10月11日(日)

鈴 木 宗 男

 鳩山首相は10日の日中韓首脳会談の冒頭「東アジア共同体」構想に関連し「今までややもすると米国に依存しすぎていた日本だった。日米同盟は重要だと考えながら一方でアジアをもっと重視する政策を作り上げたい」と述べ“親アジア”を強調した。さらに首相は同日夜、胡錦濤国家主席との会食で「新内閣は歴史を(かがみ)として未来に向かう」と言及。(読売新聞2面)と報じられている。
 小泉、安倍、福田、麻生政権は過度な対米追従外交であった。米国に軸足を置きすぎ新自由主義、ネオコン、市場原理主義、全てアメリカ型が「善」という流れだった。その結果、格差が拡がり、勝ち組負け組、努力しても復活できない世の中、社会になってしまった。国民はこの流れに明確に「NO」と言い政権交代となったのである。
 又、歴史認識においても「歴史を(かがみ)」としてと発言した意味は大きい。事実は事実として認め、未来志向で信頼関係を築く事である。中国にしろ、韓国にしろ今の指導者を含めその身内の中には日本人から辛い経験をした人達がいる事を忘れてはいけない。
 鳩山首相の自然体での発言が新しい時代をつくることになると信じてやまない。
 足利事件で再審が決まっている菅家利和さんと弁護人の佐藤博史弁護士は 昨日開かれた「死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90」の会合で検察側が開示した録音テープのやりとりを報告した中で菅家さんは「担当検事を許せない」と話している。検察の密室での取調べがどんなものか、菅家さんの事件が物語っている。
 冤罪(えんざい)をなくす上でも、参考人、証人、被疑者含めて全面可視化するしかない。先日も触れたが、栃木の検事正がお詫びしても菅家さんの貴重な尊い17年半の人生は戻ってこないのである。検察は正義の味方と私も思ってきたが、私自身が国策捜査にあい、検察のストーリー、シナリオ通りに、参考人、証人は何の抵抗もできず一方的に調書が作られ、これが裁判所の判決に大きな影響力を持つ。
 事実でないこと、真実でないことが調書となり、公判で証人が調書と違う事実を述べても、裁判官は調書が信憑性(しんぴょうせい)が高いと判決で言ってくる。全く事実と違う判断で判決が言い渡されるのである。
 読者の皆さんも狙われたら、明日も我が身だという考えを持っていただきたい。真にフェアーな社会を作る為に私は闘っていく。冤罪(えんざい)や権力に()められ、打ちひしがれた人の為にも私は頑張らなければいけないと誓う。国民皆さんも是非とも全面可視化に関心を持っていただきたい。
 午前中、北海道で仕事をし、千歳から羽田経由で鳥取に飛び、19時、鳥取後援会会合。一年ぶりに懐かしい皆さんにお会いし嬉しい限りである。あらためて人間関係、ご縁に感謝したい。人生出会いである。

2009年10月10日(土)

