| 月刊 政視会報7月号 | |
| 「歴史と政治の戯画」 高村左文郎 | |
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デッチあげ検察ファッショに命絶たれ 斉藤 実 西園寺は犬養の後継者に政党人を推さず、海軍大将の斉藤が総理になった。 斉藤は政務をよくこなし、順調に過ぎた。ところが帝人事件が起きた。 台湾銀行と帝人を巻き込んだ汚職が新聞に連日のように報道された。 そして閣僚の高橋是賢が金を受け取ったという供述調書が示されるにいたって、斉藤は辞職を決意した。しかしこの事件がデッチあげで、第一審で、 三十数名の被告人全員が無罪になった。検察は控訴しなかったので、確定した。 この事件は司法内部の勢力争いと、マスコミに踊らされた検事が血気にはやって、 強制誘導によってえられた自白を基にして事件にされたのである。 議会では検察ファッショの質問が相次いだが、その体質は今もなお改まっていない。 |
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検察の暴走 総理の逮捕劇 芦田 均 芦田は知的な政治家であった。憲法九条に自衛権を放棄させないと改正させている。 この芦田が収賄で逮捕されて、起訴されたのである。同じく、副総理の西尾末広や大野伴睦も同じ憂目を見た。しかし全員無罪になった。当時の裁判官は検察の立証の虚構を見抜いた。その後の裁判は裁判官の資質の低さからか、チェック機能を果たしていない。日通事件の池田正之輔、ロッキード事件の田中角栄、 リクルート事件の藤波孝生の事件は、検察官が筋書きを作り、強制誘導によって自白を引きだし証拠としてるのに、それを見抜く眼力が欠けているのである。 鈴木宗男が現在裁判にかけられている。マスコミの報じているのを見ると、大変な悪人である。それが事実としても、刑事的に事件になるかならないかは 別物である。全貌が明らかになっていないので即断はできないが、五百万円、八百万円という金額、しかも後者は二百万円づつ四年に分けて受け取り、 政治献金として適法に処理されているのを見ると、起訴には釈然としないものを覚える。 【月刊 政視会報7月号】 より抜粋 |
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