ムネオ日記
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2010年6月30日(水)

鈴 木 宗 男

 昨夜11時からのワールドカップサッカー日本対パラグアイ戦は、手に汗握る大熱戦だった。
 一時間半があっという間に過ぎ、0対0、そして延長30分でも勝負は付かず、最後はPK戦。残念ながら日本は一本外し、負けてしまった。
 日本代表選手が涙を流している姿には神々(こうごう)しさがあった。チームプレーに徹し、全力を尽くした者だからこそ流す涙は、尊く重い。
 大会前の予想を(くつがえ)す予選突破、そして決勝トーナメント進出。間違いなく、日本サッカーに新しい歴史を作ったのである。胸を張って日本に帰ってくれば良い。「感動と夢をありがとう」と感謝したい。
 10時リトアニアのアルギルダス・ブラウザスカス元大統領の弔問記帳。
 平成3年、日本とリトアニアが51年ぶりに外交関係を樹立するため、当時外務政務次官であった私は日本政府特使としてリトアニア、ラトビア、エストニアを訪問した。19年前のことになるが、その時、杉原千畝さんの名誉回復をしたのである。私にとって、心に残る仕事をしたと自負するものである。
 14時半羽田発で小松へ飛んで福井県に行き、いのべ航太福井選挙区民主党公認候補の応援。
 もう一息、あと一歩の感じである。残された十日間が勝負である。若さ溢れるいのべ候補の頑張りに期待したい。
 あわせて、全国区比例代表には、八代英太さんをくれぐれもよろしくとお願いする。
 私の福井後援会も、全国区比例代表は八代英太さんで一所懸命だ。勿論、福井選挙区はいのべ航太さんである。
 福井で勝つか負けるかは、今次参議院選挙にとって極めて大きな意味がある。最後の最後まで、福井選挙区はいのべ航太、全国区比例代表は八代英太の声を強めていくしかない。
 7月4日に松山千春さんが八代英太さんの応援に東京に入ることを、昨日のムネオ日記でお知らせしたが、本日は時間と場所についてお知らせしたい。
 7月4日日曜日、午後4時から、有楽町マリオン前で街頭演説を予定している。
 北海道での「千春&ムネオ」の光景はよく知られているが、東京での「千春&ムネオ」は初めてである。是非とも“千春節”を多くの人に聞いて戴きたい。
 なぜ八代英太であるのか、また、政治の価値、重みについても、千春はわかりやすく話してくれることだろう。
 「千春&ムネオ」のコラボレーションを待っていて戴きたい。

2010年6月29日(火)

鈴 木 宗 男

 大相撲名古屋場所の開催が決まったが、最初から「開催ありき」の特別調査委員会の判断ではなかったのか。
 日本相撲協会の理事が今回の調査委員会の座長を務めている。どう見てもおかしな話ではないか。
 このこと自体、公平、公正な判断ではない。組織防衛ありきで、自分達に都合の良いやり方をしているとしか受け止められない。
 あわせて、一律に親方を処分し、力士も一律に休場というのもおかしい。野球賭博に関わって何年経つのか、金額はいくらか等々、個人差があるだろう。自ずから処分に濃淡、差をつけることが、公平、公正ではないのか。
 日本相撲協会の処分には謹慎という項目はない。それなのに、とってつけた様な謹慎という処分はどういうことか。きちんと説明してほしいものであう。
 監督官庁の文部科学省は、一体何を監督していたのか。この特別委員会がどんな調査をしてきたのか、文科省は詳しく聞くべきではないか。
 国会開会中ならばこんなことでは済まない話だ。監督官庁の責任も問われることである。日本の国技を何と心得ているのかと言いたい。
 12時から安住淳民主党選挙対策委員長と選挙情勢について打ち合わせ。後半戦に向けて、重点地域等について意見交換する。
 16時半から、横浜市の私の後援企業で演説会。神奈川選挙区は金子洋一候補、全国比例代表は八代英太候補への支援をお願いする。
 18時から相模原市の相模大野駅で街頭演説。ここでも同じく神奈川選挙区は金子洋一候補、全国比例代表は八代英太候補への支援をお願いする。大勢の人が集まって下さり、反応は上々である。
 とにかく選挙は、攻めて攻めて攻めていくしかない。
 7月4日日曜日、松山千春さんが八代英太さんの応援に、東京に来てくれることになった。松山さんが東京で街頭演説することは初めてなので、私自身楽しみにしている。
 場所、時間については、追ってムネオ日記でご連絡するので、多くの人の参加を期待したい。

2010年6月28日(月)

鈴 木 宗 男

 27日(現地26日)、カナダ・ムスコカサミットで菅首相は初めてロシアのメドヴェージェフ大統領と首脳会談を行った。
 北海道新聞だけは1面、3面を使っているが、読売新聞、朝日新聞はじめ全国紙はベタ記事扱いで、見逃す人が多いことだろう。
 外務省発表の概要は以下の通りである。

ムスコカG8サミットの際の日露首脳会談

平成22年6月27日
外務省欧州局ロシア課

 6月26日(現地時間)、菅総理は、ムスコカG8サミットに出席するため訪問中のカナダにおいて、11時45分から12時25分まで40分間、メドヴェージェフ大統領との間で日露首脳会談を行ったところ、結果概要以下のとおり。

菅総理就任後、初めての首脳会談であり、両首脳間の信頼関係に基づく本格的な対話を行っていくための良いスタートとなった。
変貌著しい国際環境にあって、今後、様々な機会を利用して、領土問題を含め、日露双方の関心事について前進を図っていくことで一致。
領土問題について、首脳レベルを始め、高いレベルでのコンタクトを通じ、前進を図っていく必要があるとの認識で一致。
ロシア側の関心事項として、メドヴェージェフ大統領より、サハリンUのLNGプロジェクトの稼働開始に言及しつつ、エネルギーのみならず、その他の大規模プロジェクトを日露間で発展させていくことへの期待を表明。

1.総論
 (1)今回の会談は、菅総理就任後、メドヴェージェフ大統領との初めての首脳会談であり、両首脳間の信頼関係に基づく本格的な対話を行っていくための良いスタートとなった。
 (2)菅総理より、鳩山前政権の気持ちをしっかり引き継いで、日露関係に力を入れていきたい旨述べ、変貌著しい国際環境にあって、今後、様々な機会を利用して、領土問題を含め、日露双方の関心事について前進を図っていくことで一致。
この関連で、菅総理より、所信表明演説において国際社会の地殻変動に対処していく覚悟を述べたことを紹介しつつ、ロシアは、アジア太平洋にも面し、共に連携を強化していくべきアジア地域の隣国である、変貌著しい国際環境にあって、領土問題を含め日露関係を前進させる条件が以前よりも整っている旨を指摘。

2.領土問題
 (1)領土問題について、首脳レベルを始め、高いレベルでのコンタクトを通じ、前進を図っていく必要があるとの認識で一致。
 (2)上記に加え、菅総理から以下を発言。
  メドヴェージェフ大統領が、2008年のG8洞爺湖サミット以来、領土問題の解決に向けて一貫して強い意欲をお持ちであり心強く思う。
  領土問題の解決は65年以上にわたる我が国国民の悲願。自分としても、鳩山前総理が最も力を入れた、この問題の最終的な解決のために首脳レベルで前進を図っていきたい。
 (3)これに対してメドヴェージェフ大統領は、領土問題は、両国関係の中で最も難しい問題であるが、解決出来ない問題ではない、双方に受け入れ可能な、建設的な解決策を模索していきたいと述べた。

3.経済問題
 (1)ロシア側の関心事項として、メドヴェージェフ大統領より、サハリンUのLNGプロジェクトの稼働開始に言及しつつ、エネルギーのみならず、その他の大規模プロジェクトを日露間で発展させていくことへの期待を表明
 (2)菅総理からは、以下を発言。
  岡田外務大臣とフリステンコ産業貿易大臣との間で、極東・東シベリア地域のプロジェクトを含めて引き続き作業させており、その進展を期待。特にエネルギー分野に限らず、ロシアの近代化のためにも我が国の技術、資本は、両国が共に発展していく上で大きな要素になると思う。
  2012年のAPECウラジオストク開催は、ロシアのアジア太平洋地域との結びつきを強化していく上でよい機会となり、歓迎する。

4.韓国哨戒艦事件
 菅総理から、今回、G8としての声明をまとめる上でメドヴェージェフ大統領の理解に感謝する旨述べたのに対し、メドヴェージェフ大統領から、北朝鮮の問題については複雑な問題が発生しかねず、注意深く見守っていかなければならない旨述べ、引き続き連携していくことで一致。
(了)

 まずは信頼関係の構築に向けた無難な会談になったのは仕方ないことではあるが、元島民の人生は、先は長くない。元島民の皆さんが日露首脳会談にどれほどの期待をしているのか、領土問題解決にいかほどの願いと希望を持っているのか。ロシア担当の外務官僚は、どこまでこのことを考えているのかと考えると、元島民の皆さんに申し訳ない思いで一杯だ。
 国家主権に関わる領土問題を解決するには、最高首脳の決断しかない。菅首相の「鳩山前政権の気持ちをしっかり引き継いで、日露関係に力を入れていきたい」という言葉を、是非とも実現して戴きたいものである。
 午前中東京で、参院選全国比例代表の八代英太さんへの支援のため企業訪問をし、昼の便で千歳に飛ぶ。
 15時から一ヶ所講演をし、その後選挙運動。最終便で東京に戻る。
 日に日に厳しさが増してくる選挙である。



2010年6月27日(日)

鈴 木 宗 男

 朝の報道番組は、各党の幹事長クラスが出ての討論会が多かった。選挙中であるから、与党、野党それぞれアピールをしていたが、視聴者、リスナーの皆さんはどう受け止めたであろうか。
 その中で、公務員制度改革が売りのみんなの党の江田憲司幹事長がもっともらしいことを言っていたが、官僚出身の江田さんにやれるのだろうか。トロイの木馬で、官僚の利益の代表となるのではないかと、信用できない。
 それは機密費の問題である。大宅壮一賞作家の佐藤優さんの指摘に対して、国民の税金を使っておきながら、「記憶にない」で済まそうとするその態度を見る時、その場しのぎの官僚の姿そのものだからである。
 そう言えば、渡辺喜美さんのお父さんである渡辺美智雄さんも、平成5年の外相当時、外務官僚に騙されている。平成5年、ロシアは北方領土問題について“2島+アルファ”を提案してきた。しかし外務官僚は、渡辺外相に正しい情報を上げなかった。
 こうした経緯を振り返ると、「渡辺喜美代表も、いずれ官僚出身の政治家に足下をすくわれるのでは」と、余計なことではあるが心配が先に立つ。そうならないことを祈ってやまない。
 とにかく、国民の税金である機密費を使いながら、一役人の立場で30万円を渡したことを「忘れた」、「記憶にない」と言うのでは、あまりにも生活感がない。280円の牛丼の約1071杯分に相当するお金である。
 江田さんは今や公人、国会議員である。記憶を取り戻してほしいし、真実を国民にお話し戴きたいものである。
 昨夜、夜中近くに関西国際空港に入り、今日は9時半奈良市、12時45分京都市、15時半大阪市に入り、一日中民主党候補の応援。
 どの陣営も「消費税アップの話で有権者の反応が悪くなってきた」と言っていた。菅首相は、サミットから帰ってきたらきちんと国民に説明した方が良い。
 財源の必要性は国民も分かっている。しかし、その前に無駄をなくすべきだ。
 その最たるものが国会議員の定数削減であり、歳費、ボーナス、特権をやめることである。あわせて、国家公務員の優遇にも踏み込み、国民の理解を得ることが一番である。
 投票日まで2週間、一日一日が重要になってきた。風向きを変えなくてはならない。