鈴 木 宗 男

 アメリカのオバマ大統領にノーベル平和賞が授与される。
 なぜオバマ大統領か。核兵器のない世界の実現に向けたプラハ演説はじめその言動が高く評価されたものだが、やはり魂の叫び、信念を持った声が、多くの人を揺さぶったのである。
 初の黒人大統領としてその存在感は極めて大きく、世界のトップリーダーとして、その一挙手一投足に益々注目があつまることだろう。
 オバマ大統領と鳩山我が日本国首相とがしっかりとジョイントして、被爆された広島、長崎を教訓に、世界平和の実現に向け、一層の努力をすることを期待したい。
 明るく大きな話からレベルの低い話になるが、北海道の高橋はるみ知事が9日の記者会見で、「来年の参院選など、これからの対応については慎重に検討する」と述べたと報道されている(北海道新聞4面)。その前の会見では、「(知事選で推薦を受けた自公両党への)恩返しは、政治の世界では当然許される」と開き直っていたが、少し修正された感じである。
 だが私からすれば、(いさぎよ)さがないと言いたい。「道民党と言いながら、ツーショットポスターはじめ、何十回も特定の政党候補者の応援に入ったことは行き過ぎでした。今後改めます」と言えば済むことである。官僚出身の自己保身、言い逃れが見え見えである。
 お詫びし、謝ることは何も恥ずかしいことではない。言い逃れやすり替え、ごまかしをすることが恥ずかしい行為なのである。
 総じて今、政治家に(いさぎよ)さがないと言われている。特に、せめて北海道のトップリーダーは、しっかりと自身の言葉に責任を持ってもらいたい。
 6時40分発で函館に飛び、10時半から渡島管内八雲町で道央自動車道落部IC―八雲IC間の開通記念祝賀会に出席する。札幌と函館が未だ高速道路でつながっていないこと自体、問題である。
 こうした開通式典でいつも思のが、“官・優先”の式典であるということだ。知事、役所関係者の挨拶が必ず最初にある。本人が来ておらず、代理出席であるにもかかわらずだ。地権者のお陰、国民の税金のお陰でできあがっていることを忘れてはいけない。
 官僚政治の最たるやり方に、私は毅然と「ノー!」と言っていく。予算時期を控え、地元軽視の、住民不在の行政には、メリハリをつけて行くべきであると考える。しっかり対応して参りたい。
 15時半から渡島・檜山管内選挙報告会と大地塾10月例会を函館で行う。来年の参議院選挙に向けて、今から活動していくことで了承を得る。
 かつて北の玄関口として、また、北洋漁業の基地として栄えた函館市だが、その面影はない。どんな知恵を出し、どんなビジョンを打ち立て、函館を再生していくのか。私も出来る限りの応援を約束するものである。

2009年10月9日(金)

鈴 木 宗 男

 11時から中川昭一さんの告別式。多くの人が最期のお別れに駆けつけていた。
 期待や夢、希望を与えた人、後援者に、中川さんはどんな呼びかけをしているのかと私なりに色々なことを思い浮かべながら、弔問に足を運んでくれた皆さんにありがたく思う。
 新聞、テレビで中川さんを称賛し、讃える記事、報道が見受けられるが、ご本人は「亡くなってから言うのではなく、生きている時に言って欲しかった」という思いでいるのではないか。あのもうろう会見の時、よってたかっての批判報道ではなかったか。何ともしっくりこないと受け止めるのは、私だけではないだろう。
 奥様がりんとして、喪主としてのお礼のご挨拶をしていた。ご長女は帯広の小学校を卒業されており、私の娘の二年先輩であり、娘とは色々な出会いがあった。高校生のご長男も、どんなにか辛く、寂しいことだろう。
 世の無常、運命、宿命を考えながら、政治の世界はやはり厳しいものだとつくづく感じるものである。心から、心からご冥福をお祈りさせて戴く。
 17時半から裁判所記者クラブで、私の弁護団が記者会見を開く。私の裁判に関連し、伴次雄元林野庁長官を平成19年4月24日に偽証罪で告発したのだが、検察は受け付けず、平成20年6月30日、伴氏を不起訴にした。証拠上明らかにおかしいので、検察審査会の審査を申し立てた。検察は自分達の証人である伴次雄氏をかばっていると受け止める。
 本年5月から裁判員制度がスタートした。それと同時に、5月21日以降、検察審査会で2回「起訴相当」という議決が出た時は、公訴が提起され、裁判が開かれることになった。
 市民の公平、公正な判断にゆだね、真実を明らかにしたい。
 私の弁護士は弘中惇一郎先生、もう一人は足利事件で菅家利和さんを弁護している佐藤博史先生である。この二人の弁護人に全幅の信頼を置いて、私は私の主張をしていく。
 国策捜査で作られたやまりん事件、島田事件、偽証、政治資金規正法違反事件である。正直者がバカを見ない社会にするためにも、冤罪で、また権力の暴走で人生挫折、失望した人に勇気を与えるためにも、私は闘っていく。

