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今明かされる
永田町、霞ヶ関―、国家権力の中枢が震撼。
国家が本当に恐れたのは、この男だった!
8万5千部突破!
有能な外交官にして傑出した情報マン―。
国を愛し、国のために尽くしたにもかかわらず、
すべてを奪われた男が、沈黙を破り、
「鈴木宗男事件」の真実と、「国策捜査」の実態
を明らかにする。512日にも及んだ獄中生活
で構想を練り、釈放後一年以上をかけて執筆された、まさに入魂の告白手記。
各メディア注目、大絶賛!
「異能の外交官」の内幕手記
「異能の外交官」はこの一作で「異色のノンフィクションライター」に転身した。ソ連崩壊を挟む激動期のモスクワで新聞記者も顔負けの「夜討ち朝駆け」を励行、日本外交に数多くの有力情報をもたらした外務省元主任分析官、佐藤優氏だ。
(中略)
サスペンス小説タッチの軽妙な筆運びで、日本外交論、情報機関論、ロシア人論としても読ませる。日本にいかにイスラエルが重要かもよく理解できる。まずは現役の外交官諸氏にこそ偏見を捨てて読んでほしい。
正論調査室長 斎藤 勉
【産経新聞 平成17年4月11日】 より抜粋
外務省のラスプーチンの内幕手記
本書は512日間の独房生活をふくめた事件の回想録である。400ページにわたる詳細な記録は、異常なほどに迫力があった。
<申>
【日刊ゲンダイ 平成17年4月13日】 より抜粋
外交の大転換の裏面を描く
外務省は、途轍もなく優秀な情報分析官を失った。おかげで読書界は類い稀なる作家を得た。
(中略)
本書は、逮捕にいたる経緯と獄中生活(意外に美味な獄中食メニュー、心優しい看守たちや死刑囚たちの生態)、担当検事とのやりとり(裁量権の濫用によって無理矢理立件に持ち込んでいく空恐ろしさ)を克明かつユーモラスに綴った記録である。「毒蛇」田中真紀子と「サソリ」鈴木宗男の対決は、両者を駆逐するための官僚たちによる天才的権謀術数(なぜか外交にはまったく生かされていない)の結果なのだが、両者の追放とともに、省内で拮抗していた@対米忠誠派、Aアジア重視派、Bロシアその他の地域とのバランス重視派の三潮流の内、A、Bが封じられ@一辺倒になっていく。イラクへの自衛隊派兵、最近のロシア、中国、韓国、北朝鮮との関係悪化は、その帰結とも読める。著者は自己弁護や復習のためにではなく、あくまでの二十六年後に公開される外交文書との整合性を目論んで本書を記した。清々しい読後感は、この歴史に対する誠実さからくるのだろう。
評者・米原 万里(作家)
【読売新聞 平成17年4月17日】 より抜粋
協調から排外主義への転換の「国策捜査」
あの帝政ロシアの「怪僧」になぞらえられたというと、鈴木宗男元衆院議員と」結託して、日本の対ロシア外交を裏から操ろうとしたおどろおどろしい人物がイメージされる。だがその実像はどんなか。五百日余の勾留と懲役二年半(執行猶予四年)という一審判決を受けるにいたったその罪は一体何だったのか。
(中略)
案の定、著者は担当検事から「これは国策捜査なんだから。あなたが捕まった理由は簡単。あなたと鈴木宗男をつなげる事件を作るため。国策捜査は『時代のけじめ』をつけるために必要なんです」と告げられる。著者が再現する検事との駆け引きは、ドストエフスキーの『罪と罰』を彷彿とさせる。
評者 青木 昌彦 米スタンフォード大学名誉教授
【朝日新聞 平成17年4月17日】 より抜粋
田原総一朗のギロン堂
〜「汚れた鳩」から「きれいな鷹」の時代へ〜
いま、ジャーナリストたちの間で話題を独占し、売れ行きがすこぶる好調なのが「国家の罠」(新潮社)。著者で元外交官の佐藤優は、「すごい」という形容詞が当てはまる数少ない`情報のプロ`である。
(中略)
その佐藤が面白いことを言った。国民はきれいな鳩で、政治もきれいな鳩であることを望んでいる、と。もちろんハト派、タカ派のハトのことである。
そこからの佐藤の説明が面白い。「鳩」は通常の手段を使っても、権力など握れない。権力を取ろうとすれば、汚れるしかないというのだ。
(中略)
汚れた鳩。それが田中角栄、竹下登、金丸信、そして鈴木宗男に至る系譜を指していることは疑う余地はない。
「ところが」と、佐藤は言う。 国民は、初めのうちは、鳩が汚れるのは仕方がないと大目に見てきたが、だんだん汚れた鳩にうんざりしだした。拒否反応を覚えた国民は「きれい」な部分に重点を置く。「汚れた鳩」よりも、「きれいな鷹」を求めるようになったのだ。佐藤はそう指摘した。
鈴木宗男の逮捕、橋本龍太郎ら平成研究会(旧橋本派)の幹部が絡む日歯連(日本歯科医師連盟)からの1億円のヤミ献金問題などで、「汚れた鳩」は沈んでいった。
代わりに浮かび上がったのが「きれいな鷹」。小泉純一郎、それに続く安倍晋三ら高い支持率を誇る政治家たちである。
確かに、時代が「汚れた鳩」から「きれいな鷹」に移り変わったということなのだろう。
佐藤はさらに鋭い指摘をした。「汚れた鳩」がいなくなって、次に汚れるのは鷹であるが、「汚れた鷹」ほど危険極まりない存在はないというのである。
【週刊朝日 平成17年7月15日号】 より抜粋
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