2010年6月26日(土)

鈴 木 宗 男

 連日ニュースは、ワールドカップ日本代表の話題で持ちきりである。
 明るい話題は、少なからず選挙にも好影響を与える。政権与党にとっては追い風になる。
 それは、国民も気分的に良くなり、不平、不満が少なくなるからである。
 昔、プロ野球で巨人が勝つと自民党が良かったと言われた時代もあったが、今年は「サッカー日本代表が勝てば、政権与党に」と言われるかもしれない。
 いずれにせよ、選挙は人一倍頑張った者が、人一倍心を戴いた者が勝利する闘いである。ムードや風に頼っていてはダメである。ひたむきに頑張るしかない。
 そう言った意味で、全国比例代表の八代英太さん、北海道選挙区の徳永エリさんは、よく頑張っている。
 北海道は昨日、今日と30度を超す真夏日である。北海道の直射日光はきつい。その中でも一所懸命マイクを握っている八代英太さんと徳永エリさんの姿は感動ものである。新党大地は、この二人をしっかり応援していく。
 あと2週間、攻めて、攻めて、攻めまくるしかない。
 選挙予想が各紙に出てくるが、選挙中の予想は、ある種選挙妨害の側面もある。それは、「強い」と言われると陣営が緩み、追い上げを受ける。逆に「弱い」と言われると、勝ち馬に乗るということで人が離れていく。
 候補者は選挙前と選挙中、様々な制約を受ける。マスコミ、メディアも、公平、公正の観点からも選挙中の予想はやめることが良いのではないか。これはきちんと検討する価値があると思うのだが。
 一日札幌市内で、全国区比例代表の八代英太さん、北海道選挙区の徳永エリさんの応援。
 17時から大通公園で松山千春さんを迎えて、八代・徳永両氏の街頭演説。大勢の人がつめかけてくれる。さすが松山千春効果である。
 この流れを2週間保って行きたい。
 千歳から羽田で乗り継ぎ、大阪に向かう。明日は奈良、京都、大阪で民主党候補の応援である。



2010年6月25日(金)

鈴 木 宗 男

 3時半に起きて、ワールドカップサッカー日本vsデンマーク戦の応援をする。
 前半に2点を取り、後半に1点を取られたが、終了間際にまた1点を取り、勝利を確実なものに見事な展開だった。
 ワールドカップが始まる前、岡田監督や代表選手をメチャクチャに批判したメディア、評論家は、どんな思いでこの結果を評するのだろうか。身勝手なものである。
 勝負の世界、「勝てば官軍」である。岡田監督、代表選手が意地を見せた勝利であり、感動ものだった。
 岡田監督が勝利インタビューで「個々の力ではなく、チーム全体として戦い、勝つことができた。素晴らしい選手と巡り会えたことに感謝したい」とコメントしていたが、やはり岡田監督も人間味のある立派な指導者である。決勝トーナメントでも一暴れして戴きたい。
 サッカーで日本が勝つと、選挙にも影響がある。負けると「政権が悪いから、政治が悪いからサッカーも負けた」と、全く関係ない価値観での話が出てくる。
 今日デンマークに勝ったことにより、「民主党政権が良かったから、頑張っているから、サッカーの結果も良かった」と言えるのである。何事も結果次第で、その言いぶりは変わってくる。
 とにかく朝から元気の出るニュースで、有難い限りだった。
 8時半から八代英太さんと、千歳市、恵庭市、北広島市、札幌市内、江別市、岩見沢市、美唄市、砂川市、滝川市、深川市、旭川市を遊説する。今日の北海道は30度の真夏日で、まさに熱い暑い一日だった。
 楽しみにしている東京新聞「こちら特報部」の佐藤優さんの「本音のコラム 私の反省」は、今日も極めて興味深いもので、全文を掲載したい。

 6月4日付の本コラムに、筆者が1997年に当時首相補佐官だった江田憲司氏(衆議院議員、みんなの党)から白い封筒に入った機密費(報償費)30万円を受け取った事実を告白した。
 これに対して、22日発売の『週刊朝日』で江田氏は「30万円については、まったく記憶にありません。仮に事実だとしても、機密費の使い方として、真っ当で、何ら問題ないでしょう」とコメントしている。
 筆者も江田氏から30万円を受領したときは、モスクワでの工作費ができたと喜んだが、今になって考えると、このような機密費の使い方は間違いだと思う。筆者は外務官僚だった。外務省には潤沢な機密費がある。
 外交のために必要ならば、内閣のお財布からカネを引き出すのではなく、正規の手続きをとって外務省予算を使うべきだ。そうでないと、首相官邸が機密費を「こいつは政治的に利用できる」と思う官僚に渡し、公務員の政治的中立性が損なわれる危険性がある。私は当時、不適切なカネを首相秘書官から受け取ってしまった。国民のみなさんにお詫びする。
 30万円は280円の牛丼ならば、1071食に相当する。国民の税金を原資とするカネを30万円も筆者に渡しておきながら、それをまったく記憶していないというのは、どういう金銭感覚をしているのだろうか。
(作家・元外務省主任分析官)

 選挙も始まった今、みんなの党の江田憲司さんには説明責任を果たしてもらいたい。
 佐藤さんも知っていることだが、総理秘書官の時、江田さんが機密費で女性記者を接待していたことも周知の事実である。江田さんは今や公人である国会議員なのだから、国民に対して情報を開示し、情報の透明性を確保する上からも、きちんと説明責任を果たしてほしいものだ。
 公務員を叩く前に、「自分が公務員の時はこうでした」と正直に話すことが、国会議員としての説明責任ではないのか。
 7月2日号の週刊朝日には、次の様に書かれている。該当部分を掲載したい。

● 元外務省主任分析官佐藤優が語る 外交機密費を受け取った新聞記者たち

 私が初めて官房機密費をもらったのは1997年、橋本内閣当時の江田憲司首相秘書官(現・衆院議員)からでした。
 江田さんから、「モスクワ出張の前に官邸に顔を出しなさい」と言われ、挨拶に行くと「これを使って」と白い封筒を渡された。新札で現金30万円が入っていました。(江田氏は「30万円については、まったく記憶にありません。仮に事実だとしても、機密費の使い方として真っ当で、何ら問題ないでしょう」とコメント)
(週刊朝日7月2日発売号24頁より抜粋)

 江田さんは「30万円については、まったく記憶にありません。仮に事実だとしても、機密費の使い方として真っ当で、何ら問題ないでしょう」と語っているが、役人が30万円という大金を佐藤さんに渡しておいて「記憶にない」と言うのは、金銭感覚を疑う。20年前の30万円は大きなお金である。
 江田さんのことについては他にも種々話題があるので、いずれ佐藤さんが記録にしたためてくれることだろう。
 人間、間違い、勘違いがあって当たり前だ。そこで正直に謝り、反省する潔さはないのか。ウソやごまかしで、その場しのぎをするのは、卑しいと思わないのか。今後の展開を、読者の皆さんは待っていてほしい。

2010年6月24日(木)

鈴 木 宗 男

 いよいよ参議院選挙の公示日である。札幌は雨の中でのスタートとなったが、秋、冬と違って、夏の雨は苦にならない。
 7時40分から民主党北海道選挙区候補者の徳永エリさんの出陣式に出席し、激励の挨拶。
 8時45分から民主党の合同第一声を札幌駅前で行い、11時50分、岩見沢市で徳永エリさんの応援。
 13時半千歳発で上京し、16時から民主党全国区比例代表候補者の八代英太さんの出陣式に出席し、激励する。
 19時55分羽田発で札幌に戻り、明日に備える。
 「他人の選挙でも手を抜かず、全力でやる」これが鈴木宗男のモットーである。
 明朝3時半からのワールドカップ日本対デンマーク戦、とにかく勝ってほしい。下馬評を(くつがえ)し、日本の底力を見せて戴きたい。こちらも力が入る。
 鳩山前首相が昨日、北海道新聞のインタビューに答えている。その中で北方領土問題に触れた部分を読者の皆さんにお知らせしたい。

―北方領土問題にも意欲的に取り組みました。
 「一番やりたかったのは北方領土問題の解決。年内に3回、メドベージェフ大統領と会談する機会があり、相当進むと思っていました。やるべき最大の仕事だと思っていたから、遂行できなかったことは非常に残念です」

―解決への道筋については。
 「9月の首脳会談が大きなチャンスと考えていました。6月にきっかけをつくり、9月に大きな現実の交渉を具体的に提示し、3度目の会談で力強い握手ができることを理想としていた」

―具体的にはどういう提案を考えていたのですか。
 「四島一括をいつまでも主張しても変わらないので、柔軟性を持って主張するとすれば、日ソ共同宣言の2島がベースになる。2島プラスアルファを、どう最初に主張していくかということです。事務的な(日ロ)外務省同士のやりとりでは、北方領土が日本に帰ってきた時にどういうことが起きるのかという議論があった。50年以上住んでいるロシアの方々をどうするのか、領海が変更されれば航海に影響が出るからどうするかとか、いろいろあった。ロシアにとっても領土問題は全く絵空事とは思っていなくて、具体的に解決しようという意思の表れだと思う」
(6月23日北海道新聞朝刊4面)

 鳩山前首相は現実的解決に向け、6月のカナダでのサミット、9月のロシア・ヤロスラベリでの国際会議、11月の横浜でのAPECで道筋をつける考えでいたことを明らかにしている。鳩山前首相と私がいつ会った時でも、この内容であった。
 北方領土問題を考える時、鳩山前首相の辞任は残念でならない。菅首相がどこまで鳩山前首相の思いを継承するのか。いや、継承することが、国民の悲願である北方領土問題の解決に資することであることを、しっかり踏まえて戴きたい。
 いずれにせよ、参議院選挙に勝つことが、鳩山外交の継続になる。私は鳩山前首相の思いを大事にして行きたい。

2010年6月23日(水)

鈴 木 宗 男

 昨日返ってきた「2010年5月28日の日米安全保障協議委員会における普天間飛行場移設問題に係る日米共同発表に関する再質問主意書」の答弁書の内容について触れておきたい。
 これは、普天間飛行場移設問題について日米が合意した内容に関し、日米安全保障協議委員会が5月28日に発表した共同声明について質問したものである。
 この共同声明は英語で成文が作られており、その仮訳として和訳文がある。その仮訳に問題があると私は思う。 共同声明の英文には、

 Both sides confirmed the intention to locate, configure, and construct the replacement facility in such a manner as toensure that environmental impact assessment procedures and construction of the replacement facility can be completed without significant delay.