2009年10月8日(木)

鈴 木 宗 男

 14時半から小沢一郎幹事長と面会。来年の参議院選挙、国会における官僚、特に内閣法制局長官による答弁禁止に伴う国会法改正、北方領土に対する認識等、忌憚(きたん)なく話をすることができた。
 来年の参議院選挙については、勝つためにはどうしたらよいか、この一点に絞り、民主、大地お互い協力していくことで一致する。具体的な話もさせて戴き、共通認識が持てて良かった。
 国会法改正については、できれば臨時国会で、そして通常国会で実施していきたいとの考えであった。北方領土問題についても、小沢幹事長は現実的解決に向けて努力していくしかないとの認識であり、私も同感である。
 政治の動きについても貴重なお話を伺うことができた。
 大与党の幹事長になり、その存在感は圧倒的である。平成3年、自民党の幹事長をしていた頃より、数段重みを増した小沢幹事長である。国会が始まると更に更にウエートが増していくことだろう。
 夜は中川昭一さんのお通夜に伺う。いかに時が過ぎようと、やはりあまりにも早すぎる旅立ちに、世の無常を恨むのみである。
 心からのお参りをしながら、天国の中川一郎先生が何と言って昭一さんを迎えるのか、色々考えると胸が痛む。
 ただただ安らかなるご冥福をお祈りする次第である。

2009年10月7日(水)

鈴 木 宗 男

 昨日は第一回農林水産省政策会議が、今日は11時、14時と外務省政策会議が行われる。
 それぞれ当面の課題、予算について役所側の説明を受け、質疑応答するという形であったが、民主党の新人議員さんは積極的に質問をし、鋭い指摘もあり、なかなかのものである。
 選挙から一か月が経ったが、この間、民主党の一回生議員で、失言や世間から批判される言動をした人はいない。
 4年前、“小泉チルドレン”と言われた人の中から、「料亭に行ける」「グリーン車に乗れる」と、国民の不評を買った発言が相次いだことを考えると、雲泥の差である。
 小沢幹事長、山岡国対委員長はじめ幹部がそれぞれの立場でしっかりと指導、教育していることと、何よりも本人達に自覚があることが窺い知れる。頼もしく思いながら、将来に期待したいと思う。
 16時半から早稲田大学大学院公共経営研究科「トップセミナー」で講演。田勢康弘教授からの依頼で年1回、今年で3回目である。
 鳩山政権への期待、中川昭一さんの死、人生の生き方等、私の想いを伝える。あっという間の一時間半だった。
 今年に入り、今回で30ヶ所目の講演だが、年内まだ6ヶ所入っている。月3回講演し、私の考えを発信できることはありがたい限りである。
 政治家として自分の考え、意見はしっかり述べていく。あわせて、人としての心構え、鈴木宗男の生き方もきちんと述べていきたい。

2009年10月6日(火)

鈴 木 宗 男

 一日議員会館でお客さん、陳情団、マスコミ対応をする。
 中川昭一さんが亡くなり、その関係で週刊誌4誌から取材を受ける。未だ亡くなったことがピンとこない。早い機会に激励しておけば良かった、声をかけておけば良かったと思うが、今となってはどうにもならないことである。
 様々な見方をメディアの人は聞いてくる。また、昭和58年1月9日、中川一郎先生のことにも触れてくる。今となっては心からのご冥福を祈るのみである。
 昭和58年、中川一郎先生が亡くなった時も、連日「自殺の原因は鈴木宗男」と言われ、私も気が滅入(めい)ったことがある。あの時、飛行機に乗ったら「このまま落ちてもらった方が楽だ」と思い詰めたこともある。
 8年前のメディアバッシングでも、事実でないことでギワク、ギワクと言われ、「死んだ方がマシだ」と考えたことがある。あの時家内は私を絶対一人にさせなかった。家内が私につけない時は秘書をしている息子を、息子がつけない時は秘書をと、24時間体制で張り付いていた。
 今振り返る時、家族、仲間の気の遣い方で私は生き延びることができたと思っている。家族に秘書スタッフに、そしてかけがえのない後援者に心から感謝するものである。生かされている巡り合わせに手を合わせるものである。
 それにしても、人生とは(はかな)いものだ。中川昭一さんご自身が一番無念だったことだろう。
 今年2月、ローマでの記者会見の様子が何回もテレビで流され、ご本人はどんなにか辛かったことか。更にそのことが選挙にも大きく影響してしまった。
 私がいつも言うように、人生は自分の計算通り行かない。挫折や失望はついて回るものだ。それをまた乗り越えて、人生があるものだという思いで私は生きてきた。中川昭一さんにも、その思いはあったことだろう。
 中川昭一さんのご冥福を心から念じてやまない。

