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日本がアルゼンチン・タンゴを踊る日
著者 B・フルフォード:米経済紙「フォーブス」東京支局長 |
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サハリンプロジェクトと鈴木宗男
ブッシュの来日後、日本の安全保障問題で懸念すべき重大な問題が起こった。それは、北方領土問題で日本の政治家としては唯一ロシアに食い込んでいた鈴木宗男の失脚である。 彼の逮捕とともに、外務省きってのロシア通と言われていた佐藤優という有能な外交官も失脚、逮捕された。 (省略) ロシア人のコンサルタントは、「日本人のビジネスは子供みたいだ」と言い放った。進出してくるときは、日本の政治家の紹介状を携え、ロシアの高官への表敬訪問から始める。しかし、実際に商売が始まると、契約書のあいまいさなどからトラブルに巻き込まれ、結局は失敗してしまうケースばかりだというのだ。日本はこうした国際社会における大きなパワーゲームpower gamesに、完全に負けていると痛切に思った後の鈴木宗男の失脚である。私がその裏に、世界のエネルギーを支配するメジャーとアメリカ政府の策略を感じないと言ったらウソになるだろう。 もちろん、日本企業がサハリン進出につまずくのは、北方領土問題が絡むからである。しかし、日本が4島一括返還論にこだわる背後には、アメリカの思惑、陰謀がある。冷戦時代、2島返還で日ロが接近することを警戒したアメリカは、当時の国務長官ダレスによって、日ロが永遠に講和条約を結べないような罠を仕掛けている。こうして、領土交渉がもつれる間に、サハリンのビジネスチャンスはことごとく欧米に奪われる構図ができあがっている。 鈴木宗男が日本の国益に反したと、わずかな額の贈収賄で立件した検察と日本のメディアは、本当の国益がなんたるかも知らないのである。同じことは、日中が永遠に歩み寄れそうもない靖国神社の問題にも言えるのだ。 「日本人がアルゼンチン・タンゴを踊る日」 より抜粋 |
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