との記述がある。右につき、外務省が作成した仮訳では、

 両政府は、代替の施設の環境影響評価手続及び建設が著しい遅延がなく完了できることを確保するような方法で、代替の施設を設置し、配置し、建設する意図を確認した。

とされている。問題は、「without significant delay」の部分である。
 この言葉は、「著しい遅延がなく」ではなく、「著しい遅滞がなく」と訳されるのが外交上通常である。
 それでは、「遅延」と「遅滞」にどの様な違いがあるのか。広辞苑によると、それぞれ次の様な説明がなされている。

 遅延…物事が予定の期日・時刻より遅れて、のびること。長びくこと。
 遅滞…期日におくれること。とどこおること。延滞。

 これだけ見れば、「遅延」と「遅滞」に特に違いはない。しかし、「遅滞」には更に、

    所定の期限を過ぎても債務の履行が完了しないこと。

という、法律上、民法上の意味もある。そしてこの言葉には、「遅延」と異なり、合理的な理由がある場合には、義務の履行を遅らせることが可能であるという意味も含まれている。
 よって、米国側の本来の意図は、「普天間飛行場の代替施設を設置し、配置し、建設するに当たり、何らかの合理的な理由が生じた場合には、遅れることもやむを得ない」というものなのだ。
 しかし外務省は、「著しい遅延がなく」と訳した。沖縄県民の理解、思いは二の次で、一切の遅れも許さず、とにかく米国側と合意した移設案を実施したい、こういう外務省の意図が透けて見える。
 このことを質問主意書で指摘したところ、昨日の答弁書では、

 平成二十二年五月二十八日の日米安全保障協議委員会の共同発表(以下「共同発表」という。)における御指摘の箇所の訳語として「遅延」と「遅滞」の間で違いが生じるとは考えていない。

というものだった。外務省は、自分達の意図をごまかそうとしている。
 日本の国土のわずか0.6%の沖縄県に、全在日米軍の74%が集中している。この様な沖縄県民が強いられている異常な負担、苦しみに思いを馳せ、県民の理解を得る努力をせずして、普天間問題の解決はない。
 また昨日の答弁書では、

 いずれにせよ、共同発表の正文は英文である。

との答弁がなされているが、これもおかしな話だ。
 国家の関係はあくまで五分と五分である。それぞれの母国語を用いて合意文書を作り、正文とするのが外交の常道である。
 日米の合意事項についての正文が、なぜ英語だけなのか。なぜ日本語・英語の双方で正文を作らないのだろうか。
 日ロ交渉でも、何らかの合意文書ができた場合、必ず日本語とロシア語の双方で正文を作る。それなのに、なぜ普天間問題については英語の文書だけが正文となり、日本語の文書が「仮訳」となるのか。これも対米従属を表しているのだろうか。
 この点、次期国会が始まり次第、正しい認識を政府に問い質して行きたい。国益を損ね、また、沖縄県民の思い、心をごまかす様なやり方は容認できない。
 朝早く議員会館で仕事をし、10時上野駅発で群馬県草津温泉に向かい、13時から在日韓国夫人会中央本部(関東ブロック)60周年記念式典で講師を務める。約一時間半、私の人生をお話しする。
 14時50分草津温泉発で上野に戻り、18時30分発で千歳に飛ぶ。明日から始まる参議院選挙に備える。
 明日から第22回参議院議員通常選挙が始まる。現時点で決まっている私の予定をお知らせする。


・6月24日(木) 札幌市→東京
 札幌で7時40分から徳永エリさん(民主党北海道選挙区候補者)の出陣式に出て、その後8時45分から民主党北海道合同第一声で応援演説。午後の飛行機で東京に戻り、16時から東京都北区王子で八代英太さん(民主党全国比例候補者)の出陣式・応援演説。
・25日(金) 東京→北海道石狩管内、空知管内、上川管内
 6時40分発の朝一便で北海道に入り、千歳から旭川まで八代英太さん一緒に遊説。
・26日(土) 札幌市→大阪
 八代さん、徳永エリさんと一緒に札幌市内遊説。17時には松山千春さんの応援を得て、大通公園・ススキノで街頭演説の予定。夜飛行機を乗り継いで大阪に移動。
・27日(日) 奈良→京都→大阪→東京
 9時30分奈良で松岡徹さん(民主党全国比例候補者)の応援。その後前川清成さん(民主党奈良選挙区候補予定者)の応援に行き、京都、大阪でも参議院議員候補の選挙応援。
・28日(月) 東京→札幌市→東京
 札幌で一日選挙応援。夜帰京。
・29日(火) 東京→横浜市→相模原市
 東京でヤロスラベリ政策フォーラム会合に出席し、夜は横浜市、相模原市で八代英太さんの選挙応援。
・30日(水) 東京→福井
 午後の便で福井に飛び、いのべ航太さん(民主党福井選挙区候補者)の応援。あわせて八代英太さんの支援要請。
・7月1日(木)東京→鹿児島
 夕方鹿児島に飛び、柿内弘一郎さん(民主党鹿児島選挙区候補者)の応援。あわせて八代英太さんの支援要請。
・2日(金) 鹿児島→岐阜
 朝の便で鹿児島から中部国際空港に飛び、岐阜で小宮山幸治さん(民主党岐阜選挙区候補者)の選挙応援。11時に街頭演説、14時、19時に個人演説会。ここでも八代英太さんへの支援を依頼する。
・3日(土) 岐阜→名古屋→札幌市
 山下八洲夫さん(民主党岐阜選挙区候補者)の事務所に激励に行き、その後名古屋で斎藤嘉隆さん(民主党愛知選挙区候補者)の選挙応援。ここでも八代英太さんへの支援をお願いする。16時30分、17時に街頭演説。夜の便で千歳に飛ぶ。
・4日(日) 札幌市・石狩管内
 石狩市浜益区送毛で大和山慰霊祭に出席し、その後徳永エリさん・八代英太さんの選挙応援。
・5日(月) 石狩管内→十勝管内
 徳永エリさん・八代英太さんの選挙応援。
・6日(火) 帯広→東京→香川
 徳永エリさん・八代英太さんの選挙応援。午後の便で羽田に飛び、乗り継いで香川県高松市へ行く。岡内須美子さん(香川選挙区候補者。民主・社民推薦)の総決起大会。
・7日(水) 香川→東京→北海道網走管内
 午後から徳永エリさん・八代英太さんの選挙応援。
・8日(木) 網走管内→宗谷管内→留萌管内
 徳永エリさん・八代英太さんの選挙応援予定。
・9日(金) 札幌市
 徳永エリさん・八代英太さんの選挙応援予定。
・10日(土) 札幌市
 徳永エリさん・八代英太さんの選挙応援予定。

2010年6月22日(火)

鈴 木 宗 男

 今国会最後の答弁書5件が本日返ってきた。
 今国会ではちょうど200本の質問主意書を提出した。今国会の会期は1月18日から6月16日までの150日間だが、そのうち土日・祝日を除いた、質問主意書を提出できる日にちは100日間。1日あたりちょうど2本の質問主意書を出したことになる。
 今国会で提出した質問主意書の中には、例えば外務省の機密費が首相官邸に上納されていたことや、沖縄返還や沖縄への核持ち込みに関わるいわゆる日米密約問題、他には検察によるリーク、民主党政権における竹島問題への対応、更には外務省在外職員への各種在外勤務手当の問題等、マスコミはじめ社会の注目を大きく引いたものがあった。機密費の上納については、例えば2月6日付、密約問題では3月19日付、検察のリークは1月27日付、竹島問題は2月27日付、在外勤務手当については6月13日付の日にちなどで、各新聞紙で取り上げられている。
 また、今日返ってきた「鳩山由紀夫内閣における外務省によるワインの購入等に関する再質問主意書」でも、興味深い答弁がなされている。
 平成13年から20年度まで、外務省は毎年ワインを購入してきたが、21年度、22年度は購入していない。これはなぜかとの質問に対し、今日の答弁書では、

 政府資産のスリム化の観点から、既存の在庫を優先的に使用することにより保管本数を減少させることとしており、平成二十一年度及び平成二十二年度(六月十六日現在)においては飯倉別館用のワインを購入していない。今後の購入及び保管本数については、かかる観点に十分留意しつつ、引き続き検討してまいりたい。

 との答弁がなされている。
 また、前自民・公明政権では、外務省が作成するワインの物品管理簿が電子化されていないことが明らかにされていた。エクセル等のソフトでデータ化すれば、ワインの銘柄、値段、購入年月日等で簡単に検索でき、より簡単かつ正確にワインの保管状況を把握できる。また、事務の簡素化にもつながる。こんなことは、IT全盛の今、どこの会社でも行っていることだ。しかし、なぜか外務省はそれをしてこなかった。
 今回の質問主意書で、菅直人内閣としても、外務省のワインの物品管理簿をエクセル等で電子化することを考えないのかと問うたところ、今日の答弁書では、

 ワインの物品管理簿については、物品管理法(昭和三十一年法律第百十三号)等の関係法令上必要とされる事項を記載又は記録し、適正に作成しているところであるが、行政業務の効率化の観点から、電子化について検討していくこととしたい。

 との答弁がなされていた。
 少しずつではあるが、外務省も国民目線の姿勢になっている。これも政権交代の効果である。
 大宅壮一賞作家の佐藤優さんが、本日発信のライブドアニュースの連載コラム【佐藤優の眼光紙背 第75回】で「菅直人政権には国家社会主義的傾向がある」とうタイトルで、「なるほど」という指摘をされている。読者の皆さんに全文をご紹介したい。