2009年10月5日(月)

鈴 木 宗 男

 中川昭一さんが亡くなり一日が経ったが、未だ信じられない思いだ。
 56歳、あまりにも早すぎる永遠(とわ)の旅立ちである。天国の中川一郎先生が一番びっくりしていることだろう。どんな言葉で昭一さんを迎えるのか。何とも胸の痛むことである。
 14時35分の千歳発で上京し、羽田からまっすぐ中川昭一さんの弔問に伺う。眠るようなお顔で、亡くなったことが信じられない。奥様、ご長女、ご長男が気丈にご挨拶をされていた。
 奥様から「お参り戴き、ありがとうございます」と声をかけられ、ただただ悲しみが増してきた。心からのご冥福をお祈りする。
 やはり残念でならないのは、こんなにも早くお別れすることになるのなら、一度ゆっくり忌憚(きたん)のない、胸襟(きょうきん)を開いての話をしておきたかったと思う。もう叶わぬことではあるが、何とも言えぬ世の無常を感じながら、手を合わせた次第である。
 足利事件で冤罪となった菅家利和さんに、宇都宮地検の幕田英雄検事正が「検察を代表しておわび申し上げます」と謝罪した。本来検事正ではなく、検察の最高ポストにいる検事総長が菅家さんに心からのお詫びをすべきではないのか。
 17年半も無実の罪で刑務所に入れた責任を誰がどう取るのかはっきりしない。検察、警察の(いさぎよ)さ、人間としての心を示してもらいたい。読者の皆さん、国民の皆さんも是非とも考えてほしい。
 検察、権力側は、狙えば何でもできるしくみになっている。検察、権力側が暴走すると恐ろしいことになる。
 私の時も検察は、自分達の裏金問題を明らかにしようとした大阪地検の三井環さんを逮捕した。国民の目から検察の不祥事を反らすために、ムネオハウスの疑惑で私の秘書を逮捕した。そして私を狙った。しかし私はそれに何もタッチしていなかったので、その件では逮捕できなかった。
 それでも外務省のリーク、検察のリークで、北方領土における三井物産のディーゼル発電事業、またはアフリカODA、ケニアのソンドゥ・ミリウダム工事等、何でも鈴木と言われた。
 私は今、これらの件で裁判はしていない。検察は「鈴木は悪いやつだ」というイメージをつくり、自分達が動きやすい方向に世論を作っていった。やまりん事件、島田事件について、何も私はやましいことはしていない。
 国会でも偽証はしていない。政治資金規正法も、私が虚偽記載をしろと指示したこともない。
 権力がその気になれば事件は作られる。私自身がそのことを経験している。善良な一般市民の中で、権力によって挫折や失望を味わった人は多い。
 私は真に公正、公平な社会をつくるため、闘っていく。ごまかしやウソでつくられた意図的、恣意的な事件に対し、堂々と私は私の主張をしていく。
 今日の宇都宮地検の幕田検事正の姿を見ながら、決意を新たにするものである。

2009年10月4日(日)