 ●【佐藤優の眼光紙背】菅直人政権には国家社会主義的傾向がある

 6月21日の記者会見において菅直人総理がこう述べた。

 <首相は消費増税について、「早期に超党派で議論を始めたい。その場合、自民党が提案している10%を一つの参考にしたい」と改めて表明。「そのこと自体は、(参院選の)公約と受け止めて頂いて結構だ」と述べた。その上で、参院選では自らが掲げる経済・財政・社会保障の一体的立て直しが問われるとの考えを強調した。
 一方で、参院選後ただちに税率引き上げに踏み切るのではないかという見方に対しては「まったく間違いだ」と否定。「少なくとも2年、3年、あるいはもう少しかかるのではないか」との見通しを示した。
 首相は、低所得者ほど負担感が増す逆進性を緩和するため、生活必需品の税率を軽減する複数税率や税金を還付するための納税者番号制度の導入の検討が必要だという認識も明らかにした。>(6月22日asahi.com)

 6月21日朝日新聞朝刊には、同19〜20日、電話により行った全国世論調査の結果、<菅内閣の支持率は50%で、1週間前の前回調査(12、13日)の59%から下落した。不支持率は27%(前回23%)。「消費税率10%」に言及した菅直人首相の発言には「評価しない」が50%で、「評価する」の39%を上回った。首相が引き上げに前向きと取れる発言をしたことで、消費増税に反対の人たちの離反を招いているようだ>という記事が掲載されている。記者会見における菅総理の発言は、この朝日新聞の記事を読み、消費税問題に焦点をあてることが参議院選挙において民主党に不利になるということを十分踏まえた上での、「確信犯的」発言だ。この発言から、菅政権が、恐らく無意識のうちに、国家社会主義体制に日本を転換していこうとする傾向が浮かび上がってくる。そのポイントは、以下の3点だ。
 第一に自民党が提案する消費税率の10%を「一つの参考」すなわち、基準点にすることによって、与野党の争点から消費増税問題を外そうとしている。「財政再建に与党も野党もない」という全体の代表となることを菅政権が無意識のうちに指向している。
 政党を英語でポリティカル・パーティーと呼ぶように、政党とは社会の一部(パート)を代表する結社である。税問題は、国家観と表裏一体の関係にある。政党を差異化する上で、重要な問題である消費増税について、最初から野党が提示した数値を基準とするという菅総理の発想自体に、部分の代表(政党)が開かれた場(国会がそこにおいて重要な機能を果たす)における討論で、切磋琢磨して合意に達することを避けようとする傾向が認められる。
 第二に、低所得者への税率軽減や税金の還付が想定されていることだ。結果として、国家(官僚)による社会への関与が増大する。
 第三に、日本国民だけでなく日本に居住する全ての人を対象とする納税者番号制度の導入が検討されていることだ。事実上の総背番号制、国家(官僚)が個人の経済状態を詳細に把握することになる。
 菅直人氏を左翼、市民派と見なす論調が多い。フランス革命における左翼には、理性を絶対視し、合理的な設計によって、社会を構築するという了解があった。その意味で、菅氏の思想がこの系譜に属する政治家であることは間違いない。しかし、菅氏はマルクス主義的左翼とは本質的に異なる。日本の非共産党系左翼においては、伝統的に労農派マルクス主義の影響が強かった。旧社会党において、労農派マルクス主義者は平和革命を主張する社会主義協会というグループを作っていた。このグループに属する人々は、共産主義社会をつくるというユートピアをもっていた。菅氏はこのようなユートピアをもたない。菅氏は社会主義協会と闘う中で世界観を形成した非マルクス主義的左翼である。

 <本来、政治は夢を語り理想を語り、ユートピアを語るわけですが、私の言い方で言うと不幸を最小化する仕事であって、幸福というユートピアを強制的につくると『Brave New World』(引用者註*イギリスの作家オルダス・ハックスレーの小説『すばらしき新世界』のこと)のようになってしまう。当時、学生運動でもマルクス主義なんかの連中と議論すると、彼らはユートピア社会を語るわけです。階級がなくなればすべてが解決するんだ、みたいなことを言っていた。でも、階級がなくなってすべてが解決するなんてとても思えなかった。だから僕はマルクス主義には最初から懐疑的でした。>(五百旗真/伊藤元重/薬師寺克之編『90年代の証言 菅直人 市民運動から政治闘争へ』朝日新聞社、2008年、15〜16頁)

 菅氏は、「不幸を最小化する仕事」を国家が社会に介入することによって実現できると信じている。ところで、国家とは抽象的存在ではない。官僚によって担われている。従って、菅氏の発想を図式化すると「よき官僚によって、不幸がミニマム化された社会がつくられる」ということだ。菅氏は官僚を価値中立的な道具ととらえている。ナイフが人殺しに使われたといっても、それは道具であるナイフが悪いのではなく、ナイフを使った人間が悪い。自民党の政治家は、官僚を悪用していた。民主党政権は、官僚を善導し、よい目的のために用いることができるという了解を菅氏はもっている。
 菅氏の発想は、先行思想と比較すると19世紀ドイツのフェルディナント・ラッサールの国家社会主義(シュタート・ゾツィアリスムス)に近い。日本では、陸軍と提携して「上からの社会主義社会」の構築を考えた大正時代から昭和初期に活躍した高畠素之と親和的だ。高畠は自らの思想を国家社会主義と名づけた。もっとも、マルクスの『資本論』全3巻をはじめて日本語に訳した高畠は、官僚を道具的な存在とはとらえず、国家悪を体現した危険な存在なので、社会によって官僚に対して圧力をかけることが不可欠と考えた。
 菅政権下、日本は国家社会主義に向けて舵を切ろうとしている。国家社会主義には、北欧型の福祉国家からイタリア型ファシズムまでの幅がある。ここで重要なのは官僚よる社会への介入をどのようにして、防ぐメカニズムを構築するかであるが、国家を中立的存在と見ている限り、このようなメカニズム構築の必要性がわからない。
 マルクスとマックス・ウエーバーは、論理構造は異なるが、暴力を合法的に独占するところに国家の本質があると考えた。この視座をもたないと官僚の危険が見えない。菅氏が道具主義的に官僚を使おうとすると、そこから「よき官僚たち」によって無知蒙昧な国民を保護することを真面目に考えるファシズムが生まれる。
 もっともマルクス主義理論に通暁している仙谷由人内閣官房長官が、菅氏の世界観的限界を補うことが想定されるので、そう簡単に日本がファシズムに転換することはないと筆者は考える。いずれにせよ、菅氏が、恐らく無意識のうちに国家社会主義的傾向を示していることを軽視してはならない。


 いずれこの佐藤さんの指摘に、改めて考えさせられる時も来るのではないか。


本日受領した政府答弁書5件
bP96 沖縄県における県民大会に係る外務省の情報収集等に関する再質問主意書
bP97 かつて在モスクワ日本国大使館に存在していたとされる裏金組織「ルーブル委員会」に係る外務省の調査に関する再質問主意書
bP98 鳩山由紀夫内閣における外務省によるワインの購入等に関する再質問主意書
bP99 2010年5月28日の日米安全保障協議委員会における普天間飛行場移設問題に係る日米共同発表に関する再質問主意書
bQ00 我が国の調査捕鯨活動に対するオーストラリア政府による国際司法裁判所への提訴に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2010年6月21日(月)

鈴 木 宗 男

 読売新聞、朝日新聞の世論調査の数字に驚く。


 内閣支持率がわずか一週間で大きく下がっている。唐突(とうとつ)に「消費税率10%」を言ったことに、国民が即座に拒否反応を示したことになる。
 12年前、平成10年7月の参議院選挙で、時の橋本首相が投票日の一週間前のテレビ討論で、恒久減税について発言が迷走してしまい、そこを野党に突かれて惨敗し、橋本内閣退陣となった。あの時の流れを知る者として、何とも言えぬ思いである。
 昨日午前の報道番組を観た人から、「民主党の枝野幹事長も玄葉政調会長も、消費税について説明になっていない。きちんと答えていない」という趣旨の電話が何本か入ってきた。こうした声にしっかり答えていかないと、選挙で大きなしっぺ返しがくる。
 昨年の衆議院選挙で、「4年間消費税は上げない。20兆円無駄をなくし、財源に充てることができる」といった国民への約束を、菅総理はじめ与党幹部は想い出し、今一度原点に帰ることをお薦めする。
 公示まであと3日、どう説明責任を果たすのか。(つかさ)(つかさ)の任にある人は、早急に考えて戴きたい。このままでは、参議院での安定多数は夢のまた夢になってしまう。いよいよ政権を持つ重要性、トップリーダーの資質が問われることになる。
 大相撲の野球賭博問題は、終息するどころか、次から次へと拡がっている。どうなっているのだろうか。国技大相撲の危機である。
 相撲協会も警察任せではなく、協会として自主性を持って関係者を公表し、協会としての処分を一日も早く下すことが大事ではないのか。調査委員会に丸投げするのではなく、協会自らが毅然と対処することが求められている。
 国技大相撲の一ファンとして、相撲協会の立ち直りを期待したい。
 11時半から帯広市で新党大地十勝支部・鈴木宗男後援会の拡大役員会。北海道選挙区は徳永エリさん、全国区比例代表は八代英太さんを、郵政関係の長谷川憲正さんもあわせてお願いする。
 13時50分帯広発で上京。
 帯広も東京も、一日一日、熱い闘いになっていく。望むところである。

2010年6月20日(日)

鈴 木 宗 男

 昨夜8時半からのワールドカップ日本―オランダ戦、私も富山でテレビを観ながら、手に汗握る攻防に興奮した。オランダは優勝候補の一つで、ランキング的にも圧倒的に上位であり、「日本はどこまで戦えるか」といった下馬評であったが、結果的には大善戦である。岡田監督の采配が功を奏している。
 1−0の負けではあるが、24日のデンマーク戦につながる内容だったと思う。
 奇跡が起きてほしいと願っていたが、奇跡はそうは簡単に起きなかった。悲願の決勝トーナメント出場に向けて、24日のデンマーク戦に勝つことである。日本国民に夢と希望を是非とも与えてほしい。
 対戦相手が決まった時、「死のグループ」とまで言われ、あきらめ感があった中に、日本代表は初戦のカメルーン戦に勝ち、オランダに善戦した。そして仕上げとして、デンマーク戦に勝つことが求められている。
 日本代表のサムライ軍団よ!裂帛(れっぱく)の気合いで、必勝の信念で、デンマーク戦に立ち向かって戴きたい。ただただ勝利を祈るのみである。
 7時15分富山発で羽田へ。9時15分羽田発で釧路に向かう。
 羽田では鳩山前首相と一緒になり、ご挨拶させて戴く。重圧から解放されたせいか、明るさが戻ってきている。
 12時半から根室管内中標津町で新党大地・鈴木宗男後援会の根室管内役員会。急な案内にも関わらず、大勢の役員さんが来て下さる。北海道選挙区は徳永エリさん、全国比例区では八代英太さんをしっかり支援して戴くよう、周知徹底をお願いする。
 15時から釧路市で、民主党と新党大地合同で、先週に続き北海道第七選挙区管内の農業団体、漁業団体、商工会議所、商工会、建設業界、石炭産業関係代表者との、来年度予算要望等についての懇談会。
 やはり政権与党になると、相手方の姿勢が変わってくる。世の中面白いものである。
 18時半から釧路管内新党大地・鈴木宗男後援会の役員会。ここでも北海道選挙区は徳永エリさん、全国比例区は八代英太さんを、新党大地・鈴木宗男後援会としてすみずみまで徹底するよう、心からのお願いをする。
 投票日までちょうど3週間。24日は公示である。時間との闘いになってきたが、効率よく、しっかり対応していくことにする。


「漁協政策懇談会」


「釧路管内役員会」


「建設政策懇談会」


「根室管内役員会」


「商工政策懇談会」


「石炭政策懇談会」


「農協政策懇談会」

2010年6月19日(土)

鈴 木 宗 男

 菅首相の消費税10%発言が話題になっている。
 民主主義は手続きが一番であり、次に中身である。党内議論がないままに、「10%」が一人歩きしている。
 昨年の総選挙で民主党は、4年間消費税は上げないと国民に約束した。将来の国のあるべき姿を考える時、財源の確保は当然である。しかし、手の平を返した様な発言は受け入れられないのではないか。
 消費税アップの話の前に、徹底的に国会議員の定数を削減し、更にボーナスはじめ特権の廃止をすることである。あわせて、国家公務員の特権、優遇もなくすことである。
 こうしたことをしっかりやってから、国民に負担増を求めるのが筋ではないか。
 選挙は一週間で流れが変わる。平成10年の参議院選挙では、当時の橋本首相が投票日の一週間前、減税について慎重な発言をテレビでの党首討論で言ったことで流れが変わってしまい、大惨敗し、退陣となっていった。
 トップリーダーの発言一つで歴史が変わることを、菅首相も頭に入れておくべきである。
 10時から北見市で新党大地・鈴木宗男後援会役員会。北海道選挙区では徳永エリさん、全国区比例代表では八代英太さんの支援をお願いする。また特定郵便局長が推す長谷川憲正さんもあわせてお話しする。
 12時から網走市で網走ブロック後援会の野遊会。素晴らしい好天のもとで大勢の参加を戴き、盛大に行う。
 13時5分女満別発で羽田に向かい、乗り継いで富山県に行き、18時から「新党大地・鈴木宗男と語る夕べ」で講演。
 富山県選挙区に民主党公認で立候補する相本芳彦さんも出席し、決意表明をする。
 鈴木後援会としても富山選挙区は相本さんを推薦し、比例区は八代英太さんをお願いする。
 今日も時間を無駄なく使って、あっという間の一日であった。

2010年6月18日(金)

鈴 木 宗 男

 大相撲の野球賭博問題で、現役の親方、力士が関与していたことが明らかになり、国技大相撲は大揺れである。連日、相撲協会の八角親方広報副部長がマスコミ対応しているが、痛々しい姿である。
 八角親方が、きちんと襟を正している姿に一筋の光明を感じるのは、私だけではないだろう。一日も早い事実関係の究明を国民と国技大相撲ファンに示して頂きたいものである。
 民主党の参議院選挙公約に、自民党が色々難癖をつけているが、判断するのは国民、有権者である。それぞれの政党が自信を持って公約にした事を、いちいち重箱の隅をつつくような物言いをする自民党の姿勢に、がっかりしている人は多いことだろう。かつての政権政党の面影は今や全く持ってない。自民党の戦術ミス、エラーによって民主党も助けられている事を肝に銘ずるべきである。
 トップリーダーの余計な言葉でまた慎重になりすぎ、一週間で流れは変わるのが選挙である。過去何度もその光景を見てきた私として、今度の参議院選挙、がっちり脇を固め、果敢に攻めていかなくてはいけない。国民がせっかく期待している菅政権である。幹部は努々(ゆめゆめ)甘い幻想持つことなく、地に足を付けて闘って頂きたい。
 夕方の便で、女満別空港に飛び、18時半から網走管内美幌ブロック(美幌町・大空町・津別町)の後援会。新党大地支部の恒例のビールパーティー。今年も大勢の人が集まってくれる。
 北海道選挙区は徳永エリさんを、全国比例区には八代英太さんを挙げて応援頂くよう心からのお願いをする。公示まで5日間しかない。

2010年6月17日(木)

鈴 木 宗 男

 民主党の参議院選挙公約が読売新聞1面トップで大きく扱われている。
 「コンクリートではなく人間を大事にする政治」、「官僚任せではなく政治主導」をうたった昨年の衆議院選挙の表現はなくなっている。読売新聞3面の記事の一部を掲載する。

 参院選公約ではこれらの表現は消え、「経済の拡大(強い経済)、財政の再建(強い財政)、社会保障の充実(強い社会保障)という好循環をつくる」と、菅首相の持論を分かりやすく表現することに意を注いだ。
 「強い経済」の具体像としては、「政府と日銀が協力して集中的な取り組みを進め、早期にデフレ克服」と「名目成長率3%超、実質成長率2%超の経済成長」の二つの目標を掲げた。
 これを実現するため、官民一体となって高速鉄道や原子力発電所などのインフラ(社会基盤)を海外に売り込む「首相や閣僚のトップセールスによるインフラ輸出」を打ち出した。企業の国際競争力維持・強化や対日投資促進を狙い、法人税率引き下げも明記した。
 公共事業は交通政策とともに政策の柱に位置づけ、「ハブ空港の戦略的整備」や「社会資本の維持・更新を戦略的に進める」ことなどを打ち出した。「高速道路の原則無料化」は引き続き掲げるが、「段階的に」とした。ダム建設については「できるだけダムに頼らない治水」をうたった。
 外交では、「責任ある外交で、開かれた国益を実現」すると銘打ち、政権党としての責任を担う覚悟を表明。同時に「世界平和という理想を求めつつ、現実主義を基調とした外交を推進する」と「現実路線」をアピールした。
(6月17日読売新聞朝刊3面)

 わかりやすい現実路線であり、バランスの取れた、有権者にわかりやすいものになっている。いよいよ一週間後が公示である。
 北海道選挙区は民主党公認の徳永エリさんの必勝を期し、全国区比例代表は同じく民主党公認の八代英太さんを最重点にし、同志の当選に向け、北海道、全国の新党大地支部・鈴木宗男後援会挙げて闘っていく。

2010年6月16日(水)

鈴 木 宗 男

 通常国会最終日、自民党はじめ野党は内閣不信任決議案を提出した。
 13時からの本会議で否決となったが、その趣旨弁明の中で、赤澤亮正代議士が外務委員長の私にまで触れてきた。
 赤澤代議士は、

 思えば、民主党の政治と金の問題に関する身内への甘さは、そもそも鈴木宗男外務委員長就任当時から明らかでありました。
 野党側が、賄賂に関する罪で一審、二審とも有罪の判決を受けて上告中の刑事被告人なので、委員会を代表して円滑かつ公平な運営に携わる役職にふさわしくないと反発したのにもかかわらず、与党側は、推定無罪の原則を盾に譲りませんでした。
 仮に禁錮以上の有罪が最高裁で確定すれば失職することとなる同委員長の就任は、やはりガバナンス上、大きな問題があると言わざるを得ません。
 民主党には、そして今の政府・与党には、法令的にも、道義的にも政治が超えてはならない一線を守るという意識が余りにも希薄であります。

 と述べている。
 色々な考えがあっても良いが、私は国民から選ばれた衆議院議員である。民主主義の厳粛な手続きである選挙によって国会議員となったのである。
 司法には司法の判断があって良い。同じように、立法府には立法府の判断があっても良いのではないか。
 自民党はじめ野党は、私の外務委員長就任について反対したが、私は民主主義の手続きによって委員長に就任し、今国会では核・沖縄密約問題について外務委員会で質疑をし、密約があったことを明らかにした。国会議員として、国民からの負託を受け、私はしっかりとその任を果たしてきた。
 私は裁判をしているが、「国策捜査」という言葉が世に定着した様に、検察は一方的に自分達のシナリオ・ストーリーを作り、証人、参考人を強圧的に誘導し、検察に都合のよい調書を作り上げた。
 この調書を取られたやまりんの山田社長も、島田建設の島田社長の奥さんも、「検察に言われて書いてしまった」と、陳述書に書いてくれている。
 原口総務大臣も、平成20年12月12日、陳述書を上告趣意書に添付してくれた。
 検察の無理な捜査、取調べにより、今冤罪が続出している。私はワイロをもらっていないし、やましいことはしていない。だから私を知る選挙民は、私を支持してくれているのだ。
 「ムネオハウス」、「北方領土支援ディーゼル発電」、「アフリカODA」等で「ギワク、ギワク」と国会で騒がれたが、これらで私は今、裁判をしていない。この事実を赤澤代議士はわかっているのだろうか。
 民主主義をまもるためにも、不当な検察権力により冤罪を受けたり、検察によって挫折や失望を経験した人のためにも、私は堂々と真の公平、公正を求めて闘っていく。
 150日間の通常国会はあっという間だった。
 外務委員会では1法案、14条約を通し、私の本会議での委員長報告は6回に及んだ。政権交代したことを実感した国会でもあった。
 いよいよ参議院議員選挙である。政権交代をより確かなものにするためにも、北海道選挙区は徳永エリさん、全国比例区は八代英太さんを中心に、民主党候補の当選に向け、全国を回ることになる。

2010年6月15日(火)

鈴 木 宗 男

 昨夜11時からのワールドカップ日本対カメルーン戦は日本が勝った。FIFAランキングでも上位のカメルーンが優勢という下馬評をひっくり返しての大きな勝利である。
 後半残り15分はヒヤヒヤものだったが、勝ちは勝ちだ。日本選手の奮闘を讃えたい。
 次は優勝候補のオランダだが、大番狂わせを期待したい。勝負の世界、何があるかわからないものなのだから。
 それにしても、久しぶりにサッカーで興奮した2時間だった。
 13日、菅首相が出身地の山口県宇部市を訪問している。首相就任6日目で郷里に錦を飾ったのに、報道は地味な扱いであった。
 15年ぶりに叩き上げのトップリーダーが誕生し、その人が凱旋したのに、である。特に、小学校時代の教師をお見舞いしたことは、とても素晴らしい、人間味あふれる姿であり、多くの人に知らしめて良い話である。テレビでかつての恩師が菅首相誕生に手を合わせて喜んでいた姿を何回も拝見し、私も感激したものである。
 人間、人として忘れてはいけない恩、情、心ある行為は、大いに見習うべきである。この点だけでも、菅首相に期待する人は多いことだろう。
 今国会の会期も明日一日。しっかり緊張感を持って対応して行くことにする。