鈴 木 宗 男

 報道関係者から9時50分過ぎ、中川昭一さんが亡くなったらしいという連絡を受け、直ぐ別の報道関係者から亡くなったと伝えられる。
 10時過ぎるとテレビ、新聞等、マスコミ関係者から取材要請があり11時過ぎ札幌事務所でインタビューを受ける。
 「ただただ驚き、びっくりで言葉もない。何という事か。私と中川さんについては、昭和58年の最初の選挙で骨肉の争いとか、確執とか言われたが中川一郎先生は世襲反対論者だったが息子さんが出る以上、息子さんの事を心配されたであろうし又、私の事も心にかけてくれたと思う。だから私は二人当選することが天国の中川一郎先生に報いる事だと思いながら戦った。その証拠に中川一郎先生の弟さんが後援会長もして下さり、ご兄弟も応援してくれた。中川一郎先生の議員会館にいた秘書仲間も全員私の元に駆け参じてくれた。お陰様で2人共当選出来て私は何よりだったと思った。私は中川昭一さんに対しては堪えずお仕えした人の息子さんという思いで接してきた。その最大の(あかし)、出来事は平成7年中選挙区制から小選挙区制になった時、中川昭一さんは十勝、今の11選挙区を希望した。私も十勝生まれ、十勝育ち、ましてや先祖の墓もある生粋(きっすい)の十勝っ子である。中川さんは東京生まれの東京育ちだ。私にもこだわりがあったが釧路根室管内に国替えをし中川さんに譲ったものだった。
 あの時、コスタリカ方式で残ることも出来たが私にはやはり、お仕えした人の息子さんの強い意向というものを尊重しなくてはという思いにかられた。いつも私はその事を胸に刻みながら接してきました。こんなにも早くお別れするのなら一度ゆっくりいろんな話をしたかったと叶わぬ事とはいえ今、とっても残念でなりません」と話させて頂く。
 中川昭一さんのご冥福を心から祈るのみである。
 人生何があるかわからない。失望や挫折はついてまわる。自分の計算通りにはいかない。私自身十分経験し天国と地獄をみてきた。しかし私は正直に、信念を持って生きてきた。これからも生きていく。
 改めて政治の世界が厳しいものだと実感する。
 私には松山千春さんはじめ変わらざる後援者、秘書スタッフ、何よりも家内はじめ家族の支えに心から感謝するものである。今、生かされている事に感謝しながら与えられた環境で精一杯生きていく。
 「生きる事が辛いとか 苦しいだとかいう前に 野に育つ花ならば 力の限り生きてやれ」
 松山千春さんの名曲「大空と大地の中で」のフレーズを頭に刻みながら私は生きていく。

2009年10月3日(土)

鈴 木 宗 男

 2016年東京オリンピック開催の決定を期待して、昨夜23時半から東京都庁に陣取って声援を送っていたが、コペンハーゲンまで届かなかった。夕方のプレゼンテーションも上々と思っていたのだが…。
 第一回の投票でシカゴが脱落。一番の強敵と言われていたので「いける!」と思ったのは私一人ではなかっただろう。
 「南米に初のオリンピックを」のブラジルの訴えが功を奏した訳だが、国民挙げての「オリンピックをブラジル・リオデジャネイロに」の声も大きな評価につながったのではないか。
 先の都議会議員選挙でも、東京オリンピック招致に対して東京都民の声はどうであったかについても考えなければならない。いずれにせよ、「日本にオリンピックを」の声を消してはいけない。
 私は札幌に夏のオリンピックを誘致したいと思う。冬のオリンピックは既に開催している。同じ都市で夏もできるのは札幌しかない。夏冬開催した都市は、未だないのである。夢に向かって動き出してほしいものだ。何事も諦めないことである。
 10時半から拓大学友会創立100周年記念式典に出席。ブラジルはじめ海外の支部からも多くの学友が参加されており、久しぶりにお目にかかるお顔に感激する。
 13時代々木公園で行われている北海道フェアに顔を出す。道内各市町村の特産品が販売されており、雨模様にもかかわらず、大勢の人が列をなしていた。
 16時横浜で「大地のジョイントパフォーマンス アイヌ・レブルズ」を激励。ここでもアイヌ文化が息づいていることを感じる。昨年6月6日の先住民族の認定は、やはり大きな意味のある出来事だった。アイヌ新法の制定、アイヌ民族の権利確立に向けて、更に努力していきたい。
 17時半、神奈川県座間市での松山千春さんの秋のコンサート初日に駆けつけ、千春さんを激励する。
 電話ではしょっちょうやり取りしているが、久しぶりに本人の元気な姿を見て安心する。14年ぶりとなる座間でのコンサートに、多くのファンが感激していた。