本日受領した政府答弁書4件
bP86 外務省によるNGO・NPOへの支援に関する質問主意書
bP87 在ウズベキスタン大使館に配置され所在がわからなくなった日本画に係る外務省の調査に関する質問主意書
bP88 外務省が公表した「外交文書の欠落問題に関する調査委員会」の調査報告書に関する質問主意書
bP89 2010年5月16日の日韓外相会談に関する第3回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2010年6月14日(月)

鈴 木 宗 男

 小惑星捜査機「はやぶさ」が数々のトラブルを克服し、7年振りに帰還した。日本の高い技術を世界に示した快挙である。
 月より遠い天体に着陸し、地球に帰ってくるのは歴史上初めての事である。7年60億qという、全く想像もつかない距離は、月への往復約8000回に相当すると言われるが、益々分からなくなる総距離である。
 この「はやぶさ」の7年を振り返ってみると、人生と重ね合う。それは通信が途絶し行方不明になったり、主エンジンが故障したり、予期せぬ計算外の大トラブルが発生し続ける中、けなげに飛行を続け、無事帰ってきたという点だ。人生も思い通りには行かない。
 「はやぶさ」もそうだった。しかし、諦めないで目的・目標に向かって頑張ったのである。「はやぶさ」の帰還は多くの人に勇気や希望を与えるものと考えるのは私だけではないだろう。
 宇宙航空研究開発機構の皆さんはじめ、関係者のご努力に心から敬意を表したい。そして、努力し、頑張り、しっかり成果をあげた将来の日本の為になる組織には、予算等、国としてきちんとサポートすべきである。
 応用技術世界一と言われる日本が、久々に世界にその存在感を示した出来事を称えてやまない。
 今国会は、延長しないで16日の会期内で閉じる事が決まった。本日は衆議院で代表質問が行われたが、参議院選挙を意識しての質問であり、生産性のある話はなかった。
 菅政権がスタートし、本会議場の議席も一部変更があり、私の隣の席は、鳩山由紀夫前首相である。質問者や、首相の答弁について私から話を振ると、鳩山前首相は淡々とそして広い心で反応してくれた。鳩山前首相の人間味を感じながら、昭和61年、鳩山前首相が初めて衆議院選挙に立候補した際、いの一番に応援に駆け付けた事なども思い起こす。巡り合わせに感謝したい。
 東京も小雨が降り、梅雨入りの感じである。暑い夏の闘いになる。


本日提出した質問主意書3件
bP98 鳩山由紀夫内閣における外務省によるワインの購入等に関する再質問主意書
bP99 2010年5月28日の日米安全保障協議委員会における普天間飛行場移設問題に係る日米共同発表に関する再質問主意書
bQ00 我が国の調査捕鯨活動に対するオーストラリア政府による国際司法裁判所への提訴に関する再質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2010年6月13日(日)

鈴 木 宗 男

 菅首相が11日、所信表明演説で財政再建のため、全党参加の「財政健全化検討会議」をつくり、国民的議論をしようでないかと提案し、波紋をよんでいる。
 自民党の谷垣総裁は12日、青森で「民主党のマニフェストは無駄を削れば財源が出てくる前提で組み上がっていた『マニフェストはダメでした』とはっきり言ってもらわないと財政再建もへったくれもない」と述べ、事実上参加を拒否した。
 公明党の山口代表も同日、静岡市内の街頭演説で「消費税を4年間上げないと菅首相も言っていた。赤信号を灯しておいて(与野党協議をしようと)バカな事を言ってはいけない」と批判した。(読売新聞2面)
 それぞれの立場を主張したものだが、増税の議論の前に国会議員、国家公務員の特権・無駄をなくさないと菅首相の提案も絵に描いた餅になる。
 まずは、国民から選ばれた国会議員の経費削減、ボーナスゼロ、300の小選挙区を200にし、100人の定員削減、参議院は人口100万人に一人の、125人にし、117人の削減等自ら身を削り、血を流すことである。
 国家公務員も国が大変な赤字で困っている時、4.5カ月分のボーナスを貰うことは民間会社では考えられない事である。徹底して、国会議員、国家公務員にメスを入れてから国民に問いかけることが手続きである。国民から選ばれた国会議員は、自ら実践してはじめて国民も理解してくれるのである。
 この点、菅首相の強力なリーダーシップが求められる所である。又、機密費の公開もして、国民に透明性をはかることも大事である。国民の汗と涙の結晶である尊い税金の使い道を明らかにすることにより、国民は更に目を向けてくれる。
 私はこうした主張をこれまでもしてきたし、これからもしていく。読者の皆さんも、是非ともご理解頂きたい。
 6時55分発で旭川に飛び、10時から陸上自衛隊第2師団創立60周年・旭川駐屯地開設58周年記念式典に出席し挨拶する。素晴らしい好天のもと多くの人が駆けつけての盛大な式典となった。あらためて自衛隊の皆さんに敬意と感謝を申し上げたい。
 旭川から車で網走に向かい会合をし、16時から釧路で北海道第7選挙区の民主党、新党大地との合同政策懇談会に出席。釧路・根室管内の市町村長さん、水産物流・加工団体の関係者から、来年度予算要望、現下の諸問題について意見交換する。
 政権与党になると、おのずから対応も違ってくる。相手側の目線も変わってくる。政治は生きものである。菅総理のもと、地方の声を大事にする政治の実現を目指していく。





「民主党・新党大地釧根地区政策懇談会」

2010年6月12日(土)

鈴 木 宗 男

 今日の朝刊各紙1面は、昨日の菅首相の所信表明演説を扱っていない。民主党の参議院選挙公約が一面を飾っている。
 6月24日公示、7月11日投票日と決まった以上、もはや選挙モード一色であろう。
 菅首相になり、世論の流れは大きく変わった。勢いが出てきた民主党である。この風を活かし、更に政策で国民に安心感を与えることが勝利への近道である。
 投票日まで一ヶ月となった。時間との闘いである。新党大地としても、全国比例区では民主党公認の八代英太先生の必勝に向け、全力を尽くす。あわせて郵政研、郵便局長会の皆さんが応援する長谷川憲正さんの再選も勝ち取らねばならない。北海道選挙区は徳永エリさんを何としても押し上げていく。
 何かしら自分の選挙の様にすら感じる、今回の参議院選挙になってきた。しっかり責任を果たして参りたい。
 昼、仙台に来たついでに両親の親戚に集まってもらう。久しぶりの再会に皆さん喜んでくれる。父親の実家にお参りすることもできた。
 父も母も亡くなってしまったが、ご縁だけは大事にしていきたい。父方も母方もルーツは宮城県であり、身近な地である。
 16時半から宮城県経営者協会登米支部第15回総会に講師として招かれる。6年前、青年会議所に呼ばれ、当時の方々が卒業され、今は経営者協会のメンバーになっている。
 これも人生の巡り合わせ、出会いである。親のご縁に感謝しながらの、今日一日であった。

2010年6月11日(金)

鈴 木 宗 男

 13時からの本会議で、菅直人首相の所信表明演説が行われた。
 私は外交関係、特に日ロ関係についてどんな話をするのかと注目していた。菅首相は次の様に述べていた。

 日露関係については、政治と経済を車の両輪として進めつつ、最大の懸案である北方領土問題を解決して平和条約を締結すべく、精力的に取り組みます。

 鳩山前首相の表現と近いものだったが、もう一歩踏み込んで、クレムリンに届く表現にしてほしかった。秋の臨時国会での演説を待ちたい。
 また菅首相は、普天間問題について

 普天間基地移設問題では先月末の日米合意を踏まえつつ、同時に閣議決定でも強調されたように、沖縄の負担軽減に尽力する覚悟です。

 と述べている。
 鳩山前首相が辞任する大きなきっかけとなったのがこの問題である。日米合意の踏襲を言う前に、まずは沖縄県民の理解を得ると言うのが先ではないか。
 普天間移設問題はこれからも大きな課題である。念には念を入れて、何よりも沖縄県民の思い、心を大切にして戴きたい。
 毎週楽しみにしている佐藤優さんの東京新聞での連載「本音のコラム」は、今週は「琉球処分」というタイトルである。今週も非常に興味深い内容であるので、以下、全文をご紹介したい。

 4日、国会で首相に指名された後の記者会見で菅直人民主党代表は、「 数日前から『琉球処分』という本を読んでいるが、沖縄の歴史を私なりに理解を深めていこうとも思っている」と述べた。
 筆者は、菅首相が言及した本は、沖縄初の芥川賞作家・大城立裕氏の名著『小説琉球処分』(講談社、1968年)であろうと推定している。「沖縄の心」を知るための必読書だ。
 一般にはあまり知られていないが2006年11月鈴木宗男衆議院議員(新党大地代表)が質問主意書で琉球処分に関連する政府の認識を質している。「政府は、一八六八年に元号が明治に改元された時点において、当時の琉球王国が日本国の不可分の一部を構成していたと認識しているか」という鈴木氏の質問に対し、小泉純一郎首相は閣議了解を得た答弁書で「沖縄については、いつから日本国の一部であるかということにつき確定的なことを述べるのは困難であるが、遅くとも明治初期の琉球藩の設置及びこれに続く沖縄県の設置の時には日本国の一部であったことは確かである」と回答した。
 これが自民党政権時代の日本政府の公式見解だ。沖縄はいつから、どのような経緯をたどって日本の一部になったのか。この問題と真剣に取り組むことが菅新政権が沖縄との信頼を回復する鍵になる。


 私は5年前に琉球処分に関する質問主意書を出したが、普天間問題に絡み、今一度歴史を考える機会が出てきた巡り合わせをしっかり活かすことが、沖縄県民の理解を得る一つの道ではないかと思う。
 この点、菅首相は勿論、仙谷官房長官、官房副長官も、沖縄と心を込めて向き合ってほしい。


本日提出した質問主意書2件
bP96 沖縄県における県民大会に係る外務省の情報収集等に関する再質問主意書
bP97 かつて在モスクワ日本国大使館に存在していたとされる裏金組織「ルーブル委員会」に係る外務省の調査に関する再質問主意書

本日受領した政府答弁書6件
bP80 1972年の沖縄返還時における原状回復補償費の肩代わりに係る密約に関連した判決への外務省の対応に関する再質問主意書
bP81 鳩山由紀夫内閣における外務省によるワインの購入等に関する質問主意書
bP82 かつて在モスクワ日本国大使館に存在していたとされる裏金組織「ルーブル委員会」に係る外務省の調査に関する質問主意書
bP83 検察庁による定例記者会見の開放に関する第三回質問主意書
bP84 2010年5月28日の日米安全保障協議委員会における普天間飛行場移設問題に係る日米共同発表に関する質問主意書
bP85 沖縄県における県民大会に係る外務省の情報収集等に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2010年6月10日(木)