2009年10月2日(金)

鈴 木 宗 男

 平成20年の政治資金収支報告書が公表されてから、政権側への資金提供、支持団体について色々な指摘がある。特に鳩山首相が、お母さんが所有している建物を借りている賃料が相場よりも安いというものがある。
 利害関係がある人から借り、それが特別安いというのならクレームを付けられても仕方ないが、親子、しかも15年前からの契約が継続されていることが、ことさら目くじらを立てられる話ではないと思うのだが。昨年までは良くて、総理になったらケシカランというのは筋が通らないのではないか。
 商行為として、住宅ローンでも30年、35年の固定金利で契約している例もある。親子で20年、30年の契約をするのは、信用、信頼関係の上でもあり得るのではないか。
 親子の絆が問われている今日、子を思う親心が生かされることもあっていいのではと思うのだが、読者の皆さんはどう受け止めるだろうか。正しい認識、判断ができるよう、国民に情報提供するメディアは、あくまで公平、公正の上で報道する義務があるのではないか。
 私自身、8年前にメディアバッシングに遭い、「ムネオハウス」、「北方支援の三井物産ディーゼル発電」、「アフリカODAのケニアソンドゥ・ミリウダム」等の問題で、ギワク、ギワクと叩かれ、国会でも取り上げられたが、それらで事件になったり、裁判しているものはない。しかし国民の中には、今でもこの誤った報道を鵜呑みにしている人もいる。
 公共性の高いマスメディアにおかれては、どうかどうか、真実、事実を国民に知らせて戴きたいと心からお願いしたい。
 7時50分発で帯広に向かい、10時から十勝管内豊頃町で後援者の告別式に参列。
 12時から十勝毎日新聞創刊90周年記念式典に出席し、13時半帯広空港発で上京。議員会館に入り、お客さん応対。
 23時半、東京都庁に向い、2016年東京オリンピック・パラリンピック開催地決定を迎える会に行く予定である。
 東京にオリンピックが再び来ることを祈りながら、時間を待つことにする。

2009年10月1日(木)