鈴 木 宗 男

 今日の読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞、共同通信社が菅内閣発足による緊急世論調査を行い、その数字が出ている。


 わずか10日足らずの間に大変な変化である。政治は人という国民の思いが伝わってくる。この世論をしっかり受けて菅首相には、叩き上げの普通の人としての心をもって、日本丸を引っ張っていって欲しい。菅首相の発信力、突破力に期待する人は多い。
 14時から民主党本部で安住淳選対委員長と会談し、選挙協力について協議する。「北海道選挙区において新党大地は民主党公認の徳永エリさんを推薦し、必勝に向けて全力を尽くす。
 全国区比例選挙は民主党公認の八代英太さんを支援する。新党大地の支部並びに鈴木宗男の全国各地の後援会は民主党候補の当選に向けて協力する」という約束をかわす。一生懸命全力で闘って良い結果を出したい。
 昨年8月の衆議院選挙を想い出させる雰囲気になってきたが、この一ヶ月、油断なくしっかり連携して北の大地・北海道から参議院の安定多数実現に向け、闘っていく。
 18時半から札幌で松山千春さんの春のコンサート最終日、いつもの通り駆けつける。松山さんとは良く連絡を取り合っているが、やはりステージでの松山さんの存在は偉大である。良き「心友」に恵まれたことにただただ感謝の気持ちで一杯だ。
 「人生出会い」何と良き巡り合わせ、ご縁かとこの厳粛な事実を私は忘れたことはない。今夜も最後に千春さんからステージに呼ばれ、いつもの掛け合いをする。
 春のコンサートも無事終え、私もホッとする。何と言っても身体あってのことだから、今夜もチーの絶妙のトークと歌に、しばし酔いしれる。有り難い限りである。


本日提出した質問主意書2件
bP94 琉球王国の地位に対する菅直人内閣の見解に関する質問主意書
bP95 政治資金規正法改正に向けた菅直人内閣の見解に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2010年6月9日(水)

鈴 木 宗 男

 障害者団体への郵便料金割引制度を悪用した不正事件で逮捕された厚生労働省元係長の上村勉氏は、初公判で「偽証明書は自分1人で作った」と述べている。
 検察は厚労省元局長の村木厚子氏との共謀としていたが、これまでの村木元局長の公判からして、検察の一方的なでっち上げであることが段々と明らかになってきた。
 検察の密室での誘導、誤導により、また強圧的な取調べにより作られる供述調書の危うさが、またまた明らかになってきた。
 私の場合も、「やまりん事件」、「島田事件」、「議院証言法違反」、「政治資金規正法違反」は、全て検察のシナリオ、ストーリーによるものである。
 今になってやまりん関係者、島田関係者も「ワイロは持っていっていません」、「検察に言わされました」、「検察の誘導に従いました」と述べている。
 権力の怖さをまざまざと知らされる。同時に、こうしたやり方が冤罪を生んでいると考える。
 一日も早く、取調べの全面可視化を実現しなくてはいけない。読者の皆さんも、真の公正、公平の観点からも、よく見守って戴きたい。正直者が馬鹿を見る社会にしてはいけない。
 この点も、菅新内閣は権力に対して、明確に堂々と国民目線で対処していくことが求められている。いや、そのことに期待している国民が多いことを認識すべきだ。
 荒井大臣の事務所費問題が夕刊に出ているが、少し騒ぎすぎではないだろうか。もっと冷静に、事実関係をよく精査して扱うべきではないのか。
 最初に金額ありきで、そのまま一方的な視点で決めつけられると、事実関係を明らかにしても別の受け止め方をされてしまう。
 是非とも報道は真実のみを知らせて戴きたいものである。


本日提出した質問主意書2件
bP92 我が国が抱える領土問題に対する鳩山由紀夫内閣の見解に関する再質問主意書
bP93 菅直人内閣における行政刷新会議による無駄の排除に関する質問主意書

本日受領した政府答弁書4件
bP76 厚生労働省の郵便制度悪用・文書偽造事件に係る検察官の取調べに関する質問主意書
bP77 いわゆる袴田事件に関する第3回質問主意書
bP78 我が国が抱える領土問題に対する鳩山由紀夫内閣の見解に関する質問主意書
bP79 我が国の調査捕鯨活動に対するオーストラリア政府による国際司法裁判所への提訴に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2010年6月8日(火)

鈴 木 宗 男

 枝野幸男民主党幹事長が昨日の就任記者会見で「企業・団体献金について、個人として一切受け取らない」と明言している。国民にとって、極めてわかりやすい決断である。
 鳩山前首相も小沢前幹事長も、企業・団体献金の禁止を言っていたが、民主党内で受け入れてもらえなかった。ここは菅代表―枝野幹事長ラインで、枝野幹事長個人が企業・団体献金を受け取らないとするのではなく、民主党全体として禁止することを国民に約束するのが、政治の信頼回復に大きく寄与し、貢献することになるのではないか。
 今まで野党だったからマスコミからも批判されてこなかったが、政権与党になり、政策決定に一定の発言力を持ち、影響を与え得る立場になれば、労働組合の政治団体からの献金も色メガネで見られる様になる。企業献金も同様である。
 あわせて、国民の税金からの政党助成金を廃止することも考えて戴きたい。
 税金のかからない政治資金である。個人献金、パーティーで十分やっている。現に私は、企業献金も団体献金も、そして政党助成金も受け取ることができない。しかし、個人の努力、人間関係で、人並みに政治活動をすることができている。
 余計な揣摩(しま)憶測(おくそく)を呼ばない為にも、企業・団体献金の禁止を断行して戴きたい。そうすれば、国民世論は更に評価をしてくれることだろう。
 菅内閣の陣容も決まり、いよいよ新政権のスタートである。各国務大臣は「自分が菅総理を支えていくのだ」という強い意志と思いを持って、職責を(まっと)うして戴きたい。24時間、国務大臣であるという責任感を忘れないで、菅総理を支えて戴きたい。
 今日、6月8日は大安。また八の字は「末広がり」で縁起が良い。何となくワクワクする様な、菅内閣のスタートである。
 その前途に栄光あれとお祝い申し上げたい。


本日提出した質問主意書2件
bP90 菅直人内閣における内閣官房機密費の改革等に関する質問主意書
bP91 総務省行政評価機能強化検討会における検察庁の裏金問題についての調査に関する第3回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2010年6月7日(月)

鈴 木 宗 男

 報道各社の緊急世論調査によると、菅直人首相の支持、民主党への期待感が数字となって出ており、V字型での回帰と言われている。
 国民の政治に対する関心の高さと受け止め、しっかり国民の目線に立って、生活者第一の原点に帰って政策展開をすることにより、これからの安定した支持へと繋がっていくのではないか。
 それにしても、「この変化は何なのか」と驚きを感じざるを得ない。国民の敏感な反応を多として、政権交代の意義を訴え、国民への約束を実行していくことが一番である。
 16時からの民主党の両院議員総会で、枝野幸男幹事長、玄葉光一郎政調会長、樽床伸二国対委員長の就任が了承された。大幅な若返り人事であり、これも国民の理解を得られることだろう。
 マスコミ的に“小沢色・小沢系排除”とよく報道されているが、かつての自民党の派閥抗争を見てきた者として、民主党はスマートに、そして大人のルールを持って、時には多少のぶつかり、駆け引きがあっても、上手にソフトランディングを図ってきていると感じる。
 民主党の歴史は浅く、それ故に時に対立している様に見えるが、議論をしたり、シンパを増やしたりするのは、民主主義の基本であり、何も騒ぎ立てることではない。あわせて、権力を持った側の宿命とも言える話題であり、あまり神経質になることではない。
 いずれにせよ、来月は参議院議員選挙である。ここで結果を出すことによって、また新しい流れが作れる。勝つことが一番である。
 18時から私の福井後援会の会合。500人もの人が駆けつけて下さる。
 7月の参院選で福井県選挙区から立候補する民主党公認の「いのべ航太」氏を宜しくお願いする。
 昨年の選挙で、福井県は小選挙区で1、2、3区全部自民党が勝ってしまった。あれだけ全国的に民主党の勢いがあったのにもかかわらず、福井は別だった。
 参院選で福井県選挙区での勝利が、民主党にとって極めて大きな意義を持つ。私も福井後援会の皆さんに、よくよく「いのべ航太」氏への応援をお願いする。
 時機を得た、インパクトのある会合だった。


本日提出した質問主意書2件
bP88 外務省が公表した「外交文書の欠落問題に関する調査委員会」の調査報告書に関する質問主意書
bP89 2010年5月16日の日韓外相会談に関する第3回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2010年6月6日(日)

鈴 木 宗 男

 報道機関の世論調査では菅首相が首班指名を受けて3日目で大変な勢いで支持が上がっている。
 就任したばかりで、まだ何もしていないのに国民のこの反応は何なのだろうか。それだけ鳩山政権に悲観・否定的だったのか。世論とは怖いものである。同時に生活の不満がすべて政治に向けられると、このように敏感な判断をしてしまうのか。与党の一員としては、歓迎すべき事だが、逆も又ある事を考えると、やはり緊張感を持って政治に取り組んでいかなくてはならない。
 4日夕方、岡田外相は記者会見で、2001年の情報公開法施行前、外務省で「日米密約に関する重要文書が破棄された可能性がある」とする調査報告書を発表しているが、「何かしら政権交代のドサクサまぎれの発表ではないか。」と言った声が多数寄せられる。
 3月19日の外務委員会で、東郷参考人に対し、外務委員長たる私が、質問した際出てきた東郷発言である。民主主義は手続きが一番であり、そして中身だ。
 「外務委員長はじめ、外務委員会に報告するのが先で、記者会見はそれからが順序ではないのか。立法府軽視もはなはだしい。」と言ってきた人もいる。与党、政権側の経験がないところに、官僚のシナリオに乗っているのか、乗せられているのか。岡田外相の能力を知る者として、岡田外相の指導力、思いがもっと生かされて良いと思うのは私だけだろうか。
 折角の逸材が官僚によって埋もれていくのは忍びない。岡田外相には、新政権でも留任するのであるから、自信を持って自分の立ち位置を示して欲しいものである。
 4日釧路、5日帯広、札幌を回り、今日は札幌から渡島管内八雲町を回ったが、北海道もやっと初夏の感じである。何とも言えぬ陽光をいただきながら、「大地に還り、大地に学ぶ」新党大地の理念が口をついて出る。自然によって、大地の恵みによって生かされてる事に、つくづく感謝したい。これからが、北海道のシーズンであり、出番である。

2010年6月5日(土)

鈴 木 宗 男

 昨夕、17時から6月大地塾例会を釧路管内弟子屈町川湯温泉で開く。道東各地から大勢の人が参加して下さった。
 14時から首班指名の衆議院本会議があったので私が川湯に着いたのは20時近くなったが、皆さん待っていてくれる。仲間とは有難いものである。
 菅新首相について出席者の反応はすこぶる良い。歯切れの良い発言、たたき上げの市民、国民感覚、官僚と渡り合ってきた過去の実績等、期待感はとても高かった。私も現時点での最善、最良の選択を民主党はしたと評価しながら与党の一員として、一日も早く安定政権にしなくてはならない。
 その為には、参議院選挙で勝利しなければならない。菅新首相の突破力で新しい流れが作られると思う。
 昨日の菅新首相の記者会見の中で、鳩山首相からの引き継ぎで、日米・日中・日韓関係の重要性について触れていたが、日露が出て来なかった。鳩山首相が日露について引き継ぎをしないとは考えられないので、菅新首相がメモするのを忘れたのか、鳩山さんがうっかりして言わなかったのかのどちらかだろう。
 北海道、日本にとり、北方領土問題、平和条約交渉は大きな、関心事であり、新政権においても鳩山前首相の政策を引き継ぐと言っているが、しっかりと日露関係の前進を図ってもらいたい。
 8時半から釧路管内弟子屈町での摩周湖クリーンウォーク。1年に1回町民あげてのゴミ拾いである。
 新党大地も5年前から摩周湖周辺で大地塾に併せてゴミ拾いをしているので今年は町の行事に参加する。
 ゴミを拾う事も大事だが、ゴミを捨てない心を持つ事の大事さを開会の挨拶で言わせて戴く。
 昼、帯広に入り、後援会の一つである青空会の野遊会。好天に恵まれ、皆満足、満腹の様子であった。
 13時34分帯広駅発で札幌に向かい、16時から夏の参議院選挙北海道選挙区から立候補する徳永エリさんの連合後援会結成総会に出席し激励する。
 新党大地は北海道選挙区は徳永エリさんの必勝に向けて全力を尽くす。徳永さんが一生懸命頑張っているので応援のしがいがある。
 ここは二人三脚で乗り切っていく。


「町川副代表の講演」


「懇親会」


「摩周湖クリンウォーク開会式」


「参加者と」


「ゴミひろい」


「4月17日『北海道セミナー』において徳永エリさんを、新党大地
は推薦することを発表し、本日、推薦状をお渡しいたしました」


「徳永エリ連合後援会結成総会にて」

2010年6月4日(金)

鈴 木 宗 男

 民主党代表に菅直人代議士が選出され、菅新代表は14時に開会された衆議院本会議で、第94代内閣総理大臣に就任した。
民主党の中で、存在感、経験、発信力からしてベストの選択であった。
 橋本龍太郎首相から鳩山首相まで、この15年間世襲政治家であった(森首相については、お父さんは町長さんで国会議員ではなかったが、政治家一家という広い意味で使わせて戴く)。
 菅さんは叩き上げであり、生活感のある、国民・市民目線での政治を展開してくれるものと期待したい。何よりも菅さんのセールスポイントである突破力を活かし、元気の出る、希望の持てる日本へと引っ張っていってほしい。
 今日の東京新聞の「こちら特報部」に、佐藤優さんの「本音のコラム 官邸 機密費の闇」が掲載され、みんなの党の江田憲司議員のことについて書かれている。
 とても興味深いので、全文掲載させて戴く。

 筆者は情報業務についていた関係で、機密費(正確には報償費)を用いて仕事をしたことが何度もある。機密費は領収書や伝票などの証拠書類がいらないので、要人の買収、いかがわしい接待で相手の弱味を握るなどどのようなことにでも使うことができる。
 筆者が初めて内閣官房機密費をもらったのは1997年、江田憲司首相秘書官(当時、現衆議院議員・みんなの党)からだった。江田氏から「モスクワに出張する前に(首相)官邸に顔を出しなさい」と言われていたので、挨拶に行った。1階の会議室に案内された。江田氏はポケットから白い封筒を出し、「これを使って」と言って差し出した。筆者は「ありがとうございます」と礼を言い、封筒を鞄に入れた。封筒には30万円が入っていた。
 このとき江田氏が「官邸にきて初めて知ったけれど、外務省は裏のカネをたっぷりもっている」と言っていたことを鮮明に記憶している。今になって思うと外務省から官邸に秘密裏に上納されていた機密費のことを江田氏は示唆していたのだ。
 江田氏は機密費の闇について知る生き証人だ。普天間問題で窮地に陥った現官邸が沖縄の分断工作に機密費を用いることを牽制するために、江田氏が機密費について知る真実を国民の前に明らかにすることがみんなのためになると思う。

(6月4日付東京新聞朝刊25面)

 総理秘書官、しかも政務秘書官は、機密費に触ることができる立場にいる。是非とも江田さんには、国民の税金を何に、どの様に使ったのか、知り得る情報を国民に公開する責任を果たしてほしい。きれいごとを言う前に、正直に事実を国民に示すことが、みんなの党のためにもなるのではないか。
 佐藤優さんは今や当代一の人気作家であり、社会的に影響力をもつ人である。ここは江田さんの出番である。
 佐藤さんとの直接対話を公開の場でしたら、大変な話題になることだろう。国会議員である江田さんには、公人としての立場から、是非とも説明責任を果たして戴きたいものである。


本日提出した質問主意書2件
bP86 外務省によるNGO・NPOへの支援に関する質問主意書
bP87 在ウズベキスタン大使館に配置され所在がわからなくなった日本画に係る外務省の調査に関する質問主意書

本日受領した政府答弁書6件
bP70 鳩山由紀夫内閣における外務省在外職員の健康管理休暇制度に係る改革に関する再質問主意書
bP71 鳩山由紀夫内閣における外務省在外公館派遣員制度に係る改革に関する再質問主意書
bP72 元内閣官房長官が内閣官房機密費の具体的使途に言及した件に係る平野博文内閣官房長官の見解に関する第3回質問主意書
bP73 2010年5月16日の日韓外相会談に関する再質問主意
bP74 日本駐留米兵の裁判権に係る日米密約についての外務省の説明等に関する質問主意書
bP75 検察審査会に関する第3回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

2010年6月3日(木)

鈴 木 宗 男

 民主党代表選挙、いよいよ明日である。
 民主党代議士から色々情報が入る。また、相談もある。
 一つ言えることは、私が自民党にいた時代の総裁選挙に比べると、民主党代表選挙は紳士的でおとなしい感じがするということだ。したたかに激しい総裁選挙をやり、生き残った者が総理総裁になった自民党と、静かに粛々(しゅくしゅく)と選ばれる民主党の代表。
 この差が、自ずと国会等での言葉の表現の違いとして出てくるのかもと受け止めるのは、私だけだろうか。
 とにかく明日には民主党の新代表が決まる。そこからが新しいスタートである。


本日提出した質問主意書2件
bP84 2010年5月28日の日米安全保障協議委員会における普天間飛行場移設問題に係る日米共同発表に関する質問主意書
bP85 沖縄県における県民大会に係る外務省の情報収集等に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2010年6月2日(水)

鈴 木 宗 男

 8時からの外務副大臣主催の外務省政策会議で、岡田外相から普天間問題等、最近の外交案件の説明を受けていたところ、8時半、本日の衆参両院の委員会質疑は行わないとの幹事長指示が入ったと連絡を受け、すぐさま10時から民主党の両院議員総会が開かれると聞かされる。
「鳩山首相は辞任する」と一瞬脳裏をよぎった。しかし昨夜、更には一昨日の三者会談でも粘った鳩山首相である。ここは裂帛(れっぱく)の気合で、両院議員総会でご自身の考え、決意を披歴(ひれき)するのかもと考えたが、やはり鳩山首相は、大所(たいしょ)高所(こうしょ)に立った大きな決断をなされた。
 昨年8月30日、国民の圧倒的支持を受け、選挙に勝利し、歴史的な政権交代を成し遂げ、9月に鳩山内閣がスタートした。鳩山内閣は極めて高い支持率を誇り、国民の大きな期待があった。
 8か月半での退陣を、あの当時誰が想像したであろうか。政治の世界、まさにわからないものである。
 しかし、「北海道から初の総理大臣」、「北海道からチェンジ」を訴え、それを実現することができ、鳩山首相就任後、月に1、2回、定期的に協議し、北方領土問題、普天間問題、政局等に私なりのメッセージを伝えてきた。
 私としては、鳩山首相の手で日露の平和条約交渉が進み、鳩山首相でしか北方領土問題は解決できないと信じていた。この点、残念である。
 また仕切り直しとなってしまったが、次期首相も鳩山首相の思いをしっかり受け止め、日露関係を考えて頂きたいものである。
 鳩山首相は政権交代を成し遂げ、間違いなく歴史の1ページを切り拓いた。このことは厳粛(げんしゅく)な事実である。
 今後はこれまでの経験を生かし、一段高い目線で、政治のあるべき姿を指導して頂きたいものである。
 政治は時に、権力闘争である。4日に次期民主党代表が決まるが、国民は固唾(かたず)()んで見守ることだろう。


本日提出した質問主意書2件
bP82 かつて在モスクワ日本国大使館に存在していたとされる裏金組織「ルーブル委員会」に係る外務省の調査に関する質問主意書
bP83 検察庁による定例記者会見の開放に関する第三回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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2010年6月1日(火)

鈴 木 宗 男

 今日から6月、早いものである。
 子ども手当の支給が7町村で始まり、東京は4日以降と夕刊に出ている。
 民主党の目玉政策であった子ども手当である。少しでも夢を与える、明るい明日に繋がることを願ってやまない。
 石垣島で口蹄疫に感染した疑いのある牛が一頭見つかったとの報道があり、びっくりする。
 10年前も宮崎で口蹄疫が発生し、北海道でも発見された。今回は南に拡がってしまったのか。とにかく早く隔離・遮断し、万全の防疫体制を取らなくてはいけない。
 宮崎も沖縄も観光県である。風評被害はあってはいけない。行政の名において、しっかり対応することが一番である。
 18時からの鳩山首相、小沢幹事長、輿石参議院議員会長との会談は、約30分に及んだ。選挙を控える議員の皆さんの声、また鳩山首相の思いを受けて、高度な政治判断をすべく、議論がなされたのだろう。
 議論に議論を重ね、そこで得た結論にはお互い責任を持つ、これが民主主義の基本である。責任ある地位に就いている人が顔を合わせ、話し合うことは、良いことである。
 これからも継続して意見交換をしていくそうだが、より良い方向に向け、収れんされていくことだろう。


本日提出した質問主意書2件
bP80 1972年の沖縄返還時における原状回復補償費の肩代わりに係る密約に関連した判決への外務省の対応に関する再質問主意書
bP81 鳩山由紀夫内閣における外務省によるワインの購入等に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

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