鈴 木 宗 男

 昨日総務省は、平成20年の政治資金報告書を公表し、今日の新聞、テレビが早速取り上げている。
 昨年までは政権党・自民党の政治家のお金集めをチェックしていたが、政権交代し、立場が変わると、民主党幹部・閣僚の資金収入について、「労働組合に依存し、団体献金に偏っている」と、メディアもすっかり軸足を変えた物言いである。
 昔から政治資金については、自民党は経団連、企業団体に依存し、民主党は多くの代議士が組合にお願いしてきたことは、マスコミはじめ周知の事実である。何も特別変わった仕組みになった訳ではないのに、大きな変化があった様に報道されている。国民は冷静にチェックし、見守ってほしいものである。権力の立場が変わると穿(うが)った見方をする向きもあるが、公平、公正に判断することが一番である。
 私は一人政党なので、政党助成金も、企業・団体献金も受け取る資格がない。心ある人たちの個人献金と、東京と札幌での政治資金パーティーによる収入で政治活動をしている。まさに心のこもった浄財を戴いているのである。変わらざる物心両面でご支持下さる皆さんに、心から感謝したい。
 政治資金発表の際、様々な話題が出てくるが、お陰様で私は個人献金で支えられている。政治資金に関しては、私は国民の税金を使う政党助成金の廃止、企業・団体献金の廃止を訴えていく。
 企業献金は、全くの善意、無私の気持ちでなされた時、株主から「何の見返りもなく会社のお金を使うのは背任行為だ」と訴えられた場合、役員の皆さんはどうなるか。また、役員が「なにがしかの便宜を期待して政治資金を出しました」と言ったら、これは贈収賄だと言われてしまう。どっちに転んでも良い話ではない。だからやめた方が良いのである。団体献金ももちろんである。
 個人の善意、思いで政治に参加し、政治家を育ててもらう仕組み、環境にもっていくのが望ましいと考えている。この点、マスコミ、読者の皆さんも、是非とも御理解、御協力を戴きたいものである。
 14時25分羽田発で小松に飛び、17時半から福井後援会選挙打ち上げ式。福井県の鈴木宗男後援会は1、2、3区それぞれの地区で民主党の当選に向け、頑張った。心から後援会の皆さんに感謝し、お礼申し上げる。
 全国に心ある支持者がいることを誇りに思いながら、この人間関係の重さが鈴木宗男の今日(こんにち)につながっているご縁、巡り合わせに感謝してやまない。
 質問主意書の答弁が22件返ってきたが、その内容はほとんどが「御指摘の諸点については、新内閣の下でこれまでの経緯等を確認しているところであり、その結果も踏まえ適切に対処してまいりたい。」というものであり、これは中間的な答弁書と受け止める。新政権になって日も浅く、検討の時間を与えるということで、私も平野官房長官と電話で話をしている。
 当座の答弁としては理解するが、臨時国会がスタートすれば、私の質問に対し、明確でわかりやすい答弁をきちんと戴きたいと考えている。


本日受領した政府答弁書22件
bP 第171回国会及び第172回国会における質問主意書に対する政府の対応に関する質問主意書
bQ 1960年の日米安全保障条約改定に際したいわゆる「核持ち込み密約」についての政府の認識等に関する質問主意書
bR 1972年の沖縄返還に係る日米密約についての政府の認識等に関する質問主意書
bS 外務省が作成したいわゆる「国会議員への対応マニュアル」に関する質問主意書
bT 外務省が保管しているワインに関する質問主意書
bU 外務省在外職員に支給される住居手当に関する質問主意書
bV 外務省における健康管理休暇制度に関する質問主意書
bW 外務省在外職員に支給される配偶者手当に関する質問主意書
bX 外務省在外職員に支給される子女教育手当に関する質問主意書
bP0 外務省在外職員に支給される在勤基本手当に関する質問主意書
bP1 1999年にキルギスで発生した日本人誘拐事件に関する質問主意書
bP2 かつて在モスクワ日本国大使館に存在していたとされる裏金組織「ルーブル委員会」に関する質問主意書
bP3 外務省による同行記者団に対する白紙領収書の供与に関する質問主意書
bP4 外務職員が公務出張に際して取得したマイレージの同省における取り扱い等に関する質問主意書
bP5 外務省所管の各種法人に関する質問主意書
bP6 外務省の在外公館派遣員制度の是非等に関する質問主意書
bP7 第三十一吉進丸の船体返還に向けた外務省の取り組み等に関する質問主意書
bP8 外務省の報償費に関する質問主意書
bP9 外務省における飲酒対人交通事故や暴力事件を起こした人物の幹部登用の是非等に関する質問主意書
bQ0 在上海総領事館員自殺事件に際して外務省職員が下した判断の是非等に関する質問主意書
bQ1 我が国が抱える領土問題に対する鳩山由紀夫内閣の見解に関する質問主意書
bQ2 我が国経済の今後の趨勢に対する鳩山由紀夫内閣の見解に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ


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